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Mの軌跡~ジェンダーをめぐる幻想・妄想 https://mloger.blog.fc2.com/

50代女装(MtX)ブロガーです。身体は男だけど、中身は女。小さい頃から「男らしさ」を押し付けられることに強烈な違和感を感じてきました。ジェンダーギャップをめぐる想像・幻想・妄想を思いつくままにつづります。美術、小説、音楽、クルマ好き。

あおい
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2022/11/20

  • ねえ、きみの名は?

    お庭のツツジの木に昨日、突然、一輪の花が咲きました。ツツジはすでに華々しい開花を終え、いまは青々とした葉っぱが太陽の恵みを求めて競うように成長している中、たった一人で咲いている姿が、健気というか、意地らしいというか。。。ねえ、どうしたの? って声をかけてあげたくなり、しばし彼女を見つめていました。いつも一人でポツンと過ごしていたわたしの幼少期をついつい思い出してしまって。。。あなたもきっと、一人で...

  • つい目をそらしてしまう人

    https://markmanson.net/the-levels-of-eye-contact子どもの頃、にらめっこという遊びがありましたね。誰かと面と向かって目と目でじっと見つめ合うと、不思議と吹き出してしまうか、目をそらしてしまう。わたしは、ならめっこで勝ったためしがありません。たいてい、30秒と持たずに負けていました。視線をそらせてしまう癖が当時からあったのですね。いまでも、人と目を合わせることにはややストレスを感じることがあります。青年...

  • 天台宗僧侶による尼僧性暴行事件について

    今年の1月31日に突如、世間に明らかにされた、天台宗の僧侶による尼僧性暴行事件。世間を震撼させたこの大事件は、その後、どうなったのでしょう。叡敦さんは、祖父が三つの寺の住職を務めた天台宗の高僧で、幼いころから仏教を精神的な支柱としてきた。比叡山での千日回峰行を終えて「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいだいぎょうまんだいあじゃり)」になった大僧正について、親族から「仏様に最も近い存在になった」と聞かされ、こ...

  • 支配するのも支配されるのも嫌だ

    http://actualutte.com/quest-ce-que-la-domination/小さい頃からずっと心に秘めていたこと。誰かを支配するのも嫌だし、誰かに支配されるのも嫌だ。わたしは幼いなりに、この原則に徹しようと心に決めていたのだろうと思うんです。結果、誰に対しても距離を取るようになりました。誰かとお近づきになるということは、その誰かの影響を受けることになり、必然的に被支配の関係が生じると思えたから。自分が「支配」の側に立つこと...

  • この家の家政婦はこれで引退ね

    https://blog.colegiosdelreal.mx/en/kinders/hard-work-of-the-mom-who-is-a-housewife今年5月頃、yahooでこんな見出しの記事を読みました。残念ながら、ソース元の記事はもう存在していませんが、こんな内容でした。それこそ絵に描いたような良妻賢母の女性。家事全般を率先してこなし、義両親の介護も「長男の嫁がやるのが当然」と進んで引き受けていた。そんな女性の旦那さまが、会社の定年を迎えた日。花束を抱えて帰宅した旦...

  • 左右非対称は立派な個性です

    https://burkeredfordorthodontists.com/orthodontic-treatment-can-help-asymmetrical-faces/「わたしの顔はどうして左右非対称なのだろう」って疑問に思っている方は少なくないと思います。かくいうわたしもそうでして、鏡に向かうたびに、 目の形と位置が違う(雌雄眼) 耳の高さが違う(メガネが水平にならない) 下アゴがずれている(それって顎変形症?)別に、悩みというほどではないし、逆に自分らしい個性だと思ってい...

  • セルフモニタリング⑦ 「わたしがお化粧をする理由」を振り返って

    https://ibispaint.com/art/617302069/女性ホルモンについては、過去記事(セルフモニタリング➃、⑤、⑥)で少しまとめさせていただいたのですが、長らく女性ホルモンはやらないと決めていたにもかかわらず、急に堰を切ったように始めたのには考えられる理由がいくつかあります。そのうち最も大きいのは、老いに対する恐れ、でしょうか。正確に言うと、老いが恐いというより、このまま老いて死が近づいた時、やり切った感というか、...

