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Mの軌跡~ジェンダーをめぐる幻想・妄想 https://mloger.blog.fc2.com/

50代女装(MtX)ブロガーです。身体は男だけど、中身は女。小さい頃から「男らしさ」を押し付けられることに強烈な違和感を感じてきました。ジェンダーギャップをめぐる想像・幻想・妄想を思いつくままにつづります。美術、小説、音楽、クルマ好き。

あおい
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2022/11/20

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  • 若者のセルフネグレクトが増えている?

    www.psychologytoday.com Self-Neglect: A Telltale Sign of Childhood Emotional Neglect Psychology Today Singapore孤独死と言えば、今までは高齢者の専売特許でしたが、ここ5~6年は20~30代の若者の孤独死が急速に増えてきているようです。高齢者の孤独死も若者の孤独死も、共通点は「ごみ屋敷」。徐々にごみが捨てられなくなり(心の中では何とかしなきゃ、とは思っているんだけど)、思いとは裏腹に、ごみは溜まり、積み...

  • 「ミロ展」を見てきました

    東京都美術館で開かれている、ミロ展に行ってきました。上野公園はさわやかな快晴に恵まれ、この世の平和を謳歌する人々の笑い声で満ち満ちています。平和っていいなあ、としみじみ感じる瞬間ですね。と言うのも、ミロはその半生をスペイン内戦や第二次世界大戦などの戦火の中を生き延びてきた方なので。21世紀のこの平和な光景を見たら、何を想うことでしょうか。さて、ミロは一般にシュルレアリスムの作家としてくくられることが...

  • 安野貴博さんが国政政党「チームみらい」を立ち上げ!

    2024年6月の東京都知事選挙では現職の小池百合子さんが圧勝したわけですが、2位の石丸氏、3位の蓮舫氏、4位の田母神氏のメジャー候補(ていうか、マスコミが勝手に持ち上げていただけ)に続き、154,638票を集めて5位に入った安野貴博さんが大きな注目を集めたことは、記憶に新しいところです。過去記事1、過去記事2でも取り上げさせていただいたのですが、次回の東京都知事選挙では台風の目になることは間違いないと思っておりまし...

  • 「ヒルマ・アフ・クリント展」を見てきました

    代表作「10の最大物」(写真:東京国立近代美術館)スウェーデンの女性画家、ヒルマ・アフ・クリント展を見てきました。2年前の過去記事でも触れていたのですが、実に不思議でミステリアスな作家です。美術史の大きな流れから見るとアウトサイダー的というかマイナーな存在なので、生きているうちに日本で見られるとは正直思っていませんでした。快晴のゴールデンウィークの初日、ささやかな胸の鼓動を感じながら、東京国立近代美...

  • 万博のオールジェンダートイレは「男女共用トイレ」?

    万博会場の「オールジェンダートイレ」の案内板=今月9日、大阪市此花区(産経新聞)(4月)13日開幕する(した)大阪・関西万博会場内のトイレに利用者の性別を問わない「オールジェンダートイレ」が登場した。同様のトイレは2年前にも東京・歌舞伎町の複合施設で設置され、「女性や子供が安心して使えない」などの批判を受けて廃止された経緯がある。【写真でみる】オールジェンダートイレの内部。個室トイレも洗面台と鏡も共用...

  • 叡敦さん 事実上の「勝訴」へ!

    天台宗の例の尼僧性暴行事件で、思いがけない展開がありました。問題発生当時の状況は、過去記事をご覧ください。以下、京都新聞の記事(速報)をそのままコピペします。【速報】天台宗の性暴力問題、「直接加害」の60代住職が免職に 80代大僧正は処分なし3/27(木) 19:39配信 天台宗寺院で性暴力を受けたとして、同宗の50代尼僧・叡敦(えいちょう)さん=法名=が加害に関わったとする男性僧侶2人の僧籍剥奪の懲戒処分を天台宗(...

  • 自分の声が大っ嫌い!

    https://www.happyearshearing.com/unclogging-and-relieving-ear-pressure/昔、ネットで仲良くなったMtFのお友達とおしゃべりしていたときのこと。当時、わたしは営業のお仕事をしていて(あ、今もですけど)、新規のお客さまに電話かけて、サービスの特長とか内容とか、一生懸命説明するんだけど、電話に出た男性たちがね、みんなことごとく「ふーん」とか「あ、そう」とか言うわけ。こっちは真剣なのに、なんだか失礼しちゃうわ...

  • 人を追い詰めてはいけない

    https://baderscott.com/わたしの経験でいうと、人は、ひとたび追い詰められると、その「追い詰められた状況」からなかなか抜け出せなくなってしまいます。冷静に考えれば、抜け出す方法はいくつかあったはずなんです。でも、平常心を失ってしまうと、追い詰められる一方になり、視野がどんどん狭くなり、最後は破滅的な結末になってしまいかねない。最近の例で言うと、〇愛知県の斎藤知事のパワハラ疑惑をめぐる百条委員会の委員...

  • 過剰なまでの「共感力」はかえって怖い、という話

    ダーク・トライアドという心理用語を聞いたことがある人もいるかと思います。いわゆる、社会的に危険な人格を持つ人物を指し、 〇サイコパシー…精神病質 psychopathy 〇マキャベリズム…権謀術数主義 Machiavellianism 〇ナルシシズム…自己愛症 narcissismの3つのパーソナリティ特性の総称であると定義されています。詳細はwikiをお読みくださいね。正直、これらすべてを兼ね備えた人物が周囲に出現したら、と思うと気が滅入って...

  • 性別違和感は単なる「我執」なのだろうと思うことにした件

    最近、「我執」という言葉を今まで以上に意識することが増えてきました。何か心に引っかかるたびに、「それって我執なんじゃなくて?」ってね。ご存じのように、我執は仏教用語で、読んで字のごとく「自己に過度に執着する」ことであり、心に生じる様々な迷いや葛藤といった苦しみの根本原因になっているという考え方です。~我執を捨て去れば、あなたの心は苦しみから解放され、心の自由を得ることができますよ~もちろん、理屈と...

  • 「絆」って何?

    日本国政府ホームページ内には「絆」に関する特設コンテンツが設けられている。絆って、何でしょう。親子の絆、夫婦の絆、師弟の絆。。。昔から、心の奥底でずっと引っかかってきました。一度、整理しなくちゃ、と思っていたのです。絆というと、2011年に発生した東日本大震災のことをイメージする方も少なくないでしょう。当時、やたらと「絆」という言葉が使われましたね。よく「絆」とプリントされたシャツを着ている人を見かけ...

  • これでお前も俺の女だ???

