家族は知らない真夜中の老人ホーム ――やりきれなさの現場から 作者:川島徹 祥伝社 Amazon かなりの衝撃作だったな。 本屋さんで買って通勤中、読んでみたんだけど。ページをめくりたくなるような上手な書き方で、読みやすさと読みたい！と思えるのは、垣谷先生に匹敵する。 ヘルパーとしての本音も分かって参考になった。認知症のお婆さんにこの馬鹿女ッ！！と罵りたくなるとか、40代のアラフィフの筋肉を動かせない病の女性の毎日のリハビリ体操をやってあげていると妙な気持ちになるとか、まぁすごく正直な感想が書いてあった。 私も要支援2に悪化した老母の面倒を見てるけど、嫌になるときがある。 風呂の湯船に体を洗う…

書くだけで人生が変わる自己肯定感ノート 作者:中島 輝 SBクリエイティブ Amazon 樺沢先生がライブ配信でおすすめしたから買ってみたんだけど内容が難しい。 なかなか難しい本だった。 にほんブログ村

発達界隈通信 ぼくたちは障害と脳の多様性を生きてます 作者:横道 誠 教育評論社 Amazon 色んな人の症例が載っていて参考になったな。 発達障害ってあると、特別な才能が突出してある人より日常生活が上手くいかなくて悩んでる人が多いんだなって思った。 普通の脳の人、定型と呼ばれる人の世界で上手く生きられずに苦しむのが発達障害であって・・・。理系が得意とかそういう突出した能力があるわけでも無く、周りに上手く溶け込めなくて悩む、人間関係で躓く、異性から言い寄られると断り切れずに沢山の同時並行の彼氏が存在するようになってしまうとか・・・。 何かどこかしら普通でない人の苦しみや悩みみたいのが載っていて…

19歳までに手に入れる 7つの武器 (幻冬舎単行本) 作者:樺沢紫苑 幻冬舎 Amazon 今回は図書館で借りました。もう19歳じゃないしね。 子供でも分かりやすい内容でとっかかりやすような話題で読みやすかった。 RPGゲームに例えると分かりやすいのかもね。 でも挿絵の色がベースが紫とか青だから、何か全体的に暗い色彩で読みづらいというか・・・。ストレスフリー超大全の方がすっきりまとまってたかなという印象だった。 にほんブログ村

駅と旅 (創元文芸文庫) 作者:砂村 かいり,朝倉 宏景,君嶋 彼方,松崎 有理,額賀 澪,鳥山 まこと 東京創元社 Amazon 若い作家さんたちのアンソロジー。 面白かったのは「きみは湖」「砂村かいり」さん。カクヨムで賞を取ったことのある方。 （私も二次創作でカクヨムは投稿したことある） 失踪した彼氏を探しに電車で旅をして彼氏の地元を巡るのだが、駅のホームで不審な女性、千草と出会い、彼女は彼氏の元カノだと言う。 主人公の美紅は彼氏を探すために地元を捜索するのだが、千草と共に一緒に旅することになる。 おどけて話す千草の口から伝えられる、何故主人公と付き合ったかの理由の話が「え？」って思う話で…

とにかくうちに帰ります（新潮文庫） 作者:津村 記久子 新潮社 Amazon 津村さんの本買ってみた。大分前に発行された本みたい。 働くお仕事小説では津村さんの本は面白い。どうやって話を考えているのだろうと思うくらい設定が細かいし、仕事の処理の仕方まで細かく設定されている。すげー。 職場の作法って言う話が面白かったな。ペリカーノジュニアの話が面白かった。実在する商品なのかなと思って調べるとアマゾンに売ってた。 私は万年筆って使った事ないけど好きな人は好きだよね。 にほんブログ村

看護の現場ですぐに役立つ 解剖生理学のキホン 作者:野溝明子 秀和システム Amazon いつも読んでるブログ書いてる人がおすすめしてたので、読んでみた。 病人の看病している人にはおすすめの本。 お医者さんの説明も理解しやすくなると思う。 にほんブログ村