  • あまりに無力すぎる。。。孤独な抵抗

    今年の2~5月にかけて、千葉県柏市を中心に出没していた「ひょっこり男」さんが逮捕されました(本名は公開されています)。自転車で車道のセンターライン上をジグザグ走行し、対向車に意図的に近づいたりなど、危険なあおり行為を繰り返し、テレビニュースやワイドショーでも繰り返し放送され、すっかり有名人になってしまいましたね。全身黒ずくめで金髪にサングラス、ロックミュージシャンでも気取っているようないでたちと、マ...

  • Dark Triad男と共同親権

    https://managementweekly.org/the-dark-personality-triad/最近、「Dark Triad」という心理用語を耳にします。サイコパシー (Psychopathy)マキャヴェリズム (Machiavellianism)ナルシシズム (Narcissism) という社会的に望ましくない性格特性の総称、ですね。詳しいことはいろいろな心理系サイトで解説されていますので、ぜひ、そちらをお読みになるとよいと思います。わたし自身の経験で言いますと、まさに想像を超えるサイコパ...

  • どこかで誰かが呼んでいる

    オオカミの遠吠えを聞いたことがある方は、ロシアやカナダなどの森林地帯を歩いたことがあるような方を除けば、いないでしょう。日本ではニホンオオカミははるか昔に絶滅してしまいましたし。オオカミといえばクマやトラと匹敵する猛獣ですけれど、さすがイヌの祖先だけあって、とても高度な知性を感じます。それがわかるのが、その遠吠えです。聴いてみてください。実にバリエーションが豊かで、深い哀愁を帯びていて、まるでイル...

  • あなたには黙秘権が保障されている(けれど。。。)

    https://whatthelaw.com/blog/should-you-exercise-your-right-to-remain-silent.html2023年4月、和歌山県1区で衆議院議員の補欠選挙があり、岸田首相が応援演説で、とある漁港に駆け付けたところ、聴衆の中に紛れ込んだ何者かがパイプ爆弾を岸田総理に向けて投げつけました。パイプ爆弾は爆発しましたが、警察官が軽傷を負っただけで大事には至らず、容疑者は周囲の漁師や駆けつけた警察官によって身柄を取り押さえられました。安...

  • ~かたちになります~???

    https://northcountrypublicradio.org/news/npr/459651340/sometimes-confusion-is-a-good-thing~というかたちになります。~いつからこんな奇妙な日本語表現ができたのでしょう。先日、あるサービスについて、営業マンの方(50歳くらい?)からご説明を受けたのですが、この方がですね、すべての文章の語尾において、「~というかたちになります。」とおっしゃるんですね。途中からもう気になって気になって、説明はまったく耳に...

  • 〇〇恐怖症が増えたのはなぜ?

    https://www.just.edu.jo/FacultiesandDepartments/FacultyofMedicine/Departments/Psychiatry/Pages/Default.aspx最近、心療内科に通う若者が増えているように思います。現在50代末期のわたしの場合、若い頃は心療内科なんてなかったし、病院の精神科・神経科の門をくぐるのはなかなかに勇気のいることでした。まだ「精神科=鉄格子」のイメージがあって、入ったら一生出られないなんて迷信もありましたし。高校生の頃、マジで精...

  • 1分間スピーチで心をリフレッシュ

    今日のニュースで、認知症予防のために開発されたスマホアプリが紹介されていました。スマホに向けて1分間スピーチすると、認知症かどうかをAIが判定してくれるそうです。たとえば、「今日嬉しかったことは何ですか」といった質問を投げられ、「うーん、えーと、そうですね、あ~、う~」、あげくに沈黙する時間が長かったりすると、「あなたは認知症の恐れあり」、と判定されるみたいです。要は、話のストーリーが多少矛盾してい...

  • 日本版DBSについて感じること

    https://locumbooking.com/enhanced-dbs-certificate/569/DBS(Disclosure and Barring Service)とは、イギリスで設立された「前歴開示・前歴者就業制限機構」という組織で、従業員などの雇用に際し、特定の性犯罪の前科の有無を確認することを事業者に義務づけ、違反した場合、公表などの対象にするという仕組みです。詳細はNHKのニュースサイトなどをご覧ください。大きな前進なのは間違いないし、多少の抑止力にはなるでしょう...

