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  • 家庭の法と裁判52号 同族会社、面会交流、審判前の保全

    ・特集 家族経営会社の事業承継・株式評価・経営権 ・家族経営会社の代表者の死亡により生じる経営権紛争 ・東京高裁令和5年11月30日決定 別居夫からの面会交流申立。間接交流とした原審判を取り消し、試行面会して直接交流の可否を検討せよと差し戻し。ふきんを投げつけたり怒鳴ったりしたけど直接の暴力や合理的な理由のない暴言ないし継続的支配的な精神的暴力まではない、とか、人見知りなどの傾向があるけど保育園行ってるんだから何とかなるだろ、直接面会により妻の負担が増しても監護補助者いるからいいだろとか…、多少大変でもやればできるだろ!しのごの言わずヤレ感のあるマッチョな判示に思える。しかし、時流的にはこうな…

  • 医療判例解説112号 身体拘束・転倒転落、がんステージ進行による慰謝料

    ・さいたま医療訴訟連絡協議会 病院の安全管理責任~拘束及び拘束解除に伴う転落事案をもとに~ 身体拘束の3要件、判例上の扱い、事例。 ・東京地裁令和4年12月26日判決 肺がんの発見遅れによるステージ進行につき慰謝料200万円を認めた裁判例。発見が13ヶ月遅れたことによりステージⅡBがステージⅢAとなり、5年生存率が70.4%から49.7%となった。請求した慰謝料は500万円のところ認容は200万円。この紹介記事では触れられてなかったと思いますが同種先例としては、東京地裁平成18年4月26日判決(藤山裁判長)があり、肺がんの発見が11ヶ月遅れてステージⅠA72%がステージⅡB42%となったことに…

  • NBL1275号 家事IT化、弁護過誤

    ・家事事件手続IT化の実務解説 ・加藤新太郎「弁護士における依頼者の和解の意向確認義務」大阪高判令和5年5月25日(照会兼回答書に和解意向なしと記載(依頼者の意向確認せず)につき慰謝料10万円)。もとの事件は医療過誤事件。

  • 金融法務事情2243号 内部通報・公益通報

    内部通報制度の認知度・信用度向上に向けた取組み 消費者庁の実態調査を踏まえて

  • ジュディス・L・ハーマン「真実と修復 暴力被害者にとっての謝罪・補償・再発防止策」

    ・正義とはフェアネス justiceas fairness ・報復心を生むのは孤立と無力感 ・目的達成が「加害者の出方次第」であるうちには対面のやりとりは勧めない。もし対面まで進んだとしても、その第一の目的はあくまでも被害者が自分自身の声で語り、もう黙ることはないと宣言する点にあることを忘れてはいけない。 ・加害者を信用できないだけでなくて、謝罪の後にやってくるだろう和解の雰囲気が厭わしいからである。 ・近年あらわれた修復的司法のムーブメントは、加害者と被害者が面と向かって対話することを通じて、損なわれたものを回収しようとする。つまり罪を犯した人間がそれを認め、謝り、償い、そしてその先に許しと…

  • 2024年5月~9月まとめ

    ・春暮康一「一億年のテレスコープ」 繰り返されるコンタクト(クラッシュ)、そして閉じる環。スケールがすごい。 「そうできると知っていることが、それを実現させるでしょう」(オーラリメイカー) ・朝比奈秋「サンショウウオの四十九日」 ・松永K三蔵「バリ山行」 ・古川真人「縫わんばならん」、「風呂の順番」 吉川家サーガ! ・室橋裕和「カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」」 ・ハルノ宵子「隆明だもの」 ・加藤新太郎「四日目の裁判官」

  • 金融法務事情2239号 内部通報

    ・調査報告書から浮き上がる内部通報制度の問題点 企業不祥事における内部通報制度の実効性に関する調査・分析‐不正の早期発見・是正に向けた経営トップに対する提言

  • ジュリスト1601号 弾劾裁判、フリーランス法

    ・史上10件目の弾劾裁判は何を示したか ・令和6年11月のフリーランス法施行に向けて 政省令、ガイドライン等を踏まえて

  • NBL1271号 判例評釈

    ・判例評釈の読まれ方、書かれ方と実務・学術

  • 家庭の法と裁判51号 家族法改正、審理モデル

    ・特集 家族法改正 共同親権・養育費・親子交流等 ・「遺産分割における審判前の保全処分について」 ・「囲い込み」で鑑定困難な場合2例 東京高裁令和5年11月24日決定→鑑定なしで後見開始した原審判を取り消し、差し戻さず却下 東京高裁令和5年3月20日決定→鑑定できず却下の原審判を取り消し、差し戻し。長男が手続に協力しない場合はそのような事情も手続の全趣旨として斟酌し、鑑定不要と認定することも許されると。 ・「東京家裁人訴部における離婚訴訟の審理モデル」について

  • 判例タイムズ1521号 時間外手当

    ・残業代請求事件における「残業代論点シート」の活用 これシート自体は公表してくれないのだろか。 ・東京高裁令和5年6月13日決定 未成年者が監護親(母)の父母(未成年者の祖父母)と養子縁組したことにより、父が第一次的な扶養義務者でなくなったとして事情変更を認め養育費の定めを取り消した高裁決定(原審判を取り消し)。祖父母による未成年者の扶養を想定していたかについて、縁組当時、祖父76歳、祖母72歳であったこと、祖父母の収入資産の状況(不動産管理など)の評価が分かれたようです。

