インドに移住して20年。旧居を購入し、怒涛内装工事の果てに引っ越してから18年。「侘び寂び」よろしく、家の随所が傷んでいる。本来ならば、新居に完全移住したあとに旧居の内装工事にかかろうと思っていたが、当初の予定から5年遅れ。いつになるかわからない。そのうちにも、どんどん歳を取り、やがて自分のやる気が...
南インド🇮🇳バンガロール在住のライター、リサーチャー、セミナー講師など。MUSE CREATION (NGO) 主宰。Okaeri Ventures (Business)。
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。 母はもう15年以上、インドの自然派ソープやローションを愛用している。オンラインでも買えるけれど、バザールでは新たな発見がある。ゆえに、足を運ぶ。 コーヒー豆や各種お茶、シャンプーなどはすでに注文済み。 わずか90分...
自分の「本質」が望むものを吸収すれば、多分、より豊かなライフを送れる。
昨年11月、本格的に再稼働したミューズ・クリエイションのフェーズ3。振り返ればこの半年間、各種イヴェントや企画を実施して、なかなかに色濃い月日だった。 留学生やインターン生など若者らが中心のグループ、「ACT MUZ」は、わずか半年の間にも、メンバーの出入りが頻繁。常に小人数なれど、こうして同じ時期...
🇯🇵日本。そして日本とインドの関わりを語る。伝えるために歴史を紐解き、新たな視座を得る。
金曜日は、非常に有意義な1日だった。バンガロールの老舗ジュエリーショップ「C Krishniah Chetty & Sons」が運営するクリスタル・ミュージアムサロンにて、日本に関するプレゼンテーションをする好機に恵まれたのだ。 オーナー夫妻が友人だということもあり、以前もクリスタル・ミュージアムの...
🇯🇵明日、インドの人たちに向けて、日本の伝統や文化を語る。本来は、昨年の師走に開催した着物とサリーの比較展示会に加えて、雛人形や漆器など、日本的なものを展示しつつ、文化背景を説明するにとどめる予定だった。 しかしながら、せっかくの機会。主催者側もとても楽しみにしてくれているので、どこを切り取ってもい...
一昨日の夜、夫とともに、5月1日にオープンしたばかりの日本料理店「イザナギ」を訪れた。インディラナガールの100フィートロード沿い、TOITの北という便利な場所だ。 来週、某所で開催される、わたしの日本の伝統文化などに関するトーク・イヴェントにて、「イザナギ」がプロモーションを兼ねて、軽食を提供して...
Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61”
***************************** “Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61” Concerned about the environmental impact o...
モンスーン・シーズンの序章。暑かった夏に小休止のバンガロール
南インドとはいえ、標高900メートル超えの高原に位置するバンガロール。一年中、過ごしやすい気候だが、4月5月の盛夏はなかなかに暑い。その年によって暑さの度合いは異なるのだが、今年は格別に暑かった。普段であれば4月ごろ、マンゴー・レイン、もしくはマンゴー・シャワーと呼ばれる雨が降るのだが、今年はそれが...
彼らの笑顔が胸に沁み入る。勤続13年の運転手アンソニーの長女、アリスの「婚約式」に参席。
金曜の未明にバンガロールへ戻って2日余り経つ。しかしまだ、正体定まらぬ心境でいる。肉体は、飛行機に乗ってバンガロールに戻ってきたけれど。エジプトで揺さぶられた続けた魂。そのひとかけらを、ナイル川の西に落としてきたようだ。 ギザのピラミッドの記録を書き終えて、今日はエジプトにおけるキリスト教徒「コプト...
[Egypt 42] 🇪🇬カイロ発、🇦🇪アブダビ経由で、ただいま🇮🇳バンガロール
2024年4月23日未明、バンガロール発ガルフ航空 (Gulf Air) のフライトで、バーレーンを経由しエジプトのカイロへ。そこからアスワンに飛んで始まった、わたしたちのエジプト旅。 本当に、濃密な時間だった。それは、心身魂ひっくるめての、時間旅行でもあった。 クルーズ旅などを経てカイロに戻り、5...
