ビルの階段をのぼり、社の扉を開け、受付に行くと、女子社員(編集者?)の方が、怪訝な顔で出てきてくれた。ジャージパンツにマウンテンパーカーを羽織った30代の男。どこをどう見ても、会社の雰囲気ではない。急に気後れしつつも「関西から自転車できました。吉祥寺に行きたいので、道を教えてくださいませんか」と告げると、「お待ちください」と言い、彼女は奥に引っ込んだ。しばらくして、ツイードのジャケットを着た中年の男性が出てきた。スッと名刺を出され拝見すると、「ギョエッ!編集長さんやん!」。ビビリまくりながら「あの三ジャズ喫茶に行きたいんです」というような話(このあたり何を言ったかはっきり覚えていない)をすると、A4の紙に、説明しながら地図を書いてくれた。JAZZを聞きに東京へ9
偶然にも東京タワーに出会えたのだし、「せっかくだから上ってみよう」と思ってタワーに入った。「どうやって上るのかなあ?」と思案していると、土産物屋のおばさんが「1500円もするし、大したこと無いから、やめとき!」と、かなり強力にアドバイスしてくれた。私としては、初めての東京タワーだし、どれくらい大したこと無いか見たい気もしたが、そこまで言われると逆らうこともできず、「ありがとう~」と言って、外に出た。すると目に入ったのが、愛読している「スウィングジャーナル」の看板!!普段なら絶対こんな事はしないのだが、自転車旅行では少し人が変わる私。これから向かう吉祥寺への道が聞きたくて、スウィングジャーナル社の扉を開けた。JAZZを聞きに東京へ8
「ブログリーダー」を活用して、マルさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。