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  • ケース研究349号 共同親権

    「アメリカにおける別居・離婚後の子の養育の取決め」 「ドイツにおける子の監護者指定の実情」 なかなかにきびしい。ルールとしてこうであることは前提として、実態はどうなのだろう。

  • 二弁フロンティア2024年3月号 民法改正

    「親子法改正―改正のポイントと実務上の注意点」 懲戒権、嫡出推定、再婚禁止期間、嫡出否認、認知制度

  • NBL1259号 内部通報・公益通報

    「内部通報制度導入支援キット」の概要―内部規定サンプルの解説を中心に www.caa.go.jp

  • 判例タイムズ1515号 取締役地位確認、年金分割

    ・「取締役の地位存在・不存在確認の訴えをめぐる諸問題」 ・東京高裁令和4年10月20日決定 妻からの年金分割申立を却下した原審判(自宅が不衛生だった、暴言などが理由)を取り消し、0.5を認めた高裁決定です。解説によればこれまで公表された審判例で0.5以外としたのは本件以外3例、うち2例は高裁で0.5に変更されているとのこと。

  • NBL1258号 所有者不明土地対策

    利用が進む相続土地国庫帰属制度 昨年末時点で申請1500、国庫帰属85、負担金20万以上34、うち100万以上11、隣地所有者や自治体への情報提供→有効活用となり承認申請取下の例(副次的にマッチング機能)

  • 判例時報2574号 第三者委員会調査と解雇無効

    高松高裁令和4年5月25日判決 社会福祉法人の運営施設におけるパワハラを理由とする懲戒解雇につき無効とされた高裁判決。第三者委員会による調査報告書に基づく解雇でしたが、懲戒事由を調査報告書記載のもとに絞った上、それらの事実を認定せず。

  • 家庭の法と裁判47号 子の引渡しと間接強制

    大阪高裁令和3年8月4日決定 父の子連れ別居(実家に戻った)、母への引渡を命じた審判確定。直接強制不奏功(当時6歳)。原決定が間接強制月3万円→父抗告→本件は原決定取り消し、申立を却下。父は直接強制で妨害せず受忍、協力していたと。執行場面の録音音声(抗告人提出)からの認定。

  • 判例時報2569号 同性間の不貞行為

    横浜地裁小田原支部令和4年4月26日判決 (元)妻の女性との不貞行為に関する夫から女性への慰謝料請求について132万円を認容。妻が証人に立って既破綻的な主張をしたことは結論としては容れられていませんが、原告が本件の尋問期日に長女を同行して傍聴させたことから、原告の妻に対する言動が、妻において自分の心情を十分に配慮してもらえていないと感じさせるものであったことが推測され、妻が原告との婚姻生活の各場面において苦痛を感じるようになっていたことは否定しがたい、という指摘があり、「そういうとこだぞ」と思う次第です。

  • ギャヴィン・ディー・ベッカー「暴力を知らせる直感の力」

    ・法律違反による逮捕は「法制度」対「法律違反を犯した男」の関係であるのに対し、禁止命令違反は「虐待者である男」対「妻」の関係。だから虐待者に対しては、あらゆる罪状を見つけて訴追するほうが、禁止命令を取るよりよい。 ・問題は安全の確保にあって、正義にあるのではない。 ・ここには正義を求めて来ないでください ・なにかを恐れているということは、そのなにかがまだ起きていないことのたしかな証拠である。恐れているのが、恐れていると思っていることである場合は少ない。恐れているのは、恐れに結びついていることである。 ・恐怖の信号に反応している(自発的ではない)or心配しているだけ(自発的な反応) ・心配は「選…

  • 判例タイムズ1512号 訴状記載の住所

    東京高裁令和4年4月19日判決 弁護士である原告の訴状記載の住所(民訴規則2条1項所定の「住所」)について、事務所所在地でよい。当事者の特定は他の者と識別することができる程度の特定、住所は居所、最後の住所、所属する事務所の所在地等によっても特定することが許容される場合がある、と。秘匿制度を用いず旧住所でいきたい場合に援用できる?

  • ケース研究348号 無戸籍者問題

    令和4年実親子法改正の概要(嫡出推定・否認制度、認知無効の見直し) 真実性と安定性、推定の及ばない子法理は維持される?

  • こころの科学 232号 マイ・スリーハウス

    ・「児童相談所は子どもの声をどのように聴こうとしているのか」 マイ・スリーハウス しんぱいの家、よいことの家、ゆめ・きぼうの家 ・「離婚のプロセスで子どもの声を聴く」 ・「人生後半のアタッチメント」

  • 尾身茂「1100日間の葛藤 新型コロナ・パンデミック、専門家たちの記録」

    道の有識者会議ももうじき終了、に寄せて。 葛藤にはネガティブな印象がある。意見が対立すれば答えがなかなか見えず、不安定な状況に置かれる。この不安定さに耐えられず、物事を単純化して早くすっきりしたい誘惑にかられる。 現実は極めて複雑だ。安易に答えを出せば、間違える。簡単に白黒付けようとすれば、肝心なものを見逃す。納得いくまで意見を戦わせる中で、単純に足し合わせるよりも合理的なアイデアが出てくる。それが葛藤を「突き詰める」ということだ。葛藤を突き詰めることによって、それまで気が付かなかった、新たな地平にたどり着ける。(329頁)

