searchカテゴリー選択
chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

カテゴリーのご意見・ご要望はこちら
cancel
プロフィール
PROFILE
ブログタイトル
風塵社的業務日誌
ブログURL
https://blog.goo.ne.jp/wind-dust/
ブログ紹介文
出版現場の最前線から、企画、編集、営業と業務に関わることをなんでもレポートします。
更新頻度(1年)

80回 / 365日(平均1.5回/週)

ブログ村参加:2006/05/16

本日のランキング(IN)
フォロー

ブログリーダー」を活用して、wind-dustさんをフォローしませんか?

ハンドル名
wind-dustさん
ブログタイトル
風塵社的業務日誌
更新頻度
80回 / 365日(平均1.5回/週)
フォロー
風塵社的業務日誌

wind-dustさんの新着記事

1件〜30件

  • 追悼Oさん

    Oさんという方が、先月の中旬に亡くなられていたそうだ。「そうだ」というのは、Oさんからの連絡がなかったので心配した某悪逆集団の某氏が自宅まで行ってみたところ、亡くなっていたとわかった、ということである。その悪逆集団には小生も関わっていて、Oさんが関わるようになったのは90年代初頭だろうか。小生の方が先の関わりじゃないかと思うものの、そこの記憶は定かではない。Oさんは1948年、北海道某市のご出身。なので、享年は73(74?)歳ということになるのかな。父は炭鉱夫であったらしい。高校の同学年にAさんとMさんがいた。その、高校の卒業写真集を持っていて、小生がお借りしたままである。返そうとしたら、「いや、いいよ。腹巻くんが持っててよ」と言われ、そのまま社内に置きっぱなしのままだ。おかげで、学年のマドンナであった(らしい...追悼Oさん

  • 脱・器用貧乏

    8月半ばに『同性愛と新約聖書』を刊行してから、9月初旬にかけ、雑誌を1冊、書籍を1冊、ミニコミ1部、「救援」という機関紙を1部、制作終了。我ながら、よく働いたものだ。ミニコミは制作費の請求が発生するわけではないので、正確にはマルクスのいう賃労働には当てはまらない。ボランティアというか遊びのようなものに該当するわけであるものの、しかし、決して手を抜いているわけでもない。お次の仕事も控えているし、風塵社としての次のプロジェクトも始めたいし、そのミニコミに関わるプロジェクトもある。ミニコミ用のプロジェクトとは、小生がどなたかに話を聞いて記事にまとめるというもので、誌面の関係上9000字をマックスとしていた。しかし、いま踏み込みたいなあという企画に関しては字数制限を設けるつもりはない。そのくらい、ある世界においては重要...脱・器用貧乏

  • 目白へ

    日曜日、半分ウツラウツラしながら囲碁トーナメントを見る。ようやくにして、クソ五輪だ、クソ高校野球だのが終わってくれて、放送時間が通常にもどったのはうれしい。何週間前だったか、明け方の3:00ころ、囲碁トーナメントの放送がされたことがあった。視聴者はどうせ録画ですますのだろうというのが放送する側の考えなのかもしれない。しかし、新聞のテレビ欄をたまたま眺めていて、さすがに哀しい気分にさせられた。そのうえ、睡眠障害を抱えている小生は、放送開始前に目が覚めてしまい、ついついリアルタイムで鑑賞してしまったのである。面白い勝負だったような印象なんだけど、内容はまったく覚えていない。さて、14:00に囲碁を見終えたので「ちょっと池袋に行ってくる」と妻に伝えた。すると「なにしに行くの?」と、想定どおりの返事。「定点観測」「なに...目白へ

  • 『同性愛と新約聖書』販売の裏側

    昨日も記したことであるが、しばらく新刊を出せられなかった。その間にコロナ騒動が勃発し、書店営業の仕方や新刊見本の出し方が変わることになった。要するに、対面は避けてくれということだ。コロナ前の場合、新刊ができるとその見本を抱えて取引している各取次(問屋)に出かけていく。これを見本出しなどと称していた。大手出版社の場合は取次の方から来るらしいが、大多数の出版社は出向くことになり、風塵社も出向く側であるのは言わずもがな。出版最盛期に小生の場合、最大で6社回っていたのかな。それが現状では3社である。そして各取次では、担当者に見本と書店さんから上がっていた事前予約の注文書を渡し、こちらの希望納品部数を伝えることになっていた。その際に、新刊の内容に売り文句やらマーケティング対象の設定やら「こんな形で話題作りをしています」的...『同性愛と新約聖書』販売の裏側

