4月21日(日)長年行きたいと思っていた足立美術館へ、ようやく行くことが出来た。倉敷から特急《やくも》に乗って北上。安来の駅前送迎シャトルバスに乗って20分ほど行くと、観光バスや個人の自家用車まで朝から来
能登半島で、オリジナルの着物を創作。ロウケツや絞りの草木染め。CG等、染とデザインを行っています。
能登の暮らし、アート、美術絵画の話、CGやイラスト、アクリル絵画、草木染めなど創作に関する内容が多い。田舎で暮らす日々の出来事、地域活動などを書いています。 本業は染色。 http://notonote.tank.jp/
4月21日(日)長年行きたいと思っていた足立美術館へ、ようやく行くことが出来た。倉敷から特急《やくも》に乗って北上。安来の駅前送迎シャトルバスに乗って20分ほど行くと、観光バスや個人の自家用車まで朝から来
4月20日(土)倉敷民藝館を訪れた。人気の観光地は相変わらず人があふれ、特に外国人の親子連れが多かった。 民藝について今更だが、倉敷民藝館の初代館長 外村吉之介氏の言葉では、民藝品の性質には実用的なも
ササユリの栽培を始めて5年目になる。工房の南向きの丘の半日陰の場所に防風ネットで囲んで、毎年花の咲くのを楽しんでいる。小さな三角形の薄い枯葉色の種を蒔いて、芽が出て7年くらいで花が咲くという。プランタ
三年目のアカネが点から線になる。 アカネ畑栽培のメンバー3人のスケジュールと畑の作業の天候が一致しなくて、なかなか牛糞を撒くことが出来なかったが、ようやく実施できてトラクターで2回耕すことが出来た。
能登上布に手描きの模様を描きたい、というご希望の講習は図案を完成し下絵を描いて、初めての墨濃淡の手描きに挑戦。今回は木綿布に試し描き。さすがに初めての挑戦で能登上布に描いてもらうことは怖すぎる。 だが
能登上布に手描きの模様を描きたい、というご希望の講習なので、まず図案を描いてもらうことにした。いろいろと着物に関わって来られた結果、ご自身で学んで描いたり染めたりしたくなったのだという。 ということ
今日は4年目の畑に発酵牛糞搬入、周囲の草刈りと三年目のアカネの整備を続けて行った。 植えてから 三年目のアカネは先日の モヤシ状態 から、春の日差しを全面に浴びて凄い勢いで育っている。防草シ-トが邪魔
100日目の雨上がり。命の水は立山に、海に、丘に。スイセンに、シャクヤクの芽に、アンズに、フキノトウに、イタドリに、ヒメオドリコソウに、リュウキンカに、ヤブツバキに、アオキの花に届いて輝くのに。シャクヤ
4年前、2021年7月2日に試験的に植えたアカネの根を掘ってみた。竹などが太い根になり茎も育って畑の状態が悪くなったので、一旦整理し直し。アカネも4年目になり根の発育具合を調べ、試験染めを行い根の掘り方と
4月5日、6日晴れ。昨日と今日はアカネ畑の草取りと新しい6畝のメンテ日だった。敢えて明記するのは、今後の草取りの基準日として《少し遅い》ということを後年に判断させるため。誰に判断させるかというと、私にだ
4月になって畑仕事も始まり、工房の取り組みも新たな気分で新しい取り組みも始めることになった。工房へ体験に来られる人で明確な目的を持っている場合、多くは難易度の高い染めを希望される。今回の方は手描きロウ
能登半島地震から3か月が過ぎた。そろそろ畑仕事の季節でご近所さんも外で賑やかな会話、私も止む無く耕運機で畑を起こすと、さっそく妻はジャガイモを5畝植えた。 私は地震で液状化したアカネ畑へ行って、まずア
3年目のアカネ畑の作業は、地震で液状化した畑をトラクターで耕すことから始まった。まずは草刈りから!(^^; 昨日の午前中は私が所用で出られなくメンバーが先に作業を進めて、午後から一緒に地震で倒れたワイヤー
毎月の満月を写真に撮るのを楽しみにしていたのに、3月満月の25日は曇り。26日は雨、ようやく昨日27日に月夜になった。少し欠けた月は表情が変わっていて、かえって面白いかもしれない。と自分に言い聞かせて夜の海
ウルシ染めの追加注文が入ったので染料チップの在庫を見ると、ほとんど無くなっている。急遽チップ造りの作業に取り掛かる(^^ゞ 工房で使うのは野積みで保存している輪島産のウルシ廃材。伐採してから5年ほど経過