  • NBL1251号 LGBT、セクマイ

    「性的少数者の職場における処遇のあり方 経産省事件判決の検討」 企業実務における対応のポイント 自発的なカミングアウトの有無による場合分け 体制整備義務の存否・内容 性的少数者適正処遇体制の備えるべき要素

  • 家庭の法と裁判46号 DV法、間接強制、養育費減額

    ・DV防止法 令和5年改正の解説 →令和6年4月施行 ・改正DV防止法による保護命令の新たな運用と残された課題 ・東京高裁令和4年10月31日決定 父→母への調停に基づく面会交流(コロナ禍で不実施3回分の代替日の設定)についての間接強制の申立を権利濫用として却下した原審判への抗告を棄却。 ・宇都宮家裁令和4年5月13日審判 母の再婚による養育費減額申立。養子縁組はしていないが同居し事実上扶養→養子縁組に準ずる状態として考慮。母は夫の収入資料の提出拒否→夫が精神科の開業医であることに鑑み算定表の上限で算定。

  • 二弁フロンティア2023年11月号 面会交流、フリーランス新法

    ・面会交流支援機関 第三者機関の実情と活用 ・フリーランス新法の成立と今後の展望

  • こころの科学231号 おとぎ話解釈法

    「みえているけど気づかないこと ナラティヴの向こう側 攻撃性の背景にあるつながりへの思い」 おとぎ話解釈法!いいなあ

  • 二弁フロンティア2023年10月号 美容医療

    ・美容医療の基礎とクレームの実際

  • 2023年6~10月まとめ

    ・町屋良平「生きる演技」 これ、ものすごかった ・町屋良平「恋の幽霊」 こちらは、ちょっとわからず ・最相葉月「中井久夫 人と仕事」 これは実験であって、実験には失敗というものはない、なぜなら、それはまだ早いとか自分には合っていないらしいとかがわかったら、それはそれで成功なのだから 試行錯誤は、回復途上者の特権であると思う 知の光と無縁の闇の暗さが誘発した中井先生(ウルトラマン)という現象 患者とは、あるいは患者も含めて不幸な人とは、考え、考え、考え、考えている者 ・伊藤絵美「カウンセラーはこんなセルフケアをやってきた」 ・田中兆子「今日の花を摘む」 ・江國香織「シェニール織とか黄肉のメロンと…

  • 家庭の法と裁判45号 婚姻費用

    東京高裁令和4年10月13日決定 同居歴のない夫婦の妻からの婚姻費用分担申立。 原審は婚費の本質論?をやけにねっちり展開し(家事や育児の分担により就労制約、内助の功が生活保持義務の根拠で、別居後も育児の分担関係が残っていたり、同居中の家事育児で就労の機会を逃した無責の主婦には生活保持義務継続の必要…)、却下。 抗告審は、婚姻費用分担義務は婚姻という法律関係から生じるものであって同居や協力という事実状態から生じるものではない、と割り切って、原審判取り消し、婚費支払を命じてます。

  • 福丸由佳編「離婚を経験する親子を支える心理教育プログラムFAIT」

    ・失ったもの、得たもの、支えになったもの、という視点・子どもにとっての上記3点を考えてみる・これから親の離婚を経験する子どもたちへ先輩としてアドバイス・FAIT子どもの権利書・自己分化 情緒と知性が分かれて機能すること・当事者のやるせなさを聴いて、支援者として無力さを感じる。当事者の追体験・唯一の正解はない。あるべき支援の方向性を言い切ることはできない。一般的にはこう言われているけれども、自分はどう感じているか、自分の子はどう感じているか、と思いをはせる機会の提供やそれによる気づき。・支援者の姿勢が、離婚=傷つくものと感じさせる場合もある。離婚=支援が必要という解釈も偏見になりうる。・VUCA…

  • こころの科学230号 心理療法のエッセンス

    ・森田療法のエッセンス プロセスの中でこころが動くとき気になりながら先に進む 子どもがチンドン屋にこころひかれながらおつかいにいく喩え

  • ケース研究347号 面会交流

    「新しい運営モデル」の下での間接交流の検討・調整における留意点について量的補充機能、質的補充機能、橋渡し機能、代替機能

  • 判例タイムズ1508号 高額所得者と婚費

    ・大阪高裁令和4年2月24日決定 自営収入約7500万円の開業医夫の婚姻費用→月額125万円。妻は夫との三子+夫の前妻の子(知的障がい)を監護。算定方法について解説も含めて。

  • 判例時報2554号 離婚後同居からの連れ出し

    東京地裁令和4年3月25日判決 離婚して父が親権者となったあとも父母子で同居していたが、非親権者である母が子らを連れて別居したこと、弁護士がこれを肯定する助言をしたことが不法行為を構成するとし、慰謝料100万円。

