武家茶道 小堀遠州流 茶道教室 三楽庵のサイトです。茶道の魅力をお稽古や茶会などの行事を通してお届けしています。
紅葉が散りゆく中、来日した大学の同窓を薄茶一服の茶事にお招きいたしました。海外の方には、茶室や茶の作法は驚くことばかりのようです。お軸は「松無古今色」を掛けました。松は年月が経ち古葉若葉が入れ替れども翠一色、世は平等であると示しています。つながる対句は「竹有上下節」です。竹は上下に節があり、世には歴然たる区別や違いが存在することを示しています。違う国に生まれ、違う環境に生き、それでも変わらぬ友情で結ばれて再会を果たすことができた喜びを表しました。お点
地域タグ:茅ヶ崎市
炉開きの11月、最初のお稽古です。露地には石蕗の花が、華やぎを添えています。躙り口から茶室に入ると、松籟の音が静かに響いています。亭主の茶筅を振る音、絹の袱紗を捌く音、静かで穏やかな時が流れていきます。お菓子は「亥の子餅」(京都 京菓子司 千本玉壽軒)をご用意いたしました。
地域タグ:茅ヶ崎市
日本茶道連盟 第百拾八回茶会 於 護国寺 令和五年十一月三日
秋晴れの文化の日、日本茶道連盟による茶会が護国寺にて催されました。全七席、流派が異なる席主による茶会です。小堀遠州流からは、金子宗弘先生が不昧軒にてお席をお持ちになりました。当流独特の硯屏の点前です。花は椿 炉開き。琵琶床に飾られた「菊好み遊山箱」(六代目尾上菊五郎旧蔵)は、燗酒器まで付いた雅なお道具です。遊山箱内の重箱に盛られたお菓子は「山路の菊」(横浜 御菓子司 打出庵大黒屋)です。桜紅葉の散りゆく中、思い出に残るよい茶会でございました。
地域タグ:文京区
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