  • 『同性愛と新約聖書』

    ある日突然、このブログを更新する意欲を失ってしまった。失ったからといってなにがどうなるというわけでもないけど、以前は、更新していないと風塵社が倒産しちゃったと思われるのかなと不安に感じていた面はあった。しかし、それも余計な心配だと気がついたためなのか、駄文を記す意欲が湧いてこなかった。意欲が湧きでない理由を分析しようが、考察しようが、それもまたどうでもいい話だ。記すべきは、久しぶりに新刊を発行したということである。書名『同性愛と新約聖書』、副題「古代地中海世界の性文化と性の権力構造」、著者はKさん、本体価格4500円也。弊社からの刊行物では2番目に高い値をつけている。1番高いものは25000円であった。小生がこの場で内容について述べてしまうと、本書がレポートの課題とかになったとき、学生がこのブログからコピペしそ...『同性愛と新約聖書』

  • 福岡へ2021(16)

    福岡大仏胎内めぐり、地獄コーナーが終わって、いよいよ暗闇コーナーへ。その入り口には、左の手すりに沿って暗闇を進んでいけば右側に錠前があり、それをにぎれば霊験あらたかなりというようなことが書かれている。そのへんは、善光寺と同じだ。というか、善光寺を模しているのだろう。とにかく、暗闇のなかへと入っていき、手すりに沿って歩いていく。小生の後ろに妻が着いていく。どの程度歩いたのか定かではないが、2、3分もかかっていないかもしれない。暗闇なので長く感じてしまう。出口に近いところに錠前があったので、妻に「あったよ」と伝えておいた。そこから少し歩けば、もう出口。出口を抜ければ今度は極楽コーナーで、極楽図が掲げられている。暗中を歩くことが擬似死体験となり、その先にある極楽のありがたさを感じられるという趣向なんだろう。仏教におい...福岡へ2021(16)

  • 福岡へ2021(15)

    東長寺の福岡大仏も見ていこうとなり、拝観料一人50円(ふたりで100円)を払い大仏殿のなかへ。その建物を大仏殿と呼ぶのかどうかは知らない。そこには、木造坐像では日本一の大きさという大仏が鎮座ましましている。確かに大きい。見上げると、口が自然にポカ~ンと開いてしまう。しかし、博多のもぐりは、こんな大仏があったなんて知らなかった。もしくは、話を聞いたことがあったかもしれないが、忘却の彼方へとなっていた。そもそもが信仰心などないので、大仏情報にうとくても仕方がないだろう。そういえば、池袋の仙行寺という寺が、数年前に近代的なビルに建て替わった。その際に、新名物として登場したのが浮かぶ大仏である。池袋大仏と称しているらしい。床に台座が敷かれ、そのうえに木造仏が置かれているのではなく、背面の壁に仏像が固定されている。そのた...福岡へ2021(15)

  • 福岡へ2021(14)

    それまで座禅などしたことがなかったので知らなかったが、曹洞宗では壁に向かって足を組み、臨済宗では本堂の中心を参加者が囲むように禅をする。したがって、薄目を明ければ対面に座っている寮友の姿が見える。C寺で座禅をしていたある日、鼻水が垂れてきやがった。なるべく音を立てないよう、必死になって鼻水をすすりこもうとするが、鼻水は万有引力の法則に従い下へ下へと伸びていく。花粉症の季節が終わったころじゃなかったかと記憶するが、身体が目覚める前の早朝は鼻水が出やすい。そして小生の奮闘にもかかわらず、鼻水は唇を越え、アゴを越え、さらには顔を通り越して喉もとあたりまで垂れ下がっている。しかも、プラ~ンプラ~ンと右に左へと揺れ始めやがった。チラッと前方に目をやれば、対面に座っているT君が肩をふるわせて笑いをこらえている姿が見える。「...福岡へ2021(14)