  • NBL1243号 ESG

    中村直人「サステナビリティと実務の留意点」 サステナビリティは一般観念としては地球環境だが内閣府令の開示原則上は当該企業。

  • 判例時報2552号 無効な離婚届の慰謝料、プレゼントのバッグ

    ・東京地裁令和4年3月28日判決 口論の勢いで妻が署名押印して渡した離婚届を夫が3日後に提出し、子2名を連れ出した→離婚は訴訟で無効となる。無効な離婚届出と子らの連れ去りについて慰謝料200万円+弁護士費用93万余(法律相談、面会交流等調停、監護者指定等審判、離婚無効確認訴訟)としつつ、離婚届を渡した-離婚意思のないことを明確に伝えなかった過失相殺50%+本件弁護士費用10%を認容。 また、夫が妻にプレゼントした111万余のバッグについて、妻の固有財産か、夫婦共有財産か→固有財産として返還請求認容。

  • 家庭の法と裁判44号 子の引渡しと権利濫用

    名古屋高裁金沢支部令和4年3月31日決定 母が長女次女を連れて別居、二女(小2)が単身で父宅に戻った。母からの監護者指定引渡申立。両名について母と指定し引き渡すよう命じた。即時抗告後確定。母からの間接強制を権利濫用として却下(原決定維持)。 間接強制を権利濫用とした平成31年最高裁決定、間接強制を肯定した令和4年最高裁決定。本件は令和4年最高裁決定前の判断というタイミングであることとそれぞれの事案の事情。

  • 判例時報2550号 財産分与と不利益変更

    広島高裁令和4年1月28日決定 これは差戻後抗告審。経過はややこしいので要約パス。相手方が権利者と認めるべき場合に却下でなく給付を命じることができる、と家裁に差し戻し。

  • 2023年3~5月まとめ

    ・西加奈子「くもをさがす」 ・中野信子「脳の闇」 ・熊谷晋一郎監修・森村美和子著「特別な支援が必要な子たちの自分研究のススメ 子どもの当事者研究の実践」 ・文學界2023年5月号 市川沙央「ハンチバック」 すごい! ・文藝2023年夏 佐藤究「幽玄F」 すごく三島。また会うぜ、きっと会う、滝の下で。 朝比奈秋「あなたの燃える左手で」 藤原無雨「グッド・バイ・バカヤロ」 すごく太宰 松浦理英子が語るミソジニーと苦難の時代 ・金間大介「先生、どうか皆の前でほめないで下さい いい子症候群の若者たち」 ・稲泉連「サーカスの子」 ・文學界2023年6月号 乗代雄介「それは誠」 日野! 衿さやか「泡のよう…

  • デビッド・バインダーら「カウンセラーとしての弁護士 依頼者中心の面接技法」

    ・「依頼者中心法」その根拠→依頼者は問題の自立的な持ち主である、法律問題は非法的な結末を必然的に伴う、判断は常にリスクを含む、依頼者が判断を実行する・「言葉の凝縮」を探し分解する・依頼者の信頼性に関わる問い→「第三者」技法、「事前説明」の利用・語るのを躊躇する話題→「正常性の伝達」(そう感じるのは正常なこと)、補正フィードバックを求める(気に障ったらいつでも言ってください)・手助けしたいというあなたの思いを再確認する(この酷い状況を切り抜けるための最善の方法を探すお手伝いをしたいと思っています)・敵意をもった依頼者や怒っている依頼者と仕事をするのは容易ではないし、楽しくもない。しかし、ほとんど…

  • 家庭の法と裁判43号 面会交流、婚費、養育費減額と審判前保全、ペットの親権養育費

    ・東京高裁令和4年8月18日決定 別居中夫婦で子らは夫と同居。妻からの面会交流申立。間接交流とした原審を取り消し差し戻し。原審の問題点として、直接面会を検討すべき事情を適切に考慮していない、調査時期が古い、直接交流の支障はない二女まで間接交流にしている、を指摘。 ・大阪高裁令和4年2月24日決定 高額所得者(夫。開業医。事業収入約7500万円)の婚姻費用。 ・東京高裁令和3年5月26日決定 強制執行停止を求める審判前保全処分(公正証書で定めた養育費の減額を求める調停審判が本案)の保全の必要性を否定した原審を取り消し差し戻し。原審は請求異議をすればいいと保全の必要性を否定し却下。 ・福岡家裁令和…

  • 判例タイムズ1506号 子の引渡し

    最高裁令和4年11月30日決定 同居父から母への引渡を命じた審判。任意の引渡の機会2回とも子が拒絶→子の引渡しの間接強制(原々審は1日2万円を命じた)を権利濫用として却下した原審を破棄した最高裁決定。最高裁平成31年4月26日決定(権利濫用却下)との異同。

  • 判例時報2543・2544号 監護妨害

    東京地裁令和3年11月30日判決 調停に代わる審判での離婚。親権者母、オーストラリア在住父による監護は年間120日。父は離婚後、再婚+連れ子を養子縁組。母がそれを知り子の旅券を更新せず父の監護が妨げられた→慰謝料30万円。

  • NBL1237号 Exit Option金銭補償による変化

    ・企業の一生プロジェクト最終回 Exit Option 安定性Stabiityと変化対応力Mutability Stabiity→Commitment KaldorHicks基準 Pareto Efficiency基準