[Egypt 41] 旅の終わりに。束の間、街を歩き、最後にエジプト料理を楽しむ
実質9日間のエジプト旅。今回は主に観光名所を訪れるにとどまったが、本来であれば、ゆっくりとカイロの街を散策したかった。ガイドツアーを終えて夕刻。ホテルで一息ついた後、夕食までのひととき、カイロ市外の西、ザマーレク (Zamalek) を歩いた。 友人に勧められたブティックで綿製品を購入したり、ふと目...
[Egypt 40] 祈りと学びの場。老若男女が集う、コミュニティの如きガーマへ
壮大なるガーマ(モスク)でコーランの響きに聞き入ったあと、今度はしばし車を走らせて、別のガーマへ。道中の光景が、まだ高層ビルディングの少なかったころのムンバイのそれに酷似していて見入る。ムンバイを知っている人なら、納得されることだろう。 さて、次にガイド女性が案内してくれたのは、エジプトのイスラム教...
[Egypt 39] 見事なコーランの響きに感嘆! 世界遺産の宝庫、イスラム地区に点在する数々のガーマ(モスク)
イスラム教徒が大多数を占めるエジプト。当然のことながら、街の随所にガーマが見られる。午前中に訪れたコプト地区と同様、カイロのイスラム地区にある建築群もまた、その多くが世界遺産に指定されている。 時間的にも体力的にも、多くを巡る余裕はなかったので、ガイドの案内に従い2箇所のモスクを訪れた。最初に訪れた...
[Egypt 38] 👁🗨見るも愉しきヒエログリフ! 本やジュエリーを購入
4月30日の最終日は、コプト地区で教会を訪問した後、今度はイスラム地区へ赴き、ガーマ(モスク)を訪れた。その記録を残す前に、気分を変えて、ヒエログリフの話題を。 ヒエログリフとは、古代エジプト語の象形文字(アルファベット)のこと。ギリシア語で「神聖」を意味するヒエロスと、「刻む」を意味するグリュペイ...
[Egypt 37] ②幼子イエスと、聖母マリア、ヨセフが身を寄せた洞窟のある教会へ
1枚目の写真は、聖ジョージ教会の外観。2枚目以降は引き続き、聖セルジウス教会(アブ・サルガ)の写真。 なお、コプト地区では、シナゴーグ(ユダヤ教会)などにも立ち寄った。最後の写真がその入り口あたり。シナゴーグ内部の写真は撮影禁止だったが、そこもまた、非常に見応えのある場所であった。
[Egypt 36] ①幼子イエスと、聖母マリア、ヨセフが身を寄せた洞窟のある教会へ
エル・ムアッラカ教会を訪れたあとは、徒歩圏内にある聖セルジウス教会(アブ・サルガ)へ。5世紀創建の、エジプトで最も古いコプト教会の一つだ。ローマ帝国マクシミヌス帝の治世下、303年にシリアで殉教した聖セルジウスと聖バッカスに捧げられた教会だという。 この教会が立つ場所は、聖家族と深い関わりを持ってい...
[Egypt 35] 聖家族のエジプト逃避の物語を辿る。エル・ムアッラカ教会。またの名を聖母教会
コプト地区で最も有名なエル・ムアッラカ教会。ローマ時代に建造されたバビロン城の南門の上に建立されていることから「吊るされた」という意味のアラビア語「ムアッラカ」と呼ばれるようになったという。英語名はハンギング・チャーチ。7世紀に創建されたのち、破壊、再建、改修を繰り返したとのことで、かなり複雑な構造...
[Egypt 34] バビロンの要塞とコプト地区。エジプトのキリスト教世界もまた、古く深く。
4月30日。グループツアーの5日目にして最終日でもあった。ナイル川を挟んで首都カイロの西側に隣接するギザの町にあるピラミッドやスフィンクスを見学したあと、ホテルに戻る。 友人らとともに、ホテルのジュエリーショップで買い物などをし(この話題は別途記す)、最後のパーティで主催者やスタッフらを労い、またし...