  • 福岡へ2021(14)

    ついでなので、別の妄想も記しておこう。中国では明の時代、倭寇なるものが猖獗を極めることになる。倭とはあっても、その実態は日本、朝鮮、中国の荒くれどもの集まりであったことは、定説化されている(と思う)。おそらくは、博多の街でのあぶれモノにも、倭寇となったのが多かったはずだ。そこで以前から疑問に感じていることがあるのだけれども、彼らはいったい何語をしゃべっていたのだろうか?ピジョン・チャイニーズだったのか。それとも、その問いがそもそも間違っていて、日朝中の海の民の間では共通言語が成り立っていたということなのだろうか。よくわからない。さらにずっと時代をさかのぼれば、九州北部と朝鮮半島との交流は縄文時代から続いているそうだ。それは朝鮮からも縄文土器が出土していることからもうかがえる。となると、彼らは同じ言語、または似た...福岡へ2021(14)

  • 福岡へ2021(12)

    聖福寺にはある重要な文書が伝わっているらしい。それがなんだったのかを失念してしまったが、小生が学生のとき、そこの坊さんが「あの文書はどうして重要文化財に指定されないんですかね?」と語っている場に居合わせることがあった。そんな話を聞いても小生にしてみれば「なんのこっちゃ?」なんだけど、学界では偽書とされているらしいと、中世史を専攻していた先輩に教えてもらったものである。それはともかく、まずは聖福寺の手前にある承天寺(じょうてんじ)から見学してみることにする。そこで気がついたが、そのへんは御供所町という町名で、ごくしょまちと読むらしい。名古屋の市営地下鉄に御器所駅というところがあり、そこの読み方はごきそ、だ。地名の由来は同じような理由によるものじゃないかと推察するが、読み方には地域差が発生している。博多の地の人はサ...福岡へ2021(12)

  • 福岡へ2021(11)

    夕飯を食べながら弟に「朝日新聞の土曜日の別刷りを見ていたら、吃音治療の専門家ということで馬出(まえだし)病院の医師が紹介されていたんだよ。それはいいんだけど、写真の撮り方がホントに上手くてさあ、緑豊かな一角をその医師が慎ましく歩いているような感じの演出で、馬出にそんなとこ、ねーよって思っちゃった」と述べた。すると義弟曰く「いやあ、あのヘンもものすごく変わりましたよ。建物なんてみんな近代的になっちゃって、治療棟がバンバン建っているし、庭も患者フレンドリーな感じになっているんじゃないですかね」げな。ヘー、そうなんだ。小生の述べている馬出病院なるところは、夢野久作著『ドグラ・マグラ』の舞台ともなったところであり、アジア太平洋戦争中は七三一部隊にも多くの人材を送り込み、さらには米兵の生体解剖を行ったことで歴史上著名なス...福岡へ2021(11)

  • 福岡へ2021(10)

    妻と義理の弟とドッキングする時間が近づいてきたので、駅ビルを降りていった。ミスドの前で小生を待っている姿がある。ところで、くそハンバーガー屋のマクドナルドのことを、東京ではマックと略称し、大阪はマクドと呼ぶという話は有名だろう。福岡はマックではないかと思う。エスカレーターでは、東京で歩かない人は左側によって右側を空ける。大阪ではその逆で、歩かない人は右側に寄る。福岡は、小生の覚えているかぎりでは東京方式。名古屋は数十年前に、大阪方式から東京方式に転向したはずだ。名古屋の転向にはなにかきっかけがあったのだろうか。人々の社会的行動がある日を境にガラッと変わってしまったのだから、謎としか表現できない。したがって、名古屋ではマクドナルドのことをどう略称しているのか。今度名古屋に行ったら、姪にでも聞いてみることにしよう。...福岡へ2021(10)

  • 福岡へ2021(09)

