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2023/11/25

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  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその5

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその5今回は、基準位相信号と可変位相信号の位相差からVOR局の方向知る事が出来る仕組みの前半としまして受信点と輻射するアテンテナの位置によるドップラー周波数の関係についてのお話です。前回迄にお話を致しました事は、(1)VORは基準位相信号で変調した電波と可変位相号で変調した電波を輻射している。(2)基準位相信号の電波は、搬送波を30[Hz]のSIN波で振幅変調。(3)可変位相信号は、搬送波を9960[Hz]のSIN波で振幅変調し、その後搬送波を取り除いている。(4)基準位相信号で変調された電波は、中央の水平面で無指向性のアンテナから輻射される。(5)可変位相信号で変調された電波は基準位相信号のアンテナから半径約6.7[m]の円周上に配置された24組48本(円の中心に対...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその5

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその4

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその4今回は、どの様な空間変調変調がどの様にして行われているか?と、VORに使用されるアンテンを観てます。基準位相信号の30[Hz]の位相が0°の時、可変位相信号は、磁方位0°(真北)と180°(真南)の可変位相信号用のアンテナに給電されます。可変位相アンテナへの給電は、VORを真上から見たとき、左回りに順次切り替えて給電します。その各ペアのアンテナへの給電の切り替えは1/30秒で1周します。結果として、灯台から発せられる光の様に可変位相アンテナから輻射される電波の指向性は、1/30秒の周期でグルグル回る事になります。注:図-1では、可変位相信号用アンテナを30度間隔で円周上に並べて描いていますが、実際は、48本ないし50本のアンテナが並べられています。2つの可変位相...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR_DMEその3

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその3VORは、地上施設と航空機に搭載された受信設備から構成されます。今回は、VORの地上施設構成のお話です。2.VORの構成VORとは、VHFOmni-directionalRadioRange:超短波全方向式無線標識の事です。それぞれのVOR局の電波の周波数は、112.0[MHz]~118[MHz]の中から1つの周波数が割り当てられています。周波数も試験に出る事がありますので各航法支援施設の周波数は、覚えておいて下さい。但し、数字は、試験の1週間前位に覚えるのが効率的です。ノートの1つのページに数値だけをまとめたぺージを設けておくと良いですね。VORにはC-VORとD-VORが有りますが、現在は、D-VORが主流ですのでD-VORのお話をします。[VORの仕組み(...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR_DMEその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその2

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその2各航法支援施設の原理についてはネット上でも書かれていますが、肝心な部分が書かれていなかったり原理そのものが不正確なものであったりし正確なものを見る事ができません。又、残念ながら受験参考書でも肝心な部分がボヤかされて書いてありますので読者には、理解しがたいものになっています。曖昧な事は、記憶に残りません。航法支援施設の不正確な説明の例としましては以下の様なものがあります。”ローカライザーは、滑走路に向かって左側でVHF帯の内の1つの周波数の搬送波を90[Hz]で変調した電波を輻射し、そして同じ周波数の搬送波を150[Hz]で変調した電波を滑走路の右側から輻射する”と言う説明がありますが、同一周波数の電波を同じ施設から輻射する事は、電波が干渉してしまいますので通常、...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその1

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその1今回から航法支援施設のお話を致します。"航法支援施設”からの出題数は、”空中線と電波伝搬”と並んで多い項目ですので、しっかり勉強して下さい。航法支援施設には、どの様な施設があって、パイロットを目指す受講生の皆様にどの様に関係するものなのかをご理解頂きたいと思います。ご理解頂ければ試験で出題数の多い理由が分かります。また、いつも述べています様に工学の学習ポイントは、以下の3点です。(1)概要(2)原理(3)使い方改めて航法支援施設がどの様な場面で使用されるかと言うお話をします。航法支援施設とは、航空機が目的地迄飛行する為や航空機が安全に着陸する為の誘導施設等をさします。まず、航法支援施設を管轄するお役所のお話から致します。皆様が。パイロットになってからお世話になり...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期電波法規第1章総則 (2)用語の定義

