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米騒動 https://komesoudou.com/

創作BL小説を書いています。うっすらしたゆるBL/青春ブロマンス/たまにR18/美形×平凡/長編BL小説

はいじ
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2022/11/13

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  • 2:にいちゃんのホンネ

    【クソ野郎】番外編4(R18)にいちゃんのホンネ【前書き】 前頁にございますTwitterお喋りの情事中の二人です。 そんなワケでもちろん(R18)作品となっております。 「本物の兄ちゃんに会いたいか?」という兄ちゃんからの問いに、見事、最

  • 1:もし、本当のお兄ちゃんが居たら

    こちらは、Twitterのお喋りになります。 次頁にございます【にいちゃんのホンネ】の前段のお話です。此方自体は全年齢対象ですが、次頁はR18となります。「もし、純君にホンモノの血の繋がった兄が居たら?」そう考えてビビリながら弟に質問しち

  • 153:一方その頃店の裏では

    マティックは目の前の光景に、完全に引いていた。「うぅぅぅっ、なんだ!アイツら……なんで、ポチがあの時のことをぉっ!俺が言った台詞まで、全部知っていやがるっ!いやっ、もうそんな事ぁ、どうでもいいっ!ヴィタリックぅ……なんで逝った!おまえは、

  • 153:愉快に泣き上戸

    お話会が終わった。 周囲からは、最高の歓声が上がっている。どうやら、俺とイーサのお話会は大成功だったようだ。「サトシ!お前、いつも思うが作り話がうめぇな!」「しかも、絶妙に本当に居る要人の名前を出してくるモンだから、一瞬マジかと思っちまう

  • 152:弔辞

    弔辞 お前の訃報を受けた時、ちょうど収録が終わった所だった。最近、めっきり現場で合う事もなく、久々に家に遊びに行こうかと思っていた矢先の話だ。 最近、体調も大分良くなってきたと言っていたのに、本当に残念だ。早く、会いに行けばよかったと、この

  • 151:サトシ、男同士の友情にシビれる

    「ボロボロのヴィタリックが城に戻った瞬間!カナニが一目散にヴィタリックの元へと駆け寄るんだ!そして!こう言う!」 俺は散漫になってしまった皆の意識を引き戻す為、少し演技も入れてみる事にした。そう、あの時画面の中のカナニは帰ってきたヴィタリッ

  • 150:サトシ、ヴィタリック推しを暴露する

    「これこそが、六百年前の国家防衛戦線の裏側である!」 俺がハッキリとそう告げると、それまで黙って俺の事を見ていたイーサが、不満そうに此方を見ていた。「なんだよ、イーサ」「そんな都合の良い事があるワケない。そもそも、そこまでの兵力に差がある状

  • 149:サトシ、あの頃を語る

    しかし、だ。ヴィタリックという王の登場が全ての戦局が変えられる程、戦争とは甘いモノではなかった。「人間達からの攻撃は、止まない!たとえ士気が上がったとしても、負傷する兵の数は日に日に数を増していき戦況の悪化を止める事は出来なかったのである

  • 148:サトシ、イーサを掌で転がす

    【セブンスナイト3】それはシリーズ初となる、エルフの国クリプラントを舞台としたナンバリングタイトルだった。キャッチコピーは「閉ざす事は愛すこと。戦え、日常という安寧を守り抜く為に」これまでクリプラントと言えば、排他的で、選民意識の強い“敵国

  • 147:もし、俺が死んだら

    飯塚邦弘さんが亡くなった。 その事を知ったのは、バイト終わりの更衣室だった。着替えながら、ふと見たスマホのニュース画面に、俺は釘付けになっていた。・声優 飯塚邦弘 死去、声優達による追悼続々『え、嘘だろ……?』 確かに、最近声を聞く事はあ

  • 146:旧友たち

    あぁ、時間が無い。 マティックは通された店の奥。雑然とした家屋の中で、ぼんやりと目の前の年老いた男達を見つめていた。 そりゃあもう、無感情で。「嘘だろ……ヴィタリックが」「嘘なものか……そうでなければ、私がわざわざこんな変装までして、お前

  • 145:ヴィタリックは凡王

    その瞬間、まさに俺達の宴はたけなわだった。「ダメだと言っているのが聞こえないのか」「そこを何とか……サトシの声がなければ、俺は今晩眠れそうにないのです」「っまだ言うか!お前、一貴族の分際で王のモノに手を出そうなど!そろそろ分を弁えた発言を

