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元図書館司書主婦の読書日記 https://micamica1024.hatenablog.com/

元図書館司書の主婦の読書日記です。 主に小説、たまに自己啓発本を忖度なしに評価しています。

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2024/05/23

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  • 掬えば手には 〜心の声を聞いて〜

    https://amzn.to/46pmKQH 今回は、瀬尾まいこさんの「掬えば手には」を読みました。 読めば癒されること間違いなしな瀬尾さん。 期待大です! 以下、あらすじと感想。 大学生の梨木匠は人の心が読めるという特殊能力を持っている。 その力を知っている唯一の友人河野さんに、香山という同じサークルの学生が落ち込んでいるから励ましてあげてほしいと言われる。 その人が言ってほしいであろうことを読み取り声をかける。 香山の気持ちも持ち直したようだった。 その能力に気付いたのは中学3年生の時で、不登校だった三雲さんが初めて投稿してきた日だった。 教室に入ってもなかなか一歩踏み出せない三雲さんに…

  • 名探偵のいけにえ 〜本格ロジカルミステリ〜

    https://amzn.to/3WCajha 今回は、白井智之さんの「名探偵のいけにえ」を読みました。 初読みの作家さんでしたが、素晴らしいプロットが圧巻です。 以下、あらすじと感想。 昭和53年10月30日、探偵の大塒は宮城県警本部の小牛田刑事部長に呼び出された。 鍵のかかった密室で銃殺されたのは有名探偵の横藪で、建物の外には浮浪者の子供の遺体もあった。 銃弾を調べると10年前に米軍から拳銃を盗み11人を殺した108号という犯人が使っていたものと同じだった。 108号は当初30〜40代の男と見られていたが、目撃情報から10代の少年とされていた。 大塒は横藪が108号であり、密室で自殺して拳…

  • 万両役者の扇 〜全ては筋書き通り〜

    https://amzn.to/4f6R3j8 今回は、蝉谷めぐ実さんの「万両役者の扇」を読みました。 初読みの作家さんでしたがめちゃくちゃ面白かった! 以下、あらすじと感想。 ”役者女房の紅” 江戸の大店天満屋の娘のお春は、役者の今村扇五郎贔屓だった。 念入りにめかし込んで家族で芝居を見に行くと、扇五郎の妻を見かけた。 後をつけて話しかけ、友達になりたいと申し出た。 妻のお栄を通じて扇五郎に近づき、ゆくゆくは自分が妻の座につこうと企んでいた。 お栄は見た目が悪く、自分の方が扇五郎の妻に相応しいと思ったからだ。 友達になるために一緒に出かけお英の買い物に付き合うのだが、全て度を越した扇五郎のた…

  • 8つの完璧な殺人 〜ミステリ好きに捧げる作品〜

    https://amzn.to/46ajOra 今回は、ピーター・スワンソンさんの「8つの完璧な殺人」を読みました。 有名ミステリを模倣した殺人事件が起こるとのことで、面白そう!と思い読みました。 以下、あらすじと感想。 マルコム・カーショーはミステリ専門書展を経営している。 ある日FBIのグウェン・マルヴィ捜査官が店を訪れる。 3つの事件の被害者について尋ねられるがわからないと答えると、探偵小説の専門家としての意見を聞かれ、名前に鳥に関する単語が入っていると答え、アガサ・クリスティの「ABC殺人事件」に似ているかも知れないと伝える。 なぜマルコムに会いに来たのかと聞くと、昔書いたブログの「完…

  • なんとかしなくちゃ。 〜人生何回目?な女性の半生〜

    https://amzn.to/463835U 今回は、恩田陸さんの「なんとかしなくちゃ。星雲編」を読みました。 恩田陸さんの中でもかなり好きかも! 以下、あらすじと感想。 梯結子は4人兄弟の末っ子で、父は大阪、母は東京の出身で共に店を経営している。 子供の頃から特別な才能のある結子は、砂場が混雑する問題を独自のアイデアで緩和させたりと、「キモチワルイ」状態を効率的に解決してきた。 映画「大脱走」で見た”調達屋”に憧れて、スマートな調達や転用をすることを心がけるようになり、顔の広さと観察力を身につけることを心に誓った。 姉の誕生日会にプレゼントがたくさん集まり、更に家が貧乏な子は参加出来ないこ…