毎日のように捨てるものを束ねているが、断捨離というほどスパっ!と決められない。文庫本の小説や漫画の単行本は縛ったし昔の着物の作業図案は束ねてあるが、描いた絵の原画や色付き図案は捨てにくい。妻が「こんな
早朝のカメラスケッチ、太陽の光と交互に雪降る日には予想外の写真も撮れるけど、毎日不思議な光景に出会えるわけでもない。それでも移ろいゆく景色の中、植物は確かな変化で魅せてくれる。昨日と今日の写真は冬の最
まだ雪が降る。鉛色の空は水平線を途切れさせ、鈍色の海を溶かしている。時折朝陽が出て輝いた波が、沖の小舟を包み込んで、飲み込みそうになる。 小舟は向きを変えて、盥の如くに波間に消える。カメラを持つ私の
地震で倒れた本棚を起こして不要な本を捨てる作業に掛かったが、その資料部屋に散らかった物も片づけた。過去に買ったもので大切にしていた品が出て来たが、いくつか処分することにした。 景年写生帖が7冊(今尾
徳島の旅、最後は美馬市のうだつの町並みを観に行った。うだつの上がらない私だからこそ、行ってみたくなったのか?と思った(^^; いままで何ケ所かの《うだつ》を観てきたが、美馬の袖壁《うだつ》はボリュームが
3月9日(土)長年の夢だったけどなかなか実現しなかった染め、徳島のスクモ(蒅)藍を学ぶことが実現した。私の工房では草木染め全般を染めるので藍染めも行うが、主にインド藍を使って染めることが多い。国産の藍も
8日は手絞りの伝統的な技法と染めを観るために、京都絞り工芸館へ。能登の工房で絞りを始めたのは1995年頃から、妻が手縫い手絞りで草木染めの模様を染め始めた。今更であるが、実のところ当時の妻は絞りの基本や伝
3月6日午後から金沢へ行き、京都と徳島への染めと絞りの研修に出かけた。この地震の復興最中に能登を離れるのを悩んだが、能登にいて断水で染め仕事もできない2か月を過ごし、通水してからも毎日節水という町の放送
雪から伸び出たフキノトウを色鉛筆で描いた。さすがにA4コピー紙に色鉛筆では表現に無理があったので、画用紙とケント紙を探した。画用紙はあったが手元にケント紙が無くて、似たような感触の厚手のプリント紙で描い
色鉛筆絵というのをテレビ番組で何度か見ていたが、藍染めで知り合った女性が《カリスマカラー》の色鉛筆で多彩な絵を描いているのを知り、そういえば若いころ12色を使っていたのを思い出してセットを買い足した。地
今朝の雪、が融けていく前にカメラをもって出かけよう(^^ 朝ご飯が終ってすぐに外に出てみたが、朝日に照らされて融けていく。まだ融けるなと思いながら、今年最後の雪であれば良いな~と。 雪を払ってフキノトウ
1月1日から2024能登半島地震によって断水していた上水道が、59日ぶりに通水した。バルブを開けるとドバッ!!と勢いよく濁った水が飛び出してきた。ほんの数秒流したのち、かすかに消毒液の匂いを残して綺麗な水道
2月も終わろうとしている。昨日の雨が今朝は小雪、消えては降って消えていく。いつものように雨水を溜めて、今日はバケツの数が30個を超えていた。 海は荒れて風も冬のままに、丘に上がると数多のヤブツバキの花
冷たい雨が降っているので、今日も軒下に20個ほどのバケツを出して、雨水を溜めている。それが今日の唯一の仕事だったかな(^^; こんな日は家の中でスケッチするしかない。去年はずっと枯れた牡丹の花を描いてい
雨も上がった午後、中能登町へ行き能登上布に手描き四季の花タペストリーの展示を行ってきた。能登半島地震のせいで各方面に影響が出て、スケジュール変更があり本日の展示になった。私も工房が断水中で他に予定も立
昨夜は一晩中風の音が鳴り止まず、家の周囲は枯葉が飛び折れた小枝が散らばっていた。騒々しい夜だったが久しぶりに雨も降って、軒下に置いた青い水タンクに雨水が溜まっていた。ちょうど雪解け水が無くなった頃で、
このところ晴れの日が続いて、海の向こうに立山連峰が美しく浮かんでいる。断水のまま仕事もできないので写真を撮って過ごしていたが、冬の晴れた空に真白い雪の峰々は日々異なる表情を映し出して、朝に夕べに楽しま
午前7時、朝の海がまぶしいけど、-2度、放射冷却かな。ザックザックと霜を踏み歩くが光射してみるみる間に霜が融けていく。気持ち良かったが、全身が冷え切った(^^;) 2月17日、霜を踏むのも今年最後になれば良い