[Egypt 33] 遂にはエジプト観光ハイライト。ギザの三大ピラミッド▲とスフィンクス
実質わずか9日間のエジプト旅なのに、すでに33回目の投稿。そしてまだ、あと10回以上は続きそうな勢いだ。時間的な制約もあり、わたしにしては文章量をかなり抑えて記しているが、本当は掘り下げて調べ綴りたいことが無尽蔵。なにしろ歴史が濃すぎる深すぎる! 旅の数日前までは、エジプトのことをほとんど知らなかっ...
[Egypt 32] ジェセルの階段ピラミッド②周辺にあるテティ王のピラミッドや墓地などにも引き込まれる
サッカラには、ジェセルの階段ピラミッドの周辺に複数の遺跡が点在している。中には、腰を屈めて歩かなければ頭をぶつけてしまう低い通路もある。腰痛を気にしつつも、さほど長い距離ではないので、潜ってみる。得も言われぬ地球のエナジーが、しんしんと、静かに染み渡ってくるような石の静謐。 中でも印象的だったのは、...
[Egypt 31] ジェセルの階段ピラミッド①エジプト最古のピラミッドであり、現存する世界最古の石造建築
ピラミッドといえば、巨大な四角錐の建造物を思い浮かべる。中でもスフィンクスと調和するギザの三大ピラミッドが有名だ。しかしながらエジプトには、ナイル川に沿い1500km以上もの広範囲に亘り、形状が異なる大小のピラミッドが130以上も点在しているという。 我々グループは、早朝、ナイル川の東岸に位置するカ...
[Egypt 30] 日本からの支援も多大! 大エジプト博物館GEM (The Grand Egyptian Museum) をも特別に内覧!
バンガロールに戻り、ネットで復習するにつけ、エジプト考古学博物館を貸し切りで見学させてもらえたことが、どれほどに有難いことかを改めて実感している。それに加えて翌朝もまた、極めて稀な幸運を享受できたのだった。 今回、グループでの旅行は、アスワン発ルクソール着のクルーズ旅3日間とカイロ2日間、つまり実質...
[Egypt 29] 「百聞は一見にしかず」を改めて。死生観が揺さぶられたエジプト時間旅行を終えて。
ナイル川の西は彼岸。ナイル川の東は此岸。 黄泉の国。黄泉還り、蘇る。 メメントモリ。死を意識する生。 生きた証を誰がために残す。 石に刻むライフの証。執拗なまでの。 永遠ほどにも残るレリーフ、ヒエログリフ。 永遠ほどにも残る金銀財宝。 忘却。薄らぎゆく記憶は魂の死の過程か。ゆえに残すか。 肉体は在れ...
[Egypt 28] 疲労困憊でも飲み食べ語り合い、更には踊る……! 毎度、タフな人々
現在、5月2日の午後。カイロ国際空港のラウンジでバンガロールへのフライトを待っているところだ。 カイロでの3泊4日も怒涛のように濃密で、しかし一つのプログラムをスキップすることなく、体調を崩すこともなく、エジプトを出国できた。 わたしの人生において、最も意義深い旅の一つとなったYPOバンガロール支部...
[Egypt 27] Egyptian Museum Private tour ④ ひっそりと静まり返ったエジプト考古学博物館を巡る贅沢。プライスレスなひとときに感謝
最後の2枚の写真。知らなければ見逃してしまうほどの小さな像。ギザの大ピラミッドを建造させた、クフ王の姿を確認することができる唯一の像だという。高さ約7.5cmの象牙製。1903年にアビュドスにある神殿遺跡から発見されたもの。
[Egypt 25] Egyptian Museum Private tour ②若くして死したファラオ、ツタンカーメン。黄金のマスクの麗しさ!
