先日、在ベンガルール日本国総領事館の中根総領事から晩餐のお招きを受けて、我々夫婦は総領事公邸へお伺いした。わたしは、先日の一時帰国時、自分のために購入し、「ナマステ福岡」でも着用した赤い京友禅サリーを選んだ。日本の色合いだな……と改めて思う。 昨年、わたしが急遽、コーディネートすることになったJWマ...
南インド🇮🇳バンガロール在住のライター、リサーチャー、セミナー講師など。MUSE CREATION (NGO) 主宰。Okaeri Ventures (Business)。
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。 母はもう15年以上、インドの自然派ソープやローションを愛用している。オンラインでも買えるけれど、バザールでは新たな発見がある。ゆえに、足を運ぶ。 コーヒー豆や各種お茶、シャンプーなどはすでに注文済み。 わずか90分...
自分の「本質」が望むものを吸収すれば、多分、より豊かなライフを送れる。
昨年11月、本格的に再稼働したミューズ・クリエイションのフェーズ3。振り返ればこの半年間、各種イヴェントや企画を実施して、なかなかに色濃い月日だった。 留学生やインターン生など若者らが中心のグループ、「ACT MUZ」は、わずか半年の間にも、メンバーの出入りが頻繁。常に小人数なれど、こうして同じ時期...
🇯🇵日本。そして日本とインドの関わりを語る。伝えるために歴史を紐解き、新たな視座を得る。
金曜日は、非常に有意義な1日だった。バンガロールの老舗ジュエリーショップ「C Krishniah Chetty & Sons」が運営するクリスタル・ミュージアムサロンにて、日本に関するプレゼンテーションをする好機に恵まれたのだ。 オーナー夫妻が友人だということもあり、以前もクリスタル・ミュージアムの...
🇯🇵明日、インドの人たちに向けて、日本の伝統や文化を語る。本来は、昨年の師走に開催した着物とサリーの比較展示会に加えて、雛人形や漆器など、日本的なものを展示しつつ、文化背景を説明するにとどめる予定だった。 しかしながら、せっかくの機会。主催者側もとても楽しみにしてくれているので、どこを切り取ってもい...
一昨日の夜、夫とともに、5月1日にオープンしたばかりの日本料理店「イザナギ」を訪れた。インディラナガールの100フィートロード沿い、TOITの北という便利な場所だ。 来週、某所で開催される、わたしの日本の伝統文化などに関するトーク・イヴェントにて、「イザナギ」がプロモーションを兼ねて、軽食を提供して...
Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61”
***************************** “Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61” Concerned about the environmental impact o...
モンスーン・シーズンの序章。暑かった夏に小休止のバンガロール
南インドとはいえ、標高900メートル超えの高原に位置するバンガロール。一年中、過ごしやすい気候だが、4月5月の盛夏はなかなかに暑い。その年によって暑さの度合いは異なるのだが、今年は格別に暑かった。普段であれば4月ごろ、マンゴー・レイン、もしくはマンゴー・シャワーと呼ばれる雨が降るのだが、今年はそれが...
彼らの笑顔が胸に沁み入る。勤続13年の運転手アンソニーの長女、アリスの「婚約式」に参席。
金曜の未明にバンガロールへ戻って2日余り経つ。しかしまだ、正体定まらぬ心境でいる。肉体は、飛行機に乗ってバンガロールに戻ってきたけれど。エジプトで揺さぶられた続けた魂。そのひとかけらを、ナイル川の西に落としてきたようだ。 ギザのピラミッドの記録を書き終えて、今日はエジプトにおけるキリスト教徒「コプト...
[Egypt 42] 🇪🇬カイロ発、🇦🇪アブダビ経由で、ただいま🇮🇳バンガロール
2024年4月23日未明、バンガロール発ガルフ航空 (Gulf Air) のフライトで、バーレーンを経由しエジプトのカイロへ。そこからアスワンに飛んで始まった、わたしたちのエジプト旅。 本当に、濃密な時間だった。それは、心身魂ひっくるめての、時間旅行でもあった。 クルーズ旅などを経てカイロに戻り、5...
[Egypt 41] 旅の終わりに。束の間、街を歩き、最後にエジプト料理を楽しむ
実質9日間のエジプト旅。今回は主に観光名所を訪れるにとどまったが、本来であれば、ゆっくりとカイロの街を散策したかった。ガイドツアーを終えて夕刻。ホテルで一息ついた後、夕食までのひととき、カイロ市外の西、ザマーレク (Zamalek) を歩いた。 友人に勧められたブティックで綿製品を購入したり、ふと目...
[Egypt 40] 祈りと学びの場。老若男女が集う、コミュニティの如きガーマへ
壮大なるガーマ(モスク)でコーランの響きに聞き入ったあと、今度はしばし車を走らせて、別のガーマへ。道中の光景が、まだ高層ビルディングの少なかったころのムンバイのそれに酷似していて見入る。ムンバイを知っている人なら、納得されることだろう。 さて、次にガイド女性が案内してくれたのは、エジプトのイスラム教...
[Egypt 39] 見事なコーランの響きに感嘆! 世界遺産の宝庫、イスラム地区に点在する数々のガーマ(モスク)
イスラム教徒が大多数を占めるエジプト。当然のことながら、街の随所にガーマが見られる。午前中に訪れたコプト地区と同様、カイロのイスラム地区にある建築群もまた、その多くが世界遺産に指定されている。 時間的にも体力的にも、多くを巡る余裕はなかったので、ガイドの案内に従い2箇所のモスクを訪れた。最初に訪れた...
[Egypt 38] 👁🗨見るも愉しきヒエログリフ! 本やジュエリーを購入
4月30日の最終日は、コプト地区で教会を訪問した後、今度はイスラム地区へ赴き、ガーマ(モスク)を訪れた。その記録を残す前に、気分を変えて、ヒエログリフの話題を。 ヒエログリフとは、古代エジプト語の象形文字(アルファベット)のこと。ギリシア語で「神聖」を意味するヒエロスと、「刻む」を意味するグリュペイ...
[Egypt 37] ②幼子イエスと、聖母マリア、ヨセフが身を寄せた洞窟のある教会へ
1枚目の写真は、聖ジョージ教会の外観。2枚目以降は引き続き、聖セルジウス教会(アブ・サルガ)の写真。 なお、コプト地区では、シナゴーグ(ユダヤ教会)などにも立ち寄った。最後の写真がその入り口あたり。シナゴーグ内部の写真は撮影禁止だったが、そこもまた、非常に見応えのある場所であった。
[Egypt 36] ①幼子イエスと、聖母マリア、ヨセフが身を寄せた洞窟のある教会へ
エル・ムアッラカ教会を訪れたあとは、徒歩圏内にある聖セルジウス教会(アブ・サルガ)へ。5世紀創建の、エジプトで最も古いコプト教会の一つだ。ローマ帝国マクシミヌス帝の治世下、303年にシリアで殉教した聖セルジウスと聖バッカスに捧げられた教会だという。 この教会が立つ場所は、聖家族と深い関わりを持ってい...
[Egypt 35] 聖家族のエジプト逃避の物語を辿る。エル・ムアッラカ教会。またの名を聖母教会
コプト地区で最も有名なエル・ムアッラカ教会。ローマ時代に建造されたバビロン城の南門の上に建立されていることから「吊るされた」という意味のアラビア語「ムアッラカ」と呼ばれるようになったという。英語名はハンギング・チャーチ。7世紀に創建されたのち、破壊、再建、改修を繰り返したとのことで、かなり複雑な構造...
