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炎のクリエイター日記・本家 https://hono-kuri.hatenablog.com

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。 お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像を心掛け、 どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

杉ちゃん
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2025/06/09

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  • 鶏かつ丼 ~親父と鶏の壮絶なバトル~

    小学生の頃は、オカンが作る晩ご飯に鶏肉が使われていなかった。親父が鶏は大の苦手だったのが理由だったようで、聞いてみれば壮絶なお話がこの一件に絡んでいた。以前にも書いたことがあるが、初めての方のためにもう一度。もともと親父は鶏肉が大好物だったらしく、ある日飼っていた鶏を一匹捕まえて、近所の養鶏場でお肉への処分を頼みに行ったが、運わるくご主人が不在だったようだ。 ▼京都王将の丼鉢は我が家の持ちもの 自分での殺処分は未経験だが、毎度のように後ろで見ていた親父は、一人だけでも出来る自信があったそうだ。鶏屋さんがやるように、出刃包丁一閃!一振りで首を刎ねる狙いも、皮一枚残すシクジリを犯した。切り口からス…

  • アユ料理を三種 ~香りが良いアユは清流の苔から~

    香魚とも呼ばれる「鮎(あゆ)」は、独特な香りを持つ淡水魚であって、その理由は川底の苔を餌にしているため、川の環境によってそれぞれ違ったお味を持っている。水質の良い清流ではスイカの香りがして、そのほかの個体でも最低限キュウリのような香りが味わえる。 アユが「香魚」と呼ばれだしたのは、アユの持つ独特な香りが由来していて、この香りこそアユの持ち味だと思う。呼び名は香魚だけでなく、鮎・年魚・銀口魚など、お好きな人にとってはこの季節の風物詩であり超美味しい贈り物だろう。ミニマム級の小指サイズは唐揚げでカリッと仕上げた。 ミドル級のアユは天ぷらとしてみたが、双方共に塩で戴くと最高のビールのお供となった。最…

  • 盛岡冷麺 ~今年最初の麺つるつるシコシコ牛スープ~

    本場の盛岡冷麺は、1954年に食道園を開店させた麺職人が、朝鮮半島に伝わる咸興冷麺(ピビン冷麺)と、平壌冷麺(スープ冷麺)の二種を融合させ、インスパイアして創作したのが始まりと聞く。本場の雉(キジ)と大根の水漬けを融合させたスープは、牛スープとキムチの酸味で代用するような調合から、盛岡冷麺の独自なお味を生み出せたそうだ。 また朝鮮半島の冷麺は、蕎麦粉を練り上げた黒っぽい麺だったが、盛岡冷麺はは、ソバ粉の代わりに小麦粉を使って半透明の麺に仕上げたのも光っている。本場の麺特有のコシの強さは無いにしても、日本人の感覚にはピタリ嵌ったということだ。朝鮮半島の子供用冷麺「チョルメン」と結果的に似た感じに…

  • ソーセージ丼 ~卵とじ効果で美味しい & 近況報告~

    冷蔵庫の食材が、期限切れになる直前あたりでチェックを入れるのがワシ流で、食品の無駄は極力なくしたいものだ。お米であっても、高騰価格になってからは、ひと粒も残さないと自慢気に嘯く人もおられるが、それは今までの自分を反省するのが筋だろう。 世の中は、得てして素行不良の人が更生したら褒めるが、普段から真面目にやっている者には当然のように接するところがある。人間として上なのはどちらか比べたら歴然なのに、教育者であっても更生組みを持ち上げる者が多いことよ‥‥‥お話が逸れてしまった。 期限切れ直前食材は、冷蔵庫の野菜室と冷凍庫に眠る確率が高い。早速にチェックを開始すると、ソーセージ・貝割れ・冷凍カボチャな…

