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2023/11/25

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  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 番外編~トランジスターの電流増幅率その2~

    第3章半導体・電子管・電子回路番外編~トランジスターの電流増幅率その2~今回は、ベース接地増幅回路の電流増幅率の値がどの位になるのか?そして、ベース接地増幅回路の特徴は、何かと言うお話を致します。それでは、前回の(1)式からご覧ください。α=ΔIc/ΔIe{=⊿Ic/(⊿Ic+⊿Ib)}(1)IeはIcとIbが合流したものですので(1)式において分母の方が分子より大きくまります。また、Icは、Ibが極小さいので、Ic=Ie−Ibは、Ieに比べIcが極僅か小さくなりますのでαは、”1”より僅かに小さい0.97~0.99位となります。よって、ベース接地の増幅回路では、電流が増幅されない事になります。それでは、ベース接地の増幅回路では、増幅出来ないのでしょうか?増幅をしようとする信号が繋がれている方を入力。増幅...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路番外編~トランジスターの電流増幅率その2~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 番外編~トランジスターの電流増幅率その1~

    第3章半導体・電子管・電子回路番外編~トランジスターの電流増幅率そのその1~前回、トランジスターの原理をご説明いたしました。ベース電流:Ibが流れるとコレクター電流:Icが流れると言うのがトランジスターの基本です。Ibの少しの変化でIcが大きく変化すると言うお話をしましたので電流増幅が出来る事は、お分かり頂けたと思いますがそれでは、どの位増幅出来るのか4回にわけて定量的に考えてみます。Ibの変化に対してIcがどれだけ変化するかを論じるのが電流増幅率です。今回はベース接地の電流増幅率とベース接地回路の特徴についてお話を致します。トランジスターを使った増幅回路には、3つの種類があります。1.ベース接地回路2.エミッター接地回路3.コレクター接地回路この3種類の回路の違いは、トランジスターのどの端子を接地するか...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路番外編~トランジスターの電流増幅率その1~

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその3

    第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその3今回は、PNPトランジスターの続きでNPNトランジスターの動作原理からお話を致します。3.npnトランジスターnpnトランジスターではベースがp形半導体でエミッターとコレクターはn形半導体です。pnpトランジスターとは半導体の使い方が逆ですので、EbeとEceの電池の繋ぎ方も逆向きになります。図の赤い●は、電子。白の〇は、正孔です。まず、電池Eceだけがエミッターとコレクター間に接続されていたとしたら、Icは、流れません。そこへ電池Ebeを図の様に繋ぎますとIbが流れます。エミッターとベース間は順バイアスです。この時、エミッターの自由電子の多くはベースを通り抜けてコレクターへ入ります。これらの自由電子はEceの”+”に引き付けられて電池の”+”へ向か...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (4)トランジスターその2

    第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその2前回は、エミッタ領域の正孔がベース領域を超えてコレクター領域に入るところ迄のお話でした。今回は、その後の正孔の動きを追ってみましょう。(3)コレクター内に入った正孔コレクター領域にたどり着いた正孔は、コレクターの右端へ繋がれたEceの”-”により引き寄せられます。引き寄せられた正孔はコレクターにつながるEceを経由してエミターから来た電子と結合して消滅します。エミッターの左端では、Eceにより新たに安定した原子から電子が奪われ新たに正孔が出来、コレクターへ進みます。エミッターで奪われた電子は、Eceを経由してコレクターでエミッターからの正孔と結合して消滅すると言う動作が続きます。エミッターからコレクターへ絶えず正孔が移動しますので、エミッターとコクレ...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (4)トランジスターその1

    第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその1前回は、n形半導体とp形半導体を接合させたダイオードの動作原理のお話をしました。前回お話をしました、ダイオードは、電源を必要としませんので、受動素子と言えます。今回お話をいたしますトランジスターは、動作の為に電源を必要としますので能動素子です。それでは、今迄の知識を活かしてトランジスターの動作原理を学習しましょう。ダイオードの動作原理が良く理解出来ていない方は、前回、又は、前々回の記事から読み直しをしておいて下さい。1.トランジスターの種類トランジスターには、n形半導体とp形半導体の組合せの仕方の違いにより2種類あります。それは、PNPトランジスターとNPNトランジスターです。それぞれの名称は、それぞれの構造を表しています。それでは、PNPトランジス...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(4)トランジスターその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (3)ダイオードその2

