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Mの軌跡~ジェンダーをめぐる幻想・妄想 https://mloger.blog.fc2.com/

50代女装(MtX)ブロガーです。身体は男だけど、中身は女。小さい頃から「男らしさ」を押し付けられることに強烈な違和感を感じてきました。ジェンダーギャップをめぐる想像・幻想・妄想を思いつくままにつづります。美術、小説、音楽、クルマ好き。

あおい
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2022/11/20

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  • ファンタジー・オブ・マイ・オウン

    みなさんの書くブログを見に行くことはほとんどないのですが、わたしなりに、ブロガーの方々って、リアル系とノンリアル系に分かれるのかな、と昔から漠然と思っていました。生活環境、家族環境、お仕事、政治や社会問題、趣味など、ご自身のリアルな世界を、感じたまま、考えるままに忠実に記事に反映していく方たち。数としては、こういう方たちのほうが圧倒的に多いのだろうと思います。それに対して、ノンリアル系の方たちは、...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について③

    一般的なMtFさんの場合、女性ホルモン投与については、女性化を焦るあまり、どうしても肉体的な見た目の変化への期待が先走りして、心理的な変化は後回しにされがちです。後回しというより、心理的な変化はそもそも想定しない方もいるのではないかと思います。わたしの場合は逆で、肉体的な変化は(年齢的なものもあって)さほど期待せず、むしろ心理的な面での女性化がコンプリートされることに期待していました。自分の心がホル...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について②

    女性ホルモン投与の影響について、身体的な変化と心理的な変化を整理したいと思います。◆身体的な変化について身体的な変化については、もともと大した期待はしていなかったのですが、一応触れておきますね。ちょっと(かなり)恥ずかしいですけれど。。。一番目につくのは、ヒップまわりです。明らかに女性のような肉付きになりました。おそらく+2cmくらいかしら。測ってはいないけれど。29インチのデニムを余裕で履けたのに、今...

  • セルフモニタリング➃ 女性ホルモン投与について①

    女性ホルモン投与のことをずっと書かなければと思っていたのですが、そんなに気軽に書けるほど簡単なテーマであるはずもなく。。。子どもの頃から性別に強烈な違和感があったことは、過去記事のセルフモニタリング①、②、③でも書かせていただきましたが、女性ホルモン投与には長らく抵抗があり、踏み切れませんでした。理由は、自分でもよくわかりません。どうしてなのかしら。性同一性障害の診断書をいただくべく、ジェンダークリ...

  • イップスは誰にでも生じるもの?

    わたしはスポーツ音痴なので、イップスうんぬんの前に標準的なレベルの運動動作を行う水準にないので、イップスなどまったく関係ない人間と思われても仕方ありません。。でも、スポーツをやらないわたしなのに、イップスという症状にはずいぶん前から興味を持っていました。イップスと言えば、やはりゴルフですね。特にパットの名手と言われた名選手が、突然、パットが全然入らなくなる。こんなはずではなかった、まだまだ練習が足...

  • The 40th Anniversary Tour “Soar”

    The 40th Anniversary Tour “Soar”無事に終わりましたね。麻里さん、演奏家の面々、照明やPAエンジニアの方々、そしてバックオフィスの皆さん、おつかれさまでした。ラスト札幌公演が無事に終わり、一同そろってススキノで盛大な打ち上げに出かけたことでしょう。さてさて、わたしは10月14日(土)、東京ガーデンシアターでの東京公演に行ってまいりました。席はアリーナ席のAブロックの前から5番目。こんなに間近で麻里さんに会え...

  • 「芸術家たちの南仏」展

    気がつけば、はや6月。何もできない(しない?)うちに月が過ぎてしまうのは悲しいものです。どんな状況でも、自分と向き合う時間をきちんととらなければいけませんね。6月といえば、旧暦で水無月でございます。が、しかし。水無月という言葉とは裏腹に、このたびは線状降水帯とやらで、水の猛威をまざまざと見せつけられました。わたしがふだん散策し、ジョギングしている湖畔も、一度も見たことがないというくらいに水没してしま...

  • AI作品が写真コンテストで入賞してしまった?!

    https://www.cnn.co.jp/style/arts/35202938.htmlChatGPTをはじめ、AIに関する話題を聞かない日はないというくらい、AI一色になってしまった昨今。テレビで「就職活動する学生さんが面接官に伝える志望動機をChatGPTに考えてもらっている」という話を聞いて、昭和人間のわたしはもう卒倒してしまいそうになりました。学生さんへのインタビューでも「使って何が悪いんですか? もちろん多少は自分なりに手は加えますよ。僕の周りは...