エジプト考古学博物館見学のハイライトはツタンカーメンにまつわる展示。黄金のマスクをはじめ、マトリョーシカのように多重構造の棺や玉座、宝飾品などの豪奢さに圧倒される。 1922年、英国人のハワード・カーターによって発見されたこの王墓。世紀の大発見に至る物語も興味深く。 ガイド氏の許可を得て黄金のマスク...
[Egypt 24] Egyptian Museum Private tour ①夢のように贅沢な90分! エジプト考古学博物館を「貸切」で見学!!
イスラム地区を散策後、ランチを終えた一行はナイル川河畔のホテルThe Nile Ritz Carltonにチェックイン。微妙にゆらゆらとしていたクルーズ船の部屋とは打って変わり、広々と安定感のある部屋にリラックス。バスタブに湯を張って身体を休めた後、睡魔が襲ってきたが、ダブルエスプレッソで目を覚ます...
[Egypt 21]Khan El Khalili Bazaar① ルクソールからチャーター機で、エジプトの首都、カイロへ。
現在、5月30日の早朝。出発までの15分の間に、急ぎ書き留めている。 3泊4日のクルーズ旅を終えて、昨日早朝。総勢80名あまりのYPOメンバーたちとともに、カイロへ飛んだ。かつてキリスト教が信仰されていた土地に、イスラム教が重なったカイロ。 街の情景に、インドのオールドデリーや、イベリア半島の町並み...
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インドに移住して20年。旧居を購入し、怒涛内装工事の果てに引っ越してから18年。「侘び寂び」よろしく、家の随所が傷んでいる。本来ならば、新居に完全移住したあとに旧居の内装工事にかかろうと思っていたが、当初の予定から5年遅れ。いつになるかわからない。そのうちにも、どんどん歳を取り、やがて自分のやる気が...
🏏インド移住前の米国在住時から、「クリケット」とは異様にインドの人々を盛り上げるスポーツだということは認識していた。普段は睡眠不足を嫌う夫が、4年に一度のクリケットのワールドカップ・シーズンには、開催されるその土地その土地の時間に合わせて、たとえそれが深夜でも、起きている。当時はインターネットで試合...
旅を減らしている今年はバンガロール滞在時間が長い。ゆえに、関心のあるイヴェントやお誘いいただいた催しには、極力、足を運んでいる。かつてなく、日本人コミュニティの集いにも参加していて、新鮮な気分だ。 先週の土曜日は、またしてもホワイトフィールドへ。同じ街とはいえ、これまで年に1、2回しか訪れていなかっ...
月に一度のミーティングのあと、麗しき我が友の誕生日を祝す。生花に彩られたケーキもまた、美しい。 インドでは、こうしてケーキを互いに食べさせ合うのがお決まりだ。だからって、口を開けすぎだ、自分。 誕生日の本人が、友人らをもてなすのもまた、インド。OberoiのWabi-Sabi(侘び寂び)にて、日本風...
モンスーンの到来が早い今年。このごろは、太陽が雲の向こうに隠れがち。そんな中、今週は外出が多かった。 火曜日の午前中は、恒例の女性の勉強会に参加した。この日の会場は、アーティストの友人、Jayaのお宅。彼女の描く情景は、我々の新居、旧居の随所を彩っている。勉強会(この日は作家のトークだった)が始まる...
2000年1月、父は末期の小細胞肺がんだと診断された。まだ62歳だった。民間医療も取り入れながら、抗がん剤治療を受け、一時期はかなり回復した。その後、再発、回復を繰り返し、2004年の今日、旅立った。 写真は2001年7月、わたしたちがニューデリーで結婚式を挙げたときのもの。一時的に回復していたころ...
わたしがホームページを立ち上げたのはニューヨーク在住時の2000年。メールマガジンを発行し、インターネット上にて発信をはじめた。そして、インド移住前の2005年にブログを開始した。以来、ほとんど毎日のように、何かしらの言葉を紡いでは、放ちてきた。 自分自身の在り方や関心や熱意の方向は、その時代時代に...