  • 判例タイムズ1505号 東京地裁医療集中部

    桃崎剛「医療訴訟の審理運営について」

  • 二弁フロンティア2023年4月号 消費者事件

    消費者相談の勘所

  • こころの科学228号 共同親権、スティグマ

    ○共同親権や面会交流における子どもの心理的問題 ○こころの病気に対するスティグマと精神科医療 市民に対するアンチスティグマ活動とメンタルヘルス意識向上活動のバランスの難しさ ○スティグマのない社会を目指して 社会モデルと当事者研究(熊谷晋一郎) ・自己スティグマ→傷の舐め合いはみっともない→連帯できない。連帯しながら「助けて」と言うことこそ社会変革の基本的なドライブなのにそれを奪ってしまう自己スティグマの破壊力 ・自己スティグマの行動パターン→隠す、補償行為、他者の価値下げ(失敗する3つ)、価値の取り戻し、価値からの自由(成功するかもしれない2つ) ・接触仮説+対等性、連続性 ・カテゴリー化せ…

  • 2023年2月まとめ

    ・浜田敬子「男性中心企業の終焉」 ・林千恵子「すきまから見る 不登校への思いこみをほぐす」 当事者の作文がリアル ・五十嵐彰、迫田さやか「不倫 実証分析が示す全貌」 ・文藝2023年春号 金原ひとみ「世界に散りゆく無法者ども」シリーズ完結 桜庭一樹「波間のふたり」完結

  • 家庭の法と裁判42号 特有財産、年金の婚費

    ・東京高裁令和4年3月25日決定 基準時に特有財産部分が特定できなくても「一切の事情」で考慮して財産分与額を修正した高裁決定(原審の分与額5441万円→5000万円に)。 ・東京高裁令和4年3月17日決定 双方のが年金収入の婚姻費用で給与収入への換算は職業費修正、事業収入への換算は修正不要。

  • 判例時報2537号 婚費と潜在的稼働能力

    東京高裁令和4年2月4日決定 婚姻費用義務者(夫。生活保護)の保護費は収入と評価せず、潜在的稼働能力を認めなかった高裁決定(原審維持)。

  • 判例タイムズ1503号 いじめ

    さいたま地裁令和3年12月15日判決 いじめ発生時の教員の対応、重大事態としなかったことの違法性。慰謝料50万円。

  • NBL1236号 不在者

    所在不明の債務者への対応 不在者財産管理制度(フザイカン)も活用して

  • 金融法務事情2204号 個人再生

    個人再生手続における民事再生法25条4号の不当目的・不誠実申立ての解釈

  • 2023年1月まとめ

    ・鈴木一「小さな労働組合勝つためのコツ」 労働組合の作り方指南という狭い射程に見えますが、そればかりでない広がりのある内容。モノになる案件を見抜くとか、活動が大きくなるとヘンな人も寄ってくるとかの本音も好感です。弁護士がいろいろ登場して(お一人だけ実名)、誰かな~と想像しながら読むのもおもしろい。当地の業界人は特に読むべきでは。 常に最善を尽くしつつ、失敗をおそれず、たくさん経験を積むこと。この仕事は、多くの人々の人生そのものに関与する可能性を秘めています。その関わりの中で、人権や民主主義を自分のこととして考える人間を一人でも増やせるように、そのとき自分ができることを精一杯やっていくほかないの…

  • 東弁LIBRA2023年1・2月号 死後事務

    特集 死後事務委任の基本と実務

  • こころの科学227号 カップルセラピー

    ・カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか ゴットマンの介入プログラムの手続き別れの四重奏の置き換え批判→穏やかな切り出し自己防衛→責任を認める軽蔑→自分自身の気持ちとニーズを伝える石像化→自分の生理的興奮をなだめる

  • 判例時報2536号 保険金と特別受益、いじめ自殺

    ・広島高裁令和4年2月25日決定死亡保険金(保険金額2100万円、遺産総額の272%)について特別受益類推適用を否定。解説に同種裁判例、文献。・福岡地裁令和3年11月25日判決いじめと自殺の因果関係を認めて、学校の管理下において発生した事件に起因する死亡として日本スポーツ振興センター災害共済給付金請求認容。第三者委員会、再調査委員会とも因果関係を否定していた。

  • 判例時報2535号 身体拘束

    ・東京地裁令和3年6月24日判決14歳女性患者の摂食障害治療に伴う身体的拘束について一部を違法として慰謝料100万円。拘束の要件とあてはめ、解説に同種裁判例。

  • 判例時報2534号 和解

    民事裁判実務の要諦12完和解における裁判所の公的見解の明示、和解調書の記載期限の利益喪失の懈怠約款における遅延損害金発生の始期。「期限の利益を喪失した日(当該支払を怠った期日の翌日)」担保供託金取戻請求権譲渡による相手方当事者の直接回収

  • 判例タイムズ1502号 アカハラ

    名古屋地裁令和2年12月17日判決指導教員のアカハラとして、複数主張のうち共著論文から除外という一点のみ認定。慰謝料10万円。

  • 金融法務事情2199号 学資保険、ひととき融資

    ・承継保険契約者の二面性こども保険(学資保険)の承継。保険契約者の側面と受取人の側面。遺言、相続放棄との関係。・東京簡裁令和4年6月29日判決「デート特約」付の金銭消費貸借契約による請求について、公序良俗違反無効で棄却。「原告勤務の病院」というくだりがあるので原告は医師かな。