  • 美エイジング!

    映画「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」は、かの韓国映画の名作「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督作品。視力を失う病に侵された漫画家の男性と聴覚障害を持つ女性の切なくも温かい愛の行方を描くラブストーリー。山下智久、新木優子を軸に、高杉真宙、山本舞香、深水元基、山口紗弥加、渋いところでは、加藤雅也、夏木マリが共演しています。2023年作品で、わたしは見ていませんが、「私の頭の中の消...

  • Soloという生き方

    https://www.atlasandboots.com/travel-blog/solo-hiking-tips-for-women/ジェンダーハラスメントという観点で振り返ると、わたしの幼少期はまさにこのジェンダーハラスメントの渦の中で生きていたようなものでした。「男の子なのだから、男の子らしくしなさい!」この一択です。他に選択肢は何もありません。「女の子として生きる」なんて道は想像すら、させてもらえませんでしたから。そのため、幼少期のわたしは、徹底的に孤独...

  • ハラスメントについて想うこと①

    https://crowjack.com/blog/strategy/ethical-issues-in-workplace/workplace-harassment最近、〇〇ハラという言葉が世間を席捲しています。では、いったい何をもって「ハラスメント」と定義されるのでしょうか。なぜ、外来語を使うのでしょうか。よくわかりません。(最低限、「いじめ」とは分けて考える必要がありますね)。)〇〇ハラ、皆さんは、いくつ口に出して言えますか?セクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラ、アカハ...

  • デ・キリコ展(未遂)

    最近の美術館や博物館は事前にネットで「時間指定チケット」を購入し、事前に決済まで済ませておくケースが増えています。〇月〇日〇時~という形で、30分とか1時間で区切られています。確かに人気のプログラムの場合、鑑賞者が特定の日時にどっと押し寄せてしまうと、鑑賞者の密度が高くなって、スタッフの負担が大きくなりますし、最近は美術品に悪さをする自称(?)環境保護団体もいたりしますので、鑑賞空間の秩序維持のため...

  • よい連休をお過ごしください

    世の中はゴールデンウィーク真っただ中で、中には10連休の方もいらっしゃるとか。一方、家族の世話をしているわたしは、おうちから離れることができず。わたしの場合、ふだんの社会生活は男性装で過ごしていますので、休日は女性に戻って、ひたすら家事三昧です。家事って、1年365日、お休みできないんですよね。連休なんて、世の女性たちにとっては旦那様や子どもたちのお世話とか、いつも以上に負担が増えるだけで、気が休まる暇...

  • 人前で話す、ということ

    https://www.earlytorise.com/inspiration-need-write-life-changing-speech%E2%80%A8/日本人は、人前で話すのが苦手、という方が多いように思います。「あがり症」というのでしょうか、自分の番が回ってくるまでドキドキして心臓がバクバクして、いざ壇上に上がると、頭の中が真っ白になってしまって、事前に準備していたことを思い出せなくなってしまったり、早口になってしまったり、どもったり噛んでしまったりと、なにかマイ...

  • 噓つきは〇〇の始まり

    https://debuglies.com/2018/07/21/according-to-researchers-people-find-it-easier-to-lie-in-a-foreign-language-than-their-native-tongue/日本人て、外国人に比べて、見栄とか世間体を気にする傾向が強い(特に昔は強かった)ようには感じませんか。とりわけ、典型的な中流家庭と呼ばれる家のお父さんやお母さんたち。定期試験のたびに「こんな成績じゃ人生の競争に勝ち残れないぞ。将来どうするつもりだ。なんとしても〇〇高...

  • 死者に贈る(べき)言葉

    人が死を迎えると、その肉体は少しずつ生命活動を停止していきます。「脳死」と言われるように、肉体がまだ生命活動を維持していても、脳が先に活動を停止してしまうこともあります。つまり、すべての臓器が一気に死を迎えるわけではないのです。では、最後まで生きた状態を保つ臓器は何か、それは「耳」だという話を昔、聞いたことがあります。脳死体験とは、最後まで生きている「耳」が勝手につくり出す幻覚なのだ、というのです...

