2022年7月
長らく中断していた下の原稿、ようやく刊行準備に入ることにした。これからまじめに仕事をしなければならない。(腹巻)肺を刺されて入院したときに、広田さんと一緒に見舞いに来てくれた女性洋子が、その後広田さんの家にも遊びに来るようになった。もしかすると前から来ていたが、俺が知らなかっただけかもしれない。広田さんの前の彼女で、二二歳という。家に出入りしていたので、俺も周りの人もみんな、まだ広田さんの彼女だと思っていた。それでも、一緒にお茶を飲みになど行っていた。彼女と知り合って一ヵ月くらいして、広田さんとは二年前にすでに別れていると聞かされた。それなら、なぜいまも広田さんの家に出入りしているのかと俺が聞くと、実家(親)と広田さんは金銭関係でつながっており、広田さんも実家によく来るとのことで、別れてからも妹のように可...ある入力原稿(不定期連載0011)
結局、ライトを買ってきて室内で育てるのはしばし延期とする。そして思いついた。日中は会社前の歩道に植木鉢を出しておき、日に当てておけばいいじゃないか、と。歩行者の邪魔にならないところにひっそりと置いておけば、苦情も出ないことだろう。そこで、会社に来たら松の盆栽ともども路上に出しておく日が2、3日続いた。ところが目の届かないところにジャガイモを置いていると、スクスク育っているのだろうか、日当たりはどうなのだろうかと気になってしょうがないものである。日が暮れたら、鉢ごと100均で買ってきた防虫ネットに包んでおけば、コバエの発生も抑えられることだろうと期待しておく。しかしある日、出社してみたら、やたらとコバエが多い。大量発生していて、室内をワンサカ飛んでいやがる。これまで置いておいた「コバエがホイホイ」も「アース...ジャガイモを植える(04)
さらに後日、Eババ、ただのぬかと茶がらまでご持参なされた。どちらも肥料として効果が高いものとされている。話は変わるが、茶がらを味噌と一緒に炒めれば酒のつまみやらご飯のおかずになる。これはOさんから教わった。それを一度、妻の前で実演してみたら妻がヘンに気に入ってしまい、緑茶をいれてはその茶がらを冷蔵庫に溜め込み始めたから辟易したものだ。単純な話、珍味系の料理は飽きるのも早い。飽きちゃうと箸が伸びないということになる。話をもどし、ライトに当てていた種イモから出てくるのが、芽であるのか根であるのか、それはどうでもよろしい。とにかくそれがある程度伸びてきたら、いよいよ鉢に植えようと考えていた。そして、ようやくそれが2センチほどになっただろうか、植えてみることにした。その芽か根を下にし、5センチほどの深さに植えると...ジャガイモを植える(03)
2022年7月
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