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スポーツ、特に競馬の記事を中心にして、騎手、伝説のレース、結果考察などを記しています。 記事に関連した書籍やコーヒー機能付きウォーターサーバー、生ビールサーバーを紹介しています。

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2022/06/23

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  • 競馬あれこれ 第178号

    【皐月賞】「育ててくれた康太のおかげ」ジャスティンミラノが捧ぐ涙の一冠 3歳牡馬クラシック第一冠・皐月賞は戸崎圭太騎手が騎乗した2番人気ジャスティンミラノが優勝 3歳牡馬クラシック第一冠・第84回GI皐月賞が4月14日(日)、中山競馬場2000m芝で行われ、戸崎圭太騎手騎乗の2番人気ジャスティンミラノ(牡3=栗東・友道厩舎、父キズナ)が優勝。好位5番手追走から最後の直線で力強く末脚を伸ばし、3戦無敗でGIタイトルを手にした。良馬場の勝ちタイム1分57秒1は従来の記録を0秒8更新するコースレコード。 ジャスティンミラノは今回の勝利でJRA通算3戦3勝、重賞は今年2月の共同通信杯に続く2勝目。騎乗…

  • 競馬あれこれ 第177号

    【桜花賞】「アパパネ、アーモンドアイと同等の手応え」ステレンボッシュが逆転の春一冠 3歳牝馬クラシックレースの第一冠・桜花賞はモレイラ騎手騎乗の2番人気ステレンボッシュが快勝! 3歳クラシックレースの開幕を告げる第84回GI桜花賞が4月7日(日)、阪神競馬場1600m芝を舞台に争われ、ジョアン・モレイラ騎手が騎乗した2番人気ステレンボッシュ(牝3=美浦・国枝厩舎、父エピファネイア)が優勝。中団追走から直線で鋭く脚を伸ばし、3歳牝馬三冠の第一冠目を手にした。良馬場の勝ちタイムは1分32秒2。 ステレンボッシュは今回の勝利でJRA通算5戦3勝、重賞は初勝利。騎乗したモレイラ騎手は桜花賞初勝利、同馬…

  • 競馬あれこれ 第176号

    前走阪神JF組が優位!? 桜花賞分析 【Photo by JRA】 今週は日曜に阪神競馬場で牝馬三冠の一冠目となる桜花賞が行われる。昨年は前走阪神JF以来だったリバティアイランドが優勝、その後さらに牝馬三冠を達成する活躍を見せた。桜咲く季節の阪神芝1600mで頂点に立つのはどの馬か、2014年以降過去10年のデータから桜花賞のレース傾向ならびに今年馬券で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 好走馬は前走1600m組が大半、中9~24週が好成績 ■表1 【桜花賞の前走距離別成績(過去10年)】 表1は前走…

  • 競馬あれこれ 第175号

    【大阪杯】「最ッ高に嬉しい!」ベラジオオペラ4歳新エース襲名 ダービーの悔しさ晴らすGI初戴冠 春の中距離王決定戦・大阪杯は横山和生騎手騎乗の4歳牡馬、ベラジオオペラ(左から2頭目・緑帽)がGI初制覇を飾った 春のJRA中距離王決定戦・第68回GI大阪杯が3月31日、阪神競馬場2000m芝で行われ、横山和生騎手騎乗の2番人気ベラジオオペラ(牡4=栗東・上村厩舎、父ロードカナロア)が優勝。道中2番手の積極策から直線で堂々抜け出し、初のGIタイトルを手にした。良馬場の勝ちタイムは1分58秒2。 ベラジオオペラは今回の勝利でJRA通算8戦5勝、重賞は2023年スプリングステークス、チャレンジカップに…

  • 競馬あれこれ 第174号

    春の中距離決戦・大阪杯を分析する 【Photo by JRA】 阪神芝2000mで行われるG1競走・大阪杯。2016年までは春の天皇賞などへ向けたステップレースという位置づけのG2だったが、2017年より古馬・中距離におけるチャンピオン決定戦となり、これまでキタサンブラックなど7頭がそのタイトルを手にしている。今年はどの馬が栄冠を掴むのか。JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して、G1昇格後過去7回の傾向を分析したい。 穴馬にもチャンスあり ■表1 【人気別成績】 過去10年、1、2番人気はともに連対率42.9%、そして4番人気が複勝率57.1%と上々の…

  • 競馬あれこれ 第173号

    多士済済がエントリーしてきた G1・高松宮記念を展望する チーム・協会 【Photo by JRA】 春のG1シーズンは高松宮記念からスタートする。今年は4歳から8歳まで、香港からの参戦もあり、牡馬(セン馬を含む)13頭、牝馬10頭が登録、多彩な顔ぶれが揃った。そんな春のスプリント王決定戦を過去10年のデータから読み解いていく。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 「6~7歳」「牡馬」「関東馬」に激走傾向 ■表1 【年齢別・牡牝別・所属別成績】 年齢別は4、5歳が各3勝、6、7歳が各2勝をマーク。そのうち4~6歳は複勝率がまったく…

  • 競馬あれこれ 第172号

    上がり1位の馬が勝ちまくる阪神大賞典を分析する チーム・協会 【Photo by JRA】 今週は土曜日、日曜日にそれぞれ2つの重賞が行われる。今回は天皇賞(春)の前哨戦である阪神大賞典に注目した。過去10年のレース傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析する。 1番人気の成績が優秀 ■表1 【阪神大賞典の人気別成績、過去10年】 過去10年(以下、同様)の阪神大賞典の人気別成績を調べたところ、1番人気【6.1.1.2】が勝率60.0%、連対率70.0%、複勝率80.0%と非常にいい成績を収めていた。2番人気や3番人気の複勝率も50.0%あり、…

  • 競馬あれこれ 第171号

    前走距離と前走馬体重がカギ! フィリーズR分析! チーム・協会 【Photo by JRA】 今週は土曜に中山でハンデ重賞の中山牝馬S、日曜に中京で金鯱賞、阪神で桜花賞トライアルのフィリーズRと3鞍の平地重賞が組まれている。今回はそのなかで日曜阪神メインのフィリーズRをピックアップ。2014年には3連単175万馬券が飛び出すなど波乱傾向が強い一戦を14年以降・過去10年のデータから分析し、今年馬券で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 関西馬が圧倒、そのなかで2番人気馬が好成績 ■表1 【フィリーズR出…

  • 競馬あれこれ 第170号

    皐月賞へ向けた一戦・弥生賞を分析する チーム・協会 【Photo by JRA】 皐月賞へ向けたトライアル競走・報知杯弥生賞ディープインパクト記念(以下弥生賞)。そのディープインパクト(2005年)をはじめ多くの名馬が、このレースを足がかりとして3歳クラシックで活躍してきた。ただ、本競走出走馬による皐月賞制覇は2010年のヴィクトワールピサを最後に途絶えており、近年はアスクビクターモア(2022年菊花賞)やタスティエーラ(2023年日本ダービー)など、クラシック二冠目以降を制する馬が多く出ている。いずれにせよ、今後のG1へ向けて注目の欠かせないこの一戦。今年はどんな結果が待っているのか、JRA…

  • 競馬あれこれ 第169号

    サウジCに日米から豪華メンバーが集結、ハイペース濃厚で底力を問われる激戦に チーム・協会 昨年のドバイWCを制したウシュバテソーロ 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】 昨年はパンサラッサの逃げ切りを筆頭に、上位5着のうち日本調教馬が4頭を占めるなど快挙に沸いたサウジC。今年も日本からウシュバテソーロにデルマソトガケ、そしてレモンポップの現役3強が遠征するほか、ダートの本場アメリカからBCクラシックの覇者ホワイトアバリオ、ペガサスWC勝ちのナショナルトレジャーらが参戦。ダートの国際舞台における2024年の開幕を告げると同時に、2023年の総決算にもなり得る豪華なメンバーが顔…

  • 競馬あれこれ 第168号

    実力馬が多数始動する 中山記念を分析する チーム・協会 【Photo by JRA】 今回の分析レースは中山記念。G1・大阪杯の前哨戦に位置づけられ、20年にラッキーライラックがここから本番を制した例がある。また、安田記念など春のマイル路線を視野に入れる馬の出走も少なくない。中距離とマイルの両方でG1につながる芝1800mのG2を、過去10年のデータから調べていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 4歳の複勝率は5割に迫る ■表1 【年齢別成績】 過去10年で4歳と5歳が各4勝をマーク。特に4歳の複勝率は5割近く、かなりの…

  • 競馬あれこれ 第167号

    【フェブラリーS】153万馬券を呼ぶ激走、殊勲の藤岡佑が明かす11番人気ペプチドナイルの勝因 チーム・協会 2024年最初のJRA・GI、フェブラリーステークスは11番人気の伏兵ペプチドナイルが優勝 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】 2024年最初のJRA・GI、第41回フェブラリーステークスが2月18日(日)に東京競馬場1600mダートで行われ、藤岡佑介騎手騎乗の11番人気ペプチドナイル(牡6=栗東・武英厩舎、父キングカメハメハ)が優勝。好位4番手の外から最後の直線で堂々突き抜け、GI初挑戦で初タイトルを手にした。良馬場の勝ちタイムは1分35秒7。 ペプチドナイルは今…