    春吉橋から南に右折し博多駅方面に進めば、川の両岸は緑地帯となっている。その一帯を清流公園と称すらしいが、川の流れは清流とはほど遠い。河口が近いのだから、それも仕方がないことだ。そして、屋台の仕込を始めている人たちの姿が目立つ。昔は発電機を持ち込んで店の照明などに使用していたと思っていたのだが、その清流公園のあちこちに電源が設置されているのだ。それは知らなかった。中洲の川沿いは屋台が並ぶことで有名な、福岡の観光地である。そのため観光地料金だから、例えばおでんのようななんでもないものでもクソ高い。それでも、「ここのおでんは東京じゃ食べれん味ばい!」なんてお店のオニイサンが気勢をあげれば、観光客は喜んでくれる。したがって、地元の人はめったに行かない一角でもある。札幌のラーメン横丁に地元の人が行かないようなものだ。ラー...福岡へ2021(09)

  • 福岡へ2021(08)

    さて、缶ビールを飲み干してしまったので、天神に向かうことにする。南側の中洲方面に少しもどってから橋を渡り、福岡市赤煉瓦文化館のところに出る。昔は日本生命九州支店だった建物だ。その建物の前に、昔は屋台が出ていた(いまはどうなのか知らない)。寮の先輩がそこでバイトをしていたことがあったとかで、夜、ラーメンを食いに車でよく行ったところである。そこを通り過ぎ、いよいよ天神コアの跡地へ。巨大な更地が広がっているはずであるけれど、フェンスに囲まれていてなかはよく見えない。数年後どうなっているのだろうか。ただし、飛行機の騒音と工事の音とがあいまって、クソうるせえ。そこに巨大なショッピングモールが誕生しても、うるさいことには変わりないだろう。そこで時計を見ると、そろそろ博多駅に向かわないと妻との待ち合わせに遅れそうだ。中洲を突...福岡へ2021(08)

  • 福岡へ2021(07)

    そういえば、博多駅の新幹線側の2階に、ヒゲのオヤジのイラストを掲げた床屋だったか美容院があったはずだ。あれってなんだったっけ?と、その看板を探してみたものの見つからない。そのお店がなくなってしまったのか、小生の記憶ちがいなのかは判然としないが、見当たらないものはしょうがない。そろそろ歩き疲れてもきたので、とにかく宿に向かうことにしよう。ということで博多駅構内を抜けて大博通りへと向かう。博多駅から海側に向けて、大博通り上にモノレールを通すという計画があったことを思い出した。モノレールといえば小倉で充分という気もするが、博多駅から福岡ボートまで直結させるということだったのかな。もしもそうなっていたら、博多駅周辺にはガラの悪い人たちがたむろしていたことだろう。その昔勤めていたT社の倉庫が、埼玉の戸田にあった。現在は某...福岡へ2021(07)

  • 福岡へ2021(06)

    そこで米作を本格的に始めようとしたら、その場の構成員での集団作業が求められる。計画的な人員配置をはじめ、四季の変化のなかでの各作業の判断、各種資材の手配、収穫物の保存・配分などなど、個々人のてんでバラバラさには制御がかけられることになる。そこからヒエラルキーが自然に発生し、さらにそれが王権の誕生へと展開していく。というのが一般的な説明だろうか。一方、これは福岡の話ではないものの、縄文時代中期には農耕が始まっていたことは定説となっている。ユネスコの世界遺産に選ばれそうな東日本の縄文遺跡群とか、信州諏訪の縄文遺跡などでは農耕の跡が認められている。そして、シャーマンか首長のものなのかどうかは知らないが、埋葬の仕方が特殊な形態の墓もあり、階層分化が始まっていたこともわかっている。(以上は、過去に読んだ書籍から記憶をもと...福岡へ2021(06)

  • 福岡へ2021(05)

    せっかく山王まで来たので昔通っていたバイト先を探してみたものの、マンションが建ち並んでいるだけで、問屋らしきものなんてどこにも見当たらない。移転したのか、倒産しちゃったのか気になるものの、その社名も忘れちゃったからその後の調べようもない。その会社はあきらめて、久しぶりに山王公園を歩いてみた。30数年前の姿を覚えているわけもないが、印象としては、ずいぶんと整理されたような気がする。以前から芝生の広がっているところではあったはずだけど、現在ではジョギング用ロードなんかも作られていた。近くに住んでいる人だろうか、4、5名のジジババが楽しげにおしゃべりをしている。「オイ、オイ、密だぞ」なんて野暮なことは言わない。公園内を博多駅方面に向かって進んでいけば、左手には山王神社がある。これは昔からあるものの、少し盛り上がったと...福岡へ2021(05)