朝の太陽の光が変わったようだ。空は澄みわたる青色が広がり、風が出てきて東南の海の向こうに戴冠の立山連峰が映えて、波頭がキラッキラッ輝いていた。 その景色を見て栃木県、奈良県、静岡県のゼッケンをつけた
2月11日 12時36分ごろ 石川県能登地方 震度4。もう嫌になるほど聞き飽きた、このグワグワグワン、グワグワグワン、勘弁してほしいわ。幸いなことに震度4では何かの被害が出るほどではないが、心理的ダメージは蓄積
地震から39日になるが未だ断水は変わらず、飲料水は自衛隊と県外の給水車と地区のボランティアの若者のお世話になっている。コップ一杯の水で歯を磨き、もう一杯コップの水を溜めた片手で顔を洗うのは、慣れても難し
指定避難所になっていた諸橋公民館が、2月4日で避難されていた方全員が退所された。諸橋公民館、ボランティアの皆さん、ひとまずの区切りまでお世話様でした。被災してご自身が苦しい中でも、笑顔で勤めてくれた皆
今日は日差しが出て暖かい一日、生活用水のタンクの氷も雪も融けてきた。お昼は避難所の炊き出しで《すき焼き風どんぶり》を戴いて、1週間に一回のご近所のお風呂も、ありがたく戴いた(^^ 能登上布の四季の花も
仕事の納期が迫って有無をいわずに染めをして、四季の花を描く。仕事が出来ることは、ありがたいことだ(^^ 能登上布など麻布に染める染料もあるが、今回はあまり水を使わないでも作業できる布用の絵の具を使って
里山海街道と金沢間の道路状況が良くなってきたようで、一昨日から差し入れが届いて驚きと感謝でいっぱいです。7年ほど前にご家族で体験に来られたWさんから、2ℓ飲料水ペットボトルを48本、大量の水をいただきまし
今年最初の満月に空を見上げて、雨がパラパラと落ちて諦めた夜。9時過ぎて妻が台所の窓から満月が見えた、と言ったので、今度はカメラを抱えて2階の出窓に寄りかかった。雨上がりの空気の中、光が冴えすぎて平板な写
雪は10㎝足らず、晴れ間も広がって今朝の気温も0℃~2℃ほど。いつものように公民館へ行き、自衛隊員と消防団員から給水してもらった。命を繋ぐ飲料水!ありがたく戴きます(^^ 日差しが出てきたので雪が融けないう
建築物の応急危険度判定士さんが集落の家屋の被害を調べていった。我が家は離れの屋根の瓦がズレており黄色「要注意」落下物危険という事だろう。ご近所を見てみると、殆どが黄色で1割が赤、1割が緑という感じだろ
今日は比較的暖かく終日、雨。染仕事の我が家にはバケツが沢山あるから、妻は雨水を並べて一日中、洗濯。今は壊れた家を見ていると、苦しくなる。今は、そればっかりが見えるから溜息を吐く。生真面目に生きてきた人
今朝はポリ容器に溜めた雪解け水が凍っていた。このところ身体もガチガチに固まって、気付かないうちに何度もため息をついていたようだ。一昨日は2週間ぶりにお風呂に入って、昨日は本を読んで横になり知らないうち
地震から2週間が経って。先日シャワーを使わせてもらったご近所さんから「お風呂入れます」といわれて、久しぶりに湯船につかることができた。ありがたい!大感謝です!70年以上生きてきて、これほど長い期間お風呂
地震から12日。電気電話は通じている。飲料水は毎日ポリタンクを持って自衛隊さんに支給してもらっているけど、水が自由にならないので染め仕事は出来ない。だから、焦っても仕様がない(^^; 妻の母を家族に迎えて
※お墓の倒壊写真です。墓守の独り言なのでスルーしてください。17時59分 新潟県長岡市が震度5弱 震源地は佐渡 能登は震度4 家の裏山(丘)には先祖が仕えた地主の墓と先祖の墓と父母の墓が合計3基、向き合って
集落の神社と寺にも被害が出たが、特に若宮八幡宮は石造の鳥居2基が壊れ、狛犬や灯篭、石垣等ほとんど全てが壊れたと言っていいくらいだ。参道の入り口の鳥居は以前の地震で壊れて新しくしたのだが、原形をなくして
能登半島地震によって社寺の被害が報道されている。義母の避難している宇出津へ行ったおりに、神主が幼馴染の酒垂神社の被害が大きい、というのを聞いて行ってみた。大きな石造の鳥居は倒壊し寄進された数多の灯篭は
2024年元旦、穏やかなお正月だと安心していたところ、大きめの地震が来て収まって京都の染料店から電話でお見舞いをいただいたとたん午後4時10分、激しい地震に襲われ電話は途切れるが長い長い揺れが続き、ビシッ!
