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梅雨の鬱陶しさに兼好法師を想う 4
さて、かつて兼好法師が健在だった京都の茹だるような夏よりも、ゲリラ豪雨や酷暑が全国で広がる近年の日本です。これからを考えると、私はさらにこの兼好法師の「夏を旨とすべし」を頂いて、そうそう「夏を旨とすべし」と言いたいのです。かつて高性能途上
2023/06/30 06:19
梅雨の鬱陶しさに兼好法師を想う 3
ましてや昨今の異常気象です。年々夏冬の温度差が激化して、ともすると40℃越えもある過酷な猛暑日もしばしば訪れる環境の悪化に、窓を開けて風通しよくと言っても、そもそも体温超えの空気をいくら動かしたところで熱風となるだけで涼は取れないのです。
2023/06/29 07:26
梅雨の鬱陶しさに兼好法師を想う 2
兼好法師が宣った「住まいは夏を旨とすべし」は、長らく日本の建築教育の中でもしばしば使われて、その専門教育を受けたものであれば、幾度となく聞いたフレーズということがあるると思います。日本の建築は湿気との戦いだから、高床になり、壁の一切ないど
2023/06/28 07:06
梅雨の鬱陶しさに兼好法師を想う 1
梅雨の鬱陶しい季節が続いていますが、この時期の湿気は体力を消耗し、一気に不快領域に突入する厄介なものですね。かつて鎌倉末期に活躍した兼好法師は徒然草の中で「住まいは夏を旨とすべし」と発言し、日本の開放型の住宅の正当性を裏付ける一言として、
2023/06/27 06:32
創り出して良いのかと言うこと 5
住宅産業全体が、この数年で、コロナや戦争の煽りを受けて大きく様変わりをしてしまっている状況は誰でも感じ取れることだと思います。全体の物価高騰とはまた別次元の様相を呈しています。大手は手を替え品を替え、平静を保っていますが、キャッチーなスペ
2023/06/26 06:41
創り出して良いのかと言うこと 4
嘘のない素材感で、適正な維持ができる工法で、できるだけ環境負荷を与えないエネルギー消費をキープしながら、かつ住まい手が健康で幸せに暮らせる住まいというものはどんなものなのか、自問自答しながらも、理想を抱え、その理想に少しでも帳尻合わせしな
2023/06/25 06:54
創り出して良いのかと言うこと 3
厳しい状況が続いているだけに、厳選したものわ作りたいという思いに駆られます。じっくりと練り上げて、住まい手にも、社会にも、またリアルな今だけではなくて、将来の次世代に対してもよりベターな方法論が見出せないということを常に考えています。また
2023/06/24 07:21
創り出して良いのかと言うこと 2
少なくとも自然界から私たちが何がしかの創造行為をして、モノを創り出せば、それは自然界からの逸脱であり、言葉をにござずにいえば自然破壊の要素を含んでいるということになります。私は35年余り、住まいというものを創り続けていますが、このことは常
2023/06/23 07:28
創り出して良いのかと言うこと 1
罪の呵責なく消費が当たり前になり、大量生産と消費という循環がこの世の中の豊かさのすべてだというような感覚になって私たちはもうずいぶんその盲目的なコマを進めてきてしまっているのかもしれません。近年、頻発する異常気象や天変地異がそういう人類の
2023/06/22 06:55
住まいに関しての言葉について 5
日本語の表現の繊細さは、誰もが認めるものだと思ったりします。最近は、日本人全体がスマホをいじり、コミュニケーションツールとしてメールやチャットという形で「言葉」を字面にする作業を課されていて、逃れようのない現実社会によって選択の余地のない
2023/06/21 06:46
住まいに関しての言葉について 4
彼らが一年暮らしてみて話してくださったのは、間取りの妙であるとか、制作家具のアイデアの利便性、外観意匠の普遍性などについてのご評価でした。そして色々とお褒めいただいた上で、弊社に依頼して本当に良かったとおっしゃって
2023/06/20 16:55
住まいに関しての言葉について 3
言葉の些細なニュアンスを伝え合えるほどの住まい手とのやり取りの中で、ようやく見えてくるものがあるように思うので、日々そんな思いでこのコラムも綴っていますが、高性能住宅ブームの後押しもあってか、そういうことはさておき、とにかく「性能だけは!