  • 競馬あれこれ 第166号

    「2強」が不在のフェブラリーSを制する馬は? チーム・協会 【Photo by JRA】 今週日曜日は東京競馬場でフェブラリーSが行われる。2024年も中央競馬のG1がいよいよ始まる。出走予定メンバーを見渡すと、昨年JRAのダートG1を2勝し、JRA賞最優秀ダートホースに輝いたレモンポップと、ドバイワールドカップと東京大賞典を制したウシュバテソーロが不在な点は残念だ。ただ、その分多くの馬に勝つチャンスがありそうだ。いつものように過去10年をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して振り返り、レース傾向を分析してみたい。 4歳・5歳が強い ■表1 【フェブラ…

  • 競馬あれこれ 第165号

    ノーザンファーム生産馬に注目! クイーンC分析 チーム・協会 今週は土曜東京でクイーンC、日曜には東京で共同通信杯、京都で京都記念と3鞍の重賞が行われる。今回は土曜東京メインの3歳牝馬重賞、クイーンCをピックアップ。桜花賞のみならず、NHKマイルCに向けても注目の一戦だ。2014年以降過去10年のデータからクイーンCのレース傾向ならびに今年馬券で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 3番人気以内で9勝、なかでも前走連対馬が7勝 ■表1 【クイーンCの人気別成績(過去10年)】 表1はクイーンC過去10年…

  • 競馬あれこれ 第164号

    G1制覇へ前進する馬は? 東京新聞杯を分析する チーム・協会 【Photo by JRA】 ヴィクトリアMや安田記念と同じ東京芝1600mで行われる東京新聞杯。大一番までは3カ月以上あるものの、2022年には本競走2着のファインルージュがヴィクトリアMに直行して2着、そして本競走1着のイルーシヴパンサーが安田記念に向かい1番人気(8着)の支持を受けるなど、G1のステップレースとしても機能している一戦だ。今年、ここを制してG1へはずみをつけるのはどの馬か。JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して過去の傾向を分析したい。 4歳馬、牝馬が好成績 ■表1 【年齢…

  • 競馬あれこれ 第163号

    4年ぶりに京都に戻るシルクロードSを分析する チーム・協会 【データ分析】 昨年まで3年間は中京開催となったシルクロードSだが、今年は本来の京都に戻る。データをどのように扱うべきか悩むところだが、今回は過去10年分を京都の7年分(14~20年)と中京の3年分(21~23年)に区分し、レース傾向を読み解いていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 京都開催のほうが穴馬にはチャンスも ■表1 【人気別成績】 最初に人気傾向をチェックしておきたい。京都、中京に共通するのは1番人気がやや苦戦していること。代わって2~4番人気が好成績…

  • 競馬あれこれ 第162号

    今年は馬場状態も気になるAJCCを分析する チーム・協会 【データ分析】 今週日曜日は中山でアメリカジョッキークラブC(AJCC)、京都で東海Sが行われる。東海Sは例年の中京ではないためデータでの攻略が少し難しいので、今回はAJCCにスポットを当てることにする。過去10年を振り返り、レース傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析してみたい。 単勝1倍台の馬が3頭敗退 ■表1 【AJCCの単勝オッズ別成績、過去10年】 単勝オッズ別の成績を調べたところ、単勝1倍台の馬が3頭(15年ゴールドシップ7着、19年フィエールマン2着、23年ガイアフォース…

  • 競馬あれこれ 第161号

    まさかのキャリア1戦馬が優勢!? 京成杯分析 チーム・協会 【データ分析】 今週は土曜に小倉で愛知杯、日曜に中山で京成杯、京都で日経新春杯と3鞍の重賞が組まれている。今回は日曜中山メインの京成杯をピックアップ。昨年はソールオリエンスが勝利し、続く皐月賞も制している。クラシックへ向けて注目の一戦を過去10年のデータから分析し、今年馬券で狙えるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 キャリア1戦、特に前走上がり最速馬が好成績 ■表1 【京成杯過去10年のキャリア別成績】 表1は京成杯過去10年のキャリア別成績。…

  • 競馬あれこれ 第160号

    今年は6日に開幕! 中山金杯を分析する チーム・協会 【データ分析】 例年より1日遅れとなる1月6日に開幕する今年の中央競馬。その6日には中山で中山金杯、京都では京都金杯の2重賞が行われる。京都金杯は4年ぶりの京都開催となるため、今回は過去10年すべて中山で行われている中山金杯にスポットを当てたい。ここで好発進を切るのはどの馬か、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して過去の傾向から分析してみよう。 優勝馬は5番人気以内 ■表1 【人気別成績】 過去10年の人気別では、1番人気が【4.1.3.2】複勝率80.0%の好成績。ほかに3、4番人気馬が各2勝を挙…

  • 競馬あれこれ 第159号

    【ホープフルS】史上初の牝馬Vレガレイラ、来春皐月賞でも快挙なるか一躍有力候補に チーム・協会 ルメール騎手騎乗の1番人気レガレイラが牝馬では史上初めてとなるホープフルステークス優勝 JRAの1年の最後を締めくくる2歳限定のGIレース、第40回ホープフルステークスが12月28日、中山競馬場2000m芝で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気レガレイラ(牝2=美浦・木村厩舎、父スワーヴリチャード)が優勝。後方から大外一気の末脚で2歳中距離チャンピオンの座に就いた。良馬場の勝ちタイムは2分00秒2。 レガレイラは今回の勝利でJRA通算3戦2勝、重賞は初勝利。ルメール騎手はホープフルステーク…

  • 競馬あれこれ 第158号

    【有馬記念】武豊「忘れられないレースになった」ドウデュースと人馬一体で劇的復活V チーム・協会 武豊騎手とドウデュースが有馬記念を優勝、人馬ともに劇的な復活勝利となった 第68回GI有馬記念が12月24日、中山競馬場2500m芝で行われ、武豊騎手騎乗の2番人気ドウデュース(牡4=栗東・友道厩舎、父ハーツクライ)が優勝。後方待機から2周目3コーナーの大外を捲っていくと、最後の直線も力強く伸びて人馬ともに劇的な復活勝利を飾った。良馬場の勝ちタイムは2分30秒9。 ドウデュースは今回の勝利で通算12戦6勝(うち海外2戦0勝)、GIは2021年朝日杯フューチュリティステークス、22年日本ダービーに続く…

  • 高校野球あれこれ 第157号

    有望2歳馬が集結! 1年最後の中央G1・ホープフルSを分析する チーム・協会 【データ分析】 中央競馬で1年最後のG1といえば、いまやホープフルS。昨年は14番人気のドゥラエレーデが制して大波乱となったが、今年はどのような結末が待っているのだろうか。G1に昇格した2017年以降、過去6年のデータ分析から有望と思われる馬を紹介したい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 前走1、2着馬が好走の大半を占める ■表1 【前走着順別成績】 過去6年のホープフルS1~3着馬18頭のうち14頭は「前走1着」。ただし、前走1着でも新馬戦だと【0…

  • 競馬あれこれ 第156号

    今年も3歳牡馬が有力か!? 有馬記念を分析する チーム・協会 【Photo by JRA】 今年もいよいよ有馬記念の日が迫ってきた。絶対王者のイクイノックスが引退し、牝馬三冠馬リバティアイランドが不在というメンバー構成だが、その分たくさんの馬に勝つチャンスがある一戦になりそうだ。今年のクラシックを制したタスティエーラやソールオリエンス、天皇賞(春)を勝ったジャスティンパレス、凱旋門賞で4着と善戦したスルーセブンシーズ、前走ジャパンC3着のスターズオンアースあたりが人気を集めるだろうか。有馬記念の過去傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析してみ…

  • 競馬あれこれ 第155号

    関連度合いが高い前走コースは? 朝日杯FS分析 チーム・協会 【Photo by JRA】 先週の阪神JFと同じ阪神芝1600mで今週は朝日杯FSが行われる。一昨年は後に日本ダービーを制するドウデュースが優勝。マイル路線のみならず、来年のクラシック戦線を見据えても注目の一戦だ。今回は阪神開催となった2014年以降・過去9回のレース傾向から今年馬券で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 上位3番人気以内では前走1600m組が好成績 ■表1 【朝日杯FS過去9年の人気別成績】 表1は朝日杯FS過去9年の人気…

  • 競馬あれこれ 第154号

    【香港国際競走回顧】地元勢の強さは健在、日本勢は一歩及ばず チーム・協会 香港カップではヒシイグアスが接戦を演じた 現地時間12月10日、香港・シャティン競馬場で4つの国際レースが行われた。香港ヴァーズ(G1)に出走を予定していたシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎)こそ回避となったものの、13頭の日本馬がここに挑戦した。快晴で最高気温27度と汗ばむ陽気の中、行われた今年の香港インターナショナルレース。第2レース終了後には国際競走4つに騎乗するジョッキーがパドックで紹介され、その後、第4レースの香港ヴァーズ(G1、芝2400メートル)で幕が開けた。 日本勢全体でも最高位の2着となったゼッフィーロ…