[Egypt 34] バビロンの要塞とコプト地区。エジプトのキリスト教世界もまた、古く深く。
4月30日。グループツアーの5日目にして最終日でもあった。ナイル川を挟んで首都カイロの西側に隣接するギザの町にあるピラミッドやスフィンクスを見学したあと、ホテルに戻る。 友人らとともに、ホテルのジュエリーショップで買い物などをし(この話題は別途記す)、最後のパーティで主催者やスタッフらを労い、またし...
[Egypt 33] 遂にはエジプト観光ハイライト。ギザの三大ピラミッド▲とスフィンクス
実質わずか9日間のエジプト旅なのに、すでに33回目の投稿。そしてまだ、あと10回以上は続きそうな勢いだ。時間的な制約もあり、わたしにしては文章量をかなり抑えて記しているが、本当は掘り下げて調べ綴りたいことが無尽蔵。なにしろ歴史が濃すぎる深すぎる! 旅の数日前までは、エジプトのことをほとんど知らなかっ...
[Egypt 32] ジェセルの階段ピラミッド②周辺にあるテティ王のピラミッドや墓地などにも引き込まれる
サッカラには、ジェセルの階段ピラミッドの周辺に複数の遺跡が点在している。中には、腰を屈めて歩かなければ頭をぶつけてしまう低い通路もある。腰痛を気にしつつも、さほど長い距離ではないので、潜ってみる。得も言われぬ地球のエナジーが、しんしんと、静かに染み渡ってくるような石の静謐。 中でも印象的だったのは、...
[Egypt 31] ジェセルの階段ピラミッド①エジプト最古のピラミッドであり、現存する世界最古の石造建築
ピラミッドといえば、巨大な四角錐の建造物を思い浮かべる。中でもスフィンクスと調和するギザの三大ピラミッドが有名だ。しかしながらエジプトには、ナイル川に沿い1500km以上もの広範囲に亘り、形状が異なる大小のピラミッドが130以上も点在しているという。 我々グループは、早朝、ナイル川の東岸に位置するカ...
[Egypt 30] 日本からの支援も多大! 大エジプト博物館GEM (The Grand Egyptian Museum) をも特別に内覧!
バンガロールに戻り、ネットで復習するにつけ、エジプト考古学博物館を貸し切りで見学させてもらえたことが、どれほどに有難いことかを改めて実感している。それに加えて翌朝もまた、極めて稀な幸運を享受できたのだった。 今回、グループでの旅行は、アスワン発ルクソール着のクルーズ旅3日間とカイロ2日間、つまり実質...
[Egypt 29] 「百聞は一見にしかず」を改めて。死生観が揺さぶられたエジプト時間旅行を終えて。
ナイル川の西は彼岸。ナイル川の東は此岸。 黄泉の国。黄泉還り、蘇る。 メメントモリ。死を意識する生。 生きた証を誰がために残す。 石に刻むライフの証。執拗なまでの。 永遠ほどにも残るレリーフ、ヒエログリフ。 永遠ほどにも残る金銀財宝。 忘却。薄らぎゆく記憶は魂の死の過程か。ゆえに残すか。 肉体は在れ...
[Egypt 28] 疲労困憊でも飲み食べ語り合い、更には踊る……! 毎度、タフな人々
現在、5月2日の午後。カイロ国際空港のラウンジでバンガロールへのフライトを待っているところだ。 カイロでの3泊4日も怒涛のように濃密で、しかし一つのプログラムをスキップすることなく、体調を崩すこともなく、エジプトを出国できた。 わたしの人生において、最も意義深い旅の一つとなったYPOバンガロール支部...
[Egypt 27] Egyptian Museum Private tour ④ ひっそりと静まり返ったエジプト考古学博物館を巡る贅沢。プライスレスなひとときに感謝
最後の2枚の写真。知らなければ見逃してしまうほどの小さな像。ギザの大ピラミッドを建造させた、クフ王の姿を確認することができる唯一の像だという。高さ約7.5cmの象牙製。1903年にアビュドスにある神殿遺跡から発見されたもの。
[Egypt 25] Egyptian Museum Private tour ②若くして死したファラオ、ツタンカーメン。黄金のマスクの麗しさ!
エジプト考古学博物館見学のハイライトはツタンカーメンにまつわる展示。黄金のマスクをはじめ、マトリョーシカのように多重構造の棺や玉座、宝飾品などの豪奢さに圧倒される。 1922年、英国人のハワード・カーターによって発見されたこの王墓。世紀の大発見に至る物語も興味深く。 ガイド氏の許可を得て黄金のマスク...
[Egypt 24] Egyptian Museum Private tour ①夢のように贅沢な90分! エジプト考古学博物館を「貸切」で見学!!
イスラム地区を散策後、ランチを終えた一行はナイル川河畔のホテルThe Nile Ritz Carltonにチェックイン。微妙にゆらゆらとしていたクルーズ船の部屋とは打って変わり、広々と安定感のある部屋にリラックス。バスタブに湯を張って身体を休めた後、睡魔が襲ってきたが、ダブルエスプレッソで目を覚ます...
[Egypt 21]Khan El Khalili Bazaar① ルクソールからチャーター機で、エジプトの首都、カイロへ。
現在、5月30日の早朝。出発までの15分の間に、急ぎ書き留めている。 3泊4日のクルーズ旅を終えて、昨日早朝。総勢80名あまりのYPOメンバーたちとともに、カイロへ飛んだ。かつてキリスト教が信仰されていた土地に、イスラム教が重なったカイロ。 街の情景に、インドのオールドデリーや、イベリア半島の町並み...
[Egypt 19] ルクソール宮殿とその周辺。体力勝負にもほどがある観光。
サマーシーズンの序章につき、昼間の気温はぐんぐんあがる。 「エジプト旅はヴァケーションではありません。ツアーです。帰国してからヴァケーションを楽しんでください」とガイド氏。 納得。 長い一日は、まだまだ続く。冒険めいた旅は、体力のある若いうちにすべし。😅
[Egypt 18] 王妃の谷。灼熱の乾いた荒野にひっそりと静かに。
バスの運転手たちも楽しげに朝食。 日本起源のお米で炊かれた「ピースごはん」と海の幸がおいしい昼食。
[Egypt 17] 王家の谷にて。数千年の歳月を刻みながら、眠るツタンカーメン
少年時代に王位に就き、19歳という若さでこの世を去ったファラオ、ツタンカーメン。 黄金のマスクや豪奢な副葬品で知られる「有名な」ミイラ。 壁画が残るばかりの、がらんどう。 蛇は死者を導くガイドのような存在だとのこと。龍のように脚のある蛇もいて興味深く。 柩から出され、マスク外され、ガラスケースに横た...
[Egypt 16] ナイル川の西は彼岸。東は此岸。古代遺跡の宝庫、ルクソールで濃密な一日。
古代エジプトにおいて、テーベと呼ばれた地、ルクソール。現在も数多くの遺跡が残っており、エジプト観光では外せない場所のひとつだ。ルクソールの街は、南北に流れるナイル川によって、東西に分断されている。 太陽が昇るナイル川の東岸には、カルナック神殿やルクソール神殿など「生」を象徴する建造物が点在する。一方...
