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読書好きが読んだ本のレビューを書いています。いろんな分野の周辺部には新たな出会いがあると思っています。辺境のカフェで話すみたいに日々のできごとや大好きな本のことなど思いつくままに書いています。

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2023/09/13

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  • 映画『キサラギ』

    阿津川辰海さんの短編集『透明人間は密室に潜む』の中の一編「六人の熱狂する日本人」についてのあとがきで、同じような設定の映画『キサラギ』が大好きだと書かれていたのを読んで、見てみたいと思い、DVDを買いました。 めっちゃおもしろかった。 売れ

  • 『透明人間は密室に潜む』阿津川辰海

    読書日記での膨大な読書量とわかりやすい解説に絶大な信頼を置いている阿津川さんの短編集です。 表題作は、透明人間病というものが存在し、透明人間が普通に存在する世界での物語。 透明人間が生活するには、そして殺人をするときにはどんなことに気をつけ

  • 『ジェリーフィッシュは凍らない』市川憂人

    第26回鮎川哲也賞受賞作。タイトルは知っていてずっと読みたいなあと思っていたのを今回やっと読みました。 あらすじを読むと、内容が理系・科学っぽいし、設定が外国で登場人物の名前もカタカナなので読みにくいかな、と勝手に想像していたのですが、実際

  • 『この本を盗む者は』深緑野分

    SNSで見ておもしろそうと思い購入。表紙がかわいくて好きです。深緑野分さんは初読み作家さんでした。 「本の町」読長町の中心的存在である「御倉館」を運営する御倉家の高校生・深冬は、本が大嫌い。 ある日、御倉館から本が盗まれたことで本の呪い「ブ

  • 『推理大戦』似鳥鶏

    ほんタメで「ほんタメ文学賞」2021たくみ部門受賞していた動画を見て、おもしろそうと思い購入。 ちょうど気になっていたところに文庫化されたのを書店で見かけて買いました。 日本の大富豪が発見した「聖遺物」を賭けて世界から集まった名探偵が推理ゲ

  • 『名探偵のはらわた』白井智之

    SNSでの評価も高くて、なんと言っても表紙が大好きな遠田志帆さんなので、気になっていたのですが、白井さんの本ってグロいって聞くしなあ、、と気が引けて何度か書店で手に取っては棚に戻す、というのを繰り返していました。 今回、思い切って買って読ん

  • 『優等生は探偵に向かない』ホリー・ジャクソン

    『自由研究には向かない殺人』が面白かったので、シリーズ第2作目の『優等生は探偵に向かない』を読みました。 じつはけっこう前に買ってはいたのですが、その分厚さにちょっと気が引けて、しばらく積んでいました。 今回、えいやっと気合を入れて読み始め

  • 『氷菓』米澤穂信

    米澤穂信さんの小説は初めて読みました。 『黒牢城』は前から気になっているのですが・・・ そんな米澤穂信さんの古典部シリーズというのがあると知り、読んでみました。 高校に入学した主人公の奉太郎は、同じ高校を卒業した姉からの手紙で、廃部目前の「

  • 『カラスの親指』道尾秀介

    タイトルは前から知ってたけど、読んだことなくて、ほんタメのたくみさんの大好きな道尾秀介さん読んでみようと思い購入。 道尾秀介さんの作品は『シャドウ』に続き2冊目です。 『シャドウ』のレビューはこちら。 詐欺師のタケさんとテツさんはある出来事

  • 『ハサミ男』殊能将之

    第13回メフィスト賞受賞作。SNSやミステリー小説のおすすめでもよく見かけていたので読んでみました。 美少女を絞殺、首にハサミを突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。物語はこの鋏男が3人目の被害者を決め、家の周りを下調べする場面から始まります。

  • 『天上の葦』太田愛

    大好きな太田愛さんの鑓水・修司・相馬の3人組シリーズ。『犯罪者』『幻夏』に続く第3弾です。 鑓水と修司のもとに、前作での天敵、磯部議員の秘書・服部がやってきて、渋谷のスクランブル交差点の真ん中で死亡した老人が、最期に何を指さしたかを調査する

  • 『魔眼の匣の殺人』今村昌弘

    今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』を再読してすごくおもしろかったので、同じ剣崎比留子シリーズの『魔眼の匣の殺人』を読みました。 表紙はもちろん前作に続き遠田志帆さんです! 葉村くんと比留子さんは、前作の事件の元凶となった斑目機関について調査する

  • 『十戒』夕木春央

    『方舟』がすごくおもしろかったので、こちらも購入して読みました。 結果、めっちゃおもしろかったです。 わたしずっと「じゅっかい」と読んでいましたが、夫が通りすがりに「お、じっかい、これ話題だよね」と言って、それで「じっかい」と読むことを知り

  • 『汝、星のごとく』凪良ゆう(ちょっとネタバレあり)

    『流浪の月』がすごくよかったので、こちらの作品も読みました。 『流浪の月』で2020年本屋大賞を獲った凪良さん、この作品でも2023年本屋大賞を受賞しています。すごい。 瀬戸内の島に住む暁海と櫂。それぞれ親が頼りにならず、子供の2人が世話を

  • 『屍人荘の殺人』今村昌弘

    数年ぶりの再読。 大学のサークル合宿で泊まったペンションで起きる連続殺人事件。 ペンション全体がある特殊な状況で密室状態になり、さらにペンション内の部屋で密室殺人が起きる。 前に読んだ時は、ペンション全体が密室状態になったある状況が衝撃的す