  • ジュリスト1600号 格差と経済法

    「労働問題・格差問題改善に経済法はどこまで貢献できるか」 独禁法の優越的地位の濫用禁止、下請法、下請ガイドライン、フリーランス新法 労務費の価格転嫁、公取委指針、光契約条例 ジェンダー・インクルーシブ競争法 女性オーナー企業の資金調達は「悲劇的に困難」、「女性起業家をめぐる日本の惨状」

  • 佐藤陽一「実践講座民事控訴審 元高裁判事による実務のマイルストーン」

    佐藤陽一「実践講座民事控訴審 元高裁判事による実務のマイルストーン」 - 弁護士ラベンダー読書日記

  • 家庭の法と裁判50号 婚姻費用、面会交流間接強制、再度の財産分与、非嫡出子の法定相続分、登記における住所秘匿

    ・東京高裁令和5年6月21日決定 妻からの婚費分担事件で、別居した夫婦間でのメッセージのやりとりで月額5万円の合意成立を認定して同額を命じた原審判を変更し、月額11万円を命じた高裁決定です。確定的な合意を認めるのは相当でなく暫定的に支払われる額について提案と承諾がなされたにとどまると。メッセージの具体的内容を見ると、原審判はこれで合意をとるんだ??と思いました。両当事者とも弁護士ついてなかったみたいなのにちゃんと抗告してこうなってよかった。 ・東京高裁令和5年1月17日決定 面会交流の間接強制と抗告審決定とか。 ・東京高裁令和4年3月11日決定 判決離婚で財産分与済みの元夫から元妻に対し、判決…

  • 判例タイムズ1520号 医療訴訟、和解メモ

    ・山川勇人「医療訴訟における迅速・計画審理の取組について」 ・大阪高裁令和5年5月25日判決 弁護士が控訴審の照会兼回答書で和解意向がないと回答する際に依頼者の意向を聴取しなかったことについて慰謝料10万円を認容(棄却の原判決を変更)。

  • 判例タイムズ1519号 DV法、面会交流、配偶者居住権

    ・「東京地裁及び大阪地裁における令和5年改正DV防止法に基づく保護命令手続の運用」 ・畠山新「面会交流の現状と展望」 裁判所の人がこの分野を振り返ると、原則的実施論がなかったかのように、そう呼ぶ人たちの誤解曲解であるかのように、ごまかして書いているのがイラッとするのですがこちらはそのあたり非常にフェアに書いてあり好ましく思いました。間接強制について。指導的判例とコメント。 ・福岡家裁令和5年6月14日審判 養子(妻の連れ子)vs妻と実子の遺産分割事件で妻の配偶者居住権を認めた審判例。

  • こころの科学236号 親なき後

    ・武藤誠哉「生活困窮者支援の現場から 断らない相談支援」 生活困窮者自立支援制度 現に経済的に困窮し最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者→「おそれ」で対象 ・桐原尚之「「親なき後」も、親の思い通りにしたい 親の本音と障害当事者による抵抗」 「親なき後」が親のエゴという観点! 「愛と正義を否定する」 ・加藤廣隆・青木省三「なにがトラウマを癒すのか 釘抜地蔵と癒しの文化」 祈りながら動くことを通してこころの中の痛みや苦しみを自分の中に収めようとする 回るという単純作業を通じて神仏のイメージを内在化 回るという作業は意識的であると同時に無意識的なものであって、人が本来もっている大…

  • 判例時報2587号 弁護士会照会

    東京地裁令和4年12月26日判決 医療機関が23条照会に応じて原告の診療録等を開示したことにつき守秘義務違反を否定した裁判例。もとの紛争は夫婦間の損害賠償事件。

  • ジュリスト1598号 サステナビリティ開示

    「座談会 サステナビリティ開示の実務・現状と今後の見通し」 企業価値とつながる道筋がわからない指標。指標の意義、重要性の位置づけ

  • 金融法務事情2236号 遺言執行

    「最二小判令5.5.19を踏まえた不動産登記に関する遺言執行者の権限および当事者適格の整理と平成30年改正民法および令和3年改正不動産登記法の判例への影響」 改正前後の特定遺贈、包括遺贈、相続させる遺言、相続分の指定の場合分け表

  • 判例タイムズ1518号 免責不許可、婚費減額

    ・「東京地裁倒産部における近時の免責に関する判断の実情(令和版)」 ・東京高裁令和5年6月8日決定 前審判で定められた婚費(月11万)の減額申立事件。持続化給付金、相手方は86歳。収入の増減を金額変更時期で調整。