1月とは思えない晴れた明るい空の下、義母の家の片づけと避難所の様子を見にいくことにした。日中は家に帰り室内の片づけをして避難所にいる人は少なくなるが、夜には満員程に多くなるという。 工房の2階から見た
冬の晩御飯は手軽に鍋が多くなり、市販の味も沢山あるが、やっぱり《いしる鍋》が魚介類の美味い能登にはぴったりだと思う(^^;) 二人暮らしの老人家庭の大晦日は日常とあまり変わりない。チビチビとお酒を飲んで
満月が近づくとカメラの準備をして空を見上げるのだが、曇りや雨で撮れないときも多い。昨日は寒かったので外に出ないで、仕事場の出窓から写した。 あまり天体には詳しくないから新聞の月齢欄を見て、満月の夜の
本日の諸橋公民館事業は《こんやく作り》。今年最後の住民参加の講座である。地域の人が参加して楽しく学べるのが公民館の事業としては一番かな(^^ うっかり参加予約をしてなかった私(^^;)も混ぜてもらって、今日
12月24日に石川県能登町沖で今シーズン最多の寒ブリが獲れ、約3千本が金沢の中央卸売市場、約200本が能登町の漁協能都支所で競りに掛けられたという。我が家も、そのおこぼれに預かり昨夜は刺身に、今夜は鰤しゃぶ
久しぶりに40cmほどの積雪となった。昨日は朝から雪かきもして停電も何度かあって仕事にならず、今朝も新たに積って深いところは40cmを越えるほどになっていた。 車は3段階の積雪、昨日の除雪が原因で変な形に埋
とうとう今年も積雪の日がやってきた。午後5時、富山湾に面した南向きの工房は積雪3cmだが、街中や他の市町では10㎝以上積っているようだ。 気温も低くなり、冷え込みも厳しく外は吹雪!こんな日は終日工房に籠っ
年の終わりになって、今年の染めを振り返ってみる。能登独自の染めとして輪島産ウルシのチップと能登産アカネという2種類の柱が出来たことで、能登の草木染めという土着の仕事にできたことが嬉しい。それらを能登で
昨夜は北西の風がゴーーーーと唸りながら吹き荒れて、家の方々がギシギシ・ビリビリと響いて《雪起こし》襲来!そして今朝は家の周囲に初雪うっすらと。12月中旬で積雪もないのだから、過ごしやすいのかもしれない。
今年も公民館の男の料理教室が始まって、第一回目の料理は《じゃこ焼きめし》…など。 男の料理教室と銘打って行わないと参加できないのが、微妙なニュアンスの現実。かくいう私も参加2年目になって、料理を作る
毎日のように雨が降り木枯らしが吹き荒れて、家の周囲の掃除をしても次の日には枯葉だらけになる。小枝が家の屋根にかぶりノコギリでは切れなくて、高枝バサミでも切れなくて通販でコードレスの高枝チェーンソーを買
昨日の午後、依頼者に預けていた図案がボツになった・・・いや、特別なことではなく普通にあることなのだが(^^; 20歳代に染色工房の図案部にいて着物の図案を描いていた。バブル期の着物図案は具象・抽象・古典模
今年最後のアカネ畑の作業。葉が生い茂ってワイヤーネットの上に固まっているので、雪が降ると積った重さでネットが歪み曲がったり折れたりする。雪がネットから下に落ちて負荷が掛からないように、ネットの目を塞い
能登上布の着物長さ14mを能登産のアカネを使って加熱浸染。着尺そのままの長さをそのまま染めるのは少し危険が伴うので、袖+身頃×2と衿衽+試験布の3つに分け1つのタンクに入れた。 上布の繊維の重さは合計で65
12月に入って寒くなってからの藍染め体験は、水仕事を覚悟の上で。30年くらい前に町のイベントで使う草木染めのハンカチ制作のお手伝いをしてもらった山下さんが、着ていない白の洋服を藍色に染めるために来られた。
午前中、雨が降りそうなのに降らない間にアカネ畑へ行って、1時間ほどで急いで種子を採ってきた。降り出した雨が強くなった午後、吹きすさぶ北風は杉の木を音を立てて揺らし、じわりと冷えて来た。今夜の月は見えな
