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寺社探訪 https://sali.hatenablog.jp/

寺社巡り、伝統行事のレポート、コラムなどを写真と文でお届けしています。神仏の宿る山に登ったり、寺社巡りしながら川岸を遡上したり、自己プロデュース企画にも挑戦しています。

やおよろず
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2023/10/15

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  • 「荒川 百所巡礼 20」

    目次 寺と墓地 水は命の源 古墳群を歩く 寺と墓地 荒川 百所巡礼 第151番 真言宗豊山派 應正寺 秩父往還から少し荒川方面に入ったところに、真言宗の應正寺があります。入口は整備されていて、広い駐車スペースもあります。吉祥山應正寺と大きく書かれた板碑があります。 本尊は不動明王で、屋外にも不動明王の大きな石像がありました。境内地の割に墓地が小さくて少し心配ですが、住職宅と思われる家は立派でした。境内も整然としていて、新しい石仏なども建立されているようです。 こちらが観音堂です。田舎の寺社を見ると、すぐに経営基盤は大丈夫か? と心配してしまいますが、大体は余計なお世話です。住職が実際に百観音巡…

  • 「お寺でパンパン問題」

    ここ数年、ひとつの問題に答えを見出すべく悩み続けています。 とある寺院を訪れたときのこと。本堂でお参りをしていたら、隣に親子連れがいらっしゃいました。お父さんは神仏に真面目に向き合うことを息子に教えようと、厳しい口調で言いました。「礼して、もう一回礼して、ほら、二回するんだ。はい、パンパンして、最後にもう一回礼して、こらっ、ちゃんと礼して」という具合に。息子は途中でふざけようとしましたが、父親の真剣さが伝わり、ギクシャクしながらも教え通りにしていました。間違った知識が親から子に受け継がれていく瞬間、私は何も言えませんでした。 この「お寺でパンパン問題」は、何もこの時だけでなく、あちらこちらで見…

  • 「共病文庫 ⑨」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 桜が咲く前に入院し、手術を受けました。新人看護師さんたちが社会人の第一歩を踏み出す場面を垣間見て、自分も頑張らなくてはとエネルギーを貰いました。 退院予定 入院していると、昼間もベッドの上で暇な時間というのが多いので、ウトウトして眠ってしまうことがあります。野生動物は体が傷つくとじっとしていると聞きますが、ヒトもじっとして眠ることを体が求めるのか、豪快に昼寝しても、夜になったらまた眠れます。日常生活では昼夜逆転しやすい私ですが、今回の入院では昼寝の度合いに関係なく夜も眠って朝起きています。ヒトも生物だと思える瞬…

  • 山+仏「高尾山+薬王院 ③」

    6号路登り編 3月最後の土曜日。入院前に護摩祈祷をしていただこうと高尾山薬王院に出かけました。高尾山口駅からケーブルの清滝駅まで歩く間、今回は1号路にしようと決めました。実は前日の東京は嵐のような風雨だったので、山の中はかなりドロドロ状態が予想されたからです。ケーブルやリフトでも良かったのだが、手術が失敗して高尾山に登れない体になるかもしれないので、最後に自分の足で登りたかったのです。1号路なら全面舗装道路なのでドロドロの心配はありません。 しかしすごい人です。今年は桜の開花が1週間ほど遅れていて、高尾山ではケーブル前広場でも山頂でも、桜はまだ咲いていません。それでもこの人出です。清滝駅には1…

  • 「共病文庫 ⑧ 」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術後、様々な苦労をすることになりますが、様々の中身をご照会できればと思います。 やったー ICU2日目の夜に、里見先生かやってきました。私を見るなり「やったー!」とガッツポーズです。「良かった良かった。やったー」と喜んでくれました。里見先生が導いた治療を受け、私はどうなったのか? という評価はもう少し先になるそうですが、「これからも頑張りましょう」と先生は笑顔で去っていきました。 ICU2度目の夜は腹痛との戦いでした。痛み止めが効いていると眠れます。看護師さんがなんとか痛みを取ろうと頑張ってくれました。術後二…

  • 「荒川 百所巡礼 19」

    目次 神社+寺院 R140 幻の十輪寺 神社+寺院 荒川 百所巡礼 第145番 大栄神社 前回の石橋供養塔から秩父往還に出てすぐに、「総鎮守 大栄神社」という大きな神社がありました。この神社は大麻生村上郷の鎮守だった五社稲荷神社が元になっています。五社稲荷神社ですから、別々だった5つの神社がひとつに合祀された歴史があります。五社稲荷神社で祀られていた5つのご祭神は、稲荷神である倉稲魂命、大己貴命、大田命、大宮姫命、大市比賣命です。大正2年に、この五社稲荷神社が近隣の八荒神社、天神社2社、駒形神社、浅間神社の5社を合祀して、大栄神社と改称したそうです。 社殿は一段高くなっています。荒川に近いこと…

  • 「共病文庫 ⑦」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術は予定通り終わり、この世に戻ってくることができました。 手術 朝8時半に看護師さんに連れられて、家族と共に手術室まで行きました。立会に来なくて良いとか言ってましたが、この時は来てくれて良かったと思いました。やはり不安が大きく、ひとりだと心細かったと思います。看護師さんたちの指示に従ってあっち向いてこっち向いて手を上げて、と準備が進むうちに、「眠くなりますよ〜」と言われてから記憶がありません。 目が冷めたら体中が痛かったです。全身に力が入って体が強張っていて、力み過ぎて筋肉痛のような痛みがあり。脱力するのに苦…