  • 競馬あれこれ 第153号

    G1初制覇を狙うプログノーシスら日本馬13頭が参戦 香港国際競走4レースを展望 チーム・協会 2度目の香港遠征となるプログノーシス 【香港カップ】ロマンチックウォリアーに死角ありも欧州勢が強力、日本勢はチャレンジャー 昨年はG1ホース4頭を含む5頭の精鋭で香港Cの4連覇を狙うも、地元の新星ロマンチックウォリアーに一蹴される形となった日本勢。今年は3頭に減り、G1勝ちの実績もなく挑戦者へと立場が変わるが、舞台実績のあるプログノーシスとヒシイグアス、未完の大器ローシャムパークというメンバーの質は劣っておらず、タイトル奪回のチャンスはある。主役を担うのはやはりロマンチックウォリアーだろう。昨年、ダノ…

  • 競馬あれこれ 第152号

    阪神JFで2歳女王に輝く馬は? チーム・協会 今週は阪神ジュベナイルフィリーズ(以下阪神JF)が行われる。1991年より牝馬限定戦となり、同年のニシノフラワーをはじめ数多くの名牝がここでG1初制覇を飾ってきた。また昨年の優勝馬・リバティアイランドや2020年のソダシのように本競走から桜花賞に直行する馬も近年は出てきており、2歳女王決定戦であると同時に桜花賞の前哨戦としても見逃せない一戦となっている。そんな阪神JFの傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析したい。 「逃げ」経験のある馬は割り引き ■表1 【脚質別成績】 ※脚質はTarget fr…

  • 競馬あれこれ 第151号

    【チャンピオンズカップ】陣営の「想像を超えた」レモンポップ、完成期を迎え真の飛躍へ チーム・協会 チャンピオンズカップはレモンポップが優勝、史上4頭目のJRAダートGI・2レースを同一年に制覇 下半期のダート王決定戦、第24回GIチャンピオンズカップは12月3日、中京競馬場1800mダートで行われ、坂井瑠星騎手が騎乗した1番人気レモンポップ(牡5=美浦・田中博厩舎、父レモンドロップキッド)が優勝。大外から果敢に先手を奪うと、そのまま後続の追撃を封じ込め逃げ切り勝ちを決めた。良馬場の勝ちタイムは1分50秒6。 レモンポップは今回の勝利で通算14戦10勝(うち地方1戦1勝、海外1戦0勝)、GIは2…

  • 競馬あれこれ 第150号

    レース名通りの好メンバーが集結! チャンピオンズCを分析する チーム・協会 今週末のG1はチャンピオンズC。改称から10回目の節目にふさわしい好メンバーが揃ったダート王者決定戦の傾向を、現在の条件になった過去9年のデータから調べていこう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 前走地方交流重賞出走馬が過去9年で8勝 ■表1 【前走クラス別成績】 前走で地方戦に出走していた馬が過去9年で8勝を挙げる一方、前走が中央戦だった馬の勝利は昨年のジュンライトボルトだけ。ただし、2、3着には前走で中央G3を走っていた馬が計9頭入っており、これは…

  • 競馬あれこれ 第149号

    【ジャパンカップ】まだ“上”があったイクイノックス、強さの秘密は生まれ持った「奇跡のバランス」 チーム・協会 イクイノックスがジャパンカップを圧勝、GI・6連勝で総獲得賞金歴代ナンバーワンとなった 秋競馬の大一番、第43回GIジャパンカップが11月26日、東京競馬場2400m芝で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックス(牡4=美浦・木村厩舎、父キタサンブラック)が優勝。道中3番手追走から最後の直線で楽々と抜け出し、GI・6連勝を飾った。良馬場の勝ちタイムは2分21秒6。 イクイノックスは今回の勝利で通算10戦8勝(うち海外1戦1勝)、重賞は7勝目。総獲得賞金は22億1544…

  • 競馬あれこれ 第148号

    絶対王者イクイノックスに迫れる馬は? チーム・協会 今週日曜日に行われるジャパンCは、G1・5連勝中のイクイノックス「一強」という雰囲気だ。しかし、他にも実績十分で楽しみな馬が揃った。ジャパンCの過去傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析してみたい。 天皇賞(秋)レコード勝ち後は着順を落とす? ■表1 【天皇賞・秋をコースレコードで勝利した馬の次走成績、2000年以降】 イクイノックスが前走天皇賞(秋)をレコードタイムで勝利したので、それにまつわるデータを調べた。2000年から2022年の間、天皇賞(秋)をコースレコードで勝利した馬は3頭いて…

  • 競馬あれこれ 第147号

    京都芝外回り1600m戦で買える騎手は? マイルCS分析 チーム・協会 京都競馬場でマイルCSが行われる。秋のマイル王決定戦で、今年は4年ぶりに京都開催となる。阪神開催の昨年は3歳馬セリフォスが優勝。今年も出走を予定しており、連覇なるかに注目だ。今回は近3年の阪神開催を含めた過去10年のデータならびに今年4月にリニューアルオープンした後の京都芝外回り1600m戦の騎手別成績からマイルCSを分析していきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 4歳馬が連対率・複勝率トップ ■表1 【マイルCS過去10年の年齢別成績】 まず表1は…

  • 競馬あれこれ 第146号

    【エリザベス女王杯】ブレイディヴェーグ5戦目でGI初戴冠、天才少女を超える快挙V チーム・協会 3歳牝馬ブレイディヴェーグがキャリアわずか5戦目でエリザベス女王杯を制覇! 第48回GIエリザベス女王杯が11月12日、京都競馬場2200m芝で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気ブレイディヴェーグ(牝3=美浦・宮田厩舎、父ロードカナロア)が優勝。好位4番手のインから最後の直線で力強い伸び脚を繰り出し、キャリア5戦にしてGIタイトルを手にした。良馬場の勝ちタイムは2分12秒6。 今回の勝利でブレイディヴェーグはJRA通算5戦3勝、重賞は初勝利。ルメール騎手は菊花賞、天皇賞・秋に続き秋のGI…

  • 競馬あれこれ 第145号

    秋の牝馬頂上決戦・エリザベス女王杯を分析する 今週はエリザベス女王杯。1995年までは現在の秋華賞に相当するレースとして行われており、メジロラモーヌやヒシアマゾンなどが優勝。3歳(旧表記4歳)・古馬混合戦となった1996年以降ではメジロドーベルやダイワスカーレット、リスグラシュー、ラッキーライラックといった名牝が優勝馬に名を連ねている。今年は4年ぶりに本来の京都に戻っての開催になるが、阪神で行われた近3年も含む過去10年の傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析したい。 好走馬の大半は前走G1・G2 ■表1 過去10年の前走クラス別成績を調べる…

  • 競馬あれこれ 第144号

    ドバイWC馬ウシュバテソーロが米ダート競馬の最高峰に挑む ブリーダーズカップ4レースを展望 チーム・協会 米ダート最高峰制覇に期待が懸かるウシュバテソーロ 【ブリーダーズカップクラシック】有力馬の直前回避が続出、ウシュバテソーロとデルマソトガケの勝機拡大 ウシュバテソーロとデルマソトガケが参戦し、日本調教馬として初の米ダート最高峰制覇に期待が懸かるBCクラシックだが、1週前まで上位人気が濃厚と見られていたアルカンジェロやケンタッキーダービー馬メイジなど、決戦を直前に控えて有力馬の回避が続出。早くも波乱の様相を呈している。本場の一流馬たちが脱落してしまったのは残念だが、ウシュバテソーロとデルマソ…

  • 競馬あれこれ 第143号

    【天皇賞・秋】驚愕レコードもイクイノックスには“普通のペース” 「もっと強くなる」次走JCもルメール自信のV宣言 チーム・協会 驚愕の日本レコードタイムでイクイノックスが天皇賞・秋を連覇 天皇皇后両陛下が観戦される「天覧競馬」となった2023年の天皇賞・秋(10月29日、東京競馬場2000m芝)は、単勝1.3倍の断然1番人気に支持されたクリストフ・ルメール騎手騎乗のイクイノックス(牡4=美浦・木村厩舎、父キタサンブラック)が優勝。ハイペースの中、先行3番手を悠々追走すると、最後の直線も楽々と突き抜けてシンボリクリスエス、アーモンドアイに続く史上3頭目の天皇賞・秋連覇を達成した。良馬場の勝ちタイ…

  • 競馬あれこれ 第142号

    激戦必至! 注目の天皇賞(秋)を制するのはどの馬か!? チーム・協会 【by JRA-VAN】 今週日曜日に行われる天皇賞(秋)は注目の大一番だ。連覇を狙うイクイノックス、昨年の日本ダービー馬ドウデュース、G1初制覇を狙うプログノーシスを中心に強豪馬が激突する。昨年の牝馬二冠馬・スターズオンアースが回避となったのは残念だが、激戦必至、好レースが期待できそうだ。天皇賞(秋)の過去傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析してみたい。 1番人気が抜群の好成績 ■表1 【2000年以降の人気別成績】 2000年以降における人気別成績を調べたところ、1番…