  • 2023年11月~24年4月まとめ

    ・春暮康一「法治の獣」「オーラリメイカー」 スキ!!! ・乗代雄介「旅する練習」 旅にあわせてのロードノベル。鳥のいる風景描写…中勘助「鳥の物語」をまた読みたくなった。ラストはあんなふうにすべきではなかった、と思うし(ほんとにいったいなんで??)、芥川賞の選評の「元気印」「傷つきやすい困ったちゃんの女」「マイルドなマンスプレイニングを誘発する(造形)」は厳しいがそのとおりすぎて!!! そういうとこナシでうまいこときれいに書いてくれた青春ロードノベルが、「それは誠」でしたのね。 ・江國香織「川のある街」 ・牧野百恵「ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか」 ・鈴木利廣「損害賠償訴訟と弁護士の使命…

  • 青木省三「精神科医という仕事 日常臨床の精神療法」

    本田秀夫先生との対談もうれしい。 ・人生の苦しみと、精神症状としての苦しみはなかなか区別しにくい 人生の悩みに薬が処方されるようなことは避けたい。人生の悩みに病名がついて、悩む若者が病人になるのもできるだけ避けたい。通院しているうちに、人生の悩みが病気へと完成していくことも避けたい。 ・内への眼差しと外から目線 ・その人なりの薄いつながり方、社会の中にその人なりに居ることができるように配慮する ・傷を癒すより、傷が癒えるのを手助けする治療姿勢 ・愛着障害。診断するための概念ではなく理解するための概念として有用ではないか ・症状の観察より、本人の内的、主観的体験を考える ・変えるべきは本人より環…

  • フィリッパ・ペリー「子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本」

    育児系の殿堂に。 「相手からの影響を受け入れたら、自分がなくなってしまうのではないかと感じて怖くなるものです。しかし実際はその反対で、大きくなるのです。」

  • そだちの科学42号

    涌澤圭介「発達障害の診断と治療」 これ何度も読みたい ・医療的介入←→生き方・生活への支援 ・介入に際して人生という大きな観点での意味・有用性 ・比率の問題はどちらかと悩むより合わせて一本 ・9割が虐待優位であっても、断罪より1割の育てにくさを説明した方が当事者にとってリソースフル。問題を外在化し親子ともに悪役にしない ・共鳴。聖母のような全受容でも一貫冷静スタイルでもなく人間味のある。養育者もともに感情的にブレて、でも一緒に戻る、情動のペアダンス ・こっちが落ち着いている・ブレても落ち着けるから、相手も落ち着ける ・相手にどう働きかけるかというより、コミュニケーションに際して治療者自身がどう…

  • 判例時報2582号 健康保険の被扶養者

    東京地裁令和4年12月1日判決 子連れ別居した妻からの申出により夫の加入する健康保険組合が子らを夫の被扶養者から外す処分について、夫が処分を違法として健康保険組合に損害賠償請求。処分は適法として請求棄却。健康保険組合は被保険者からの届出がない場合においても職権で被保険者から外すことができる。

  • 家庭の法と裁判49号 親子法改正、養育費合意と手続選択

    ・親子法改正の概要 親子法と子の利益、嫡出推定・否認制度改正の実務上の留意点 ・東京高裁令和5年5月25日決定 当事者間の合意に基づく養育費の支払いを求める場合は家事審判ではなく民事訴訟(養育費支払いを命じた原審判を取り消し申立却下)。 名誉尊厳に関わる事項を口外しない、直接連絡しない等の約束に違約したら養育費終了という合意について、形式的に該当する違反行為があったとしてもそれをもって直ちに養育費の支払い義務を消滅させるとの合意の適用があるということはできず養育費支払い義務は免れない。

  • NBL1261号 懲戒と単位会の責任

    加藤新太郎「弁護士懲戒における審査権限逸脱に基づく損害賠償請求の可否」 東京高裁令和4年4月14日判決、東京地裁令和3年1月26日判決 業務停止1月の懲戒が日弁連で取り消され、一審では単位会(二弁)に4200万円余の支払いが命じられていた件です(控訴審で取消→請求棄却)

  • ケース研究349号 共同親権

    「アメリカにおける別居・離婚後の子の養育の取決め」 「ドイツにおける子の監護者指定の実情」 なかなかにきびしい。ルールとしてこうであることは前提として、実態はどうなのだろう。

  • 二弁フロンティア2024年3月号 民法改正

    「親子法改正―改正のポイントと実務上の注意点」 懲戒権、嫡出推定、再婚禁止期間、嫡出否認、認知制度

  • NBL1259号 内部通報・公益通報

    「内部通報制度導入支援キット」の概要―内部規定サンプルの解説を中心に www.caa.go.jp

  • 判例タイムズ1515号 取締役地位確認、年金分割

    ・「取締役の地位存在・不存在確認の訴えをめぐる諸問題」 ・東京高裁令和4年10月20日決定 妻からの年金分割申立を却下した原審判(自宅が不衛生だった、暴言などが理由)を取り消し、0.5を認めた高裁決定です。解説によればこれまで公表された審判例で0.5以外としたのは本件以外3例、うち2例は高裁で0.5に変更されているとのこと。

  • NBL1258号 所有者不明土地対策

    利用が進む相続土地国庫帰属制度 昨年末時点で申請1500、国庫帰属85、負担金20万以上34、うち100万以上11、隣地所有者や自治体への情報提供→有効活用となり承認申請取下の例(副次的にマッチング機能)