  • 究極のトンデミ ~肉食堂「最後にカツ」リポート~

    豚テキ専門店と聞く、肉食堂「最後にカツ」第一号店は、京阪石山坂本線の島ノ関駅から徒歩2分のところに以前からあった。お昼どきにはお店の横を車で走り抜けると、熱々の分厚いトンテキが食べられるお店として、超狭い店内にお客がごった返しているのが見てとれた。第一号店イコール「パート1」と言うらしい。 お店の印象としては、お世辞にも垢抜けているとは言えないトレードマークの看板が、頭の片隅に残っているくらいが、地元の者が受けている感想だと思う。見た目で判断するのは失礼なことだと思い、以前から肉食堂の力量を経験したいと思っていたところだった。 ヘンチクリンな目立つ看板はもちろん、最近の手段であるSNSでの動画…

  • 稚鮎の山椒煮 ~今年は活きの良いのがピチピチ~

    そこはびわ湖でも「湖北」と呼ばれる田舎に、名もない河川があって‥‥‥ワシの知識が貧困なだけかも知れないが。若鮎が少しだけ獲れるスポットがある。目的は今年の川の状態や流れを見に行くことで、一応は子供が使う虫取り網のようなものを保険で持参した。 普段から魚影は薄い川だが、琵琶湖の水位が「+」の状態にも拘らず、これほど水が干上がっているのは、ここ数年と比較しても久々のことだ。これじゃアユどころではないと、川面の近くまで行ってみると、水たまりが数箇所出来ていた。海で言う潮だまりみたいなものだろう。 なんと! 複数のアユが取り残されていたので、お土産にと悪戦苦闘して鮎の救出作戦に出た。自宅へ帰れば、副産…

  • 酢豚弁当@298円(お試し価格) ~COOP生協から~

    この歳になるとお弁当に時間はかけられない。そんなことで相方がお昼の弁当に、COOP生協の「酢豚弁当@298円(お試し価格)」を、お仕事のランチにしようと考えたようだ。ところが職場から伝えられた勤務体制は、早朝からお昼までのローテーションで、お弁当要らずの時間帯に少々肩すかしを食らったようだ。 冷凍の豚唐揚げと、甘酢餡の袋入りがセットになっていて、自分の好みのお野菜の追加で、酢豚を自分で仕上げると言うことらしい。白ご飯と酢豚を同梱のパック弁当箱に、自分で詰めるような不完全な酢豚弁当セットとなっていた。豚から揚げ・甘酢餡のお味はボチボチでも、お試し価格からレギュラーメニューになれば価格はいくらまで…

  • 家族連れでお出掛けしたいGウイーク

    信楽のお狸さん 信楽の陶器市への道中は異常に混んでいた。テレビのニュースから推測すると、子供に良い経験をさせてやろうと、家族連れでお出掛けしたいが、この物価高騰の折に先立つものがない。考えた末に入場料の負担がなく、子供の知識になるところが選ばれての陶器市が大盛況となったらしい。 信楽陶器市 天狗のお狸さん グイ呑み一個@800円 Amebaブログ←クリックするとリンクします。と、 と悩みましたが、引っ越し先はアメバにしました。皆さんのご訪問をお待ちしております。

  • Amebaへ引っ越しました

    アメバブログへお引っ越ししました。Gooブログからアメバブログへのお引越しが終わりましたので、是非ともアメバブログへもお越しください。下のバナーを突っついていただければ、アメバブログの「新・炎のクリエイター日記」にリンクしています。なお、永きに渡りGooブログ炎のクリエイター日記へのご愛読ありがとうでした。Gooのコメント欄は暫く開放致します。追伸‥‥‥アメバブログのコメント欄を調べますと、コメントするをクリック → 別画面のログイン画面を下にスクロール → ログインせずにコメントする → がありますので、ニックネームと本文だけでコメント出来るようです。 ‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥ご訪…