    涙ながらに記者会見する被害女性(NHKニュース)大阪地方検察庁の元検事正が、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われている裁判が始まり、元検事正は起訴された内容を認めました。弁護士の北川健太郎被告(65)は、大阪地検のトップの検事正を務めていた2018年9月、大阪市内の公務員の宿舎で、酒に酔って抵抗できない状態の部下の女性に性的暴行をした罪に問われています。続いて、検察は冒頭陳述で「...

  • 「権力志向」はどのようにして形成されるの?

    写真:ジャパンタイムス権力者は、なぜ権力を希求するのでしょうか。「権力欲」「権力志向」とか言いますが、権力欲は食欲や性欲などの生物的一次的な欲求と異なり、誰にでも備わっているわけではありません。そして、得てして、どの組織にもこの「権力志向」の人間がいるものです。非常に厄介な存在ですよね。この厄介で迷惑な人間に振り回され、右往左往させられ、辛い思いを余儀なくされた方は少なくないと思います。別に組織の...

  • 20年ぶりに見たシュールな光景

    《以下の記事は、性同一性障害に関するセンシティブな内容を含みますので、嫌悪感を持たれる方はお読みにならないことをお薦めいたします》今日、ふと思い立って、地元にある天然温泉に行ってきました。よくある温泉リゾート施設で、週末ともなれば大変な賑わいです。わたしがこのような温泉施設に来るのは、実に約20年ぶりです。なぜかというと、このような温泉施設には、家族風呂という設定はほとんどありません。男湯か女湯、ど...

  • 「故安倍元首相が女装して現れた」という衝撃発言について

    2024年7月、新刊書発売の記者会見に臨む高市早苗先生(読売新聞)あまりの衝撃に一瞬、言葉を失いました。10月13日に行われたという、立憲民主党の衆議院選挙立候補者の出席する集会で、かつて法政大学総長も務めた田中優子さんが登壇し、自民党の高市早苗先生のことを「故安倍晋三元首相が女装した姿」と表現したのです。「(高市早苗さんは)自民党議員の中でも安倍派ですよね。安倍さんが女装して現れた。言っていることは安倍...

  • 人はどこまで残酷になれるか?

    今日、浜田麻里さんファンクラブの会報Vol.186が手元に届きました。麻里さんフリークにとっては、クォーターに一度のかけがえのない楽しみです。不思議と、やる気が落ちてきたり気分が乗らなかったり、物事をつい悪い方向に解釈してしまったりなど、意識が下降気味のタイミングで届くことが多く、自身にカツを入れ、魂を正しい方向に向き直す契機となってくれています。今回もまさに、そんなタイミングでした。さてさて、今回の会...

  • 努力は最後の最後で報われる。。。

    https://www.47news.jp/11611791.html今晩、とっても喜ばしいニュースが日本中をかけめぐりました。日本原水爆被害者団体協議会(被団協)にノーベル平和賞が授与されたのです。被団協は1956年に結成され、反核運動と被爆体験の伝承を先導し、後遺症に苦しむ被爆者の救済に取り組んできました。原爆投下からすでに80年が経とうとしています。NHKのニュースでは、国連総会で「ノーモアヒバクシャ!」と叫び、伝説となった演説の様子...

  • ナイトランの思わぬ落とし穴

    今年の夏は本当に暑かったですね。やっと秋の空気に入れ替わりましたが、関東は10月に入った今日も30°近い暑さ。秋は一気に過ぎ去り、あっという間に冬が訪れそうです。さて、この夏、サウナのように蒸し暑いなか、2日に一度のペースでジョギングを続けてきました。往復約10kmほどのコースですが、本当に蒸し暑くてヘロヘロになっていました。折り返し点にある公園の水飲み場で頭から水をかぶり、体温を下げてから復路を走るのです...

  • 「安楽死カプセル」の衝撃

    カプセルに入るだけで静かに旅立つことができる「安楽死カプセル」。SFの世界の話かと思ったら、現実に存在するものでした。知りませんでした。内部に窒素を充満させることで、内部に横たわった方は低酸素症で死に至る。麻酔を打っていれば、苦しむことなく、それこそ死んだように眠りながら、あの世に旅立つことができます。いくら安楽死が合法化されているスイスとはいえ、このようなマシンが開発されていたとは、驚きです。写...

  • 映像詩 「やまとの季節 七十二候」

    わたし、テレビはNHKしか見ないのですが、2023年12月、暮も押し迫ったある日、番組表を見ていたら、深夜の時間帯にこんな番組に目が留まりました。映像詩 「やまとの季節 七十二候」NHK奈良ローカル局で放映されていたシリーズを1時間番組に再編した番組らしく、今回は再放送だったようです。全然知らなかった。ビビッと来るものを感じて、もう反射的に、録画予約をしました。そして、その映像の美しいこと美しいこと。。。もう言...

  • 「人から注目を集める立場」が平常心を奪う?

    本日、兵庫県議会の定例本会議において、斎藤知事への不信任決議案が全会一致で可決されました。予想どおりの結果でしたが、本当に全会一致だったというのが驚いたとおっしゃっている専門家もおられました。一連の報道を見ていて、いろいろ思うところはありましたね。さてさて。世の中の人々は大きく、「有名人」と「一般人」に分けられるのではないかと思います。なんか単純すぎてゴメンナサイ。でも、これは大変大きな意味を持っ...

  • これからの女子大学は一体どうなってしまうの?

    https://www.hksinc.com/what-we-do/projects/texas-womans-university-campus-master-plan-update/今日、こんなタイトルの記事をyahooで拝見しました。【女子大の苦境と挑戦】白百合、フェリス、清泉、東洋英和…名門女子大が定員割れの衝撃 かつての短大のように淘汰されるのかえ?と思って早速、目を通してみて、驚きました。ご興味のある方は、是非、お読みになってみてくださいね。記事によると、東京女子大学、日本女子大学...

  • 温泉旅館を経営してみませんか?

    https://www.motoyugeto.com/ 岩手県北上市 夏油温泉 元湯夏油(写真と本文は関係ありません)今から5年ほど前のことです。当時、予期せぬ転職をせねばならない羽目に陥りまして、焦る気持ちに急き立てられるように、50代半ばにして就活なるものを始めました。自己PRやら職務経歴やらを求人サイトのフォーマットに書き込むわけですが、ああ、こういう個人情報がすべて採用担当者に見られてしまい、さらにはそれで値踏みされる...

  • ストレスフリーなライフスタイル

    https://www.ganeshaspeaks.com/wellness/how-can-you-create-a-stress-free-lifestyle/#google_vignette還暦を迎えるにあたり、アンチエイジングをより一層、意識するようになりました。同年代の方なら、「この先、わたしはどれくらい生きられるのだろう?」と漠然とした不安にとらわれがちですよね。実は今日、病院の定期診断で血液検査を受けてきました。結果はというと、30項目すべてで正常値!でございました。やったあ!これ...

