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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • 考えるな、作ろう(キャンバれ!郎太桃3話レビュー)

    キャンバれ!郎太桃の3話を読んだ。コロコロコミックのオンラインでだけ連載していると思ったら、本誌でも掲載されているらしいことをSNSで知った。わたしは引き続きオンラインで読んだ。 今回は大して感想というのはなくて、ていうか3話読も〜と思って検索したら自分の記事ばっかり出てくる地獄を味わった。 やばい…しかも遊びで作って「上手くできなーい!」とか言ってた画像も検索表示されている。本家をすぐに読みたい人たちに申し訳ない…。 久々に自意識が爆上がりしたため、今回は作ったものを怖くてアップできそうにない。みんな郎太桃の感想を上げまくって、わたしの記事を埋もれさせてくれないだろうか…自分のを取り下げれば…

  • 人生の深い話を軽く語る対談集。(みうらじゅん・リリーフランキー「どうやら俺たち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」レビュー )

    深い話は浅く、浅い話は深くする。これが憧れるかっこいい姿だ。 リリーフランキーとみうらじゅんの対談集「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつ―じゃないですか」を再読した。 「人生」「人間関係」「仕事」「生と死」という重たいテーマについて、居酒屋で2人が話してるのを聞いている感じの本。ちょうどお酒がまあまあ進んで、いろんな発想が飛び交うあの時間帯の雰囲気だ。 どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか (新潮文庫 み 52-2) 作者:みうら じゅん,リリー・フランキー 新潮社 Amazon 今回レビューしていくのは1章「人生にまつわること」の部分。この章だけでも読み応えがあり、でもトークは軽い…

  • かつての商店街の痕跡を辿るー吉本ばなな著「下北沢について」を読んで

    以前も話したことがあったと思うけど、わたしは商店街が好きだ。先日読んだ「下北沢について」には、かなりたくさんの下北沢の個人商店が出てきた。ざっと書き出したら17店舗。描かれていた時点で閉店してるところも多かったようだけど、調べて痕跡を辿る旅に出てみようと思う。 下北沢について (幻冬舎文庫) 作者:吉本 ばなな 幻冬舎 Amazon 「下北沢について」に出てくる17個人商店の現在 飲食店 イタリアンバル・ダニエラ(営業中) チクテカフェ イワシの店 せんばさんの八百屋 向かいの駄菓子屋 (露崎館) 喫茶 ミケネコ舎 レ・リヤン とびら マジックスパイス(営業中) 日本茶喫茶つきまさ(営業中) …

  • 飾らず生きれば、都会も田舎にー吉本ばなな著「下北沢について」レビュー

    「下北沢について」を再読した。 著者のよしもとばななが住んでいる東京・下北沢について、たっぷり語ってくれるエッセイだ。もともとはエッセイ2つ+裏話が入った小冊子で、それがいくつか合わさって書式化されたものらしい。 下北沢について (幻冬舎文庫) 作者:吉本ばなな 幻冬舎 Amazon はじめて読んだのは、世田谷文学館の図書コーナーだった。前職を辞めたあと平日にのんびり行ってみたら、バックナンバーが置いてあった。その頃読書はほぼしてなかったんだけど、夢中で読んだ記憶がある。昔読んでいた著者に再会できて、嬉しかったんだと思う。 内容は住む前のエピソードに始まり、移り変わる下北沢の街の様子が垣間見え…

  • SFメルヘン「いさましいちびのトースター(トマス・M・ディッシュ)」レビュー

    トマス・M・ディッシュの「いさましいちびのトースター」を読んだ。 本作は、ローカス賞・英国SF協会賞・日本では星雲賞海外短編賞を受賞した、すごい子供向け作品。著者の他の作品を読んだことがないのだけど、SFやミステリーなどでかなり有名な人らしい。「SFメルヘン」という相反する言葉の響きと、可愛らしいイラストに惹かれて手に取った。 SFメルヘン…??こういうジャンルがあるのかな 読んでみると、5つの電化製品が旅をするという突飛な設定もすんなり受け入れてしまう魅力がある作品だった。詳しく説明する。 いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫 SF テ 5-1) 作者:トーマス・M. ディッシュ 早川…

  • 大人の絵本「ふわふわ」レビュー:村上春樹と安西水丸が描く、猫との記憶

    村上春樹著「ふわふわ」を再読した。著者が幼少期を共に過ごした猫、「だんつう」との思い出を描いた作品。 挿絵は安西水丸。この人の絵が好きなので手に取った。 ふわふわ (講談社文庫 む 6-21) 作者:村上 春樹,安西 水丸 講談社 Amazon 「だんつう」とは中国の上等なじゅうたんのことで、名前は村上春樹の父親がつけたそうだ。ネーミングセンスが光ってるなあ。 淡々とした語り口の「大人の絵本」 思い出すのは記憶の中のあいつ 記憶の中の家族に会える本、なのかなあ 淡々とした語り口の「大人の絵本」 本がやたら薄いなと思い、数えてみたら28枚だった。画用紙を薄くしたような紙にシンプルなイラストと、短…

