chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
初めての歌舞伎を楽しもう https://munakatayoko.hatenablog.com/

歌舞伎初心者に、歌舞伎の魅力を伝えます。 趣味は歌舞伎、文楽、落語、映画鑑賞。 ブログでは、初心者も通の方も納得する歌舞伎にまつわる楽しい話をつづっていきます。日常生活もぽちっと。

むうむう
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/07/14

arrow_drop_down
  • 5月のふりかえり

    今月はしんどかった。楽しい旅行に始まったが、18日に前代未聞の事件が起こり、そこからはもう脳みそ半分そちらに取られてしまった。(ただでさえ少ない脳みそなのに) 呆然としてしまい、しばらく仕事に手がつかず。 どれくらい呆然としていたかというと、まず18日の紀尾井町家話は、ほとんど中身を聞いた記憶がない。画面を見ながら頭にはいってこなかった。 17日ごろに菊之助の国立劇場の配信があったのに、それもほとんど見るのを忘れて、慌ててギリギリに観ている。多分1回しか見られない。 そしてなんと、ひとつ芝居を観に行くのを忘れてしまった!どれだけショックだったか、これだけでもわかろうというもの。 歌舞伎昼の部・…

  • マジ、ヤバ、ガチ

    今日はちょっといつもと違う時間に家を出たせいか、電車には大学生がたくさん乗っていました。12時半とかなんだけれど。大学生ってそんな感じでしたっけ? 若い男子大学生って20歳前後だから、もううちの息子たちとも10歳くらい違うわけで、知り合いにも大学生ってあまりいないです。 「●●、彼女できたって」 「まじ? ああ、おれどうしよう。どこで出会うのよ」 「もうマッチングアプリしか ねえな」 など。ほおほおと思わず耳がダンボに。 (理工学部か?) 「彼女、ガチかわいいらしい」 「やば。ガチ?なんで?会ったの?」 「●●がツイッターでっつてた」 「ガチ」 って、数分の会話の中で「ガチ」がいっぱいでてきた…

  • 事件について

    5月の明治座。私は16日の昼の部と19日の夜の部をとっていた。 偶然知人も同じ日に昼の部をとっていて、幕間で浜町公園でサンドイッチを食べ、終わった後も隣の喫茶でお茶をしつつ、ああだこうだと楽しくおしゃべり。 知人は、そのまま夜の部も観るということで「私は19日に夜の部だから。じゃあね、さよなら」と気持ちよく別れた。 その2日後の5月18日に禍々しいニュースが日本中を駆け巡った。 自分もまだ全然心の整理がつかないし、いまだにすべてが解明されているわけではないのでまとめることはできないが、ジェットコースターのように感情があっちこっちに振り切っていたので、備忘録として今までのところを振り返る(感情の…

  • 六月大歌舞伎 歌舞伎座演目紹介

    波乱万丈の5月でした。 6月も当初は左團次も出る予定だったのに、亡くなってしまって演目変更。そしてまさかの猿之助休演で、傾城反魂香は演目は変えず、役者が変更となります。 ドラマならいざ知らず、リアルでこんなにいろいろ続くとちょっと神経が参ってしまいますね…。いやいや私なんぞの神経など大したことはないのですが。 6月は、平和に終わるとよいのですが…。切に祈ります。 昼の部 傾城反魂香(けいせいはんごんこう) 児雷也(じらいや) 扇獅子(おうぎじし) 夜の部 義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 上演スケジュール チケット金額、売り場 歌舞伎座アクセス 昼の部 傾城反魂香(けいせいはんごんこう) …

  • 松浦の太鼓~古典芸能への招待で放映

    今週の古典芸能への招待は、「松浦の太鼓」です。 こちらであらすじと見どころを紹介しています。 munakatayoko.hatenablog.com 今回放映するのは、昨年南座で上演されたもの。 松浦の殿様は仁左衛門が演じてとってもキュートですよ♪ 大高源吾が獅童。妹お縫が千之助。 松浦の太鼓だけではなく、「道明寺」や「女殺油地獄」の映像やインタビューもあるようなので楽しみですね。 仁左衛門のインタビューって、キリっとした受け答えの合間合間にフニャっとしたかわいらしさがあってたまりませんね。 www.nhk.jp 楽しみです。