  • 金融法務事情2200号 株主総会決議瑕疵

    株主総会決議の瑕疵の連鎖と対処方法総会決議瑕疵→有効に選任された取締役がいないので招集できないの連鎖への対応。

  • ジュリスト1579号 CGSガイドライン

    コーポレート・ガバナンス・システムに関する実務指針の改訂

  • NBL1231号 ビジネスと人権

    「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」の概要

  • 2022年9月~12月まとめ

    ○チェ・ジウン「ママにはならないことにしました 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ」 要は戻れない橋を渡るってことなんだけど、本書は渡らない立場でのいろいろ。それはそれでいいが、渡った先については右のふたつ、特に「子育てのパラドックス(原題「ALL JOY AND NO FUN」これほんと本質的な表現と思う)」を参照してほしい。決してお花畑ではなくNO FUNなんだけど、ALL JOYであることも。 ○アンドリュー・ソロモン「「ちがい」がある子とその親の物語」 取り上げられた親子もこれらが編まれたということも、とにかくすごいです。 いろとりどりの親子(字幕版) エイミー・オルナット Ama…

  • 判例タイムズ1501号 財産分与

    東京高裁令和3年12月24日決定 夫の両親が夫婦のために夫婦名義で形成した財産を民法768条3項「一切の事情」として考慮した高裁決定。原決定では夫は夫名義の不動産持分1500万円+3200万円の支払→高裁では妻名義預金(夫の父が通帳印鑑管理)1800万円と不動産共有持分を妻から夫へ移転し、夫は妻に2800万円を支払。だいぶ減りました。特有財産にはしないものの、また、2分の1は維持しつつ、「一切の事情」として考慮するロジック。

  • 家庭の法と裁判41号 子の監護者指定引渡逆転例

    東京高裁令和3年8月6日決定 夫が妻に対し、妻が監護中の子について申し立てた子の監護者指定・引渡について、認容した原審を取り消し、妻を監護者とした高裁決定です。原審判の直近時期に妻が精神症状により入院し、子が児相に一時保護された(3ヶ月程度で解除)という経緯の影響が大きそう。

  • ケース研究345号 アメリカの養育費、家事調停

    ・「海外におけるODRの紹介 アメリカの州裁判所におけるODRの発展」アメリカにおける養育費の強制履行制度 2021年にChild Support Enforcement Programを通じて全米で3270億ドルの養育費が徴収され、そのうちの66%は親の給与の差押など強制執行による。ミシガン州で2015年に出された養育費の支払命令は約85万件、未払額60億ドル超。45日以上の未払→召喚状、未払の理由説明、何らかの合意or逮捕状! 当事者の負担軽減、任意の支払促し、逮捕の減少、支払われる養育費増、州の負担軽減がODR導入の目的。オタワ郡で2016年にODR導入により1月あたりの逮捕状の平均発行…

  • こころの科学226号 カップルセラピー

    「カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか ゴットマンの介入プログラムの誕生とその基礎理論」関係性の家(1)友情・親密さ①愛情地図、②愛情と称賛の共有、③気持ちのシグナルに向き合う、④ポジティブなまなざしポジティブな上書き状態→失敗でさえ慈しみと優しさの視点から受け取る。ネガティブな上書き状態→パートナーが何をしても言っても気に入らない(2)上手なケンカ⑤上手にやりあう(3)意味の共有⑥人生の夢と希望を叶える、⑦意味を共有するすべての関係性とは異文化体験である(4)二本の柱⑧信頼、⑨コミットメント

  • 判例タイムズ1500号 生前払戻預金、親権監護権分属と子の引渡し

    ・「被相続人の生前に払い戻された預貯金を対象とする訴訟についての一試論 最近の第一審裁判例の分析」・東京高裁令和3年5月13日決定親権父、監護権母の分属ケースで面会不実施により父が子の引渡しを求めた事案。認容した原審を取り消し却下した高裁決定。面会不実施は子の学校行事の日程などもあり監護者母の責ではない、親権者父は監護権者母への監護の委託を解除できない。

  • 判例時報2530号 いじめ裁判

    講話 民事裁判実務の要諦11いじめ自殺訴訟について、自殺の予見可能性として具体的予見可能性を必要とする論文が学校側の免罪符になっていた。→自殺の予見可能性の判断は、因果関係の認定判断ではなく、過失の判断としてより規範的に法的価値判断すべき。

  • 判例タイムズ1499号 家事調停、負担付の相続させる遺言

    ・「座談会 調停制度100年 調停制度の現状と課題」34頁大森弁護士「調停の訴訟化」の指摘への細矢裁判官の応答・大阪地裁令和3年9月29日判決相続させる遺言に民法1002条1項(負担付遺贈を受けた者は遺贈の目的の価額を超えない限度においてのみ負担した義務を履行する責任を負う)を類推適用

