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読破済みBL漫画1,500冊以上!アラサー腐男子のBL愛を全力でお届けします。

ダイキ
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2025/06/17

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  • 【レビュー】真夜中の俺を見て とろけるまよなか|えっち度MAX!甘S×Mカップルの結腸責め番外編

    これは…まさに「えっち度カンスト!」の看板に偽りなし!読後、しばらく脳が沸騰しっぱなしだったよ。Luria先生、攻めすぎでは?!(もちろんめちゃくちゃ褒めてます) 番外編と言いつつ、ほぼ全編が濡れ場という潔さ。荻野×真夜のカップルが安定して恋人モードに入った後の夜の出来事、というだけでテンションが上がるのに、序盤から真夜くんがムラムラ悶々してて、こっちのテンションも一緒に上がっていく。荻野さんが優しく察してくれる、あの余裕のある大人の包容力もたまらん…。普段は爽やか兄さんなのに、いざベッドインするとSっ気ムンムンで攻め倒すギャップ、たまらなくないですか? そして今回の目玉、まさかの「結腸責め」!BL読んできてそこそこ長い僕でも、ここまで徹底して描く作家さんは初めてかもしれない。セリフも「俺が本気で根元まで挿れたら、ここまで届くよ」って…!荻野さん、あなたそれはもはや兵器です。真夜くんの体がどんどん蕩けていく表情、涙もよだれも全部リアルで、読んでるこっちまで恍惚感が伝染しそう。正直、現実では一生体験することなさそうな領域だけど、漫画ならではの「ヤバさ」を全力で味わわせてくれるのが最高。 個人的に毎回キュンとするのは、荻野さんの「手」の描写。骨ばって血管が浮き出た大きな手が、真夜くんを優しくも容赦なく責める…Luria先生のフェチ描写力、やっぱり神だと思う。普段は優しい余裕キャラでありつつ、セックスとなると言葉責めもソフトSも全開。M気質の真夜くんとの相性が良すぎて、二人とも気持ちよさに溺れちゃってるのがページからダダ漏れ。この二人の絡みは本当に「エロいのに愛がある」から、ただのサービスシーンで終わらないのも好きポイント。 しかも、エロの合間にちょっとした可愛さも忘れないんだよね。翌朝、「小鹿」になった真夜くん(つまり足元おぼつかない状態)とか、行ってきますの甘いチューとか、エロ直後なのにほっこり甘々な余韻が残るのがズルい。どんだけ読者を骨抜きにする気なの…(僕は骨も溶けた)。 あと、個人的なこだわりポイントなんだけど、上半身は着衣のまま進行するエッチシーン、めっちゃ好き。Luria先生の描く体のラインが美しすぎて、服で隠れている部分が逆にエロさを引き立てるというか…。定点カットのコマ割りとか、細部のフェチっぽい演出もオタク心にグッときてしまった。 修正に関しては、今回は白抜きで枠線もないって感じだけど、むしろ粘膜の

