こんばんは。 いつも来てくださる方はお分かりかと思いますが,ソニー・クラーク(1931-1963 アメリカのジャズピアニスト)のレコードやCDを収集しています。リーダー作,サイドマン参加作,合わせて74枚で一応収集は終了していますが,様々な形態で再発売されますので,いつまで続きますか・・・。一応終わったことにしています(笑)。 上のバナーや丸の部分に使っているバナーはソニー・クラークのアルバム「クール・ストラッティン」(1958年録音)です。 活動期間が短く,かつアメリカではほとんど無名で,日本のみで人気があるアーティストです。 それで当時生産されたレコードの枚数が極端に少なく,日本のコレクターの間で「ン十万円」で取引されています。当時物は「オリジナル盤」と呼ばれています。 大体そういうもの...
こんにちは! 昨日面白い(と言っては久保田早紀さんにかわいそう)動画を見つけました。 1979年,久保田さんのデビューシングルにして140万枚のミリオンセラー「異邦人」です。 上の動画でも紹介されていますが,この曲,元々は「白い朝」という曲で,大学に通う時に利用していた東京の中央線から何気なく見えた風景だそうです。 (右の方は久保田さんご本人)。 ですが私たちのイメージはこんな感じでは? 歌謡曲のヒットの仕掛け人である名アレンジャーにより「あの」エキゾチックなイントロが付けられ,プロデューサーにより歌詞の「白い朝」の部分が「異邦人」に書き換えられ,ヒット曲が誕生しました。 ご本人もアレンジャーも「人生を変えたイントロ」と認識されています。 普通の大学生から,ミリオンセラー歌手へと急に変貌でき...
前の記事から続きます。 小澤さんの一番お得意だった曲は何と言ってもベルリオーズの「幻想交響曲だと思います。 そのキャリアの感じなところでこの曲を演奏,録音しています。 ■指揮者を務めていたトロント交響楽団との交響曲初録音(31歳:1966年録音)この年はウィーン交響楽団に客演して幻想交響曲を演奏したり,ベルリン・フィル定期演奏会に呼ばれたり,ウィーン・フィルと初共演するなどと飛躍の年でした。(写真左) ■ボストン交響楽団の音楽監督に就任。ドイツ・グラモフォン契約第一弾としてこの曲を録音する(写真中央 1973年) ■1976年,札幌交響楽団の定期演奏会に初登場。その演目が「幻想交響曲」。同じ演目で函館でもコンサートをしたとのことです。「伝説の名演」とされ,CD化が期待されています。 ■ボスト...
今年の2月に言わずと知れた世界的指揮者の小澤征爾さんが亡くなられました。 ちょっとショックで長い間,あまり記事にできていませんでした。 小澤さんが最後に札幌にコンサートに訪れたのは1999年3月,コンサートホールキタラでした。 小澤征爾さんには人生でもかなり大きな影響を受けましたし,大切なときに背中を押していただいたので,その感謝をぜひ直にお伝えしたいと思いました。 コンサート後,記念のレコードを持って入口に立ちました。こういう時は怪しまれないように正装します。 20分ほど待ちました。汗だく熱演でしたので小澤さん,シャワーに入ってズボンを上げているところでした。小澤さんのパンツを見てしまいました(笑)。とにかく飾らない気さくなお人柄なのです。 楽屋に入れてくれてすぐに「サッポロ黒ラベル」を勧...
今年はジャズ・レジェンドがたくさん亡くなられました。 1950年代からジャズのアレンジャーとして頭角を表し,マイケル・ジャクソンやジョージ・ベンソンのヒット作も手がけたクインシー・ジョーンズが今月初めに亡くられました。91歳でした・・・。 今ネットで調べていたら久石譲さんの名前は「ク=久、インシー=石、ジョーンズ=譲をもじり漢字に当てたものに由来する」そうです。 クインシー・ジョーンズ名義のものは,上のLP1枚しか持っていません。 1981年,クインシー・ジョーンズの絶頂期の武道館ライブです。スポンサーや権利の関係で,LP,CDとも1回しか発売されていません。 LP最後は当然「あの」曲です。 LPでかけたものを音楽専用プレーヤーで録画しました。音質劣化を防ぐため無編集です。 ホーンセクション...
(写真追加)ホテルマンさん行きつけの「おむすび屋」さんを訪問!
