chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
寺社探訪 https://sali.hatenablog.jp/

寺社巡り、伝統行事のレポート、コラムなどを写真と文でお届けしています。神仏の宿る山に登ったり、寺社巡りしながら川岸を遡上したり、自己プロデュース企画にも挑戦しています。

やおよろず
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2023/10/15

arrow_drop_down
  • 目次 【index】

    最新記事 寺社探訪 特別企画 東京オススメ寺社3選 コラム 読書ノ跡 最新記事 寺社探訪 東京都23区の寺社 港区・中央区・千代田区(19) 品川区・大田区・世田谷区・目黒区(17) 渋谷区・新宿区・豊島区・中野区・杉並区・練馬区・板橋区・北区(21) 文京区・台東区・荒川区・足立区・墨田区・江東区・葛飾区・江戸川区(19) 東京都市部の寺社 武蔵野市・西東京市・三鷹市・調布市・狛江市(10) 国分寺市・府中市・国立市・立川市・稲城市・多摩市・日野市・町田市(11) 小金井市・小平市・東久留米市・清瀬市・東村山市・東大和市・武蔵村山市(7) 青梅市・昭島市・福生市・羽村市・あきる野市・八王子市…

  • 「お寺でパンパン問題」

    ここ数年、ひとつの問題に答えを見出すべく悩み続けています。 とある寺院を訪れたときのこと。本堂でお参りをしていたら、隣に親子連れがいらっしゃいました。お父さんは神仏に真面目に向き合うことを息子に教えようと、厳しい口調で言いました。「礼して、もう一回礼して、ほら、二回するんだ。はい、パンパンして、最後にもう一回礼して、こらっ、ちゃんと礼して」という具合に。息子は途中でふざけようとしましたが、父親の真剣さが伝わり、ギクシャクしながらも教え通りにしていました。間違った知識が親から子に受け継がれていく瞬間、私は何も言えませんでした。 この「お寺でパンパン問題」は、何もこの時だけでなく、あちらこちらで見…

  • 「共病文庫 ⑨」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 桜が咲く前に入院し、手術を受けました。新人看護師さんたちが社会人の第一歩を踏み出す場面を垣間見て、自分も頑張らなくてはとエネルギーを貰いました。 退院予定 入院していると、昼間もベッドの上で暇な時間というのが多いので、ウトウトして眠ってしまうことがあります。野生動物は体が傷つくとじっとしていると聞きますが、ヒトもじっとして眠ることを体が求めるのか、豪快に昼寝しても、夜になったらまた眠れます。日常生活では昼夜逆転しやすい私ですが、今回の入院では昼寝の度合いに関係なく夜も眠って朝起きています。ヒトも生物だと思える瞬…

  • 山+仏「高尾山+薬王院 ③」

    6号路登り編 3月最後の土曜日。入院前に護摩祈祷をしていただこうと高尾山薬王院に出かけました。高尾山口駅からケーブルの清滝駅まで歩く間、今回は1号路にしようと決めました。実は前日の東京は嵐のような風雨だったので、山の中はかなりドロドロ状態が予想されたからです。ケーブルやリフトでも良かったのだが、手術が失敗して高尾山に登れない体になるかもしれないので、最後に自分の足で登りたかったのです。1号路なら全面舗装道路なのでドロドロの心配はありません。 しかしすごい人です。今年は桜の開花が1週間ほど遅れていて、高尾山ではケーブル前広場でも山頂でも、桜はまだ咲いていません。それでもこの人出です。清滝駅には1…

  • 「共病文庫 ⑧ 」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術後、様々な苦労をすることになりますが、様々の中身をご照会できればと思います。 やったー ICU2日目の夜に、里見先生かやってきました。私を見るなり「やったー!」とガッツポーズです。「良かった良かった。やったー」と喜んでくれました。里見先生が導いた治療を受け、私はどうなったのか? という評価はもう少し先になるそうですが、「これからも頑張りましょう」と先生は笑顔で去っていきました。 ICU2度目の夜は腹痛との戦いでした。痛み止めが効いていると眠れます。看護師さんがなんとか痛みを取ろうと頑張ってくれました。術後二…

  • 「荒川 百所巡礼 19」

    目次 神社+寺院 R140 幻の十輪寺 神社+寺院 荒川 百所巡礼 第145番 大栄神社 前回の石橋供養塔から秩父往還に出てすぐに、「総鎮守 大栄神社」という大きな神社がありました。この神社は大麻生村上郷の鎮守だった五社稲荷神社が元になっています。五社稲荷神社ですから、別々だった5つの神社がひとつに合祀された歴史があります。五社稲荷神社で祀られていた5つのご祭神は、稲荷神である倉稲魂命、大己貴命、大田命、大宮姫命、大市比賣命です。大正2年に、この五社稲荷神社が近隣の八荒神社、天神社2社、駒形神社、浅間神社の5社を合祀して、大栄神社と改称したそうです。 社殿は一段高くなっています。荒川に近いこと…

  • 「共病文庫 ⑦」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術は予定通り終わり、この世に戻ってくることができました。 手術 朝8時半に看護師さんに連れられて、家族と共に手術室まで行きました。立会に来なくて良いとか言ってましたが、この時は来てくれて良かったと思いました。やはり不安が大きく、ひとりだと心細かったと思います。看護師さんたちの指示に従ってあっち向いてこっち向いて手を上げて、と準備が進むうちに、「眠くなりますよ〜」と言われてから記憶がありません。 目が冷めたら体中が痛かったです。全身に力が入って体が強張っていて、力み過ぎて筋肉痛のような痛みがあり。脱力するのに苦…

  • 「共病文庫 ⑥」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 決して全幅の信頼を置くことを許さない病院に入院して1週間が過ぎました。いよいよ手術の日を迎えます。悪い可能性が重なれば、これが最後の投稿となります。 わだかまりを無くそう 今回は手術なので、私の主治医は内科の里見先生ではなく、外科の財前先生です。担当医は財前先生の部下なので、白い巨塔的には佃先生です。佃先生は柳原先生を連れて毎日回診に来てくれますが、中身が間違えている不穏な同意書の話はして来ません。入院4日目の夕方に、財前先生がひょっこりひとりで現れました。これはチャンス。財前先生に同意書の話をして、テンプレの…

  • 「桜の銘木を見る 2024」

    3月30日に高尾山に行った際に、高尾駅から去年訪れた大光寺の桜がみごとに色づいているのが見えました。枝垂れ桜はまだ五分咲き程度でしたが、見物客の方多く訪れていて、電車の車両の中からも感嘆の声が漏れていました。 今年の東京は桜の開花が1週間ほど遅れているそうで、4月1日から入院予定の私は、今年は桜を観に行くというのはなさそうだと思っていました。そんな感じで入院前日は、荒川巡礼企画を進めましたが、思いがけずに満開の桜の銘木に出会いました。 この日は東京では28度という暑さで、ここ埼玉県もすごい良い天気です。土手の緑の奥の方に、色づいた桜の塊が見えます。諦めていた私には、なんだか奇跡のような景色に見…

  • 「共病文庫 ⑤」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 いよいよ入院です。不安が多いですが、大人なので所定の時間に所定の準備をして病院にやってきました。 庶民の憂鬱 入院手続きを済ませると、病室へ向かいます。前回と同じ病棟で同じ病室でした。残念ながら同じ窓側のベッドではなく、廊下側のベッドでした。景色がないと悶々とする時間が増えて、1日を長く感じます。最初の1週間は何の治療も無く、数値を整えるだけなので激暇です。賎民の私は差額ベット代無しの大部屋なのですが、毎回個室が良いなあと思います。しかし大学病院の個室は高くて私には難しいです。 病気で不自由になる人にとって、大…

  • 「共病文庫 ④」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術前の検査入院から帰り、次の入院までの1ヶ月間、マッハのごとく日々が過ぎていきます。 例えば僕が死んだら 以前ダイソーの通販を利用した際、買物総額を1000円以上にする必要があったので、金額を稼ぐためにエンディングノートを買っていました。今こそこのノートを使う時だと思い、入院の半月前に書き始めました。葬儀業界の人は、自分が死んでも葬儀はしないで火葬だけで良いという方が多いです。私も同じです。そのため、必要な連絡事項以外は空欄で、味気ないエンディングノートになりましたが、部屋の机の上に置いて家を出ました。 入院…

  • 「共病文庫 ③」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 不穏だった医師との関係も何となく改善し、手術前の4日間の検査入院を終えました。 金次第 病院を出る前に、次回の入院についての手続き、病室の希望などの説明があります。看護師や栄養士、薬剤師とカウンセリングするのですが、常連の私は前回のデータがあるのですぐに済みました。入院に際して連帯保証人が必要とのことなので姉にメールでお願いしました。 しかし、がんでもないのにロボット支援手術です。もしかしたら……と調べてみたら、同じロボット支援手術でも、保険適用の手術とそうでない手術がある様子。保険適用でなければ手術代が80万…

  • 「共病文庫 ②」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 内科医と外科医から違う手術の説明を受け、戸惑っていたところ、やりたい手術を考えて来いと帰されてしまいました。 黒い妄想 翌月手術の予定が無くなり、考える時間として2ヶ月間も与えられました。とりあえず医学部を受験しようかと思いましたが、2ヶ月では如何ともし難い。そこで、私の病気を発見してくれた近所のクリニックの先生に相談しました。言うなれば「私のコトー先生」です。「内科医と外科医の間で話が進んで、あなたに知らされず置いていかれてしまって、急に違う話になって告げられた」というのが真相ではないかとのこと。大学病院では…

