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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • 楽しい「新聞書評」の世界。

    新聞が、好きなんです。もっというとデジタル版ではなく紙がいいです。紙が文字で埋め尽くされているのを見るとわくわくするし、なぜだか落ち着きます。 職場で捨てる係を買って出て、好きな紙面を読むのが日課。もっぱら読むのは文化・文芸欄で、とくに書評欄(大体、各紙土曜日)は毎週楽しみにしています。 出勤する楽しみのひとつ。福利厚生だと思っている 新聞書評の楽しいところ 予期せぬ本に出会える 好きなコーナー 無料でネット公開している新聞社もある 気に入ったものは模写する 切り抜き魔の悩み 新聞書評は、楽しい! 新聞書評の楽しいところ 予期せぬ本に出会える 書評欄の楽しいところはやっぱり、予期せぬ本に出会え…

  • ショーペンハウアー「読書について」感想。読書との主従関係を考える。

    「頭の中は 本の山 永遠に読み続ける 悟ることなく」 (ホープ『愚人列伝』第三章、一九四) ショーペンハウアー著「読書について」より引用 今日でとうとう100記事になった。内容的に薄いものが多いけど、何かをテーマに懲りずに100回も書けたことに驚いている。今ではまとめたいことが多すぎて記事を書くのが追い付かないほどで、もうこれは趣味を超えた執着的めいたものに移り替わりつつある。 ところで最近家族からこんなことを言われた。 「たくさん本を読んでるのに、なんでまだアホなの?」 とっさに笑いながら突っ込んだものの、確かにそのとおりである。ジャンル問わず欲望のままに本を摂取しているけど、高みにのぼった…

  • Audibleを無料期間で辞めた理由。思考する時間が欲しくなった。

    9月中旬、Audibleを退会した。無料キャンペーンを存分に味わった3ヶ月!ビジネス書、文章術、デザイン本などの自己啓発本を中心に、たまに小説も読んだりと合計15冊くらいは読んだ。 辞めた理由は、思考する時間が欲しくなったから。 Audibleでいろいろ読むうちに、アウトプットの重要性に改めて気がついた。たくさん本を読んでいても、それだけでは知識が定着しない。アウトプットすることでより深く知ることができる。 アウトプットにもコツがあって、考える時間をつくることが重要。散歩、家事、お風呂、などの単純作業の時に発想が生まれやすい。 わたしはこの時間のほとんどをAudibleの時間に割いていたので、…

  • 「あなたとなら食べてもいい」感想。一風変わった薬味的アンソロジー。

    小説新潮に掲載されていた物語をまとめたアンソロジー「あなたとなら食べてもいい」の感想です。 サブタイトルは「食のある7つの風景」。こう聞くと、疲れた心があったかくなるような、ほっこりした情景が広がってるのかな〜?と思いそうなものですが、この本は割と違います。 7つある短編は、食べ物に例えるならみょうが、山椒、わさび。そんな薬味っぽい一風変わった話が多い印象です。 あなたとなら食べてもいい (新潮文庫) 作者:千早 茜 新潮社 Amazon 田中兆子 著「居酒屋むじな」 深沢潮 著「アドバンテージ フォー」 ほっこりあたたかく"ない”。食べ物アンソロジー とくに独特で、面白いと思った話が2つあり…

  • 読みたい本を買うために、いまある本を手放すことにした

    年内に読めたらいいな、読みたいなと思う本が3つあります。 どれもわたしにとっては結構高額で…でも欲しい。そこで、今持っている本を売りに出すことにしました。手に入れるんだ!と気持ちを固めるために記事にします。 まずは本の紹介から。 欲しい本①カートヴォネガット著「読者に憐れみを」 欲しい本②乗代雄介著「ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ」 欲しい本③住井すえ著「橋のない川」 総額 約1,5000円。わたしは自分の本を売りに出す アフィリエイトとか言ってたこともあったなあ 欲しい本を欲しいだけ買いたいなあ 欲しい本①カートヴォネガット著「読者に憐れみを」 読者に憐れみを ヴォネガットが教える「書…