  • 【レビュー】あまえるケダモノ|エリート×エリートの超絶ビッチ受が挑む学園セックスゲーム

    冴木と本城、この二人のエリート同士のセックスゲーム、想像よりずっと良い意味で裏切られた…!正直、あらすじ読んだ段階では「童貞漁りのビッチ vs エリート高校生」ってどれだけドロドロした話になるんだろうと思ってたけど、蓋を開けてみたらむしろ「人間臭さ全開」というか、キャラクターのリアルな部分がガッツリ描かれていて、妙に共感できるシーンが多いんだよね。 まず冴木。文科省勤務のエリートって超お堅いイメージあるのに、裏ではノンケ童貞ばかり喰い漁ってるっていうスーパーギャップ。しかも「超絶ビッチ」ってキャッチコピーだけど、ただのビッチじゃなくて、自分の欲望にも正直に生きてるところが逆に潔くて好感持てる。しかも彼、ただのノンケ童貞ハンターじゃなくて、妙に人の裏を読んだり、相手の心の隙間をちゃんと見てたりするんだよね。それがただのエロ担当にならない理由だと思う。 そして本城。最初はチャラいし、「おいおい絶対遊び人だろ」って思ってたら、実はめちゃくちゃ努力家で、ちゃんと年齢相応の弱さや可愛さも見せてくる。生徒会長でエリートって聞くと、どうしても「出来すぎキャラ」になりがちだけど、筋先生はそこを上手く裏切ってくれて、だんだん素の本城が見えてくるのが面白い。しかも彼、ただのセフレ契約で終わらせず、ちゃんと冴木に惹かれていく理由が描かれているから、単なる「エロ要員」じゃないのが良い! ストーリーもただのイチャイチャじゃなくて、情報省のエリートが潜入調査のために高校教師になるっていう、なかなか現実味のない設定なのに、キャラのやり取りや学園内の「あるある」ネタ、ギャグ要素がちょこちょこ挟まれてて、それが絶妙なスパイスになってる。特に冴木の上司の局長が良い味出してて、二人だけじゃなくて周囲のキャラも魅力的。あとエリート×エリートの設定が、意外と「普通のカップル」っぽい距離感を生み出してるのも面白い発見だった。肩書きはバリバリなのに、実際はどちらも裏の顔があって、妙に等身大なやり取りが微笑ましい。 エロは期待を裏切らず濃厚(笑)「汁っけ多し」って口コミがあったけど、ほんとその通りで、ここぞとばかりに描き込まれてる(*´艸`*) 冴木が積極的で肉食系なので、よくある「いやいや受」みたいなダルさもなく、むしろ攻め(本城)が翻弄されるシーンもあって新鮮。ギャグ要素も多めだから、エロとコメディのバランスが絶妙で、変に重くならずにサクサク読める。個人的

  • 【レビュー】伝説のヤリチンVS鉄壁の尻穴4|温泉旅行と涙の急展開!最強カップルの冬休み

    温泉旅行から始まる今回、相変わらず冒頭からハイカロリーなラブラブ暴走列車が発車してて、僕の心拍数も急上昇。御神楽と瀬那、どっちが攻めでどっちが受けか…とか考える余裕もないほど、二人のエロとラブがてんこ盛り。浴衣×目隠しで始まるエッチシーンは、単なるサービスを超えて、二人の「好き」が溢れ出してる。目隠しされてるのに、ちゃんとお互いの反応を感じ合ってる感じが最高。あと、瀬那のヤンキー根性、やられっぱなしじゃなくてちゃんとやり返す攻防戦に、思わずガッツポーズしたくなる。ヤンキー受け、やっぱり良いなぁ…。 ハードなプレイはもちろん、今回は「名前呼び」にもキュンキュンさせられた。長い付き合いの中で、改めて名前で呼ぶことの特別さとか、距離がグッと縮まる感じ…ニヤニヤが止まらないやつ。しかもそれがエロだけじゃなく、二人の未来を示唆する大事なイベントになってるのがニクい。 そして、事件(!?)勃発。瀬那のおばあちゃんが骨折、家族が帰省、まさかの御神楽家でのプチ同居展開。これ、ラブコメならありがちな流れだけど、御神楽があれだけ幸せダダ漏れで瀬那を大事にしてるのを見ると、もう親目線で「良かったな…!」って泣けてくる(僕、アラサーだけど涙腺弱い)。瀬那も、単なるゲストじゃなくて家事を率先してやったり、姉たちとも仲良くなったり、真面目さ全開で健気すぎ。 ただ、御神楽家って超お金持ちの名家なわけで、いよいよ「身分違い」ってやつの現実が迫ってくる。御神楽母、出てきた瞬間は「絶対怖い人だ…」って思ったけど、話の分かる人っぽくてちょっと安心。でもやっぱり御曹司の後継者問題とか、「お前が相手で大丈夫なのか」みたいな壁がドーンと出てくる。これ、瀬那みたいな庶民派、家族想いキャラにはキツいよなぁ…。自分を犠牲にして御神楽を優先する瀬那と、それでも絶対に一緒にいたい御神楽。二人ともまっすぐすぎて、読んでて胸がギューッと締め付けられる。 途中まで「イチャコラしやがって!羨ましいぞ!」って思ってたのに、終盤はまさかの涙腺直撃。御神楽が必死になってるのは、ただの「恋人」だからじゃなくて、瀬那と築いた一つ一つの思い出をちゃんと大切にしてるから。キーホルダー事件で「そこ?!」ってなったのに、実は二人にしか分からない大事な繋がりの証だったって、もう…やられたわ。 あと、ととふみ先生の作画!毎回思うけど、エロもラブも背景も全部気合い入りすぎ。浴衣のシワ、下着のレース

