そういえば最近お友達から、川島さんってあまり何か欲しいとか話してくれないよねって言われてしまいました。すると、私はしばらくそういえば何か欲しいものってあるかなと悩んでしまったのです。「やれ。これでも私前世は男性だったりしますが……今更性を取...
魔たるものは、浮き世と離れているのが当然なのか。ドレスとマント。白と赤。両の中間といったような衣類を纏った天上の造作の女性がその場に浮かんで落ちない。当たり前の重力の遮断。彼女の威を前に、あらゆる力の殆どは無意味なのだろう。思わず頭を垂れて...
【グラブル】また一人でグラブルフェス2024に向かった感想など【ぼっちフェス】
グラブルフェス2024に一人で向かったその感想と、こういう注意があるよ、といった程度のレポートです。グラブルの展示で楽しかった嬉々のおすそ分けであり、拙文ですが皆様が楽しまれるきっかけになれば幸いと思わずにはいられません。
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そういえば最近お友達から、川島さんってあまり何か欲しいとか話してくれないよねって言われてしまいました。すると、私はしばらくそういえば何か欲しいものってあるかなと悩んでしまったのです。「やれ。これでも私前世は男性だったりしますが……今更性を取...
川園は近頃ヒーローの発生源でその昔は鬼共の根城であったからには我らがテュポエウスの拠点が点在することをさっ引いても、中々の治安の良さを誇ります。世界を犯したがるあの善人ですら川園での悪行はなるべく避けるものですから、県内でも随一の住みやすい...
私、川島吉見はそこそこ友達がいます。立場もあって悪っぽい人が中心ですが、善い人にだって仲良しさんは居るのですね。クラスメイトや、楠川の街の人たち。それに何より宗二君とかは幼馴染みでズッ友です。影のある美少年から、明らかにコイツ主人公だなとい...
原作ファンにはまたアイツのせいかよで知られる、物語をコイツさえやっつければ終わりだよと、とても分かりやすくしてくれたラスボスである上水善人。大体の悲劇に一枚噛んでいる食欲旺盛な彼ですが、しかしそんな最悪系男子で神に次ぐのではと言われる万能な...
「くぅ~ん!」「わ、ひらめちゃん! 信号機の青は確かにゴーサインですが、あなたのスタートダッシュに私は付いてはいけ……へぶっ!」開幕地面とちゅーからはじまり、そのまま引きずられてアスファルトに顔面ごと擦られている私。そう、何を隠そうこのお隣...
「ふんふ~ん♪」青空の下、私は喜びを音にして鼻歌として奏でます。なるだけ元気が天高く届くように、ちょっと大きめに。その裏に悪があろうとも日々が面白くて、朝にいただいた味噌汁のアサリの中にカニさんを発見した憶えも楽しくって、私はついつい下手を...
実は私はあまり料理が得意ではありません。いえ、無能を自称しているだけはあって、そもそも大体が不出来ですが特に味見という行為が苦手過ぎてダメなのですよね。調理中は私の猫舌っぷりがしょちゅう邪魔しますし、そもそも味を他の人より薄く感じちゃってる...
私はエッチなことが苦手です。いえ、勿論そういったものが人々の繁殖に必要なことであるからには大いに推奨したいところではあるのですが、個人的にはちょっと恥ずかしすぎました。普段隠している部分を最も大事に、それでいて刺激的にハッスルするなんて、想...
私にはスーパーお金持ちな知り合いがいます。まあ、お金だけでなく殆どありとあらゆるものを保有している男ですが、そいつはでも随分と変わり者であって吝嗇家でもあるのですね。いや、けちというか、自分の目的には全部差し出せても、それ以外のことに無頓着...
私のお隣の埼東ゆきちゃんはポメラニアンのワンちゃんを飼っています。そして、私は一年ほど前から首狩りウサギのミリーちゃんを飼っているのですね。生の人参と採れたてのきゅうりを用いた冷や汁が大好物の、ふわふわ綿あめみたいな改造動物さんです。普通の...
なんだかイザナミだのテュポエウスだので拡張型人間や改造人間や魔法使いみたいなちょっと人間やめてる能力者が多い「錆色の~」シリーズ世界。まあ前世の私が読んでても誰が一番強いんだよ、いや、あんた強そうなのにここで負けるのかよとなっていたのですが...