  • 判例時報2574号 第三者委員会調査と解雇無効

    高松高裁令和4年5月25日判決 社会福祉法人の運営施設におけるパワハラを理由とする懲戒解雇につき無効とされた高裁判決。第三者委員会による調査報告書に基づく解雇でしたが、懲戒事由を調査報告書記載のもとに絞った上、それらの事実を認定せず。

  • 家庭の法と裁判47号 子の引渡しと間接強制

    大阪高裁令和3年8月4日決定 父の子連れ別居(実家に戻った)、母への引渡を命じた審判確定。直接強制不奏功(当時6歳)。原決定が間接強制月3万円→父抗告→本件は原決定取り消し、申立を却下。父は直接強制で妨害せず受忍、協力していたと。執行場面の録音音声(抗告人提出)からの認定。

  • 判例時報2569号 同性間の不貞行為

    横浜地裁小田原支部令和4年4月26日判決 (元)妻の女性との不貞行為に関する夫から女性への慰謝料請求について132万円を認容。妻が証人に立って既破綻的な主張をしたことは結論としては容れられていませんが、原告が本件の尋問期日に長女を同行して傍聴させたことから、原告の妻に対する言動が、妻において自分の心情を十分に配慮してもらえていないと感じさせるものであったことが推測され、妻が原告との婚姻生活の各場面において苦痛を感じるようになっていたことは否定しがたい、という指摘があり、「そういうとこだぞ」と思う次第です。

  • ギャヴィン・ディー・ベッカー「暴力を知らせる直感の力」

    ・法律違反による逮捕は「法制度」対「法律違反を犯した男」の関係であるのに対し、禁止命令違反は「虐待者である男」対「妻」の関係。だから虐待者に対しては、あらゆる罪状を見つけて訴追するほうが、禁止命令を取るよりよい。 ・問題は安全の確保にあって、正義にあるのではない。 ・ここには正義を求めて来ないでください ・なにかを恐れているということは、そのなにかがまだ起きていないことのたしかな証拠である。恐れているのが、恐れていると思っていることである場合は少ない。恐れているのは、恐れに結びついていることである。 ・恐怖の信号に反応している(自発的ではない)or心配しているだけ(自発的な反応) ・心配は「選…

  • 判例タイムズ1512号 訴状記載の住所

    東京高裁令和4年4月19日判決 弁護士である原告の訴状記載の住所(民訴規則2条1項所定の「住所」)について、事務所所在地でよい。当事者の特定は他の者と識別することができる程度の特定、住所は居所、最後の住所、所属する事務所の所在地等によっても特定することが許容される場合がある、と。秘匿制度を用いず旧住所でいきたい場合に援用できる?

  • ケース研究348号 無戸籍者問題

    令和4年実親子法改正の概要(嫡出推定・否認制度、認知無効の見直し) 真実性と安定性、推定の及ばない子法理は維持される?

  • こころの科学 232号 マイ・スリーハウス

    ・「児童相談所は子どもの声をどのように聴こうとしているのか」 マイ・スリーハウス しんぱいの家、よいことの家、ゆめ・きぼうの家 ・「離婚のプロセスで子どもの声を聴く」 ・「人生後半のアタッチメント」

  • 尾身茂「1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録」

    道の有識者会議ももうじき終了、に寄せて。 葛藤にはネガティブな印象がある。意見が対立すれば答えがなかなか見えず、不安定な状況に置かれる。この不安定さに耐えられず、物事を単純化して早くすっきりしたい誘惑にかられる。 現実は極めて複雑だ。安易に答えを出せば、間違える。簡単に白黒付けようとすれば、肝心なものを見逃す。納得いくまで意見を戦わせる中で、単純に足し合わせるよりも合理的なアイデアが出てくる。それが葛藤を「突き詰める」ということだ。葛藤を突き詰めることによって、それまで気が付かなかった、新たな地平にたどり着ける。(329頁)

  • NBL1251号 LGBT、セクマイ

    「性的少数者の職場における処遇のあり方 経産省事件判決の検討」 企業実務における対応のポイント 自発的なカミングアウトの有無による場合分け 体制整備義務の存否・内容 性的少数者適正処遇体制の備えるべき要素

  • 家庭の法と裁判46号 DV法、間接強制、養育費減額

    ・DV防止法 令和5年改正の解説 →令和6年4月施行 ・改正DV防止法による保護命令の新たな運用と残された課題 ・東京高裁令和4年10月31日決定 父→母への調停に基づく面会交流(コロナ禍で不実施3回分の代替日の設定)についての間接強制の申立を権利濫用として却下した原審判への抗告を棄却。 ・宇都宮家裁令和4年5月13日審判 母の再婚による養育費減額申立。養子縁組はしていないが同居し事実上扶養→養子縁組に準ずる状態として考慮。母は夫の収入資料の提出拒否→夫が精神科の開業医であることに鑑み算定表の上限で算定。