  • 浜田麻里さん2023年新作 「SOAR」 を聴いてみた

    浜田麻里さんの通算27作目となる5年ぶりの新作アルバム「SOAR」が発売となり、本日、予約していたタワーレコードから届きました。初回限定版を発注したのですが、申込の作業の過程でPCが一度ダウンしてリセットした結果でしょうか、申込が重複したみたいで、2セット届いてしまいました。ま、いっか。さっそく、パッケージを解いて取り出し、一気に聴き通しました。...

  • 泣くから悲しい、は本当?

    思考や記憶が脳で行われているのは間違いないとしても、幽霊とかを見た瞬間に恐怖で鳥肌が立ったりするのは、果たして脳のなせる業なのでしょうか?疑問に思ったことはありませんか?夜、あたりが寝静まった空間で、視覚が何やら白ったぽい浮遊物を把え、それが視神経から脳に送信されて幽霊らしいという認識が行われ、恐怖という感情が生成され、脳から全身に警戒情報を発令し、指令を受け取った肌が鳥肌を立てる。なんて経路が考...

  • 自分だけが取り残される恐れ?

    最近、FOMOという言葉を聞いたことはありませんか?一昔前、ケータイ用語でFOMAというのがありましたが、違いますよ。FOMO(fear of missing out、フォーモ)は、「取り残されることへの恐れ」を意味する心理現象です。日本ではまだあまり一般的ではありませんが、アメリカでは大きな話題になっているようです。wikiを要約すると、「自分がいない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」「自分が知らない間に何か楽しいこと...

  • 浜田麻里さん2023年新作 「SOAR」 近日発売!

    Mari Hamada Live In Tokyo 2010“Aestetica 2010年5月わたしは浜田麻里さんの大ファンです。年齢も同じで、20代後半の頃からすでに30年以上、その背中を追いかけてきました。追っかけ、という意味ではないですよ。いろいろなことが去来したこの30年間、わたしの中には常に麻里さんという存在がいて、時に太陽のように輝き、時に月のように微笑み、辛いときに静かに鼓舞してくれる存在でした。その歌声に何度助けていただいたこと...

  • うお座と占星術の世界

    私は3月生まれですので、また1つ、齢を重ねてしまいました。この年になると、もうどうにでもなれ、という心境でございます。残された日々を無駄にせず、大切に過ごそうと、改めて心に誓った次第です。わたしは「うお座」なのですが、うお座は星座占いでよく「最強」と言われますね。わたしは占いは信じないのですけれど、本当のところ、どうなのかしら?よく、うお座の人の性格や恋愛運などをまとめたサイトがあって、どのサイトも...

  • ヘルマプロディートスの悲哀

    ローマのボルゲーゼ美術館に収蔵されている「眠れるヘルマプロディートス」です。なんとも艶めかしい彫刻です。若い女性の裸像のように見えますが、実は可愛い男性器がくっついています。「男性の性器を持つ女性」であり、「女性的な肢体の男性」として描かれているわけではありません。ヘルマプロディートスはギリシャ神話に登場する両性具有者で、wikiを要約すると。。。ヘルマプロディートスの名は、父ヘルメースと母アプロディ...

  • ペルソナという名の仮面

    人はみな、仮面をかぶって生きています。精神の成長とは、ある面で、この仮面を「熟成」させること、と言えないでしょうか。幼い頃、精神的にさまざまな弱みを抱えていても、生きていくうちにいつの間にか普通の大人になっていく。どんなに人間関係で苦しんだり傷ついたりしても、それなりに人との接し方を自然と習得していく。幼い頃は脆弱ですぐにでも破けてしまいそうだった仮面も、時間と経験を経るとともに次第に質量ともに厚...

  • 無意識の世界を可視化できたらどんなにいいだろう

    Hilma af Klint Photo: David Healdわたしが抽象絵画に関心を抱いたのは、幼い頃の何気ない体験がきっかけでした。目を瞑ってまぶたを押していると、ぼんやりした図形のようなものが脳裏に映ることに気づきました。脳裏っていうのは正確な表現ではないけれど、目を瞑っているのだから明らかに視覚ではないわけで、結局、脳裏と表現するしかないのだけれど。それはその時々に、さまざまなカタチになって現れ、強く押すとどこかに動...