  • 嘘つきジェンガ 〜崩れていく日常〜

    https://amzn.to/45UVfOU 今回は、辻村美月さんの「嘘つきジェンガ」を読みました。 胸がザワザワするけど引き込まれてしまう短編集です。 以下、あらすじと感想。 ”2020年のロマンス詐欺” 大学生になった加賀耀太はコロナの影響で満足なキャンパスライフが遅れていなかった。 飲食店を営む実家の経営も厳しく仕送りも少ないので自らバイトをしようとするが、全く採用されなかった。 そんな時友人の甲斐斗から割のいいバイトがあると教えられる。 SNSでメールを100件送れば1万円になるという。 その際には身分を偽り男性は会社経営者、女性はコロナで留学が延期になった音大生に扮する事になってい…

  • ぼくらに嘘がひとつだけ 〜二人の少年の運命が交差する〜

    https://amzn.to/3WcC9QU 今回は、綾崎隼さんの「ぼくらに嘘がひとつだけ」を読みました。 将棋のルールがあまりわからないので心配でしたがすごく良かった! 以下、あらすじと感想。 朝比奈睦美は子供の頃から独学で将棋を学び、25歳でプロの女流棋士になった。 それから4年経ったが成績が振るわず、同期の向井梨穂子も今回のナデシコ女子オープンで本戦まで進めなかったら引退するかもしれないと相談され、自分も引退しようと決意する。 睦美は同じく同期の長瀬厚仁心を寄せていた。 今回本戦まで進めたら厚仁に告白しようと決めていた。 予選の日、対局を終え梨穂子に厚仁のことを報告しようと控え室に行く…

  • キュレーターの殺人 〜手に汗握るクライマックス〜

    https://amzn.to/4ctKC8d 今回は、MWクレイヴンさんの「キュレーターの殺人」を読みました。 またまたいきなり第3弾を読んでしまった。 でも気にならないほど面白かったです。 以下、あらすじと感想。 クリスマスイブの夜、クレイグ・ホッジキスは同僚たちとのプレゼント交換の時間を利用して彼女のバーバラにプロポーズしようと計画していた。 バーバラ宛のプレゼントとしてマグカップの中に指輪を仕込んでおいた。 しかしバーバラが中を開くと、用意したものとは全く違う”#BSC6”と言うプリントのマグカップが出てきて、さらにその中に用意した指輪はなく、代わりに人間の指2本が入っていた。 ポー部…

  • でぃすぺる 〜オカルトかリアルか〜

    https://amzn.to/3RWRJ0J 今回は、今村昌弘さんの「でぃすぺる」を読みました。 「屍人荘の殺人」から全部好きな作家さん。 以下、あらすじと感想。 小学校6年生の木島悠介はオカルト好きで2学期は掲示係になって壁新聞にオカルト記事を書こうとしていた。 同じく掲示係に立候補したのは、1学期同様委員長を務めると思われていた波多野沙月だった。 もう一人は係を決める日に休んでいた畑美奈で、転校して来たばかりの影の薄い女子だった。 新聞について話があるとサツキに言われ3人で集まると、ここ奥郷町の七不思議について聞かれる。 しかしサツキが持ってきたノートには6つしかなく、7つ目を知ってしま…

  • レモンと殺人鬼 〜二重三重四重のどんでん返し〜

    https://amzn.to/3xyz98h 今回は、くわがきあゆさんの「レモンと殺人鬼」を読みました。 ポップなタイトルと表紙に反して結構ヘビー! 以下、あらすじと感想。 小林美桜は妹の妃奈が何者かに殺されてしまい、その後妃奈の部屋を訪れていた。 部屋を見るとあまり裕福な暮らしはしていなかったように思われる。 別々に暮らしているが、時々ファミレスに集まり仕事の愚痴をこぼしたりするのだが、ある日「佐神が出てきたんだって」と伝えられる。 美桜は高校を出ると派遣社員として働き、今は大学の事務職員をしている。 同級生は大学に通っている年齢なので、中学の頃美桜をいじめていた真凜は時々やってきては遠く…

  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か 〜双子の物語〜

    https://amzn.to/4cLkGV5 今回は、多崎礼さんの「レーエンデ国物語 喝采か沈黙か」を読みました。 3作目をいきなり読んでしまった!けどものすごく面白かったです。 これは全部読まなければ! 以下、あらすじと感想。 男娼であり舞台俳優のアーロウ・ランベールは、その日の舞台を終えるとパン屋のマウロにお兄がしたことを聞かされる。 双子の兄リーアンがレーエンデの英雄テッサについて昼夜問わず聞きに来ると言う。 マウロの曽祖父がレーエンデの英雄に命を助けられたことを語り継いでいるが、法皇庁に知られると犠牲法として生きたまま魚に喰われる事になる。 レーエンデの英雄テッサの話はこの国では禁忌…

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