  • 福岡へ2021(04)

    そして、食後「すみませ~ん、そば湯ください」と店員さんに声をかけたら、店員さんはキョトンとした顔をしている。一緒に食べていた仲間も「おまえ、なん言っとうと?」という雰囲気だ。その一人が「腹巻、そば湯っちゃなんね?」とたずねてきたので、食文化がちがうんだとようやく気がついた。ばってん、そば湯もつかん盛りそばっちゃなんね、という気分にはなったものである。小生が福岡に暮らしていた当時は、そばを食すということがそのくらい非日常であったはずだ。そのゆえに、薬院なんかでそば屋と出合ったのなんて奇跡に近かったのかもしれない。ところが、昼飯を食べに入ったチェーン店のうどん屋では、目の前で幼い男の子が盛りそばを食べている。なんとも珍妙な光景のように感じた。そして案の定というべきか、そば湯なんて出てくるわけがない。そば湯という文化...福岡へ2021(04)

  • 福岡へ(03)

    ようやく泣き止んだガキを連れてババサマがもどったところに、そのテーブルに料理がちょうど運ばれてきた。なにを頼んだのかなあと眺めれば、ガキには盛りそばである。「マジ!博多で盛りそば?」と意外の感に打たれる。もちろん、福岡にそばがないわけではない。そば自体は、福岡県の場合、旧小石原村あたりでも栽培されていると聞いたことはある。しかし福岡でのそばとなると、東京(というよりは東日本)のように日常的な食事ではないはずだ。そのゆえに驚いた。学生のとき、後輩に松山出身のやつがいた。そいつの曰く、「そばって、大晦日だけに食べる特別なものだと思っていました」。そんなことを聞くと、信州の山ザルである小生など腰からくだけそうになるものの、食文化の違いなんてのはそんなものなのだろう。そういえば、小生が初めて福岡に行ったとき、晩飯を食べ...福岡へ(03)

  • 福岡へ2021(02)

    しばらく待っていてようやく登場時間になったので、初めてスターフライヤーに乗り込んだ。スターフライヤーって、そもそもは羽田―北九州市間を結ぶ路線としてスタートしたはずである。しかし、北九州市の空港がどこにあるのかは知らない。シートが革張りとは聞いていたが、そもそも機体が大きくないので、1列が左右に3席ずつの6席だ。しかも、お客さんはガラガラ。航空会社には申し訳ないものの、これなら快適な移動になりそうな予感がする。しかし、ビデオのプログラムはさほど充実していない。読み止しの本を読みつつウツラウツラしていたら、あっという間に福岡に近づいてきている。向かって右側の席に座っていたのだけれど、窓外には小さな島がいくつかプカプカ浮かんでいるのが見えてきた。そのうちの一つで、大規模な埋め立てでも行っているのだろうか、二つの小さ...福岡へ2021(02)

  • 福岡へ2021(01)

    本年も、妻と一緒に福岡に行ってきた。事前に義弟から「どこか行きたいところあると?」とたずねられ、「空港通りのひらお(という天ぷら定食屋さん)に行きたい」と答えておいた。すると、コロナを心配する妻は「そんなとこ、店内は仕切られているの?」とくだらねえ心配をしやがる。「それじゃあ、大宰府インター近くのだるま(天ぷら屋らしい)にする?」と義弟は気を遣ってくれるのだけれども、小生にとっての問題はそこにはない。そもそもが大宰府まで行くほどのことでもないうえ、だるまというお店のことを知らない。そうではなく、小生に初めてイカの塩辛の美味しさを教えてくれたひらおに行きたいだけなのだ。しかも、ひらおは福岡空港に接している。そこで妻が弟に「じゃあ、来る途中に店内をのぞいてきて。密だったら、私は車のなかで待っている」げな。小生は塩辛...福岡へ2021(01)

  • 月末の風塵社(02)