能登半島の人口7,000人あまりの穴水町、その東端の400戸ほどの6集落を諸橋地区という。私たちの暮らす奥能登の過疎の限界集落で30年以上続いていた文化祭は、コロナ禍で3年間の芸能の発表会を中止していた。 過
クラフト染めの体験講習とは、いつもと少し異なる内容だった。富山在住のご夫婦が趣味でレザークラフトを行っていて、藍染めとウルシ染めの体験講習に来られた。持ち物を見るとお二人とも皮のバッグを持っており、黒
染色はザックリいうと色と形の世界と言えるが、草木染めは藍染めも含めて染める人によって色を重視する人と形を重視して仕事をする人に分かれる感じがある。もちろん色も形も両方とも重視するのが良いが、染めの技術
どちらも自然の藍の色素を使って藍色を染めるが、すくも藍はタデ科の植物を《すくも》にして灰汁によって発酵させ、インド藍は東南アジアのマメ科の植物の藍色素をハイドロとソーダ灰を使って発酵させて藍色を染める
諸橋公民館の草木染め教室、今回は輪島産のウルシチップを使った巾着の染め体験。公民館の呼びかけに12名の皆さんが参加した。 輪島産のウルシの木を数年間野積みしてカブレるウルシ液が出なくなった廃材をチップ
北の国から雪が降るニュースが流れてきて、能登でも10日後には初雪が降ることもある。その前にアカネ畑の遮光ネットを全て取り外さなければならない。遮光ネットに積った雪の重さでワイヤーネットが曲がったり折れた
11月中旬の雨、一気に寒くなってアカネの実が色づいてきた。雨が上がったのでアカネ畑へ行き、色づいて黒くなってきた種から採取し来年のために保管する。 試験栽培から3年、干ばつや夜盗虫等にも負けずアカネは
今年は半年かけて牡丹の絵を描いたが、何かが足りないと思っていた。おもいっきり牡丹を描きたいという気持ちで新芽から蕾、花の盛りと花びらの散るのを描いた・・・しかし、まだ枯れた牡丹を描いていないと気づいた
久しぶりの晴れの日、午前10時、金沢工大の学生さんが古民家改修の建具の一部に使うためアカネ染めにやってきた。建物内部のCGを見せてもらって、框戸(かまちど)に張る麻布を薄色で渋いめのアカネ色に染めることに
草木染め教室の藍染め暖簾などで《ミシン絞り》を行うことも増えて、幾何学模様の連続する絞りが展示されることもある。工房の絞りは手縫いがメインだが、教室では指が痛かったり体力が無くなったりの人にはミシン絞
昨夜は文化祭出品の絵画と草木染めの準備で午前4時過ぎまで手間取ってしまい、今朝は3時間弱の睡眠で起こされた!!!荷物を車に詰め込んだら、生ぬるい風と激しい雨が襲ってきた。 絵画の展示、その1 その
草木染めの展示コーナーは絞り作品がメインになっている。60歳代から80歳代までの女性ばかりの中に、発足当時から男は一人だけだった。・・・私は図案描きと染めの工程を考えるのが仕事で、女性たちの針仕事による《
夜盗虫(ヨトウムシ)に葉を食べられて全滅しそうだったアカネは、数回の雨によって再生し葉が畝全体に広がっていた。そして生き残った2年生の畑には4ミリほどの実が数えきれないほどあり、まだ花も盛りのように咲
昨日の藍染め体験は東京の高校生2年生20人、我が工房の体験室では最多人数で行えた。これ以上は過密で、机も出せないし作業もできない。コロナ期間ではなくて良かった。 木綿ハンカチの絞りの折り方を説明し、見
夜半に雨も降っていたこともあり、畑作業をいったん休止、草刈りも出来なさそう。こんな日は町の文化祭が近いので、少しづつ絵を描いているが、なかなか進まない。若いころはもっと早く描けたが、考えないで描いてい
今回は能登上布の生平ノレンを合計9点描いたが、全て異なる図案で仕上げてみた。最後は夏秋草模様で菊に芒、萩に野葡萄を組み合わせて、上から降りて来るタイプト下から伸びて上がる2種類を描いた・・・これは同じ
久しぶりに上布にノレンの墨濃淡の模様で松を描いた。墨絵で松を描くと有名な画家のイメージにとらわれるので、松の木の観察に出かけ写真を撮ったが、ご近所の盆栽の方が格好良かった(笑) 依頼主の希望が、あまり