2023/06/19 07:27
住まいに関しての言葉について 2
何事もお手軽で簡単な時代になってしまっていますが、そういうことは愚の骨頂だと言われてしまうかもしれません。古いタイプの人間だと言われるかもしれませんが、ただできれば、その繊細なニュアンスまでお相手に共有したいなというところが本音なわけです
2023/06/18 09:01
住まいに関しての言葉について 1
もう十年以上もこのブログを綴っていますが、住まいについて語るときに、私なりにこだわって言葉を使っていることがあります。「住まい」という言葉を規範としますが、「家」という言葉はあまり使いません。漢字の面白さで、住まいは主が人でありますが、家
2023/06/17 09:57
にュートラルになれる場所 5
私のイメージの中では、「我が家」と呼べる私的な住まい空間の必要性が、いよいよあるような気がして仕方ありません。情報のカオスとどことなく閉塞感しかない現代社会の中にあって、心の底から安らげる空間というものが、皆さんおひとりおひとりに必要だと
2023/06/16 07:27
ニュートラルになれる場所 4
もう、なんとなくお体裁でお隣さんと同じような設えの漠然としたイメージの住まいでは、皆さんを日々の喧騒から二ユートラルには導ききれないのではないかと最近は思います。それくらい、私たちの生活環境は悪化してきている。社会情勢はこの先楽観視できる
2023/06/15 07:13
にゅーとらるになれる場所 3
規模の大小に関わらず、住まい手がしっくりくる空間であること、1日の起居動作がスムーズで無駄なくまたストレスのない間取りであることはいうまでもありませんが、そこに満たされる空気の温度、湿度、鮮度に関してもしっかりた担保していかなければなりま
2023/06/14 07:26
ニュートラルになれる場所 2
かつては誰もがスタイルブックに見るような、アメリカンタイプのLDKスタイルに憧れて、漠然とお隣さんもそうだからと、テレビドラマに出てくるような住まいをなんとなくイメージしていたのかもしれません。戸建ての住宅にそういう間取りが出てきたのも、
2023/06/13 07:26
ニュートラルになれる場所 1
このところの世相を考えると、コロナ以降、私的な場所から一歩出ると少しずつ安心できる場所というものがすごく減っているような気がします。日々目の当たりにするニュースも治安が悪くなる方向性を示していますし、なんだかあまり良い印象を受けません。色
2023/06/12 07:24
夏に向けての断熱 5
例えば、冬は真冬日の外気0℃に対して室温21℃をキープする、夏は猛暑日の外気40℃に対して室温27℃をキープするという過程をしたら、温度差だけを比較すると夏の方が制御が楽そうですが、申し上げましたように室内に年間を通して発熱要素があります
2023/06/11 07:31
夏に向けての断熱 4
かつての高気密高断熱で夏場に蒸れるという話があったのはいくつか理由があります。かつては冬仕様のほっかいどうのものが日本列島を南下して普及し始めた時代ですから、夏に一番ネックとなる屋根輻射に関しての対策が少し手薄であったこと、外の冷気を内部
2023/06/10 07:38
夏に向けての断熱 3
酷暑と言われるように、気温が体温を超えてしまうような暑さでは、その中に身を置くことは大変危険です。昔のように、夏は開けっぱなしにして、風を通して空気を変えたら凌ぎやすいという範疇をとうに超えていると言わざるを得ません。すでに空気の温度が体
2023/06/09 07:31
夏に向けての断熱 2
かつて私たちが断熱の勉強を北海道にいき学び始めた頃は、断熱材をしこたま入れると冬温かいという認識が圧倒的に勝っていました。断熱材の普及は、オイルショックによる化石燃料の高騰が家計を圧迫していて、この国の第一次省エネブームと言っても良い時期
2023/06/08 06:48
夏に向けての断熱 1
梅雨に入り、ジメジメと湿気の多い季節となりました。この季節が過ぎると、今度は猛暑の季節がやってきます。近年のこの国の気候は、明らかに変動してしまっていて、私たちの身体機能では補えないほどの猛暑も良く迎えるようになってきました。私たちは「四
2023/06/07 07:26
それでも、住処の構築 5
住まいづくりは言い換えれは巣作りてセスから、いわば私たちの人生の一大イベントです。そこへ欲求がいくのも当然と言えば当然のこと、自分専用の巣作りを是非是非楽しんでいただきたいと私などは思います。社会状況は決して楽観視できる状態ではありません
2023/06/06 07:23
それでも、住処の構築 4
流れから言うと確かに状況は厳しいし、これまでのように安直には住まいづくりが叶わない次第に入っていくと想定できますが、だからこそ、私などはよくよく吟味し、じっくり時間をかけて楽しみながら自らの理想の暮らしを投影するような住まいを、個々に創造
2023/06/05 07:10
それでも、住処の構築 3
これまでもそうでしたが、これからの住まいづくりは、お住まい手自身が一般論ではなくて、ご自分のライフスタイルに合ったカスタマイズができるところまで、深く掘り下げて考えられる必要があります。何を優先して、場合によっては何を潔く諦めるか、取捨選
2023/06/04 14:50
それでも、住処の構築 2
難しい時代だからこそ本物という感覚は、歴史に範を求めればいくらでも見出せます。厳しい時代にこそ名作が生まれるような気さえもします。逆に、高度成長期のピークの時代に、粗悪な建物のが量産されてきた歴史も自明のことなのです。戦後の高度成長期から
2023/06/03 06:58
それでも、住処の構築 1
このところ、目まぐるしく変化していく社会状況などで厳しくなっていく住まいづくりのお話をしていますが、何も脅してネガティブを拡散しているわけではありません。笑。むしろその逆で、状況を冷静に把握して、今だからこそ、どんな知恵で住まいづくりをし
2023/06/02 14:15
さて、どこで暮らそうか…。5
コロナ以降の急速なライフスタイルの多様化で、必ずしも都市部に住まなければならない人の制約は、ずいぶん緩やかになったような気がします。ネット環境さえあれば、どんな辺境の場所でも仕事が成立し、生活にも支障がないという人も増えました。都市部に人
2023/06/01 07:06
2023年6月 (1件〜100件)
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