  • お引越し♡は良いけれど ~アメバの操作性☆Ameba~

    アメバブログへお引っ越ししました。 Gooブログからアメバブログへのお引越しが終わりましたので、是非ともアメバブログへもお越しください。下のバナーを突っついていただければ、アメバブログの「新・炎のクリエイター日記」にリンクしています。なお、永きに渡りGooブログ炎のクリエイター日記へのご愛読ありがとうでした。Gooのコメント欄は暫く開放致します。 追伸‥‥‥ アメバブログのコメント欄を調べますと、コメントするをクリック → 別画面のログイン画面を下にスクロール → ログインせずにコメントする → がありますので、ニックネームと本文だけでコメント出来るようです。 ‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥…

  • Amebaブログへお引っ越し

    ★ アメバブログへお引っ越ししました。 Gooブログで長らくやってきましたが、Goo側の一方的なサービス打ち切りで、他のブログへのお引越しを余儀なくされました。是非とも、アメバブログへもお越しください。下のバナーを突っついていただければ、アメバブログの「新・炎のクリエイター日記」にリンクしています。なお、永きに渡りGooブログ炎のクリエイター日記へのご愛読ありがとうでした。Gooのコメント欄は暫く開放させていただきます。追伸‥‥‥アメバブログのコメントの書き込み方を調べますと、コメントするをクリック → 別画面のログイン画面を下にスクロール → ログインせずにコメントする → がありますので、…

  • ペペロンチーノ ~ポーク缶で即興パスタ~

    日本でレトルトスパゲティが流行り始めたのは、乾麺を超柔らかくまで茹でて、ケチャップ味にして真空パックにしてあった「ママースパゲティ」が、たぶん起源だと思う。お弁当作りのオカンは、これを小分けにして弁当に詰めていたのを記憶している。今回はポーク缶を使ったペペロンチーノのご紹介。ヒョンなことからイタリア人が、ママーの「真空スパゲティのイタリアン」の茹でタイプを試食したところ「日本では生涯パスタの美味しいものは食べられない」と断言されてから早や半世紀が経過した。現在ではイタリア人を唸らせるパスタ屋さんを容易に探すことも簡単となった。自分で作るには、オリーブオイルに、ガーリックの香りと旨みを溶かし込む…

  • とこ豚骨ラーメン ~自由にカスタマイズは栗東豚人~

    言わずと知れたラーメン屋さんの「麵屋風花」は、京都の高辻東洞院に本店があるラーメン屋さんで、どこで合体したかは知らないが憶測で書いていく。豚人(ぶたんちゅ)の麦笑グループと、業務提携されて麦笑の「とこ豚骨」を扱うようになったようだ。風花からの暖簾分けで、中丸が独立し豚人チェーン中丸風花が生まれたようだ。 ▲ニンニク増し増し ▼小丼はキャンセルして白ご飯に 守山の豚人は、定食やお決まりのセットがあり、お値段も少々張るようで麺も少ない印象だった。しかし今回訪問の栗東豚人は、注文しやすくフロワー担当の見事な仕切りも手伝って、初入店のワシでも馴染めた。駐車場が満車でウロウロ迷っていると、中から店員が飛…

  • カニばら寿司 ~タラバガニカマの剥き身をトッピング~

    岡山の中央付近にあたる津山は、日本海からも瀬戸内からも遠く離れていて、新鮮なお魚はそうやすやすと手にはいらない。岡山が発祥の「ばら寿司」は、新鮮活魚は使わず干し椎茸・干瓢・酢蓮根・そして錦糸卵・刻み海苔・紅生姜などで仕上げる。奈良でもばら寿司文化があるのは、似たような食文化がそうさせたのだろう。 津山の名物と言えば、コノシロに似たお魚ママカリを、ご飯の友なら山間部まで輸送がきるので重宝されている。奈良はサバの塩〆したものを、スライスして柿の葉寿司を作ったりする。これらは、新鮮なお魚が手にはいらない山間部での知恵と経験ということだ。そんな昔の山間部にカニカマなるものがあれば、格好のばら寿司へのト…