  • 競馬あれこれ 第141号

    【菊花賞】マックイーンの再来、遅れてきた大物ドゥレッツァが世代最強を証明! チーム・協会 【クラシック最後の一冠・菊花賞はルメール騎手騎乗のドゥレッツァが5連勝で一気の頂点に立った 3歳クラシック三冠レース最後の一冠、第84回菊花賞が10月22日、京都競馬場3000m芝で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗の4番人気ドゥレッツァ(牡3=美浦・尾関厩舎、父ドゥラメンテ)が優勝。大外17番枠スタートから1周目で先頭を切る積極騎乗を見せると、2周目3コーナー下りでいったん3番手に控えるも最後の直線で再び後続を突き放し、2着に3馬身半差をつける快勝で世代最強の座に就いた。良馬場の勝ちタイムは3分3秒1…

  • 競馬あれこれ 第140号

    3年ぶりの京都開催の注目点は? 菊花賞分析 チーム・協会 2023/8/19 新潟 11R 日本海ステークス 1着 4番 ドゥレッツァ 今週は京都競馬場でクラシック三冠の最終戦、 菊花賞が行われる。京都での開催はコントレイルが優勝した2020年以来、3年ぶりとなる。今回のデータde出~たでは、2013年以降近10年の菊花賞のレース傾向ならびに京都芝3000mにおける注目ポイントから今年の菊花賞で狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 好走馬の大多数は前走3着以内 ■表1 【菊花賞近10年の前走着順別成績】…

  • 競馬あれこれ 第139号

    【秋華賞】リバティアイランドは競馬の神様がくれた最上のプレゼント「絶対的な自信」で制した秋華賞とその先に見えた最強の道 チーム・協会 リバティアイランドが秋華賞を制し、史上7頭目の牝馬三冠を達成した 3歳牝馬三冠レースの最終戦、第28回秋華賞が10月15日に京都競馬場2000m芝で行われ、単勝1.1倍の圧倒的1番人気に支持された川田将雅騎手騎乗の春の二冠馬リバティアイランド(牝3=栗東・中内田厩舎、父ドゥラメンテ)が優勝。好位5、6番手の外を追走から直線入り口で早くも先頭に立つと、あとは後続を突き放す堂々の横綱相撲で史上7頭目の牝馬三冠を達成した。稍重馬場の勝ちタイムは2分1秒1。 リバティア…

  • 競馬あれこれ 第138号

    偉業がかかるクラシック最終戦菊花賞はそれぞれの競馬観が試される 昨年の菊花賞、阪神競馬場でこんな声を聞いた。 「阪神の菊花賞なんて、この先、いつ見られるか分からないよな」 ベテランと思しき熟練ファンはそう話すと、しみじみとゴール板の装飾を眺めた。京都芝3000mの味わいは菊花賞にふさわしいものだが、阪神のそれは貴重でもある。確かに今度、菊花賞が阪神で行われるのはいつだろうか。 ■皐月賞馬とダービー馬が菊花賞で激突するのは23年ぶり 今年のクラシック最終戦菊花賞は3年ぶりに京都に戻る。舞台は定番であっても、出走メンバーは近年では珍しく、皐月賞馬とダービー馬がそろう。2000年エアシャカールとアグ…

  • 競馬あれこれ 第137号

    牝馬三冠最終戦・秋華賞を占う チーム・協会 2022/10/16 阪神 11R 秋華賞(G1) 1着 7番 スタニングローズ 今週は牝馬三冠の最終関門・秋華賞が行われる。ここ2年は阪神競馬場で代替されたが、今年は3年ぶりに本来の京都競馬場に戻っての開催になる。昨年は牝馬三冠のかかったスターズオンアースが3着に敗れ、スタニングローズがG1初制覇を果たしたこのレース。今年は史上7頭目の牝馬三冠馬誕生となるのかどうか、過去10年の傾向を中心にJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析したい。 馬連・馬単なら人気馬同士 ■表1 【3歳馬限定G1の人気別成績(過…

  • 競馬あれこれ 第136号

    3年ぶりの京都開催となる京都大賞典を分析 チーム・協会 2022/10/10 阪神 11R 京都大賞典(G2) 1着 10番 ヴェラアズール 今回取り上げるのは京都大賞典。1着馬には天皇賞・秋の優先出走権が与えられ、同距離のジャパンCにもつながる1戦だ。実際、昨年の勝ち馬ヴェラアズールは次走のジャパンCを制した。同馬の連覇もかかる今年は、3年ぶりの京都開催となる。この伝統のG2を、過去10年のデータから分析する。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 過去10年で5歳馬が5勝 ■表1 【年齢別成績】 年齢別では5歳馬が過去10年で5…

  • 競馬あれこれ 第135号

    毛色は違うソダシの妹・ママコチャがGI初挑戦で戴冠 スプリント2戦目での頂点に川田「もっと良くなる」 チーム・協会 スプリンターズSはソダシの妹・ママコチャがV、GI初挑戦で頂点に立った 秋のJRA・GI開幕戦となるスプリント王決定戦、第57回スプリンターズステークスが10月1日、中山競馬場1200m芝で行われ、川田将雅騎手騎乗の2番人気ママコチャ(牝4=栗東・池江厩舎、父クロフ)が優勝。好位追走から最後の直線で先頭に躍り出ると、急追する後続を振り切り重賞初勝利をGI初制覇で飾った。良馬場の勝ちタイムは1分8秒0。 ママコチャは今回の勝利でJRA通算13戦6勝。騎乗した川田騎手は2018年ファ…

  • 競馬あれこれ 第134号

    凱旋門賞に単騎参戦のスルーセブンシーズ、日本馬の挑戦に再び火をつける激走なるか チーム・協会 日本から単騎参戦するスルーセブンシーズ 今年の凱旋門賞には日本からスルーセブンシーズの1頭のみが参戦。新型コロナウイルスの直撃を受けた2020年を除き、近年は複数での遠征もめずらしくなくなっていただけに淋しさもあるが、予報によると週末にかけて大きな天気の崩れはなく、日本調教馬の不振の要因となってきた馬場状態はもちそう。スルーセブンシーズには日本調教馬のチャレンジに再び火をつけるような激走を期待したい。もし仮に雨が降ったり散水が行われても、スルーセブンシーズは3歳時に重馬場(ミモザ賞)で勝利し、今年は冬…

  • 競馬あれこれ 第133号

    新王者が誕生か!? スプリンターズSを分析 チーム・協会 2022/10/2 中山 11R スプリンターズステークス(G1) 1着 2番 ジャンダルム 今週は日曜日にスプリンターズSが行われる。秋のG1シリーズ開幕となる一戦で、今年はナムラクレアらが人気の中心になりそう。春の高松宮記念を制したファストフォースは引退したため、本競走を勝った馬が芝短距離の新王者となる。スプリンターズSの過去傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析してみたい。 前走1着や4着が好成績 ■表1 【2015年以降の前走着順別成績】 馬場改修後の2015年以降における前走…

  • 競馬あれこれ 第132号

    【スプリンターズS】 池添謙一騎手、メイケイエールとのタイトル奪取への思いを激白「今度こそ、はね返され続けてきた壁を一緒に乗り越える!」 ◆第57回スプリンターズS・G1(10月1日、中山競馬場・芝1200メートル) いよいよ今週、10月1日の第57回スプリンターズS(中山)で、秋のG1が開幕する。池添謙一騎手(44)=栗東・フリー=はコラム「Ken to 1」特別版で、メイケイエールとのタイトル奪取への思いを激白した。 秋のG1シリーズ開幕戦は昨年と同じく、メイケイエールとコンビを組むスプリンターズSです。これまで何度もコメントしてきたように、重賞を6勝している彼女に足りないのはG1のタイト…

  • 競馬あれこれ 第131号

    好走傾向に偏りあり! オールカマー分析 チーム・協会 2022/9/25 中山 11R オールカマー(G2) 1着 2番 ジェラルディーナ 秋競馬3週目となる今週は日曜に阪神で菊花賞トライアルの神戸新聞杯、中山で3歳以上G2のオールカマーと2鞍の重賞が組まれている。今回は中山芝2200mを舞台に行われるオールカマーをピックアップ、2015年以降近8年のデータからレース傾向ならびに馬券のポイントを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 1枠に入った4・5歳馬が好成績 ■表1 【オールカマー近8年の枠番別成績】 まずは…

  • 競馬あれこれ 第130号

    菊花賞トライアル・セントライト記念分析 チーム・協会 2022/9/19 中山 11R セントライト記念(G2) 1着 9番 ガイアフォース 今週は中山競馬場でセントライト記念が行われる。ここ2年の菊花賞馬・タイトルホルダー(本競走1番人気13着)とアスクビクターモア(同1番人気2着)はこのレースをステップに3歳クラシック最後の一冠を制しており、今年も注目の欠かせない一戦だ。そんなセントライト記念の過去の傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析したい。 休養明けの馬が安定した成績 ■表1 【レース間隔・東西所属別成績(JRA所属馬のみ)】 過去…

  • 競馬あれこれ 第129号

    スプリンターズSの前哨戦となるセントウルSを展望する チーム・協会 2022/9/11 中京 11R セントウルステークス(G2) 1着 5番 メイケイエール セントウルSといえばサマースプリントシリーズ最終戦だが、今年はすでに優勝馬が確定済み。とはいえ、スプリンターズSの前哨戦としての重要性に変わりはない。4年ぶりに本来の阪神芝1200mで開催される一戦を、過去10年のデータから分析する。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 5歳以下の関西馬が有望 ■表1 【年齢・所属別成績】 過去10年の1着馬は3~5歳から出ており、6歳以上…