  • 【レビュー】伝説のヤリチンVS鉄壁の尻穴3|独占欲爆発!愛し合いすぎな最強カップル修学旅行編

    最初から最後まで、御神楽と瀬那のイチャイチャがこれでもかってくらい詰め込まれてて、読んでる僕まで糖分過多で倒れそうになった(笑)このシリーズ、1巻じゃまだ「ライバル感」強めだったのに、3巻ではもうお互いの「好き!」が爆発してて、独占欲の応酬が見どころ。特に修学旅行編、まさに高校生BLエロラブコメの王道イベントを全力で突っ走ってる。押入れの中でこっそり…って、バレたらどうすんだよ!ってツッコミ入れたくなるけど、密着エロ距離感はやっぱり正義だと思う。瀬那が御神楽大好きすぎて、嫉妬したり不安になったり、感情の揺れ動きがめちゃくちゃリアルなんだよなぁ。 御神楽の溺愛っぷりは相変わらず。あの余裕たっぷりな金持ちイケメンが、瀬那絡みになると理性ブッ飛ばして嫉妬MAXになるの、読んでて「これこれ、これだよ!」ってガッツポーズしちゃう。しかも女子から告白されたっていう修学旅行あるあるイベント、普通なら修羅場一直線だけど、御神楽はちゃんと誠実に断ってるし(ここ大事!)、それでも疑っちゃう瀬那の気持ちも超共感。ネックレス投げ捨てちゃってからの後悔、あれは青春の痛みって感じで胸がキュッとなる。しかも思わぬ助っ人(当て馬要員)が現れて…だけど、結局御神楽の愛が強すぎて誰も割り込めないって展開、安心安全の鉄壁カップル誕生です。 あと、瀬那が普段はツンツンしてるのに、肝心なところではデレと直球愛情をブチかましてくるのが最高。このギャップがもう…読者を萌え殺しにかかってきてる。御神楽に負けないくらい、瀬那も実は御神楽のこと大好きで大好きで仕方ないやつなんだとしみじみ実感。お互い不安になりながらも、最後には信頼し合ってる感じが、なんというか「恋人通り越して人生の相棒」みたいな絆の深まり方をしてて、読み終わる頃には「この2人なら何があっても大丈夫だな」って思わせてくれる。 エッチシーンもサービス精神旺盛すぎて、思わず顔を覆いたくなるレベル。しかも単なる●●じゃなくて、そこに「好き」の気持ちや執着、独占欲、甘えたい気持ちとか、色んな感情が混ざり合ってるから尊いんだよ。押し入れでバレるかバレないかのギリギリ攻防も良いし、仲直り後のエロがまた甘すぎて…ちょっと休憩入れたくなった(笑) 渋谷での修羅場も、普通はドロドロしそうだけど、この2人の場合はむしろ愛の証明タイムになるんだから面白い。瀬那のメガホン告白(想像しただけで顔真っ赤)とか、やっぱりラブコメ