  • 想像力(イマジネーション)は無限大!

    生成AIの功罪があれこれ議論されていますが、わたしは生成AIには反対です。あえて言うなら、絶対反対です。やめてほしいわ。こんなものが普及したら、人間が本当にどうかなってしまう。。。生成AIの弊害は、人間がバカになるなど、あげればキリがないですが、そのひとつに、生身の人間の「想像力が低下する」ということがあると思うんですね。わたしは人さまに自慢できることなんか何もないけれど、あえてひとつあげるとすれば、「...

  • いつか髪を伸ばしてドネーションしたい

    わたしはいま、女性装のときは人毛ウィッグを使っています。過去記事を書いた時は、まだ人毛ウィッグを使うのはいかがなものかと思っていたのですが。地毛でもまあ何とかならなくはないのですが、やはりボリューム感とか乏しいので。。。人毛ウィッグということは、世界中のどこの誰かはわからないけれど、誰かからいただいた貴重な髪を使わせていただいているわけです。当初は人毛ウィッグを装うことに躊躇もあったのですが、化繊...

  • 女子大学の看護学部が男子学生を受け入れ

    https://news.ubc.ca/2018/08/men-place-less-value-on-care-oriented-careers-like-nursing-ubc-study/過去記事で、わたしが女に生まれていたら、かなりの確率で看護師になっていたと書きました。今でもその思いは変わりません。当時はいまと違って、女性が選べる職業って少なかったし。結婚、出産しても続けられる職業として、教員や看護師を選ぶ女性が多かったと思います。先日、「あああ、わたしが40年後に生まれていたらなあ...

  • 「素晴らしい」と思える体験をした人は、誹謗中傷なんてしないのでは?

    満天の星空みなさんは人生で「素晴らしい」と思えた体験、自信をもって「ある」と答えられますでしょうか?わたしは「あります!」と答えますが、「あるかしら?」と考え込んでしまう人も少なくないように思います。いまの日本って、この「素晴らしい」という感情を味わえる機会がどんどん減っているような気がするのは、わたしだけでしょうか。モノも情報も飛躍的に増え続けているのに、なぜか「満たされない」思い、空虚感が逆に...

  • 青木歌音さんはトランスジェンダーではない

    青木歌音さんパリオリンピックで大きな話題になったことのひとつに、女子ボクシングの性別問題がありました。元男性のトランスジェンダー女性と、もともとの女性では、見た目以上に体力的なポテンシャルが違い過ぎる、スポーツとして不公平なのではないか。多くの方が、そういう印象というか、違和感を持たれたのではないでしょうか。でも、当の本人からしたら、女の子として育てられ、女として成長し、そして何より一生懸命に努力...

  • デ・キリコ展に行ってきました

    「デ・キリコ展」を見に、東京都美術館に行ってきました。お盆休みも終盤にさしかかり、台風一過の上野公園は、モンスーンのような熱気と焼けるような日差しとで、もう脳髄が溶けてしまいそう。メイクは崩れるし、下ろしたばかりの靴が合わずに靴擦れしたり、あげくに上野公園では何やら大きなイベントが開催されていて、人、人、人の波。。。もう行くだけでぐったり疲れてしまいました。さて、デ・キリコ展は本当はゴールデンウィ...

  • 大義なき誹謗中傷

    https://baderscott.com/いま、インターネット上での誹謗・中傷が深刻な問題となっていますね。インターネットの登場以前は、特定の人間に対する誹謗・中傷の矛先は、物理的手段の制約から、主として自分の周囲に限定されていたように思います。自分の周囲に限定される以上、誹謗・中傷を行うことは、矛先である相手にとって発信源である「自分」が特定されることになりますので、おそらくそれが抑止力として多少は機能していたの...

  • 北口榛花さんは、日本のヴィーナスです

    写真:ロイター天気予報によれば、大型の台風7号が関東を直撃するそうで、予定を繰り上げて帰省先から帰ってきました。帰省先では、やはりオリンピックの話題で持ち切りでした。実に素晴らしいオリンピックでした。でもって、選手の中でどなたが最も印象的だったかというと、わたし的にはダントツに北口榛花さんです。実際、映像で彼女の一挙手一投足を見てて、いろいろ感じるところが多かったんですね。競技前、競技中、競技後の...

  • よい夏休みをお過ごしください

    今日からお盆休みで、9連休という方も多いと思います。みなさま、思い出深い夏休みをお過ごしください。海外旅行なんてまるでご縁のないわたしは、せめて国内の近場でも、と思いたいところだけれど、最近は箱根のごく一般的な温泉旅館が普通に1泊50,000円とかするそうで、それを聞いただけでどこにも行く気がなくなってしまいます。それから、宮崎や神奈川で立て続けに起きた大きい地震、台風なども心配ですよね。旅先で災害に遭う...

  • オリンピックのテーマソングと言えば。。。

    熱戦が続くパリオリンピック、気がつけばもう13日目、8月11日の閉会式まで、あっという間ですね。さて、オリンピックと言えば、テーマ曲がとても印象に残っているという方、とても多いと思います。安室ちゃんをはじめ、ZARD、MISIA、平原綾香、大黒摩季、ゆず、いきものがたりなど、錚々たるメンツが選ばれてきましたが、わたしの場合、1988年のソウルオリンピックでNHKのテーマ曲として流れていた、浜田麻里さんの「Heart and Sou...

  • パリオリンピックの開会式「最後の晩餐」について

    熱戦が続くパリオリンピックですが、そのオープニングセレモニーで早々にケチをつけることになった、あの問題のシーンについてです。キリスト教徒にとって最も大切な「最後の晩餐」のシーンを、なぜかLGBTQの人たちを出演させてパロディ化したわけです。キリスト教世界からどんな反発が巻き起こるか、演出家の側が想像できなかったはずはありません。それを強行したところに、何と言うか、底知れない理不尽さを感じますね。しかも...

  • 魂をゆさぶられる旋律~朝崎郁恵さんの世界

    昔は音楽にどっぷり浸かった日々を過ごしてて、音楽のない日常というのは考えられませんでした。最近はそうでもなくて、気が向いたときにたまに聴く程度になりましたし、毎晩のsleeping musicも、いつの間にか小鳥のさえずり、寄せては返す波の音、今の季節だと真夏の夕方に響くひぐらしの鳴き声など、自然の何気ない音環境に素晴らしさを感じます。それなりに年齢を重ねてきたから、でしょうか。。。そんな中、NHK「新日本風土記...