  • 競馬あれこれ 第128号

    末脚勝負の新潟記念を制する馬は!? チーム・協会 2023/1/28 東京 11R 白富士ステークス 1着 7番 サリエラ 今週は札幌競馬場で札幌2歳S、新潟で新潟記念、小倉で小倉2歳Sが行われる。今回はサマー2000シリーズ最終戦の新潟記念を取り上げることにする。いつものように過去10年のデータを分析して、今年の有力馬を見つけてみたい。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 上がり3ハロン1位と2位の成績が抜群 ■表1 【過去10年の新潟記念の上がり3ハロン別成績】 表1は新潟記念の上がり3ハロン別成績。上がり1位と2位の馬の成績が…

  • 競馬あれこれ 第127号

    今年も好メンバーが集結! 札幌記念を占う チーム・協会 2022/8/21 札幌11R 札幌記念(G2) 1着 4番 ジャックドール 今週は札幌競馬場で札幌記念が行われる。夏のローカル唯一のG2競走であることに加え、実績馬も出走しやすい定量戦で行われるため、毎年のようにG1級の好メンバーが顔を揃えるレースだ。今年も大阪杯を制したジャックドールや、一昨年の日本ダービー馬・シャフリヤールなどが参戦予定。今後の大レースへ向け弾みをつけるのはどの馬か。過去の傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用して分析したい。 ■表1 【人気別成績】 過去10年、1番人気は…

  • 競馬あれこれ 第126号

    夏の小倉の開幕週を彩る小倉記念を分析する チーム・協会 2021/5/1 東京 11R 青葉賞 1着 2番 ワンダフルタウン 今週末から小倉がスタートし、夏競馬は再び3場開催に。その開幕週にいきなり組まれているのが、夏の小倉で最大のレースと言える小倉記念だ。ハンデG3とあって穴馬の台頭も多い芝2000m戦を、過去10年のデータから読み解いていこう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 ■表1 【年齢別成績】 表1は年齢別成績。出走数、好走数がともに多い4歳と5歳が主力となっている。特に4歳は過去10年で6勝を挙げ、勝率21.4%と…

  • 競馬あれこれ 第125号

    今年もマリーンS組が最有力か!? エルムSを占う 2023/7/8 函館 11R マリーンステークス 1着 10番 ペプチドナイル 今週は札幌競馬場でエルムSが行われる。3歳以上であれば出走できるが、同日に新潟競馬場で3歳限定のレパードSが行われるので、基本的にエルムSは4歳以上の馬による争いになる。函館ダート1700mで行われた2013年と21年を含めた過去10年のデータを分析して、レースの傾向を分析していく。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 ■表1 【エルムSの前走レース別成績(過去10年)】 表1はエルムSの前走レース別成…

  • 競馬あれこれ 第124号

    波乱の可能性あり! クイーンSを分析する チーム・協会 2022/10/15 東京11R 府中牝馬ステークス(G2) 1着 6番 イズジョーノキセキ 先週開幕した札幌競馬では、2週目となる今週、日曜メインで牝馬限定重賞のクイーンSが行われる。3歳馬にとって古馬との初対戦となることが多く、伏兵の激走などもあり、馬券的に面白い一戦だ。コーナー4回の札幌芝1800mで好走するのはどの馬か、2014年以降に札幌競馬場で行われたクイーンS計8回のデータから分析する。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 ■表1 【クイーンSの人気別成績(2…

  • 競馬あれこれ 第123号

    【クイーンS】今年の該当馬は人気薄ばかり! 「3つの攻略ポイント」から浮上した穴馬候補 7/30(日)は牝馬限定重賞、クイーンステークス(G3、札幌芝1800m)が行われます。 今回も過去の傾向から馬券のヒントとなる3つのポイントを紹介。注目馬をピックアップしていきます! 【クイーンSのポイント】(過去10年) ①4歳 ②1・2枠 ③前走芝1600mG1出走馬 世代別成績では「4歳」が[5-5-2-26]複勝率31.6%とトップ。昨年は出走馬が1頭しかいなかったものの2018年から2021年にかけて4歳牝馬が上位を独占していて、今年は人気薄が予想されるウインピクシス、コスタボニータなどが出走予…

  • 競馬あれこれ 第122号

    中京芝1600mに戻った中京記念を分析する 2023年7月20日 15:54 チーム・協会 2019/7/21 中京 11R 中京記念 1着 5番 グルーヴィット(3番人気) 今週は中京記念。3年前は阪神芝1600m、一昨年と昨年は小倉芝1800mで施行されており、「サマーマイルシリーズ第2戦」の「中京記念」という看板通りの中京芝1600mで行われるのは4年ぶりになる。今年は中京競馬場開設70周年記念というサブタイトルも付されたこの一戦。過去10年のうち、本年と同じ中京芝1600mで行われた2013年~19年の傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用し…

  • 競馬あれこれ 第121号

    今年も波乱の予感か? 函館記念を展望する チーム・協会 2022/3/6 中山 9R 湾岸ステークス 1着 14番 キングオブドラゴン 【Photo by JRA】 今週の重賞は、函館で土日に各1レースが組まれている。日曜の函館記念は、波乱の決着が多いことでも知られるハンデG3。昨年、芝・ダート重賞勝利を達成した白毛馬ハヤヤッコは、今年も登録がある。もちろん、ほかの出走予定馬も連覇を許すまいと手ぐすねを引いていることだろう。波乱が多いということは、それだけ難解とも言い換えられるが、過去10年のデータを元に傾向を読み解いてみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET …

  • 競馬あれこれ 第120号

    これが世界最強の脚!イクイノックス“安全運転”の大外一気で宝塚記念V JRA-VAN2023年6月26日 6:00 チーム・協会 JRA上半期のグランプリレース・宝塚記念はルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックスが快勝! 【Photo by Shuhei Okada】 JRAの上半期を締めくくるグランプリレース、第64回宝塚記念が6月25日、阪神競馬場2200m芝で行われ、クリストフ・ルメール騎手騎乗の1番人気イクイノックス(牡4=美浦・木村厩舎、父キタサンブラック)が優勝。後方2番手から大外一気の差し切りでGIレース4連勝を達成した。良馬場の勝ちタイムは2分11秒2。 イクイノックスは今回の…

  • 競馬あれこれ 第119号

    唯一の3歳ハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞を分析する JRA-VAN2023年6月29日 16:00 チーム・協会 2022/7/3 福島 1R 2歳未勝利 1着 1番 グラニット 【Photo by JRA】 今週から夏の福島競馬が始まる。開幕週のメインは3歳重賞のラジオNIKKEI賞。JRAの全重賞のなかで唯一3歳によるハンデキャップ戦として行われる。今回は日曜福島メインのラジオNIKKEI賞をピックアップし、過去10年のレース傾向から今年狙えるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 ■表1 【ラジオN…

  • 競馬あれこれ 第118号

    レモンポップからイクイノックスまで。上半期のJRA平地GⅠを振り返る 6/27(火) 20:15 ■1~4着タイム差なしのダービー イクイノックスが世界1位の実力を改めて披露した宝塚記念が終わり、JRA上半期のGⅠがすべて終了した。過酷な条件下で行われたイロゴトシの中山グランドジャンプ以外の平地GⅠ12レースのうち、1番人気の勝利は1/3にあたる4つ。2番人気3勝、4番人気3勝、ここまでで10レースなので、比較的上位に支持された馬たちが力を出したシーズンではあった。一方で、9番人気と12番人気が1勝ずつ。稍重のNHKマイルC(シャンパンカラー)と不良の高松宮記念(ファストフォース)いずれも雨の…

  • 競馬あれこれ 第117号

    芝2000~2400mの実績に注目! 宝塚記念分析 JRA-VAN2023年6月22日 16:00 チーム・協会 2022/6/26 阪神 11R 宝塚記念(G1) 1着 6番 タイトルホルダー(2番人気) 【Photo by Toru Arita】 上半期のG1を締めくくる一戦、宝塚記念。ディープインパクトやオルフェーヴルといった多くの名馬が優勝馬に名を連ねており、過去10年でもゴールドシップやクロノジェネシス、昨年のタイトルホルダーなど複数のG1を制した馬が多く見られる。今年はどの馬が勝利を手にするのか。過去の傾向をJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利…

  • 競馬あれこれ 第116号

    【宝塚記念】ドゥラエレーデは11年ぶり参戦の3歳馬 なぜ参戦? 勝算は? 今回の宝塚記念には、久々に3歳馬が参戦している。昨年末のGⅠ・ホープフルSを勝ったドゥラエレーデだ。同世代が上半期のグランプリに参戦するのは2012年マウントシャスタ(5着)以来、11年ぶり。珍しいことだ。参戦の意図は? 池添調教師に聞いた。 「(前走の)ダービーも状態は良かったのですが、走れなかった分、好調をキープしています。自分で乗っていても、どこかレースを使わないともったいないくらいの状態の良さを感じます」 3月のUAEダービー2着から帰国初戦で挑んだ日本ダービーは、スタート直後に落馬、競走中止。「もともとスタート…