    電波法規第1章総則(2)用語の定義他赤紫色の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい前回は、”総則”の重要性と第一条の”目的”(電波法の目的)についてお話しをしました。今回は、良く出題されます”定義”(用語の定義)についてお話しをします。なお、細かい用語の定義は、電波法施工規則に書かれています。総則は、重要ですので再度、全文を記載しておきます。(目的)第一条この法律は、電波の公平且つ能率的な利用を確保することによつて、公共の福祉を増進することを目的とする。(定義)第二条この法律及びこの法律に基づく命令の規定の解釈に関しては、次の定義に従うものとする。一「電波」とは三百万メガヘルツ以下の周波数の電磁波をいう。二「無線電信」とは、電波を利用して符号を送り、又は受けるための通信設備をいう。三「無線電話」と...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期電波法規第1章総則(2)用語の定義

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期(2025年2月期向け)電波法規のシラバス

    第35期(2025年2月期向け)「法規」のシラバス皆様、今日は。当塾を主宰いたしますTOITAです。これから2025年2月の試験に向けて半年間に渡って当講座でお話をいたします電波法規の内容が決まりましたので発表いたします。皆様のこれからの学習計画にお役立て下さい。なお、”無線局の運用”からの出題が毎回の試験で50%を超えていますので、”無線局の運用”のお話を拡充する事と致しました。また、大項目のうち”監督と罰則”は、出題される内容の予想が難しい為、予想出題数の倍の内容をお話する事と致しました。第1章総則1ー1.電波法の目的(法1)1ー2.用語の定期(法2)第2章無線局の免許2-1.無線局開設決定から運用開始迄の流れ2-2.予備免許後の工事の変更(法8,9,19)2-3.無線局の落成検査(法10)第3章無線...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期(2025年2月期向け)電波法規のシラバス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期電波法規第1章総則 (1)電波法の目的

    第35期電波法規第1章総則(1)電波法の目的赤紫色の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい今日から2025年2月期向けの電波法規のお話しを始めます。当講座は、試験に出題される事が多い範囲からお話しを始めていますので、講座開設の当初は、「無線局の運用」からお話しをしていましたが、「無線局の免許」を先にお話しした方が、無線局の運用を開始する事の大変さをご理解頂く事が出来ると判断致しまして「無線局の免許」を先にお話をする様になりました。しかし、無線従事者試験の最高峰である第1級陸上無線技士の受験指導では、「総則」から講義を始めています。その理由は、「総則」に電波法の理念が書かれているからです。理念を理解した方がその後の各章でお話する内容が理解しやすくなるためです。以上の理由により、当講座も総則からお話を...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期電波法規第1章総則(1)電波法の目的

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (8)導波管

    第1章空中線と電波伝搬(8)導波管今回は、導波管のお話です。いきなり聞いた事もない名前の物が出てきたとお思いでしょうが、これから高い周波数が盛んに使用される様になりますので大電力のマイクロ波を伝送する場合に重要になります。勿論、航空無線でもレーダー等に使用されています。図-1をご覧下さい。送信機からアンアテン又は、アンテナから受信機へ高周波を運ぶ為の物を給電線と言います。図-1の一番上の同軸ケーブルは、その代表的な物です。同軸ケーブルの下の二つが今回お話をします導波管(wave-guide)です。[構造]これには、図―1の様に2種類あり、1つは、方形導波管。もう1つは、円形導波管です。導波管の構造は図-1でお分かりの通り中空の金属のチューブです。給電線と言うには、線が有りませんが、導波管は、マイクロ波を伝...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(8)導波管

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2

    第1章空中線と電波伝搬(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2前回は、周波数の区分とVHF帯及び、UHF帯の電波は、直進性が顕著である事と反射をすると言う事をお話致しました。それでは具体的な場面でこれらの周波数帯の電波がどの様に伝搬していくのか観てみましょう。(1)直接波と大地反射波(図の番号が順不同になっています。)図2の様に送信アンテナから受信アンテナへ直接届く直接波と大地で反射して受信アンテナへ届く大地反射射波があります。図-2を見て頂きますと直接波と大地反射波とでは受信アンテナ迄の経路による距離の違いが出てきます。電波は、磁界と電界で出来ています。磁界と電界はSIN波状に大きさを変えています。電界の最大値をVとしますと大きくなったり小さくなったりする1秒間の繰り返しの数(周波数)をf。時間をt、そ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1