[Egypt 15] エジプトでもインド世界。元気すぎるインドの仲間らに敬服
濃厚な一日を終えて夜。エジプトとはいえ、我々グループに貸し切られているこのクルーズ船。食事のブッフェもエジプト料理にインド料理が加えられ、しかし違和感なく調和している。 旅の幹事が用意してくれたエジプトのコスチュームを身にまとってのパーティ。平たい顔族のわたし以外、みな、似合いすぎている。というか、...
[Egypt 14] 「百聞は一見に如かず」が怒涛の如く。断片から察せられる古代エジプトのすさまじさ
エジプトの古代遺跡といえば、ピラミッドやスフィンクス、王家の谷くらいしか知らなかった。世界四大文明の一つがエジプト文明であり、ナイル川は世界で一番長い川であり、ナイル川のデルタは肥沃な三角地帯であり……と、地理や世界史の授業で習った程度の知識。 思えばインド移住前の、わたしのインドに対する知識はその...
[Egypt 13] レリーフに刻まれた神々やヒエログリフが面白すぎる!
ヒエログリフが象形文字であるということは知っていたが……こんなにも「かわいらしい」形をしていて、楽しい文字だとは思わなかった。 大小様々なレリーフに刻まれた神々はじめ、無数のモチーフの、どれもこれもが興味深い。生命の鍵、ホルスの目、ヒエログリフのカレンダー、出産する女性、医療器具……。 色々と書き留...
[Egypt 12] アスワンからナイル川を北上しつつ、遺跡を辿る船旅
今は4月27日の夕暮れどき。船室の、左手の窓に、沈みゆく夕日を眺めながら、ペンを執っている……もといキーボードを叩いている。 今日は、ランチをはさんで午前、午後と2つの街に停泊し、2つの寺院を訪れた。その合間に、船内での考古学者によるレクチャーを受ける。船旅の序盤にして、古代エジプトの神秘が炸裂。脳...
[Egypt 11] 🛳アスワンからルクソールへ。ナイル川クルーズ旅のはじまり
オールド・カタラクトホテルに別れを告げ、目指すはクルーズ船の桟橋。ここで総勢80名を超えるバンガロールの友人知人らと合流、YPOメンバーのリトリートが始まった。 初日は出港せずアスワンに停泊。船内でランチを終えたあと、ヨットに乗ったり島の寺院を訪れる予定だったが……。この地には、年に1、2回しか発生...
[Egypt 10] エジプト旅の第一章を彩ってくれた「オールド・カタラクトホテル」
2泊3日の短い滞在ながらも、忘れ得ぬ思い出を紡いでくれたホテル。 ホテルツアーに参加したり、友人夫妻がステイする旧館の部屋で杯を傾けたり、朝のプールで泳いだり……。 昨日よりバンガロールの友人知人らが次々にチェックイン。途端に賑やかなブレックファストとなりて。 第二章に入る前に、こぼれ落ちた写真を拾...
[Egypt 09] 優雅なダイニング「1902」で朝食を。ホテルでくつろぎ過ごす一日。
エジプト滞在は実質2日目にも関わらず、すでに9回目の投稿。毎度、書き残すことの多いこと。旅とは発見の連続で、それも初めての地となれば尚更で。旅が終わるとたちまちインド日常に没入し、旅情は霧散してしまう。故に毎回、旅の途中に記すようにしているのだが、すでに追いつかない。 明日からのグループツアーを前に...
[Egypt 08] アガサ・クリスティも滞在。エジプト随一の名門ホテル「オールド・カタラクトホテル」にチェックイン
アブ・シンベル大神殿へのドライヴを終えて夕暮れどき。灼熱の太陽が傾き始めたころ、オールド・カタラクトホテルにチェックインした。アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆した場所でもあり、古くから多くの著名人をゲストに迎えてきた。 1899年、英国の旅行会社が避寒地として建てられたリゾートがオールド・...
[Egypt 07] 宇宙と、神と、地上に生きとし生けるものと。古代人の叡智に思いを馳せる。
途方もなく長い歳月、砂に埋もれ眠っていたアブ・シンベル大神殿の一部を見つけ、発掘の契機を作ったのはスイス人の東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルト。1813年のことだという。エジプトの大地は、インドの大地と同様、欧州列強の人々により、好き勝手に「発掘され(荒らされ)」、大小様々な大いなる遺産を「...
[Egypt 06] 「世界遺産」の概念を生む契機となった古代遺跡、アブ・シンベル大神殿の壮観
乾いた大地を4時間ほど走り抜けた果てに、アブ・シンベルに到着した。ここには小さな空港もあるため、多くの人は空路を選ぶが、わたしたちは敢えてドライヴを選んだ。砂漠を突っ切ってたどり着きたいと思ったからだ。わたしは1992年にモンゴルを一人旅したが、その理由の一つは「広大無辺の砂漠(荒野)に身を置きたか...
[Egypt 05] 🚙 早朝出発。アスワンから南へ約280km。サハラ砂漠のハイウェイをドライヴ
エジブトで迎える初めての朝。昨夜はフライトの遅れもあり、ホテルにチェックインしたあとは、シャワーを浴びて、すぐに寝た。ナイル川に浮かぶ島に立つホテルMovenpickには10時間足らずの滞在。7時にチェックアウトして、ガイド氏とともに車に乗り込む。 目的地は、エジプト最南端、スーダンとの国境にほど近...
[Egypt 04] 🌕満月麗しくナイル川。遂には旅の起点アスワンに到着。
長旅を経て、ようやく辿り着いたアスワン。 ナイル川に浮かぶホテルにチェックイン。 笑っているけど疲労困憊。 明日は早起きでドライヴにつき、おやすみなさい。
[Egypt 03] 🛬サハラ砂漠の東の果て。エジプトの首都カイロに到着。
バーレーンから更に西へ約3時間のフライト。 機内で出されるアラビックコーヒー。カルダモンの香りが独特に爽やかで。 前菜(mezze)のフムス。これが本場の味なのか、と、機内食で感嘆している。 ビーフステーキも、付け合わせの野菜のグリルも、滋味に富んで、おいしい。 着陸前。窓の向こうに広がる情景に引き...
[Egypt 02] 乗り継ぎ2回。旅路は続く。ガーデンな港から、メタリックな港へ。
約5時間のフライトを経て、最初の経由地に着陸。 フライトで出されたパンやお菓子のパッケージの文字に、異国情緒が漂う。 中東の小さな国、バーレーン。アイヴォリー色の乾いた大地に並ぶ無機質な建物の中に、きっと色鮮やかなライフ。 白い空港のラウンジで熱いシャワーを浴びて生き返る。 さて、更に西を目指して次...
[Egypt 01] 🛫最高の空港から、未知なる大陸へ、行ってきます!
今日から10日余りの旅に出る。 緑と芸術とテクノロジーとサステナビリティが見事に調和した最高のターミナルから。 鳥瞰。 好きなアートの一つ。各地の空港の形をしている。 そばに記された経度緯度で、どの空港かがわかる。 方位記号の北がMなのは、アーティストのイニシャルが、わたしと同じでMSだから😻 午前...
望んでいた雨は降らず、乾いた午後。 猫らも、人間らも、だらけ気味。 しかし素足で庭を歩けば、緑の潤いが心地よい。 マンハッタンで51階建ての18階に住んでいたころ。 斜め上のアパートメントが火事になった。 New York Timesにインタヴューされた記事が、今もアーカイブに。 その数年後、911...