  • 「荒川 百所巡礼 18」

    目次 日本ランク15位 神仏習合 大麻生駅前を散策 日本ランク15位 荒川 百所巡礼 第140番 荒川神社 荒川神社というわかりやすい名称です。見晴公園の敷地の半分くらいが荒川神社境内になっているような感じです。他に公園内には公衆トイレや地域の集会所があり、住民のための施設+拠り所となっています。 見た感じではどんな神様をお祀りしているのかわかりませんでした。案内板には年中神事が書かれていて、夏越の大祓の茅の輪くぐりを「胎内くぐり」と書いていました。スサノオの蘇民将来伝説だけが由来と思っていましたが、茅の輪にも様々な由緒があるのですね。「胎内くぐり」は洞窟などでよく見られるのですが、狭く窮屈な…

  • 「共病文庫 ①」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 ギャンブル たくさんの病がありますが、がんは日本人の死因の第1位です。がんと診断されたら、その日から人生が変わってしまうほどの影響力を持つ病気なのだと思います。それでも現代は医学が進んで、がんを克服したり、うまく付き合ったりする生き方もできるようになってきました。「がんサバイバー」という言葉もあって、私の伯父も、がんの手術を受けて日常生活に復帰しています。 私はがんと診断されていませんが、この数年がんと向き合っており、3ヶ月おきにがんになっていないか検査をしています。つまり、がんになる可能性が極めて高い状態をキ…

  • 「荒川 百所巡礼 17」

    目次 権八地蔵ふたたび 海から75km GET! 荒川ジェネシス 権八地蔵ふたたび 17シリーズに突入した荒川巡礼企画ですが、現在は熊谷市に入り、久下宿を過ぎて旧中山道を荒川土手方面に進んでいます。土手の手前に久下権八公園がありました。この公園に熊谷堤碑という荒川の決壊や修復の歴史を刻んだ石碑があります。篆額を伊藤博文が書いたとのこと。篆額というのは、篆書体という書体で書かれた石碑の題字のことです。典型的な児童公園ですが、片隅に地域の歴史がひっそりと刻まれています。 荒川 百所巡礼 第134番 久下権八地蔵 公園の前、道路を1本挟んで権八地蔵のお堂がありました。こちらは鴻巣市の大日堂近くで見た…

  • 曹洞宗 祥雲寺

    曹洞宗 祥雲寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 龍澤山 祥雲寺と称する曹洞宗寺院です。寺格は特にありません。 創建 大永6年(1526年)に、石雲寺第3世蓼堂秀郭和尚により開山されました。 本尊 釈迦牟尼佛 みどころ 堂宇は比較的新しいものばかりですが、様々な石像が境内に点在しています。きれいな庭も在りますので、石像を廻りながら景色を楽しめます。 アクセス 東京都町田市高ケ坂7-15-1 JR横浜線「町田」徒歩20分 探訪レポート 門を入るとすぐに十王と奪衣婆の石像が迎えてくれます。駅から歩いていてわかったのは、とにかく霊園事業を一生懸命やっているお…

  • 「荒川 百所巡礼 16」

    目次 聞き取り地蔵と物言い地蔵 旧中山道と久下宿 聞き取り地蔵と物言い地蔵 荒川 百所巡礼 第126番 日蓮宗 日詔寺 荒川の土手沿い、数件の家が集まっている中に日詔寺という寺院があります。境内というのは特に無く、一軒家のような寺院です。墓地もありませんし、そもそもは日詔教会という名前だったようですから、修行道場というか一般の寺院とは違う意義の場所だったのかもしれません。 「ぴんころ観音」とのこと。多くの方が患うことなく元気で長生きして、ころっと死にたいという願いを持っていますので、ぴんころ観音やぴんころ地蔵が各地に奉納されています。価値観が多様化する社会で、ぴんころを願わない生き方もアリと思…

  • 町田天満宮

    町田天満宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 町田天満宮と称します。旧社格は村社です。 創建 天正年間(1580年前後) 御祭神 菅原道真 みどころ 広々とした境内に、社殿と境内社があります。地域の神社として、様々な祈願やお祓いを担っています。天満宮ですので、春先には梅の木が咲いて綺麗です。 アクセス 東京都町田市原町田1-21-5 JR横浜線「町田」徒歩10分 探訪レポート 町田には久々に訪れましたが、市街地の渋滞は数十年前から変わらないですね。市街地側からJRの線路を越す歩道橋を渡ると、すぐに町田天満宮があります。歩道橋から直接参道に入れるよ…

  • 「荒川 百所巡礼 15」

    目次 中だるみは禁物 比企郡吉見町→熊谷市→鴻巣市 寄り道の寄り道 中だるみは禁物 荒川右岸土手の上の道を進んでおります。ここは海から66.4km地点。比企郡吉見町上砂でございます。土手の内側は吉見ゴルフ場です。 ちなみに、多摩川百所巡礼企画では、JR青梅線「日向和田」駅付近の神代橋が海から65km地点でした。神代橋が架かるあたりの多摩川は、谷底深い渓谷のような景色だったので、未だにきれいな土手道を歩ける荒川の長さがわかりますね。 気の向くままに歩いているように見えますが、基本的に一応地図で下調べしてから伺っています。すると、事前にリサーチできていなかった神社を土手の上から見つけたりします。土…

  • 「ロスタイムは何分だ!?」

    昨年11月の入院では、壁とカーテンに囲まれたベッドで悶々と生死について考えて、うっかり解脱しそうになりました。前回の入院は窓際のベッドで、気が紛れて良かったです。特に心が和む何かが見える訳でもないのですが、空が見えるだけでも気分が違います。 入院初日、担当してくれた看護師さんが、やたらとお礼を言うのです。指を出してとか、腕を上げてとか、言われたらその通りにしますよね。その度に「ありがとうございます」とお礼を言われます。これはこの看護師さんが身に付けた処世術だと思いますが、「すみませんが、今から点滴させていただいていいですか?」とか、私のためにしてくれるのだから、私がお願いして私がお礼すべきです…

  • 「荒川 百所巡礼 14」

    目次 日本一長い橋ではない 多摩川右岸 土手の内側を歩く 彷徨う道しるべ 日本一長い橋ではない 川幅日本一の柱が立つ御成橋です。このような名前が付くのは、将軍がどこかへ向かう時に通った道というのがセオリーです。田舎であれば鷹狩とか。ここには家康が鷹狩のときに使った渡し船があったのだそうです。こんな遠くまで狩りに来るのもびっくりですが、鴻巣御殿と呼ばれる将軍御用達の宿泊所があったそうです。 富士山が見えます。不思議なのは、川幅日本一の場所に架かる橋が、日本一長い橋ではないことです。日本一長い橋は東京湾に架かるアクアブリッジで、不思議なことに御成橋は長い橋ランキング40位にも入っていません。海に架…

  • 熊川神社

    熊川神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 熊川神社と称します。旧社格は村社です。明治維新までは礼拝(らいはい)神社と称していました。 創建 平安時代初期、多摩川で産鉄をしていた部族が、鉄神として宇賀神(白蛇神)を祀ったのが起源とされる。 御祭神 大国主命(おおくにぬしのみこと) 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと) みどころ 本殿は都内現存の神社本殿として2番目に古い建物で、東京都の文化財に指定されています。歴史の長さだけが表現できる空気を感じてください。 アクセス 東京都福生市熊川660 JR五日市線「熊川」徒歩8分 JR青梅線拝島「拝島」徒…

  • 「荒川 百所巡礼 13」

    目次 やはり立派だった常勝寺 なのはな通りをクネクネ進む 川幅日本一なのか!? やはり立派だった常勝寺 荒川百所巡礼 第103番 真言宗智山派 常勝寺 ここに来るずいぶん手前から、常勝寺の名が出てきていました。北袋神社や愛宕神社の別当寺であった地蔵院も妙楽寺も常勝寺の末寺であり、この先にある滝馬室の旧村社の氷川神社の別当寺も、常勝寺の末寺でした。広範囲の信仰を統括するような大寺院があるはずだと思っていましたが、予想に違わぬ山門が迎えてくれました。 瀧蔵山密乗院常勝寺と称する真言宗智山派の寺院で、京都の総本山智積院の直末寺です。末寺6カ寺、門徒寺12カ寺を抱える中核寺院として歴史を刻んできました…

  • 「お葬式と音楽」

    農業関係の方から、のらぼう菜をいただきました。初めて聞く名前です。関東の春特有の野菜だそうで、栄養たっぷりでレシピも簡単なので食べてみてよとのこと。翌週私が入院するのを知って、体を気遣ってくれたようです。パスタに混ぜて食べましたが、とても美味しかったです。何より季節を感じられて嬉しかったです。 さて、先日仕事で携わったお葬式で、お囃子の生演奏がありました。若い人がやらなくなって廃れてしまうという話も聞く中、今回のお囃子連は本当に若い人が多くて、揃いのハッピを着た方々が式場ロビーに溢れていました。複数の式場がある市民斎場だったので、ロビーで演奏すると普段なら他の式場の迷惑になってしまうのですが、…

  • 「荒川 百所巡礼 12」

    目次 人の居ぬ集落に足を踏み入れる余所者 北本市→鴻巣市 愛宕神社は階段の上 荒川百所巡礼達成 人の居ぬ集落に足を踏み入れる余所者 荒川百所巡礼 第86番 高尾庚申塔 一面六臂の青面金剛像の庚申塔です。畑の横に安置されていて、しめ縄と紙垂がかけられています。足元には三猿が彫られていて、側面には建立した村の名前が刻まれていました。 荒川百所巡礼 第87番 地蔵尊 県道57号線、さいたま鴻巣線を進みます。大きいですが、このサイズのお地蔵様が珍しくなく続きます。地蔵札が貼られています。地蔵菩薩は六道輪廻の中で迷う衆生を救う仏だとされています。そのために、家族が亡くなるとちゃんと浄土に導いていただける…