  • 「共病文庫 ⑥」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 決して全幅の信頼を置くことを許さない病院に入院して1週間が過ぎました。いよいよ手術の日を迎えます。悪い可能性が重なれば、これが最後の投稿となります。 わだかまりを無くそう 今回は手術なので、私の主治医は内科の里見先生ではなく、外科の財前先生です。担当医は財前先生の部下なので、白い巨塔的には佃先生です。佃先生は柳原先生を連れて毎日回診に来てくれますが、中身が間違えている不穏な同意書の話はして来ません。入院4日目の夕方に、財前先生がひょっこりひとりで現れました。これはチャンス。財前先生に同意書の話をして、テンプレの…

  • 「桜の銘木を見る 2024」

    3月30日に高尾山に行った際に、高尾駅から去年訪れた大光寺の桜がみごとに色づいているのが見えました。枝垂れ桜はまだ五分咲き程度でしたが、見物客の方多く訪れていて、電車の車両の中からも感嘆の声が漏れていました。 今年の東京は桜の開花が1週間ほど遅れているそうで、4月1日から入院予定の私は、今年は桜を観に行くというのはなさそうだと思っていました。そんな感じで入院前日は、荒川巡礼企画を進めましたが、思いがけずに満開の桜の銘木に出会いました。 この日は東京では28度という暑さで、ここ埼玉県もすごい良い天気です。土手の緑の奥の方に、色づいた桜の塊が見えます。諦めていた私には、なんだか奇跡のような景色に見…

  • 「共病文庫 ⑤」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 いよいよ入院です。不安が多いですが、大人なので所定の時間に所定の準備をして病院にやってきました。 庶民の憂鬱 入院手続きを済ませると、病室へ向かいます。前回と同じ病棟で同じ病室でした。残念ながら同じ窓側のベッドではなく、廊下側のベッドでした。景色がないと悶々とする時間が増えて、1日を長く感じます。最初の1週間は何の治療も無く、数値を整えるだけなので激暇です。賎民の私は差額ベット代無しの大部屋なのですが、毎回個室が良いなあと思います。しかし大学病院の個室は高くて私には難しいです。 病気で不自由になる人にとって、大…

  • 「共病文庫 ④」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 手術前の検査入院から帰り、次の入院までの1ヶ月間、マッハのごとく日々が過ぎていきます。 例えば僕が死んだら 以前ダイソーの通販を利用した際、買物総額を1000円以上にする必要があったので、金額を稼ぐためにエンディングノートを買っていました。今こそこのノートを使う時だと思い、入院の半月前に書き始めました。葬儀業界の人は、自分が死んでも葬儀はしないで火葬だけで良いという方が多いです。私も同じです。そのため、必要な連絡事項以外は空欄で、味気ないエンディングノートになりましたが、部屋の机の上に置いて家を出ました。 入院…

  • 「共病文庫 ③」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 不穏だった医師との関係も何となく改善し、手術前の4日間の検査入院を終えました。 金次第 病院を出る前に、次回の入院についての手続き、病室の希望などの説明があります。看護師や栄養士、薬剤師とカウンセリングするのですが、常連の私は前回のデータがあるのですぐに済みました。入院に際して連帯保証人が必要とのことなので姉にメールでお願いしました。 しかし、がんでもないのにロボット支援手術です。もしかしたら……と調べてみたら、同じロボット支援手術でも、保険適用の手術とそうでない手術がある様子。保険適用でなければ手術代が80万…

  • 「共病文庫 ②」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 内科医と外科医から違う手術の説明を受け、戸惑っていたところ、やりたい手術を考えて来いと帰されてしまいました。 黒い妄想 翌月手術の予定が無くなり、考える時間として2ヶ月間も与えられました。とりあえず医学部を受験しようかと思いましたが、2ヶ月では如何ともし難い。そこで、私の病気を発見してくれた近所のクリニックの先生に相談しました。言うなれば「私のコトー先生」です。「内科医と外科医の間で話が進んで、あなたに知らされず置いていかれてしまって、急に違う話になって告げられた」というのが真相ではないかとのこと。大学病院では…

  • 「荒川 百所巡礼 18」

    目次 日本ランク15位 神仏習合 大麻生駅前を散策 日本ランク15位 荒川 百所巡礼 第140番 荒川神社 荒川神社というわかりやすい名称です。見晴公園の敷地の半分くらいが荒川神社境内になっているような感じです。他に公園内には公衆トイレや地域の集会所があり、住民のための施設+拠り所となっています。 見た感じではどんな神様をお祀りしているのかわかりませんでした。案内板には年中神事が書かれていて、夏越の大祓の茅の輪くぐりを「胎内くぐり」と書いていました。スサノオの蘇民将来伝説だけが由来と思っていましたが、茅の輪にも様々な由緒があるのですね。「胎内くぐり」は洞窟などでよく見られるのですが、狭く窮屈な…

  • 「共病文庫 ①」

    「生・老・病・死」は「四苦」と言って、仏教では人生を代表する苦しみとされています。 ギャンブル たくさんの病がありますが、がんは日本人の死因の第1位です。がんと診断されたら、その日から人生が変わってしまうほどの影響力を持つ病気なのだと思います。それでも現代は医学が進んで、がんを克服したり、うまく付き合ったりする生き方もできるようになってきました。「がんサバイバー」という言葉もあって、私の伯父も、がんの手術を受けて日常生活に復帰しています。 私はがんと診断されていませんが、この数年がんと向き合っており、3ヶ月おきにがんになっていないか検査をしています。つまり、がんになる可能性が極めて高い状態をキ…

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