    第3章半導体・電子管・電子回路(3)ダイオードその2前回は、ダイオードの用途やその動作、そして動作原理の内の逆バイアス迄のお話を致しました。今回は、順バイアスのお話を致します。イ.順バイアス下の図の様に電池の向きを逆バイアスの時と逆に接続してみます。(1)正孔の動き正孔は、電子の不足した原子ですので白い球、電子は、赤い球で表しています。p形半導体の正孔が電池の”+”に反発してn形半導体の方向へ向かいます。そしてn形半導体へ入った正孔は、電池の”-”に引き寄せられn形半導体の左端へ進みます。電池の”-”側の導線の電子は、n形半導体へ到着し、n形半導体の左端へ到着した正孔と結合し正孔が消滅します。一方、p形半導体の右端では、電池の”+”が繋がれていますので右端の原子から電子が奪い取られて新たに正孔が生まれます...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(3)ダイオードその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (3)ダイオードその1

    第3章半導体・電子管・電子回路(3)ダイオードその1今回と次回の2回に分けて半導体素子としては、一番簡単な構造ですが、トランジスターやFET等の素子の基本が詰まっていますダイオードについてのお話を致します。ダイオードは交流から直流を作る過程での整流や、変調された電波から音声信号を取り出す検波に使用されます。(1)ダイオードの働きダイオードには、電流を一方向にしか通さない性質があります。一番上のグラフは、交流(皆様のご家庭のコンセントに来ている電気の電圧をグラフにしたもの)です。横軸が時間で縦軸が電圧です。時間と共に電圧と極性が変わっています。横軸より上が”+”で下が”-”です。その下の回路図では、交流の電源(丸にSIN波のマーク)に抵抗:Rが繋がれています。抵抗:Rには、I=V/Rの電流が流れます。抵抗:...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(3)ダイオードその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (2)半導体は?その2

    第3章半導体・電子管・電子回路(2)半導体とは?その2前回は、導体、絶縁体、半導体がそれぞれどの様な物かと言うお話を致しました。今回は、半導体の材料と半導体には、大きく分けて3種類有ると言うお話を致します。半導体の材料と言えば、殆どがシリコンです。シリコンの様な物質を”真性半導体”と言います。真性半導体は、2項で述べる不純物を加える事で自由電子の数を増やしたり本来、存在するはずの電子が無い部分を正孔と言いますが正孔の数を自由に変える事が出来ます。後ほど、お話する事となりますが正孔の移動も電流です。お話を戻しますが真性半導体は自由電子になりうる電子が少なく抵抗と同様に電流をあまり流す事ができません。(但し、電流をあまり流せない理由は、抵抗とは、違います。前回の記事を読み直しておいて下さい。)それでは、真性半...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(2)半導体は?その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (2)半導体とは?その1

    第3章半導体・電子管・電子回路(2)半導体とは?その1前回、能動素子と受動素子のお話をしました。受動素子には、抵抗・コイル・コンデンサー等がありますがこれらについては、最終章の電気回路でお話をする事としまして、今回は、第3章のタイトルの最初に出てきます、「半導体とは、そもそも何?」と言うお話をします。また、半導体がどの様に能動素子として働くのかと言うお話を次回以降に行います。(半導体は、受動素子にも使用されています。)1.半導体とは?電気の世界には、電気を通す“導体”。電気を全然通さない絶縁体と今回お話をします”半導体”があります。その他、電気を通さない訳ではないのですが電気を通しにくい抵抗があります。抵抗は導体・絶縁体・半導体とは、理屈が違いますので、割愛します。電気が流れる事を電流が流れると言いますが...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(2)半導体とは?その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路 (1)能動素子と受動素子

    第3章半導体・電子管・電子回路(1)受動素子と能動素子今回から”空中線と電波伝搬”、”航法支援施設”とほぼ、同じ出題数である”半導体・電子管・電子回路”のお話を致します。しかも、これらの3つの大項目の全問に答えられると無線工学の試験に合格できると言う極めて重要な項目です。皆様は、電子機器と言う言葉を聞いた事があると思いますがスマフォやTV等身の回りには、多くの電子機器で溢れていています。特に、スマフォは、一日中、手から離せないと言う人も多いようです。しかし、皆様にとって”電子機器”という言葉は、”offlimits”と言う言葉と同義語でそれ以上近寄る事もない物なのでは、ないでしょうか?ちなみにこの言葉には、”禁句”と言う意味もあるようです。しかし、分かってきますと、”電子機器”ってすごい。その”電子機器”...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第3章半導体・電子管・電子回路(1)能動素子と受動素子