  • 144:盟友と呼ばれた男達

    その日、俺は最高に興奮していた。『やっべぇ!今日、中里さんが講師の日だろ!?スゲェ楽しみなんだけど!どうしよ、めちゃくちゃ緊張してきた』『サトシー。それ、飯塚さんの時も全く同じ事言ってたよ』 興奮する俺の隣で、金弥が呆れたように言う。声に

  • 143:聞いた事のある声

    「まったく、お前らがサトシを毒の中に置き去りにしたせいだ」「っぐ」「おい、それは俺が勝手にやった事だから。そんな風に言うな」 むしろ、テザー先輩が居なかったら、俺は死んでいた筈だ。感謝こそすれ、それは完全なる言いがかりに過ぎない。 しかし、

  • 142:俺以外とも仲良く

    「俺以外とも、少しは喋ってみろ。気の合う奴も絶対居るよ。な?せっかく来たんだ。皆で楽しくしよう」「……いやだぁ」 ここまできて尚、イーサは拒否する。どうしてイーサがここまで他人との接触を拒絶するのか、俺にはまったく理解できなかった。「ひとつ

  • 141:お前と俺は、

    「ぜ、ゼッコウは嫌だ!」「なら、俺とだけじゃなくて、皆と仲良くしろ!そして、自分で食べろ!」「イヤだ!」 イーサも大分と頑なだ。 これは余り厳しく言い過ぎるのも、イーサをより意固地にさせるだけかもしれない。俺は、一呼吸置くと、体を捻って顔だ

  • 140:懐かしい顔

    『今晩、サトシはイーサの所で一緒に寝るんだ』 そこに居たのは、紛れもなく金弥だった。いや、分かっている。此処に金弥が居る筈ないって事は。 これはイーサだ。本人もそう言っている。ただ、声だけではなく、その姿さえも、こうして金弥と似た姿になられ

  • 幕間13:クリアデータ04:45

    上白垣栞は、歓喜の渦に呑まれていた。「きたきたきたきたーーー!やっと恋愛シミュレーションゲームっぽくなってきたじゃない!!もーーー!待たせやがって!いや、むしろお待たせしましたーー!」 病は気から。心配は身の毒。万の病は心から。 なんて事

  • 138.5:サトシの性教育講座~一人でやってみよう実践編~

    第3章 138:サトシの性教育講座~一人でやってみよう編~ R18部分です。(18歳未満の方は下記リンクより139へ飛んでください) 特にエロさはありませんが、念のため分けました。此方の話を読まなくても、本編には一切影響はありません。 本

  • 139:引っ張りだこ

    俺は、賑やかな街をぼんやりと歩いていた。そりゃあもう、深い溜息を吐きながら。「ハーーーーーッ」なんかもう、色々と俺の中の常識やら、貞操観念やらが歪みつつあるのが、なんとも怖い。俺は暗くなった街の中を歩きながら、自身の右手を見下ろす。手に残

  • 138:サトシの性教育講座~一人でやってみよう編~

    (なんでだ?どうしてなんだ?) かねてより疑問だった事を、俺は我慢出来ずにイーサに尋ねた。「……なぁ、イーサ。お前、なんで俺相手に勃つんだよ」 テザー先輩との一件を経て声の出なくなった俺は、皆との飲み会前に声を取り戻すべく、イーサの部屋を訪

  • 137:タンタンちゃん、現る!

    『タンタンちゃん?』「っ!」 俺の呼びかけに、先輩の肩が揺れる。先輩の息を呑む声と共に、俺の膝の上にある大きなテザー先輩の姿が、俺には何故だか小さな男の子に見えた。『あらら、今日も甘えん坊さんで可愛いね。良い子、良い子』 少し声を高く、語尾

  • 136:ベイリー役のオーディション

    『タンタンちゃん』 その呼び方は、幼いテザー先輩が上手に一人で“靴下”を履けなかった事から、そう呼ばれ始めたらしい。「ベイリーの故郷では、靴下の事を幼い子供に言う際“たんたん”と呼ぶと言っていた」「へぇ」 だから、“タンタンちゃん”と言う呼

  • 135:先輩の甘えたい相手

    「……なぁ、お前さ。こんな声っつったら……もしかして、出せる?」「え?」「いや、無理だとは思う。ただ、お前だったら……少しは、似せた声で言って貰えるかもって思ってさ」 そう、先輩が、煮え切らない様子でボソボソと告げる。どうやら、先輩には出し

