少し変わった経歴の料理人兄弟がたべものの知られざる世界をちょっと変わった視点から学んでいく食のエンタメラジオ番組(ポッドキャスト)のスピンオフエッセイ。
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今年のフグはどうだい?毎年どこかしらで聞くセリフだ。お客様に言われることもあるし、同業者から言われることもある。そういうぼくだって、魚屋さんや漁師さんに言うことがある。フグに限らず、お茶のシーズンには同じような会話が展開されるし、他の野菜だ
ちょっと聞いた話なんだけど、最近の大学生ってスマホで論文を書くってホント?全員じゃないとは思うんだけど、オジサン世代にとってはびっくり現象だ。 論文作成を「文章を書くこと」に置き換えて、分割して考えるとわからなくもないか。思いついたことをメ
昨日からの続きです。もし電気が止まったら、冷蔵庫どころかエコ・ネットワークも機能不全になる。というくらいに、電気や冷却技術に依存してしまっていないか。という問いから妄想を繰り広げています。 食料供給の現場が近くにあるということは、危機に対応
琵琶湖の水とめたろか。というジョークがある。滋賀県民が京都や大阪の人とやり取りする中で使われるのだそうだ。京都や大阪の水は琵琶湖を水源としているからね。ウィキペディアに立項されているのには驚いた。 現代では出来もしないし、一市民が吠えたとこ
都市伝説なのか、真実なのか、よくわからない逸話がある。大抵の場合、逸話というのは誰か有名な人の発した言葉や行動なのだけれど、それが真実ではなくてもあまり害はない。その人物のことを知ろうとするときには邪魔になるのだけれど、教訓として知る分には
日本の伝統工業は、細分化された専門性が特徴的だと言われる。西陣織、蒔絵、包丁などは、それぞれの工程の専門家が代々技を磨き続けてきて、いくつもの家がワンチームとして機能しなければものは完成しない。一人の職人が最初から最後まで一貫して作り上げる
長らく不思議に感じていることがある。それは、日本の食事スタイルのこと。なぜ、日本では銘々膳のスタイルが一般的なのだろう。そんなことに疑問を持つことに意味はないのかもしれないのだけれど、日本だからこそ不思議に感じてしまうのだ。 日本の文化では
車を運転していて、時々不思議だなと思うことがある。きっとなにか事情があるのだろうけれど、ぼくの目には不思議に映るのだ。 地方にはバイパスと呼ばれる自動車道がある。大きな国道の混雑を緩和させるために、市街地を避けて通過させるために建設された道
外食の価値ってなんだろう。思えば、たべものラジオを始めるきっかけになった問いだった。飲食店を経営するには、原点に立ち返る必要があると思ったんだ。そのためのアプローチとして、外食の始まりへと遡ることもしたし、現状を観察していろいろと考えてみた
現在、国立科学博物館で開催されている特別展「和食」について、少しばかり思いを馳せていた。昨年11月には、贅沢にも休館日に入場させていただき、番組の収録をすることが出来たのだ。もう少しでその時の様子が配信されるので、よかったら聞いてみてくださ
#208(s23-15) 超特権を与えられた油屋 ~胡麻は油が大事・・・だったのだろうか~【後編】 https://open.spotify.com/episode/6vzHoQNyg8h0Xz2ERey3oe?si=994c2cfeb65
明けましておめでとうございます。年が変わったからといって、人間が変わるわけでもなく、今まで通りの生活が続くだけ。というと、なんとも冷めた感じがするのだけれど、あまり代わり映えのない日々を過ごして、あっという間に数日が過ぎてしまった。 少しば
料理を作る。一言におさまる行為だけれど、それぞれの工程を分解してみるとけっこう細かい作業顔多い。世界中のあちこちで行われていて、まったく調理に携わった経験が無いという人類のほうが少ないくらいなんじゃないだろうか。何十億という人が、ほとんど毎
朝の厨房は冷え込む。手を洗う水は冷たくて、すっかり指先の感覚が鈍ってしまう。包丁を持つ微細な感覚を取り戻そうと、少しずつ温めながら感覚を研ぎ澄まそうとする。冬の毎朝の恒例行事である。勝手口から外に出ると、思いの外暖かさを感じるのは、差し込む
田舎のちょっとしたショッピングセンターの出入り口付近。ふたりの男の子がなにやら言い合っているのを見かけた。見たところ中学生だろうか。それとも、高校生なのだろうか。平日の昼間にいるのは不自然のように感じたのだけれど、もう学校は冬休みに入ってい
今年は、新型コロナウイルスによるパンデミックも収まってきて、直接会うことが出来るようになったよね。先日の合同オフ会「たべ農ざく」も、沢山の人が一箇所に集まることが出来た。西は山陽地方から東は東北まで。誰かと直接会うこと。どんな会話をしたかじ
昨日、挑戦しやすい環境について、先行事例があることは大切かもねっていう話を書いた。他にも大切なことがあるような気がするので、もう少し書き進めてみようと思う。 先行事例があると、勇気づけられるしどのようにすれば良いのかも見えてくる。一方で、多
2歳にもなると、カタコトの日本語を駆使しながら家族とのコミュニケーションが出来るようになってくる。まだま覚束ないことも多くて、日頃から接している家族しか理解できないようなシーンもあるのだけれど、子供の成長を感じられることは喜ばしいことだ。
たべものラジオの原稿やブログは、こうして思いついた言葉をキーボードを叩くことで文字に変換してくれる。誤変換に気がつかずにそのまま掲載してしまうこともあるけれど、それでも読み返してみれば間違いに気がつくことが出来る。その漢字の用法が違うという
「それってあなたの感想ですよね」。一時期このセリフが流行していた。飲み会のときにでもネタで言うのなら笑えるけれど、真剣な議論に持ち込まれるのには辟易した。説教されているときに子供が言うようになってしまったらしいと聞いたときにはため息が出た。