私はこの世界の大本たるお話をテキスト方式で知っています。右も左も分かっていれば、横断歩道の確認も楽ちんであるのと同じように、私はだからこそ結構危ないこの「錆色の~」シリーズ世界を渡って来れたのでしょう。まあ、実のところは悪のトップをやってる...
この世界には【イザナミ】という組織があります。世間一般には正義の組織とされている、「錆色の~」シリーズ主役の海山宗二君が所属しているとある研究所を母体として発生した団体ですね。名前はあの国生みの【イザナミ】様から採ったのでしょう。随分大仰な...
私はこの世に生じる前、ずっと『ゴミ捨て場』を眺めていた。始められたのは、ミノタウロスの伝説と多少の混合があった私は、迷宮の主としての権能だって僅かに持っていたからのことである。だが、それを続けたのは私の意志だ。おかげで捨てるべき何もかもにだ...
あまり読者様方にこう言うのは自慢をしているようで気恥ずかしいのですが、実際私は前世そこそこの天才でした。一度勉強をすれば殆どを学びきりますし、以前の学びと結びつけるのだって得意な方で、強いて言うならば発展を望むのが少し苦手でしたね。むしろ、...
さて、私はこの世界の大本が読まれるためにあるひとつなぎであることを識っています。ならば、この二次派生的な世界、ひいては私も読まれていると考えるのが自然でしょう。ただどこが最初の切れ目なのか無知な私には分からないので、今日も再びに自己紹介を重...
単純で勧善懲悪な小説の世界にTS転生しちゃった主人公さんが、私全部知ってるよとうそぶきながらなんでか全体複雑にしっとりさせちゃうお話です!ギャグがメインの架空原作に入り込んだ原作ファンが織りなす原作ブレイクぶりをお楽しみ下さいー。
この世には昔『牛の首』という怪談があった。そして、それはもうない。何故なら、その怪談を聞いたもの全てがあまりの恐ろしさに直ぐ死んでしまうからだ。そして、私はそれそのもの。終わりと同義の存在だから、故に終末の今それを物語るために生まれてしまっ...
「……ほろ、ぶ……せ、かぃ」未熟にて生まれた私は、産声よりも先に必死になってこう伝えた。これで死んでしまっても本望だからと目も見えないままに発した私の『予言』は、しかし懸命に私を生かそうとする医療現場の人間たちの騒々しさにかき消されてしまう...
心とは金剛石のように頑なでなくても良い。別段飛沫すら含んだスポンジのように柔く感じたって構うまい。擦り切れて役に立たなくなるまでに使われるそのことにもし、愛があったのなら。蝶とはひどくぶよぶよとした腹を持つ生き物である。綺麗とされる色づきが...
竹林の迷いは永遠へと繋がる。露わになったのはそんな詩歌のような幻想の体現。 迷いの竹林の中に佇む永遠亭は古式ゆかしい和風建築の趣であるが、一体それが何時何処の流行りのものであったのかは判然としない。 よくよく見れば灼けず錆びずにその材の真新
神代小蒔は、空には太陽以外に要らないと言い切れる人である。 月はあまりに冷たい色をしていて、星星は暖を取るにはあまりに微か。 ならば、ついうとうとしてしまいたくなるくらいのお天道様こそ大事に、想い思って愛していた。 「私は――星に願いません
メモ代わりにチョコザップで何をやったほうがいいか、というものを他ブログを参考に書いたものとのなります。 リンクを辿ってどうか参考ブログ様へと向かってみて下さい!