  • 影との対話

    幼かった頃、自分の影をじっと見つめた経験って、ありませんか?学校の帰り道とか、地面に映る自分の影を見て、不思議な気分になったのを覚えています。影って、季節によって見え方が変わりますね。夏は日が高いので、影がとても濃くなる。凝縮されたイメージ。冬は日が低くなるので影は長く伸び、希薄な印象。夜は夜で、街灯に近づくと影は一瞬消え、遠ざかるとともに影は長く薄くなっていく。不思議なもので、ひとたび気になりだ...

  • 立花隆さんの最後の旅路をたどる

    立花隆さんが亡くなったのは、2021年4月30日のこと。もうすぐ2年の歳月が経とうとしています。「NHKスペシャル」では、生前の立花さんと10数年一緒に仕事をしてきたNHKのディレクター岡田さんが、立花さんが自らガンであることを知った後の遺された時間、死にどう向き合い、受け入れ、旅立っていったか、その思索の全貌をまとめています。本で埋もれた書斎のテーブルに骨壺が置かれている写真は、ああ本当に亡くなってしまわれたん...

  • 無意識へのいざない

    最近、意識と存在をめぐる本を何冊か、少しずつ読み進めています。そこで、突然ですが、わたしたちの無意識では、いったい何が起きているのでしょうか。不思議な夢を見た翌朝など、わたしはなんでこんな変な夢を見たのだろう、わたしの心の奥にはいったい何が宿っているのかしら、と思ったことは二度三度ではないですよね。無意識ですから、自分で意識することはできない世界です。自分の意識できない自分の深部で、さまざまな心的...

  • 焔に神が宿る

    ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの記事で、焔の魔力と魅力に触れました。ろうそくの小さな焔であっても、じっと凝視していると、その不思議な力に魂が吸い込まれそうな錯覚を覚えます。燃焼、酸化還元反応という概念がなかった古代において、焔の持つ神秘的で超自然的な力は、現代の比ではなかったことは容易に想像できますね。特に、山火事のようにすべてを焼き尽くす猛威の前には、人々はただひれ伏し、恐れおののく以外なかったに...

  • 2023年初 Night Run!

    (https://www.quora.com/What-are-the-benefits-of-late-night-running)今夜、久しぶりに Night Run することができました。年末以来、やや体調を崩して、お正月以後は、週末のお昼にウォーキングをするだけでした。おかげで、すっかり、ふっくら体形になってしまったわたし。今夜から再開です!そして、感じたこと。Night Runは、やっぱり素晴らしい!...

  • 「言い間違い」はなぜ起きるの?

    何年か前のことですが、タレントの三宅裕司さんがある番組で、こんなお話をされていました。三宅さんの奥さまですが、たまに言い間違いをなさる、との話題です。掃除機をかけている時にね、「どいてよ」と言うつもりが「抱いてよ」だって。口げんかになった時、「それはこっちのセリフでしょ」が「それはそっちのセリフでしょ」だって。笑いながら、「ああそうだよ」って返しましたけど。聞いてて思わずほっこりしてしまいますよね...

  • 忘れたい記憶ほど忘れられないのはなぜ?

    自分の書いた記事を読んでいると、過去、特に10~20代に悩んだこと、感じたこと、考えたことをいまだに引きずっていることに気づきます。なんか、昔の記憶を振り返るブログみたいになりつつありまして。。。まあ「終活」として始めたブログなので、それはそれで当然でもあるのですが。われながら、何十年も前のことをなんで? と思うのだけれど、結局、忘れたつもりでちっとも忘れていない。今の自分は当時の自分の延長だから、仕...

  • ゲシュタルト崩壊 こわい

    (写真:CanStockPhoto)ゲシュタルト崩壊(Gestaltzerfall)ってご存じでしょうか。wikiによると、「全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象。たとえば、同じ文字を長時間注視していると、その漢字の各部分がバラバラに見え、その漢字が何という文字であったかわからなくなる現象」と説明されています。ほとんどの方は「ふ...

  • 今の若者たちは、とってもたのもしい!

    いまの若い人の発想は独創的で、さまざまな気づきにあふれ、柔軟な思考のできる方が増えている、そう思います。なぜかというと。今日、こちらのサイトにお邪魔しました。100BANCH さんです。~常識にとらわれない野心的な若者たちと共に「100年先を豊かにする未来」を創造すること。 その象徴ともいえる「GARAGE Program」を通じて、エネルギー溢れる若者達が集まり、昼夜を問わず活動を繰り広げています。 多種多様な実験を、10...