おはようございます。 今週月曜日(11月11日)の室蘭出張後,ホテルマンさんが「行きつけ」と紹介している,室蘭の「おむすび屋」さんに行ってきました。 ホテルマンさんが紹介されてから行きたくて行きたくて。 毎週月曜日室蘭に出張するのでそれまで辛抱辛抱・・・。 私は「豚丼(たれ)」を注文。 妻は「甘酢あんかけ唐揚げ丼」を注文。 いずれも並盛りで900円!! お新香と小鉢,お味噌汁が付きます。 ちょっと考えられないボリュームです。 どんぶりにどれだけ載せられるかを挑戦しているような。 東京の満員電車並みに窮屈そうです。 注文間もなく炭火焼きの良い香りが〜。 唐揚げがジュージュー言い始め〜。 炭焼きのお肉も美味しかったですが,唐揚げも揚げたてジューシーで。 結局,妻のが3分の1位回ってきましたので,...
こんばんは! 今日はかけると決まって妻に「きもい」と言われるピアニストをご紹介します。 ドラム,ベース,ピアノでのピアノトリオ編成の開祖と言われている天才,バド・パウエルです。 バド・パウエルをかけると妻は「きもい」「オバケがいる」などと言います。 なぜ,そう言われてしまうのか,まずは一曲聴いていただきましょう・・・。 緊張と弛緩の極致,写真左側,「アメイジング・バド・パウエル・VOL .2」(ブルーノート・レコード)の一曲目,「リーツ・アンド・アイ」です。 「きもい」の正体は「唸り声」です。 この唸り声,妻は一度気になると,ひたすら「きもい」ようです。 私も19歳のときに初めてこの盤を聴いた時はそう思いましたが,演奏の素晴らしさで一瞬で吹き飛んでしまいました。 私がジャズが好きになるきっか...
「足揉み」にご用の方はコチラをクリックしてどうぞ! 季節は人にとって身近なものですので,多くの作曲家が題材にしています。 すぐに思いつくのがヴィヴァルディ(1678-1741)の「四季」でしょう。 ヴィヴァルディの「四季」の秋は収穫祭をイメージしていてイマイチ日本人の感覚と違うように思います。 まずはロシアの作曲家,グラズノフのバレエ音楽「四季」の「秋」より「小さなアダージョ」。オーケストラの曲ですが,ピアノでも演奏されます。 次はチャイコフスキーの「四季」。ロシアの12ヶ月のの風物をピアノで表した小品集です。11月は「トロイカ」でもう冬のイメージなので「10月 秋の歌」をどうぞ。 感傷的で抒情的な曲です。ショパンに通じるものがあります。 ショパンの秋の曲と言えば「12の練習曲」より「木枯ら...
「足揉み」にご用の方はこちらへどうぞ。 数日前に大滝の三階滝,紅葉がきれいかなと思って行きましたら,ぎりぎりセーフ?アウト?でした。 急な温度変化で一気に紅葉が進んだのでしょうね。 もう晩秋,初冬という感じでした。 ぎりぎり残った紅葉。 トーテムポールの丘の方はまだ紅葉が残っていましたが,ここ数日寒いのでなくなっているかも知れませんね。 この季節にぴったりの大貫妙子さんの曲をご紹介します。 大貫妙子さんはあまり馴染みがないかも知れませんが(汗), NHK「みんなのうた」の「メトロポリタン・ミュージアム」が有名です。 子供の頃,親しんだ方も多いかも。 「みんなのうた」の映像がありません。NHK,やはり映像管理が厳しい。 大貫さんは最近,海外での人気が高まり,彼女のレコードを買うために日本に来た...
「足揉み」にご用の方はコチラをクリックしてどうぞ! なかなかツッコミ所満載なベルリオーズ作曲の「幻想交響曲」。 指揮者やオーケストラによって演奏が大幅に変化します。 今回はジョルジュ・プレートル指揮,ウィーン交響楽団による演奏をご紹介。 ジュルジュ・プレートル(1924-2017)は10年ほど前まではパリ音楽院管とのサン・サーンス作曲の「動物の謝肉祭」くらいしか知りませんでした。 この「動物の謝肉祭」,子供の頃からの愛聴盤(レコード)です。 私にとってプレートルは,2010年のお正月に突如出現したような感覚です。ウィーン・フィルとのニュー・イヤー・コンサートでなんとも味のある指揮姿を披露しました。2013年にも再登板しました。遅れてきた巨匠という感じです。 上の2枚のように幻想交響曲もレコー...