  • 拝島大日堂

    拝島大日堂 目次 名称・寺格 創建 御本尊 見どころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 大日堂と呼ばれています。現在は天台宗拝島山普明寺の管理となっています。 創建 天歴6年(952年)と伝えられています。 御本尊 大日如来坐像 見どころ 天台宗の神仏習合の姿が現在も残されている場所で、東京都の史跡に指定されています。神道と仏教、神社と寺院という、現在では分離された宗教が融合していた時代の信仰に思いを馳せることができます。 アクセス 東京都昭島市拝島町1-10-14 JR五日市線「拝島」バス10分 探訪レポート バス通りに面した大日堂の入口の数10m横に、日吉神社の鳥居があります。山王鳥居で…

  • 「荒川 百所巡礼 11」

    目次 北本七福神巡り 賑わう境内の神社 北本七福神巡り 荒川百所巡礼 第74番 福禄寿 ここからは北本市に入ります。まさに辻という表現がぴったりくる角に、何やら様々建っています。大木の根元にある石碑は、松尾芭蕉の句碑です。芭蕉は江戸初期の俳人ですが、この句碑が建立されたのは江戸後期だそうです。「原中や 物にもつかず 啼雲雀(なきひばり)」という句が書かれています。何もない原や高い空で自由ではあるものの、寂しくもある雲雀を描いた句です。奥のお社は北本七福神と健康長寿を楽しむ会によって奉納された七福神巡りの拠点とのこと。福禄寿という看板が立っているのですが、中の石像を見ると、「本当に福禄寿なのか?…

  • 東伏見稲荷神社

    東伏見稲荷神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 東伏見稲荷神社と称します。旧社格はありません。 創建 昭和4年(1929年)に、関東地方の稲荷神の信者の希望により、創建されました。 御祭神 宇迦御魂大神(うかのみたまのおおかみ) 佐田彦大神(さだひこのおおかみ) 大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ) みどころ 本殿裏の「お塚参り」は、奉納された朱塗りの鳥居が数多くの末社を結んでいて、迷宮のようになっています。 アクセス 東京都西東京市東伏見1-5-38 西武新宿線「東伏見」徒歩7分 探訪レポート 稲荷神社の象徴とも言える朱塗りの鳥居が通りに面…

  • 「荒川 百所巡礼 10」

    目次 存在を忘れていたもの ホンダ・エアポート 比企郡→桶川市・荒川現る 存在を忘れていたもの 前回のレポートの最後に、「この後、存在を忘れていたものと出会います」と意味深なことを書きましたが、存在を忘れていたものとは、こちら( ↑ )の「キロ杭」です。久々に見ましたね。海まで52kmだそうです。自治体ではなく、荒川上流事務所というところが立てているようです。国土交通省の機関ですね。多摩川では羽村取水堰あたりが約52km地点でした。歩いてきた道のりを振り返ると、まだ52kmなのかと短く感じます。寄り道のし過ぎなんですかね。 荒川百所巡礼 第65番 馬頭観音 土手に馬頭観音がありました。パッと見…

  • 「節分追儺式に行く」

    2月3日は節分でした。先週年が明けた感覚ですが、時が経つのが速くて困ります。ヤマト運輸の契約ドライバー切りで、フリーランス軽貨物ドライバー業界がどうなっていくのか、私の仕事は影響を受けるのか、しばし経過観察です。そんな中、なぜか葬儀の仕事が忙しいのですが、あまりに仕事が続くので、この日はお休みにしました。 お休みの日に向かったのは浄土宗の大本山、港区芝の増上寺です。地下鉄の大門駅から歩いて向かいました。葬儀の仕事が忙しいのと関連があるのか無いのかわかりませんが、先週病院へ行ったら結構混んでいて、医療の逼迫を感じる次第。すると今月末にまた入院することになり、逼迫の原因のひとりであることを自覚させ…

  • 福生神明社

    福生神明社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 福生神明社と称します。旧社格は村社となっています。 創建 創建は不明です。 御祭神 天照皇大神(あまてらすおおかみ) 伊邪那岐神(いざなきかみ) 伊邪那美神(いざなみかみ) 禰津波能賣神(につはのめのかみ) 豊宇気比賣神(とようけひめのかみ) 大山吭神(おおやまくびかみ) 菅原道真公(すがわらみちざねこう) みどころ 広い境内に立派な社殿が見どころです。広々していますので、露店がたくさん並ぶ日に訪れると楽しめることでしょう。 アクセス 東京都福生市福生1081 JR青梅線「福生」徒歩5分 探訪レポート…

  • 「荒川 百所巡礼 9」

    目次 荒川ではないのだが 入間川を渡り、比企郡川島町へ 荒川・入間川に挟まれた集落を歩く 荒川ではないのだが 朝日が眩しいです。見えているのは国道16号線です。眩しくて見えませんね。国道16号線は首都圏を大きく環状に走る国道で、このあたりは川越エリアと大宮エリアを結ぶ橋付近です。長閑な光景ですが、実は刺すような寒さで、自分の防寒対策を色々後悔しながら歩いています。すれ違う散歩の方々が気軽に挨拶してくれるのですが、寒くて歯はガチガチで涙目になってしまいます。あんなに暑い夏だったのに、容赦無い寒さで大変です。 河川敷のずっと続く道を歩いているのですが、私が歩いているのは入間川の河川敷で、荒川は入間…

  • 山+神 「網代弁天山+貴志嶋神社」

    JR五日市線の武蔵増戸駅からスタートです。今回は網代弁天山です。知る人ぞ知るレベルの低山になってまいりました。阿伎留神社、廣徳寺とレポートしたので、あきる野に行ったのだなと思った方は多いと思いますが、低山にも行っているとは意表を突いたことでしょう。 駅から網代橋を通ると登山口への近道なのですが、2019年の台風以来通行止めとなっています。多摩川が氾濫して二子玉川が水浸しになったり、日野橋が歪んでしまったあの台風です。網代橋がないと困る人々もいるでしょうが、どうやら自治体はこのまま直す気がないようです。 山田大橋を通って、大回りして登山口に向かいます。トラックやダンプが頻繁に通る道路です。少し登…

  • 「お葬式中の犯罪」

    お葬式は一大事ですので、つい冷静さや気配りを欠いてしまい、そこに付け込まれて犯罪の被害に遭うことがあります。騙そうとする人は、冷製に準備をしています。 タダ食い・タダ飲み 空き巣 窃盗 不払い タダ食い・タダ飲み 昔々のこと、お通夜の準備をしていたら、ご近所の方と思われる年配の男性が自転車でやって来て、私に言いました。「香典出さなくても、焼香したら、寿司食ってビール飲めんだろ?」と。冗談か本気かわかりませんでしたが、相手にしませんでした。関東では一般会葬者にも通夜振る舞いをします。そして一般会葬者は不特定多数で、個人を把握できません。「食えるし、飲めるんだ。オレ、知ってんだよ」と自分で返事して…

  • 「荒川 百所巡礼8」

    目次 さいたま市西区→川越市・天台宗古刹 神主はつらいよ ゆうひが丘の走るおっさん さいたま市西区→川越市・天台宗古刹 荒川百所巡礼 第42番:灌頂院 川越市に入りました。立派な山門が迎えてくれました。久々の寺院です。山門前は近年整備された感じですね。航空写真を見ると墓地がスカスカで、過疎化を感じてしまいます。多摩川巡礼のときも同じですが、田舎の寺院は墓地を見てしまいます。葬式仏教の日本では、墓地が檀家と菩提寺を結んでいます。いわば墓地は寺院にとって生命線なのです。灌頂院の墓地は半分以上が更地の状態で、少し不安になりました。 中門は鐘楼門になっています。朱色が褪せていて、妙に歴史ある雰囲気を生…

  • 江戸・東京にゆかりのある僧3選

    僧は人々に多くの影響を与えます。一般衆生だけでなく、政財界や学術・文化、スポーツや戦争など各方面にその存在価値を発揮してきました。そんな僧の超人的な能力を、千年の昔から人々は崇敬してきました。例えば弘法大師空海には、杖を付いたら泉が湧いたなどの数多くの伝説があります。慈恵大師良源は角大師や豆大師など、およそ人の姿からかけ離れた容姿で描かれています。ということで、今回な東京(江戸)にゆかりのある僧3選を独断と偏見で選んでみました。 ③ 安永雄彦 現代の僧ですが、中田敦彦さんの「YouTube大学」でも特集された、築地本願寺を蘇らせた方です。現在は京都の西本願寺で、浄土真宗本願寺派の事務方のトップ…

  • 日枝神社・水天宮(清瀬市)

    日枝神社・水天宮(清瀬市) 目次 名称・旧社格 創建 ご祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 日枝神社が本社で、水天宮は摂末社のひとつですが、本社と変わらない規模で、本社と同格に扱われていて、通常、日枝神社・水天宮と併記されて使用されます。旧社格は村社です。 創建 天正7年(1579年)に中島筑後守信尚によって創建されました。 ご祭神 大山咋神(おおやまくいのかみ) 大己貴神(おおなむちのかみ) みどころ 清瀬市の氏神様として地域の信仰を集める神社です。同じような神社がふたつ横並びになっている不思議な境内です。 アクセス 東京都清瀬市中清戸2-616 西武池袋線「清瀬」徒歩15…