  • 性別不一致なんて、ただの出来損ないじゃなくて?

    https://www.huffpost.com/entry/3-things-gender-nonconfor_b_9165030最近、「身体はオトコだけど心はオンナなんです」みたいなセリフを割と頻繁に聞くようになってきて、ああ、わたしみたいな「出来損ない」が社会には一定数いるのだなあという、納得とも安心ともつかない微妙な心境にございます。そう、肉体的な性別と精神的な性別が一致しないなんて、ただの出来損ないですよ。少なくとも、わたしはそう思っています。別に卑下...

  • 死ぬまでにセルフヌードを撮ってみたい

    https://laurensphotojblog.blogspot.com/2011/11/self-portrait-professional-portrait.htmlこのブログ、当初は終活ブログとして始めたつもりなのですが、わたしが死ぬまでに是非とも形に残しておきたいことのひとつに、恥ずかしながら、セルフポートレート撮影、もっと言うと「セルフヌード撮影」というのがありまして。。。え?あまりに突然すぎて、思わず笑っちゃいますよね。MtFのうそ女にして、還暦BBAのくせに。。。でもね...

  • 「聞く力」と「聞き出す力」…その1

    https://www.ddiworld.com/blog/behavioral-interviewing-questions人の話をまるで聞かない人って、いますよね。最近だと、東京都知事選挙で第二位に躍進?した、あの方。相手の話をまるで聞こうとせず、質問を遮り、わけのわからない禅問答もどきで相手をけむに巻いてしまう。ほんと、困ったちゃんですね。彼らはどうして、人の話をきちんと聞かないのでしょう。特に女性の場合は、男性と違って理路整然とした話し方ではないので...

  • 混浴温泉って、嫌ですか?

    島根県 玉造温泉「長楽館」混浴温泉と聞いて、わたしが真っ先に思い出すのは、山深くに佇むポツンと一軒家の温泉旅館の露天風呂です。40代の頃、毎週のように山を歩いていた時期があり、その時は群馬から新潟にかけての山々を数日かけて彷徨していました。下山した後、秋山郷まで足を延ばしました。秋山郷は新潟と長野の境にあり、最近は少し観光地化されましたが、一昔前までは人里離れた辺境の地でした。秋山郷にはポツンポツン...

  • 一人でいるのは寂しい(淋しい)ですか

    https://www.success.com/how-to-find-solitude/わたしは、寂しいとか、淋しいとか、あまり感じることがありません。というか、感じすぎて麻痺しちゃった? だけなのかもしれないけれど。みなさんは、どうなのでしょうか。もちろん、愛する人を亡くしたり、ずっと一緒にいた愛犬が旅立ったり、それはもちろん大きな喪失感を伴いますが、肉体としてわたしの傍からいなくなったというだけで、記憶の中での存在自体が消えてしまうわ...

  • AI技術で民主主義はどのように変わる?

    前回に続き、今回も、東京都知事選挙で第5位と躍進された安野貴博さんについてです。そもそも選挙デビュー戦の都知事選挙で第5位でもすごいことですが、ご本人にしてみれば「大手メディアが自分のことをきちんと取り上げてくれれば、第4位くらいには普通に行けたはず」と思っておられるでしょう。それだけ内容の濃い選挙活動をしておられましたから。ちなみに、テレビで安野さんを取り上げない理由として、あるテレビ局員は「有権...

  • 特定の価値観の奴隷にならないためには?

    https://prezi.com/qknajn9blke-/recovering-our-sense-of-value-after-being-labeled-mentally-i/よく「価値観」て言いますよね。そもそも「価値観」て何だろうと考えてみたこと、ありますか。あることを素晴らしいと思い、あることを意味がないと思う、その判断の基準の傾向みたいなことでしょうか。価値観はわたしたち1人ひとりのメンタリティの基本をなすものですね。みなさん、就職や恋愛、結婚など、人生のライフイベントを...

  • 絶望の中に見えた一筋の光~都知事選挙第5位の安野貴博さん

    https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/008/00/東京都知事選挙は、7月7日に投開票が行われ、ふたを開けてみれば小池百合子さんの圧勝でした。もともと予測されていたことですし、別に何の驚きもありません。それより、選挙の質が下がったな、これが世界一の大都市東京の首長を決める選挙の実相なのかと、ニュースを見るたび何だか絶望的な気分に陥りました。多くの皆さんがそう思われたのではないでしょうか。ポスターの問...

  • 「心は女」と言いながら堂々と女湯に入る男って、頭の中どうなってるの?

    前の記事で「性別変更手術をしていなくても戸籍の性別を変更できる」という裁判所の決定についてまとめてみたのですが、その続編のような記事です。さてさて、最近やたらと「盗撮」や「痴漢」で逮捕される人の数が増えた印象があるのは、わたしだけでしょうか。年齢層や職業を問わないですし、特に教職系に多いように思います。生徒や親御さんにしてみれば、冗談じゃ済まされないですよね。大学の先生にしても、現行犯で逮捕され、...

  • 性別変更手術なしで女性になれる のですか?

    このほど裁判所において、「性別適合手術」を経なくとも戸籍上の性別を変更することはできる、という趣旨の判断がなされました。7月10日、性同一性障害と診断され、手術を受けずに戸籍上の性別を男性から女性に変更するよう申し立てていた当事者に対し、広島高等裁判所は変更を認める決定を出した、というものです。従来、戸籍上の性別変更を申し立てるには、①. 二人以上の医師により,性同一性障害であることが診断されていること...

  • 人を裏切るということについて

    さて、わたしは今まで、何人の人を裏切ってきたのでしょう?なぜ、こんなことを考えるようになったのでしょうね。最近、真夜中にベッドの中で目が覚めると、漠然と考えることが何度かありました。わたしも還暦を迎え、少しずつ人生の振り返りをしている中で、どうしても出て来る疑問なんですね。競争社会や複雑な人間関係を生き抜く中で、やむをえなかったんだ、とも言えますし(自己弁護ですけれど)。皆さんはどうなのでしょう。...

  • 浜田麻里さん 会報Vol185が届きました

    mari hamada official今日、帰宅したら浜田麻里さんの会報Vol.185がポストに届いていました。お食事の用意をするのも忘れ、封を切って一気に読みました。そして、サマーカードに記された直筆のメッセージ「窓の夕影 夏めきて 小首傾げた雀を眺む」いいですね。サクラが散り、気がつけば夏の気配が刻々と近づいて来る、そんな高揚感に満ちたある日の夕暮れ。窓辺に佇むと、可愛い雀が首をかしげて、こちらをキョトンと眺めている。...