  • 「自由な死」は可能?

    「死」をめぐる人間と動物の最大の差異は、人間はなぜか、「死」を徹底して管理しようとすること、と言えないでしょうか。動物は、文字どおり、死ねば土に還る。死期を悟った動物は人知れず姿を消し、その屍は化学反応により分解され、大地に還元されていく。人間の場合、そうはいきません。人々は肉体の変容(硬直、腐敗)というリアルな死の現象から目を背けたがる一方、死そのものは残された者たちによって徹底的に管理されるわ...

  • 去る者は追わず

    「失踪」って、何とも言えない独特な言葉の響きがありますね。実際、小説や映画、ノンフィクションの題材になりやすく、人の心にざわめきを生じさせる、何とも言えないミステリアスで非現実的な響きがあります。生きているのか死んじゃったのかわからない、生と死の境の曖昧な領域。。。人が突然、いなくなってしまう。姿を消してしまう。それは、失踪者の意志による場合もあれば意志によらない場合もあるでしょうけれど、自分の意...

  • ファンタジー・オブ・マイ・オウン

    みなさんの書くブログを見に行くことはほとんどないのですが、わたしなりに、ブロガーの方々って、リアル系とノンリアル系に分かれるのかな、と昔から漠然と思っていました。生活環境、家族環境、お仕事、政治や社会問題、趣味など、ご自身のリアルな世界を、感じたまま、考えるままに忠実に記事に反映していく方たち。数としては、こういう方たちのほうが圧倒的に多いのだろうと思います。それに対して、ノンリアル系の方たちは、...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について③

    一般的なMtFさんの場合、女性ホルモン投与については、女性化を焦るあまり、どうしても肉体的な見た目の変化への期待が先走りして、心理的な変化は後回しにされがちです。後回しというより、心理的な変化はそもそも想定しない方もいるのではないかと思います。わたしの場合は逆で、肉体的な変化は(年齢的なものもあって)さほど期待せず、むしろ心理的な面での女性化がコンプリートされることに期待していました。自分の心がホル...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について②

    女性ホルモン投与の影響について、身体的な変化と心理的な変化を整理したいと思います。◆身体的な変化について身体的な変化については、もともと大した期待はしていなかったのですが、一応触れておきますね。ちょっと(かなり)恥ずかしいですけれど。。。一番目につくのは、ヒップまわりです。明らかに女性のような肉付きになりました。おそらく+2cmくらいかしら。測ってはいないけれど。29インチのデニムを余裕で履けたのに、今...

  • セルフモニタリング➃ 女性ホルモン投与について①

    女性ホルモン投与のことをずっと書かなければと思っていたのですが、そんなに気軽に書けるほど簡単なテーマであるはずもなく。。。子どもの頃から性別に強烈な違和感があったことは、過去記事のセルフモニタリング①、②、③でも書かせていただきましたが、女性ホルモン投与には長らく抵抗があり、踏み切れませんでした。理由は、自分でもよくわかりません。どうしてなのかしら。性同一性障害の診断書をいただくべく、ジェンダークリ...

  • イップスは誰にでも生じるもの?

    わたしはスポーツ音痴なので、イップスうんぬんの前に標準的なレベルの運動動作を行う水準にないので、イップスなどまったく関係ない人間と思われても仕方ありません。。でも、スポーツをやらないわたしなのに、イップスという症状にはずいぶん前から興味を持っていました。イップスと言えば、やはりゴルフですね。特にパットの名手と言われた名選手が、突然、パットが全然入らなくなる。こんなはずではなかった、まだまだ練習が足...

  • The 40th Anniversary Tour “Soar”

    The 40th Anniversary Tour “Soar”無事に終わりましたね。麻里さん、演奏家の面々、照明やPAエンジニアの方々、そしてバックオフィスの皆さん、おつかれさまでした。ラスト札幌公演が無事に終わり、一同そろってススキノで盛大な打ち上げに出かけたことでしょう。さてさて、わたしは10月14日(土)、東京ガーデンシアターでの東京公演に行ってまいりました。席はアリーナ席のAブロックの前から5番目。こんなに間近で麻里さんに会え...

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