  • 二弁フロンティア2023年11月号 面会交流、フリーランス新法

    ・面会交流支援機関 第三者機関の実情と活用 ・フリーランス新法の成立と今後の展望

  • こころの科学231号 おとぎ話解釈法

    「みえているけど気づかないこと ナラティヴの向こう側 攻撃性の背景にあるつながりへの思い」 おとぎ話解釈法!いいなあ

  • 二弁フロンティア2023年10月号 美容医療

    ・美容医療の基礎とクレームの実際

  • 2023年6~10月まとめ

    ・町屋良平「生きる演技」 これ、ものすごかった ・町屋良平「恋の幽霊」 こちらは、ちょっとわからず ・最相葉月「中井久夫 人と仕事」 これは実験であって、実験には失敗というものはない、なぜなら、それはまだ早いとか自分には合っていないらしいとかがわかったら、それはそれで成功なのだから 試行錯誤は、回復途上者の特権であると思う 知の光と無縁の闇の暗さが誘発した中井先生(ウルトラマン)という現象 患者とは、あるいは患者も含めて不幸な人とは、考え、考え、考え、考えている者 ・伊藤絵美「カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた」 ・田中兆子「今日の花を摘む」 ・江國香織「シェニール織とか黄肉のメロンと…

  • 家庭の法と裁判45号 婚姻費用

    東京高裁令和4年10月13日決定 同居歴のない夫婦の妻からの婚姻費用分担申立。 原審は婚費の本質論?をやけにねっちり展開し(家事や育児の分担により就労制約、内助の功が生活保持義務の根拠で、別居後も育児の分担関係が残っていたり、同居中の家事育児で就労の機会を逃した無責の主婦には生活保持義務継続の必要…)、却下。 抗告審は、婚姻費用分担義務は婚姻という法律関係から生じるものであって同居や協力という事実状態から生じるものではない、と割り切って、原審判取り消し、婚費支払を命じてます。

  • 福丸由佳編「離婚を経験する親子を支える心理教育プログラムFAIT」

    ・失ったもの、得たもの、支えになったもの、という視点・子どもにとっての上記3点を考えてみる・これから親の離婚を経験する子どもたちへ先輩としてアドバイス・FAIT子どもの権利書・自己分化 情緒と知性が分かれて機能すること・当事者のやるせなさを聴いて、支援者として無力さを感じる。当事者の追体験・唯一の正解はない。あるべき支援の方向性を言い切ることはできない。一般的にはこう言われているけれども、自分はどう感じているか、自分の子はどう感じているか、と思いをはせる機会の提供やそれによる気づき。・支援者の姿勢が、離婚=傷つくものと感じさせる場合もある。離婚=支援が必要という解釈も偏見になりうる。・VUCA…

  • こころの科学230号 心理療法のエッセンス

    ・森田療法のエッセンス プロセスの中でこころが動くとき気になりながら先に進む 子どもがチンドン屋にこころひかれながらおつかいにいく喩え

  • ケース研究347号 面会交流

    「新しい運営モデル」の下での間接交流の検討・調整における留意点について量的補充機能、質的補充機能、橋渡し機能、代替機能

  • 判例タイムズ1508号 高額所得者と婚費

    ・大阪高裁令和4年2月24日決定 自営収入約7500万円の開業医夫の婚姻費用→月額125万円。妻は夫との三子+夫の前妻の子(知的障がい)を監護。算定方法について解説も含めて。

  • 判例時報2554号 離婚後同居からの連れ出し

    東京地裁令和4年3月25日判決 離婚して父が親権者となったあとも父母子で同居していたが、非親権者である母が子らを連れて別居したこと、弁護士がこれを肯定する助言をしたことが不法行為を構成するとし、慰謝料100万円。

  • NBL1243号 ESG

    中村直人「サステナビリティと実務の留意点」 サステナビリティは一般観念としては地球環境だが内閣府令の開示原則上は当該企業。

  • 判例時報2552号 無効な離婚届の慰謝料、プレゼントのバッグ

    ・東京地裁令和4年3月28日判決 口論の勢いで妻が署名押印して渡した離婚届を夫が3日後に提出し、子2名を連れ出した→離婚は訴訟で無効となる。無効な離婚届出と子らの連れ去りについて慰謝料200万円+弁護士費用93万余(法律相談、面会交流等調停、監護者指定等審判、離婚無効確認訴訟)としつつ、離婚届を渡した-離婚意思のないことを明確に伝えなかった過失相殺50%+本件弁護士費用10%を認容。 また、夫が妻にプレゼントした111万余のバッグについて、妻の固有財産か、夫婦共有財産か→固有財産として返還請求認容。

  • 家庭の法と裁判44号 子の引渡しと権利濫用

    名古屋高裁金沢支部令和4年3月31日決定 母が長女次女を連れて別居、二女(小2)が単身で父宅に戻った。母からの監護者指定引渡申立。両名について母と指定し引き渡すよう命じた。即時抗告後確定。母からの間接強制を権利濫用として却下(原決定維持)。 間接強制を権利濫用とした平成31年最高裁決定、間接強制を肯定した令和4年最高裁決定。本件は令和4年最高裁決定前の判断というタイミングであることとそれぞれの事案の事情。

  • 判例時報2550号 財産分与と不利益変更

    広島高裁令和4年1月28日決定 これは差戻後抗告審。経過はややこしいので要約パス。相手方が権利者と認めるべき場合に却下でなく給付を命じることができる、と家裁に差し戻し。