  • 「荒川 百所巡礼 7」

    目次 土手からは荒川がほぼ見えない 宗岡村の富士塚ふたつ 志木市→富士見市→さいたま市西区 スポーツの秋と正式な田舎の神社 土手からは荒川がほぼ見えない ということで、取水堰があったので、土手を降りて荒川に近づいてみました。ここは秋ヶ瀬取水堰です。取水堰は主要河川から近隣の地域に向かって農業用水などの水を取り込む水路を作って、水路に送る水量を貯めるために川の流れを堰き止めるものです。いわゆる、ダムのミニマム版です。この秋ヶ瀬取水堰は農業用ではなく、東京都が高度経済成長期に人口集中のために深刻な水不足になった際に、荒川の外側の利根川から荒川に水を引き、その利根川+荒川の水を取り込んで朝霞浄水場へ…

  • 廣徳寺

    廣徳寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 龍角山 廣徳寺 と称する臨済宗建長寺派の寺院です。寺格は特にありません。 創建 応安6年(1373年)に、信源希徹によって開山されました。 本尊 聖観音菩薩座像 みどころ 茅葺屋根の本堂や山門は、古刹の雰囲気満点です。周辺のあきる野の町並みと合わせると、映画の中にいるような気分になります。 アクセス 東京都あきる野市小和田234 JR五日市線「武蔵五日市」徒歩30分 探訪レポート JR五日市線の終着駅「武蔵五日市」から徒歩30分とのことですが、バスで来ることもできます。私は徒歩で歩いてきましたが、ちょうど子ども…

  • 「荒川 百所巡礼 6」

    目次 彩湖とラブラドール・レトリバー 和光市→朝霞市・正式な田舎の神社 朝霞市→志木市・秋ヶ瀬ブルース 彩湖とラブラドール・レトリバー 野球場に向こうにある建築物は「荒川第一調節池排水門」という名称で、彩湖からの排水を調整する水門です。彩湖と言えば東京オリンピックの誘致で話題の的になった湖です。マスコミが世論を誘導して、「海の森水上競技場」との候補地争いを画策しましたが、結局負けてしまいました。その時の報道が悲壮感たっぷりと言うか、マスコミには森さん率いる組織委員会を悪者にして小池都知事とバトルさせたい思惑があったようで、埼玉県はそれに振り回された感じでした。 薄っすらですが、富士山が見えます…

  • 阿伎留神社

    阿伎留神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 阿伎留神社と称します。通称では畔切神社とか秋留神社とか書き方があるそうです。旧社格は郷社です。 創建 不詳 御祭神 大物主神(おおものぬしのかみ) 味耜高彦根神(あじすきたかひこねのかみ) 建夷鳥神(たけひなとりのかみ) 天児屋根命(あめのこやねのみこと) みどころ 境内には小さなお社がたくさん置かれています。歴史を感じる神社で、パワースポットとしても有名です。 アクセス 東京都あきる野市五日市1081 JR五日市線「武蔵五日市」徒歩15分 探訪レポート 住宅街の中に入口があります。近所の子どもたちの…

  • 「初詣に行く」

    元旦から大きな自然災害が発生しました。日本海側はこれから天気が崩れるようで、風雨や降雪や寒波の中を困難に立ち向かう皆様に、神仏の加護があらんことを願います。 新年を迎え、自宅の神棚を2024年仕様に整えるため、至って真面目にお参りしてまいりました。新興宗教2世なので神棚とは無縁に生きてきましたが、こんな年齢になってお祀りの仕方から学んでいます。神棚には三柱の神様を祀るのがスタンダードなのだそうです。中央に伊勢神宮の天照皇大神、右側には地域の氏神神社の神様、左には崇敬神社の神様をお祀りします。私は至って真面目ですが、本来こういうことは新年を迎える前に済ませておくべきことなのでしょうか。 昨年11…

  • 特別企画「伝統行事に行く」2024

    伝統行事に行く 2024 伝統行事に行く 2023はこちら 伝統行事に行く 2021-2022はこちら ーーーーーーーーーーーーーーー ランキング参加中(よろしくお願いします) にほんブログ村 神社・仏閣ランキング

  • 「二年参りに行く」

    2023年の大晦日はお昼過ぎまで配達の仕事をして、夕方に鏡餅と年越しそばを買いに行きました。年越しそばは私の感覚ですと、欠かすことのできない大晦日の一大事ですが、このような慣習も時代とともに失われつつあるのだと思います。それでもスーパーでは年越しそばコーナーがあって、様々なそばと海老天が大量に売っていました。私は揚げ物禁止なので、山菜そばにしました。 年越しそばも食べて、カレンダーを新年仕様にして、新年を迎える準備は万端です。私はTVを見ないので、部屋にTVがありません。紅白歌合戦やゆく年くる年やバラエティ番組などの大晦日の風物詩はよくわかりません。他に大晦日の風物詩として除夜の鐘がありますが…

  • 「動物霊園でお墓参り」

    深大寺動物霊園にやってきました。ここには私の猫が眠っています。何とか年内にお参りに来ることができました。今回は深大寺動物霊園でのお参りの手順などをご紹介させていただきます。もしものためにペット霊園を考えている方々の参考になればと思います。 動物霊園は深大寺の奥の方にあるので、まずは深大寺の門前の風情と名物のお蕎麦を味わって、本堂と元三大師堂にお参りをしてから、動物霊園に行くことをお薦めします。霊園に入ると手水舎があります。こちらで手と心を清めます。 管理棟には霊園の事務所があり、お供え物や塔婆を求めることができます。手元供養品や展示物もあり、お手洗いも借りられます。自宅で遺骨を安置することにも…

  • 「荒川 百所巡礼 5」

    目次 北区→板橋区・川口市は都会 浮間船戸・それぞれの氷川神社 リサイクルエリア さらばTOKYO 新河岸川ふたたび 北区→板橋区・川口市は都会 岩淵水門を過ぎ、荒川放水路から正式な荒川になりました。JR東北本線・京浜東北線・高崎線・宇都宮線・湘南新宿ライン・上野東京ラインなどが荒川を渡っています。駅でいうと赤羽〜川口に当たります。対岸に川口市のビル群が見えます。まさに東京都と埼玉県を結ぶ大動脈ですね。 河川敷の道はあまり変化がありません。左に見えるのが新河岸川で、右にあるはずの荒川は木々がもっさもさで見えません。 ここで海から23kmの青いキロ杭が見えました。北区浮間と書かれています。このあ…

  • 山+仏「高尾山+薬王院」②

    高尾山ビアマウントです。私はお酒を飲まないのですが、高尾山の初登山は、仲間と一緒にビアマウントに行った時でした。そこから何度か訪れていますが、日が暮れて夜になってもケーブルカーで帰れて、駅には温泉もあって、観光地として偏差値高過ぎますね。 こちらは創業1899年の十一丁目茶屋です。薬王院との関係性も歴史があり、店名も薬王院から十一丁目という意味なのだそうです。ものすごい眺望のテラス席が大人気のお店です。 十一丁目茶屋を過ぎると、すぐにさる園が現れます。約90頭の猿がいるそうです。今年生まれた猿をイチ押ししていました。さる園の運営はケーブルカーとリフトを運営している高尾登山電鉄で、京王のグループ…

  • 「2023年 寺社探訪的ベスト3」

    もう年末ですね。HONDAの販売店に「大師走市」と書かれたのぼりが立っていました。それを見て「空海が走るセールってなんだ?」と思ってしまったのは職業病でしょうか。それはさておき、今年は「殺人的な猛暑」というのが一番記憶に残ったことです。それでも先日イエローハットでスタットレスタイヤに履き替えました。終わらない夏はなく、季節は必ず巡り、年号がひとつ増えるのですね。 ③ 江戸六地蔵+街道 1日で六地蔵を巡るという企画でも良かったのですが、宿場町や旧街道の魅力も混ぜたら良いレポートになるのではないかと思いつき、六地蔵+街道にしました。実際には、決して思いつきで行ってはいけない大変なレポートになりまし…

  • 「荒川 百所巡礼 4」

    目次 足立区民まつり・元宿エリア散策 迫る隅田川・足立区→北区 岩渕水門と農民魂 足立区民まつり・元宿エリア散策 常磐線と千住新橋の間の河川敷エリアで、大きなフェスが行われていました。足立区が主催してい「A festa」という家族連れで参加できる区民まつりでした。(訪問時は10月初旬) とにかくものすごい人で、人混みが苦手な私は河川敷に降りる勇気もなく、土手の上から眺めるだけでした。5年ぶりの開催とのことですが、2017年の来場者数が37万人という凄いイベントです。今年はそこまで戻ってないように見えましたが、数万人は確実の賑わいでした。 荒川 百所巡礼 第18番:大川町氷川神社 こちらは「江戸…

  • 山+仏「高尾山+薬王院」①

    久々の「山+神」の更新は、当ブログでも常連さんの高尾山薬王院です。年に数度は訪問しておりますが、薬王院までが多く、山頂まではあまり行きません。そこで、今回は最もポピュラーな1号路を山頂までご紹介したいと思います。 京王線の高尾山口駅を降りてケーブル清滝駅へ向かいます。ミシュランの三つ星観光地ですから、アクセスは最高です。この短い徒歩区間、新しいお店も増えていて、団子やらまんじゅうやらの芳ばしい香りがして、ちょうど楽しく歩ける距離となっています。清滝駅前の広場を左に行くと清滝駅。更に左は6号路。右に行くと1号路です。 1号路に入る前に、薬王院の本尊である飯縄権現の遥拝社があります。まずここで、飯…

