第二次世界大戦中の東部戦線(ロシア戦線)での様相を、独露双方4人の男女の視点から描く、自作戦記。
11月も中旬になり、いよいよ晩秋も終わり始める頃、レーダーが退院する日がやって来た。病院の玄関には、主治医と担当看護婦のアルニムが見送りに出ていた。レーダー:「先生、いろいろとお世話になりました。ベネディクタさんも、いろいろとありがとう。」主治医:「何やら今度は、新兵器の学校へと向かうそうですね。勉強、頑張ってくださいね。」レーダー:「俺、ホントは勉強って苦手なんですけどね。まぁ、頑張ります。」主治医:「...
ブレスト市内のクラブでは、衛生兵のコストリコフ軍曹が、ホステスと一緒に酒を飲んでいた。そこへ、ストロエワ伍長とザルツカヤ伍長がやって来た。コストリコフ:「おぅ、オーリガ、グラーシャ、こっちだこっちだ!」コストリコフが手を振って、ストロエワ達を呼んだ。それに気付いてストロエワ達がやって来ると、ホステスは奇異な眼差しでストロエワ達を眺めた。ホステス:「まぁ、可愛いお嬢ちゃんね~。彼女達も軍曹さんの部下?」ストロ...
ホルステ:「気を付け!」ここは、シュトラッサーの所属する、飛行隊の隊長室。ホルステとシュトラッサーの2人は、この飛行隊長室に呼ばれていた。ホルステ:「敬礼!」シュトラッサー達は、飛行隊長に敬礼をした。ホルステ:「直れ!」飛行隊長:「休め!」飛行隊長がそう号令をかけると、シュトラッサー達は『休め』の姿勢をとった。飛行隊長:「グンター・ホルステ軍曹、カール・シュトラッサー伍長の両名に、転属を命ずる。シュトラッサー...
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