  • 浜田麻里さんとともに過ごした半生

    最初に、浜田麻里さんの渾身の名作「Right On」です。昨年の「SOAR」ツアーライブのラストを飾った曲です。さて、わたしのブログですが、久々にグーグルサチコさんの解析結果を見てみたら、意外なことに、検索第一位ワードは「浜田麻里 活動停止」でした。過去3か月で500回以上、検索結果に表示されていたそうです。多いのか少ないのか、よくわからないけれど。(検索順位、クリック回数などはご想像にお任せいたします)。わたし...

  • 他人に迷惑をかけてはいけない の?

    https://www.pittmag.pitt.edu/news/great-debaters「他人に迷惑をかけてはいけない」と考える人、日本人は特に多いですよね。ほとんどすべての日本人は、そういう思考の傾向を持っているように感じます。お隣さんと比較するまでもなく、日本人に顕著な国民性ですね。なぜ、日本人は他人に迷惑をかけてはいけないと考える傾向があるのでしょう。わたしが思うに、日本人に特有な性質がいくつかありまして。。。 他人に迷惑をかけて...

  • 人は宗教がなくても生きていけるでしょうか?

    今日は7月1日、はや1年の半分が過ぎ去ってしまったことになります。そこで、いきなり唐突な問題なのですが、人は宗教なしには生きられないのでしょうか?10代の頃から漠然と抱いていた素朴な疑問ですが、非常に難しい問題だと思います。10代の頃のわたしは、「いまは特定の宗教との関わりはないけれど、この先、50歳くらいになったら、たぶん何かしらの宗教を信じて生きているのだろう」と、漠然と思っていたものです。その予想は...

  • 新聞をとるのを、やめた

    https://www.britannica.com/quiz/newspapers-read-all-about-it新聞をとるのを、やめた。20歳のときに家を出て下宿で新聞をとり始めてから、ずっと、新聞をとり続けてきました。販売店に電話して新聞をやめる旨を伝えたとき、「何とかもう1か月いかがですか?」とか必死に引き留められるのかしらと思いきや(て言うか、そんな風に言ってほしい期待もあったのですが)、「ああそうですか、では明日から止めちゃっていいですね」。...

  • 新型コロナで改めて思い起こす「人との最適な距離感」

    https://blog.praxiscenterforaesthetics.com/a-quick-guide-to-collaborative-art/さて、新型コロナウィルスの問題は、わたしたちにさまざまな問題を突きつけたわけですが、その多くが初めて耳にすることばかりで、人々を困惑に陥れてきたわけですけれど、その中でも重要なポイントの1つが「人との距離感」ですね。人と人との距離、すなわち「ソーシャル・ディスタンス」という新たな指標というか尺度を、わたしたちに提起するこ...

  • 新型コロナウィルス罹患に思うこと

    この6月、2度目の新型コロナ罹患となりました。6月23日(日曜日)の発症当日は朝から倦怠感があり、疲れというよりはだるさが抜けない感じでした。夜になると次第に熱っぽくなり、体温計を見たら37.2度。なんだこんなものかと思って床に就いたのですが、ほとんど寝れず、翌朝には37.5度。念のためお休みをいただいて病院に行ったところ、検査の結果、新型コロナ陽性と診断されました。今は第5類になっていることと、わたし自身も2...

  • 自分で考え、感じたことをそのまま言葉にしたい。

    自分の頭で考えたいなら、あまり本は読まないほうがいい。学生時代に聞いて、どなたの言葉だったか忘れましたが、とても印象に残っています。もちろん、勉強したくない怠惰な学生の自己弁護に使われてしまう可能性もあるのだけれど。図書館にいると、まわりの学生たちは本を自分の前に広げ、活字の羅列に格闘している姿が見られます。わたしはと言えば、自分の正面にはノートを開き、本は右45°の位置に斜めに置くような感じでした...

  • ねえ、きみの名は?

    お庭のツツジの木に昨日、突然、一輪の花が咲きました。ツツジはすでに華々しい開花を終え、いまは青々とした葉っぱが太陽の恵みを求めて競うように成長している中、たった一人で咲いている姿が、健気というか、意地らしいというか。。。ねえ、どうしたの? って声をかけてあげたくなり、しばし彼女を見つめていました。いつも一人でポツンと過ごしていたわたしの幼少期をついつい思い出してしまって。。。あなたもきっと、一人で...

  • つい目をそらしてしまう人

    https://markmanson.net/the-levels-of-eye-contact子どもの頃、にらめっこという遊びがありましたね。誰かと面と向かって目と目でじっと見つめ合うと、不思議と吹き出してしまうか、目をそらしてしまう。わたしは、ならめっこで勝ったためしがありません。たいてい、30秒と持たずに負けていました。視線をそらせてしまう癖が当時からあったのですね。いまでも、人と目を合わせることにはややストレスを感じることがあります。青年...

  • 天台宗僧侶による尼僧性暴行事件について

    今年の1月31日に突如、世間に明らかにされた、天台宗の僧侶による尼僧性暴行事件。世間を震撼させたこの大事件は、その後、どうなったのでしょう。叡敦さんは、祖父が三つの寺の住職を務めた天台宗の高僧で、幼いころから仏教を精神的な支柱としてきた。比叡山での千日回峰行を終えて「北嶺大行満大阿闍梨(ほくれいだいぎょうまんだいあじゃり)」になった大僧正について、親族から「仏様に最も近い存在になった」と聞かされ、こ...

  • 支配するのも支配されるのも嫌だ

    http://actualutte.com/quest-ce-que-la-domination/小さい頃からずっと心に秘めていたこと。誰かを支配するのも嫌だし、誰かに支配されるのも嫌だ。わたしは幼いなりに、この原則に徹しようと心に決めていたのだろうと思うんです。結果、誰に対しても距離を取るようになりました。誰かとお近づきになるということは、その誰かの影響を受けることになり、必然的に被支配の関係が生じると思えたから。自分が「支配」の側に立つこと...

  • この家の家政婦はこれで引退ね

    https://blog.colegiosdelreal.mx/en/kinders/hard-work-of-the-mom-who-is-a-housewife今年5月頃、yahooでこんな見出しの記事を読みました。残念ながら、ソース元の記事はもう存在していませんが、こんな内容でした。それこそ絵に描いたような良妻賢母の女性。家事全般を率先してこなし、義両親の介護も「長男の嫁がやるのが当然」と進んで引き受けていた。そんな女性の旦那さまが、会社の定年を迎えた日。花束を抱えて帰宅した旦...

  • 左右非対称は立派な個性です

    https://burkeredfordorthodontists.com/orthodontic-treatment-can-help-asymmetrical-faces/「わたしの顔はどうして左右非対称なのだろう」って疑問に思っている方は少なくないと思います。かくいうわたしもそうでして、鏡に向かうたびに、 目の形と位置が違う(雌雄眼) 耳の高さが違う(メガネが水平にならない) 下アゴがずれている(それって顎変形症?)別に、悩みというほどではないし、逆に自分らしい個性だと思ってい...