  • よしもとばなな「眠り三部作」感想。眠りは少し死ぬ、あるいは再生の一歩

    「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」、これがよしもとばななの眠り三部作です。ひっくるめて一つの小説になっています。 白河夜船 作者:吉本ばなな 幻冬舎 Amazon 眠りに囚われた人たちの、転機と再生の物語。 20代半ばの頃、一緒に住んでいた友達がものすごく眠る子でした。無茶な仕事の入れ方をしていたことも原因の一つではあるけど、いつもぼんやり夢うつつで、わたしもつられて二人でよくぼーっとしてました。その時のことを思い出しながら読んでいました。 【白河夜船】 【夜と夜の旅人】 【ある体験】 眠りは少し死ぬ、あるいは再生の一歩 【白河夜船】 しらかわよふね、と読みます。調べてみたらことわざで、…

  • Kindle unlimitedレポ①専門書を仕事に活かし、雑誌でアップデート(予定)

    Kindle unlimitedに入会して約10日。もー、なんで今までやってなかったんだよ!!ってくらい既に生活に密着。毎日読んでます。Audibleは無料期間で辞めたけど、多分こっちはずっと続けるだろうな。 読んでいたジャンルは、専門書(技術書?)と雑誌です。 配色の本を読んでいた 仕事でいまメイン業務のほかに、グラフをたくさんつくる作業が入ってるんですよ。楽勝だろ~って思ってたら、あれってかなり奥が深いですね…なめてました。 資料をもとに棒・円・折れ線などの種類から適切なものを選ぶのはまあできる(ネットにも載っている)。問題は色味です。 15種類くらいの円グラフ、どうやって色つければいいん…

  • 「あつあつを召し上がれ(小川糸著)」レビュー。なんだか、わたしも救われた。

    食に関する7つの短編集、小川糸著「あつあつを召し上がれ」を再読。読んだのはずいぶん前のことなのに、はじめの5行くらいで懐かしさがこみあげてくるのってすごいよなあ… あつあつを召し上がれ (新潮文庫) 作者:小川 糸 新潮社 Amazon 今も昔も、好きな話は変わらなかった。 「さよなら松茸」 30代最後の日、別れる彼と旅行に行く話。 こんなのしんどいに決まってる、と分かりきっているのに行く不思議。わたし自身、自分の感情が処理できないと、何もかもがフリーズすることがある。いろんな感情が交差してキャンセルのタイミングを逃した主人公の気持ちが、なんとなくわかる。 旅館の美味しい料理を食べて心も体も暖…

  • 「模倣と創造」レビューというか、ほぼ自分用まとめノート。

    何かやりたい、実現したい。でもうまくいかない。こんなフラストレーションが起こること、みんなありますよね。あってほしい。わたしがその連続の人生だから… この本は、持て余しているいろんな欲を、どのようにして昇華させるのか?具体的に示した「鍛錬の教科書」だと思います。わたしはこれを使って、やってみているところです。 模倣と創造 13歳からのクリエイティブの教科書 作者:佐宗 邦威 PHP研究所 Amazon Audible3ヶ月無料体験、あまりに自分に刺さる内容過ぎて、最後の1ヶ月はほぼまるまるこの本だけ聞いてました。 わたしなりの言葉で説明すると、模倣→想像→創造のサイクルを愚直に続けろ!さすれば…

  • 本の感想がまとまらない②

    いやあ、ためになる本があったんですよ。この本を使って、ちゃんと行動したら一歩前進できそうな面白い本です。 そういうことを言いたいのに、文章のまとまりとして全然その方向に向いてくれない。なんでだーー、というか本当はそういうことじゃないのかもしれない。わたしの言いたい事とは…? そんなことを繰り返していたら、堂々巡りで何日も経っていたので小休止です。なんか前にもこんなことあったかも…と思って調べたらほぼ同じ記事があった。 books-limelight.com 見事に繰り返していてあほらしい…これは読書ブログを始めて2週間くらいの時。あれから5カ月後に同じことで悩んでいる。 どうやらわたしが書けな…