  • 春の山菜天ぷら ~コゴミ・タラの芽と、野菜の天婦羅~

    この時期の山菜からは、持ち味のほろ苦さを感じられる。本日は春の山菜天ぷらのご紹介だが、ワシの中ではコゴミ・ワラビなどは見分けが付かない。自分で穴場を探し当て、若い芽を摘んで帰って塩水に暫く浸して、汚れやアクをとれば、天ぷら食材としては仕入れ値ゼロでも、高級食材となる。道の駅での販売も利用するとスムーズにイケルだろう。 コゴミはアクが少なく、天ぷらでカラッと揚げれば、さほど取り扱いは難しくはない。従って、アク抜きは形だけで汚れを落とせばOKで、下茹で不要にて「コゴミの天ぷら」に仕上げていく。食べ方は、塩・抹茶塩・天つゆなど、お好みで食べると美味しく戴ける。先日ご紹介したチクワ・茄子・お芋・カボチ…

  • 牛ホルモン焼きうどん鶏かつ丼 ~全力飯のかつやさんから~

    またまた全力飯のかつやさんから、期間限定企画で「牛ホルモン焼きうどん+鶏かつ丼@769円(税込・100円引)」が発売された。‌気のせいか最近になって頻繁に期間限定が出るので、そのスピードにワシが付いていけなくなった雰囲気もあるので、どうやら新レギュラーメニューの開発も兼ねているのかも知れない。 今回のかつ丼は鶏肉かつ仕様で、本来焼きうどんは丼シャリの上に乗っけるブツではないのだが、それは常識に照らし合わせてのことで、ワシはたとえ何が乗っかっていても、不思議ではない「かつやさん」だと心得ている。時たま飛び出す全力飯の奇策に、些細なことではビックリしないようになった。 鶏かつは味噌ダレで味付けし、…

  • サワラは春のお魚 ~今が旬のサワラが水揚げ~

    魚辺に春と書いて「鰆(さわら)」と読む。サワラは白身の美味しいお魚で、名前から想像できるように春が旬のお魚、この時期になると大阪湾に産卵のために大挙押し寄せると同時に、サワラが春を告げるように水揚げされる。そんな折には、切り身にして冷凍保存しておくと、いつでも焼き魚に仕上げられるし、もう一つクオリティをあげて、味噌漬けなら一石二鳥なお美味しくなる。 ▲サワラの炙りは、皮面を注視しながら焼いていく ▲サワラが水揚げされると「春」を感じる 一般的にサワラと言うお魚は、寄生虫が多いと言われている。従って一定の温度で一定の時間加熱すると完璧だが、意外と刺身にしても美味しい。そんな時には、料理人は生身を…

  • オム炒飯 ~炒飯の歴史は古いが、日本はアレンジ得意~

    保存用冷凍白ご飯でつくる「オム炒飯」のご紹介。もともとの炒飯は、皆さんもご存じのとおり発祥の地は中国で、この料理にまつわる歴史は古い。あの遣隋使の時代の隋の宰相が、余ったご飯の再利用を考え、卵とご飯を絡めた砕金飯を作って好んで食べたとある。それが中国各地に広がり現在の炒飯となったようだ。 時代は流れ、炒飯も色々と作り方が枝分かれして、アレンジもなされて「オム炒飯」なるものが出現した。オムライス炒飯を略して縮めるのが昨今の流行りで、炒飯は美味しいが何か物足りないイメージが付きまとう。それを解消しようとした、アレンジ得意の日本の調理人が、五目炒飯や餡かけ炒飯そしてオム炒飯などを誕生させたようだ。 …

  • 麻辣担々麺 ~担々麺・四川麻婆豆腐の三国志さん~

    久々に訪れた京阪三室戸駅前にある、担々麺・四川麻婆豆腐専門店の超名店「三国志さん」で、手を出していないのが「麻辣担々麺@800円(税込)」と言うことで早速注文した。カウンターの前には、呼び鈴ブザー・メニュー・豆板醤・酢・岩塩・黒コショウ・花椒と並んでいる。普通これと言って追加しなくともよいお味が出ている名店なのだが‥‥‥。 超デカイ平べったいお鉢に、色彩が山吹色と言うか黄土色のスープで、ジェロキアが一個看板のように置かれていたが不要だと思う。辛さレベル3と言うことだが、前回はレベル5の地獄の麻辣担々麺を試したので、そんなに辛いと改めて書くほどでもなかった。勿論のことで濃厚な旨みはあるし、麺の弾…