  • セルフモニタリング⑦ 「わたしがお化粧をする理由」を振り返って

    https://ibispaint.com/art/617302069/女性ホルモンについては、過去記事(セルフモニタリング➃、⑤、⑥)で少しまとめさせていただいたのですが、長らく女性ホルモンはやらないと決めていたにもかかわらず、急に堰を切ったように始めたのには考えられる理由がいくつかあります。そのうち最も大きいのは、老いに対する恐れ、でしょうか。正確に言うと、老いが恐いというより、このまま老いて死が近づいた時、やり切った感というか、...

  • あまりに無力すぎる。。。孤独な抵抗

    今年の2~5月にかけて、千葉県柏市を中心に出没していた「ひょっこり男」さんが逮捕されました(本名は公開されています)。自転車で車道のセンターライン上をジグザグ走行し、対向車に意図的に近づいたりなど、危険なあおり行為を繰り返し、テレビニュースやワイドショーでも繰り返し放送され、すっかり有名人になってしまいましたね。全身黒ずくめで金髪にサングラス、ロックミュージシャンでも気取っているようないでたちと、マ...

  • Dark Triad男と共同親権

    https://managementweekly.org/the-dark-personality-triad/最近、「Dark Triad」という心理用語を耳にします。サイコパシー (Psychopathy)マキャヴェリズム (Machiavellianism)ナルシシズム (Narcissism) という社会的に望ましくない性格特性の総称、ですね。詳しいことはいろいろな心理系サイトで解説されていますので、ぜひ、そちらをお読みになるとよいと思います。わたし自身の経験で言いますと、まさに想像を超えるサイコパ...

  • どこかで誰かが呼んでいる

    オオカミの遠吠えを聞いたことがある方は、ロシアやカナダなどの森林地帯を歩いたことがあるような方を除けば、いないでしょう。日本ではニホンオオカミははるか昔に絶滅してしまいましたし。オオカミといえばクマやトラと匹敵する猛獣ですけれど、さすがイヌの祖先だけあって、とても高度な知性を感じます。それがわかるのが、その遠吠えです。聴いてみてください。実にバリエーションが豊かで、深い哀愁を帯びていて、まるでイル...

  • あなたには黙秘権が保障されている(けれど。。。)

    https://whatthelaw.com/blog/should-you-exercise-your-right-to-remain-silent.html2023年4月、和歌山県1区で衆議院議員の補欠選挙があり、岸田首相が応援演説で、とある漁港に駆け付けたところ、聴衆の中に紛れ込んだ何者かがパイプ爆弾を岸田総理に向けて投げつけました。パイプ爆弾は爆発しましたが、警察官が軽傷を負っただけで大事には至らず、容疑者は周囲の漁師や駆けつけた警察官によって身柄を取り押さえられました。安...

  • ~かたちになります~???

    https://northcountrypublicradio.org/news/npr/459651340/sometimes-confusion-is-a-good-thing~というかたちになります。~いつからこんな奇妙な日本語表現ができたのでしょう。先日、あるサービスについて、営業マンの方(50歳くらい?)からご説明を受けたのですが、この方がですね、すべての文章の語尾において、「~というかたちになります。」とおっしゃるんですね。途中からもう気になって気になって、説明はまったく耳に...

  • 〇〇恐怖症が増えたのはなぜ?

    https://www.just.edu.jo/FacultiesandDepartments/FacultyofMedicine/Departments/Psychiatry/Pages/Default.aspx最近、心療内科に通う若者が増えているように思います。現在50代末期のわたしの場合、若い頃は心療内科なんてなかったし、病院の精神科・神経科の門をくぐるのはなかなかに勇気のいることでした。まだ「精神科=鉄格子」のイメージがあって、入ったら一生出られないなんて迷信もありましたし。高校生の頃、マジで精...

  • 1分間スピーチで心をリフレッシュ

    今日のニュースで、認知症予防のために開発されたスマホアプリが紹介されていました。スマホに向けて1分間スピーチすると、認知症かどうかをAIが判定してくれるそうです。たとえば、「今日嬉しかったことは何ですか」といった質問を投げられ、「うーん、えーと、そうですね、あ~、う~」、あげくに沈黙する時間が長かったりすると、「あなたは認知症の恐れあり」、と判定されるみたいです。要は、話のストーリーが多少矛盾してい...

  • 日本版DBSについて感じること

    https://locumbooking.com/enhanced-dbs-certificate/569/DBS(Disclosure and Barring Service)とは、イギリスで設立された「前歴開示・前歴者就業制限機構」という組織で、従業員などの雇用に際し、特定の性犯罪の前科の有無を確認することを事業者に義務づけ、違反した場合、公表などの対象にするという仕組みです。詳細はNHKのニュースサイトなどをご覧ください。大きな前進なのは間違いないし、多少の抑止力にはなるでしょう...

  • 美エイジング!

    映画「SEE HEAR LOVE 見えなくても聞こえなくても愛してる」は、かの韓国映画の名作「私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督作品。視力を失う病に侵された漫画家の男性と聴覚障害を持つ女性の切なくも温かい愛の行方を描くラブストーリー。山下智久、新木優子を軸に、高杉真宙、山本舞香、深水元基、山口紗弥加、渋いところでは、加藤雅也、夏木マリが共演しています。2023年作品で、わたしは見ていませんが、「私の頭の中の消...

  • Soloという生き方

    https://www.atlasandboots.com/travel-blog/solo-hiking-tips-for-women/ジェンダーハラスメントという観点で振り返ると、わたしの幼少期はまさにこのジェンダーハラスメントの渦の中で生きていたようなものでした。「男の子なのだから、男の子らしくしなさい!」この一択です。他に選択肢は何もありません。「女の子として生きる」なんて道は想像すら、させてもらえませんでしたから。そのため、幼少期のわたしは、徹底的に孤独...

  • ハラスメントについて想うこと①

    https://crowjack.com/blog/strategy/ethical-issues-in-workplace/workplace-harassment最近、〇〇ハラという言葉が世間を席捲しています。では、いったい何をもって「ハラスメント」と定義されるのでしょうか。なぜ、外来語を使うのでしょうか。よくわかりません。(最低限、「いじめ」とは分けて考える必要がありますね)。)〇〇ハラ、皆さんは、いくつ口に出して言えますか?セクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラ、アカハ...

  • デ・キリコ展(未遂)

    最近の美術館や博物館は事前にネットで「時間指定チケット」を購入し、事前に決済まで済ませておくケースが増えています。〇月〇日〇時~という形で、30分とか1時間で区切られています。確かに人気のプログラムの場合、鑑賞者が特定の日時にどっと押し寄せてしまうと、鑑賞者の密度が高くなって、スタッフの負担が大きくなりますし、最近は美術品に悪さをする自称(?)環境保護団体もいたりしますので、鑑賞空間の秩序維持のため...