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許 (2)免許の有効期間と再免許の申請期間

    第2章無線局の免許(2)再免許の申請期間他無線局の免許には、期限があります。これは、電波を有効利用すると言う電波法の精神に乗っ取ったもので、無線局開局の目的が果たされて、その後、存続する必要が無ければ、閉局する事になります。但し、有効期限後も引き続き運用を希望する局は、申請をすれば、再免許を受ける事が出来ます。その証拠に、放送局は、何十年も放送を続けています。また、義務航空機局の場合は、免許の有効期限が無期限である事を前回の最後にお話を致しました。皆様の中で、「私は、パイロットを目指しているので、航空局の免許の有効期間等知らなくても良い。」と思っている方がいらっしゃったらそれは、大間違いです。航空無線通信士の資格は、航空機局や航空局(カンパニー無線を含む)毎に細分化されている訳では、有りませんので航空局に...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許(2)免許の有効期間と再免許の申請期間

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許 (1)無線局の開設の決定から運用開始迄その4

    第2章無線局の免許(1)無線局の開設決定から運用開始までその4赤紫色の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい。今回は、「工事の落成」から無線局の免許を取得する迄のお話です。-----お知らせ------前回の免許の申請~予備免許の中の記載事項につていは、覚えておく必要があります。予備免許の記載事項と本免許(免許状)の記載事項は、違います。試験では、その理由が問われますがその理由は、予備免許が、工事及び設備の調整・点検を目的としているのに対してて本免許は、本格的な運用を認めたもので有る事の違いから来ている事を理解しておいて下さい。今回の最後に免許状の記載事項を挙げておきますので、前回の予備免許の記載事項と比較して覚えて下さい。それでは、工事落成検査についてお話をします。予備免許を受けた者は、工事が落...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許(1)無線局の開設の決定から運用開始迄その4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許 (1)無線局の開設の決定から運用開始迄その3

    第2章無線局の免許(1)無線局の開設決定から運用開始までその3赤紫の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい。今回は、無線局開設の決定から無線局免許取得迄の流れをご説明いたします。1.無線局の開設決定無線局の開設の決定とは、無線局を開局する言う意思を固めたら、総務大臣から免許を受ける行為に進みなさいと言う事迄を指しています。これには、免許を受けなければ開局しては、いけないと言う事と裏腹に条件がそろえば免許を与えますよ。使って下さいと言う奨励的な意味があると言う事です。2.免許の申請総務大臣に提出する書類の記載事項を定めています。(記載事項は、重要ですので覚えておいて下さい。)・開局の目的・開局を必要とする理由・通信の相手方と通信事項(内容)航空機局ならば相手方は、航空局です。・無線設備の設置場所また...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許(1)無線局の開設の決定から運用開始迄その3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許 (1)無線局の開設の決定から運用開始迄その2

    第2章無線局の免許(1)無線局の開設決定から運用開始までその2赤紫の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい。今回は、無線局とは、そもそも何?と言うお話です。電波法の総則の中には、「無線局」の定義についても書かれています。どの様に定義されているのか改めて観てみましょう。総則によりますと、無線局とは、通信設備(送信機、受信機、空中線[アンテナ]、電源)とそれらを操作する無線従事者の総体と書かれています。{総体とは、全てを合わせたもの)例えば、学校は、校舎や様々な設備と教師及び生徒の総体と言う事になります。校舎だけでは、学校とは、言いませんネ。無線局は、設備と操作する人間の総体と言う概念が重要ですので、覚えておいて下さい。皆様が使用されている携帯電話は内部に送信機や受信機、アンテナ、電源が入っていますの...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許(1)無線局の開設の決定から運用開始迄その2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許 (1)無線局の開設の決定から運用開始迄その1

    第2章無線局の免許(1)無線局の開設決定から運用開始までその1赤紫の文字は、法規の用語解説のページを参照して下さい。今回から無線局の免許を取得して運用開始する迄の手順をお話しします。本来、当講座では、出題数の多い項目からお話しをするのですが無線局の免許のお話しを先にする理由は、無線そのものを意識する機会が無くなった事により無線局を開局する事が身近で無くなった事によります。昔は、アマチュア無線が盛んでしたので、無線やその為の無線局を開局する事がわりと身近な事でした。”無線局の免許”は、無線工学で言えば、”電磁気”や”電気回路”に当たる、基礎ですので総則に続いて第2章として”無線局の免許"のお話をする事としました。また無線局の免許を理解しませんと一番出題数の多い無線局の運用が理解出来なくなると言う理由もありま...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期電波法規第2章無線局の免許(1)無線局の開設の決定から運用開始迄その1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (6)電波高度計