    第1章空中線と電波伝搬(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1前回迄に、電波とは、どの様なものでどの様にアンテナから輻射されるかと言うお話を致しました。また、実際に使用されるアンテナの原理や特徴等についてもお話を致しました。それでは、輻射された電波が受信される迄の間、どの様に空間を伝わって行くのか?と言うお話を2回に分けて致します。ちなみに、電波の伝わりかたを”電波伝搬”と言います。電波伝搬は、周波数により違います。周波数の中でも皆様方が、航空無線通信士として主に使う事となるVHF帯とUHF帯と言う周波数帯域(バンド)での電波の電波伝搬についてのお話を致します。1.VHF帯とUHF帯って何のこと?電波とは、3[THz](テラ・ヘルツと読みます:3x10の12乗。以下3x10^12と言う様に当塾では、エクセ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(7)VHF帯とUHF帯の電波伝搬その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (6)アンテナと給電線の整合その3

    第1章空中線と電波伝搬(6)アンテナと給電線の整合その3今回は、前回お話をしましたバランの原理とアンテナと給電線のマッチング(整合)の取り方についてのお話を致します。それでは、バランの構造と原理についてお話を致します。[バラン]バランには色々の種類がありますが図-4は、同軸ケーブルを使用して作った物です。図では、同軸ケーブルの外側の導体と内側の導線のみを描いていますので一番外側の絶縁物と内部導体と外部導体の間の絶縁物は、省略しています。図の下のU字形の部分がバランです。バランの長さは、λ/2になっています。それでは、原理について説明致します。図の左上の同軸ケーブルの内部導体を流れて来た電流:Iは、a点で、平衡形ケーブル(平衡形ケーブルは、4Zoと書いてある右側に有ると考えて下さい。)とバランへI/2づつ流...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(6)アンテナと給電線の整合その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (6)アンテナと給電線の整合その2その1

    第1章空中線と電波伝搬(6)アンテナと給電線の整合その2今回は、送信機の電力をアンテナへ送る方法には、”平衡形”と”不平衡形”がある事をお話します。(アンテナに誘起した電圧による電流を受信機へ送る場合も同様です。)同軸ケーブルは、不平衡形である事をすでにお話を致しました。そして、アンテナにも”不平衡形”と”平衡形”があります。半波長ダイポール・アンテナは、”平衡形”になります。[平衡や不平衡とは何か?]まず、”平衡”とか“不平衡”とは、どう言う事かをお話致します。不平衡図-1の上側の図をご覧ください。緑は、大地(アース:地球)です。左側に電源(丸にSIN波のマーク)が有ります。電源の上側に繋がれた導線は、負荷(負荷とは電力を消費するものです。)の上側に繋がれています。負荷の下側と電源の下側は、それぞれ大地...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(6)アンテナと給電線の整合その2その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (6)空中線と給電線の整合その1

    第1章空中線と電波伝搬(6)空中線と給電線の整合その1今回から3回に分けて給電線とアンテナの整合についてのお話を致ます。整合とは、水の流れるパイプに別の太さの違うパイプを繋いだ時、水漏れがしない様にパイプ同士の間に継手をいれる様なものです。電気の場合は、無駄なくエネルギーを伝え為に行います。1.インピーダンス整合下の図をご覧ください。電池を送信機。rを給電線の特性インピーダンス。そしてRを空中線の入力インピーダンスとします。インピーダンスとは、交流に対し電流を流れにくくする素子です。直流の場合、電流を流れにくくする物は、抵抗だけですが、交流の場合は、抵抗の他、コイル、コンデンサーが電流を流れにくくする素子になります。そして、コイルとコンデンーは、交流の周波数により、電流を流れにくくする度合いが違うのです。...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(6)空中線と給電線の整合その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (5)同軸ケーブルその2

    第1章空中線と電波伝搬(5)小電力同軸ケーブルその2前回は、電源(送信機または、受信アンテナ)から負荷側(送信アンテンまたは、受信機)へ同軸ケーブルの内部導体と外部導体に高周波電流が流れるてエネルギーが伝搬する言うお話を致しましたが、くしくも、高周波電流が内部導体と外部導体を流れる事によりそれらに磁界が発生しその磁界が変化するので電界の変化も生まれると言うお話をしました。すると、同軸ケーブでの信号の伝達には、2つの考えが出来そうです。<同軸ケーブルの動作の考え方1>今も述べましたが、同軸ケーブルは、内部導体と外部導体に高周波電流を流す導線。つまり、送信機からの高周波電流をアンテナへ流す又は、アンテナに誘起した高周波電流を受信機へ流す導線と言う考え方です。<同軸ケーブルの動作の考え方2>図-2図-2の様に内...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(5)同軸ケーブルその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波 (5)同軸ケーブルその1