✈︎未知なる大陸への旅を控えて。久しぶりのときめきと緊張感で荷作りをはじめる。
🌏1985年。初めて海を越えたあの夏から幾星霜。海外旅行誌を制作する仕事に携わり、旅の魅力に引き込まれ、公私に亘って海外を目指した20代。30代でニューヨークに移ってからも、旅する日々は続いた。 気がつけば、インドに移り、歳を重ね、もうあのころの「渇望するような」旅への好奇心は薄れてきたけれど。それ...
ここもまた、変貌著しきチャーチ・ストリート界隈。ケララ料理店でミールスを。
◉昨日は、コマーシャル・ストリート界隈でミーティングを終えたあと、MG(マハトマ・ガンディ)ロードにある行きつけの眼鏡店へ仕上がった眼鏡やコンタクトレンズを受け取りに行った。この界隈の変化もまた著しい。米国在住時の2003年に初めてバンガロールを訪れたときの旅記録を遡ると、当時のMGロードの写真が出...
🌺変わり続ける12th Main。インディラナガールという小さなエリアで渦巻く栄枯盛衰
月曜日の朝、ミーティングのためインディラナガールへ。南北に伸びる目抜き通りの100フィートロード。かつてはこの通り沿いに、ポツポツと飲食店やブティックがあるばかりだったが、わたしが知る限りにおいても、20年前から恒常的に、いつもどこかで工事が行われている。 今は亡き、義父ロメイシュがバンガロールに「...
✨自宅にいながらにして、自分磨き💄坂田の美容系Youtubeも楽しいのでご覧ください😸
今年初の海外旅行を1週間後に控え、諸々の準備。対外的なミーティングは最低限に、主には身体のメンテナンス。NURAの健診やアーユルヴェーダ主治医からの診察、そしてメガネやコンタクトレンズの新調……。老眼の進行で見えづらくなっていたにも関わらず、久しく同じメガネを使い、遠近両用コンタクトレンズを使用して...
水飛沫に服を濡らしながら撒く。 たちまち緑は瑞々しく輝く。 モンスーン到来前の、マンゴーシャワーが待たれる日々。 皆で降雨を祈りましょう。☔️
🌱インドの偉大なる伝統医学、アーユルヴェーダ。わたしたちのライフの基盤は、古来からの教えに守られている。
昨日は夫と共に、NURAでの健康診断の結果を携えて、アーユルヴェーダ診療所へ赴いた。アーユルヴェーダとは、5,000年以上の歴史を持つインドの伝統医学。サンスクリット語のアーユス(生命、長寿)とヴェーダ(科学、知恵)がその語源だ。人間を精神面、肉体面からホリスティック(総合的)に捉えつつ、健康的な状...
🇮🇳インド市場経済の変遷を学びつつ、バンガロール最大のショッピング・モールを探検!
昨日は、ミューズ・クリエイションのメンバーと共に、またしてもショッピング・モールへ。わたしのコーディネーションでモールを探検することになっていたのだ。参加者は、学生3名、駐在員夫人5名、女子(10歳&5歳)、わたしの計11名。ちょうどいい人数だ。 目的地は、昨年終盤に開業したバンガロール最大のショッ...
昨日は、夫の買い物に付き合って、ホワイトフィールド近くにあるショッピング・モール「Phoenix Marketcity」を訪れた。パンデミック以前は、年に一度のニューヨークで夫の衣類を買うのが定番だった。しかし、2019年を最後に、米国を訪れていない。もちろん、折に触れて何かしらは買っていたが最低限...
HAPPY UGADI! 南インドの新年。空は青く澄み渡り、緑をすり抜けて風は心地よく。
2024年、新年度が始まった。行く人、来る人、目まぐるしい時節。わたしは海なきデカン高原で、しかし澪標の如く、定点に屹立する。この週末は、夫と今後のライフのことを軽く、話し合う。自分たちが育んできたものを、いかに、有意義に継承するか。簡単ではない課題。 週末を終えて旧居に戻れば、片付けねばならない「...
🏀元バンガロール駐在員来訪! 久々の再会にミューズ・クリエイション「フェーズ1」の活動を思い出す。
昨日の土曜日は、2組のゲストが来訪。ソーシャルな一日だった。午前中は、日本から旅行に来ている学生起業家男子。わたしのソーシャルメディアを見て連絡をくれた。ビジネス関連の問い合わせやミーティングは、ビジネスとしてお受けしているが、起業家とはいえ学生に対しては、極力、時間の都合をつけて会うようにしている...
14年ぶりに、バンガロール北部のワイナリーへ。歳月の流れが身に沁みる。
金曜日のACT MUZは、バンガロール北部、我々の新居界隈を巡った。まずは、我が家から車で5分ほどの場所にある一大スポーツセンターPadukone – Dravid Centre for Sports Excellence (CSE)にて集合。ここにあるフレンチ風コンチネンタル料理のカフェレストラン...
🌺暑いけれど、涼しい🍃 オーガニック・コットンの肌触りが心地よいNICOBARの衣類
一昨日、4P’Sでランチをすませたあと、同じ通り、12th Main沿いにあるNICOBARへ。この通り、かつてはKerala Ayurvedaの診療所と数軒の飲食店があるだけだったのに、過去10年余りの間に、次々にさまざまな飲食店やブティックが誕生して、たいへんな賑わいだ。お気に入りのARAKU ...
🇯🇵数字は誤魔化せぬ! 老化を突きつけてくる最先端な健康診断@NURAが憎らしいが……お勧めです😅
昨日は、夫と共にインディラナガールにあるNURA(ニューラ)へ健康診断に行った。米国在住時より、1、2年に一度、健康診断を受けている。日本の人間ドックのようなものだと思うが、日本の健康診断は「バリウム」やら「胃カメラ」など、独特の検査があるので、同じとはいえない。ちなみにわたしは、「バリウム」も「胃...
🇯🇵日本は桜のころ。バンガロールは盛夏。目まぐるしくも、愛おしき日常をたいせつに。
🌸季節のメリハリに浅いバンガロール。しかし、樹の花が街路を彩るこの3月、4月、5月にかけての盛夏は、ぐっと気温があがり、空気が乾き、季節の節目を感じさせる。そのせいなのか、この時期になると、見慣れた街の情景にさえも、ふとした拍子に一抹の「懐かしさ」が込み上げる。 2006年に初めて迎えた盛夏のことを...
🍚史上最高の高野豆腐料理! 健康管理の肝は食生活につき。インドでも、「一汁一菜」が基本のライフ
このところ、食の記録がおざなりになりがちだ。一日三食しっかりと食べてはいるが、若いころに比べれば、食に対する情熱や欲求が落ち着き、アルコール摂取量も激減した。かつては毎晩のように飲んでいたワインも、ここ1、2年はパーティなどのときを除いて、飲まなくなった。一方で、日本酒がおいしく感じ、数日に一度、口...
🏀不適切にもほどがあった、我が野蛮な高校時代の思い出。追悼🙏篠崎省吾先生!
金曜日のACT MUZ。若者2名がSTUDIO MUSE (新居)に集って活動。お茶休憩のとき、インターンの入江さんが「美穂さん、『不適切にもほどがある』見ました!」という。そう。2週間ほど前、彼女に見るよう勧めていたのだ。 宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演。1986年と2024年とのタイムスリップを...