  • ポパイで本の冒険 ~雑誌POPEYE・本の特集号を読む~

    ポパイの11月号は本の特集号「本をめぐる冒険」! 定期的にやっているやつ~、ついつい買ってしまった。 POPEYE(ポパイ) 2023年 11月号 [本をめぐる冒険。] [雑誌] マガジンハウス Amazon (Kindle unlimitedにもあった…) 購入の決め手は、乗代雄介のコラムがあったこと。 幼い頃に影響を受けた本とか、印象に残ってる本を紹介してくれてて、これらがこの人を形成するピースになったのかと思うと貴重な情報に感じる。 あとはブログ本「ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ」の紹介記事でも出てきていた、いがらしみきお著「IMONを創る」がまた紹介されてた。 希少本で数万円とか…

  • 読書の幅を広げる。Kindle unlimitedに入会してみた。

    センチメンタルもほどほどに。本の新規開拓がしたい 最近は20代の頃に読んでいた作品を中心に、再読していた。わたしの読書は、今も昔もとにかく感傷に浸る系の本が多い。ちょっと多すぎる。 ふと「感傷的」という言葉を調べてみたら、感情をもっとも刺激するのが悲哀感らしい。安易にそちらに流れているような気がしてならない。 〘形動〙 感情が異常に刺激されやすいさま。特に、感情を最も刺激する悲哀感に引き入れられる場合が多い。悲哀の感情におぼれやすいさま。感じやすく、涙もろいさま。センチメンタル。 感傷的(かんしょうてき)とは? 意味や使い方 - コトバンク 感情のセンサーがそこだけ異常に特化している人生も…ま…

  • 日々是作文。来年の今日にまた読もう。

    2023年10月13日。今日は小説家・山本文緒の2回忌なので、著者との出会いの本「日々是作文」と共に過ごしました。 日々是作文(ひびこれさくぶん) (文春文庫) 作者:山本 文緒 文藝春秋 Amazon 31歳から41歳までの、著者の「微妙なお年頃」のエッセイが10年分つづられています。 離婚して、仕事が軌道に乗って、再婚して、うつになる。はたから見ても激動の10年間だよなあ。 この本を初めて手に取ったとき、わたしは結構疲れ果てちゃってて、いろいろ清算したあとで、心境としては焼け野原みたいな感じでした。 昔に読んだ本って、読み始めるとその時の心境に戻るから不思議ですよね。ああ、あの時からもうこ…

  • ブログ記事を早く書きたい!「アウトプット大全」で効率アップ法を試してみた

    今日は、最近のわたしの悩み「ブログ記事を早く書きたい!」の解消法を調べて、試してみたという話。というのも、最近ブログの下書きが溜まりまくっているから… 昨日なんて、1個まとめようとして迷い、2つ目、3つ目…と次々触ってたら何も終わらなかったのでした。 自分の言いたいことを、細かなニュアンスまで覚えているうちに書くために!効率の良い執筆方法を調べてまとめました。 そして今、早速その方法を使って書いているところです。どのくらいスピードアップできるでしょうか。やってみましょう。 使った本は「アウトプット大全」 効率よく記事にするために大事なことは2つ ①構成を先に考える ②締め切りをつくる 「本を使…

  • 違和感は、大事な価値観。「恋愛嫌い(平 安寿子著)」レビュー

    世間的な幸せと、自分自身の幸せって、全然違うのになんでいつもごっちゃになっちゃうんだろう? こんな堂々巡りの悩みのループにはまりそうな時、繰り返し読んでいるのがこの「恋愛嫌い」です。 恋愛嫌い (集英社文庫) 作者:平安寿子 集英社 Amazon 2007年に小説すばるで連載されていたこの作品は、時事ネタも多いので正直だいぶ古い小説だとは思います。でも根本的な考え方というか、悩みの質としては変わっていないと思うんですよね〜。 人と付き合った経験がないわけじゃないけど…恋愛は苦手。そう思っている女性の、それぞれに感じた「違和感」に焦点を当てているのがこの作品の特徴です。 このまま流れにまかせた方…