  • 【レビュー】伝説のヤリチンVS鉄壁の尻穴2|最強DKカップルの爆甘ラブ&溺愛編

    読了直後、まず「これぞイチャイチャの極み!」と叫びたくなる一冊だった。タイトルは最強ヤンチャ男子二人のバトルロワイヤルっぽいけど、中身は完全に溺愛カップルの恋人編。1巻で男同士のプライドぶつけ合いから始まり、無敵のヤリチン・御神楽と鉄壁の尻穴・瀬那がまさかのカップル化。で、2巻はどうなるの?と思ったら、まさかここまで糖度フルスロットルで来るとは…完全に僕の糖分摂取量オーバーです、先生。 まず、御神楽が瀬那のことを好きすぎてヤバい。もともと校内イチのモテ男が、今じゃワンコ系彼氏化してるのがたまらん。瀬那への溺愛っぷりが振り切れてて、もはや犬。しかも瀬那も強気なツンデレかと思いきや、御神楽に褒められたい一心で剃毛プレイにチャレンジしたり、デートでやきもち焼いたり、可愛すぎる。鉄壁とは?ってツッコミたくなるくらい、完全に恋の沼にハマってる姿にニヤニヤが止まらない。 デートからお泊まり、花火大会に家族とのカミングアウトまで、イベント盛りだくさん。どのエピソードも「はいはい、またイチャついて…」ってツッコミながら読んでるんだけど、不思議とイヤミじゃなく、こっちまで幸せな気分になる。「お前は俺のもんだろ!」って瀬那が御神楽を独り占めしたがるシーンは、思わず壁ドンしたくなるレベルでキュン死。逆に御神楽が理性崩壊してゴム忘れかける姿には、え、普段の余裕どこ行った⁉って笑ってしまった。 そして両家公認のカップル化ってのが優しさ満点すぎる。BLで家族公認って、正直レアじゃない?お姉さんズや弟も出てきて、みんなで2人の恋を応援してくれるから、読みながら「幸せになれよ…!」って謎の親心まで湧いてくる。しかも姉たちの「彼女だとムカつくけど、彼氏なら許せる」みたいなセリフ、妙にリアルですごく共感した。 エッチシーンも、今回は「0.01mmが憎い」って名言(迷言?)が飛び出したり、瀬那の全剃りプレイがあったり、なかなか攻めてる。ゴムの薄さに本気で嫉妬する男子高校生って、冷静に考えたらだいぶアレだけど、そのくらい瀬那を好きってことでしょ?甘々だけど、欲望ダダ漏れな感じが青春っぽくて良い。しかもエロだけじゃなくて、ちゃんと2人の気持ちのすれ違いや不安、独占欲とか、恋愛のリアルな部分も描いてるから、ただのラブコメじゃ終わらないのが推せる。 作画も安定してて、硬派な男子同士なのに色気がすごい。瀬那が照れたり、御神楽がデレたりする表情が絶妙で、見てるこ

  • 【レビュー】伝説のヤリチンVS鉄壁の尻穴|ヤンキー最強対決!?エロと純愛のセックスバトルコメディ

    タイトルからしてヤバい。「伝説のヤリチンVS鉄壁の尻穴」って、初見で買うのにちょっと勇気がいるレベル。僕も、「これ書店でレジ持ってくの無理じゃない?」って素で思いました。でも、いざ読んでみたら、タイトルでビビってた自分が恥ずかしくなるくらい、めちゃくちゃ楽しくて可愛いBLでした。 まず、主人公の二人が強烈すぎる。「伝説のヤリチン」御神楽くん、365日違う相手と寝てるって、そんな人ほんとにいるの?ってツッコミ待ちの設定なんだけど、この子が実はめちゃくちゃピュア。対する「鉄壁の尻穴」瀬那くんは、いつもお尻を狙われながらも絶対誰にも許さないというガチガード系。スタンガン持参のガチっぷりが笑える。だけど、性に奔放っぽいのに恋にはめっぽう疎い二人っていうギャップが、読んでてすごく新鮮なんよ。 ヤンキー設定だけど、実は喧嘩とか暴力シーンは全然なし。むしろ周りが勝手に盛り上がってるだけで、二人は「最強」の肩書きとは裏腹に、心はめちゃくちゃピュアで可愛い。むしろそのピュアさで読者を殴ってくるタイプ。二人とも顔が美人なのもポイント高い。黒髪クールビューティーな受け・瀬那くんのゲス顔、めちゃくちゃ好きです。ギャグみたいな顔芸も多くて、真面目にエロいこと考えてるのに表情が漏れ出ちゃってるの、最高。 ストーリー自体は、セックスバトルがきっかけで始まる「どっちが上か」対決なんだけど、意外にもエロは最終話まで本番がなく、最初は兜合わせとかイチャイチャレベル。いや、兜合わせから始まるBLってなかなかないよ?(笑)でも、単なるエロ売りじゃなくて、むしろ「本気で恋しちゃった童貞たち」の初々しさにシフトしていくのが面白いところ。御神楽も瀬那も、自分の気持ちに初めて気づいて揺れる感じが、やたらリアルでキュンとくる。ガチ恋童貞の本命感でグダグダ悩む姿が、いやもう可愛いのなんの。 話のテンポもすごく良い。ギャグ強めで、最初から怒涛の展開。「何言ってんだこいつら」って思いながらも、結局二人のやり取りが気になってページをめくっちゃう。御神楽のスパダリぶりも、完璧すぎずちょっとおバカで惜しい感じがあって親近感わくし、瀬那はツンツンしてるのに実は苦労人で、家族思いの良い子。ツンデレ受け好きにはたまらんやつです。 あと、当て馬とか嫌なヤツが全然出てこないのが地味に嬉しい。ケンカップルがイチャついてるだけで話が進む、平和な世界観。作中でピンチっぽい場面もあるけど、ち