モンスーンにはまだ早い時節ながらも、大雨に見舞われているバンガロール。乾いた夏には水不足が叫ばれ、降れば降ったで道路が水没。街の随所が冠水し、いずれにしてもインフラストラクチャー不全の大都市だ。 仕方ない。なにしろ2001年の国勢調査では、約400万人だった人口が、25年後の現在は、東京都とほぼ同じ...
毎日が、目まぐるしく流れる。今年は旅も催しも減らしているのだが、このバンガロールを西へ東へ。 8月に大きなプロジェクトを控えている以外、今年は仕事を意識的に、思い切り、減らしている。その分、旧居の改築その他をやることになるので、結局は、あまりのんびりもしていられず。 ただ、本当に、ここ数年は体調管理...
数週間前、チェンナイにお住まいの日本人女性Aさんからご連絡があった。近々、ご帰任なさるとのことで、雛人形を引き取ってほしいという。わたしのブログをご覧になったうえで、活用してもらえるのではないかと思ったとのこと。 わたしの雛人形は、ガラスケース入りの小さなものだった。当時、若くて貧しかった両親が買っ...
バンガロールで二拠点生活を始めて、今月でちょうど3年になる。当初は1年以内に新居へ9割方、移る予定だったが、まだまだご近所さんの工事は現在進行形。4猫らは旧居で安住していることから、今だに新居はウィークエンドハウス状態だ。 「あの服はどっちの家?」「あの書類、ああ、忘れてきた!」「読みかけの本が……...
わたしが初めて「心理療法」という言葉に触れたのは、大学時代のことだ。わたしは文学部日本文学科を専攻していたが、中学や高校の授業では学ぶ機会のなかった「哲学」や「心理学」の世界を垣間見たいと、選択した。ユング心理学……中でも夢分析には強い関心を持ち、当時は毎日のように「夢日記」を記したものだ。そこには...
今週の月曜は、夕刻まで新居で過ごし、二組のゲストを迎えた。 午前中は、米国から旅行中の、夫のMIT(マサチューセッツ工科大学)アラムナイ(同窓生)の友人夫妻をお招きし、共にランチタイムを過ごす。インド系米国人のお二人は、インドにおけるMITアラムナイの活動にも尽力されている。 昨今の米国事情。トラン...
なぜ、インドとパキスタンは争っているのか。その背景を、5年前に制作したセミナー動画で説明しています。「パラレルワールドが共在するインドを紐解く」シリーズ全5本。本当は全部、見ていただきたいところですが、少なくとも②の 「広く浅く」インドの歴史(インド・パキスタン分離独立)の「6分30秒」あたりから3...
どういうことだろう。去年に比べると、旅も、仕事も、ミューズ・クリエイションの活動も、3割程度に抑えているはずなのに、気づけば5月も半ば。予定では、旧居の内装工事にかかっているころなのに。 ひとまずは、庭の柵の補強工事を終えた。向こう10年は安泰だろう。 翻って新居の広大な方の庭は、まだ、だだっ広いま...
わたしの夫は、北西インド、パンジャーブ州の出身だ。パンジャーブ州はパキスタンにもある。そもそもは、広大だった一つの州が、1947年のインド・パキスタン分離独立によって分断された。 1枚目の写真は、夫の母方の祖父母。夫の母方は、現在、パキスタン領となっているラホールの出自だ。祖母の両手首にあるバングル...
インドの伝統衣装であるサリーへの関心を端緒に、これまで20年余り、インドの伝統的なテキスタイルに親しんできた。あくまでも、「サリーが好き」だという嗜好の域だったテキスタイルへの関心。2年半前に「京友禅サリー」を通して日本の着物世界を垣間見、1年半前の一時帰国時に立ち寄った中古着物店で伝統的な着物のす...