  • 読みたい欲<書きたい欲。下書きに埋もれる秋

    下書きはパズルのピースっぽい。 読書の秋…といいたいところなんですが。最近書きたい欲が高まっていて困っています。 日増しに気温が下がり、堂々とアンニュイな気持ちに浸れるこの季節が大好きです。物思いに耽ることが増えたからか、下書きの量が増えに増え二桁を超えてしまいました。 最近は、本を読んでいる最中に思考が浮遊してしまい(なんかうまく言えないんですけど焦点が合わなくなって、頭の中ですごい動いている感じです。誰かそういう仲間いないかな…)それを書き留めるのに必死でなかなかページが進まないのが悩みです。 楽しいはずの「記事をまとめる作業」が宿題化 作家たちは書きたい欲をどう飼い慣らしているんだろう …

  • 江國香織「きらきらひかる」感想。大切な人を大切にする方法は。

    わたしはあなたと、ただこのまましあわせでいたい。 親が安心するような、(少なくとも普通の)子供でありたい。 それぞれに純粋な二つの願いが、片方叶ったらもう片方が哀しむ、二律背反の願いだったら?どうすればよいのでしょう。 そんなことを考えてしまう本が、今日紹介する「きらきらひかる」です。 きらきらひかる (新潮文庫) 作者:香織, 江國 新潮社 Amazon スネに傷もつふたり 大切に思えば思うほどに、互いを苦しめてしまう この時代特有の生きにくさがみえる スネに傷もつふたり ご存じの方も多いかと思いますが、この作品はアルコール依存症の笑子(しょうこ)と同性愛者の睦月(むつき)の結婚生活を描いた…

  • よなよな電子マンガ(ホタルの嫁入り、薬屋のひとりごと、売れうつ)

    今週は電子マンガが楽しくて寝不足続きでした。寝る前のスマホがダメなのは分かってるけど、一度読み始めるとやめられないんですよね〜。 今日は雑談って感じなので、ネタバレとか気にせずわーって話しちゃいます。気になる方はマンガを読んでから是非! 集中して読んでいたのはこの3作品です。 「ホタルの嫁入り」 「薬屋のひとりごと」 「売れっ子漫画家×うつ病漫画家」 よなよな電子マンガは続く… 「ホタルの嫁入り」 マンガワン、隔週月曜更新。 病弱な令嬢×ヤクザの契約結婚モノ…っていうと、へぇ〜って通り過ぎそうなんですけど。面白いです。ヤクザ(殺し屋)の男がヤンデレ気味なのが新しい気がする。 わたしが好きなのは…

  • 読書は悪癖かもしれない「本物の読書家」レビュー

    これだけ毎日のように本だ、読書だとうわごとのようにつぶやくブログを運営しながら、人に「趣味は何ですか?」と聞かれても読書とは言いません。映画とか散歩、美術館巡りとか適当なことを言ってはぐらかしてしまいます。 何でだろう?と思うけど、好きなキャラとかも現実世界では割と言えない方なので、そういうことかな〜とあんまり考えたことはありませんでした。 この本「本物の読書家」にも、表立って読書が趣味だとは言えない人がいます。その理由が、なんかもうまさに…!という感じで、自分の理由もこれに違いないと考えるようになりました。 本物の読書家 (講談社文庫) 作者:乗代雄介 講談社 Amazon 読破は不可能、果…

  • 理解できたとは言い難い、それでも心震える未熟な同感者【本物の読書家 レビュー】

    本の内容が難しくて理解が及んでいないのに、心が震えるってことありますか?わたしにとってはこの本がそうです。 本物の読書家 (講談社文庫) 作者:乗代雄介 講談社 Amazon 乗代雄介の「本物の読書家」読了。約150ページの中編が2つ入っている小説でした。1つ目の表題作は、ざわざわする面白さですっかり世界にはまり込んでしまった!!ゆえに感想を書くのに時間がかかりそうなので、今回は2つ目の物語をレビューしていきます。といってもわたしに説明ができるのだろうか。うまくいかないだろうけどやってみます、というところです。 これは続編 分からないなりに。印象に残った部分 読むこと、書くことについての考察 …

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