  • 医療判例解説100号 診療拒否

    東京地裁令和3年3月30日判決不妊治療について患者との信頼関係破壊を理由とする継続拒否について慰謝料等22万円の支払が命じられた裁判例です。

  • NBL1227号 ビジネスと人権

    「座談会 国際通商政策の最前線(上)人権・環境編」

  • 判例時報2526号 DV支援措置と不法行為、部活と中学校の配慮義務違反

    ・名古屋高裁令和3年4月22日判決 住民基本台帳事務における支援措置(閲覧制限)延長申出について要件を欠くものとして元夫への不法行為とされた高裁判決。支援措置申出についての前件判決で注意喚起されていながら延長申出をしたという特殊事情あり。慰謝料は原審5万円、控訴審2万円。 ・福岡高裁宮崎支部令和3年2月10日判決 公立中学の吹奏楽部の練習が過酷で適応障害と診断された生徒について、本人の希望で部活動に復活、親も明示の制止をせず→練習の遅刻欠席で階段昇降の罰(いかにも吹奏楽部という感じ!)を課すなど→退部、不登校、転校。原審は配慮義務違反を否定して請求棄却。高裁は子本人につき慰謝料50万円。両親か…

  • 東弁リブラ22号 公益通報・内部通報

    ・公益通報対応業務従事者の守秘義務を履行する上での留意点 ・座談会 公益通報者保護法の改正による実務対応 https://www.toben.or.jp/message/libra/pdf/2022_10/p02-14.pdf

  • 家庭の法と裁判40号 間接的面会

    「新しい運営モデル」の下での間接交流の検討・調整における留意点について

  • 日詰正文・吉川徹・樋端佑樹「対話から始める脱!強度行動障害」

    ・受信・理解のコミュニケーションに偏らず、当人からの発信・表出のコミュニケーション ・日常生活と治療・教育・療育のありかた せっかくよい本なのに関係者の刑事事件化で微妙な存在になってしまっただろうか。 note.com

  • こころの科学225号 病みつつ働く人の支え

    「うつ・適応障害をめぐって」 認知枠組みを正誤、善悪、勝負から損得、苦楽へ 誰が悪いかという問いから、お互い苦しい、誰も得をしていない、どうすればよいか、という問いへ 「カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか」 修復の試み。1論理的な訴えかけ、2話題の切り替え、3情緒的な親密さ。3が最も効果的。ユーモア、愛情表現、同意、自己開示、We’re OK、部分的にであれ自分の責任を認める。 タイミング。最初の3分間は効果的。最後3分間は無効。

  • 飛鳥井望、神田橋條治、高木俊介、原田誠一「複雑性PTSDとは何か 四人の精神科医の座談会とエッセイ」「複雑性PTSDの臨床 心的外傷~トラウマの診断力と対応力を高めよう」

    ・「倒れたら泥でもつかんで立ち上がろう」神田橋先生が自分を励ますためにつくった標語。 ・根性が悪い生き方はそれなりに本人を守っている。この人は「根性が悪い」で自分を守っているなと思う。根性が悪い人は(対応が)楽。 ・言葉で傷つけるのは本人の中にモヤモヤした自問自答を呼び起こすから傷付きが長く続く。 ・受け入れるときにうなずくというだけにしておく。 ・体験と資質の切り離し、資質に馴染まない体験はトラウマ、馴染もうとしてきた工夫を脱学習、資質に伸びやかさを獲得する気持ちがいい、次のトラウマを発掘する洞察、歪んだなりの纏まりを維持していたシステムの一過性の混乱、洞察の後には休息が必要。精神療法の本質…

  • NBL1223号、1224号 労働事件

    「企業の一生プロジェクト 余剰人員の整理」 ・行政斡旋の解決金額中央値は15万円、労働審判は100万円、裁判和解は300万円 ・日本の労働関係事件は訴訟+審判で年間8000件(総合労働相談コーナーは年間100万件)、ドイツは33万件

  • 2022年6~8月まとめ

    ○伴名錬編「新しい世界を生きるための14のSF」 ○信田さよ子「カウンセラーは何を見ているか」 ○澁谷知美、清田隆之「どうして男はそうなんだろうか会議」 ○斎藤環、内田良「いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア」 ○坂上香「プリズン・サークル」 ○金原ひとみ「マリアージュ・マリアージュ」 ○金原ひとみ「軽薄」 ◯文藝2022年秋号 ○三浦瑠麗「私の考え」 ○安藤優子「自民党の女性認識 イエ中心主義の政治指向」 ○稲田朋美「強くて優しい国」

  • 家庭の法と裁判39号 ステップファミリー、扶養料、婚姻費用、間接交流

    ・「ステップファミリーをめぐる日本的課題 子どもの権利に着目して」 stepとは「一歩」ではなく「近親を亡くした」という意味 継親子関係における支配忍従関係、関係の回避 継親子関係 並行型、代替型(スクラップビルド型) 結婚からの自由と結婚の永続という2つの離婚観。父母が壊れた婚姻関係から逃れる自由は子どもの権利保障との観点から制限される ・再婚に伴うステップファミリー当事者の扶養義務と養育費の支払 裁判例分析を中心として 養子縁組と養育費免除・減額の裁判例 ・親の再婚による面会交流への影響と支援の実情・課題 ・ステップファミリーと養子制度の在り方について 連れ子養子は子の利益になるか ・福岡…