🌸去る人、来る人、人事は巡る弥生3月。心身の健康管理はライフの肝。
【わたしが心身の健康維持のために心がけていること】 ①1日の7時間以上の睡眠。睡眠不足の翌日は昼寝 ②少なくとも1日1食は手作りの食事。果物や野菜たっぷり素朴な料理 ③適当なエクササイズ(このごろは「なかやまきんに君の世界一楽な筋トレ10分間」にはまっている😂)。 ④起床後、就寝前の、数分間ずつの瞑...
🚽 Collaboration between TOTO & OKaeri Ventures/新居にWASHLET設置&お別れ会
(日本語は下に)🇮🇳TOTO is a Japanese toilet manufacturer which is known for developing the Washlet. The Washlet is a toilet seat that features an integrated b...
🇮🇳創業155年のジュエリー店にて学ぶこと尽きず。インドの歴史、伝統、文化、宗教、占星術、家族の絆……そして地球の力!
先週金曜日のACT MUZは、バンガロールで最も古い老舗ジュエリー店、C. Krishniah Chettyを訪問した。過去にも何度か紹介したこの店。我々夫婦は、5代目オーナーのVinodとその妻Triveniとは知り合いだということもあり、昨年オープンしたショップ併設の「クリスタル・ミュージアム」...
🌏久しぶりに、米国在住時代を思い出す。欧州旅情はかきたてられ、モンゴル旅が鮮やかに。
土曜の夜。久しぶりにホワイトフィールドへ。バンガロール東部郊外の新興エリア。しばらく見ないうちにも、この界隈は開発著しく、初めて訪れた19年前の面影は皆無だ。 ニューヨークでの経験上(火災&911)、高層ビルディングは個人的に苦手なのだが、久しぶりに高い場所へ至ると、その眺めの良さに見入る。デカン高...
🍣フィリピン人シェフによる「日系」日本料理に舌鼓。茶道のお点前も麗しく、優雅なランチタイム
昨日は、久しぶりにRitz Carltonへ。昨年オープンした高級日本料理店IZUにて、先日拙宅でお茶会を催したRisaさんが、2日間に亘ってお点前を披露されるということで赴いた次第。こぢんまりとした店内は、しかしコージーな雰囲気で落ち着く。この2日間は、茶道の催しに合わせての特別コース料理が準備さ...
🍃変わりゆくものは仕方がないねと、手を放す、軽くなる、満ちていく(by Kaze Fujii)
一月往ぬる。二月逃げる。三月去る。毎年恒例の、この時節の感傷。しかし今年は、例年になく、満たされている。半年ほど前から、「心の在り方」を努めて見つめ直したり、聖地を歩いたり、短時間でも瞑想を心がけたりしているせいかもしれない。 去りゆく情景を留め置く。 わたしの初節句に両親が買ってくれた雛人形。英国...
🍅ヴィーガンでなくても楽しい! ヘルシー&ナチュラルなプロダクツが一堂に会するVEGAN MARKETへ
2021年8月、COVID-19パンデミックの最中に開かれて以来、年に数回、バンガロール各地で開催されている「NAMU RECOMMENDS VEGAN MARKET」。主催者はNAMUとは、彼女がインディラナガールにHappyHealthyMeというオーガニックショップをオープンしたころに出会った...
🍣久々にYataii @ Shangri-La Hotel。街を見下ろし、移住当初を懐かしむ。
COVID-19ロックダウンを機に、劇的に急成長したインドにおける食関連のデリヴァリー事情。自宅にいながらにして、多様な食材が注文した同日に入手できる。フード・デリヴァリーサーヴィスのSWIGGYやZOMATOを利用すれば、市街の飲食店の料理はもちろん、ペイストリーや菓子類、各種嗜好品も、1時間以内...
🇯🇵不適切にもほどがある……? 若者らと語り合う金曜日。思えばみな、わたしの知らない日本で生まれている。
このところ、ランダムながらも金曜日、若者ら主導で活動しているミューズ・クリエイションのACT MUZ。昨日はヤラハンカ宅にてミーティングしつつ、あれこれと語り合う。毎度、竜宮城(我が家)では瞬く間に時が流れ、定番の「夕飯、食べて帰る?」「じゃ、デリヴァリー頼むよ」「サラダと野菜は、なんか用意する……...
🇯🇵弥生3月。盛夏の南天竺で、日本の春を祝う。インド人の友らを招き、茶懐石、茶道の経験を分かち合うひととき。(動画あり)
🌸In anticipation of the arrival of spring in Japan, my friend Risa and I hosted a tea party yesterday to celebrate “Sakura” and “Hinamatsuri (Girl’s f...
うれしい知らせを携えて、毎度、弾丸旅の母娘がバンガロールへやって来た!
かつてバンガロールに駐在、現在ドバイに駐在している藤田夫妻。金曜の夕刻、わたしが寺院巡りを終えてホテルへ戻っている道中、妻の夕子さんからWhatsAppでメッセージが流れて来た。 急にインドに来ることになり、バンガロールに立ち寄るという。明日の朝か、明後日の夜、お時間ございますか……?と、控えめなが...
[Go West 9] 友人家族の菩提寺へ。多くの参拝者に埋もれながら、ご本尊に手を合わせる。🐍
10日前の旅の記録を、ようやく完了。日々、記しておきたい出来事があふれるインドの日常。溢れかえってオーヴァーフロー。1日2000文字程度で収まるわけもなく、毎日綴っても断片だ。このごろのわたしは、古代遺跡や寺院などへの関心が強まっている。ゆえに、間が空いてしまったが、この記録は残しておきたい。 2泊...
[Go West 08] 昨年、ユネスコ世界遺産に指定されたばかりの「チェナケシェヴァ寺院」へ
「神がディテールに宿りすぎているシヴァ寺院」を訪れたあと、リゾートに戻る道中にあるべルール(Belur)という町に立ち寄る。ここには、2023年、ユネスコ世界遺産に指定されたばかりのチェナケシェヴァ寺院(Chennakeshava Temple)があるのだ。インドには、ユネスコ世界遺産に指定されてい...
[Go West 06] 神がディテールに宿りすぎている。シヴァ神の祝祭日に、シヴァ寺院を詣でる幸運。Hoysaleswara Temple ①
ミーティングを終え、遅いランチをすませたわたしたちは、陽が傾き始めた午後4時ごろ、リゾートを出る。目的地は、Archanaの勧めてくれた2つの寺院。そのうちのひとつは出発前、リゾート界隈の見どころを調べてた時に目にしていた。しかし、記事を一瞥するだけでは、なにがどう、大切な場所なのかピンとこない。遍...
[Go West 05] 研修旅行的な女子(女史)旅の舞台は、コーヒー農園の只中にあるリゾート。
単なる「女友達との小旅行」とは異なる、YPOフォーラムメイトとの旅。2泊3日の短期間ながらも、毎月恒例のミーティングを実施する。旅をすることで、お互いをより深く知り合い、結束を強めることも目的だ。 全メンバー9名が揃うのが理想的だが、みなそれぞれのライフがあり、100%参加は難しい。ともあれ、実質1...
[Go West 04] 美肌の秘訣は「12年に一度」の洗礼か。サンダルウッドに牛乳、サフラン、ギー、ターメリック、サトウキビのジュースが効果的!
太陽光を受けて熱い岩盤の上に設けられた700段余りの階段。日差しが照りつける中、素足で熱を受け止めつつ、息を切らして登った果てに、目に飛び込んできたバーフバリ像。全長17メートルの巨大な石像を見た瞬間に覚えた違和感は、その真新しさが理由だった。 「本当に、1000年以上も前に作られたの?」と疑念が脳...
