ようやく理解してきた「言葉」

ようやく理解してきた「言葉」

もうじき40歳を迎えますが、最近になって学生時代のバイト先の上司から社会人になる際の心得として言われた言葉が非常に深いと感じるようになりました。 私が学生時代の最後にバイトしていたのは某有名百貨店のお得意様部でした。 通常学生のバイトといえば、売り場のスタッフなどが中心なのですが、私はなぜか売り場ではなく、所謂営業部の所属となりました。とはいえ、アルバイトが営業活動をするわけはなく、私はお得意様向けの品物を保管したり、持ち出しを手伝ったりする「お回し受付」という倉庫のような部署の所属になりました。 ここには60を超えた嘱託社員の室長を中心に、アルバイト2名、パート2名という小さな部署で、まるで昔あった江角マキコ主演の「ショムニ」に出てくるような部署でした。 ただ、社会人になる前に学生の自分にビジネスマナーなどを教えてくれたのがこの室長で、私が大学を卒業し、就職する際に連れて行ってもらった送別会で次のように言われました。 相手に頭を下げられても勘違いするな!それは自分ではなく冠(会社)にだと思え! 懇親会の2回に1度は会社の経費ではなく自分のお金で支払え 冠に関係なく付き合える仲間を最低3人作れ その時は、いまいち言っている事がわからなかったですし、若手時代はこんな事を考える余裕もなかったのですが、転職を経験したり、マネージャーになったりと社会人経験を重ねるにつれて、この言葉がどれだけ大事なものだったのかを実感してきました。 特に3に関しては、転職した時に冠関係なく付き合ってくれる人は、今でもよい相談相手ですし、会社が違えど仕事面でも強力な援軍になってくれていて感謝しかありません。 そして、直近では転職を経験している社員の少ない現在の会社では、私は珍しい存在のため、この2か月程度の間に2名から転職の相談をされました。 そちらどちらも現在の人間関係に悩んでいることが原因との相談であったため、以前別の記事に書いたように、ポジティブな転職よネガティブな転職について話しました。 そして、どちらの相談もネガティブな転職を考えていたため、最終的には現在の環境を変えるべく、相談できる人による支援を行うことを提案し、自分も協力する旨伝えました。 但し、このように悩んだ場合も室長の3番目の言葉は本当に重要だなと感じました。 自分なりに、じゃあそんな仲間をどのように作ったらいいのか?という事になると、まずは他人に興味を持ち、会話するこ

2022/11/19 20:41