  • 加賀乙彦さんの記憶

    (写真:日本経済新聞)本日、悲しいニュースがありました。カトリック作家の加賀乙彦さんが逝去されました。朝のニュースで聞いた瞬間、「えっ」という感じでした。精神科医でもあった加賀乙彦さんは、東京拘置所で精神科医官を務めていた若き日々、さまざまな死刑囚に差しで向き合いました。死刑判決を受ける犯罪を犯した者たちですから、もともとが海千山千だし、拘禁反応で人格崩壊寸前の囚人もいるわけで、そんな人間たちの面...

  • ろうそくの光の魔力と魅力 ~ ジョルジュ・ド・ラ・トゥール

    悔い改めるマグダラのマリア(ワシントン国立美術館 蔵)ろうそくの光って、とても神秘的だと思いませんか。最近は停電とかキャンプでもない限り、ろうそくで灯りをとることはほとんどなくなってしまいましたが。闇夜を照らすろうそくの光は、やわらかくて、情緒的で、人の心を優しく解きほぐし、包み込んでいく不思議な魔力と魅力がありますね。じっと見ていると、次第に魂が吸い込まれていくような感じになりませんか。かすかな...

  • ポール・デルヴォーの幻想世界

    (ローマの道 1979年 油彩 ポール・デルヴォー財団蔵)シュリレアリスム(超現実主義)の芸術家というと、スペインのサルバドール・ダリ、ベルギーのルネ・マグリットなどが真っ先に思い浮かびますね。わたしは生来のへそ曲がりのせいか、教科書に出てくるセザンヌやゴーギャンといった正当派の古典的な画家よりは、シュルレアリスムの奇妙な絵画が昔から好きでした。シュルレアリスムの神秘的でミステリアス(同じ意味?)な雰...

  • 名画にトマトソースをぶっかける人たち

    ロンドンのナショナル・ギャラリーで、ゴッホの代表作「ひまわり」にトマトスープをかける騒ぎがあり、環境活動家2人が逮捕されました。絵画はガラスに覆われていたため無事でした。現地メディアの映像には、2人の女が、手にそれぞれトマトスープの缶を持ち、中身を一気に絵画にかける様子が映っていて、このうち1人が「絵画と、地球と人々の命を守ること、どちらが大切なのか」などと叫んでいたということです。まわりの人が急に...

  • 藤原新也さんが捉えた小保方晴子さんの「涙」

    記者会見に臨む小保方晴子さん(藤原さんの写真ではありません)世田谷美術館で開催中の「祈り・藤原新也」を見に行くに際して、事前に注文していた写真集が、今日届きました。50年間の作品をまとめた、「壮大な旅」の記録です。お値段高めだったけど、これは是非とも手元に置いて何度でも見返したかったので。さっそく、ひととおり見させていただきました。何度も見てきた写真も、初めて見る写真も、どれもとても素晴らしくて、な...

  • 2023年初女装です

    2023年、あけましておめでとうございます。今年初めての女装です。めっちゃ仲のいいお友達の舞ちゃんから、お洋服をいただきました。早速、袖を通してみました。とっても着心地がよくて、嬉しいです。舞ちゃん、ありがとう💛 見てくれているかにゃ?いろいろ考えることの多い一年でした。自分にとってのジェンダーとは何かを考えるに、突き詰めれば、結局、自分とは何かという問題に回帰していかざるを得ないわけですね。い...

  • セルフモニタリング⑥ 自分の中の「女」とどう折り合いをつけるか

    (Photo AC)男性に生まれながら、自分の性別違和の意識が決定的になってしまったとき、自分の中の「女」とどう向き合い、折り合いをつければよいのでしょうか。子どもの頃から心の片隅に曖昧に巣くい続けていて、還暦直前の今になっても、いまだ答えが見つかりません。問題への向き合い方を大雑把に整理してみると、①突き進む②妥協する③忘れるの3択になるように思います。...

  • セルフモニタリング⑤ バウンダリーでHSP卒業

    (illustlation by Freepok)バウンダリーとは、心理学でいう「境界線」、つまり、自己と他者を隔てるボーダーを意味します。心の境界線と呼ばれます。精神的に自立している人は、バウンダリーがしっかり構築されていますが、依存性の強い人、精神的に未熟な人、挫折して落ち込んでいる人などは、バウンダリーが低下し、他者と自己の境界線が曖昧になってしまいやすい。こうなると、ちょっとヤバい状態です。統一教会みたいな集団...