  • 2023年3~5月まとめ

    ・西加奈子「くもをさがす」 ・中野信子「脳の闇」 ・熊谷晋一郎監修・森村美和子著「特別な支援が必要な子たちの自分研究のススメ 子どもの当事者研究の実践」 ・文學界2023年5月号 市川沙央「ハンチバック」 すごい! ・文藝2023年夏 佐藤究「幽玄F」 すごく三島。また会うぜ、きっと会う、滝の下で。 朝比奈秋「あなたの燃える左手で」 藤原無雨「グッド・バイ・バカヤロ」 すごく太宰 松浦理英子が語るミソジニーと苦難の時代 ・金間大介「先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち」 ・稲泉連「サーカスの子」 ・文學界2023年6月号 乗代雄介「それは誠」 日野! 衿さやか「泡のよう…

  • デビッド・バインダーら「カウンセラーとしての弁護士 依頼者中心の面接技法」

    ・「依頼者中心法」その根拠→依頼者は問題の自立的な持ち主である、法律問題は非法的な結末を必然的に伴う、判断は常にリスクを含む、依頼者が判断を実行する・「言葉の凝縮」を探し分解する・依頼者の信頼性に関わる問い→「第三者」技法、「事前説明」の利用・語るのを躊躇する話題→「正常性の伝達」(そう感じるのは正常なこと)、補正フィードバックを求める(気に障ったらいつでも言ってください)・手助けしたいというあなたの思いを再確認する(この酷い状況を切り抜けるための最善の方法を探すお手伝いをしたいと思っています)・敵意をもった依頼者や怒っている依頼者と仕事をするのは容易ではないし、楽しくもない。しかし、ほとんど…

  • 家庭の法と裁判43号 面会交流、婚費、養育費減額と審判前保全、ペットの親権養育費

    ・東京高裁令和4年8月18日決定 別居中夫婦で子らは夫と同居。妻からの面会交流申立。間接交流とした原審を取り消し差し戻し。原審の問題点として、直接面会を検討すべき事情を適切に考慮していない、調査時期が古い、直接交流の支障はない二女まで間接交流にしている、を指摘。 ・大阪高裁令和4年2月24日決定 高額所得者(夫。開業医。事業収入約7500万円)の婚姻費用。 ・東京高裁令和3年5月26日決定 強制執行停止を求める審判前保全処分(公正証書で定めた養育費の減額を求める調停審判が本案)の保全の必要性を否定した原審を取り消し差し戻し。原審は請求異議をすればいいと保全の必要性を否定し却下。 ・福岡家裁令和…

  • 判例タイムズ1506号 子の引渡し

    最高裁令和4年11月30日決定 同居父から母への引渡を命じた審判。任意の引渡の機会2回とも子が拒絶→子の引渡しの間接強制(原々審は1日2万円を命じた)を権利濫用として却下した原審を破棄した最高裁決定。最高裁平成31年4月26日決定(権利濫用却下)との異同。

  • 判例時報2543・2544号 監護妨害

    東京地裁令和3年11月30日判決 調停に代わる審判での離婚。親権者母、オーストラリア在住父による監護は年間120日。父は離婚後、再婚+連れ子を養子縁組。母がそれを知り子の旅券を更新せず父の監護が妨げられた→慰謝料30万円。

  • NBL1237号 Exit Option金銭補償による変化

    ・企業の一生プロジェクト最終回 Exit Option 安定性Stabiityと変化対応力Mutability Stabiity→Commitment KaldorHicks基準 Pareto Efficiency基準

  • 判例タイムズ1505号 東京地裁医療集中部

    桃崎剛「医療訴訟の審理運営について」

  • 二弁フロンティア2023年4月号 消費者事件

    消費者相談の勘所

  • こころの科学228号 共同親権、スティグマ

    ○共同親権や面会交流における子どもの心理的問題 ○こころの病気に対するスティグマと精神科医療 市民に対するアンチスティグマ活動とメンタルヘルス意識向上活動のバランスの難しさ ○スティグマのない社会を目指して 社会モデルと当事者研究(熊谷晋一郎) ・自己スティグマ→傷の舐め合いはみっともない→連帯できない。連帯しながら「助けて」と言うことこそ社会変革の基本的なドライブなのにそれを奪ってしまう自己スティグマの破壊力 ・自己スティグマの行動パターン→隠す、補償行為、他者の価値下げ(失敗する3つ)、価値の取り戻し、価値からの自由(成功するかもしれない2つ) ・接触仮説+対等性、連続性 ・カテゴリー化せ…

  • 2023年2月まとめ

    ・浜田敬子「男性中心企業の終焉」 ・林千恵子「すきまから見る 不登校への思いこみをほぐす」 当事者の作文がリアル ・五十嵐彰、迫田さやか「不倫 実証分析が示す全貌」 ・文藝2023年春号 金原ひとみ「世界に散りゆく無法者ども」シリーズ完結 桜庭一樹「波間のふたり」完結

  • 家庭の法と裁判42号 特有財産、年金の婚費

    ・東京高裁令和4年3月25日決定 基準時に特有財産部分が特定できなくても「一切の事情」で考慮して財産分与額を修正した高裁決定(原審の分与額5441万円→5000万円に)。 ・東京高裁令和4年3月17日決定 双方のが年金収入の婚姻費用で給与収入への換算は職業費修正、事業収入への換算は修正不要。