    第2章航法支援施設(6)電波高度計今回は、航法支援施設の最後として”電波高度計”についてお話をいたします。さて、今回お話をします電波高度計は、低空用(2500ft以下)です。着陸態勢に入った航空機が着陸するか、直陸をやり直すかを決める”直陸決心高度”や、自動着陸する際、フレーアを掛ける時の高度情報として使用されるものです。※フレアーとは冬場、白鳥が湖面に着水する様子をTVで目にする事が有ると思いますが、着水寸前に水平に飛んでいた白鳥が頭を上げ、翼を水面に対して見た目、直角にした様に翼を起こす様子を目にします。航空機は、速度を落としますと、揚力が減り、高度が下がります。直陸の寸前に降下角度を減らし緩やかな着陸をする為に迎え角を上げます。(機首を上げると胴体についている翼の迎え角が上がると言う訳です。)すると...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(6)電波高度計

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (5)パルス:レーダーのMTIの原理

    第2章航法支援施設(5)パルス・レーダーのMTIの原理今回は、パルス・レーダーの機能の1つであるMTIのお話をします。と言っても何の事やらお分かりになりませんね。それもそのハズです。先ほど、ネットを見て周りましたがMTIが何の訳であるか位は、書いて有りましたが原理については、書かれていませんでした。さらに受験参考書には、MTIの文字さえ載っていません。しかしながら航空無線通信士の無線工学の問題として出題されていますので、ここで勉強しておきましょう。1.MTIとは?MTIとは、MovingTargetIndicatorの訳です。パルス・レーダーは、極短い時間間隔で電波を輻射します。そして、電波を輻射していない時は、受信します。電波は、山や建物等の構造物に当たり反射して戻って来ます。レーダーは、その電波を受信...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(5)パルス:レーダーのMTIの原理

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (4)ASDEとMLAT

    第2章航法支援施設(4)ASDEとMLAT今回は、ASDEとMLATのお話です。と言っても何の事かお分かりにならないと思います。航法支援施設はこの様にアルファベットの組合せで呼ばれ、それも似たような名前が多いのです。よって、何の略か英語で覚えなければなりません。[I]ASDEとはAirportSurfaceDetectionEquipment:空港面探知レーダの事です。1.ASDEの用途空港には滑走路、駐機場、それらを結ぶ誘導路等がありそれらの上を航空機やバス、飛行機をプッシュ・バックするトーイング・カー等様々な車両が行きかっています。支援車両は、エプロン上に表示された白線で示された通路のみを走行しますが、航空機の誘導路と交わる部分もあります。※上の絵は、steam社のFlightSimulatorX上の...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(4)ASDEとMLAT

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (3)ASRとARSR

    第2章航法支援施設(3)ASRとARSR今回から航空管制に使用されるレーダーのお話をします。今回は、航空管制には、かかせないASRとARSRのお話を致します。そう言われても何の事かお分かりにならないと言う方も沢山いらしゃると思います。航法支援施設には、ASRやARSR以外にもASDE等似た様な名前が沢山あります。これから出てきます各航法支援施設の名称は、全て何文字かのアルファベットの組合せで呼ばれますので、何の略か理解する為にも英語で覚えておいて下さい。ASRやARSRとは、何かと言うお話しの前に航空機は、空を自由に飛んでいる訳ではなく、”航空路”と言う空の道を飛んでる事をまず、頭において下さい。”航空路”については、ネットで検索して頂きますと国土交通省で公開していますので、是非、ご覧になって下さい。次に...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(3)ASRとARSR

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその6

    第2章航法支援施設(2)ILSその6今回は、ILSの最後として大型機におけるILSの計器と使い方を見ておきましょう。上の絵はマイクロソフト社のフライトシュミレーション2004のBoeing777-300のコックピットです。前方に言える空港は、hamaさん制作の中部国際空港です。Boeing747-100の頃は、小型機の様なアナログの計器が沢山並べられていました。現在の航空機のコックピットはグラスコックピットと呼ばれ電子的な表示になっています。表示は、CRT(一昔前のパソコンのモニターに使用されているブラウン管の事です。)やLCD(液晶表示器)で行い、画面を切り替える事で様々な項目の表示が出来ます。左の大きなディスプレイは、PFD(PrimaryFlightDis-play)と呼ばれ航空機の姿勢・機首の方向...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその6

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその5

    第2章航法支援施設(2)ILSその5今回は、航空機が着陸する滑走路に対し左右のズレをどの様に察知するかと言うお話を致します。航法支援施設に関する技術書は、一般的には、国土交通省航空局の無線従事者(第1級陸上無線技術士)の方だけがみられる書籍にしか書かれていない為にその他の書籍は、勿論の事ネット上でも間違った情報が溢れています。これから、航空無線技術士になる方は、この場で正しい、原理を理解しておいて下さい。何故なら、パイロットや管制官になられる皆様は、空港で国土交通省の技官の方と会う機会があります。その際、ILSについて間違った知識を話してしまったら恥をかく事になるからです。試験の範囲を多少超えるお話になりますが、範囲を少し超えた知識は、試験の際、余裕になりますのでお話をします。また、試験問題も間違う事が有...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその5