  • 曹洞宗 青松寺

    青松寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 萬年山(ばんねんざん)青松寺(せいしょうじ)と称する曹洞宗の寺院です。寺格は特にありませんが、江戸時代は曹洞宗の江戸三箇寺のひとつとされていました。 創建 文明8年(1476年)に、太田道灌が雲岡舜徳を招聘して創建した。 本尊 釈迦牟尼仏 みどころ 広い境内に配置された豊かな水と豊かな緑の組み合わせが素晴らしいです。 アクセス 東京都港区愛宕2-4-7 東京メトロ三田線「御成門」徒歩5分 東京メトロ日比谷線「神谷町」徒歩8分 探訪レポート 愛宕神社とともに、愛宕山の森の緑を保っています。周囲は虎ノ門の高層ビル群…

  • 「義士祭に行く」

    高輪の泉岳寺で年に2度行われているという義士祭に行って参りました。私が幼い頃は年末の風物詩として、12月になると毎年TVで「忠臣蔵」を放送していました。主役の大石内蔵助を誰が演じるか? というのが、紅白のトリを誰が歌うか? と同じく、年末の興味の1つという時代があったのです。「やっぱり北大路欣也じゃないか?」とか「今年は萬屋錦之介かな?」という感じでした。 そんな、国民に大人気の赤穂浪士の「忠臣蔵」ですが、人気の秘密は「忠義」というテーマですね。主君のために命をかけて敵討ちするストーリーは人の心を動かします。私自身はそこまで興味を惹かれずに生きてきましたが、今年は当ブログの企画で千葉街道を歩い…

  • 「荒川 百所巡礼 3」

    目次 平井周辺でお参り三昧② 江戸川区→墨田区・サッカー勢の勝利 10km到達・東京スカイツリー 墨田区→足立区・桜中学 平井周辺でお参り三昧② 荒川 百所巡礼 第7番:曹洞宗 道了寺 JR平井駅のすぐ近くにある小さな寺院です。神奈川県南足柄市にある曹洞宗最乗寺の直轄寺と説明書きがありました。最乗寺を創建した了庵は通幻という僧の弟子で、通幻派の僧は地域の公共工事的なことを行うことで、民衆の支持を得ていたそうです。了庵が最乗寺を創建する際も、了庵の弟子の道了が土木工事を行ったとされています。 この話は寺伝によると内容が飛躍してしまいます。師僧である了庵が最乗寺を建立すると聞くと、道了は近江の三井…

  • 須賀神社

    須賀神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 須賀神社と称します。かつては四谷天王社と呼ばれました。旧社格は郷社です。 創建 寛永11年(1634年) 御祭神 須佐之男命 宇迦能御魂命 みどころ 世界的に有名な男坂の階段には、未だにファンが集います。 アクセス 東京都新宿須賀町5 東京メトロ丸ノ内線「四谷三丁目」徒歩6分 JR中央線「四谷」徒歩12分 探訪レポート とにかくこの階段が有名です。神社に向かう際にも、5人組くらいの外国人旅行者の方々がこの階段が見えたところで、「Finally!」と騒いでいました。かつてTV番組で「ちはやふる」ファンの外…

  • 「荒川 百所巡礼 2」

    目次 色づくコキア・小さな神社 江東区→江戸川区・荒川ロックゲート 平井周辺でお参り三昧 色づくコキア・小さな神社 こちらは荒川の河口から0km地点です。写真の右側中央に小さく映る青い杭が、前回のレポートで紹介したキロ杭です。荒川の河川敷には土手の上を通る道と土手下の川側を通る道があります。どちらも舗装されていて、車は通れませんが自転車は通行可能ですので、サイクリング勢が多く集まります。どこまでこの二層構造なのかわかりませんが、土手上と土手下の道が並行して続いています。土手下の道沿いには青いキロ杭が立っていて、土手上の道には写真のような「荒川之下流三十景」というイラスト地図が書かれていました。…

  • 「荒川 百所巡礼 1」

    目次 スタート地点はどこ? 若洲・海獣のみち 夢の島・新木場緑道 第五福龍丸事件 荒川ZERO-POINT スタート地点はどこ? 荒川にも海から0.0km地点を示すキロ杭が存在しますが、その0.0km地点よりも河口側に湾岸道路が通る橋が架かっています。そこは荒川ではなく海上と判定されているのでしょうが、0.0km地点よりも海側に橋が架かっていると、何だかスタートというより途中のように感じます。当ブログの「多摩川左岸百所巡礼」をご覧頂いた方には、この企画がいかに閃き任せであるかご存知だと思いますが、こんな風に気分次第でスタート地点や通過ルートを決めますので、有名な立ち寄りポイントをすっ飛ばしても…

  • 曹洞宗 長谷寺

    曹洞宗 長谷寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 見どころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 補陀山(ほださん) 長谷寺(ちょうこくじ)と称する、曹洞宗寺院です。曹洞宗の総本山である大本山永平寺の東京別院です。別名、麻布大観音と称しています。 創建 慶長3年(1598年)に、門庵宗関によって創建されました。 本尊 釈迦牟尼仏 見どころ 屋内で見る高さ10mの観音菩薩は、圧倒的な存在感があります。 アクセス 東京都港区西麻布2-21-34 東京メトロ半蔵門線ほか「六本木」徒歩20分 探訪レポート 「大本山永平寺別院」と書かれた門を入ると、やはり身が引き締まるというか、あの永平寺なのだという感慨があ…

  • 「人形供養祭」

    先日とある葬儀社が主催する人形供養祭のお手伝いに行ってきました。人形供養は葬儀社が主催したり、神社や寺院で行われていたりします。今回は主催者側の立場から、人形供養祭を解説してみます。 (※ 写真はフリー素材) 人形を供養する訳 人形供養祭をする訳 人形供養祭の準備 人形供養祭の当日 人形を供養する訳 私は若い頃和歌山に住んでいたことがあるのですが、当時から淡嶋神社は人形で埋もれていました。日本古来からの信仰は、あらゆるものに精霊が宿るアニミズムと言われるものです。特に人形は人の形と書きますので、人間同様に扱ってきたと思われます。海外でも人形が心や意思を持って動くホラー映画が創られるので、人形を…

  • 蛇窪神社

    蛇窪神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 正式名称は天祖神社です。通称蛇窪神社となっています。旧社格は村社で、村社格以前は神明社と称していました。 創建 1323年頃に北条陸奥守重時の旧家臣たちによって創建されました。 御祭神 天照大御神(あまてらすおおみかみ みどころ とにかく蛇です。色々とアトラクション要素の多い神社です。 アクセス 東京都品川区二葉4-4-12 都営浅草線「中延」徒歩5分 探訪レポート 蛇窪神社というヘビを全面的に押し出している神社にやってまいりました。この付近の商店街も蛇窪共栄会という名で、蛇の頭の形をした街灯が並んでい…

  • 五重塔 3選

    奈良や京都のイメージが強いですが、東京にも五重塔が結構あります。江戸時代に建っていた塔を江戸四塔、江戸六塔などとひと括りにしています。ちなみに江戸四塔は寛永寺、浅草寺、谷中天王寺の3塔と、池上本門寺もしくは増上寺を加えて江戸四塔とするそうです。増上寺の五重の塔は東京大空襲によって焼失し、谷中天王寺の五重の塔は戦後放火で焼失しています。上記の五つに、中野宝仙寺の三重の塔を加えて江戸六塔になるそうです。 ③ 旧寛永寺の五重塔 上野の五重塔は、寛永寺ではなく、上野東照宮の堂宇として寛永8年(1631年)に創建されました。寛永16年(1639年)に焼失し、再建されています。とはいえ、そもそも上野東照宮…

  • 筑土八幡神社

    筑土八幡神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 筑土八幡神社と称します。江戸時代までは筑土八幡宮と呼ばれていました。旧社格はありますん。 創建 嵯峨天皇の御代(809〜823年) 御祭神 応神天皇 神功皇后 仲哀天皇 みどころ 1200年の歴史があります。小高い丘の上にあるので、とても静かな場所になっています。 アクセス 東京都新宿区筑土八幡町2-1 JR総武線「飯田橋」徒歩7分 東京メトロ大江戸線「牛込神楽坂」徒歩7分 探訪レポート 交通量の多い通りに面しています。ここが目的ではない人が、ふらっと立ち寄るような場所ではありません。入口はそれなり…

  • 夢中人 ワンダーランドな寺社3選

    かつて、埼玉県東松山市に「神秘珍々ニコニコ園」なるテーマパークがありました。とある地域住民が自宅の敷地をテーマパークにして、独自の超個性的な展示やアトラクションを展開していました。こういった施設は全国に点在していて、知る人ぞ知る不思議なワンダーランドとなっています。 寺社においても、住職や宮司、あるいは地域住民の強い意志とセンスが境内を凌駕している場面を見ることがあります。今回は、信じる心が強ければ、どんな理想にも辿り着けることを示してくれる寺社をご紹介します。 ③ 寒山寺(青梅市) 奥多摩エリアの人気スポット「清流ガーデン 澤乃井園」を運営するのは清酒「澤乃井」で有名な小澤酒造です。JR青梅…

