毎週楽しみにしていたTVドラマ『舟を編む』が終わってしまいました。原作は2012年本屋大賞を受賞した三浦しをん著『舟を編む』(光文社)、ベストセラーにもなり、今でもとても好きな作品です。2013年には石井裕也監督、松田龍平主演で映画化され、その年の日本アカデミー最優秀作品賞を受賞しました。あれから10年以上過ぎ、あの頃と比べ物にならないくらいデジタル化が進んだ今、『舟を編む』がドラマ化されると知り、アナログの紙の辞書を作るテーマはどうなの?と不安に思いながらずっとドラマを見ていました。でもデジタル辞書やコロナ禍も盛り込んでの内容は新鮮でとても良かったです!「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」とこの書名をつけた三浦しをんさんの原作の持つ力もあるのでしょう。ドラマの中でとても良いセリ...TVドラマ