イクスは光彦の家、白河家の屋根裏に住み着いてる。 いや、以前見た光景を思い出すに、屋根裏にて大量の漫画本の隙間にて過ごしているといった方が正しいのかもしれない。 千の次の単位は、確か万だったよな。きっとそれくらいは漫画の数はあったろうし、何
先生。 それはここ幻想郷の人里において小さな寺子屋などを運営する教師達の呼称としてよく用いられているものだ。 そして、この頃新たに先生と呼ばれるようになったのは、稗田の家お抱えの賢者とされる上白沢慧音。 里の中程に新設された寺子屋にて彼女は
抜けるような蒼穹。自然こそがこの世の美しさのベーシック。だがある日、それはナンバーツーに堕した。 「よくないよねー」 世界に天井があることがつまらないというのは、一般人杉山ゆずだからこそ考えることだろうか。 いや、それとも彼女が天を射抜かん
アリス・マーガトロイドは魔界生まれの少女である。 そのため生まれつき魔法使いである彼女には、本来衣食住に対する意識は希薄であっても良い筈だった。 だが、神綺という魔界の神を手本にした彼女曰く子供達同士の相互扶助により大いに学んだアリスは心に
親知らず後に鼻から口まで空気の流れを感じたならばどうすべきか。 それに対してまずは対応医への相談を自分はお勧めいたします。 その理由、結論に至った流れを羅列しますので、どうか判断の一助にして下さい。
町田百合というのは最低値、いやそれこそマイナスから開始した小さき命である。 実親ならまだしも余所人が愛するには些か地獄的に過ぎていた子。 踏みしだかれるべき最低値、哀れまれるべき地獄の蓋はだがしかし。 『トップアイドルになるですぅ!』 地獄
ウマ娘達がその速さを競うということは、人が薄氷を渡ることと似ているのかもしれないと、彼は思った。 そもそも遅ければ氷の下に堕ちてしまうだろうし、そしてほんのちょっと力を入れすぎただけで氷は脆くも砕け散って足を取られてしまう。 最悪没した先に
前衛的を通り越した狂的。赤の強弱だけでどうして美観を創れたのか見るものが見たら唸ること間違い無しの紅魔館。 今日も今日とて湖の霧に包まれた館の底。地下を居住地として構え、むしろ館をただの日光を遮る蓋と捉えている出不精の魔女は手近に居た悪魔に
百合は、ひゅ、と緊張に喉からよく分からない音が出たことを感じた。 それが唐突に乱入し楽曲を中断させた招かれざる客に向けられた、数多の視線の物理的に迫る程の印象の圧力によるものであるのは、語るまでもない。 沈黙の中知らずぎゅ、っと握ったマイク
幼少の妄想。人を殺めかねない不安。崇め立てるべき神聖。 それらは妖怪、怪人、神等など。彼ら発生が空想信仰に依る者どもは、空から生まれた単一であるからこそ、多くが親愛など知らない。 だからその存在が絶対であろうがなかろうが、殆どを対面のみで済
紅美鈴というよく分からない妖怪は、出自を辿ると神獣へと行き着く。 ドラゴン、龍。大いなる自然の具現で、混沌たる力の根源。少し傾けば善となり、反対に向いてしまえば悪となる。そんな、茫漠とした上澄み。 そこから誕生したのが、紅美鈴という妖怪だっ
夢幻。それは、創造に至らぬ想像。とりとめもない、不確か。 夢は消えるもので、幻だってそれと同じ。だがしかし、強度が違うばかりで、ひょっとしたら現実もそれらと変わらないものではないか。 胡蝶の夢。邯鄲の夢。主体は果たしてゆらゆらと、思考を待っ
蝶よ花よの言葉はあれども、誠に野花の生は辛いもの。 日に灼かれて虫にたかられ、水を蓄えることすら難儀する。そもそも、身を委ねた地に命を預けることすら生半可な生き物であっては出来ないこと。 だが、それでも花は咲く。歪であっても汚れていようが、
「はっ、今日も生きるには丁度いい天気だっ」 独り言つ、晴天に白を混じえた黒き一線。 逃げゆく金の長髪を魔女帽で押さえながら昼に忘れた闇夜を空に描くように飛翔しているのは、魔法使いの少女霧雨魔理沙だった。 彼女は霧雨店のお嬢様を辞めて久しく、
全てに見上げられるためにある輝き。何よりも美しく刺激的な、一つ星の形象。 それを計る数字になど欠片の意味もなく、どこまでも幻想的なその決めつけにこそ価値があった。 曰く、最強。 別段三千世界にて比べあったことすらないというのに、その個体はそ
人において分かりやすい証というものは、名前と立場であるだろう。 こと現世においては名刺にでかでかと書かれた名前と所属により、その人を信頼する場合も往々にしてあった。 しかし、幻想に捨てられた際全て忘却してしまった少女には何も存在せず、故にサ
時を止めてしまえば止めた人だって動けない。 そう、時間を止めてしまえば従属する空間だって凍る。そんな中を泳げる人間なんて果たして存在するのだろうか。 勿論、ただの人がそんなことを可能にするのはきっと難しい。また、粒ごと固定された全てを退かす