[Go West 03] ジャイナ教の聖地、シュラヴァナベラゴダで「バーフバリ」に出会う
昨日の夕方、2泊3日の旅から戻ってきた。そもそもが濃い女子(女史)旅であるのに加え、都合4つの寺院を訪れ、情報過多で未消化だ。昨夜は11時にベッドへ入った。途中何度か目覚めたが、最後に起きたのは9時過ぎ。なんと10時間も爆睡していた。若々しい! その後、セラピストに来てもらいマッサージを受け、身体は...
[Go West 02] 寺院の中に無限の宇宙。この国に暮らすカルマを受け止めて祈る。
コーヒー農園のただ中にあるリゾートにて。 ジャイナ教寺院。ヒンドゥー教のシヴァ神を祀る寺院。ヒンドゥー教のヴィシュヌ神を祀る寺院(ユネスコ世界遺産)……。 わずか2日間の、しかもほんの短い時間。歴史が深く刻まれた3つの寺院を巡っただけで、今回もまた、遥か時空を超えた旅。 長い歳月をかけて刻まれた石。...
[Go West 01] 2泊3日の女子(女史)旅。ドライヴだからこそ見える「光」を見つけに。
今、バンガロールから約250kmほど西に走った先にある、サクレシュプール(Sakleshpur)に来ている。コーヒー農園の只中にあるリゾートで、朝を迎えた。降り注ぐ朝日。無数の鳥らの、賑やかなさえずり……。 毎年恒例の「女子(女史)旅」だ。YPOのフォーラムメンバーと、親睦を深める目的で開催する旅行...
✈︎ミュージアムとしての空港、ターミナル2。旅人たちを惹きつける、インド人アーティストたちの作品
😸今朝は月に一度のFM熊本収録日。2008年1月に開始以来(当初は月に2回だった)、今回でちょうど200回目だった。この間、DJの方も入れ替わり、現在は4人目。毎回、何を話そうかと話題を探す必要はなく、どの話題にしようかと「絞り込む」方が困難。それほどに、インドの日常は話題性豊かなのだ。いつもは、わ...
贈る言葉。受け止める言葉。いつかまた。未来に手を振りながら見送る。
ここ数カ月の日常が、濃い。詰め込まないよう心がけているはずのスケジュール帳。開けば確かに余白はある。しかし、短い旅やイヴェントなど、一つ一つの経験が、濃くも有意義。特に去年の10月、日本へ一時帰国して以降の数カ月間。千客万来の家は、益々多くの人々を迎え入れ、「気」は渦巻いて、活性化する。 ミューズ・...
🎨今度はACT MUZ企画でミュージアム見学。『ラーマーヤナ』を軸に学ぶ、時空を越えるインド世界の今昔
金曜日。またしてもMAP/ Museum of Art & Photographyへ。特別展示会「The Kanchana Chitra Ramayana of Banaras」。黄金の『ラーマーヤナ』展が3月10日で終了することから、ミューズ・クリエイションのアクティヴティ企画でツアーを実施したの...
🇮🇳「熱い湯に浸すと、風味や色が滲み出るティーバッグのように」。インド財務相、ニルマラ・シタラマン(Nirmala Sitharaman)氏の話を聞く午後。
昨日、インド財務相のニルマラ・シタラマン氏の話を間近に聞く機会を得られた。半年前、デリーで開催された日本とインドの外交フォーラムに出席した際にも(後半の写真)、短時間ながらも彼女の話を聞き、その怜悧で鋭い言葉に引き込まれた。再び、彼女の話を聞ける好機が到来。イヴェントの案内が届いて直後、申し込んだの...
気がつけば、「2024年」と記すことにも慣れて2月も終わり。
季節の変化に浅い高原都市バンガロールでの歳月は、意識して記しておかねば、メリハリなく、忘れてしまう。衣替え不要。ほぼ年中、同じ服を着ているから、「ついこの間、買ったばかり」と思っていた服が、実は5、6年前のものだったりということもよくある。 ◉「50代になったら渋めのサリーを着こなしたい」と、気づけ...
[Jagruthi訪問②] マザー・テレサの言葉がRenuを動かし、無数の人々の人生を救済している。その圧倒的な広がり
インドに暮らし、多くの人々に会うにつけて、この国は損得勘定を超越した「心ある人々」によって構築されている社会が存在するということを実感する。わたしはしばしば、「フィランソロピー」や「ソーシャル・アントレプレナー」といった概念の、この国における「存在のかけがえのない重さ」について記しているが、その思い...
[Jagruthi訪問①参加者の感想] 音楽やダンスで交流! スラムに暮らす子供らが通う無償の私設学校へ
金曜日、慈善団体Jagruthiへ赴いた。ミューズ・クリエイションとしては3度目、個人的には5度目の訪問となる。今回、ここを訪れたのは、Music Circusという日本のミュージシャン・グループからの依頼を受けたのが契機だ。 COVID-19パンデミックの最中だった2021年2月、Music Ci...
圧倒的な、細密画の緻密さ! 黄金の『ラーマーヤナ』。そしてまた、ハンピ旅情
ほぼ毎週火曜日の午前中に開催されている女性の勉強会。今週は、バンガロールに昨年誕生したミュージアム「MAP/ Museum of Art & Photography」にて開催された。勉強会のメンバーのひとりが、このミュージアムのディレクターだということもあり、彼女直々に、現在開催されている特別展示会...
[🙏Nagpur 09] ナーグプル旅から戻りて。旅の片鱗を残す。
✈︎昨夜の便で、マハラシュトラ州ナーグプルから、カルナータカ州バンガロールに帰ってきた。 お隣の州だというのに……。デリー、ジャイプルに引き続き、遠い異郷を旅しているような心持ちだった。 ナーグプルのアンベードカル国際空港(Dr Babasaheb Ambedkar International Ai...
[🙏Nagpur 08] わたしは、わたしなりに、書くことを続ける。偏りのない、平和的な視点から。
人生2度目のナーグプル。同じ3泊4日でも、前回に比べると穏やかな心持ちで、しかし新たな課題を抱えて、帰路に着いた。 今回の滞在中、それぞれ短い時間ながらも、3度、佐々井上人にお会いし、お話しすることができた。そもそもから、日々お勤めをされている御身に加え、昨年、日本のTV番組『世界ふしぎ発見!』にて...
[🙏Nagpur 07] 仏教僧院の跡地にて。高い場所に立ち、往時の様子を夢想する夕暮れ
昼間、竜樹連峰を登ったこともあり、かなり疲れてはいたけれど、次、またいつ来られるかわからない。マンセル遺跡もまた、しっかり眺めておきたく、南天鉄塔のあたりを探索後、仏教僧院へ足を伸ばして、その跡地をゆっくりと巡る。ナーランダの仏教遺跡とよく似た姿をしたこの僧院。1,500年以上前に建造されたというこ...
[🙏Nagpur 06] 佐々井上人によって、2,000年以上の眠りから起こされたマンセル遺跡。その稀有な仏教遺跡へ再び。
「我は龍樹なり。汝速やかに南天竜宮城へ行け。南天竜宮城は我が法城なり。我が法城は汝が法城なり。南天鉄塔もまたそこに在り。」 1967年8月、龍樹の啓示を受けた佐々井秀嶺上人は、日本帰国を取りやめて、ナーグプル行きの列車に飛び乗った。未知なる土地で仏教寺院を探し、インド憲法の創案者であるアンベードカル...