上布にノレンの墨濃淡の模様で描きやすい模様もあれば、表現の難しいものもある。依頼する方は、余りそういうことは思わないかもしれないが(^^; 生成りの生地の上に描くのは、ザックリとした表現で濃淡の面白さを
このところ毎日のように能登上布の生平暖簾に向きあって、黙々と墨画を描いている。かれこれ25年ほど描き続けているのでいろいろな図柄を考えてきたが、最近の一番人気はヒョウタンだ。やはり千成瓢箪などのイメージ
日中でも寒いと感じる日々には秋がない、すでに朝晩はコタツのお世話になっている・・・転寝に最高~♪ そして仕事は能登上布に墨濃淡の素描き。これが上布の下からガスコンロで加熱して乾燥させるので、秋から冬
絵画教室の臨時開催は例年のことで、このままでは11月の文化祭に出す絵が間に合わないから(笑) 6人集まって一人だけ若い人がいるが一年に一枚の絵を描く。しかし、それがなかなかできないのが高齢者だ。昨年の私
彼岸花が枯れそうになってきた。例年は、とっくに枯れていただろうに、今年は2週間ほど遅くに咲いた。でも、いつもよりも花の数は少ないようで、やはり猛暑で咲くことが出来なかったのか。 今年の・・・というタ
藍の花が咲いているが、例年にょりも1か月以上遅く、いつもなら花が種に変わっていくのだが満開のまま風になびいている。今年の暑さは植物の生育に異常をきたすほどで、藍にも被害が出ている。 藍の育ちが悪くて
多忙な日が続きアカネ畑の葉が虫食いになっていたのに気づいていながらイベントと雨の日を越えて、ようやく見に行った10月2日。今年の春に植えた6畝の全ての葉が虫に食い荒らされて、見るも無残!茎だけになってい
9月30日能登上布会館において《能登上布市》に初めて参加。能登上布の長い歴史と上布会館を支える人々の活動を、あらためて確認することが出来た。織り手の女性はもちろん、歴史を支える住民の姿が印象的だった。
能登上布会館において《能登上布市》が行われます。上布で作られた小物の販売や上布のコレクション、機織りの見学など。 当工房の展示コーナーには上布の草木染めを展示します。麻布には草木染めの色が染まらない
昨日は中能登町の能登上布会館で麻布(上布:苧麻)の染めの一日。とにかく藍染めで出来ることは何でもありの作業で、楽しいのだけど仕事量がすごい。老人から高校生までパワー全開だったかぁ~(^^) 一般の人の上布
昨日の雨と風で狂ったような夏が少しだけ鎮まって、日中でも過ごしやすい気温26℃になった。穏やかな気持ちで2階の窓の下、畑を見るとトマト小屋が悲惨な状態になっていた(--; 今年は台風の直撃が無いので油
9月になって、ほんの少しだけ雨が降った!日中の暑いのは真夏と同じようだが日の出が遅くなり日の入りが早くなって、作業時間が短く農作業が忙しなくなって、息切れしそうだ(--; 激しい日差しの中で葉が固いが
晩夏と言って良いかな?まだ日中は真夏。だけど、クーラー点けなくてビールを飲める夜、晩御飯を食べて窓からの風で転寝が心地良い。 このところ毎日図案と格闘している。色付き図案もあれば作業図案もある。イメ
14日は輪島から12名の女性が藍染め体験に来られた。皆さんマスクをしておられるので、私も急遽マスク着用。能登半島各地では、夏祭り賑わいジワリとマスクが広まっているらしい。これは、どちらも必要だ(^^; 綿・レ
朝夕の涼しさが、気持ちよくなってきた!で5時に起きるが曇り空でがっかりすることもある・・・しかし、日中は暑いままだ(^^;) 真夏の朝焼けは暑さが激しいほどダイナミックで不気味だったが、それは、きっと私の
今回の草木染め講習には2種類の抜染模様のご希望があった。 2.桜染めに花の模様を付ける→桜染め自体が難しい 3.着抜草木染め模様→これは工房にある染布に加工 草木染めの鉄媒染などで濃い色に染めた地色にス
「ブログリーダー」を活用して、能登の手さんをフォローしませんか?