  • よい連休をお過ごしください

    世の中はゴールデンウィーク真っただ中で、中には10連休の方もいらっしゃるとか。一方、家族の世話をしているわたしは、おうちから離れることができず。わたしの場合、ふだんの社会生活は男性装で過ごしていますので、休日は女性に戻って、ひたすら家事三昧です。家事って、1年365日、お休みできないんですよね。連休なんて、世の女性たちにとっては旦那様や子どもたちのお世話とか、いつも以上に負担が増えるだけで、気が休まる暇...

  • 人前で話す、ということ

    https://www.earlytorise.com/inspiration-need-write-life-changing-speech%E2%80%A8/日本人は、人前で話すのが苦手、という方が多いように思います。「あがり症」というのでしょうか、自分の番が回ってくるまでドキドキして心臓がバクバクして、いざ壇上に上がると、頭の中が真っ白になってしまって、事前に準備していたことを思い出せなくなってしまったり、早口になってしまったり、どもったり噛んでしまったりと、なにかマイ...

  • 噓つきは〇〇の始まり

    https://debuglies.com/2018/07/21/according-to-researchers-people-find-it-easier-to-lie-in-a-foreign-language-than-their-native-tongue/日本人て、外国人に比べて、見栄とか世間体を気にする傾向が強い(特に昔は強かった)ようには感じませんか。とりわけ、典型的な中流家庭と呼ばれる家のお父さんやお母さんたち。定期試験のたびに「こんな成績じゃ人生の競争に勝ち残れないぞ。将来どうするつもりだ。なんとしても〇〇高...

  • 死者に贈る(べき)言葉

    人が死を迎えると、その肉体は少しずつ生命活動を停止していきます。「脳死」と言われるように、肉体がまだ生命活動を維持していても、脳が先に活動を停止してしまうこともあります。つまり、すべての臓器が一気に死を迎えるわけではないのです。では、最後まで生きた状態を保つ臓器は何か、それは「耳」だという話を昔、聞いたことがあります。脳死体験とは、最後まで生きている「耳」が勝手につくり出す幻覚なのだ、というのです...

  • 「自由な死」は可能?

    「死」をめぐる人間と動物の最大の差異は、人間はなぜか、「死」を徹底して管理しようとすること、と言えないでしょうか。動物は、文字どおり、死ねば土に還る。死期を悟った動物は人知れず姿を消し、その屍は化学反応により分解され、大地に還元されていく。人間の場合、そうはいきません。人々は肉体の変容(硬直、腐敗)というリアルな死の現象から目を背けたがる一方、死そのものは残された者たちによって徹底的に管理されるわ...

  • 去る者は追わず

    「失踪」って、何とも言えない独特な言葉の響きがありますね。実際、小説や映画、ノンフィクションの題材になりやすく、人の心にざわめきを生じさせる、何とも言えないミステリアスで非現実的な響きがあります。生きているのか死んじゃったのかわからない、生と死の境の曖昧な領域。。。人が突然、いなくなってしまう。姿を消してしまう。それは、失踪者の意志による場合もあれば意志によらない場合もあるでしょうけれど、自分の意...

  • ファンタジー・オブ・マイ・オウン

    みなさんの書くブログを見に行くことはほとんどないのですが、わたしなりに、ブロガーの方々って、リアル系とノンリアル系に分かれるのかな、と昔から漠然と思っていました。生活環境、家族環境、お仕事、政治や社会問題、趣味など、ご自身のリアルな世界を、感じたまま、考えるままに忠実に記事に反映していく方たち。数としては、こういう方たちのほうが圧倒的に多いのだろうと思います。それに対して、ノンリアル系の方たちは、...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について③

    一般的なMtFさんの場合、女性ホルモン投与については、女性化を焦るあまり、どうしても肉体的な見た目の変化への期待が先走りして、心理的な変化は後回しにされがちです。後回しというより、心理的な変化はそもそも想定しない方もいるのではないかと思います。わたしの場合は逆で、肉体的な変化は(年齢的なものもあって)さほど期待せず、むしろ心理的な面での女性化がコンプリートされることに期待していました。自分の心がホル...

  • セルフモニタリング⑤ 女性ホルモン投与について②

    女性ホルモン投与の影響について、身体的な変化と心理的な変化を整理したいと思います。◆身体的な変化について身体的な変化については、もともと大した期待はしていなかったのですが、一応触れておきますね。ちょっと(かなり)恥ずかしいですけれど。。。一番目につくのは、ヒップまわりです。明らかに女性のような肉付きになりました。おそらく+2cmくらいかしら。測ってはいないけれど。29インチのデニムを余裕で履けたのに、今...

  • セルフモニタリング➃ 女性ホルモン投与について①

    女性ホルモン投与のことをずっと書かなければと思っていたのですが、そんなに気軽に書けるほど簡単なテーマであるはずもなく。。。子どもの頃から性別に強烈な違和感があったことは、過去記事のセルフモニタリング①、②、③でも書かせていただきましたが、女性ホルモン投与には長らく抵抗があり、踏み切れませんでした。理由は、自分でもよくわかりません。どうしてなのかしら。性同一性障害の診断書をいただくべく、ジェンダークリ...

  • イップスは誰にでも生じるもの?

    わたしはスポーツ音痴なので、イップスうんぬんの前に標準的なレベルの運動動作を行う水準にないので、イップスなどまったく関係ない人間と思われても仕方ありません。。でも、スポーツをやらないわたしなのに、イップスという症状にはずいぶん前から興味を持っていました。イップスと言えば、やはりゴルフですね。特にパットの名手と言われた名選手が、突然、パットが全然入らなくなる。こんなはずではなかった、まだまだ練習が足...

  • The 40th Anniversary Tour “Soar”

    The 40th Anniversary Tour “Soar”無事に終わりましたね。麻里さん、演奏家の面々、照明やPAエンジニアの方々、そしてバックオフィスの皆さん、おつかれさまでした。ラスト札幌公演が無事に終わり、一同そろってススキノで盛大な打ち上げに出かけたことでしょう。さてさて、わたしは10月14日(土)、東京ガーデンシアターでの東京公演に行ってまいりました。席はアリーナ席のAブロックの前から5番目。こんなに間近で麻里さんに会え...