  • 高橋三千綱さんの遺した言葉

    若かりし頃の高橋三千綱さん(写真:新潮社)高校生の頃、「PHP」という薄い月刊誌を読んでいた時期があります。今でも書店の雑誌コーナーの片隅でちらっと見かけることがありますね。ああ、あれねって皆さんが思う、あれです(笑)。要するに、いかにも青くさい高校生、だったわけですね。ある時、当時人気のあった作家の高橋三千綱さんがPHPに書いていた文章を読みました。高橋さんは「九月の空」で芥川賞をとった小説家で、眼光...

  • セルフモニタリング④ HSPと性別違和感

    (https://psychologenie.com/highly-sensitive-person-traits)わたしが中高生の頃はHSPなんて概念はなかったけど、みなさまはHSPの意味をご存じでしょうか。Highly Sensitive Person の頭文字をとったもので、特に日本語的な呼称はありません。一言でいえば、生まれながら感受性が高く、ものごとに(過度に)敏感な気質な人。大昔のクレッチマー的分類でいうと、典型的な分裂病気質に該当しそうな人です。しいて名前をつけるな...

  • 今年最後の女装です

    12月29日、今年最後の女装です。メガネありとメガネなし、どうでしょうね。どのみち、還暦間近のおばさま女装ですし、ネットに出せるのも今回がラストかしら、などと思いつつ。。。今年は本当に大変な一年でしたね。やはりウクライナ戦争(特別軍事作戦ではなくてよ)が一番の衝撃でした。イランイラク戦争の時も、どこか遠くの砂漠の国同士の戦争、みたいなイメージがあったのは確か。でも、今回は本当に戦争の恐ろしさを身近に感...

  • 杉田水脈さんが総務政務官を辞任

    12月27日、岸田総理の命を受けて、杉田水脈議員が総務政務官の職を辞任しました。女性でありながらも、女性差別、性的少数者への差別的発言で何かと世間を騒がせてきた言動ゆえ、辞任は遅きに失したとの受け止めが多いようです。「LGBTには生産性がない」との発言は有名ですね。なんともセンスがないというか。。。子どもと同じで、思ったことをただ口にしただけという。。。その昔、女性を「生む機械」と呼んで大臣を速攻クビにな...

  • 藤原新也 祈り

    東京都の世田谷美術館では「祈り・藤原新也」を開催中です。写真家・藤原新也さんは、今秋、NHK日曜美術館でも取り上げられました。再放送もされたので、それだけ反響が大きかったのでしょう。わたしもしっかり見ましたよ。作品以上に、人間としての藤原新也さんがよく理解できるつくりで、好感が持てました。作品展はまだ見に行けていないので、年明けに見に行くのが楽しみです。...

  • マツコさまのこと

    (日本テレビ)CASA BRUTUSの特集記事で、偶然、マツコさまのお話になりました。マツコさまとはもちろん面識はないし、直接お会いしてお話させていただいたこともないし、共通点と言えば、千葉で育ったこと、女装者であること、本が好きなこと、くらいです。(実は、ミュージシャンの浜田麻里さんの熱狂的なファンであるというのも、大きな共通点ではあるのですが。。。)普段、テレビでマツコさんを見ている方たちは、マツコさま...

  • 展覧会 岡本太郎

    これは絶対に見逃せませんね。展覧会 岡本太郎この日本で、これほどスケールの大きな美術家は二度と出てこないかもしれません。そう思わせるほど多彩な才能を垣間見せてくれます。南青山のアトリエも訪問させていただいたことがありますが、あの「太陽の塔」もここで生まれたのかと思うと感慨深いものがありました。作品をただ見るだけでなく、その裏にある思想のようなところにも思いを馳せながら、ひとつひとつ見ていきたいもの...

  • 月経の疑似体験

    (illustration by freepik)男性の育児体験の一環として、妊娠の疑似体験がありますね。おなかに赤ちゃん相当の重りを入れ家事をやることで、妊婦さんがいかに大変な思いをしているかを旦那さまに疑似体験してもらおうと。今日、yahooニュースを何気に見ていたら、女性の月経を男性記者が疑似体験してみた、という記事が出ていて驚きました。沖縄タイムズの記事です。漏れないか…常に不安 ナプキン着用の男性記者 多忙で替えら...

