虹色すかいオリジナルの創作物を公開している個人サイトです。大人の女性向け恋愛小説を中心に、異世界ファンタジーや現代を舞台にしたもの、時々BLなど心の赴くままにのんびり執筆中です。
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ある日の夕暮れのこと。 アユルは、残暑をやわらげるような淡色の衣を着た愛娘を抱いて、王宮の奥にある池の畔まで歩いた。 セシルは、この夏ふたつになった。じっとしているのは食事と睡眠の時だけで、一日中あちらへこちらへ好奇心の赴くまま快活に
「それよりも、こちらがよろしいですわ」 「あら、そうかしら。貴妃様には派手すぎるのでは?」 『これ』 「さすが宰相様の姫君ですわ、カリン様。やはり貴妃様は、薄桃色がお似合いになられますものね」 湯殿で身を清めてアユルが奥室に行くと、部屋一
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