  • 競馬あれこれ 第115号

    【AI予想・宝塚記念】イクイノックスは圏外で波乱必至!? 春のグランプリで人工知能が高評価を与えた本命候補3頭とは 今週の重賞(平地)競走は日曜日の阪神競馬場で行われる春のグランプリ宝塚記念(GI)のみとなりますので、今回はこちらのレースを取り上げたいと思います。 まずは、過去の傾向から見ていきましょう。 過去10年、前走芝2000m組と前走芝3200m組に良績が集中しています。過去10年で前走芝2000m組が4勝2着5回3着1回、前走芝3200m組が4勝2着3回3着2回となっています。前走芝2000m組で3着以内に好走した馬は大阪杯(GI)や鳴尾記念(GIII)、クイーンエリザベス2世C(G…

  • 競馬あれこれ 第114号

    波乱も多い牝馬限定ハンデG3のマーメイドSを占う JRA-VAN2023年6月15日 16:17 チーム・協会 2022/6/19 阪神 11R マーメイドステークス 1着 7番 ウインマイティー 【Photo by JRA】 今週の重賞は、東京のユニコーンSと阪神のマーメイドS。今回は後者の牝馬限定ハンデG3を取り上げたい。メンバー唯一の重賞勝ち馬で、今年はトップハンデを背負うウインマイティーの連覇はなるのか。それとも、夏の新星誕生はあるのか。過去10年の結果に基づき、レースを展望していこう。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JV を利用した…

  • 競馬あれこれ 第113号

    競馬、ボート、競輪、オート......。 一番実力が反映されるギャンブルは? 【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】 あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。 エプソムカップなんですが、YouTubeを見てくださった方は分かると思いますが、僕の推奨馬の上位3頭が何とそのまま3頭で決まりました! 順番的には◯▲◎の順番ではありましたが、3連単で22680円付いたのは上出来でしょう。函館スプリントステークスは上位4頭の中の3頭で決まりました。これも3連単で21410円の馬券になりまし…

  • 競馬あれこれ 第112号

    ソングライン史上2頭目の快挙! ウオッカ以来のVMから連勝で安田記念連覇 JRA-VAN2023年6月5日 9:00 チーム・協会 戸崎圭太騎手騎乗のソングラインが史上3頭目の安田記念連覇、そして史上2頭目のヴィクトリアマイル→安田記念連勝を達成した 【Photo by Kazuhiro Kuramoto】 第73回GI安田記念が6月4日、東京競馬場1600メートル芝で行われ、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気ソングライン(牝5=美浦・林厩舎、父キズナ)が優勝。中団追走からゴール直前で一気の差し切り勝ちを決め、昨年に続き安田記念連覇を達成するとともに春のマイル王の座に就いた。良馬場の勝ちタイムは1分3…

  • 競馬あれこれ 第111号

    競走馬・スキルヴィング 最期の瞬間に見たクリストフ・ルメール騎手の優しさ まるで人間が倒れるときと同じような最期の姿 5月28日に東京競馬場で行われた3歳馬の祭典・第90回日本ダービーで2番人気だったスキルヴィング。鞍上はクリストフ・ルメール騎手。 出だしこそ順調に見えましたが、レース途中から走行が危うくなったスキルヴィングは17着でゴールをし、直後、そのまま崩れ落ちるようにして馬場に倒れこみました。その後車で搬送されましたが、間もなく死亡が確認されました。JRAの発表によると、死因は急性心不全とのこと。 僕は当日夜のニュースでその最期の映像を見ました。レース途中からスキルヴィングの異変に気が…

  • 競馬あれこれ 第110号

    混戦ムード漂う安田記念を分析する! JRA-VAN2023年6月1日 16:00 チーム・協会 【2023/5/14 東京 11R ヴィクトリアマイル(G1) 1着 6番 ソングライン】 5週連続G1開催中の東京競馬場。今週はそのラストとなる安田記念が行われる。春のマイル王決定戦で昨年はソングラインが優勝している。今年は3歳から古馬の各世代に加えて、前走1200m~2000mとさまざまな路線から参戦予定で、混戦ムードが漂っている。今回は2013年以降過去10年の安田記念のレース傾向から今年の出走馬で好走が期待できるタイプを探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とT…

  • 競馬あれこれ 第109号

    もはや二冠は確定的なのか? オークスを展望する JRA-VAN2023年5月18日 16:00 チーム・協会 【2023/4/9 阪神 11R 桜花賞(G1) 1着 3番 リバティアイランド (Photo by Shuhei Okada)】 圧倒的な末脚を武器に、桜の女王の座を射止めたリバティアイランド。二冠がかかるオークスでは断然の人気も予想されるが、不安材料はないのだろうか。今回も過去10年のデータを元に、分析を加えていきたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 人気別成績 ■表1 【人気別成績】 表1は人気別成績。1番人気…

  • 競馬あれこれ 第108号

    【ヴィクトリアM】 ソダシとスターズオンアースが初顔合わせ 過去5回の桜女王対決でワンツーは1回のみ 今年のヴィクトリアマイル(4歳上牝・GI・芝1600m)の最大の注目点は、ソダシ(牝5、栗東・須貝尚介厩舎)とスターズオンアース(牝4、美浦・高柳瑞樹厩舎)の桜花賞馬対決だ。 グレード制が導入された84年以降、2頭の桜花賞馬が同じレースに出走したケースは20回あった(3頭以上が出走したケースはなし)。“先輩”と“後輩”は10勝10敗の五分。ワンツーは11年ヴィクトリアマイル(1着アパパネ-2着ブエナビスタ)、20年安田記念(1着グランアレグリア-2着アーモンドアイ)の2回あって、いずれも“後輩…

  • 競馬あれこれ 第107号

    【ヴィクトリアマイル展望】 連覇を狙う白毛の女王ソダシが中心 第18回ヴィクトリアマイル・G1が5月14日、東京の芝1600メートルで行われる。昨年の覇者ソダシ(牝5歳、栗東・須貝尚介厩舎)はマイルCS3着以来の一戦。1週前は、栗東ウッドチップで併せ馬を敢行。一杯に追われ6ハロン78秒8―11秒4の好時計をマークした。出来は申し分ないだけに、連覇の期待は十分だ。 umatoku.hochi.co.jp 大阪杯2着以来の2冠牝馬スターズオンアース(牝4歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)。ゲートさえ決めれば地力は最上位と言っていい存在。 勝ち星は全て左回りの安田記念勝ち馬のソングライン(牝5歳、美浦・林徹厩…

  • 競馬あれこれ 第106号

    【NHKマイルC】過去の2歳王者の成績は? ドルチェモアの巻き返しなるか 混戦が予想されるNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)だが、実績なら昨年の最優秀2歳牡馬に選ばれたドルチェモア(牡3、栗東・須貝尚介厩舎)が一歩リードしている。前哨戦のニュージーランドTでは7着に崩れたが、前半1000m57秒7の数字が示すように展開が厳しかったのも事実。休み明けを一度使われた上積みも期待できる今回、メンバー中唯一のGI馬として恥ずかしい競馬はできないだろう。 データの後押しもある。これまでに10頭の2歳GIウイナーがNHKマイルCに参戦しているが、その成績は[3-3-1-3]の勝率30%、連…

  • 競馬あれこれ 第105号

    【NHKマイルC】横山典弘騎手の超“十八番” 1番人気に騎乗なしで驚異の複勝率52% 横山典弘騎手がモリアーナ(牝3、美浦・武藤善則厩舎)でNHKマイルカップ(3歳牡牝・GI・芝1600m)の6年ぶり4勝目を狙う。 横山騎手はこれまでNHKマイルCに21回騎乗。99年にシンボリインディで初制覇を果たすと、15年にはクラリティスカイ、17年にはアエロリットで勝利。武豊騎手と並んで歴代最多タイとなる3勝を挙げている。何より凄いのは、1番人気に一度も騎乗していないにもかかわらず、[3-6-2-10]で勝率14%、複勝率52%のハイアベレージを残していること。まさに“NHKマイルC男”と言っても過言で…

  • 競馬あれこれ 第104号

    11R 2023年4月30日(日) 1回京都4日 15:40発走 天皇賞(春) GI 芝・右・外 3200m 天気:- 馬場:- 4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 本賞金:22000、8800、5500、3300、2200万円 出馬表 対戦成績 予想 オッズ 結果 コースレコード 予想印 枠番 馬番 馬名 大多 綾恵 ナベ たま 1 1 ジャスティンパレス 1 2 ディープモンスター 2 3 タイトルホルダー ◎ ◎ 〇 〇 2 4 メロディーレーン 3 5 アイアンバローズ 3 6 アスクビクターモア 4 7 ディープボンド 4 8 トーセンカンビーナ 5 9 ヒュミドール 5 1…

  • 競馬あれこれ 第103号

    【天皇賞(春)】意外に少ない菊花賞馬のワンツー アスク&タイトルでは決まらない!? 今年の天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)では2頭の菊花賞馬の激突が注目を集める。一昨年の覇者タイトルホルダー(牡5、美浦・栗田徹厩舎)と昨年の勝ち馬アスクビクターモア(牡4、美浦・田村康仁厩舎)。初対決となった3月の日経賞はタイトルホルダーが圧勝、アスクビクターモアが9着と明暗が分かれたが、当時は超が付く不良馬場だった。良馬場なら全く違う結果となっても不思議はない。 平成以降、天皇賞(春)で菊花賞馬が対戦したことは11回ある。93年に1着ライスシャワー、2着メジロマックイーンでワンツーフィニッシュ。しか…