    第1章空中線と電波伝搬(5)小電力同軸ケーブルその1今回は、送信機とアンテナ又は、アンテナと受信機を繋ぐ給電線として使用されます「同軸ケーブル」について今回と次回の2回に分けてお話をします。試験では、これからお話を致します様に同軸ケーブルに限らず構造・動作原理・用途・特性が問われますのでその全部を覚える必要があります。赤の太字の部分が覚えなければならない所です。[1]同軸ケーブルの構造図-1同軸ケーブルは皆様の家のTVと壁のコンセントの様な部分とを結ぶ直径が1センチメーター弱の黒いケーブルです。是非、一度ご覧になって下さい。それでは、同軸ケーブルの一番内側から説明いたします。図では、同軸ケーブルを4層に分けて描いています。一番内側(一番右)が銅線です。その周りの白い部分(図では、銅線の左の白い部分)はポリ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波(5)同軸ケーブルその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1空中線と電波伝播 (5)スリーブ・アンテナ

    第1章空中線と電波伝搬(5)スリーブ・アンテナ今回は、半波長ダイポール・アンテナに似たスリーブ・アンテナについてのお話です。前回お話すべき点を忘れていましたので本題に入る前にお話しをしておきます。アンテナに限らず、回路や機器等について試験で問われる事は、(1)構造(構成)(2)動作原理(3)特徴(4)用途この4点です。それでは、スリーブ・アンテナの構造から観てみましょう。上の図がスリーブアンテナです。[構造]スリーブアンテナのsleeveとは、袖の事です。女性の方は、良くご存じですよネ。アンテナのスリーブは、白の筒で示しました金属で出来た筒です。スリーブの中がどの様になっているかは、下の図をご覧下さい。スリーブの内部には、同軸ケーブルがあります。[同軸ケーブルとは?]同軸ケーブルとは、アンテナと送信機ない...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1空中線と電波伝播(5)スリーブ・アンテナ

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)半波長ダイポール・アンテナその3

    第1章空中線と電波伝搬(4)半波長ダイポール・アンテナその3今回は、半波長ダイポール・アンテナの指向性についてのお話です。[半波長ダイポール・アンテナの指向性]人ごみの中である特定の人の声や特定の物からの音だけを聴きく時に、耳に手を当てます。あるいは、遠くの人に自分の声を届けたい時、口の前に両手でメガフォンを作ります。メガフォンを作らなければ、声は、四方に広がり、目的の人の方へは、声が届きにくくなります。これらの違いは、声のエネルギーを特定の方向だけに出したかどうかと言う事です。あるいは、聴く場合は、特定の方向からだけの音を集めるかいなかと言う事です。この様に特定の方向へエネルギーを放出したり、特定の方向からだけのエネルギーを捉える性質を”指向性”と言います。理論上のアンテナにアイソトロピック・アンテナと...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)半波長ダイポール・アンテナその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)半波長ダイポール・アンテナその2

    第1章空中線と電波伝搬(4)半波長ダイポール・アンテナその2今回は、半波長ダイポール・アンテナの続きで、電波の輻射の原理と特に半波長にする意味ついてお話を致します。半波長ダイポール・アンテナの図をもう一度掲載しておきます。灰色の棒が”半波長ダイポール・アンテナ”です。赤い線は、”給電線”。そして、交流電源のマークは、送信機です。[半波長ダイポール・アンテナの輻射の原理]図-5の(A)と(B)そして(C)の各図の太い線は、アンテナです。図の(A)には、抵抗が繋がれています。図では、Iと書いた電流が流れています。電気の世界では、電流を”I”と書きますので覚えておいて下さい。図-5電流の横に描いた矢印は電流の流れる向きを表していますが、これは、一瞬を捉えているもので電源が交流ですので、電流の向きは、時間と共に変...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)半波長ダイポール・アンテナその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (4)半波長ダイポール・アンテナその1

