今日は山の日(令和6年度)
何となくではあるが、まだまだ浸透していない印象もある「山の日」。まぁ、我々的には盂蘭盆会(お盆)の直前ということもあって、気にしている状況でも無いというのが実際のところか。なお、「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」として、2016年から行われるようになった。今年で9回目であるから、確かにまだ親しまれていないのも。拙僧的には、今日という日付に因んで「山」について参究しておきたい。道元禅師の『正法眼蔵』「山水経」巻もあるが、今年は以下の一首から学びを深めてみたい。山深み峯にも谷も声たてて今日もくれぬと日暮ぞなく『道元禅師和歌集』こちらの御歌だが、特に題などは付いていない。季節などが分かるのは、末尾の「日暮(ヒグラシ、蜩)」であろう。俳句であれば7月(秋)の季語とされる。この一首も秋という...今日は山の日(令和6年度)
2024/08/12 10:23