おはようございます。 最近,考えることがあります。 年齢が60歳に近づいてきました。 父から最初のガンが見つかった歳を超えましたので,毎年,胃カメラ,大腸カメラの健診を受けています。 記憶力の衰えを感じます。人の名前を結構間違えたりします。 私もこのまま老化していくのか。 このブログを読んでくださっている方はご承知ですが,私は無類の音楽ファン。 年に数回は遠方のコンサートに出かけます。 CDやレコードとステレオで一つの部屋が埋め尽くされています。 このまま老化が進んで,音楽を楽しめなくなったらどうなるのだろう。 一抹の不安がよぎります。 いつも前向きな味方をしているのが,お客様でもある「猪股さん」です。以前からケアマネさんとして認知症に柔軟に取り組んでこられました。仕事でお会いしているときも...
B級インド映画か? 演奏はA級 メータ ニュー・ヨーク・フィル 幻想交響曲
「足揉み」にご用の方はコチラをクリックしてどうぞ! このブログを読んでくださっている方はお分かりかと思いますが,私はマレーシアのクアラ・ルンプールに3年間住んでいました。 マレーシアは典型的な多民族国家で人口比率はマレー系が60%,中華系が25%,15%がインド系です。 私が3年間強いホームシックにならなかったのは,中華系のフードコートやレストランに行って安くて美味しい中華料理を食べられたから・・・というのも一因です。 あとはなんちゃって日本料理屋も強い味方(笑)。 テレビをつけるとインド系のチャンネルでいつも映画やドラマをやっていて,見ているうちになんとなく筋がわかってきます。 多くのインド映画,ドラマの筋は,三角関係,喧嘩,アクション,そして最後は歌とダンスで終わるという(爆),何ともシ...
おはようございます。 以前から気になっていた,「果たして白鳥大橋の真下に行けるのか」,月曜日の室蘭出張の帰りに試してみました。 伊達側から白鳥大橋を渡って,右折すると,橋にどんどん近づいて行けます。 途中,上の写真のように日石の煙突が橋の下に見えるポイントもありました。 さらに進んでいくと・・・。 橋の真下到着です。 この辺り,意外と車が停まっていて皆さん防波堤の突端のほうで釣りをしていました。 声をかけてみると,(イワシとかさばとかさんまなどの)青魚が結構釣れるとのこと。 それと!昨日,竹内まりやさんの新譜が到着しました。 かなり前から予約していたのでフライング・ゲット(発売日前に購入)できました。 これは初回限定のライブ映像(ブルーレイ)が付いています。 コロナで中止になったツアーのセッ...
やっと秋らしく,を通り越して冬らしくなってきました。 雪の便りもちらほら。 季節感がどんどんなくなりますが,北海道はまだまだ「四季」を楽しめます。 今日は秋にちなんだ名曲名演をご紹介。 まずは「9月の雨」(SEPTEMBER IN THE RAIN)。 今年の9月は,全然秋じゃなかったですけど,この曲の歌詞は,落ち葉,消えていく太陽,長雨など,ちゃんと「秋」を歌っています。 レッド・ガーランド・トリオの演奏でどうぞ。(インストゥルメンタル:歌なしです)。 ガーランドのころころと転がるようなピアノのタッチがかわいいですね! 次は「AUTUMN NOCTURNE」。1941年にヒットして,今はジャズ・スタンダードとなっています。名演がひしめき合っていますが,ルー・ドナルドソンの甘いサックスでどう...
おはようございます。 朝からオヤジギャグで失礼・・・。 昨日,妻がウォーキングで拾ってきました。 「おみやげがある」とのこと。 コクワガタかスジクワガタのメスでしょう。2.5センチほどでした。 妻が砂糖水を作って与えるというので,砂糖水は水分過多で,クワガタがお腹を壊すことが多いから,ということで,窓から逃がしてあげました。元気に飛んで行きました。 うちのあたりでも昔は結構クワガタを見かけましたが,最近は激減していると思います。 それと先週室蘭に出張に行った際に収穫してきたコクワ(猿梨)です。 同居の母が,ジャムにしてくれました。 見てくれは漬物のようですが(笑)。 食べると美味しい! 正にキウイフルーツの味。 甘い部分と歯触りがあってちょっと酸っぱい部分もあって,ワイルドで美味しいです! ...
私の敬愛するジャズ・レジェンド,ベニー・ゴルソンが亡くなられました。9月21日です。 こちらに詳しいです。 たくさんの名曲を生み出したプレーヤーでした。 2019年7月,彼の最後の来日コンサートに行きました。 当時もう90歳だったんですね。 「ウィスパー・ノット」,「ステイブル・メイツ」,「クリフォードの想い出」,など自作をたくさん演奏してくれました。 アンコールは「ブルース・マーチ」。曲に合わせて,ステージを左右に行進,「See you Again!」と言ってステージを去りました。 出待ちをして感謝を伝え,CDにサインをいただきました。 私,完全にマネージャーのポジションですね(笑)。 それぞれとお話しし,丁寧にサインをしておられました。 こちらにいただけばよかったかな・・・。この映画の...