  • 真言宗智山派 真福寺

    真言宗智山派 真福寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 摩尼珠山 宝光院 真福寺と称する真言宗智山派の寺院です。総本山である京都の智積院の別院となっています。 創建 慶長10年(1605年)、中興照海によって鉄砲洲(現在の中央区明石町)にあった小庵を現在地に移して寺院化しました。 本尊 薬師如来 みどころ 本尊は愛宕薬師と称される薬師如来です。真言宗智山派の総本山別院として、宗派の中枢的な役割の他、写経会や阿字観会や護摩供などの一般向けの行事も開催しています。 アクセス 東京都港区愛宕1-3-2 東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」徒歩3分 探訪レポート…

  • 「葬儀屋さんの病院業務」

    以前、配達業務でとある大病院の防災センターを訪れた際、後ろから声をかけられました。振り返ると葬儀業界のフリーランス仲間がいて、業務としてこの病院に詰めているとのことでした。その後私は患者としてもこの病院に通うことになり、またそこで彼と会いました。私は自分の職業ですからなんとも思いませんが、病院で葬儀社に出会うと不吉で嫌ですよね。いったい彼らは病院で何をしているのか? 今回はそこを解説したいと思います。 白衣を着た葬儀社 何件落ちるか 抽選で選ばれます 贈収賄の温床 新たなシステム 白衣を着た葬儀社 当然のことですが、私が彼を見て葬儀関係者だとわかるのは、彼の顔を知っているからです。病院内でスー…

  • 「おかがら火・うそ替え神事に行く」

    私事ですが、1週間ほど入院していて、11月3日に退院しました。今回は簡単な入院と聞いていたのですが、思ったよりもキツかったです。缶詰生活から開放されたので、軽めの伝統行事に出かけてみました。ずっと気になっていて去年初めて見に行った行事で、噂通り不思議な行事でしたが、かなり良い印象が心に残っています。ということで、「大庭燎祭(かがりび)」と「うそ替え神事」が行われる谷保天満宮に向かいました。 「おかがら火」は3mほどに組んだ2つの薪の山に火をつけて、どちらがよく燃えるかを競うという神事です。神事の詳細は昨年のレポートに書いていますので、そちらをご覧ください。この日は11月なのに25℃超えの夏日を…

  • 赤城神社

    赤城神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 赤城神社と称します。旧社格は郷社です。明治維新以前は赤城大明神、赤城明神社と呼ばれていました。 創建 正安2年(1300年)、赤城山麓の豪族であった大胡彦太郎重治が牛込に移住した際に、本国の赤城神社の分霊を祀ったことが始まりとされています。 御祭神 磐筒雄命(いわつつおのみこと) 赤城姫命(あかぎひめのみこと) みどころ 壮大なプロジェクトにより再建された、時代に合わせたスタイリッシュな社殿や境内、穏やかな時間を過ごすためのカフェなど。 アクセス 東京都新宿区赤城元町1-10 東京メトロ東西線「神楽坂」…

  • 「住職殺害事件と葬送業界のゆくえ」

    足立区の源証寺において、墓石業者が住職を殺害するというショッキングな事件がありました。動機やら犯行の詳細については裁判で明らかになると思いますが、強い殺意を持って、かなり荒っぽく犯行に及んでいます。私は関係者ではありませんが、葬送業界の一員として、色々と感じることがありました。 目次 ヒエラルキー 葬送の希薄化 起死回生の永代供養納骨堂 急激な進化と終焉 ヒエラルキー 例外は多々あると思いますが、一般的な話をします。業界ヒエラルキーから見ると、寺院と墓石業者の関係は圧倒的に寺院が上です。寺院墓地の所有者は寺院です。寺院は檀家に墓地の使用権を売って、墓石業者はそこに建てる墓石を販売します。大抵の…

  • 天台宗 円融寺

    天台宗 円融寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 経王山 文殊院 円融寺と称する天台宗寺院です。天台宗法服寺→日蓮宗法華寺→天台宗円融寺と改宗した歴史があります。寺格は特にありません。 創建 仁寿3年(853年)に、慈覚大師円仁によって創建されたと伝えられています。 本尊 阿弥陀如来 みどころ 旧本堂の釈迦堂は室町時代初期の建築で、東京23区で最も古い木造建築物です。長く激動の歴史を持つ寺院なので、そこにある物語も堪能できます。 アクセス 東京都目黒区碑文谷1-22-22 東急目黒線「西小山」徒歩15分 探訪レポート 平安時代に創建された円融寺に参りま…

  • 紅葉を楽しめる寺社3選

    東京にも紅葉のシーズンが迫ってきました。寺院や神社には様々な木々が植えられていて、紅葉時期には美しく色づくものもたくさんあります。仕事柄あちこちの寺社を訪れることがありますが、地元の人しか知らないような寺社でも、見事に創り込まれた芸術品のような紅葉を見ることがあります。 ③ 等々力不動尊(世田谷区) 等々力不動尊は真言宗智山派の万願寺という寺院の別院で、正式名称は滝轟山明王院と言います。等々力渓谷が隣接していて、23区内とは思えない清流と木々に覆われた癒やしスポットとして人気を博しています。 渓谷と不動尊には高低差があり、不動産から見下ろすと、見事な紅葉を見ることができます。不動尊から階段を降…

  • 虎ノ門 金刀比羅宮

    虎ノ門金刀比羅宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 見どころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 金刀比羅宮と称します。通称の虎ノ門金刀比羅宮で呼ばれています。旧社格は府社です。 創建 万治3年(1660年)に讃岐丸亀藩主の京極高和が、芝・三田の江戸藩邸に金毘羅大権現を勧請したことが始まりです。 御祭神 大物主神 崇徳天皇 見どころ まさに都会のど真ん中と言うに相応しいロケーションです。定期的に神楽が披露されています。 アクセス 東京都港区虎ノ門1-2-7 東京メトロ銀座線「虎ノ門」徒歩1分 探訪レポート ちょうどお昼時に訪れたので、ビジネスマンの皆さんのお昼休みと重なって、多くの方が行き交…

  • 「田無神社 例大祭に行く」

    以前訪れた際に田無神社の魅力に惹かれ、いつか何かの行事を見に行きたいと思っていました。運良く例大祭の日に仕事が休みになったので、田無神社に行って参りました。午前中降っていた雨が、午後には上がりました。 田無神社は「開かれた神社」というスローガンを掲げていて、地域の人々のための神社というイメージです。さぞ駅前はお祭り一色になっているだろうと思っていたら、そうでもありませんでした。前回訪問した池上の印象が強すぎたようです。それでも商店街に例大祭の垂れ幕が掲げてあり、駅前ロータリーに紅白幕のテントが1基建っていました。 田無神社の例大祭は土曜日が宵宮で、日曜日が本宮です。私が神社に到着したのは日曜日…

  • 「御会式に行く ②」

    最初の万灯行列がやってきました。よく観察していると、高張提灯を持った方が先頭に2名いて、その後ろに纏を振る人がいて、その後ろから太鼓や鉦を叩く方々が続き、最後に万灯がやってくるという行列です。大堂前の常香炉まで来たら一旦停止。写真( ↑ )の常香炉の左奥に審査員席のような白いブースがありますが、そこが万灯行列の受付になります。代表者が受付に行き、他の方々は常香炉前で待機します。受付が終わったら、大堂に上がってお参りをして、大堂の脇を通って、更に奥へ向かいます。行き先が本殿なのか大坊なのかよくわかりません。本殿の脇の寺務所のあたりに万灯練供養参加者のための休憩所が設置されていました。 今度はスー…

  • 「御会式に行く ①」

    御会式というのは、宗祖の命日に行われる大法会で、本来は特定の宗派の行事ではないらしいのですが、実質的には日蓮宗の行事を指す言葉になっています。昨年の10月に寺社探訪目的で雑司が谷の鬼子母神に行ったのですが、それが偶然にも御会式の日でした。あまりの人の多さに、お堂ひとつも撮影できませんでした。どこを写しても被写体が人で埋め尽くされるほどでした。 さて、今回は御会式目的なので、人が多いのは覚悟の上です。ということで、東急池上駅にやってまいりました。日蓮の命日は10月13日なのですが、池上本門寺では11日から13日間までの3日間に渡って御会式が行われます。メインイベントは12日の夜に行われる万灯練供…

  • 見どころいっぱい 盛り沢山な寺社3選

    広い敷地にたくさんのお社やお堂がある寺社を選んでみました。見て廻るだけで時間がかかるので、観光にも良い感じです。できれば、たくさんあるお社やお堂にどんな神仏が祀られていて、人々が何を願ってきたのかを知ると、良い体験になると思います。また、人が集まる大きな寺社は縁日や年中行事も大掛かりになるので、その日に合わせて訪問するのも良いと思います。 ③ 目黒不動尊 瀧泉寺(目黒区) 目黒不動尊は不動尊信仰なので成田山の系列で真言宗寺院なのかと思いきや、天台宗の寺院であり成田山とも関係ありません。というよりも、境内を見渡すと、仏教なのか神道なのか修験道なのかよくわからないミックスゾーンとなっています。 と…

  • 「柴灯大護摩供に行く② 2023」

    先月は真言宗醍醐派の品川寺の柴灯大護摩供に行きました。こうなったら都内で行われる柴灯大護摩供にできるだけ行ってみようと思いつき、今回は深川不動堂にやってまいりました。当ブログの特別企画「江戸六地蔵+千葉街道」以来、今年二度目の訪問です。 深川不動堂は千葉の成田山新勝寺の東京別院です。柴灯大護摩供は「火生三昧(かしょうざんまい)」という、不動明王が自ら炎を発して入る深い瞑想の境地を表しています。不動明王は背中に炎を纏っていますが、その炎で衆生の迷いや悩み、煩悩を焼き払うのだそうです。成田山新勝寺といえば不動明王信仰の拠点とも言える聖地なので、期待しながら境内に向かいます。 ギリギリ5分前に到着し…