4月21日(日)長年行きたいと思っていた足立美術館へ、ようやく行くことが出来た。倉敷から特急《やくも》に乗って北上。安来の駅前送迎シャトルバスに乗って20分ほど行くと、観光バスや個人の自家用車まで朝から来
4月20日(土)倉敷民藝館を訪れた。人気の観光地は相変わらず人があふれ、特に外国人の親子連れが多かった。 民藝について今更だが、倉敷民藝館の初代館長 外村吉之介氏の言葉では、民藝品の性質には実用的なも
ササユリの栽培を始めて5年目になる。工房の南向きの丘の半日陰の場所に防風ネットで囲んで、毎年花の咲くのを楽しんでいる。小さな三角形の薄い枯葉色の種を蒔いて、芽が出て7年くらいで花が咲くという。プランタ
三年目のアカネが点から線になる。 アカネ畑栽培のメンバー3人のスケジュールと畑の作業の天候が一致しなくて、なかなか牛糞を撒くことが出来なかったが、ようやく実施できてトラクターで2回耕すことが出来た。
能登上布に手描きの模様を描きたい、というご希望の講習は図案を完成し下絵を描いて、初めての墨濃淡の手描きに挑戦。今回は木綿布に試し描き。さすがに初めての挑戦で能登上布に描いてもらうことは怖すぎる。 だが
能登上布に手描きの模様を描きたい、というご希望の講習なので、まず図案を描いてもらうことにした。いろいろと着物に関わって来られた結果、ご自身で学んで描いたり染めたりしたくなったのだという。 ということ
今日は4年目の畑に発酵牛糞搬入、周囲の草刈りと三年目のアカネの整備を続けて行った。 植えてから 三年目のアカネは先日の モヤシ状態 から、春の日差しを全面に浴びて凄い勢いで育っている。防草シ-トが邪魔
100日目の雨上がり。命の水は立山に、海に、丘に。スイセンに、シャクヤクの芽に、アンズに、フキノトウに、イタドリに、ヒメオドリコソウに、リュウキンカに、ヤブツバキに、アオキの花に届いて輝くのに。シャクヤ
4年前、2021年7月2日に試験的に植えたアカネの根を掘ってみた。竹などが太い根になり茎も育って畑の状態が悪くなったので、一旦整理し直し。アカネも4年目になり根の発育具合を調べ、試験染めを行い根の掘り方と
4月5日、6日晴れ。昨日と今日はアカネ畑の草取りと新しい6畝のメンテ日だった。敢えて明記するのは、今後の草取りの基準日として《少し遅い》ということを後年に判断させるため。誰に判断させるかというと、私にだ
4月になって畑仕事も始まり、工房の取り組みも新たな気分で新しい取り組みも始めることになった。工房へ体験に来られる人で明確な目的を持っている場合、多くは難易度の高い染めを希望される。今回の方は手描きロウ
能登半島地震から3か月が過ぎた。そろそろ畑仕事の季節でご近所さんも外で賑やかな会話、私も止む無く耕運機で畑を起こすと、さっそく妻はジャガイモを5畝植えた。 私は地震で液状化したアカネ畑へ行って、まずア
3年目のアカネ畑の作業は、地震で液状化した畑をトラクターで耕すことから始まった。まずは草刈りから!(^^; 昨日の午前中は私が所用で出られなくメンバーが先に作業を進めて、午後から一緒に地震で倒れたワイヤー
毎月の満月を写真に撮るのを楽しみにしていたのに、3月満月の25日は曇り。26日は雨、ようやく昨日27日に月夜になった。少し欠けた月は表情が変わっていて、かえって面白いかもしれない。と自分に言い聞かせて夜の海
ウルシ染めの追加注文が入ったので染料チップの在庫を見ると、ほとんど無くなっている。急遽チップ造りの作業に取り掛かる(^^ゞ 工房で使うのは野積みで保存している輪島産のウルシ廃材。伐採してから5年ほど経過
毎日のように捨てるものを束ねているが、断捨離というほどスパっ!と決められない。文庫本の小説や漫画の単行本は縛ったし昔の着物の作業図案は束ねてあるが、描いた絵の原画や色付き図案は捨てにくい。妻が「こんな
早朝のカメラスケッチ、太陽の光と交互に雪降る日には予想外の写真も撮れるけど、毎日不思議な光景に出会えるわけでもない。それでも移ろいゆく景色の中、植物は確かな変化で魅せてくれる。昨日と今日の写真は冬の最
まだ雪が降る。鉛色の空は水平線を途切れさせ、鈍色の海を溶かしている。時折朝陽が出て輝いた波が、沖の小舟を包み込んで、飲み込みそうになる。 小舟は向きを変えて、盥の如くに波間に消える。カメラを持つ私の
地震で倒れた本棚を起こして不要な本を捨てる作業に掛かったが、その資料部屋に散らかった物も片づけた。過去に買ったもので大切にしていた品が出て来たが、いくつか処分することにした。 景年写生帖が7冊(今尾
徳島の旅、最後は美馬市のうだつの町並みを観に行った。うだつの上がらない私だからこそ、行ってみたくなったのか?と思った(^^; いままで何ケ所かの《うだつ》を観てきたが、美馬の袖壁《うだつ》はボリュームが