先日、在ベンガルール日本国総領事館の中根総領事から晩餐のお招きを受けて、我々夫婦は総領事公邸へお伺いした。わたしは、先日の一時帰国時、自分のために購入し、「ナマステ福岡」でも着用した赤い京友禅サリーを選んだ。日本の色合いだな……と改めて思う。 昨年、わたしが急遽、コーディネートすることになったJWマ...
日曜の夜、バンガロール市街東部のホワイトフィールドへ赴いた。目的地は、和食レストラン「Hachi by Tenya」。新規開店前日の試食会に招かれたことから、浴衣姿で参上した。有松絞りのぶどう柄が気に入っている。 「Hachi by Tenya」というからには、日本の「天丼てんや」と関係があるのかし...
[SOCIAL MUSE] An afternoon with young entrepreneur Kunzang バンガロールに住んでいる人ならば、目にしたことがあるであろうHAPPY TOPIAの「ガチャガチャ (Gacha- Gacha)」。土曜日は、そのHAPPY TOPIAの創業者Kun...
When I recently attended the Mysure Literature Festival, I wore an Indian bandhani (tie-dyed) saree on the first day and a Japanese Arimatsu Shibori y...
マイソールに行く前日、短期修行生のチネケさんと二人で、慈善団体を訪れた。わたしが彼女と行動できる時間は限られている。当初はバンガロール中心部を巡りつつ、この街の歴史や特徴などを説明しようと思っていた。しかし前日になり、急遽ニューアーク・ミッションへ連れていこうと閃いた。 💝New Ark Missi...
昨日は、正午にマイソールのホテルをチェックアウトして、バンガロールへと戻った。すでに記した通り、マイソール=バンガロール間のハイウェイが数年前に完備し、わたしが前回訪れた2021年とは道中の情景が大きく異なっていた。更にいえば、2003年の来訪時とは雲泥の差。別世界の情景だ。 マイソール=バンガロー...
昨日は7月7日「日曜日」だった。わたしと夫が、ニューヨークのリンカーンセンター前にあった大型書店、Barnes & Noble4階のスターバックスカフェで出会ったのも、1996年7月7日の「日曜日」だった。七夕の夜に書店でインド人男性と出会った日本人女性が、28年後の同じ日、インドの文学祭に招かれて...
これまで、この地を「マイソール(Mysore)」と記してきたが、正式名称は「マイスール(Mysuru)」だ。ボンベイ(ムンバイ)、カルカッタ(コルカタ)、マドラス(チェンナイ)……と、インドの都市名は英国統治時代に改称された。しかし、独立後は徐々に旧称が復活している。たとえばバンガロールの場合。「ベ...
北インドの大地を潤すは、聖なるガンジス川。一方のカーヴェリー川は、南インドの尊き水源、聖なる川だ。ここカルナータカ州のコダクにあるTalakaveriを源泉とするこの川は、インドの南端を潤しながら、東のベンガル湾へと流れ出る。 南インドに暮らす我々にとって、カーヴェリー川は命綱。この川が干上がれば、...
🇮🇳"The Alchemy of Crossing Over" ignites a fireside chat with extraordinary women. Join these phenomenal women who crossed over to discover themselves after breaking conventions, turning into a fitness legend, someone finding a purpose by turning author and chronicling epic senior journeys. A yoga practitioner and author with a new book unravelling the secrets of better sleep, a seasoned hypnotherapist sharing her journey, and a Japanese national taking to India with an amalgamation of cultures, thoughts and gestures. Together, they share their thoughts on crossing over and discovering the wellspring of joy that awaits on the other side.
明日より開催される文学祭に参加すべく、マイソールに来ている。バンガロールに次いで、カルナータカ州第2の都市。かつてここは、マイソール王国及びマイソール藩王国の首都であった。 わたしが初めてマイソールを訪れたのは2003年。インド移住前、ワシントンD.C.に暮らしていときだ。夫の家族とともにバンガロー...