  • 鰯ちくわ磯部揚げ ~丹後の名物を磯部揚げでアツアツ~

    静岡おでんの黒はんぺんほど鰯のイメージはないが、丹後の名物に「鰯ちくわ」があって、こちらも鰯の旨みが感じられる太めの竹輪で、色彩的にはやや黒っぽい見ためをしている。これをアオサ海苔を使って天ぷらの揚げたてをアツアツで戴くと最高に美味しい。 あわすお酒は、土佐の司牡丹酒造の船中八策で、超辛口でキレがあってコクもあり、同酒造のお酒は坂本龍馬も実際に飲んでいたと推測される。竜馬の日本を思う斬新な政策「船中八策」は、幕末の志士たちと長崎から京都へ向かう船中で、新しい国家体制の基本方針八策を纏めた幕府への意見書のことだった。大政奉還・議会制度・官制・外交・軍制など、後の明治新政府の基礎となったことは有名…

  • 取るに足りない画像 ~埋もれさせるには惜しい写真~

    財務省の思惑通りかは知らないが、先日にまたまたビール・発泡酒が値上がりした。こういう時の買いだめは、無駄なことは悟っているが、1ケースに1本極小サラダ油がくっついてきたり、5ケース一気に運べるキャリーが、5ケース積まれた状態で売っていたりで、メーカーさんも色々と頑張っている。 オジイがよくやっていたが、薬ケース(当時2500円)に一回分づつ分けて入れておくと、飲み忘れなどが無くなるってんで買ってあげたが、ワシは一生そんな便利グッズとは無縁だと思っていた。しかし最近になって、種類によっては早くなくなるサプリと、滅茶余るサプリがあるのでお薬ケースを100均で調達したのは、ビタミン剤やサプリが多く飲…

  • ハムエッグかつ丼 ~全力飯から第三弾の豚かつ丼~

    全力飯のかつやさんから、期間限定で三種のかつ丼の上から、2個たまのハムエッグを乗っけたかつ丼が飛び出した。アクセントに、カレーパウダーとマヨネーズの味付けが施されているものだった。ご覧のように下広告にあるとおり、第一弾はハンバーグ・海老・鶏から揚げで、第二弾は鶏・海老・ホタテという順だった。 最後の第三弾は豚カツ80gロースとなっていて、これがワシの本命で一番確かなメニューだと思ったので、ひたすら待つことにした結果だった。ハムエッグのハムは並みの上くらいで、そっとハムエッグを持ち上げて覗くと、ソース少なめかつ丼が隠されていた。 トータル的にみると、2個たまハムエッグの黄身つぶしで、マイルドにミ…

  • キツネ狸天とじ丼 ~貧民丼は、学生時代のご馳走~

    キツネ狸天とじ丼‥‥‥。ややこしい名前を付けたはいいが、以前から書いているように、関西と関東では呼び名に隔たりがある。関西では天かすが無料という観点から、関東のようにタヌキという洒落た名前を付けることはない。従って普通に「天かすとじ丼」となるわけだが、こんな貧民丼でも学生時代には思いっきりお世話になった。 バイト料がはいる前の週くらいになると、たちまち生活費が火の車となり、行きつくところは食費の切り詰めとなる。この時期に大活躍するのは、実家から持たされた出汁の素・卵・お米などで、美味しいものを作れるようになろうと決めた頃、バイト先の先輩が作るマカナイ丼に天かすを上手に使っているのを見た。 天カ…