  • 蟻川恒正、木庭顕、樋口陽一「憲法の土壌を培養する」

    こんなに面白いと思わなかった!もちろん、読んでも幻惑されてわからないところは多数。プランBがありつつプランAを放棄しない。三層で思考する。最後は個人のそのときのストラテジー。 そして、賢い人は悪口も巧みすぎてたまらない。すねて屈折して反発+突然の強勢、関係ないのになんか刺さった、気をつけたい…。わたくしも与えられた能力の限りにおいてではありつつ知的な向上と一人一人独自の問題追究をこころがけよう、と思ったとこで人様の感想あさってたらコレ↓!言い当てすぎていて向上心どっかいってしまった。 『憲法の土壌を培養する』の蟻川・木庭・樋口の鼎談、部外者から見るとかなりこれに近い感じだった。https://…

  • 判例タイムズ1497号 医療集中部

    東京地裁医療集中部20年を迎えて その到達点と課題2 ・出来の悪い訴状が2割。確信犯的と能力不足の2パターン ・医学的機序の立証、手技ミス、不作為の因果関係が難しい3類型 ・やってもいない人間が、どうせやってもだめだったなんて言うことは許されない ・尋問で心証が動く事件は2割程度ある ・主治医から主張や陳述書と異なる事実が述べられる例 ・反対尋問は弾劾型と引出型 ・みなさまの「医療訴訟と私」の語りがそれぞれとてもよかった

  • ケース研究344号 子の引渡

    「東京地方裁判所における子の引渡しの強制執行事件の運用について」 ・債務者代理人弁護士に期待するふるまい ・執行官から子の意思確認はしない(すべきでない)が気持ちを尊重するための配慮。 ・奏功例、不能例。

  • 判例タイムズ1496号 交通事故、札幌地裁審理運営モデル

    「大阪地裁交通部における新たな書式を利用した審理について」 「札幌地裁審理運営モデルについて」

  • NBL1221号 ダイバーシティ

    「企業におけるダイバーシティと障害者(2)合理的配慮の現在地と考え方」

  • 家庭の法と裁判38号 間接強制、財産分与、子の監護者指定と海外連れ去り

    例の少年法の論文は少年法がわからず読んでもわからなかろうとチェックせず。 ・大阪高裁令和3年8月2日決定 直接面会を定める調停調書に基づく間接強制の申立。1人1回4万円を命じた原決定を過酷執行にあたると取り消して却下。不実施とされる期間につき感染症拡大によるウェブ面会はされていたこと、日程の変更の協議において面会親が誠実に対応したとは認めがたい場面が多かったことなど。 ・大阪高裁令和3年1月13日決定 妻→夫の財産分与申立。夫は財産の開示拒否、調査嘱託にも同意せず金融機関も応じず。原審判は妻による推計(基準時前の残高+給与、児童手当-固定費支出)を認めた。夫は抗告審で預金額を開示し、推計額より…

  • 判例時報2516号

    東京高裁令和3年10月27日判決 介護支援専門員等が入所者に介護給付申請制度の説明を怠ったとして不法行為責任を肯定(過失相殺3割)。説明義務自体を否定して棄却した原判決を変更。

  • 判例時報2515号 逆転勝訴

    広島高裁令和3年2月24日判決 破裂脳動脈瘤に対するコイル塞栓術中再破裂死亡について、原審棄却→逆転で有責とした高裁判決。術中画像が消去されていたという事情あり。 術中破裂に対して開頭手術で救命できるかのような術前説明をしたことについて説明義務違反も認定。説明文書の記載について「一般の患者の普通の注意と読み方」を基準に判断。説明義務違反については因果関係は認めず自己決定権侵害の限度。

  • 2022年3~5月まとめ

    ○井上荒野「あちらにいる鬼」 ○中村圭一「じつは裁判所ってこんな所なんです!」 ○中野信子、三浦瑠麗「不倫と正義」 ○伊藤比呂美、町田康「ふたつの波紋」 かみあわず、掘り下がらず、距離をとって言い合ってるだけでつまんなかった! わたしは朗読の意味は、同時性…発する者と受ける者が同時に体験することにあるのでは、と10年超の読み聞かせをふりかえって思います。 ○「失敗しないためのジェンダー表現ガイドブック」 ○川上未映子「春のこわいもの」 ○オルナ・ドーナト「母親になって後悔してる」 ○神田橋條治「どこへ行こうか心理療法」 ○磯野真穂「他者と生きる リスク・老い・死をめぐる人類学」 ○東畑開人「何…

  • 山本和彦編著「子の引渡手続の理論と実務」

    ・審判前の保全処分を債務名義として保全執行する場合の2週間の期間制限について、旧法では執行官による執行着手が求められてましたが、改正により家裁への申立が2週間以内ならよいと解されることになって(とりあえず手元では家庭の法と裁判号外76頁)、本書でも86頁に同旨の記載(上記号外より強く言い切ってる)があるのですが、他方、本書索引において「保全執行の期間制限」の項には147、157頁が引かれていて、それらのページにはこのことがきちんと書いていないのですよ。157頁なんて「令和元年度の改正により保全執行の期間制限の捉え方が変わる可能性が指摘されており」という程度の書きぶり。もうちょっとちゃんとしてほ…