  • 「居住エリアで火葬費用が違う」

    同じ東京都でも、住んでいるエリアで火葬費用が違うと聞くと、不公平な気がします。中野区でも品川区でもコンビニのチキンは同じ値段なのに、火葬費用は違います。百聞は一見に如かず。20~30名参列のお葬式を想定して、東京都内にある火葬場をピックアップして、利用料金を比べてみましょう。 臨海斎場(大田区) 大田区・品川区・港区・目黒区・世田谷区の共同事業として運営されています。併設式場もあります。組織区の5区の住民以外の方も利用できますが、別料金でかなり割高になります。また、大田区の臨海エリアにありますので、組織区内住民でも遠すぎて利用しない方もいます。 通常の火葬にかかる費用 ※( )は組織住民以外 …

  • 「谷保天満宮 例大祭に行く」

    9月は各地の神社でお祭りが行われます。いわゆる秋祭りというもので、例大祭として神社にとって一番とも言える大事な神事です。例大祭の開催時期には特に決まりはないらしいのですが、春と秋、もしくは秋のみに行われることが多いです。夏に例大祭を行う神社もありますが、様々に調べてみるとこれは稲作と関係が深く、豊作を祈るお祭りと収穫に感謝するお祭りなので春と秋なのだそうです。しかし、豊作を祈るお祭りは2月の「祈年祭」で、収穫に感謝するお祭りは11月の「新嘗祭」が神事として執り行われています。春と秋に例大祭をする訳は結局なんなのでしょうね。 所以はさておき、私の周囲にはお祭りと共に生きている人が結構多くて、色々…

  • 「柴灯大護摩供に行く 2023」

    人生最暑の夏がまだ続いていますが、もうお彼岸が近づいていますね。私は持病があるのと貧血を起こしやすいので、熱中症対策としてこの2ヶ月間はすっかり引き籠もっていました。9月も半ば過ぎなので、そろそろと思って久々に出かけました。と言っても、この日の東京の予想最高気温は34℃でしたが……。 特別企画「江戸六地蔵+街道」で訪れた品川寺で行われた、柴灯大護摩供に行って参りました。前日から旧東海道品川宿で「しながわ宿場まつり」が開催されていて、野菜の特売や花魁道中やお囃子の生演奏やキックターゲットやフリーマーケットやライブステージなど、様々なイベントが盛大に行われています。大混雑する場所が苦手なので憂鬱に…

  • ひとり静かに時間を過ごす寺社3選

    寺社を訪れる理由は、何かしらの願望が叶うように祈願するということが多いと思われます。しかしそれとは別に、寺社の神聖な雰囲気を感じてリフレッシュすることや、自己を見つめたり答えを出したりする場所にしている人もいらっしゃるのではないでしょうか。木々に覆われた山中の寺社を、空気が澄んだ早朝に訪れると、それだけで心がスッキリします。 今回はひとりで訪れて、静かな時間を過ごせる寺社をご紹介します。都会ではそんな場所も限られていますので、是非参考にしてください。 ③ 明治神宮(渋谷区) 東京都で1番敷地の広い寺社は? 明治神宮がすぐに閃きますよね。令和の天皇から見て祖父の祖父ですから、数千年の大昔の話では…

  • 自然と祈り・秘境的絶景の寺社3選

    寺社を訪問すると、その寺社の創建は何年でどのくらいの歴史があるのかなどと調べますが、寺社が建つ場所は、創建以前から神聖な場所として人々が特別視していた場所が多いです。山中に入ると、そのような場所には、何かしら神聖な力を感じられる異様の光景が見られるものです。石や樹木が巨大だったり妙な形状だったり、見たものを畏怖させる光景があり、そこが聖地認定されていったのだと思います。今回は私が歩き回って見つけた、神聖な力を感じられる特別な場所をご紹介します。 ③ 九十九神社(青梅市) 青梅市の日向和田、神明橋通りから少し降りたところにある九十九神社です。山ではなく川沿いなのですが、ほぼ人が行き交う場所ではあ…

  • 雰囲気満点の門前町がある寺社3選

    江戸時代、庶民の間でも遠路はるばる旅をしながら有名寺社に参拝することが流行していました。特に善光寺や伊勢神宮は有名ですね。参拝者を相手に門前町が形成され、旅籠屋や料亭や蕎麦屋、団子屋など、寺社を中心に町中が賑わっていました。そんな東京の門前町に都市化が訪れると、そこは住民の生活空間となり、スーパーやコンビニができて、銀行や不動産屋やファーストフードのチェーン店が溢れます。生活はどんどん便利になっていきますが、門前町独特の雰囲気は失われてしまいます。 さて、そんな都市化した東京において、私が独断で選んだ「古き良き門前町の姿を今に残す寺社3選」をお届けいたします。寺社そのものの歴史や魅力もあります…

  • 悠久の祈り・長い歴史の寺社3選

    日本の寺院のルーツは、中国や朝鮮半島から渡ってきた僧侶によってもたらされました。最も古い寺院は奈良の飛鳥寺で、6世紀末とされています。 一方、神社のルーツは縄文時代の精霊信仰に求められます。山中の巨岩や奇岩、巨木や滝や洞窟などを聖地として、そこに宿る精霊に祈りを捧げてきました。それが御神体と拝殿になり、祈りの対象が日本神話の神々に上書きされて、寺院に倣って社殿や境内が作られるようになったとされています。 日本の歴史は飛鳥時代あたりからある程度体系的な記録になっていると思われます。それ以前は神話の物語だったり、中国の歴史書に登場したり、遺跡が発掘されたりと、ピンポイントな情報が点在している感じで…

  • 「孫にご注意」

    なんでこんなに可愛いのかよ 孫という名の宝物 かつてそんな演歌が流行ったのですが、平均寿命が長くなり、90代の故人が全く珍しくもない昨今、喪主やその兄弟の孫世代がお葬式に参列することも多くなりました。家族間であっても、両親の孫に対する溺愛振りに思わず笑ってしまうことがあります。私事ですが、父の部屋にアンパンマンやドラゴンボールの絵を練習した紙が置かれていたのを見た時、孫の恐るべきパワーを感じました。 お葬式は悲しい出来事である反面、そんなかわいい孫が一堂に会するビッグイベントです。打ち合わせの段階では厳格そうな人柄だった喪主でも、孫の前では無力にも崩れ落ちます。近頃は子どもを注意しない親が多く…

  • 十二社熊野神社

    十二社熊野神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 熊野神社と称します。十二社熊野神社、新宿熊野神社とも呼ばれています。旧社格は郷社です。 創建 応永年間(1394-1428年)に鈴木九郎が熊野三山から勧請して祀ったのが始まりとされています。 御祭神 櫛御毛野神(くしみけぬのかみ) 伊邪那美神(いざなみのかみ) みどころ 西新宿のビル群を背景に、新宿中央公園の隅にある、都会のオアシス的な立地。遠い和歌山の世界遺産、熊野三山の御神徳を新宿で受けられます。 アクセス 東京都新宿区西新宿2-11-2 JR山手線「新宿」徒歩15分 探訪レポート 西新宿の摩…

  • 武蔵阿蘇神社

    武蔵阿蘇神社 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 阿蘇神社と称します。通称、武蔵阿蘇神社と呼ばれています。旧社格は村社です。 創建 推古天皇9年(601年)に健磐龍命(たけいわたつのみこと)より賜った霊物(玉)を祀ったことが始まりとされる。933年に平将門によって社殿が造立された。 御祭神 阿蘇十二神 健磐龍命・阿蘇都媛命(あそつひめのみこと)、速瓶玉命(はやみかたまのみこと)、国竜神(くにたつのかみ)、比味御子神(ひめみこのかみ)、彦御子神(ひこみこのかみ)、和歌比味神(わかひめのかみ)、新彦神(にいひこのかみ)、神比味神(やひめのかみ)、若彦神…

  • 「葬祭フェア」

    危険な暑さが続いている日本列島ですが、お葬式業界は相変わらずスーツにネクタイが必須で、熱中症になる人が続出しています。小池知事がクールビズを言い出したのなら、東京都夏季ネクタイ・ジャケット禁止条例とか作ってほしいなぁ。 さて、かつて葬祭専門の卸売業者が主催する葬祭用品展が年に1度程で開催されていて、各葬儀社の社員たちがトレンドやお買い得を求めて訪問していました。そんな葬祭用品展が発展を続けて、現在では企業イベント企画会社が開催する葬祭フェアがいくつかあります。葬祭関連会社がブースを借りて自分たちの販促になるような展示をしていて、実演や相談会など様々に趣向を凝らしています。 少し前は納棺師による…

  • 代々木八幡宮

    代々木八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 代々木八幡宮と称します。旧社格は村社です。 創建 建暦2年(1212年)、鎌倉幕府二代将軍源頼家の側近近藤三郎是茂の家来の荒井外記智明によって創建されました。 御祭神 応神天皇 みどころ 代々木八幡駅のすぐ近くですが、縄文時代の遺跡が再現されています。緑に囲まれた別天地のような境内が魅力的で、パワースポットとしても注目されています。 アクセス 東京都渋谷区代々木5-1-1 小田急線「代々木八幡」徒歩5分 探訪レポート 小田急線の代々木八幡駅から山手通りを少し歩くと、通り沿いに入口があります。中まで入…