発達障害者が旅をすると世界はどう見えるのか イスタンブールで青に溺れる (文春文庫) 作者:横道 誠 文藝春秋 Amazon 本屋さんで買って読んでみた。 ASDの発達障害の診断を40代で受けた筆者の旅行記。発達障害の人が見た世界の旅の記録で、色んな国を旅行するうちに気づいた発達障害の症状とかものの考え方、青色に惹かれる特徴とかが詳しく書かれていた。でも何故か筆者は発達障害と診断されても沖縄や世界各国を旅しててポジティブなんだよね。そこがすごいなって思った。 私も実はASDのけがあると精神科で発達障害の長時間に及ぶ検査を受けて、判明したんだけど・・・。 まぁ確かに筆者の挙げるASDの特徴に当て…

結局、いいかげんな人ほどうまくいく 先入観を捨ててより良く生きるための60の習慣 作者:船見 敏子 PHP研究所 Amazon 樺沢先生のブログに載ってたので買って読んでみた。 一番心に響いたのは作者のおばあちゃんのしょうがないって言葉かなぁ。意外としっくりする言葉だった。何が起こってもしょうがないと呟いてみる。そうするとあまりカッカせず生きられるとの事で・・・。 母方のおばあちゃんと幼いころ、一時的に同居してたけど、結構ツンツンした性格のおばあちゃんだったからうまくいかなかったな。 あんまり生きていくうえで参考になることも言わず、ダニがわくからやめてほしいと頼んでも、和室で畳の上でどら焼きと…

発達障害・グレーゾーンかもしれない人のための「コミュ力」 作者:中村郁 大和書房 Amazon 樺沢先生がブログで絶賛してたから買ってみた。 筆者は祖父母に引き取られ育てられたようで、そのおばあちゃんがすごく人格者なんだよね～。 うちは親が悪口とか大好きだったから、悪口とか毒舌ってやってもいいんだ！と思ってしまったから、会社でも社会人サークルでも築き上げた人間関係を自分でぶち壊す傾向にあり、人付き合いは段々苦手になった。言わなくていい事を言ってしまう。話が脱線して全然違う話になり、収拾がつかなくなる。だから話が飛んでしまい、相手と楽しい会話が出来ない。 昔やってた受発注の事務をやる仕事で女性だ…

これが最後のおたよりです (ポプラ文庫) 作者:大崎梢,近藤史恵,篠田真由美,柴田よしき,永嶋恵美,新津きよみ,福田和代,松尾由美,松村比呂美,光原百合,矢崎存美 ポプラ社 Amazon 猫への遺言（柴田よしき先生）、キノコ煙突と港の絵（永嶋恵美）、十年日記（新津きよみ）、青い封筒（松村比呂美）、たからのちず（矢崎存美） これが面白かった。 ・猫への遺言 旦那さんが新コロに感染して亡くなり、旦那さんからの手紙を飼い猫と一緒に読む話。手紙の内容自体は短いのだが、かなりウルっとくるような内容で感動した。会話の文章自体は少ないんだけど、描写が丁寧で分かりやすかった。 ・キノコ煙突と港の絵 戦時中、樺…

消滅世界 (河出文庫) 作者:村田沙耶香 河出書房新社 Amazon 本屋さんで買った。 配偶者との性行為が異常、近親相姦と言われる世界で、配偶者とは性行為をせず浮気宛の恋人や二次元のアニメキャラの恋人を作り、自慰行為によって性欲を発散させる世界。 妊娠も肉体関係を持たず、人工授精で子供を作るのが当たり前な世界。 一番共感したのは浮気相手の恋人の水人に肉体関係を拒まれるシーン。女性がそういうことしたくても男性が限界を迎えて嫌がるシーン。 ここは分かるな～。何か相手の気持ちに寄り添わないとそういう事も拒否られるんだよね～。主人公がしたくても断れる、振られるってのは分かるなぁ。 そんな中で、人工授…

あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした ～古い価値観から心を解放するマインドエクササイズ～ 作者:松尾知枝 小学館 Amazon 私は平成元年生まれだけど、あとちょっと早く生まれれば昭和生まれだった。平成元年ってもう若いと言われるような年齢でもなくなった。中年に差し掛かる。ゆとり世代ももはや中年なのだ。 平成生まれと言えどバリバリ昭和な雰囲気が残る時代を生きてきたので、この本の書いてある辛さはよく分かる。 先日、老親が帰宅途中に疲れ果てよろよろとキャリーカートを頼りに歩行していたら近所の人が発見し家の中まで、連れて行ってくれたので、その近所の人にお礼を言った。 その人は同級生の母親だった…