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその4

    第2章航法支援施設(2)ILSその4VORやILSは、原理が難しいのですが、ILSの理解を助けるあるシステムに気が付きましたのでご披露いたします。それは、ステレオ(stereophonic)です。ステレオを意識する若い方は、いないと思いますが、音楽や音響を立体的に聞く為のシステムがステレオです。でこれに対し、音が立体出来に聞こえないのがモノラルです。モノラルは、全ての音が一か所(スピーカーのある位置)から聞こえてきます。モノラルの例としましては、電話や航空無線をはじめとする無線通信です。ステレオは、左と右のマイクで拾った音を増幅・伝送・再生及び増幅そしてスピーカ―から音を出します。そのとき、例えば、ピアノ・トリオの演奏をスピーカーを通して聴くとします。左にベース。真ん中にドラム、右にピアノとしますと、図1...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその4

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその3

    第2章航法支援施設(2)ILSその3前々回から6回に分けて、ILSのお話を致しています。ILSとは、(InstrumentLandingSystem)計器着陸方式の事です。飛行機は、離陸する時と着陸する時が一番危険だと言われてます。着陸の事を緩やかな墜落と言うそうです。広島空港でのアシアナ機の事故では局所的に発生する上昇気流の直ぐ後の下降気流をセットとしたダウン・バーストにより上昇気流に遭遇し下降の為の操作をした後、下降気流に遭遇して、必要以上に降下してしまいローカライザーにぶつかった事故の様です。さて、広い空を飛んで来た航空機は、空の広さに比べて幅が僅か60[m]程度の滑走路の真ん中の白線(雪国では、黄色)上に着陸する事が出来ます。例えば、降下して来た航空機が低い雲の中に入り見通しが悪く滑走路が見え無い...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその3

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその2

    無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその2今回は、各施設を細かく見てみましょう。下の図は各施設の位置関係とそこから輻射されるの電波イメージを示しています。2-1.ローカライザー(Localizer)ローカライザーは、着陸する航空機から見て滑走路の後ろの端から250[m]程の所に設置されています。伊丹空港でしたら前回お話をしました通りrunway32Lから見て滑走路の先ですのでrunway14Rの手前になります。管制官から着陸する滑走路を32Lと指定されたとしますと、滑走路の真ん中から見て方位140°方向からの着陸になります。航空機が滑走路のセンターラインに対して左側を飛行している時、ローカライザーからの電波を受信し検波しますと90[Hz]、右側を飛行している場合には、150[Hz]の信号を強く再生します...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその2

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (2)ILSその1

    無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその1ILSは、パイロットにとって重要な施設ですので数回おきの試験に出題されていましたが、その間隔が徐々に広がって来ました。今は、その中心がレーダーに移ってきていますが無線従事者の最高峰である第1級陸上無線技術士の試験でも久々に航法支援施設が出題される様になりILSも出題されています。航空無線通信士の試験でも2024年8月期には、出題されてもおかしく無いので今回から6回に分けてILSの原理をお話致します。2015年4月に広島空港で韓国の旅客機がILSに衝突すると言う事故が有りました事をご記憶でしょうか?当時は、一般の方々にも航空機の着陸における電波誘導に関心を持って頂けた頃かと思いますが事件事故が毎日の様にありますので、お忘れのも多い方と思います。しかし、これから航空...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(2)ILSその1

  • TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設 (1)VOR/DMEその8

    第2章航法支援施設(1)VORとDMEその8前回迄に航空機から見たVOR局の方位が分かる仕組みをお話いたしましたので今回は、VORの使い方をお話致します。1.小型機のVOR計器図-6を見ながら、以下の説明を読んで下さい。伊丹空港(大阪空港:RJOO)のVORを例にお話いたします。貴方の操縦する航空機が伊丹空港の周辺を飛行中とします。VORの受信機の周波数を113.9[Mhz]に合わせますと、伊丹空港のVOR局の識別符号であるOWEが可聴音のモールス符号で---・--・(ツーツーツートツーツート)と聞こえてきます。VORの構成や原理のお話しの時には、VORの電波から方位を知る方法優先しましたので混乱しない様に、識別信号のお話しは、しませんでした。識別信号は、現在、受信中の信号が目的のVOR局のものである事を...TOITAの「航空無線通信士受験塾」第34期無線工学第2章航法支援施設(1)VOR/DMEその8

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