  • 黄檗宗 寿昌院

    黄檗宗 寿昌院 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 江島山 寿昌院と称する黄檗宗の寺院です。寺格はありません。松本弁天と呼ばれています。 創建 弁財天がいつからあったのかは不明ですが、貞享元年(1684年)黄檗宗の天海道竜によって開山されました。 本尊 千手観音 みどころ きれいに芝生が敷かれた境内が特徴的です。中央に臥竜の松という名の大きな松の木があります。 アクセス 東京都江戸川区松本1-9-14 JR総武線「小岩」よりバス「松本弁天」徒歩1分 探訪レポート 寺院の中に鳥居。寿昌院が建立された経緯は、寛文年間(1661-1672年)に池田某という人の…

  • 「みたままつりに行く 2023」

    危険な猛暑が続いていますが、靖国神社で毎年7月13日から16日までの間、みたままつりが開催されています。 靖国神社では一年中殿上参拝(正式参拝)をすることができますが、みたままつり期間中は殿上参拝の他に夜間中庭参拝を行っています。夜間中庭参拝は、拝殿と本殿の間に位置する中庭に参拝スペースが設けられていて、10人ひと組くらいまでの人数で神職さんに連れられて中庭の参拝スペースに向かい、そこでお祓いを受けて神職さんに従って本殿に向かって拝礼するというものです。ロウソクのぼんやりした灯りで中庭が照らされていて、神聖な雰囲気があります。ただ、みたままつり期間中はまだまだ日が長いので、雰囲気が出るのは終わ…

  • 大宮八幡宮

    大宮八幡宮 目次 名称・旧社格 創建 御祭神 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・旧社格 大宮八幡宮と称します。旧社格は府社です。 創建 康平6年(1063年)、源頼義によって石清水八幡宮の分霊を祀って創建されました。 御祭神 応神天皇 仲哀天皇 神功皇后 みどころ 都内で3番目の広大な境内を持ちます。善福寺川と周辺の森に隣接していて、緑に囲まれた神域となっています。 アクセス 東京都杉並区大宮2-3-1 京王井の頭線「西永福」徒歩7分 探訪レポート 電車で来ると南参道が近いのですが、正参道から訪問します。一之鳥居と二之鳥居が並んでます。一之鳥居は昭和29年に再建された高さ8mの鳥居です。…

  • 「江戸六地蔵 番外編」

    江戸六地蔵・番外編 浄名院 江戸六地蔵の6番目の札所は、廃寺になった永代寺です。明治維新による廃仏毀釈で永代寺の地蔵尊は寺院ごと破壊されてしまいましたので、その代わりとして江戸六地蔵の6番目を名乗っている寺院があります。 それがこちら天台宗浄名院です。山門に掛けられた表札を見ますと、「東叡山浄名院」と書かれています。叡山というのは天台宗の総本山である比叡山のことです。東の比叡山ということですから、東叡山は上野にある天台宗の大本山・寛永寺のことを意味します。浄名院というのは寛永寺の塔頭のひとつなのです。塔頭というのは、高僧が亡くなるとその弟子が師の徳を偲んで境内に墓や小さな寺院を建てたことに由来…

  • 「親族代表の挨拶」

    お葬式の最後に親族の代表者が挨拶をしますが、これはやってみると意外に大変です。自分が喪主で父母のお葬式で挨拶ともなると、感情がコントロールできず舞い上がった状態で挨拶をし、頭の中が真っ白で記憶にも残らないなどということも聞きます。私はお葬式の仕事をしていますので、この「親族代表挨拶」をこれまでに何千回も見てきました。その経験をもとに、これから挨拶をする場面が訪れる方々に、コツなどをお伝えできればと思います。 「いい挨拶だったなぁ」と参列者の心に残る挨拶とは、やはり自分の言葉で語られた挨拶です。岸田総理を見ていても、誰かが作った文章を読むだけでは、伝わってくる心がありませんよね。それと同じで、挨…

  • 「夏越の大祓に行く 2023」

    早いもので今年も半年が過ぎています。年齢とともに時の流れは加速度を増すと言いますが、本当に先週までお正月だったような気がします。そんな訳で半年溜め込んだ悪いものを祓って、残りの半年を充実して暮らせるように、茅の輪くぐりに行ってきました。 去年は、ちょうど6月30日に当ブログの企画で「将門の魔方陣巡礼」を敢行したので、いくつかの神社を訪れ、その中で鳥越神社、神田明神、築土神社に茅の輪が設置されていましたが、レポートが被らないようにと茅の輪くぐりは谷保天満宮で行いました。ブログ作りに真面目に取り組んでいたのですね。茅の輪くぐりの由来なども去年の記事に書いた気がします。一昨年は乃木神社で茅の輪くぐり…

  • 「江戸六地蔵+千葉街道」

    江戸六地蔵・永代寺+千葉街道 永代寺 永代寺の地蔵菩薩坐像 千葉街道・両国界隈 千葉街道・本所界隈 千葉街道 江東区 千葉街道 江戸川区 千葉街道 市川市 永代寺 江戸六地蔵巡礼もいよいよ6番目です。6番目は江東区の永代寺なのですが、現在( ↓ )のような跡地の石碑が建っている状態です。 「富岡八幡宮別当永代寺跡」と書かれています。ここは深川公園なのですが、そもそも深川公園は永代寺の境内だったのです。ここ江東区富岡は、江戸時代は海沿いの砂地でした。そこへ京都から長盛上人が夢のお告げを受けてやってきて、庵を建てて持参した八幡大菩薩を安置します。これが永代寺の創建とされていて、富岡八幡宮の創建はそ…

  • 真言宗豊山派 武蔵国分寺

    真言宗豊山派 武蔵国分寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 医王山 最勝院 国分寺と称する、真言宗豊山派の寺院です。律令制の武蔵国の国分寺として建立されたので、武蔵国分寺と呼ばれています。寺格は特にありません。 創建 天平13年(741年)の聖武天皇の詔によって建立されました。 本尊 薬師如来坐像 みどころ 武蔵国分寺公園から現・武蔵国分寺、武蔵国分寺跡、武蔵国分尼寺跡まで含めると広大な敷地になります。散歩しながら奈良時代の建築に思いを馳せるのも一興です。 アクセス 東京都国分寺市西元町1-13-16 JR武蔵野線「西国分寺」徒歩14分 探訪レポート …

  • 「江戸六地蔵+水戸街道」

    江戸六地蔵・霊厳寺+水戸街道・千住宿・亀有宿 霊厳寺 霊巌寺の地蔵菩薩坐像 水戸街道 日本橋界隈 水戸街道 千住宿 水戸街道 亀有上宿 霊厳寺 地下鉄清澄白河駅から徒歩3分ほどの浄土宗霊厳寺に参りました。霊厳寺を開いた僧・霊厳は総本山知恩院の32世門跡であり、浄土宗の歴史においてよく名前が出てきます。名前はよく聞くが訪問するのは初という寺院です。 隣に霊厳寺幼稚園があってその近くに法然上人の幼姿の像が建立されていました。幼名である勢至丸様と書かれています。浄土宗寺院では稀に見かけます。そもそも霊巌寺は、隅田川を超えた日本橋側の中洲(霊巌寺が建立されたので、霊岸島と称していました)にあったのです…

  • 臨済宗円覚寺派 小川寺

    臨済宗円覚寺派 小川寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 醫王山 小川寺(いおうざん しょうせんじ)と称する、臨済宗円覚寺派の寺院です。寺格は特にありません。 創建 明暦年間(1655-1658年)に、名主の小川九郎兵衛が開基、硯林が開山しました。 本尊 薬師瑠璃光如来 みどころ 山門と木々の組み合わせがとても美しく、境内の庭も見事に整備されています。 アクセス 東京都小平市小川町1-733 西武拝島線「東大和」より徒歩20分 探訪レポート とても立派な山門です。平成11年に再建されたもので、阿行吽形の仁王門となっています。由緒正しき感じが山門に滲み出…

  • 「江戸六地蔵+中山道」

    江戸六地蔵・眞性寺+中山道・板橋宿 眞性寺 眞性寺の地蔵菩薩坐像 中山道 板橋宿 眞性寺 JR巣鴨駅を降りて地蔵通り商店街の方へ向かうと、商店街の入口に辿り着く前に真言宗豊山派眞性寺があります。眞性寺の創建は不明となっていますが、寺伝によると聖武天皇(724-749年在位)の勅願によって行基が開いた寺院とのことです。元和元年(1615年)に祐遍法印によって中興開基という記録が残っています。 真言宗なので、弘法大師がいらっしゃいます。眞性寺の本尊は薬師如来ですが、秘仏として一切開扉されていないとのことです。縦に細長い境内で、立地上多くの方がお参りに訪れています。 やはり江戸六地蔵が有名なので、他…

  • 真言宗豊山派 善養寺

    真言宗豊山派 善養寺 目次 名称・寺格 創建 本尊 みどころ アクセス 探訪レポート 名称・寺格 星住山(せいじゅうざん) 地蔵院 善養寺と称する真言宗豊山派の寺院です。寺格は特にありません。別称、小岩不動尊といいます。 創建 大永7年(1527年)に山城国醍醐山の僧頼燈法印が夢のお告げに従い、不動明王を当地に安置し、一宇を建立したことが始まりです。 本尊 延命地蔵菩薩 みどころ 盛りだくさんの境内は多くのみどころがあります。特に釈迦の聖地のお砂踏みは非常に珍しいです。また影向の松は国指定の天然記念物であり、圧倒的な存在感があります。 アクセス 東京都江戸川区東小岩2-24-2 JR総武本線「…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、やおよろずさんをフォローしませんか?

ハンドル名
やおよろずさん
ブログタイトル
寺社探訪
フォロー
寺社探訪

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用