  • 駅ナカ手荷物サービスCrosta で手ぶらで観光~スーツケースを駅からホテルに送れるサービス

    →続きます。 munakatayoko.hatenablog.com 紬屋を出て、一路京都駅へ。 今回、京都のホテルでチェックアウトしたあとに観光をして京都駅から東京へ戻ったのですが、助かったのはこのサービスです。 ホテルから京都駅までガラガラスーツケースを送っておいてもらえます。 京都駅からホテルもOKですよ。 とても助かりました。 一日観光する間ガラガラ引きずって歩くのはとても面倒です。もしくはいったん京都駅まで行ってコインロッカーに預けてから観光するという手もありますが、京都駅近くの観光やホテルが駅に近い場合はいいですが、そうでなければ無駄が多いですね。 ホテル⇔駅は1000円です。 ホ…

  • 紬屋~路地裏の町屋カフェ

    そうこうするうちに雨がだんだん強くなってきまして。 なんだかちょっと休憩もしたくなり、路地裏のお店に飛び込んだのが紬屋というお店でした。 京都はいいですね。路地をちょっとのぞけばこんな風情のあるお店がどこにでもあるのだから。 紬屋 あまりガッツリ食べたいわけではない。でもちょっと甘味を欲している。 そんなお腹にピッタリのものが。 抹茶とあんことおもち 絶妙の味。おもちのふっくらカリっと具合といい、あんこの甘さといいナイスです。 ちょっとお腹も落ち着いて、雨宿りもできてよかったです。 ここで、関西組とはさようなら。 お名残惜しいけれど、お江戸に帰らなければ。 楽しい旅をありがとう。京都駅に向かい…

  • 幽霊子育て飴

    幽霊子育て飴ってなに!? 翩翻と翻る赤い 慶長4年(1599年)に江村という人の妻を葬ったところ、何日かたって赤ん坊の声が聞こえてきたそう。墓を掘り返してみると、その女性が産み落とした赤ちゃんが土中で生きていたそう。そのころ、夜な夜な飴を買いに来る女性がいたのだけれど、その日以来パタっと来なくなったとのこと。 お母さんが亡くなっても赤ちゃんを助けるために幽霊となって飴を買い、赤ちゃんになめさせていたんですね(涙)。 この子は8歳で出家し、高名な僧となり、寛文6年(1666年)68歳で亡くなったとのこと。 買ってないのでお味のほどはわかりませんが、薬飴とまで言われ、広まったとのことです。はい。な…

  • あの世とこの世の境目~六道珍皇寺あたり

    →六波羅蜜寺から続きます munakatayoko.hatenablog.com 建仁寺の勅使門 六波羅蜜寺は以前に行ったことがありますが、以前はガイドブック頼りでしたので、 六波羅蜜寺→八坂の塔→二年坂・三年坂→清水寺 と点と点を結ぶような行き方でした。 ところが今回は六波羅蜜寺周辺を案内してもらい、まさに平安時代が立ち上ってくるような気持ちを味わうことができました。 まずはここら辺一帯を支配していた平氏の絶大なる権力を感じられる門! これ。平重盛の館から移築したと言われています。ちょっと大きさがわからないかなー。どっしりしていてとても立派な門です。 勅使門 昔、この辺りはこの世とあの世の境…

  • 六波羅蜜寺

    munakatayoko.hatenablog.com →続きます。 錦市場を抜け、四条通から鴨川沿いを歩き、松原橋を見て六波羅蜜寺を目指します。 六波羅蜜寺 六波羅蜜寺は、奥の令和館に空也上人立像や平清盛坐像があることで知られています。平清盛像は、案内してくれた知人が「正面左斜めから見るとよいお顔をしていますよ」というので左側から観てみると、確かに穏やかに微笑んでいるように見えました。 また運慶・湛慶坐像はまるで高僧のようなたたずまい。 5月28日までの限定展示、空也上人画像が見られたのもラッキーでした。 歌舞伎ファンとして忘れてはいけないのが、玉三郎さんの奉納した碑があること。 阿古屋の悲…

  • 【受付スタート】「近松門左衛門」「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」第7回~木ノ下裕一×田中綾乃