  • 餡かけ親子丼 ~新スタ丼の「追い飯」をリメイク~

    さて吉野家さんから持ち帰った、追い飯・鶏肉と紛れ込んだ牛カルビ肉は、貧相でみすぼらしい典型的な残飯という感じだ。これを使ってのリメイクで、晩ご飯の「餡かけ親子丼」を作っていく。追加で準備したものは、溶き卵2個・水溶き片栗粉・刻みネギなどで、吉野家から持ち帰った紅生姜もあるので、準備にはそんなに時間がかからなかった。 まずは醤油系の餡かけつゆを作っていく。お出汁は昆布とかつ節で、日本酒・砂糖・味醂・醤油・塩などで恰好をつけていき、鶏肉・牛カルビ肉も投入して、水溶き片栗粉で適度な餡をかけておく。ふつふつと煮えてくれば、溶き卵をまわし入れて、お玉で手前から向こうへ、右から左へ十文字を切るかのように、…

  • 新スタミナ超特盛丼 ~吉野家さんから新メニュー~

    吉野家さんでは、以前から販売されていた店内最重量級の、スタミナ超特盛丼がリニューアルされた。今回あらたに発売の「新スタミナ超特盛丼@1029円(税込)」が、お試し期間の100円引きとして販売していたので、怖る怖る注文すれば見た目はそんなに変化はなかった。 ひとつひとつ吟味していくと、デッカイ丼に大盛りの丼シャリ・三種のお肉がところ狭しと盛られており、更に白ご飯が追い飯として横に置かれている。よく見るとお肉の種類が、牛肉・豚肉・鶏肉の豚肉が牛カルビ肉に差し替えられていて、噛み応えと脂身の旨みが増して、さらなる野性味の旨さを感じだ。中央の卵は生卵か半熟卵かを選んで、紅生姜がテーブルから姿を消したの…

  • アサリの酒蒸し ~潮干狩りは満ち干きが大きい3月下旬から~

    子供が小さい頃は、遊園地・ゲームセンターとかも、刺激的な風を吹き込んでくれるし、人間形成にも役立つだろうから大事だと思う。しかし人工的な遊び場や、子供が喜ぶようなお店に連れていくだけでなく、敢えて自然の中で遊ばすような、川原バーベキュー・伊勢湾へ潮干狩り・和歌山や福井へ海水浴など、ワシの趣味っぽい方向へ引っ張りまわしていた記憶しかないが、それが子供たちにとって強い想い出となって残っているようだ。 白良浜の砂浜・木津川の川原などで、タイヤを取られ車で立往生したこともあったので、砂を怖がらずに行けるように四駆もフリーホイールハブのものを固定にして出掛けたこともあった。タープ付きテントや、バーベキュ…

  • 洋酒薫るパウンドケーキ ~ラム酒漬けのドライフルーツ~

    我が家の3時のスイーツ定番「パウンドケーキ」は、NET上のクックパッドを参考にすれば、未経験の方でも上手に作れたというのも、よく聞くお話で時代も変わったものだ。しかしスイーツと言うのは、定量を頑なに守らなければNGのケースもあるので、アレンジできないところの分量変更がどの部分かを知っておくのも良いことだ。 ドライフルーツ‥‥‥特にレーズンを多めに入れたいが、スイート系のラム酒に漬けおいて数週間。そんなラム酒漬けを酒ごと使って、パウンドケーキを焼いてみた。洋酒の薫るケーキには、ダージリンのストレートで対応すると、ラム酒の風味も確実に受け止めてくれるはず。 超やさしいラム酒の香りは、甘さと苦味を兼…

  • 天理のたこ焼き ~値上げの嵐はここでも=ジャンたこ~

    天理駅には、甲子園の応援垂れ幕が下がっていたが、実力が出し切れず1回戦負けを喫しているので、垂れ幕を春風がすり抜ける音が悲しそうだ。駅前から少々離れたところで営業している「天理ジャンたこ」は大きなタコが入っているので、ずいぶん以前からファンだった。 ▲ソースよりマヨ率が非常に高い ▲折角の応援垂れ幕も、天理は一回戦敗退 ▲たこ焼きにも色んなお味のバリエーション 昔ながらのたこ焼き屋のように、焼いて保温してあったタコ焼きを、ソースと薬味でデコるのではなく、注文を受けてから焼き始めることで、焼きたての美味しいものをお客に手渡せそうだ。タコ焼き機の出来あがり個数が、8個~16個のものがあるのも受注→…