    第1章空中線と電波伝搬(4)半波長ダイポール・アンテナその1今回から3回に渡って、実際に使用されているアンテナでありながらアンテナの基本でもある半波長ダイポール・アンテナについてお話をいたします。ちなみに本講座では、試験に必要な事だけをお話していると言っておりますが、今回の半波長ダイポールアンテナ迄は、アンテナを理解する為に必要な事柄ばかりですので各期共にお話をしています。それで半波長ダイポール・アンテナの半波長とは、どう言う意味か、から考えてみましょう。[半波長ダイポール・アンテナの”半波長”とは?]下の図は、電波のモデルとして見て頂いた図です。λと言う文字に注目して下さい。ギリシャ文字で”ラムダ”と読みます。例えば緑の電界について注目してみますとキツネ色で示します、アンテナの所では大きさが”0”で、そ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(4)半波長ダイポール・アンテナその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (3)電波って何?

    第1章空中線と電波伝搬(3)電波って何?前回は、「電流って何?」と言うお話をしました。今回は、「電波って何?」と言うお話をいたしますがその前に「電気って何?」のおさらいを致します。電気とは、原子から一部の電子が抜けた時電子は、”-”。電子が抜けた原子は、”+”。のそれぞれの電気的な性質を示す事でした。それぞれの電気量は、(電子の数)x(1個の電子の持つ電気量)で陽子1つの電気量は、電子1つの電気量と同じですが、こちらは、”+”です。ゆえに、原子核の”陽子”の数と電子の数が同じ場合は、プラスマイナス”0”と言う事で電気的性質は、現れません。その証拠にやっては、いけない事ですのでお話だけですが、電気の流れている導線を触ると感電します。電気の流れていない導線を触っても感電しません。これは、電気の流れている導線で...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(3)電波って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (2)電流って何?

    第1章空中線と電波伝搬(2)電流って、何?前回は、そもそも「”電気”とは、何か」と言う重要なお話をしました。電気とは、原子から離れた”電子”がマイナスの電気の性質を示す事と電子の数が陽子の数より少ない原子は、プラスの電気の性質を示す。これが電気の正体でした。今回は、”電流”とは、何かを考えてみます。今のところ、皆様は、”電流とは何か?”と言う疑問は、持たれていないと思いますがアンテナを理解する上で重要ですので、今回お話を致します。[電流とは?]自由電子が動く状態を電流と言います。※ここが一番大切です。注意電流とは、”電子が動く事”とは、電気を学ぶ学校でも強調して言ってくれませんが学生は、普段の授業から感じ取っています。皆様は、現在、電気の知識は、殆ど無いので逆に雑念が無くて説明する側には、都合が良いのです...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(2)電流って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播 (1)電気って何?

    第1章空中線と電波伝搬(1)電気って、何?今日は。今日から2025年2月の試験に向けて「無線工学」と「電波法規」のお話を致しますTOITAです。半年間と言う短い間ですが、宜しくお願い致します。当講座では夏休み中に折に触れてお話してまいりました通り試験で一番出題される項目からお話をしてまいります。「無線工学」の場合は「空中線と電波伝搬」と「航法支援施設」と「半導体・電子菅・電子回路」で50%の出題が予想されます。3つの項目が理解出来れば、試験で50%の得点が得られると言う訳です。70%の問題に正解すれば、科目合格です。50%は、大きいですネ。それでは早速、一番出題数の多い「空中線と電波伝搬」のお話をいたします。空中線とは、アンテナの事です。「アンテナ」と言う言葉は、良く耳にされますし、何となく分かる気がされ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第1章空中線と電波伝播(1)電気って何?