  • 判例時報2537号 婚費と潜在的稼働能力

    東京高裁令和4年2月4日決定 婚姻費用義務者(夫。生活保護)の保護費は収入と評価せず、潜在的稼働能力を認めなかった高裁決定(原審維持)。

  • 判例タイムズ1503号 いじめ

    さいたま地裁令和3年12月15日判決 いじめ発生時の教員の対応、重大事態としなかったことの違法性。慰謝料50万円。

  • NBL1236号 不在者

    所在不明の債務者への対応 不在者財産管理制度(フザイカン)も活用して

  • 金融法務事情2204号 個人再生

    個人再生手続における民事再生法25条4号の不当目的・不誠実申立ての解釈

  • 2023年1月まとめ

    ・鈴木一「小さな労働組合勝つためのコツ」 労働組合の作り方指南という狭い射程に見えますが、そればかりでない広がりのある内容。モノになる案件を見抜くとか、活動が大きくなるとヘンな人も寄ってくるとかの本音も好感です。弁護士がいろいろ登場して(お一人だけ実名)、誰かな~と想像しながら読むのもおもしろい。当地の業界人は特に読むべきでは。 常に最善を尽くしつつ、失敗をおそれず、たくさん経験を積むこと。この仕事は、多くの人々の人生そのものに関与する可能性を秘めています。その関わりの中で、人権や民主主義を自分のこととして考える人間を一人でも増やせるように、そのとき自分ができることを精一杯やっていくほかないの…

  • 東弁LIBRA2023年1・2月号 死後事務

    特集 死後事務委任の基本と実務

  • こころの科学227号 カップルセラピー

    ・カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか ゴットマンの介入プログラムの手続き別れの四重奏の置き換え批判→穏やかな切り出し自己防衛→責任を認める軽蔑→自分自身の気持ちとニーズを伝える石像化→自分の生理的興奮をなだめる

  • 判例時報2536号 保険金と特別受益、いじめ自殺

    ・広島高裁令和4年2月25日決定死亡保険金(保険金額2100万円、遺産総額の272%)について特別受益類推適用を否定。解説に同種裁判例、文献。・福岡地裁令和3年11月25日判決いじめと自殺の因果関係を認めて、学校の管理下において発生した事件に起因する死亡として日本スポーツ振興センター災害共済給付金請求認容。第三者委員会、再調査委員会とも因果関係を否定していた。

  • 判例時報2535号 身体拘束

    ・東京地裁令和3年6月24日判決14歳女性患者の摂食障害治療に伴う身体的拘束について一部を違法として慰謝料100万円。拘束の要件とあてはめ、解説に同種裁判例。

  • 判例時報2534号 和解

    民事裁判実務の要諦12完和解における裁判所の公的見解の明示、和解調書の記載期限の利益喪失の懈怠約款における遅延損害金発生の始期。「期限の利益を喪失した日(当該支払を怠った期日の翌日)」担保供託金取戻請求権譲渡による相手方当事者の直接回収

  • 判例タイムズ1502号 アカハラ

    名古屋地裁令和2年12月17日判決指導教員のアカハラとして、複数主張のうち共著論文から除外という一点のみ認定。慰謝料10万円。

  • 金融法務事情2199号 学資保険、ひととき融資

    ・承継保険契約者の二面性こども保険(学資保険)の承継。保険契約者の側面と受取人の側面。遺言、相続放棄との関係。・東京簡裁令和4年6月29日判決「デート特約」付の金銭消費貸借契約による請求について、公序良俗違反無効で棄却。「原告勤務の病院」というくだりがあるので原告は医師かな。

  • 金融法務事情2200号 株主総会決議瑕疵

    株主総会決議の瑕疵の連鎖と対処方法総会決議瑕疵→有効に選任された取締役がいないので招集できないの連鎖への対応。

  • ジュリスト1579号 CGSガイドライン

    コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針の改訂

  • NBL1231号 ビジネスと人権

    「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」の概要

  • 2022年9月~12月まとめ

    ○チェ・ジウン「ママにはならないことにしました 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ」 要は戻れない橋を渡るってことなんだけど、本書は渡らない立場でのいろいろ。それはそれでいいが、渡った先については右のふたつ、特に「子育てのパラドックス(原題「ALL JOY AND NO FUN」これほんと本質的な表現と思う)」を参照してほしい。決してお花畑ではなくNO FUNなんだけど、ALL JOYであることも。 ○アンドリュー・ソロモン「「ちがい」がある子とその親の物語」 取り上げられた親子もこれらが編まれたということも、とにかくすごいです。 いろとりどりの親子(字幕版) エイミー・オルナット Ama…

  • 判例タイムズ1501号 財産分与

    東京高裁令和3年12月24日決定 夫の両親が夫婦のために夫婦名義で形成した財産を民法768条3項「一切の事情」として考慮した高裁決定。原決定では夫は夫名義の不動産持分1500万円+3200万円の支払→高裁では妻名義預金(夫の父が通帳印鑑管理)1800万円と不動産共有持分を妻から夫へ移転し、夫は妻に2800万円を支払。だいぶ減りました。特有財産にはしないものの、また、2分の1は維持しつつ、「一切の事情」として考慮するロジック。