  • 『正欲』浅井リョウ

    SNSで感想をよく見かけていて興味があり購入。 小学生の息子が不登校になり友達とYouTubeを投稿し始めた検事。 大学の文化祭の実行委員をやることになった女子大学生。 地元のイオンの中の寝具店に勤める女性。 まったく接点のない3人の日々が

  • 『乳と卵』川上未映子

    村上春樹さんと川上未映子さんの対談本『みみずくは黄昏に飛びたつ』を読んで、芥川賞受賞作の『乳と卵』を読もうと思いました。 川上さんの本は、先日『ヘヴン』を読んだのと、もっと前に『夏物語』を読みました。 この『乳と卵』は『夏物語』の登場人物が

  • 『みみずくは黄昏に飛びたつ』川上未映子 村上春樹

    川上未映子さんの『ヘヴン』を読んで、そういえば村上春樹さんとの対談本も持っていたんだったと思って再読。 単行本が出てすぐ買って読んだのですが、今回文庫版を買って読みました。 文庫版には、単行本でのインタビューの2年後に行われた「文庫版のため

  • ガリレオシリーズ⑨『沈黙のパレード』東野圭吾

    ガリレオシリーズをまとめて読んでみよう企画第9弾です。 いよいよ9作目まで来ました。2023年11月時点で文庫化されているのはこの作品までです。単行本で10作目『透明な螺旋』が出ています。 3年前東京で突然行方不明になった女性の遺体が静岡の

  • 『流浪の月』凪良ゆう

    2020年本屋大賞受賞作品。前から読みたいと思いつつ、なぜか今まで読んでなかった。もっと早く読めばよかったー。めっちゃよかったです。 文庫版出た時から何度も手に取りつつ、なんとなく後回しにしていました。 それから、裏表紙のあらすじ。申し訳な

  • 『シャドウ』道尾秀介

    道尾秀介さんの本はもしかしたら初めて読んだかもしれません。 本格ミステリ大賞受賞作ということでこちらの作品を選びました。 小学五年生の凰介の母が病死した数日後、幼馴染の母親が飛び降り自殺した。それ以来幼馴染の少女の様子がおかしい。父親同士、

  • 『方舟』夕木春央

    本格ミステリランキング第2位受賞作。 前から読みたいと思っていてKindleのセール期間中に購入していたものを、今回ようやく読みました。 大学時代のサークル仲間で別荘に向かう途中、メンバーの一人が寄り道に誘った地下建築・方舟。 迷いながら辿

  • ガリレオシリーズ⑧『禁断の魔術』東野圭吾

    ガリレオシリーズをまとめて読んでみよう企画、第8弾まで来ました。 『禁断の魔術』、長編です。 高級ホテルで女性の死体が発見される。 湯川の元に高校のずいぶん後輩の若者が訪れる。 フリーラーターの男性が自宅で殺害される。 これらが少しずつ繋が

  • 『十角館の殺人』綾辻行人

    大学生の時に読んだことはあったけど、最近またミステリーをたくさん読んでいるので、名作であるこの『十角館の殺人』をもう一度読もうと思って購入。 大学のミステリー研究会メンバーが、島にある十角館で合宿をする。同じ島にある本館は以前火事で焼けてお

  • ガリレオシリーズ⑦『虚像の道化師』東野圭吾

    ガリレオシリーズをまとめて読んでみよう企画、第7弾は『虚像の道化師』。短編集です。 本書に収録されている短編は以下の7編です。7つも!お得! 第一章 幻惑す(まどわす) 第二章 透視す(みとおす) 第三章 心聴る(きこえる) 第四章 曲球る

  • 『正体』染井為人

    SNSで感想を見かけておもしろそうと思い購入。 染井さんの本は初読みです。 文庫本が思ったより分厚くて最初ちょっとビビったけど、面白くて1日で一気読みでした。 夫婦と2歳の子供が自宅で惨殺された事件で死刑判決を受けた少年死刑囚が脱獄した、と

  • 『ヘヴン』川上未映子

    近くの図書館で開催された読書会の課題本だったので購入して読みました。 前にも読んだことはあったのですが、今回久しぶりに読み直してみて、前に読んだ時よりもすごくおもしろいと思いました。前はいじめがひどすぎて読むのがつらい・・・という印象が強か

  • 『此の世の果ての殺人』荒木あかね

    中学生の息子が「車に関する本を一冊選んで読む」という学校の課題のために選んで買った本です。息子が読み終わったので、私も読んでみました。 これが「車に関する本」として適当なのかどうかは微妙ですが、とてもおもしろかったです。 息子、なかなかいい

  • ドラマ『Nのために』

    湊かなえさん原作の小説がドラマ化されていたので、見てみました。 一話目見て、これ先に原作読みたい!と思って本屋さんに買いに行き、原作を読んだらすごく良かったです。その後にもう一度ドラマに戻りました。 高層マンションの一室でクリスマスに野口夫

  • 2023年10月に読んだ本ベスト5

    2023年10月に読んだ本は30冊でした。 その中でとくによかったものベスト5を発表したいと思います。 第1位 『幻夏』太田愛 太田愛さんの作品をこの本で初めて読みました。3人のキャラクターもいいし、事件の背景も読んでいて涙が出そうだったし

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