  • 134:テザー先輩へのお礼

    なんて、勢いよくテザー先輩の部屋に来てみたはいいが。「……どうしよ」 俺は完全に部屋の前でたじろいでしまっていた。 〇 テザー先輩の部屋は、俺の部屋の二つ上の階にある。部屋の場所も知っている。一度入った事だってある。なにせ、

  • 133:飲み会の約束

    「あ、ありがとうございます!」「おう。だから気にせず来い」「ふふ。良かったね。サトシ」「うん、良かった」 打ち上げ。飲み会。まさか、この世界でそんな集まりに呼んで貰えるなんて、ここに来たばかりの頃は思いもよらなかった。「飲み会かぁ」 向こう

  • 132:久々の再会

    「あれ……もしかしてサトシ?」 懐かしい声が聞こえてきた。 久々に聞いた気のするその声は、最後に聞いていた声とは違い、特有の張りと円みを帯びていた。声だけで分かる。元気になったのだ、と。「……おう、エーイチ。元気になったみたいだな」 俺はそ

  • 131:口付けが一番、

    ---------------------------「結局。あの後イーサとキスする羽目になっちまったし」 そう。結局あの後、声が出せないのは困るという事で、俺はイーサにキスをした。しかも、イーサのマナを俺の体内に摂取しなければならない為、

  • 130:童貞先生爆誕

    『あぁっ!サトシ!起きているではないか!』『ちょっ、イーサ!苦しいっ!』『うんうん。サトシは良い匂いがする。うんうん、声も以前と変わりなく出るようだな!良い声だ!』 こえ? イーサの『ちゃんと声が出るようになっている』と言う言葉に、俺が妙な

  • 129:我儘な童貞

    それはまるで、風邪で休んだ後の久々の登校日のような気分だった。「どうしよう……」 ソワソワする。落ち着かない。普段、どんな風に教室に入ってたっけ。 とまぁ、久々の学校やクラスメイトに対する妙な気まずさというのが、今の俺を表すにはピッタリの

  • 128:偉大なる父

    「エイダが何をしたいのか、俺にも分からん」「……エイダ?」「ああ。最後に会ったのはいつだっただろうな。ヴィタリックが病にかかったと……俺達に伝えた時だったか」 どこか懐かしむように口にされるその名に、マティックは欠片も聞き覚えがなかった。一

  • 127:父子喧嘩

    「時間が……ない」 本当に、もう時間がなかった。 それは、ナンス鉱山から“大いなるマナの実り”が採掘される、数日前の出来事である。 その日、マティックは父の元を訪ねていた。「失礼します。父上」「ああ」 ヴィタリックの死後。 マティックはまと

  • 幕間12:クリアデータ7 04:25

    「……終わった」 栞はコントローラーを床に投げ捨てると、ベッドの上に上半身を投げ出していた。そして画面のついたまま放置されたテレビには【ここまでの物語を、セーブしますか?】の文字。「良かった……もう、ちょっと。今回はもう絶対にダメだって思っ

  • 126:教育不足

    「……!」 マティックの口から紡がれる言葉の一つ一つに、俺は体の芯から熱くなるのを感じた。 なんだって?俺のお陰?そんな、俺、何もしてないし。 だって、最初は役立たずだって皆に言われて、バカにされて、俺は何も一人じゃ考えられなかったし、それ

  • 125:報告書

    ---------------------「……っ!」 目が覚めた。 俺は目を開けた瞬間、目の視界いっぱいにショッキングピンクのにこりと笑うウサギと目が合った。「……あも」 そんなあもの顔に、俺は思わず両手でそのフワフワを抱き締めた。なんだ

  • 124:誓いの口付け

    『イーサに誓いの口付けをしろ!』『っ!?』 “口付け”という、あまりの前後脈絡のない提示された条件に、俺は目を瞬かせた。そんな俺に、イーサはどこか得意気な様子で続ける。『人間は何かを誓う時に口付けをするのだと、本に書いてあった!それに、口付

  • 123:重なる声

    (ごめんなさぁい) 閉ざされた心を開く唯一の手段。それが“声”だったのに。ソレまで自業自得で失った。『――――っ!』 声。 俺の唯一の特技。唯一の自尊心。俺の唯一の夢。 その中には沢山の劣等感も、辛い気持ちもいっぱい詰まっていた。唯一だから

  • 122:閉ざされた扉

    ---------------------『……』 目が覚めた。 見渡すと、そこはいつもの王宮の中庭だった。此処に来るのは久しぶりだ。見上げてみれば、そこにはキラキラと煌めく美しい星空が広がっている。 どうやら今は夜らしい。『……?』 俺は

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