JACKが、庭のテーブルの下で、丸くなっている。 日本から届く猛暑の知らせが遥か遠い。 今日から3泊4日でマイソールへ。 なかなか体調が「本調子」ではないお年ごろ。 自分の具合を監視しながら、食べるものも選ばねば。 身体を温め、滋養をつけるべく、今朝はご飯を炊き、味噌汁を作る。 ドライヴの旅。いつも...
宙ぶらりんの身の上にも慣れてきた昨今。ライフとは、そういうものなのだと、このごろは言い聞かせつつ。新居と旧居の二拠点ライフについて。 新居が「ほぼ完成」して早くも2年が過ぎた。本当ならば、4猫らを連れて、新居に落ち着きたいところだが、コミュニティ全体の工事が遅れに遅れに遅れている。周辺のヴィラが工事...
昨日金曜は朝より新居入り。片付けなどをして、午後、来訪者を迎える。大学3年生のチネケ千慶(ちせ)さん。昨年末より大学を休学し、お父様の母国であるナイジェリアにて3カ月ほどインターン生をしていたという。その後、数カ月前に1週間インドに滞在した際、この国にも関心を持ったという。 日本への一時帰国から戻っ...
バンガロールは、モンスーンの時節。風が強く、朝晩は肌寒いほど。 巡り巡ってこの季節も19回目。なんということだ。 今日は午前と午後、2本のミーティング。どちらも、インドの人々に、日本を伝えることが主旨。 少なくとも、今のわたしの周囲には、「インドのことを深く知りたい」という日本人よりも、「日本のこと...
こどものころのわたしは、ノスタルジアに固執する性分だった。2、3歳のころから「郷愁」や「懐かしさ」に敏感だった。当時の記憶をかなり鮮明に思い出せるが故、そのときの心情も蘇る。それは多くの人が生まれ持っていたにも関わらず、年齢を重ねると共に忘れゆく「前世の記憶」に起因するものだったかもしれない。 日本...
一昨日の夜、友人のNamuが、夫のVivekと共に経営するアートギャラリー「KYNKYNY」が主催するAvijit Duttaの個展のオープニング・パーティに訪れた。今やバンガロールの風物詩となっている「Vegan Market」の主催者でもあるNamuのことは、これまでも幾度か紹介してきた。とても...
昨夜は、久しぶりにソーシャルな夜。YPO主催のイヴェントに出席した。会場は市街中心部の高層ビルディング最上階にあるレストラン&バーの「風KAZE」。これまで夜景しか見たことはなかったが、夕暮れの眺望はまた絶景だ。3月4月の盛夏は過ぎて、モンスーンシーズンに入ったバンガロール。まさに高原の涼しい「風」...
1枚目の写真は、昨日購入した果物。ジャックフルーツと、ジャムン。そしてライチー。いずれも今が旬の果物だ。 特にジャックフルーツとジャムンは健康にとてもよいことでも知られる。 「神々の果物」とまで言われているジャムンの味は、渋い。決しておいしいとはいえない。しかしながら、ヴィタミンA、Cを多く含み、血...
パンデミック明けの2022年6月、久しぶりに訪れた銀座で見つけたこのお店「青花堂」。京焼・清水焼専門店とあるが、他にも日本各地の伝統工芸品が多彩に展示されている。 以来、一時帰国時には毎回訪れ、何かしら、自分へのお土産に購入している。中でも愛用しているのは、雷神が描かれたぐい呑み(昨年購入前に撮影)...
日本の記録は、まだまだ、ぼちぼち、続くのだ。前回、前々回の投稿。本の表紙写真は、今ひとつ「映えて」おらず、文章を読まれる人は少ないだろう。そもそも、毎回、Instagram文字数限度の2000文字ぎりぎりまで、投稿しがちな我が投稿。短文が主流の昨今にあっては、時代に逆行していることは理解している。 ...
Wabi-Sabi for Artists, Designers, Poets & Philosophers (Leonard Koren) 福岡の実家に近い香椎のイオンにある未来屋書店で、たくさんの本を購入したことは[JAPAN 11] にて記した。 華やかな表紙の書籍が並ぶ中、地味に目立っていた...