久々の「田中利典師曰く」は、〈蔵王供正行42日目「70歳のたなかりてんに会いたい…」〉(師のブログ2015.6.11付)である。師は東京で開催された奈良県寺社シンポジウム(有楽町の朝日ホール)で、唐招提寺・石田長老の謦咳(けいがいに)に接する。※トップ写真は利典師。奈良まほろばソムリエの会の講演会で(2024.6.9撮影)〈お坊様はこうでないといけない。賢しらに弁舌を並べたて、べらべらしゃべるより、ため息ひとつで皆をほっとさせ、癒やしと安心を与える、そういう境地にならないといけないなあ〉と思う。今年(2024年)、師は69歳となった。来年、師はどんなお坊さんになっておられるのだろうか。では、全文を紹介する。「70歳のたなかりてんに会いたい…」蔵王供正行42日目(6月11日)。曇りのち雨。今日の一日。5時に...田中利典師の「蔵王供正行/第42日70歳の自分に会いたい」