    2021年に始まった「作者と劇評家のコトバで読み解く歌舞伎のセカイ」。不定期で開催されてきましたが、早くも第7回となりました。 次回のチケットの売り出しが始まりましたのでお知らせします。 今回のテーマは待望の「近松門左衛門」! 今年は近松の生誕370年。来年は300年忌にあたります。 もともと神様の話であった古浄瑠璃を人間ドラマに仕立てたパイオニアである近松。まさに歌舞伎の世界に燦然と輝く巨人です。 とてもとても1回のお話で終わりそうもありません。ということで、初めての3回連続企画です。 1回目:近松の「時代物を中心に」(今回)2回目:「劇場家が評する近松作品」(12月予定)3回目:近松の「心…

  • o・mo・ya東洞院でランチ ~京都

    o・mo・ya東洞院須磨・神戸の旅 続きます。munakatayoko.hatenablog.com 2日目夜は京都に泊り、3日目。5月1日。 朝は少し時間に余裕があったので、鴨川沿いを散歩。 どこを歩いても様々な時代が浮き上がってくるのが京都のすごいところです。京都というか西日本全体、そうかな。 自分の興味が平安時代にあれば、平安時代が浮き上がってくるし、幕末にあれば幕末の志士たちの足取りが煙のように立ち上ってくる。今のところ、やっぱり私は平安。。。高瀬川あたりも美しく、楽しいお散歩となりました。 この日は、京都在住で「道行再考」の知盛のエピソードを書いた篠折朋さんにガイドしてもらうことに!…

  • 与話情浮名横櫛~切られ与三 人が恋に堕ちる瞬間を目撃

    死んだはずだよお富さん ストーリー 客席降り 恋に堕ちる瞬間とは 赤間源左衛門別荘の場 源氏店の場 原作の結末 ▲右は見初めの場。左は源氏店の場ですね。 死んだはずだよお富さん 春日八郎の歌う「死んだはずだよ、お富さん~」。軽快なテンポの歌だから小学生(私)でも意味もわからず歌っていたし、日本中歌っていたなあ。 歌詞を改めて読んだらストーリー追っていておもしろかった。 「もし、ご新造さん、え、おかみさん、え、お富さん。いやさお富、久しぶりだあなあ」というセリフ。少しずつじりっじりっと寄っていく仁左衛門の姿。かっこよすぎる! ああ!なつかしい!昭和の昔は、みんなよく真似をしていたし、何かというと…

  • 6月より一幕見再開!

    待ちに待ったる歌舞伎座の一幕見が6月より再開です。 一幕見席再開 一幕見とは 一幕見席再開 リニューアルオープンということで以前より若干システムが変わります。 新たにできることは事前に指定席を予約できること。70席 今まで通り、当日販売の自由席もあります。ただし20席 立ち見はどうなるのかな?当日販売で行けるのかな? 一幕見とは 一幕見って、歌舞伎座では3年間やっていないわけだから、知らない人もいるのかな? 歌舞伎って昼の部・夜の部だけでも3~4時間かかるし、初めて観るにはハードルが髙かったりする。 歌舞伎は、芝居や踊りがいくつか入って、当日のプログラムとなっているので、その一つだけ観られると…

  • 達陀(だったん)〜お水取りをリスペクトした清らかな舞踊劇

    ティンパニーがとどろき、シンバルが響く。お経の声が低く、高く聞こえて、いつもの歌舞伎座から不思議な世界へと一挙に誘われた。 命がけで祈る 甘く艶やか。美の極致の前半 僧の群舞が圧巻の後半 受け継ぐ役 粛々と祝う 命がけで祈る 京都のお水取りを見た2代目松緑がぜひ歌舞伎化をしたいと考えて、劇作家の萩原雪夫に作を依頼し、自らは振り付けもしたというこの作品。 歌舞伎を観たあとに、お水取りの様子を写したNHKの番組をYouTubeで観てみた。 1270年も絶えることなく続くその修二会(お水取り)とは、選ばれた11人の僧侶が14日間天下泰平や疫病退散を、全身全霊をかけて祈るそうだ。 僧侶たちは仏の前で体…

  • 髪結新三~やっぱり新緑の季節に観るのがいいね!