  • 競馬あれこれ 第102号

    「あの馬」への挑戦権を獲得するのは? フローラSを分析 JRA-VAN2023年4月20日 16:00 チーム・協会 【2022/7/23 福島 2R 2歳未勝利 1着 4番 ゴールデンハインド (Photo by JRA)】 今回はオークスのトライアル競走にあたるG2・フローラSを取り上げる。過去10年のフローラS組はオークスで計7頭が1~3着に入り、そのうち21年にはユーバーレーベンが樫の女王に輝いている。圧巻の末脚を武器に二冠を目指す桜花賞馬リバティアイランドへの挑戦権を獲得するのはどの馬か。過去10年のデータから占ってみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARG…

  • 競馬あれこれ 第101号

    トライアルの重要度が低下している皐月賞の傾向とは? JRA-VAN2023年4月13日 16:00 チーム・協会 【2023/2/12 東京 11R 共同通信杯(G3) 1着 8番 ファントムシーフ (Photo by JRA)】 今週日曜日に中山競馬場で皐月賞が行われる。今年のメンバーは実力が拮抗していて、人気的にも混戦になりそうな雰囲気がある。そんななか勝利を飾るのは果たしてどの馬か。いつものように過去10年のデータを分析し、レースの傾向を探ることにする。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JV を利用した。近年は桜花賞同様、皐月賞においてもト…

  • 競馬あれこれ 第100号

    【皐月賞】近年好成績の共同通信杯組 今年はファントムシーフなど4頭が参戦 近年の皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)では共同通信杯から直行で出走した馬の好走が目立つ。 12年にゴールドシップが史上初めて、共同通信杯からの直行で皐月賞を制覇。すると、そこから14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテ、16年ディーマジェスティと出走機会4連勝。さらに21年エフフォーリア、22年ジオグリフと目下2連勝中でもある。 今年の共同通信杯の勝ち時計(1分47秒0)は昨年(1分47秒9)、一昨年(1分47秒6)を上回り、近10年で19年(1分46秒8)に次ぐ2番目の速さだった。勝ったファントムシーフ(牡3、栗…

  • 競馬あれこれ 第99号

    【皐月賞展望】2歳GⅠ覇者が不在の異常事態 ファントムシーフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラ…どこからでも入れる〝大混戦〟 [GⅠ皐月賞=2023年4月16日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル] 本番への直行ローテ定着による直接対決の減少もあって、力量比較が難しくなってきた近年のクラシック戦線。しかも今年は朝日杯FS勝ち馬ドルチェモア、ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデの両GⅠ馬不在で、年明けの3歳重賞(牡牝混合)でも8レースのうち1番人気馬は1勝のみ。重賞2勝馬も不在で〝混戦〟のまま本番を迎えることとなった。 どの馬を中心にするか十人十色となりそうなメンバー構成だが、まず注目すべ…

  • 競馬あれこれ 第98号

    【桜花賞】衝撃の末脚!リバティアイランドが大外一気で一冠奪取!桜の女王に輝く 5大クラシック競走の第一弾 第83回桜花賞<GI 3歳オープン(国際)牝(指定)定量コース:1,600メートル(芝・右 外)>が4月9日に阪神競馬場で行われ、川田将雅騎手騎乗 単勝1.6倍の断然1番人気・リバティアイランド(牝3 鹿毛 栗東 中内田充正厩舎 父ドゥラメンテ)が優勝。勝ち時計は1分32秒1。 リバティアイランドはスタートで後手を踏むも、馬のリズムに合わせて道中まで後方3、4番手を追走。4コーナーで大外に進出し、直線では上がり32.9の豪脚でごぼう抜き。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズに続いてGI連勝、牝…

  • 競馬あれこれ 第97号

    ドゥラメンテ産駒3頭に注目! 桜花賞を分析する JRA-VAN2023年4月6日 16:00 チーム・協会 【2022/12/11 阪神 11R 阪神ジュベナイルF(G1) 1着 9番 リバティアイランド (Photo by Toru Arita)】 今週日曜は阪神競馬場芝1600mを舞台に牝馬三冠の一冠目となる桜花賞が行われる。昨年は混戦を制してスターズオンアースが優勝。続くオークスも勝利し、牝馬二冠に輝いている。今年は阪神JFを快勝したリバティアイランドの一強ムードが漂っているが、結果はどうなるか。2013年以降・過去10年のデータを中心に今年の桜花賞で狙える馬を探っていきたい。なお、デー…

  • 競馬あれこれ 第96号

    【桜花賞】断然1強ムードのリバティアイランドに死角あるのか 福永助手は“ノープロブレム” 2着シンリョクカに2馬身半の差をつける圧勝で昨年末の阪神ジュべナイルフィリーズを制し、記者投票では満票の支持を集めてJRA賞・最優秀2歳牝馬に選出されたリバティアイランド。当然のごとく今年の桜花賞(9日=阪神芝外1600メートル)は断然の1強ムードで迎えることになる。 とはいえ、「番記者」の立場としては無条件に賛辞を贈ってばかりはいられない。果たしてリバティアイランドに死角はないのか? 改めて再検証せねばなるまい。 実際のところ、新馬勝ちから3か月の休み明けだったアルテミスSでは2着に敗れている。当時は新…

  • 競馬あれこれ 第95号

    凄いのは武豊騎手だけじゃない 大阪杯のC.ルメール騎手が魅せた“動かない技術” とは 先週の大阪杯では、ジャックドールを勝利に導いた武豊騎手の手腕を絶賛する声が多く聞かれた。確かに名手の凄みを見せつけるペース配分だった。他の騎手の「ジャックドールが逃げるに違いない」という先入観も利用したのか、パートナーを急かすことなく、左右の動きを確認しながらジワッとハナへ。前半3Fの35秒5は、昨年(5着)の34秒6より0秒9も遅かった。 一転、中盤からはペースアップ。残り6Fから5F連続して11秒台のラップ(11秒4-11秒7-11秒5-11秒4-11秒4)を刻み、後続の捲りを封じてみせた。序盤の省エネと…

  • 競馬あれこれ 第94号

    【大阪杯】さすが武豊!藤岡調教師をうならせた名手の技 自身初の「2000以外」宝塚記念挑戦はあるのか? [GⅠ大阪杯=2023年4月2日(日曜)4歳上、阪神競馬場・芝内2000メートル] 満開の桜の阪神競馬場で行われたGⅠ大阪杯(2日=芝内2000メートル)は、好発からハナに立った武豊騎乗の2番人気ジャックドール(牡5・藤岡)が、ゴール前の後続の猛追をハナ差抑えて初のGⅠタイトルを獲得した。2着に1番人気のスターズオンアース、3着にはダノンザキッドが入った。勝ち時計1分57秒4(良)はレースレコード。果たして最大の勝因は何だったのか、検証する。 GⅠ通算80勝目となる節目の仕事をキッチリと果た…

  • 競馬あれこれ 第93号

    【大阪杯】ヒシイグアスとジャックドールは消し! ハイブリッド式消去法で浮上したのは人気落ち必至の実績馬 今週予想するのは、4月2日に阪神競馬場で開催される『大阪杯』。GⅡだった2016年以前も含めた過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、条件に当てはまった馬を順番に消去していく。今週はすでに回避が決まっているプログノーシスを除く17頭を対象とする。 『前走で人気より上の着順』×『非サンデーサイレンス系』★0.0%★まずは前走時の人気と着順から入りたい。前走で人気を上回る着順に好走していた馬は過去10年で49頭いて【2-2-3-42】(複勝率14.3%)…

  • 競馬あれこれ 第92号

    【ドバイワールドC結果】ウシュバテソーロが直線一気で世界を制す! 11年ヴィクトワールピサ以来の戴冠 現地時間25日、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドC(4歳上・G1・ダ2000m)は、道中最後方からとなった川田将雅騎手騎乗の4番人気ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)が、直線で一気に前の各馬を差し切り、早めに先頭に立って粘った3番人気アルジールス(セ6、英・S&E.クリスフォード厩舎)に2.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分03秒25(良)。 3着には11番人気エンブレムロード(牡5、沙・A.アブドゥルワーヒド厩舎)が入った。なお、1番人気カント…

  • 競馬あれこれ 第91号

    福永祐一、涙の騎手引退式 父・洋一さん、母・裕美子さん来場 「長きに渡った親不孝を終えることができた」 2月で騎手を引退した福永祐一師が4日、阪神競馬場で騎手としての引退式に臨んだ。 20年に無敗3冠を達成したコントレイルの勝負服でパドックに登場。公私ともに長年交流が深かった北橋修二元調教師から花束と「ごくろうさまでした」という言葉をかけられると、涙がこぼれた。 後輩騎手の川田将雅、同期の和田竜二、先輩の武豊から花束と言葉をかけられると、また涙腺がゆるむ。引退式には落馬事故で騎手生命を断たれた父で伝説の名ジョッキー、洋一氏と母の裕美子さんも登場した。 引退式の最後のあいさつで、福永は「母親に対…