先週金曜日こんな電話がありました。 自分:もしもし・・・。 相手:おはようございます。テレビ北海道のものです(とはっきり言い切った)。取材させていただきたく・・・。オーナーさんでしょうか。 自分:テレビ北海道なのに,どうして「東京03」なの? 相手:最近,東京にも支店を設けまして。 自分:放送局って支局って言うんじゃないの? 相手:最近,テレビ北海道さんと協力しまして弊社が・・・。 自分:ちょっと待って。そちらテレビ北海道さんじゃないの? <電話を切られる> 何ともお間抜けな詐欺電話。電話番号で検索すると詐欺でヒットしまくり。皆んな検索しているようです。 ちなみにテレビ北海道はテレビ東京系列で,どちらかと言うとテレビ北海道のほうがテレ東さんの「支局」です。 まあそんなことはもうどうでも良いの...
大爆発,驚天動地,未曾有,空前絶後(笑)幻想交響曲 1967年 ライブ
先回の記事で広上さんの指揮するベルリオーズ作曲「幻想交響曲」のCDについて書きました。 クラシック音楽の面白さの一つは,同曲異演を楽しむということがあります。 超人気曲である「幻想交響曲」は本当にたくさんの指揮者,オーケストラが録音を繰り返しています。 同じ人が何度も同じ曲を録音することもしばしばです。 今日取り上げる指揮者,シャルル・ミュンシュ(1891-1968)はこの曲がオハコで,節目節目で名録音,名演奏を繰り広げました。 発足したばかりのフランスのパリ管弦楽団の音楽監督に就任し,真っ先に録音したのがこの曲です(左側のCD)。1967年10月のスタジオ録音で,この曲の決定版とされています。 右のCD,「1967 Paris Live」はその録音から1ヶ月後,ミュンシュ&パリ管弦楽団,お...
最近ベルリオーズの「幻想交響曲」にハマってコレクションしています。 今回はこんなことってあるんだ!ということを紹介。 最近中古CDは底値になっていて,送料込みで300円くらいで結構買えます。 懐に優しいのはいいのですが,日々届くCDに対する家族の冷たい視線,そして収納スペースの問題が。 広上淳一さんの指揮,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(英国)の演奏のものを購入したました(352円) ロイヤル・フィルは英国の由緒正しき名門です。「ロイヤル」ですからね〜。大体彼らの演奏にハズレはありません。 開封してびっくり。 ジャケットがない! この価格なので,まあ美品は期待していませんでしたが,「ジャケットだけあるはずだから送って欲しい」とメールしました。 そうしたら次に送られてきたのがこれです。 フ...
やっと屋根裏オーディオ部屋が,音楽を聴ける温度になりました。 この部屋は日中,太陽熱を吸って,寝る頃に室内に吐き出すので,なかなか暑いのです。ちなみに半分は寝室利用です。 きょうは日中あまり気温が高くなかったので窓を閉めても大変涼しい! 「屋根裏オーディオ秋冬初日」となりました。 聴きたくてうずうずしていたこの1枚。 すっかりヘッドホンというかイヤホンで音楽を聴く生活になっていましたが,やはり音楽は全身に浴びるような大きな音で聴かねば。 そのためには,ドアも窓も閉め切らねば近所迷惑になります。 惜しまれながら去年亡くなった,ジャズ・サックスのレジェンド,ウェイン・ショーターの「WAYNING MOMENTS」という作品です。 この中で彼にしては珍しくボサ・ノヴァの名曲「黒いオルフェ」(映画主...
人は贅沢なもので,数日前まで暑さに文句を言っていたのに,急に涼しくなったら夏を惜しんだりします。 朝夕急に涼しくなりました。日中の暑さはまだ油断はできません。 久々に大貫妙子さんの「TCOU」(チャオ!)を聴いていました。写真右側です。 ロサンゼルスとブラジル,サンパウロ録音です。1995年作品。ジャケット内の写真,装丁ともに充実しています。 ラストの曲が「SAMBA DO MAR」,歌無しの演奏のみです。 この「SAMBA DO MAR」,最初に収録されたのは写真左側の「アヴァンチュール」(1981年作品)。 こちらは,夏のバカンスをゴージャスに楽しむような音楽です。 清水信之さんと加藤和彦さんのラテンアレンジが素晴らしいです! それに対して「CHOU」は行く夏を惜しむかのようなちょっと寂...
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