バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の10日目。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の9日目。2013年10月9日に公開したのが「Crazy Horse」という銃照準器ゴーグルをつけた馬の作品です。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の8日目。2013年10月8日に公開したのが「Plato Quote」と呼ばれる、古代ギリシャの哲学者プラトンの名言を引用した落書きです。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の7日目。2013年10月7日に公開したのが、傷だらけの赤いハートの風船「Love Hurts」です。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の6日目。2013年10月6日に公開したのが「Rebel Rocket Attack」という動画作品です。

バンクシーがニューヨークで開催した「Better Out Than In」の5日目。2013年10月5日に公開したのが、移動式の庭園に改造された配送トラックです。1992 GMCの配達トラックはボロボロで、グラフィティがいたるところに落書きされています。イーストビレッジを出発してからは、毎晩夕方から別の場所をツーリングしますと発表されたインスタレーション・アート。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の4日目。2013年10月4日に公開したのが、ブロードウェイを変革させる3つの作品です。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の3日目。

バンクシーが、ニューヨークで開催した「Better Out Than In」の2日目。

「Graffiti is a Crime」の意味は「落書きは犯罪」です。バンクシーがニューヨークで開催した「Better Out Than In」の初日、2013年10月1日に公開したのが「Graffiti is a Crime」という落書き禁止の看板に手を伸ばす2人の少年を落書きするというユーモア溢れる1作品目「The Street is in Play」です。

路上で販売されたバンクシーの本物はわずかしか売れなかったのに対し「偽物バンクシー」のプリントはすべて完売しました。バンクシーのデマと本「フェイクブック」で有名なデイブ・チシレッリは、バンクシーの販売からわずか1週間後に自分のブースを設置し、バンクシーのブースと同じ価格とセットアップで「フェイクバンクシー」のプリントを販売しました。

モンキーが首から下げている看板には「Laugh now, but one day we'll be in charge（今は笑え。いつか我々が支配するから）」と書かれています。 風刺の効いた特徴的な作品で、バンクシーが差し迫った革命を警告しているかのように、モンキーが蜂起を準備していることを示唆しており、嘲笑と脅迫の両方を含んでいます。

バンクシー作品の特徴的なチンパンジーが持つ看板に書かれた「Keep it real」の意味を直訳すると「本当のままにしておけ」です。スラング表現で「自分らしくあれ」というような意味になります。本質が伴ってないのに格好つけたり、偽ったり着飾ったりするのではなく、自分に正直であれ。というようにネイティブでは人を励ましたり、注意したりする時に使います。

「銃を持つパンダ（Panda With Guns）」は日本でもバンクシー作品として有名ですが、海外では本物ではないと言われています。海外では、ジュリアン・ファントン・ダンドンというフランス人が、ドイツのベルリンを拠点とする「 Bad Panda Records 」というレコード・レーベルのロゴとして制作したと知られています。

「シリア移民の息子」は、2015年12月にフランスの都市カレーにある、難民・移民キャンプ「ジャングル」の壁に現れました。第二次世界大戦後にアメリカに渡った、シリア移民の息子「故スティーブ・ジョブズ(Appleの共同創設者で元CEO) 」を、旅する移民として描いています。バンクシーがフランスで絵を描くのは、これが初めてです。

バンクシーの退化した議会（Devolved Parliament）は2009年にブリストル美術館で記念碑的な絵画として発表されました。イギリス議会が猿によって運営されていることを意味する作品は、EU離脱で混乱する英国議会を予測していたと話題になりました。

「Napalm」というタイトルのこの作品は、1972年6月8日にベトナム戦争中に写真家ニック・ウットによって撮影され、ピューリッツァー賞と、世界報道写真大賞を受賞した「ベトナムの少女（Napalm Girl）」をモチーフにしたものです。

「愛はゴミ箱の中に」は、英語で「Love is in the Bin」です。2018年10月5日にバンクシーの代表作「Girl with Balloon（風船と少女）」が、オークション中にシュレッダー付きの額縁によって裁断された介入芸術作品の1つです。

謎のグラフィティアーティスト「バンクシー」の正体は誰も知りません。ただ、彼のアートワークは世界中で知られています。「私たちが人生で行うことは、永遠に響き渡る」と書いているように、世界中でグラフィティを描き続けるバンクシーの言葉をお楽しみください。

バンクシー展は、世界中で開催されていますが、バンクシー本人は非公式・非公認の展覧会として非難しています。本当に非難しているの？裏ではバンクシーが仕切っているのでは？という声もありそうですが、バンクシーは公式サイトで、「FAKE」と題したページに非公式展をリストにしてこのように抗議文を掲載しています。アーティスト本人は関与していない展覧会です