虹色すかいオリジナルの創作物を公開している個人サイトです。大人の女性向け恋愛小説を中心に、異世界ファンタジーや現代を舞台にしたもの、時々BLなど心の赴くままにのんびり執筆中です。
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八条宮《はちじょうのみや》様がお生まれになった夜は、望月《もちづき》に近し赤色の月がのぼって、天が不思議な灼け色に染まったそうだ。 それから、黄金の鳥が御所の上空を舞っていたとか、よく晴れていたのに一筋の巨大な稲妻が夜空を切り裂くように
八条宮《はちじょうのみや》様がお生まれになった夜は、望月《もちづき》に近し赤色の月がのぼって、天が不思議な灼け色に染まったそうだ。 それから、黄金の鳥が御所の上空を舞っていたとか、よく晴れていたのに一筋の巨大な稲妻が夜空を切り裂くように
こんにちは。早いもので、ゴールデンウィークがもう終わろうとしています…涙 さて、本日、年下研修医の極甘蜜愛を当サイトに転載完了しました。創作意欲が地底にまで落ちていたとはいえ、なんで消しちゃったんだろうと去年の自分を恨みながら作業しました。
年末年始はそれぞれの実家で過ごし、新年の慌ただしさが落ち着き始めた一月二十日、日曜日。 その日、仁寿は休日にも関わらず仕事の時よりも早く起きて、入念に顔を洗い、髪を整え、ワイシャツにネクタイをしめた。そして、コンタクトはやめてメガネをか
出張から二週間がたとうという金曜日の夜。 午後七時半過ぎに医局を出た彩は、車を停めている職員用駐車場に向かって歩きながら母親に電話をかけた。いつもメッセージだけのやり取りばかりだから、声を聞くのは久しぶりだ。 「もしもし、お母さん?」 『
翌朝。 一度目を開け、視線だけを動かして窓の外を見る。冬の夜明けは遅い。窓の外はまだ深い夜闇だった。目を閉じて、ベッドの中で寝起きの頭が動き出すのを待つ。五分ほどそのままじっとして、何度か身じろぎをして起きあがる。バスローブを羽織りながら
「大丈夫?」 腕の中でくったりとする彩を、仁寿がふかふかのタオルで拭く。彩はなだれるように仁寿の胸に体を預けてされるがまま。とろんとした目で仁寿を見つめて、荒い呼吸を繰り返す。 仁寿を誰かと比べる気は毛頭ない。しかし、セックスで腰が立た
「ん……っ」 反射的に目を閉じて、真っ暗になった世界で何度も唇をついばまれる。ほんのり甘くてフルーティーなシャンパンの香りと味のする柔らかな唇の感触が気持ちよくて、彩は強請るように口を開けて舌を伸ばした。 それに応えるように、仁寿が彩の
訪れるのも見るのも初めてだが、彩はラウレラをよく知っている。世界的に有名なアメリカの建築家が設計したホテルで、大学在学中に建築構造デザインの授業で取りあげられたからだ。 湾を一望できるシーサイドに建つ、全客室オーシャンビュー。オープンし
冬なのに、花火? 小首をかしげ、彩はスマートフォンを手に窓から外を眺めた。ビジネスホテルの七階からは、すっかり陽が落ちた冬の空と星、都市の夜景、ふわりふわりと綿のように舞う雪が見える。 仁寿からまたメッセージが届いて、ロビーで待ってい
車をおりる前に、メッセージアプリを立ちあげる。今日はあいにくの曇り空。今季一番の寒気が流れ込む影響がなんとかで、午後から数年ぶりの雪がふるそうだ。朝のローカルニュースで、なじみの気象予報士がそう言っていた。エンジンを切った車内が冷えていく
◆Story 10 驚き過ぎて声も出ない。どどっどっどどっと耳の近くで乱れた心音が響いて、持っていたマンガがばさっと床に落ちた。 「ああ、よく寝た」 目を見開いて固まる彩の視界で、仁寿がのっそりと体を起こす。 先生は寝起きが弱い。それを
「お先に失礼します。お疲れ様でした」 十二月五日。 彩は、昼休憩中の上司と医師たちに挨拶をして医局をあとにした。その手には、青いハンドバッグと重要書類の入ったA4サイズの茶封筒が握られている。 医局秘書課に所属する彩は、医事課やほかの事
ピピッピピッピピッ……。 新しい一日の始まりを告げる電子音が、高らかに鳴り響く。彩は、手探りで枕元の目覚まし時計をつかんで、アラームを止めようと時計の頭を叩いた。 顔にかかった髪を払いのけ、背伸びをしながらごろんと寝返りを打つ。投げるよ
彩の寝息が規則正しくなったころ。 仁寿は、そっとベッドをおりて服を着た。床に散らばっている彩の服と下着をたたんで、フットベンチに置く。それから一度、彩の寝顔を覗いて部屋の照明を消すと、静かに寝室をあとにした。 今日の夕方、担当している入
ベッドに入るや否や、じゃれるように仁寿が彩を組み敷く。彩は、仁寿の目を見つめ返した。 「先生、やっぱりやめませんか?」 やめるってなにを。今からしようとしてるコトを? それとも一緒に住むのを? 自分でも意図をつかめない曖昧な問いかけをし
「ぁ……ふっ」 ソファーの端に置かれたクッションが彩の後頭部をソフトに受け止め、一瞬離れた仁寿が彩に噛みつくようなキスをする。彩はそれを拒むように口をギュッと閉じたが、いとも簡単に舌でこじ開けられてしまった。口内を舐めまわされて、舌を引っ
仁寿のマンションに着いた時、雨はすっかりあがっていた。 車を降りた仁寿が大きなリュックサックを背負って、彩の荷物とウイスキーなんかが入ったビニール袋を両手に持つ。 彩は、仁寿のリュックサックに医学書や資料がぎゅうぎゅうに詰め込まれている
『突然電話してごめん。今、ちょっとだけいい?』 「はい、大丈夫です」 『もう家に帰った?』 「いえ、銀天街で北川先生と食事してます」 『そうなんだ。食事のあと、時間ないかな』 「いいですよ。病院でなにかありました?」 『仕事の用事じゃないよ
時刻は午後六時半。 終日晴れの予報は大きくはずれて、昼過ぎから降りだした雨は、地面を叩きつけるような本降りになっていた。 彩は、職場の傘立てから貸出用の傘を拝借して職員通用口を出た。男性用の黒い無地のそれを広げて、雨ににじんだ歩行者用の
初めて好きになった人は、大学のサークルで知り合った同じ学部の二つ先輩だった。よく笑う人で、今でも彼を思い出すと笑顔ばかりが浮かんでくる。 地方の田舎町で生まれ育って、恋愛経験ゼロのまま高校を卒業した。声をはずませて彼氏の話をする同級生が
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