  • 【レビュー】手中に落としていいですか 4|大本命をついに手中に!クライマックスが甘すぎる大人の恋

    「手中に落としていいですか 4」を読み終えて、まず思ったのは「やっと、このふたりの恋が実った…!」っていう安堵と高揚👏これまでの巻でかなりじれったい駆け引きが続いてたから、ここまでたどり着くのに僕もだいぶ感情を揺さぶられました。 巳鹿島と新田、どちらも一筋縄ではいかない大人の男。巳鹿島の飄々としたクールな表情の裏にある、不器用ながらも真剣な想い。それに応える新田の、警察官らしい誠実さと、でも恋となると急に不器用になっちゃうピュアさ。このギャップが本当にたまらないんだよね。特に今巻では新田の表情がグッと柔らかくなって、急に可愛くなっちゃってるのが最高。3巻までのニブニブさはどこへやら、まさに「恋を知った顔」って感じで、読んでてニヤニヤが止まらなかった。 そして、事件の渦中で有馬が起こしたこと。これはもう、読んでて「うわぁ…」としか言いようがない。正直、有馬の行動には納得できない部分が多かったし、被害にあった巳鹿島の健気さが際立った。傷害事件を大ごとにしなかったことについては、納得いかないままな自分もいるけど、ここはふたりの物語のための装置と思って受け入れるしかないのかな…。 病室のシーンはエモすぎて、目頭が熱くなった。新田に向けられた「…好きじゃないなら、消えてよ」って叫びは、これまで自分の気持ちから目を背けようとしていた彼が、ハッとさせられた瞬間。男同士で、簡単に気持ちを口にできない背景がリアルで、そのぶん言葉一つ一つに重みがある。巳鹿島も、そんな新田の想いをしっかり受け止めて、想いが実ったことが本当に嬉しかった。 そして、くれの又秋先生といえばやっぱり丁寧なエッチシーン。もう、これだけでも読む価値あるって断言できる。肌質の描き方、指や手の絡み方、キスのしっとり感、どれもリアルで妙に生々しいのにエロいだけじゃなく、ふたりの心がちゃんと動いてるのが伝わる。特にバスタオル敷く描写は「リアリティ!」って思わず笑っちゃったけど、安心安全なBLには欠かせないアイテム感があって、妙にツボ。 巳鹿島が背が高くてがっしりしてる受け、新田が攻めで色気たっぷり。普通、逆かな?って思うけど、くれの先生の手にかかるとこの配置がめちゃくちゃしっくりくるんだよね。警官姿の新田の腹筋バキバキ、かと思えば可愛い表情。ギャップ好きとしてはご褒美展開すぎる。 あと、料理のエピソードも良かった。2人とも手作りご飯が得意で、煮物を作りながら…な流れと

  • 【レビュー】手中に落としていいですか 3|難攻不落な恋心、当て馬登場で嫉妬が爆発!