[🙏Nagpur 05] 竜樹菩薩大寺を再訪。ASICS sneakers are the best!
👟竜樹連峰に上り、丘の上からの景観を楽しんだ後は、足腰に気をつけながら、階段を降りる。その後、登山口に面した場所に立つ「竜樹菩薩大寺」を訪れる。前回、ここに立ち寄った際に、竜樹連峰を仰ぎみて、「次回は必ず登りたい」と思ったのだ。6年越しながらも、実現できてよかった。そして思う。次回は、この場所に関心...
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先日、在ベンガルール日本国総領事館の中根総領事から晩餐のお招きを受けて、我々夫婦は総領事公邸へお伺いした。わたしは、先日の一時帰国時、自分のために購入し、「ナマステ福岡」でも着用した赤い京友禅サリーを選んだ。日本の色合いだな……と改めて思う。 昨年、わたしが急遽、コーディネートすることになったJWマ...
日曜の夜、バンガロール市街東部のホワイトフィールドへ赴いた。目的地は、和食レストラン「Hachi by Tenya」。新規開店前日の試食会に招かれたことから、浴衣姿で参上した。有松絞りのぶどう柄が気に入っている。 「Hachi by Tenya」というからには、日本の「天丼てんや」と関係があるのかし...
花は、咲いては枯れる。 木々は、芽生えては朽ちる。 人間も、生まれては、死ぬ。 我々を取り巻くすべてが、一瞬とて同じ姿はなく、常に変化を続ける。インドにおいては、そのサイクルが身近で、故に、そこに暮らす人間は、頻繁に手を加えねばならない。労力を使って。 インドに暮らし始めて以来、この20年というもの...
日本からインドへ帰ってきて2週間余り。すでに、何人ものインドの友人知人らと言葉を交わす機会があった。 今回の長い一時帰国の理由を知る彼らの多くは、わたしが母のサポートのために帰国したことをして、「あなたは恵まれている」「いい機会だったわね」と、異口同音に、ポジティヴな言葉をくれる。 福岡の、家の中に...
旅人として初めてバンガロールを訪れたのは2003年12月。以来、20年余りのこの街の変貌の様子が、あたかも走馬灯のように脳裏を巡る昨今。ただ、誕生するだけではない。まさに躍るシヴァ神(ナタラージャ)の如く、破壊と創造が繰り返される景観。 新しいものが次々に誕生する一方で、古き良きものを守ろうとする動...
昨夜は、久しぶりに夜のチャーチストリート界隈へ繰り出した。遠い日のバンガローリアンがここを訪れたら、きっと驚くことだろう。20年前には想像もつかなかった、煌びやかに若々しい夜の街になっている。 かつては、おすすめのレストランを、簡単に選べたものだ。今となっては、すてきな飲食店が次々に誕生し、それと反...
ハッピー・イースター! 週末は市街北部、ヤラハンカの新居で過ごすことが多いが、今日の夜、街中が会場のパーティに招かれていることから、今週はコックスタウンの旧居にいる。しかし金曜日はわたし一人、新居に赴き、ゲストを迎えた。 デリーにて過去2回ほどお会いした彼女。これまでは簡単なご挨拶を交わすだけの「知...
気づけば4月下旬。バンガロールの盛夏は終盤。これから雨が増えれば、気温は落ち着き過ごしやすい時節となるだろう。日本から戻り、しかし日本での出来事をもう少し書き残しておきたいと思いつつ、すでに10日が過ぎた。日々はやさしく、しかし確実に過ぎてゆく。 🇯🇵 パンデミック明けより、日本を旅するインドの友ら...
自分の人生経験を通して、学び得た事柄と、神々の教えとされる聖典や、先人らの知恵とが、合致して腑に落ちることが多くなった昨今。 若いときに買って目を通したときには、心に引っ掛からなかった漠然とした教え。今読み返せば「なるほど」と膝を打ち、大いに共感を覚える。つまりは、わたしがこれを書いたとしても、共感...
昨日は、1カ月ぶりに新居へ。ドアを閉めていてなお、隙間から入り込んでくる工事現場の埃。ウィークエンドハウスにつき、メイドを雇っていないので、未だ、自分で掃除をする。数カ月に一度、ディープクリーニングを依頼しているので、清潔は維持できている。 無論、日頃の掃除も、外部に依頼しようと思えば可能。しかしわ...
バンガロールに戻ったら、たちまち「胡蝶の夢」のごとく、福岡の4週間が遠くてパラレルワールドを行き交っているかのような心持ちにさせられる。 すでにインドでの日常は始まっているが、心はまだ、福岡の余韻。 書ききれていない記録も多々あり、まずは「ナマステ福岡」の前日に、一人訪れた「香椎宮」のことを残したい...
🇮🇳 I’m home. Welcome home. Earlier today, I finally returned home to my husband and four cats waiting for me. My cats are, as always, unsympathetic. T...
4週間の福岡滞在を経て、ようやく今日、バンガロールへ帰る。今、成田空港のラウンジにて、長大な記録を書き上げた。その直後、パソコンの妙な不具合で、全部消えた。驚いた。 今日のところは、多くを語るなということだろう。なにしろ今、やや酩酊状態につき。 ゆえに、ナマステ福岡2日目の写真だけを載せておく。バン...
4週間の日本滞在、最後の2日間を飾るのは、『ナマステ福岡』。一時帰国を決めた後に、このタイミングで開催されることを知り、参加することにした。 今回は、福岡一色に染まる、わが日本滞在だ。 かつてミューズ・クリエイションのメンバーだった友人も手伝ってくれたほか、懐かしき元バンガローリアンの友人たちも来訪...
長いと思っていた4週間の一時帰国も、ついには残すところ数日となった。最後の週末、明日と明後日は、福岡市の中心地である天神で開催されるインドのイヴェント『ナマステ福岡』だ。 時間の合間を縫っての地道な準備も完了。インドでは、ミューズ・クリエイション、あるいは個人で幾度となくバザールや展示会をやってきた...
昨日は、妹の運転で、母と3人、志賀島までドライヴした。 日本でも有数の陸繋(けい)島である志賀島。両側に海が迫る「海の中道」を通過して、島に至る。先日、バッグ作りを楽しんだ美砂さんのブティックがあるのは、志賀島に向かう途中の西戸崎だ。 志賀島を最後に訪れたのは、亡父の運転で、だった。日本に住んでいた...
4月だ。 日本に戻って瞬く間の20日間が過ぎた。今週末の「ナマステ福岡」に参加してのち、来週の火曜日にはインドへ帰る。フライトを変更し、滞在を延長して、当初の予定通り生まれ故郷の熊本などを旅したいという気持ちと、早くインドに帰りたいという気持ちが交錯する。 Missing home. わたしの居場所...
青空が広がった昨日の日曜日。しかし、少し暖かくなっていた気温が、再びぐっと落ちて、寒い。家のベランダから見下ろす多々良川沿いの桜並木は、まだ七分咲きといったところ。 名島神社へ桜を見に行くかどうか迷ったが、今日は母の眼科や歯科やわたしの整体もあり、そうこうしているうちに、瞬く間に日々は流れる。行ける...
当初は、「母の白内障手術に伴う1カ月の福岡滞在」だったはずが、日々、故郷再発見や大小の偶然が重なって、かつてない心の旅を楽しんでいる。 わたしの母は9人兄弟、父は4人兄弟。わたしには、いとこが20人いたのだが、ほとんどが離れて暮らしていることもあり、昔から疎遠だ。 そんななか、母の妹の長男であるタカ...