実生・・・?はじめてこの言葉を知ったのは、恥ずかしながら4年ほど前だった。「じっせい」と読んだら実生「みしょう」だと教えられた(笑) アカネの挿し穂で伸びた茎の生育次第では、その年の秋には実を付けな
晴れて少し寒いくらいの一日、今日は羽咋郡志賀町 (旧富来町)の遍行寺へ行き牡丹の花を観てきた。ここには2000本以上の牡丹の花があるので、着物の花模様を描くのに何度も観察や写真を撮りに行っている。もう振袖に
敵は家庭菜園にあり!と思う今日の農作業。わずかばかりの家の畑を染料植物と家庭菜園で領土争い。私はナタで竹の先を尖らせて戦いの準備をする? 醜い争いとは別に、青い空にキウイフルーツの雌花の蕾が膨らんで
3日前、ササユリの気がかりな場所へ行ってみた。昨年の6月に刈り取られた場所だ。 昨年の日記 最後のササユリ 案の定、毎年10本以上の花が咲いていたのに、去年刈り取られた場所には、3本しか茎が伸びていなかっ
他の草花の仕事に追われて雨の中。休憩がてらササユリの様子を見に行き、落ち葉を除けてみると、いろいろ、いる。いる。とっくに発芽して茎もスックと伸びていた。 ササユリの栽培を始めて4年目になる。種を蒔い
14日、15日は京都市内へいき(内容は後日まとめてup)、今日は能登の波並で花見のイベントに参加。なかなかハードなスケジュールだったけど、ちょっと楽しい3日間だった。終わった今夜は、ぼ~~っと寝ぼけた感じだ
今日も一日アカネ農作業。9時から午後6時までの農作業はずっしりと身に堪える。しかし、やり遂げた充実感があって・・・玄関に入り大の字になって廊下に寝転ぶ・・・ひんやりとした床が気持ち良い・・・しばらく起
昨夜からの雨が上がった午後、雲間から日差しの伸びたアカネ畑へ行く。一晩でびゅん!と伸びたアカネの茎、 4枚の葉が尖って四方八方へ伸びる矢印のようだ。 昨年植えた2本の苗が合わさって、大きな株のよう
快晴の日の農作業、日本晴れのニホンアカネの栽培日和。いよいよ今年のアカネ栽培が本格始動。今日は醗酵牛糞と鶏糞を入れてトラクターで畑を起こす。 3人のシルバーは腰が痛い人と足が痛い人と腕が痛い人・・・
昨夜は寒くって、暖かくして寝落ち(笑)・・・以下、ブログそのまま本日アップ(^^; 4月8日をもって昨年秋に収穫した我が家のキウイフルーツを食べ終えた。4月まで追熟させて食べ続けることは、このキウイ30年間の
四月の初めに桜の花が咲くのは珍しく、能登でも満開になった。それは嬉しいことなのだけど、近年の桜のイベントの計画は、満開に合わすのが、とても難しいことになっている。 私はといえば遠方の桜を見て楽しみな
暖かい日差しに風もなく、桜満開の日。南向きの海は穏やかで、富山湾のに雪の立山連峰を淡く映し出している。・・・写真を撮るほどではない春霞のレベルだ(^^;) アカネ農場は一日中直射日光が当たり3月末に来た
工房で行っている藍染め体験は、染めの楽しみを感じてもらえる基本のコースです。今朝も加賀方面から来られた親子連れ4名様は、小さなお子さんも含めて初めての藍染め体験。保護者も一緒に行うことで、年長さんも順
能登でロウケツ染めの説明を行うと石川県は加賀友禅の産地なのになぜロウケツ?と聞かれることがある。私の場合は初めて勤めた京都の染色工房が、手描きロウケツの着物を染める会社だった。 その工房には70人前後
午前6時に目が覚めたので、明るくなってくる空を見ながら工房の丘を散歩した。水平線を少し上がったところから光が差し込んで、次第に丘の上を照らしだした。 寝ぼけ眼で歩いている私の前に、毛虫の大群が現れた
加賀方面から来られた藍染め体験の4名様。草木染めに興味があるということでネットの検索で工房を見つけてもらいました。まずは藍染め体験、ハンカチの見本を見てもらい、気に入った模様を選んでもらって、折り方の
今夜は風も冷たく寒い夜になった。公民館の絵画教室は、大人5人が静かに筆を運ぶ。 僻地の公民館の絵画教室は、かれこれ30年になる。絵画愛好会の活動25年の展覧会 公民館と併設の小学校があった時代は子供と大
日当たりの良い丘の道の水仙が、気温の上昇とともに黄色白色の花が咲きそろってきた。その丘に染めに使える草木を増やそうと画策するが、そろそろ我が身の労働力の上限かもしれない・・・足首と膝がカクカクして笑う
いよいよ春らしくなって土の香りが嬉しくなる日。周囲の畑に人の姿が頻繁で、賑やかな声も響いて来る。あぁ、近所のお婆さんと従姉妹たちの笑い声が野辺に華やぐが、80歳をとうに越えた元気な人たちだ! 3月20日
朝から雨模様で空を見上げては染作業を行い、晴れ間を見て畑に堆肥を入れて、お客さんが来てまた工房に戻るという一日。工房の看板を新調、ようやく2枚揃えて出すことができた(^^;)まだ道に迷う人がいるくらいの僻