  • NBL1218号 ビジネスと人権、サステナビリティ

    「ビジネスと人権対応のための労務リスクの確認と実務対応」 「サステナビリティの思考と実践」 ・Socialや世間を曖昧に社会全体ととらえず、苦しんでいる個人にフォーカスする

  • 判例タイムズ1495号 医療訴訟、永代供養

    ・「東京地裁医療集中部20年を迎えて」 産科医療補償制度によって脳性麻痺の発生件数自体が減っているという指摘。第三者から検証されることが医療現場に緊張を生み出しているからではないかと。つまりは十分に緊張してなかったから発生していたものもあるということよね… ・大阪地裁令和2年12月10日判決 納骨壇使用契約の解約による永代使用料・永代供養料の一部返還。

  • NBL1217号 ダイバーシティ、ESG

    「企業におけるダイバーシティと障害者 合理的配慮の現在地と考え方」 ・雇用分野→障害者の雇用の促進等に関する法律(促進法) ・雇用以外→障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(解消法) ・障害者の権利に関する条約 ・差別しない+合理的配慮の提供 ・法文上は「合理的配慮」の用語は用いられていない ・合理的配慮の対象は雇用率、雇用枠上の障害者に限られず、あらゆる事業主が対象 「消費者取引とESG」

  • 判例タイムズ1494号 虚偽主張の制裁

    名古屋地裁令和3年10月20日判決 同一の交通事故で相互に請求しあっている件で、虚偽主張(大学の非常勤講師の収入があった→調査嘱託により虚偽と判明)をしていた当事者に、相手方の訴え提起に関する費用を除く訴訟費用全部の負担を命じ、過料の制裁を科した裁判例。

  • 金融法務事情2185号 真実擬制

    「真実擬制を認めた裁判例の分析」

  • 二弁フロンティア2022年5月号 紛争論、交通事故

    「脳科学から見た紛争解決」 ・不快情動と理屈の記憶を連合させない(相手が怒ってるときに理屈をぶつけない。法律家のサガとしてはすぐ言いたくなってしまうが)。→説得力のある理屈を言うべきタイミングまで取っておく。 ・freeze,flight,fight 闘争状態は一過性の最終手段。 ・大丈夫、今は死ぬような状況ではない、と伝えてあげるのが調停人の役割。孤立感を与えず尊重されているという感覚を醸成。 ・傾聴。目、表情、体勢。一生懸命メモを取る。提出書類にマーカー、書き込み、それを当事者に見えるように(あざとい!)。 ・オウム返しは疑問。 ・互恵的利他性。「理」により不公正感を取り去る。相互利益案。…

  • 判例時報2511、2512号 IT化

    「特集 裁判手続のIT化のこれから・市民にとって利用しやすい裁判とは」 (上) 綿引長官!!!loveです ・IT化によって審理を充実させようという議論の中できちんと争点整理ができていない現状についての反省も必要。 ・言い分の違っているところをただ並べてみるのが争点整理というふうになっているような争点整理手続が増えている。 ・口頭議論について裁判官は充実していると、弁護士は活性化していないというアンケート結果。裁判官は自分の疑問をたずねて解消したらOKと思っているが当事者は裁判官の頭の中がよく見えていない。裁判官が疑問をぶつけっぱなし、代理人が答えっぱなしでは争点整理にならない。どの点について…

  • 判例タイムズ1490号 争点整理

    田代雅彦「争点整理手続における裁判官の権限と当事者主義~ドイツにおける実体的訴訟指揮・民事訴訟の実体化の議論と対比して」

  • 金融法務事情2181号 内部通報

    「特集 改正公益通報者保護法の概要と実務」

  • 金融法務事情2179号 公益通報

    「内部通報の実効性を高めるために」

  • NBL1211号 内部通報、公益通報

    「内部通報制度の実効性向上に向けた取組み-法改正を好機として内部通報制度の機能と理想の組織のあり方を考える」

  • 判例タイムズ1492号 裁判実務

    「民事裁判手続に関する運用改善提言 現状の問題点を探り、あるべき民事裁判の運用を考える」

  • こころの科学223号 性非行、カップルセラピー、ナルコティクスアノニマス

    ・「「性非行」のある少年・少女への支援」 「グッドライフ」アプローチ ・「カップルセラピーは夫婦を危機から救えるか」 葛藤最小化カップル。説得と歩み寄りを避ける。ネガティブ感情についての受容型、無視型。 葛藤関与型カップルには起伏型、承認型。 うまくいかないカップルは敵意型、敵意分離型。 メタ感情のミスマッチ ネガティブ感情に対するキャパシティ。 ネガティブ感情の表出量が収容力を超える→D/W(要求撤退)パターン→離婚 ・「逆境からのリカバリー 自分を受け入れ、現実と向き合う」 彼女たちが自分と向き合うことを回避しようとするのは、怠けているからでもずるいからでもない。自己嫌悪と自己否定というと…

  • そだちの科学2022号

    ・養育失調 ・not新しい知識、but新しい考え方 ・治療的な楽観 ・獣医学的発想の少子化対策

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