  • 競馬あれこれ 第90号

    じゃい 競馬で当てた金額にスタジオ騒然 20年には「6400万ぐらい」 昨年は… 生涯収支は驚きの スポニチ本紙でG1予想をしているお笑いトリオ「インスタントジョンソン」じゃい(50)が2日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・00)に出演。競馬で当てた金額を明かし、スタジオを驚かせる場面があった。 じゃいは「ギャンブルで勝ちまくる芸人SP」に登場。MCの「次長課長」河本準一が「じゃいは芸能界でもかなり(ギャンブル好きで)有名ですけど、勝ってますから。どのぐらいいってますか」と質問すると、「3年前の年末に6400万ぐらい勝って、で、去年に9370万円」と…

  • 競馬あれこれ 第89号

    350万円の馬が30億円稼いで北島三郎ウハウハ…キタサンブラックの種付料が1000万円に倍増 2月7日、社台スタリオンステーション(北海道安平町)で、2023年シーズンの種牡馬展示会がおこなわれた。日本最高峰の種牡馬が集まるなか、30頭の「大トリ」で登場したのがキタサンブラックだった。 現役時代は北島三郎氏の所有馬として、有馬記念や春秋の天皇賞などGIを7勝。獲得賞金総額は18億7684万円で、当時のJRA歴代1位となった。 「北島さんが牧場から購入した金額は350万円ですから、購入代金の530倍以上を稼いだわけです。それだけではありません。引退後は総額13億5000万円の種牡馬シンジケートが…

  • 競馬あれこれ 第88号

    レモンポップ、前走チャンピオンズC組が不在の有利な状況でG1初制覇か!? JRA-VAN チーム・協会 【2023/1/29 東京11R 根岸ステークス(G3)1着 13番 レモンポップ (Photo by JRA)】 今週は日曜日に東京競馬場でフェブラリーSが行われる。本来であればレモンポップと人気を分け合う可能性があったギルデッドミラーが故障・引退により回避となったため、レモンポップが断然の人気を集めそうだ。過去10年のフェブラリーSを分析し、レモンポップの勝算がどれぐらいあるかを中心に考え、レースを展望する。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier…

  • 競馬あれこれ 第87号

    【フェブラリーS】テイエムサウスダン逆襲!前走大敗で人気落ち狙い目 過去の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。今年最初のG1、フェブラリーSは21、22年と連覇を果たしたカフェファラオ、昨年のチャンピオンズCの覇者ジュンライトボルトが不在で大混戦。穴馬の出番はあるのか。データ班があらゆる項目から分析して可能性を探った。 【前哨戦】 最多6頭の連対馬を出しているチャンピオンズC組の出走が今年はない。ならば、5連対の根岸S組が最有力。4連対の東海S組だが、本番で馬券に絡むのは3着以内馬。オーヴェルニュは脱落する。交流G1東京大賞典組からは勝ち馬が出ておらず、メイショウハリオ、ショウナンナデシコは…

  • 競馬あれこれ 第86号

    2強ムード漂う京都記念を分析する チーム・協会 【2022/11/13 福島11R 福島記念(G3) 1着 2番 ユニコーンライオン(Photo by JRA)】 今週は土曜に東京でクイーンC、日曜は東京で共同通信杯、阪神で京都記念と3鞍の重賞が組まれている。京都記念は近2年と同じく2月の阪神開幕週に開催。今年は古馬初レースとなるダービー馬ドウデュース、有馬記念で5着と復調を見せたエフフォーリアの2頭が参戦し、2強ムードも漂う。今回は京都記念近2年のレース傾向ならびに2018年以降の阪神芝2200m戦におけるコース傾向から馬券的に狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN D…

  • 競馬あれこれ 第85号

    好調ウイン軍団の勢いに乗れ! 京都記念にマイティー・ 共同通信杯にオーディンが参戦 ウイン軍団に勢いあり! 東京新聞杯をウインカーネリアンで制した(株)ウインの所有馬が、2週連続の重賞制覇を目指し、京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)にウインマイティー(牝6、栗東・五十嵐忠男厩舎)、共同通信杯(3歳、GIII、東京芝1800m)にウインオーディン(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)を送り込む。 とりわけ好調なのは6歳馬だ。昨年末の香港G1香港ヴァーズでウインマリリンが大金星を挙げれば、ウイングレイテストがニューイヤーSでオープン初勝利。先週の東京新聞杯ではウインカーネリアンが鮮やかに逃げ切り、…

  • 競馬あれこれ 第84号

    【共同通信杯展望】素質馬揃いの好カード 賞金加算狙うレイベリング 連覇を狙う堀厩舎からは素質馬がスタンバイ [GⅢ共同通信杯=2023年2月12日(日曜)東京競馬場、芝1800メートル] 総合力を問われる東京芝1800メートルを舞台に、牡馬クラシック1冠目の皐月賞まで約2か月という適度な間隔で、ダービーまで見据える関西馬にとっては東京コースの予行練習もできる。近年のクラシック戦線で重要度が増しているのがこの共同通信杯だ。昨年も1着ダノンベルーガが皐月賞→ダービーともに4着し、2着ジオグリフが皐月賞馬に輝いている。クラシックとの関連性は本家トライアル重賞(弥生賞、スプリングS)を超えたと言っても…

  • 競馬あれこれ 第83号

    【東京新聞杯】データからナミュール文句なし 相手候補は実績馬より前走3勝クラス勝ちのインダストリア 過去10年1番人気は1勝止まり古馬マイルは各カテゴリーのなかで春の最大目標がもっとも遠くに設定されている。古馬牝馬路線や3歳マイル戦線が集約された形で迎える安田記念は6月のはじめ。2月東京新聞杯からは3カ月以上先になる。使いだしには早過ぎるきらいがある東京新聞杯は今春、実績馬に挑む上がり馬と、最上位クラスにはね返された組が激突するレースだ。 過去2年はカラテ、イルーシヴパンサーが重賞初制覇を飾り、さらに上のクラスへの挑戦権を得た。今年もそういった彗星が登場するのか。はたまた実績を積んだ組が再出発…

  • 競馬あれこれ 第82号

    【シルクロードS】1着候補は2頭に絞られた!?「勝率100%」の鉄板データに当てはまる馬とは ~過去10年のシルクロードSの傾向分析~中京開催の近2年、3着以内に好走した6頭中5頭には左回りでの勝ち鞍があった。これはポイントの一つとして押えておきたい。 ◇年齢別成績・4歳 〔3.3.2.23〕・5歳 〔2.3.2.27〕・6歳 〔4.4.4.40〕・7歳以上〔1.0.2.48〕 今年は前年の短距離戦線を沸かせた現4歳世代が人気の中心となりそうだが、4歳馬は勝率・連対率・複勝率の全てでトップとなっている。特に前走が【重賞、7番人気以内、4着以内】だった馬は〔3.0.0.0〕とパーフェクト。これに…

  • 競馬あれこれ 第81号

    【根岸S展望】ギルデッドミラー&レモンポップら武蔵野S組が中心 名伯楽が送り出す不気味な〝初ダート馬〟に要注意 [GⅢ根岸ステークス=2023年1月29日(日曜)東京競馬場、ダート1400メートル] フェブラリーSとは200メートル距離が違うだけ。過去10年の優勝馬から3頭の勝ち馬を出し、2着も2回、3着3回がある。本番との関連性は非常に高く、前哨戦としてしっかりと定着しているのが根岸Sだ。1か月後のGⅠに向けて目が離せない一戦となる。 中心はGⅢ武蔵野S勝ち馬ギルデッドミラー(牝6・松永幹)。昨夏にダート転向して3戦目で重賞Vを決めた。ダートでは1200メートルでも勝ち鞍があるように1ハロン…

  • 競馬あれこれ 第80号

    【アメリカJCC】勝つための「必須条件」に当てはまるのは、たったの4頭!? ~過去10年のアメリカJCCの傾向分析~ 過去10年の勝ち馬10頭のうち5頭が既にGII勝ちの実績があり、残る5頭もGI3着以内またはGII連対歴があった。1着候補は「実績重視」とみていい一戦だろう。ここから今年の勝ち馬候補は、アリストテレス・ガイアフォース・バビット・ユーバーレーベンの4頭に絞られる。更に深堀りして、中心となる馬を探っていく。 ◇前走距離別成績・1800m以下〔0.0.1.17〕・2000m 〔4.7.6.39〕・2200m 〔0.0.1.10〕・2400m 〔1.0.1.5〕・2500m 〔2.0.…

  • 競馬あれこれ 第79号

    AJCCの注目点は4歳馬と母父ディープインパクト 今週は日曜日に中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)が行われる。いつものように過去10年のデータを分析してもいいのだが、今回は切り口を変えてみたい。2023年になって行われた重賞の結果を受け、レースの傾向・予想の参考になるようなポイントがあるかを考えてみた。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 2023年に中京で行われた平地重賞の上位馬(1/15まで) ■表1 【2023年に中京で行われた平地重賞の上位馬(1/15まで)】 中山競馬場の話をする前に中京競馬場の平地重賞…

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