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年8月期向け(第35期) ガイダンス続き

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期講座を始めるに当たってのガイダンス(当講座の進め方)続き今回は、当講座がどの様に講義を進めていくのかを知って頂く為に当講座の特徴をお話致します。□当講座の特徴1.文系の方を想定電気を勉強するのが初めての方を対象としています。航空無線通信士を含め、無線従事者の為の受験参考書は、電気の基礎、あるいは、それぞれの資格で必要とされる知識に近い知識が有る事を前提としています。電気の基礎が有る方には無線従事者の資格の中で航空無線通信士の無線工学は、中位の難易度(中位の電気的知識が必要)です。人によっては、皆様が、航空無線通信士の試験で英語は、勉強しなくても良いと考える様に電気の知識がある方の中には、無線工学の勉強は、しなくても良いと考える人もいます。しかし、電気的な基礎を勉...TOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年8月期向け(第35期)ガイダンス続き

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期(2025年2月期向け)無線工学のシラバス

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学のシラバス2025年2月期向け第35期受験講座でお話をいたします内容が決まりましたのでお伝えいたします。今期から受験直前講座を縮小しその分お話する範囲を広げる事と致しました。第1章空中線と電波伝搬1.電気とは?2.電流とは?3.電波とは?4.半波長ダイポール・アンテナ5.スリーブ・アンテナ6.VHF帯とUHF帯の電波伝搬7.アンテナと給電線の整合8.導波管の特徴第2章航法支援施設1.VOR/DME2.ASDE、MLAT3.電波高度計第3章半導体・電子管・電子回路1.半導体とは?2.ダイオード3.トランジスター4.電圧利得の計算5.接合形FETの回路図記号とキャリア6.バイポーラ・トランジスターに比較してのFETの一般的な特徴第4章DSB送受信機1.DSB...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期(2025年2月期向け)無線工学のシラバス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年2月期向け第35期 ガイダンス

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期講座を始めるに当たってのガイダンス(当講座の進め方)皆さん今日は。9月3日より2025年2月期の試験に向けて約半年間にわたって皆様のお手伝いをいたしますTOITAです。当講座では皆様が分かりにくいとされる「無線工学」と「法規」について分かり易い説明をしてまいります。さて、皆様の中には2月期の試験に向けて今何をするべきか?Netで色々な方の意見を見て考えられている方。あるいは受験体験記を読み、まだ、9月だから試験が近づいてから勉強をすればいいや?と考えられている方など様々だと思います。航空無線通信士の受験ブログを書かれてている方の中には航空無線通信士の試験は、簡単に受かるとしていながら何度受験しても合格出来ない方もいらっしゃいます。2007年10月に当講座を始めて...TOITAの「航空無線通信士受験塾」2025年2月期向け第35期ガイダンス

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期夏休み特別企画 ~実は、法規は、面白いその3~

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」夏休み特別企画~実は、法規は、面白いその3~今回は、法律文書の読み方について具体的な文書を例に文書の構造を含めて考えてみます。[1つの条文から呼び出される条文を調べる]例えば、無線局運用規則第142条には、こう書かれています。(航空機局の運用)第142条法第70条の2第1項ただし書きの規定により航行中及び航行の準備中以外の航空機の航空機局を運用することができる場合は、次のとおりとする。~以下省略すると法第70条の2第1項に何が書いてあるかをかを調べませんと無線局運用規則第142条の意味が分かりません。この場合1つの条文しか呼び出していませんので楽なのですが第何条の後が幾つもの条文の呼出の塊の様な条文もあります。それを全て調べるには、大変な時間がかかります。時として、1時...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期夏休み特別企画~実は、法規は、面白いその3~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期夏休み特別企画 ~実は、法規は、面白いその2~

    TOITAの「航空無線通信士受験塾」夏休み特別企画~実は、法規は、面白いその2~「実は、法規は、面白い」の続きとして今回と次回の2回に分けて法規の勉強が楽で、楽しくなる方法をご紹介します。実は、15年前の夏にある無線従事者資格の講義用原稿を書いた時の事なのですが、今までその資格試験の内容を知りませんでしたので調べてみました。そこで分かったのですが、航空無線通信士の場合と受験対策が違うのです。今まで、第1級陸上無線技術士と航空無線通信士の受験指導をしてきましたが、これらの資格の法規の試験は、「理解度」が試される試験です。一方、講義用原稿を書いていました資格試験の場合は、その資格で操作する範囲で「必要な事を知っているか」と言うものでした。後者の場合は、参考書を読み、覚える事である程度、対応可能と思います。しか...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期夏休み特別企画~実は、法規は、面白いその2~

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受験の力”TOITAの航空無線通信士受験塾” 第33期(2024年2月期向け)受講生受付開始!!
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