    5月の團菊祭 夜の部。達陀のあとは、「髪結新三」 「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」の5月 歌舞伎には珍しく(笑)、季節感がピッタリです! 切羽詰まった白子屋・お熊・忠七 うしろから囁かれるという状況 季節感たっぷり。江戸の香りたっぷり 勝奴は将来の新三 強欲おかくが目を回す 腹に一物あり!長兵衛 実話の方がえぐかった。 初演は明治6年。もう江戸時代は終わっていたけれど、ぷんぷんと江戸の香りのするお芝居だ。 世話物(江戸時代の現代劇。テレビの時代劇みたいな感じ)なので、隈取もなければ大仰な見得もない。 何年か前までは、歌舞伎の初心者にはまず世話物をすすめたものだが、最近は初心者に世話物は不人気の…

  • 須磨の展望台から、海辺を見下ろす

    ロープウェイに乗って、展望台まで行く。 12月に須磨に行った時のブログがあるので今回の詳細は省くけれど https://munakatayoko.hatenablog.com/entry/2022/12/27/200012 ただ今回は天気がよかったので、良い景色を観ることができたのが何より! ここが鵯越でないにせよ、この地形に似たようなところから義経たちは馬に乗って走り下りたのだ。切り立った山から見下ろすとすぐに浜辺。いかにもいかにも「鹿なら下りられるか、(いや鹿でも無理でしょう)」とプルプルと震えが来そう。 遠浅の海が美しい。ここから見える浜辺でたくさんの兵士が亡くなった。 平知章は平知盛の…

  • 須磨寺〜敦盛の首塚を目指す

    「道行再考」を観た翌日、須磨を歩いた。 前回須磨に旅行した時に、敦盛塚にまでは行ったけれど、首のある須磨寺までは行けず。ってか須磨駅から遠そうだなーと思って日和ったのだが、今回行ってみたら駅からすぐ近くだった💦 途中遊びながら! 敦盛の首塚があるから行きたかったのだけれど、行ってみたら思っていたよりずっと平家愛にあふれていて楽しかった。 冒頭の写真が、源平の庭にある熊谷直実と平敦盛の戦うところである。 歌舞伎ファンであれば、陣門組打の場。 「あたし、敦盛さんめっちゃ好きやねん!」と言ってるおばちゃんがいた(笑) ↓平家の人々の石で作ったお人形や、動く源平合戦のミニチュアなどあり、かなり源平愛を…

  • 「道行再考」観劇レポート~古典と現代がつながった!

    ゴールデンウィークが始まって早々、伊丹、神戸、大阪、京都と駆け足で巡ってきた。 目的の一つがこちら!4月29日に伊丹アイホールで行われた「道行再行」の観劇。 「道行再考」とは ★平知盛の道行 ★巴御前の道行 ★二人の六条御息所の道行 ★芦刈の道行 ★俊徳―スティグマの道行 ★エピローグ 知盛の道行の後半部分。 ★みな魂が救われた 「道行再考」とは 「道行再考」とは、2019年にアイホールで行われていた「演劇ラボラトリー木ノ下歌舞伎プロジェクト」の「古典の現代化」の手法を学ぶ演劇講座の終了発表会としての演目。 このプロジェクトは、1年間学び、芝居を作り、2020年の3月、さあ、これからいよいよ「…

  • 厳しい父ちゃんと食らいつく息子の、リアル連獅子~松緑・左近

    と4月の演目紹介に書きましたが、まさに!そうなりました。 munakatayoko.hatenablog.com 今の左近クンより小さい時に父辰之助を亡くした松緑、ついにお父さんと連獅子を踊ることは叶いませんでした。 左近クンには小さな時から「いつ父が亡くなってもいいように」厳しく接してきたといいます。なかなか今の世にそんな親子関係、ないですよね。 まさに蹴落として蹴落として、這い上がってくるのを待っている親獅子なのです。 いつもは一途にまっしぐらな松緑が、熱くなることなく淡々と踊る姿が清々しく、左近君は親についていくけなげな子獅子。一度オペラグラスで覗いたら、眼がギラッギラだったので驚きまし…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、むうむうさんをフォローしませんか?

ハンドル名
むうむうさん
ブログタイトル
初めての歌舞伎を楽しもう
フォロー
初めての歌舞伎を楽しもう

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用