    某日、Aさんという方にお話をうかがう機会があった。AさんはB社から本を出されてもいる。雑談の最中、B社の話となった。弊社と同じくB社も厳しい経営を余儀なくされていたので、B社社長の苦労もしのばれるというものだ。そしてまた、Aさんの著書の売れ行きとは関係なく、B社の経営は厳しかったことだろう。ただし、その本が爆発的に売れていたら、話は別である。そして、B社社長からAさんに「お金貸して」という電話が、ある日あったらしい。なんでも、B社社長は知人からお金を借りるため某所まで出かけたいのだけれど、その旅費も作れないということだ。しかし貸し借りとなると、その後の人間関係を含めて面倒になっていくのが世の常である。そこで聡明なAさんは、自著を100冊買い取るという方策でB社の手助けをしようと考えた。金額にすれば10数万という...月末の風塵社(02)

  • 月末の風塵社(01)

    月末を迎えた。金がない。支払いをなんとかしなければならないけれど、その当てもない。会社に行くのがいやになる。本日の風塵社の営業は休みにしようかなあと、布団のなかで考える。しかし、校了しなければならない仕事が一本あった。となれば、会社に行かなければならない。嗚呼、いやだいやだと思いつつ布団から出てみたものの、よくよく考えれば(よくよく考えなくても)、こんな生活をもう20年以上も続けているのだ。こんなんでよく生きてきたなあと、いまさらながら、おのれの強靭な生命力に気がついた。高校生だったとき、友人から「おまえはヴァイタルだよなあ」といわれたことがあったけれど、当時はvitalなんて語の意味を知らなかったから、「ヴァイタルってなに?」と素直に聞き返していたものであった。それから何年かが経ち、別の友人から「おまえはゴキ...月末の風塵社(01)

  • ぬか漬けパック

    金欠病の合併症による鬱状態が思わしくない。会社に着いても気分がだるいだけ。会社までは走っているというのに、着いたらだるいとはどういうことなのか。おかげでポケ~としているばかりなり。そんなかったるい日々を送っていたら、社内の流し下の収納に置いていたヌカ漬けをダメにしてしまった。もちろん、陶器の容器で漬けているわけではなく、スーパーにあるパックのものだ。それを開けるたびに刺激臭が漂うようになってしまうというわけである。キュウリやらナスという夏野菜を、これから漬けたいなあという季節を迎えようとしている。そこで、腐敗菌に占領されてしまったヌカ漬けパックを、そこでなんとか復活できないものかと考えた。ネットを引いてみると、「腐敗菌は嫌気性なので、毎日、手でとにかくかきまぜろ」とある。ならばと朝昼晩の3回、パックを開けては数...ぬか漬けパック

  • 大月へ(06)

    「鬼の岩屋」というむかしの修験道の跡地をあとにし、われわれもようやく山頂を目指すことにした。ここで告白しておけば、実はその岩殿山なるものを少々ナメていた。夫婦ふたりとも、足元は登山靴ではなくジョギングシューズである。しかもスティックも持ってきていない。さすがにペットボトルの水くらいは駅前で買ってきたものの、実質的には昼食用におにぎりの準備をしたくらいだ。そこでmこの先つえくらいないと面倒かなと、落ちていた枯れ枝を拾いスティック代わりとした。10分も歩かないうちに尾根のような感じの道となる。左右を見比べてみるが、どちらも広葉樹と針葉樹が入り混じっており、明確なちがいはなさそうだ。これは方位の問題なのかな。東南側から登っていれば、左右に同じように日が当たる。そのため広葉樹と針葉樹との棲み分けが生じていないのだろうと...大月へ(06)

  • 大月へ(05)

    岩殿山のルートマップを見ていて、巨岩を稚児落としと呼んでいることを知る。しかも何箇所かあるようだ。名称の由来は人減らしにあったのか、それとも子どもたちへの教育的威嚇効果によるものなのかは知らないが、それにしても物騒な命名をしたものである。信州の姨捨山みたいなものだ。さらには鎖場もあるようだ。以前、韮崎の甲斐駒ヶ岳(だっけ?)に妻と登ったときも鎖場があった。「すぐ終わるからちょっと鎖場を試してみたら」と妻をだまし、無理に登らせてみた。すると途中で下を見てしまったのだろう、人間が恐怖を感じる高さまで登っていることに妻が気がつく。いまさら降りるわけにもいかないので、必死になって上まではい登っていった。その姿を笑いながら小生は登り、上に到着してから「だから言ったでしょ、やればできるって」と偉そうに訓示してあげたわけであ...大月へ(05)

