秋田総一郎著『一気にわかる世界史』の感想

私は現在、世界史の勉強をし直しています。本書もその一環で読んでみました。 これは世界史の勉強を始めるとき、最初に読みたかった本だという感想を持ちました。 すでに数冊、世界史の本を読んだのでいまさら言っても仕方ないのですが、これを最初に読んでいれば、世界史の全体像の把握がしやすかっただろうなと思います。 世界史は様々な国の隆盛と衰退の繰り返しです。 本書は、その当時一番栄えていた国を世界の中心ととらえ、その中心がどのようにして移り変わっていったかという視点で世界史を見ています。 いままで私が読んだ本の中でも、文化が流入して国が栄えたという記述はありましたが、スルーしていました。さらっと書かれてい…

藤井孝一著『読書は「アウトプット」が99％』の感想

">はじめに言いたいことがあります。この本、タイトルと内容がかみ合ってあっていないんです。 ">このタイトルを見たら、読書をするときにアウトプットがいかに大切かを伝える内容だと思うじゃないですか。そういう記述が皆無というわけではありません。書いてあることはあるんですが、タイトルから察せられるほどの量がない、というか、期待していたほどの量がなかったので、肩透かしをくらった気分になりました。 しかし、それ以外の記述が不要だったのかといえば、そんなことは全くありません。むしろ、すごくいいことがたくさん書かれていたと思いますし、とても勉強になりました。だからこそ、タイトルとの乖離が気になってしまいまし…