女子のコミュ力 作者:小田桐 あさぎ すばる舎 Amazon 本屋さんで宣伝されてたので買って通勤中に読んでみた。 女子のコミュ力かぁ～。この手の本は昔はよく読んでたけど、最近は買ってなかった。令和版の女性のコミュニケーションについてっていうテーマで詳しく書かれていて勉強になった。 ラインのやり取りの仕方とか絵文字の使い方は勉強になった。 結婚してないから旦那とのコミュニケーションの取り方の項目はあまり関係ないけど、結婚してる人なら勉強になるのかもね。 にほんブログ村

星がひとつほしいとの祈り 作者:原田 マハ 実業之日本社 Amazon 婚活イベントで知り合った人のお茶の帰り、本屋さんで買って読んでみた。 不倫や中絶など暗い話が多かったけど、中絶した女性の話はリアリティーがあったなぁ・・・。 読んでてゾクっとする怖い気持ちになる本だった。 にほんブログ村

感謝脳 作者:樺沢紫苑,田代政貴 飛鳥新社 Amazon 感謝脳読んだけどかなり濃厚な内容だった。 田代さんの修行の話はすごかったなぁ・・・。私だったらそんなきつい修行受けない。 感謝することで運がよくなるって話もまぁそう思えばそうなのかなと思った。 まずはトイレ掃除から始めようと思った。 にほんブログ村

恋する星屑 BLSFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA) 早川書房 Amazon 本屋さんの短編集売り場にあったので買ってみた。表紙は有名なBL漫画家の中村さんだし。 どれが一番面白かったかと問われると「断」（木原音瀬さん）、「一億年先に君がいても」（樋口美沙緒さん）、「BL」（吉上亮さん）この作品。 「断」不動産屋の営業マンが主人公だったから前に勤めてた業界だったし読んでて面白かった。 「一億年先に君がいても」はオメガバースの話だった。宇宙に暮らす人類のオメガバースの話。 「BL」は元腐女子の知り合いに、おばさんからおばあさんになった女性にかつてBL好きだったでしょう？、僕たち実は付き合ってた…

愛のモヤモヤ相談室 作者:美輪明宏 大和書房 Amazon いつもの通り、すごく参考になる本で良かった。 恋愛とか仕事の悩みのページがすごく参考になった。 結構同性愛の話が多かったな。 仕事の悩みは共感できるところがいっぱいあったな。育休中の社員のフォローがきついとかよくある話でさ・・・。 私だけ仕事が多く振られるとか、本当によくある話で・・・。 共感しまくり！！ 本棚に置いて定期的に読み返したい1冊だった。

一人反省会をして、いつも落ち込んでしまう人へ 作者:コハラモトシ 日本実業出版社 Amazon 樺沢先生がおすすめしてたので買って読んでみた。 結構参考になる項目が多くてよかった。 これは1冊本棚に置いといてもいいかも。 ブラック企業に勤めた時に助けられる本だと思う。 なかなか次の勤め先探すのも年齢を重ねると半年～1年はかかるし、限界が来たら辞めるってのも手だと思う。病気になるとなかなか働くのもきつくなるしね。薬飲みながら勤めるのも副作用や病気の症状との戦いだし。 著者もかつてはブラック企業に勤めていた方らしいのですごく共感できた。

おひとりさま日和 ささやかな転機 (双葉文庫) 作者:大崎梢,岸本葉子,坂井希久子,咲沢くれは,新津きよみ,松村比呂美 双葉社 Amazon 前作のおひとり様日和が面白かったので2作目も購入。 新津きよみさんのリセット、松村比呂美さんのセッションが面白かった。 リセットは長年連れ添った亡くなった旦那に隠し子がいて、血のつながりがない事は知っているが隠し子に会って交流を深める話。これは穏やかな話でよかった。 セッションは離婚した娘の子供、主人公から見て孫と、とあるきっかけで離ればなれになりおひとり様での生活を余儀なくされ、バンドの趣味に打ち込んでいく話。意外な結末とばぁばから見た孫の可愛さの描写…