    いやー、3巻、読んだあとの胸のざわつきが未だに落ち着かない。毎度思うけど、くれの又秋先生の「手中に落としていいですか」シリーズ、ただのラブコメBLじゃなくて、恋愛の“未完成で不安定”な部分をこれでもかと突きつけてくるよね。今回は特に、有馬という当て馬男子の登場で、物語全体が大きく揺れ動く“転”の巻。まさに波乱の展開、きました。 まず、有馬の存在感がすごい。BLあるあるの「当て馬」って、たいてい引き立て役だけど、有馬はそれだけじゃなくて、ちゃんと背景も描かれてて“ただの嫌な奴”で終わらない。EDに悩んでるAV男優って設定なんだけど、ピュアすぎてこじらせた不器用さが、読んでて妙に引っかかる。最初は「なんだこの自己中心キャラは…」って正直ちょっとイラッとしたけど、彼なりの必死さや、誰にも分かってもらえない苦しさが見えてくると、憎めなくなるんだよなぁ。 とはいえ、有馬シーンが多いのは賛否分かれそう。口コミ見ても「有馬多すぎてしんどい」って声もあるけど、僕はむしろ“ここまでしないと巳鹿島と新田くっつかんのか!”って笑っちゃった。攻めも受けもガチで鈍感&不器用、その間に割って入るキャラのパワーがないと、こういう関係性はなかなか動かない。逆を言えば、有馬の存在があってこそ、新田の中に眠ってた独占欲や嫉妬がドカンとあふれてくる。恋愛って、時に“他者”が刺激剤になるよな…と妙にリアルに感じてしまった。 巳鹿島さんの株、今巻で爆上がりした人、多いんじゃないかな。これまで得体の知れなさが不安でもあり、逆に魅力でもあった巳鹿島。だけど有馬とのやり取りで、意外なほど誠実で優しい男だと分かってくるし、何より新田にだけ見せる“かわいさ”がじわじわ滲み出てきて…いや、そんな顔する!?ってこっちも思わずニヤけちゃう。新田自身が「巳鹿島も可愛い…」って気づいちゃうシーン、読んでる方もまさに“宇宙猫”状態(笑)いつの間にか読者まで、巳鹿島の沼にハマってるから怖い。 名シーン語り出したらキリがないけど、やっぱり“傘で隠したキス”は外せない。雨のシチュってだけでもエモいのに、あれ、周囲から見えないようにそっと傘を差し出す仕草が、二人だけの世界を作り出してて超ロマンチック。あの瞬間、新田と巳鹿島の距離が一気に縮まったの、もう空気で分かる。しかも、巳鹿島の「お互い様ですよね」って台詞の表情、目が見えるだけでこんなに感情が伝わるのかと…絵もめちゃくちゃ綺麗にな

  • 【レビュー】手中に落としていいですか 2|得体の知れないスカウトマン×難攻不落なお巡りさんの不器用ラブ

    いや〜読み終えた後、なんとも言えないモヤモヤとドキドキが残る2巻だった。正直1巻の「押しの強いスカウトマン・巳鹿島」と「真面目すぎるお巡りさん・新田」のガチバトル(?)なイチャイチャがもっと見られるのかと思いきや、今回は二人の間に新キャラがぶち込まれてきて、恋愛偏差値が急上昇した感じ。 まず、新田さん。相変わらずの真面目さと、ゲイである自分をまだ完全には受け入れきれてない葛藤がリアルすぎて、読んでるこっちまで「自分って何なんだろう…」って一瞬哲学しちゃいそうになる。巳鹿島と一線を越えてから、ふとした瞬間に“生々しい感覚”が蘇る新田さん、完全に身体が覚えちゃってて、でも心がついていかない。自己嫌悪と欲望の狭間で揺れるこの感じ、BL好きにはご褒美です。 でも今回は、直接的なエロは少なめ。むしろ、それぞれが“自家発電”にふけるシーンがピックアップされてて、これがまあ……最高すぎた(真顔)。新田も巳鹿島も、お互いを思い出してシてるのが切なくてエロい。特に新田さんの方は、必死に声を抑えてる感じとか、もう「誰かそのドア開けてあげて!」って叫びたくなっちゃったよ。 新キャラで注目なのが有馬。彼が出てきたことで、物語が一気に転がり始める。最初は「お前絶対当て馬だろ」って感じなのに、意外とストーリー的に重要な役回りを持っているのが面白い。登場時のデジャヴ感から、だんだん新田さんに絡んできて、巳鹿島との関係がより複雑に。しかも、新田さんの従兄弟・恵まで出てくるもんだから、キャラ渋滞が起きてる。正直、恵にはあんまり共感できなかったんだけど(自己中すぎるし、突然の「俺にも見せてよ」発言には僕も「いや無理!」ってツッコミ入れた)、彼の存在が新田をより追い詰めて、物語的には良いスパイスになってる気がする。 巳鹿島さんはというと、相変わらず胡散臭いけど、なんだかんだで憎めない。キツネみたいな笑みで敬語使いだけど、本心が見えないタイプ。でも、ふとした瞬間に本音が漏れたり、新田に対して独占欲ちょい出ししてきたりするのが、ズルい!新田さんの腹筋触っちゃうシーンとか、キスを一つずつ重ねるシーンとか、さりげないけど確実に心を揺らしてくる。読んでるこっちまで「何かもう、君らいい加減くっついちゃいなよ」って言いたくなる。このシーン、何度読み返したことか…。 エロが控えめなのに、関係性の「ねっとり感」はむしろ増してる印象。お互いを強く意識してるのに、どうにも