一時帰国。母へのお土産を買うために、DASTKAR Bazaar 最終日に滑り込み。 母はもう15年以上、インドの自然派ソープやローションを愛用している。オンラインでも買えるけれど、バザールでは新たな発見がある。ゆえに、足を運ぶ。 コーヒー豆や各種お茶、シャンプーなどはすでに注文済み。 わずか90分...
昨年11月、本格的に再稼働したミューズ・クリエイションのフェーズ3。振り返ればこの半年間、各種イヴェントや企画を実施して、なかなかに色濃い月日だった。 留学生やインターン生など若者らが中心のグループ、「ACT MUZ」は、わずか半年の間にも、メンバーの出入りが頻繁。常に小人数なれど、こうして同じ時期...
金曜日は、非常に有意義な1日だった。バンガロールの老舗ジュエリーショップ「C Krishniah Chetty & Sons」が運営するクリスタル・ミュージアムサロンにて、日本に関するプレゼンテーションをする好機に恵まれたのだ。 オーナー夫妻が友人だということもあり、以前もクリスタル・ミュージアムの...
🇯🇵明日、インドの人たちに向けて、日本の伝統や文化を語る。本来は、昨年の師走に開催した着物とサリーの比較展示会に加えて、雛人形や漆器など、日本的なものを展示しつつ、文化背景を説明するにとどめる予定だった。 しかしながら、せっかくの機会。主催者側もとても楽しみにしてくれているので、どこを切り取ってもい...
一昨日の夜、夫とともに、5月1日にオープンしたばかりの日本料理店「イザナギ」を訪れた。インディラナガールの100フィートロード沿い、TOITの北という便利な場所だ。 来週、某所で開催される、わたしの日本の伝統文化などに関するトーク・イヴェントにて、「イザナギ」がプロモーションを兼ねて、軽食を提供して...
***************************** “Poonam Bir Kasturi who transformed waste management in Bengaluru dies at 61” Concerned about the environmental impact o...
南インドとはいえ、標高900メートル超えの高原に位置するバンガロール。一年中、過ごしやすい気候だが、4月5月の盛夏はなかなかに暑い。その年によって暑さの度合いは異なるのだが、今年は格別に暑かった。普段であれば4月ごろ、マンゴー・レイン、もしくはマンゴー・シャワーと呼ばれる雨が降るのだが、今年はそれが...
金曜の未明にバンガロールへ戻って2日余り経つ。しかしまだ、正体定まらぬ心境でいる。肉体は、飛行機に乗ってバンガロールに戻ってきたけれど。エジプトで揺さぶられた続けた魂。そのひとかけらを、ナイル川の西に落としてきたようだ。 ギザのピラミッドの記録を書き終えて、今日はエジプトにおけるキリスト教徒「コプト...
2024年4月23日未明、バンガロール発ガルフ航空 (Gulf Air) のフライトで、バーレーンを経由しエジプトのカイロへ。そこからアスワンに飛んで始まった、わたしたちのエジプト旅。 本当に、濃密な時間だった。それは、心身魂ひっくるめての、時間旅行でもあった。 クルーズ旅などを経てカイロに戻り、5...
実質9日間のエジプト旅。今回は主に観光名所を訪れるにとどまったが、本来であれば、ゆっくりとカイロの街を散策したかった。ガイドツアーを終えて夕刻。ホテルで一息ついた後、夕食までのひととき、カイロ市外の西、ザマーレク (Zamalek) を歩いた。 友人に勧められたブティックで綿製品を購入したり、ふと目...
壮大なるガーマ(モスク)でコーランの響きに聞き入ったあと、今度はしばし車を走らせて、別のガーマへ。道中の光景が、まだ高層ビルディングの少なかったころのムンバイのそれに酷似していて見入る。ムンバイを知っている人なら、納得されることだろう。 さて、次にガイド女性が案内してくれたのは、エジプトのイスラム教...
イスラム教徒が大多数を占めるエジプト。当然のことながら、街の随所にガーマが見られる。午前中に訪れたコプト地区と同様、カイロのイスラム地区にある建築群もまた、その多くが世界遺産に指定されている。 時間的にも体力的にも、多くを巡る余裕はなかったので、ガイドの案内に従い2箇所のモスクを訪れた。最初に訪れた...
4月30日の最終日は、コプト地区で教会を訪問した後、今度はイスラム地区へ赴き、ガーマ(モスク)を訪れた。その記録を残す前に、気分を変えて、ヒエログリフの話題を。 ヒエログリフとは、古代エジプト語の象形文字(アルファベット)のこと。ギリシア語で「神聖」を意味するヒエロスと、「刻む」を意味するグリュペイ...
1枚目の写真は、聖ジョージ教会の外観。2枚目以降は引き続き、聖セルジウス教会(アブ・サルガ)の写真。 なお、コプト地区では、シナゴーグ(ユダヤ教会)などにも立ち寄った。最後の写真がその入り口あたり。シナゴーグ内部の写真は撮影禁止だったが、そこもまた、非常に見応えのある場所であった。
エル・ムアッラカ教会を訪れたあとは、徒歩圏内にある聖セルジウス教会(アブ・サルガ)へ。5世紀創建の、エジプトで最も古いコプト教会の一つだ。ローマ帝国マクシミヌス帝の治世下、303年にシリアで殉教した聖セルジウスと聖バッカスに捧げられた教会だという。 この教会が立つ場所は、聖家族と深い関わりを持ってい...
コプト地区で最も有名なエル・ムアッラカ教会。ローマ時代に建造されたバビロン城の南門の上に建立されていることから「吊るされた」という意味のアラビア語「ムアッラカ」と呼ばれるようになったという。英語名はハンギング・チャーチ。7世紀に創建されたのち、破壊、再建、改修を繰り返したとのことで、かなり複雑な構造...
4月30日。グループツアーの5日目にして最終日でもあった。ナイル川を挟んで首都カイロの西側に隣接するギザの町にあるピラミッドやスフィンクスを見学したあと、ホテルに戻る。 友人らとともに、ホテルのジュエリーショップで買い物などをし(この話題は別途記す)、最後のパーティで主催者やスタッフらを労い、またし...
実質わずか9日間のエジプト旅なのに、すでに33回目の投稿。そしてまだ、あと10回以上は続きそうな勢いだ。時間的な制約もあり、わたしにしては文章量をかなり抑えて記しているが、本当は掘り下げて調べ綴りたいことが無尽蔵。なにしろ歴史が濃すぎる深すぎる! 旅の数日前までは、エジプトのことをほとんど知らなかっ...
サッカラには、ジェセルの階段ピラミッドの周辺に複数の遺跡が点在している。中には、腰を屈めて歩かなければ頭をぶつけてしまう低い通路もある。腰痛を気にしつつも、さほど長い距離ではないので、潜ってみる。得も言われぬ地球のエナジーが、しんしんと、静かに染み渡ってくるような石の静謐。 中でも印象的だったのは、...
ピラミッドといえば、巨大な四角錐の建造物を思い浮かべる。中でもスフィンクスと調和するギザの三大ピラミッドが有名だ。しかしながらエジプトには、ナイル川に沿い1500km以上もの広範囲に亘り、形状が異なる大小のピラミッドが130以上も点在しているという。 我々グループは、早朝、ナイル川の東岸に位置するカ...