  • 家庭の法と裁判41号 子の監護者指定引渡逆転例

    東京高裁令和3年8月6日決定 夫が妻に対し、妻が監護中の子について申し立てた子の監護者指定・引渡について、認容した原審を取り消し、妻を監護者とした高裁決定です。原審判の直近時期に妻が精神症状により入院し、子が児相に一時保護された(3ヶ月程度で解除)という経緯の影響が大きそう。

  • ケース研究345号 アメリカの養育費、家事調停

    ・「海外におけるODRの紹介 アメリカの州裁判所におけるODRの発展」アメリカにおける養育費の強制履行制度 2021年にChild Support Enforcement Programを通じて全米で3270億ドルの養育費が徴収され、そのうちの66%は親の給与の差押など強制執行による。ミシガン州で2015年に出された養育費の支払命令は約85万件、未払額60億ドル超。45日以上の未払→召喚状、未払の理由説明、何らかの合意or逮捕状! 当事者の負担軽減、任意の支払促し、逮捕の減少、支払われる養育費増、州の負担軽減がODR導入の目的。オタワ郡で2016年にODR導入により1月あたりの逮捕状の平均発行…

  • こころの科学226号 カップルセラピー

    「カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか ゴットマンの介入プログラムの誕生とその基礎理論」関係性の家(1)友情・親密さ①愛情地図、②愛情と称賛の共有、③気持ちのシグナルに向き合う、④ポジティブなまなざしポジティブな上書き状態→失敗でさえ慈しみと優しさの視点から受け取る。ネガティブな上書き状態→パートナーが何をしても言っても気に入らない(2)上手なケンカ⑤上手にやりあう(3)意味の共有⑥人生の夢と希望を叶える、⑦意味を共有するすべての関係性とは異文化体験である(4)二本の柱⑧信頼、⑨コミットメント

  • 判例タイムズ1500号 生前払戻預金、親権監護権分属と子の引渡し

    ・「被相続人の生前に払い戻された預貯金を対象とする訴訟についての一試論 最近の第一審裁判例の分析」・東京高裁令和3年5月13日決定親権父、監護権母の分属ケースで面会不実施により父が子の引渡しを求めた事案。認容した原審を取り消し却下した高裁決定。面会不実施は子の学校行事の日程などもあり監護者母の責ではない、親権者父は監護権者母への監護の委託を解除できない。

  • 判例時報2530号 いじめ裁判

    講話 民事裁判実務の要諦11いじめ自殺訴訟について、自殺の予見可能性として具体的予見可能性を必要とする論文が学校側の免罪符になっていた。→自殺の予見可能性の判断は、因果関係の認定判断ではなく、過失の判断としてより規範的に法的価値判断すべき。

  • 判例タイムズ1499号 家事調停、負担付の相続させる遺言

    ・「座談会 調停制度100年 調停制度の現状と課題」34頁大森弁護士「調停の訴訟化」の指摘への細矢裁判官の応答・大阪地裁令和3年9月29日判決相続させる遺言に民法1002条1項(負担付遺贈を受けた者は遺贈の目的の価額を超えない限度においてのみ負担した義務を履行する責任を負う)を類推適用

  • 医療判例解説100号 診療拒否

    東京地裁令和3年3月30日判決不妊治療について患者との信頼関係破壊を理由とする継続拒否について慰謝料等22万円の支払が命じられた裁判例です。

  • NBL1227号 ビジネスと人権

    「座談会 国際通商政策の最前線(上)人権・環境編」

  • 判例時報2526号 DV支援措置と不法行為、部活と中学校の配慮義務違反

    ・名古屋高裁令和3年4月22日判決 住民基本台帳事務における支援措置(閲覧制限)延長申出について要件を欠くものとして元夫への不法行為とされた高裁判決。支援措置申出についての前件判決で注意喚起されていながら延長申出をしたという特殊事情あり。慰謝料は原審5万円、控訴審2万円。 ・福岡高裁宮崎支部令和3年2月10日判決 公立中学の吹奏楽部の練習が過酷で適応障害と診断された生徒について、本人の希望で部活動に復活、親も明示の制止をせず→練習の遅刻欠席で階段昇降の罰(いかにも吹奏楽部という感じ!)を課すなど→退部、不登校、転校。原審は配慮義務違反を否定して請求棄却。高裁は子本人につき慰謝料50万円。両親か…

  • 東弁リブラ22号 公益通報・内部通報

    ・公益通報対応業務従事者の守秘義務を履行する上での留意点 ・座談会 公益通報者保護法の改正による実務対応 https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2022_10/p02-14.pdf

  • 家庭の法と裁判40号 間接的面会

    「新しい運営モデル」の下での間接交流の検討・調整における留意点について

  • 日詰正文・吉川徹・樋端佑樹「対話から始める脱!強度行動障害」

    ・受信・理解のコミュニケーションに偏らず、当人からの発信・表出のコミュニケーション ・日常生活と治療・教育・療育のありかた せっかくよい本なのに関係者の刑事事件化で微妙な存在になってしまっただろうか。 note.com

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