  • 【レビュー】手中に落としていいですか|糸目スカウトマン×鍛え系童顔警官のじわ甘執着ラブ

    最初に感じたのは、「巳鹿島、どこまでやる気?!」っていう攻めの圧の強さ。巳鹿島はゲイAVの凄腕スカウトマンで、糸目+敬語っていう絶妙な胡散臭さがクセになるタイプ。ちょっとキツネ目で何考えてるかわからない感じなんだけど、ニコニコしながら新田をじわじわと自分のペースに引き込んでいく手練れっぷりがすごい。最初は「スカウト目的でしょ?!」ってツッコミたくなるし、その手管の巧妙さに読んでてニヤニヤが止まらない。 新田の童顔×筋肉ボディのギャップもたまらないポイント。見た目は可愛い系なのに、脱いだらガッチリしてて、「え、そっち///」っていうサプライズ。普段は真面目な警察官っていう設定だからこそ、巳鹿島のトリッキーな仕掛けに翻弄される素直さがめちゃくちゃ映えるし、ほだされていく過程の描写が丁寧だからこそ、その変化がリアルに伝わってくる。 二人の距離が近づくきっかけが「共通の好きな作家」っていうオタク的な接点なのも、個人的にはすごく好き。ガチガチのエロだけじゃなく、趣味の話ではしゃいじゃう新田の姿とか、そこから自宅にまでホイホイついていくちょろさ…いや、警察官!もうちょっと警戒心持とう(笑)でも、そのチョロさが逆に新田の「素直で人を疑わない良さ」として物語の推進力になってるの、すごく上手いなぁと思った。 巳鹿島の攻め方はとにかく飽きさせないし、一線を越えるまでのジリジリした駆け引きがエロい!酒で酔わせて、肌を撫でたり唇をつついたり…まるで獲物を追い詰める肉食動物のような独占欲と執着心がヒリヒリ感じられる。しかも巳鹿島、技術もメンタルも一流なもんだから、新田がどんどん陥落していく流れが説得力あって、読んでて「もう降参しちゃいなよ!」って応援したくなる(笑) 新田の葛藤も丁寧に描かれてて、ノンケ警官として「認めたくない気持ち」と「巳鹿島のことが気になってしまう心」のせめぎ合いがリアル。体は反応してるのに頭が追いつかない…みたいな新田のもだもだ感が可愛くて仕方ない。巳鹿島の押しの強さに「やっぱ無理でしょ💦」ってなりつつ、でもどこかで期待してる自分もいて、この心の揺れがハマる人にはドツボなんだろうなと思う。 ネットの口コミでも言われてるけど、糸目攻めってBL界隈じゃ珍しいらしい。でもこの巳鹿島は、糸目なのに媚びないし、むしろその曖昧な表情が余計に「何考えてるかわからない不気味さ」と「時々見せる本気顔」のコントラストになっててめちゃく

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