  • 大月へ(04)

    何十年か前、ネズミの国には行ったことが一度あるけれど、富士急ハイランドには行ったことがない。小生は信州安曇野の出身なので、小学生のころ夏休みに富士急ハイランドまで遊びにいってきたという同級生が、毎年、ひとりかふたりはいたものであった(もっと多かったかな)。おそらくは両親の車に乗せられ、連れていってもらったのだろう。うらやましい、一度は行ってみたいなという思いと同時に、絶対に行きたくないという気持ちもこみ上げてきたものである。どういうことかというと、ガキのころは父親の乗用車の臭いがダメで、乗るとすぐに気分が悪くなって吐き気をもよおしてしまったからだ。そのため、車での長距離移動など拷問でしかない。当時の交通事情では、安曇野から富士急ハイランドまで車で2時間半くらいだろうか。往復すれば5時間ともなろう。まあ、帰りは寝...大月へ(04)

  • 大月へ(03)

    妻は特急あずさで大月まで行くつもりであったようであるけれど、特急を使うほどの距離でもないだろうと思っていた。そのため、中央特快に乗ることは至上命題でもあったのだ。そして池袋―大月間のJR乗車券のみなら、片道1500円ほど。所要時間も2時間弱というところだろうか。ところがトラブルが発生し、大雑把にどの程度時間がかかるのか、結局のところいまだわかっていない。そのトラブルというのは、小生がまちがえて八王子で下車してしまったことである。高尾行きの電車に乗っていたのだから、素直に終点の高尾まで行けばよかった。ところがなにを勘違いしたか、高尾から先に進む電車は八王子から出ているものと小生は思い込んでいて、八王子で降りてからホーム上をさまようこととなる。どこに行くにしても、そこでの行動は基本的にはインプロヴィゼーションだと小...大月へ(03)

  • 大月へ(02)

    さて、布団にはもぐりこんだものの、久しぶりの山歩きだなあと想像したら、山猿ちゃんの血が騒ぐというものである。眠れなくなってしまった。いい歳こいて、遠足前の小学生かよという気分となる。隣りからは妻の高いびきが聞こえてくる。「うるせえな、この野郎」と思っているうちに、こちらもいつの間にやらウツラウツラ。ところがしばらくして、目が覚めてしまった。枕元に置いたケータイを見れば、2:00前である。睡眠不足で遠足中止ともなったら、笑うに笑えない。熟睡できないなあと内心でぼやきつつ、ひたすら目を閉じていることにする。そこでまた意識がもどれば、まだ4:00前。これが5:00くらいならば起き出すところではあるけれど、もう少しの辛抱とまた目を閉じる。おかげで6:00前に目覚ましの音で起きたときは、眠くて眠くてどうしようもない。遠足...大月へ(02)

  • 大月へ(01)

    いつの間にやら5月となり、連休を迎えることとなる。これまでは、連休中に開かれる笠間の陶炎祭なるものに、妻とF社社長と出かけることが多かった。ところがコロナの影響で昨年は中止。今年はいちおう開くものの、お酒を出すようなところはないようだ。それならば行ってもしょうがない。妻は焼き物も見たいようであるけれど、小生にしてみれば酒を飲む以外に愉しみなどあろうはずがない。そこで、せっかくの連休をどうしようかと考えるものの、そのうちの1日は出社して定例の「救援」の作業をしなければならない。残りは家でゴロゴロするにしても、1回くらいはどこかの低山にでも登りたいものだ。どこに行こうかなあと考えてみる。妻はコロナに恐怖しているので、高尾山のような混雑の予想されるところには絶対に反対することだろう。秩父の低山には「飽きちゃった」とタ...大月へ(01)

カテゴリー一覧
商用