  • CASA BRUTUS 聖なる建築100

    「CASA BRUTUS」最新号は、「聖なる建築100」特集です。日本の美しい教会100選で、かなり気合入ってます!こういう本は、じっくり味わいながら1ページずつ進んでいきたい主義なので、せっかちにパラパラめくることはしません。訪れたことのある教会が多いので、その時の印象や記憶を思い返しながら。しばらく余韻に浸りつつ、後ほど感想などをまとめてみたいと思います。...

  • 美術館めぐり~千葉県佐倉市

    久しぶりに美術鑑賞に出かけてきました。ふだん、家族の面倒を見ているので、週末もなかなかお出かけができないのですが、日曜日の午後、まとまった時間がとれたので、千葉県佐倉市までクルマを飛ばしてきました。わたしは千葉在住なので、佐倉なら1時間で着きます。今回は「佐倉市立美術館」と「DIC川村記念美術館」に行ってきました。ちなみに、佐倉市には「国立歴史民俗博物館」もあって、美術・歴史好きには嬉しい土地柄なんで...

  • マン・レイのオブジェ

    同じ千葉県佐倉市にある「DIC川村記念美術館」では、「マン・レイのオブジェ」が開催中です。この美術館はわたしの大のお気に入りで、何度か訪問しているのですが、展示作品はもとより、建築が素晴らしいのです。DIC川村記念美術館の建築設計者は日本を代表するモダニズム建築家、海老原一郎さんです。DIC(旧社名:大日本インキ化学工業)の川村社長が美術館建設の構想を抱いた際、世界的に著名な建築家の名も挙がる中で、設計を...

  • 天才アラーキー

    アラーキーこと:現代美術家、荒木経惟さんの「花幽園」 (2017年) の中の一作品です。実に不思議な作品です。美しく咲く花びらの中には、裸で縛られた小さい女性の人形が。これは一体、何なのでしょう。いくら考えても、言葉が出てきません。荒木さんの写真は独特な世界観を持ち、刺激的で、見る者を惹きつけてやみません。わたしも荒木ワールドに惹かれる一人です。もちろん好き嫌いはあるでしょうが。artspace AM...

  • 「太陽の塔」と土偶のヴィーナス

    (写真:万博記念公園 太陽の塔オフィシャルサイト)岡本太郎さんの「太陽の塔」。1970年に開催された大阪万博以来、50年以上経った今でも、その存在感に圧倒されます。すさまじいまでの迫力、パワーですね。ピカソの「ゲルニカ」といえど、この「太陽の塔」の圧倒的な迫力の前には小さく見えてしまいます。大阪万博開催当時、わたしは小学校低学年で、万博には連れてってもらえなかったのですが、この太陽の塔は女か男か、という...

  • 痴漢という人種

    2022年7月、性犯罪者に「化学的去勢」を選択できる法案が、タイの国会で可決されました。刑期の短縮と引き換えに、一部の犯罪者に化学的去勢を選択する権利を与えるもので、2人の医師の承認を得ることを条件とし、性犯罪者は10年間監視される。化学的去勢とは、テストステロンのレベルを低下させる注射の投与をすることで、すでにポーランドや韓国、ロシア、エストニア、アメリカの一部の州で導入されているというから驚き。よく、...

  • 自画像

    エゴン・シーレの自画像。生涯で170もの自画像を描いたとか。シリアスな精神状態が投影されています。自画像って、描いたことのある方、いますか?子どもの頃、学校の授業でやらされたっていう方は多いかもしれません。でも、自分の意思で、積極的に「自画像を描こう」なんて方、美大を目指す人以外はあまりいませんよね。自画像を描いてみた、なんて友達に言おうものなら、あなたってそんなに自分が好きだったの、みたいなリアク...

  • 月の砂漠

    上温湯 隆。カミオンユ タカシ。その名をご存じの方は、今の時代、そう多くはないでしょう。1974~1975年にかけて、高校を中退して単身アフリカに渡り、サハラ砂漠横断の冒険旅行に旅立つも、幾多の予期せぬ出来事に振り回され、最後は気温50℃という灼熱の砂漠のど真ん中で、頼りにしていたラクダに逃げられ、ついには力尽きてしまった無名の青年。その存在を知ったのは、まだ小学生の頃だったかしら。その少し変わった苗字と、サ...

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