  • 「芸術家たちの南仏」展

    気がつけば、はや6月。何もできない(しない?)うちに月が過ぎてしまうのは悲しいものです。どんな状況でも、自分と向き合う時間をきちんととらなければいけませんね。6月といえば、旧暦で水無月でございます。が、しかし。水無月という言葉とは裏腹に、このたびは線状降水帯とやらで、水の猛威をまざまざと見せつけられました。わたしがふだん散策し、ジョギングしている湖畔も、一度も見たことがないというくらいに水没してしま...

  • AI作品が写真コンテストで入賞してしまった?!

    https://www.cnn.co.jp/style/arts/35202938.htmlChatGPTをはじめ、AIに関する話題を聞かない日はないというくらい、AI一色になってしまった昨今。テレビで「就職活動する学生さんが面接官に伝える志望動機をChatGPTに考えてもらっている」という話を聞いて、昭和人間のわたしはもう卒倒してしまいそうになりました。学生さんへのインタビューでも「使って何が悪いんですか? もちろん多少は自分なりに手は加えますよ。僕の周りは...

  • 浜田麻里さん2023年新作 「SOAR」 を聴いてみた

    浜田麻里さんの通算27作目となる5年ぶりの新作アルバム「SOAR」が発売となり、本日、予約していたタワーレコードから届きました。初回限定版を発注したのですが、申込の作業の過程でPCが一度ダウンしてリセットした結果でしょうか、申込が重複したみたいで、2セット届いてしまいました。ま、いっか。さっそく、パッケージを解いて取り出し、一気に聴き通しました。...

  • 泣くから悲しい、は本当?

    思考や記憶が脳で行われているのは間違いないとしても、幽霊とかを見た瞬間に恐怖で鳥肌が立ったりするのは、果たして脳のなせる業なのでしょうか?疑問に思ったことはありませんか?夜、あたりが寝静まった空間で、視覚が何やら白ったぽい浮遊物を把え、それが視神経から脳に送信されて幽霊らしいという認識が行われ、恐怖という感情が生成され、脳から全身に警戒情報を発令し、指令を受け取った肌が鳥肌を立てる。なんて経路が考...

  • 自分だけが取り残される恐れ?

    最近、FOMOという言葉を聞いたことはありませんか?一昔前、ケータイ用語でFOMAというのがありましたが、違いますよ。FOMO(fear of missing out、フォーモ)は、「取り残されることへの恐れ」を意味する心理現象です。日本ではまだあまり一般的ではありませんが、アメリカでは大きな話題になっているようです。wikiを要約すると、「自分がいない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」「自分が知らない間に何か楽しいこと...

  • 浜田麻里さん2023年新作 「SOAR」 近日発売!

    Mari Hamada Live In Tokyo 2010“Aestetica 2010年5月わたしは浜田麻里さんの大ファンです。年齢も同じで、20代後半の頃からすでに30年以上、その背中を追いかけてきました。追っかけ、という意味ではないですよ。いろいろなことが去来したこの30年間、わたしの中には常に麻里さんという存在がいて、時に太陽のように輝き、時に月のように微笑み、辛いときに静かに鼓舞してくれる存在でした。その歌声に何度助けていただいたこと...

  • うお座と占星術の世界

    私は3月生まれですので、また1つ、齢を重ねてしまいました。この年になると、もうどうにでもなれ、という心境でございます。残された日々を無駄にせず、大切に過ごそうと、改めて心に誓った次第です。わたしは「うお座」なのですが、うお座は星座占いでよく「最強」と言われますね。わたしは占いは信じないのですけれど、本当のところ、どうなのかしら?よく、うお座の人の性格や恋愛運などをまとめたサイトがあって、どのサイトも...

  • ヘルマプロディートスの悲哀

    ローマのボルゲーゼ美術館に収蔵されている「眠れるヘルマプロディートス」です。なんとも艶めかしい彫刻です。若い女性の裸像のように見えますが、実は可愛い男性器がくっついています。「男性の性器を持つ女性」であり、「女性的な肢体の男性」として描かれているわけではありません。ヘルマプロディートスはギリシャ神話に登場する両性具有者で、wikiを要約すると。。。ヘルマプロディートスの名は、父ヘルメースと母アプロディ...

  • ペルソナという名の仮面

    人はみな、仮面をかぶって生きています。精神の成長とは、ある面で、この仮面を「熟成」させること、と言えないでしょうか。幼い頃、精神的にさまざまな弱みを抱えていても、生きていくうちにいつの間にか普通の大人になっていく。どんなに人間関係で苦しんだり傷ついたりしても、それなりに人との接し方を自然と習得していく。幼い頃は脆弱ですぐにでも破けてしまいそうだった仮面も、時間と経験を経るとともに次第に質量ともに厚...

  • 無意識の世界を可視化できたらどんなにいいだろう

    Hilma af Klint Photo: David Healdわたしが抽象絵画に関心を抱いたのは、幼い頃の何気ない体験がきっかけでした。目を瞑ってまぶたを押していると、ぼんやりした図形のようなものが脳裏に映ることに気づきました。脳裏っていうのは正確な表現ではないけれど、目を瞑っているのだから明らかに視覚ではないわけで、結局、脳裏と表現するしかないのだけれど。それはその時々に、さまざまなカタチになって現れ、強く押すとどこかに動...

  • 影との対話

    幼かった頃、自分の影をじっと見つめた経験って、ありませんか?学校の帰り道とか、地面に映る自分の影を見て、不思議な気分になったのを覚えています。影って、季節によって見え方が変わりますね。夏は日が高いので、影がとても濃くなる。凝縮されたイメージ。冬は日が低くなるので影は長く伸び、希薄な印象。夜は夜で、街灯に近づくと影は一瞬消え、遠ざかるとともに影は長く薄くなっていく。不思議なもので、ひとたび気になりだ...

  • 立花隆さんの最後の旅路をたどる

    立花隆さんが亡くなったのは、2021年4月30日のこと。もうすぐ2年の歳月が経とうとしています。「NHKスペシャル」では、生前の立花さんと10数年一緒に仕事をしてきたNHKのディレクター岡田さんが、立花さんが自らガンであることを知った後の遺された時間、死にどう向き合い、受け入れ、旅立っていったか、その思索の全貌をまとめています。本で埋もれた書斎のテーブルに骨壺が置かれている写真は、ああ本当に亡くなってしまわれたん...

  • 無意識へのいざない

    最近、意識と存在をめぐる本を何冊か、少しずつ読み進めています。そこで、突然ですが、わたしたちの無意識では、いったい何が起きているのでしょうか。不思議な夢を見た翌朝など、わたしはなんでこんな変な夢を見たのだろう、わたしの心の奥にはいったい何が宿っているのかしら、と思ったことは二度三度ではないですよね。無意識ですから、自分で意識することはできない世界です。自分の意識できない自分の深部で、さまざまな心的...

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Mの軌跡~ジェンダーをめぐる幻想・妄想
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