  • 魔法のジャーマンポテト ~スパイシーでホクホク~

    ドイツと言えば一番に連想するのが、ジョッキで豪快に飲むビールが頭に浮かんでくる。なんでも本場のビアジョッキは、グラスの内側から泡が発生していると、汚れから泡が出ていることが多いので、ビールを取り換えてくれると聞くが本当だろうか? お話が逸れたが、麦とホップではない一番搾りビールに合うオツマミには、何がピッタリかと言うと‥‥‥。ネーミングから言っても「ジャーマンポテト」が真っ先に出てくるが、本来ならベーコンを使うところ、シャウエッセンウインナーを使って、シッカリ焼くのを念頭において進めていく。適度な塩加減と、口の中を刺激してくるスパイスの分量が大事なポイントとなるので、今回は上手に使うと美味しい…

  • お野菜の天ぷら丼 ~精進揚げをリメイクした丼ぶり~

    そもそも精進揚げが、冷蔵庫の体裁がよい片し方なのに、その天ぷらを更にリメイクして「お野菜の天ぷら丼」に仕上げていく。盛り付けは向こう側を高くすると納まりが良いのでお試しあれ。丼つゆは天つゆを少々煮詰めて、甘めの濃いめにして餡をウッスラ掛けると良いだろう。 揚げたての天ぷらの「油」と「丼つゆ」と「卵黄」の3要素が白ご飯に混ざると、独特な魅力の旨さとなって浸透していく。その瞬間を戴くと、たまらなくワシ好みのお味となっている。そんな仕上げには刻みネギを乗っけて、さらに卵黄を乗っけると、糸唐辛子が欲しいところだが、予算の関係で鷹の爪を刻んで代用した。 精進揚げで作るので、海鮮の王道「エビ」や「貝類」そ…

  • とろカツオの塩タタキ ~忘れものは、蛇の目の利猪口~

    先日の「月桂冠 蔵まつり」 ←クリックするとリンクします。後に寄った、お寿司屋さん「杉玉」に忘れ去った、利猪口(ききちょこ)の続編みたいになってしまいそうだが、お天気が良いのでクロスカブを飛ばしてひとっ走り京都伏見まで行ってきた。これはクロスカブのバッテリーが弱っていたので、少し走らせてこようと言う目的もあったからだ。 だったら食べ忘れの「とろカツオの塩タタキ@680円」も味わって、パーフェクトで切り上げることにした。さておつまみである一品に、白ご飯を注文してランチにしようと考えたが、杉玉と言うお寿司屋さん、赤シャリで白ご飯が一粒もないときたもんで‥‥‥赤シャリを10貫分丼鉢に入れ、サービス赤…

  • 親父ゆずりの天ぷら好き ~結果的に精進揚げとなり~

    男子厨房にはいらず‥‥‥先日はこんな言葉をご紹介したが、ワシが子供の頃は滅多に台所にはいらない親父が天ぷらを揚げるときだけは、菜箸を片手に揚げる作業を手伝っているのが恒例となっていた。イカ天などがポン!と油を飛ばすアクシデントがあるので、この恒例の調理は親父の優しさと解釈していた。 当時は、キッチンペーパーなど無い時代だったので、ザルに敷いた新聞紙の上に、どんどん揚げていた恰好を、記憶のように映像で思い出すことがある。そんな子供の頃は天つゆなんてものは使わず、ウスターソースにマヨネーズを混ぜてタレにしていた。そんな昔を思い出しては、時々ウスターソースで食べるが、今ではピリ辛の唐辛子も参戦させて…

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