  • 「うまくつくれない」いまの自分に効いた本ー「編集デザインの発想法」を読んで

    春から知り合いの店のフリーペーパーを作らせてもらっている。テンプレ7割、自力3割という感じなんだけど、つくるたび「無力…力不足だーーーっっ」と心の叫びがとまらない。 デザイン本とか読んでわかった気になって、結局全然わかってないじゃん。そんなことに気がついてもだえている。 知り合いは喜んでくれて、報酬までいただける。家族に相談すると「そうやってくよくよするけど、いつも別に大丈夫じゃん。そのままやってけ」とまさかの100%応援だ。 でもね、できてないんですよ。つくった人が言ってんだから間違いない。割り切れないこのモヤモヤを…抱えつつも次の締め切りは迫る。 今日はそんないまの自分に効いた本「編集デザ…

  • 書くこと・伝えることの本質を見つめるー「書いて生きていく プロ文章論」レビュー

    今日はもう一度「書いて生きていく プロ文章論」の話をする。前回はちょっと持論を展開しすぎたので、今回は純粋に本の中身を話していこうと思う。 書いて生きていく プロ文章論 作者:上阪 徹 ミシマ社 Amazon この本はざっくりいえば「使う本」で、「書くってどういうことなんだっけ?」ということの確認作業ができるようになっている。 目次がチェック項目のようになっていて、⚪︎⚪︎しましたか?▲▲に気を配りましたか?と分野に分けていろんな問いが用意されている。 文章を書いたあと、後ろ暗い気持ちの部分に目が留まる仕掛けなのが使いやすいポイント。いくつか読むだけでも、「書くっていうのは誰かが読むってことで…

  • 自分インタビューでより「伝わる」記事にー「書いて生きていく プロ文章論」を読んで

    好きが過ぎると、うまく書けない。最近の「ミッドナイトゴスペル」の2記事がそうだ。もーー、この作品がたまんなくて。わたしが欲しいものが、めちゃくちゃわかりにくく詰まった作品だ。 順序立てて話したいのに、気持ちが前に行き過ぎちゃって感情の部分ばかり熱く書いてしまう。内容も散漫で、これでは伝わらないし自分の知りたいことも書けない。 そろそろこの問題と対峙するため、「書いて生きていく プロ文章論」を読んだ。 書いて生きていく プロ文章論 作者:上阪 徹 ミシマ社 Amazon 今日はこの本の紹介と、読んで考えた「自分インタビュー」について話していく。 ポイントは「どう書くかではなく、何を書くか」 原稿…

  • 何を「許す」かで変わる世界(ミッドナイト・ゴスペル4話レビュー)

    今日も引き続きNetflixアニメ「ミッドナイト・ゴスペル」の話をしていく。この作品は、「生きることへの捉え方を、さまざまな人物がそれぞれ深めた世界から、独自の言葉で脳に直接語りかけてくる」ようなアニメという感じ。 理解できないものも多いが、直感的に「この作品はわたしに必要なものだ!」と感じたのだった。前回はとりあえず1周した感想と、これからどうやって深めればいいのか…?という作戦会議のような記事を書いた。 今回は一番心惹かれた4話「自らの終わりに惑わされ」のレビューとともに、これから深める作品や世界の検討をしていく。 物語としてのあらすじ ゲストは心理学者、マインドフルネス瞑想指導者 【瞑想…

  • わたしの求める福音がここにーNetflixアニメ「ミッドナイト・ゴスペル」を見て覚醒する

    友人に勧められた海外アニメにハマった。その名も「ミッドナイト・ゴスペル」。直訳すると「真夜中の福音(ふくいん)」、巷では「見る幻覚剤」とも言われてるらしい。このタイトルだけでもう惹かれてしまう。 この作品は、2020年にネトフリアニメとして配信されたもので、昔よく見ていたアニメ「アドベンチャー・タイム」のペンデルトン・ウォードが監督。絵のタッチがまんまなのですぐわかった! 全8話、とりあえず一周したものの、内容がすごすぎて全然説明できない。キーワードを拾い集めると、「ドキュメンタリーアニメ」「ポッドキャスト」「インタビュー」「思想」「哲学」「瞑想」といったところだろうか。 もう今日は、伝えよう…

  • 【特集】スターが多かった記事とその裏話(はてなトップ入り4回目記念)

    単行本用の本棚をつくる(2×6木材とディアウォールでDIY) 本棚DIYの記事を「きょうのはてなブログ」で取り上げていただきました! 4ヶ月半ぶり4回目、嬉しいです。新たに読者になってくれた方、興味をもってくださりありがとうございます! まずは記念に、過去に取り上げてもらった記事と、その時の感情の推移を記録しておきます。 【過去に取り上げてもらった記事】 コンビニ人間に共感したわたしは、「こちら側」の人間 本の感想がまとまらない③それが楽しくなるなんて日が来た 好きなら好きと、いつだって言おう。(ほしかった本が手に入ってうれしいよ、というだけの話) 単行本用の本棚をつくる(2×6木材とディアウ…

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