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スポーツ、特に競馬の記事を中心にして、騎手、伝説のレース、結果考察などを記しています。 記事に関連した書籍やコーヒー機能付きウォーターサーバー、生ビールサーバーを紹介しています。

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2022/06/23

  • 競馬あれこれ 第103号

    【天皇賞(春)】意外に少ない菊花賞馬のワンツー アスク&タイトルでは決まらない!? 今年の天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)では2頭の菊花賞馬の激突が注目を集める。一昨年の覇者タイトルホルダー(牡5、美浦・栗田徹厩舎)と昨年の勝ち馬アスクビクターモア(牡4、美浦・田村康仁厩舎)。初対決となった3月の日経賞はタイトルホルダーが圧勝、アスクビクターモアが9着と明暗が分かれたが、当時は超が付く不良馬場だった。良馬場なら全く違う結果となっても不思議はない。 平成以降、天皇賞(春)で菊花賞馬が対戦したことは11回ある。93年に1着ライスシャワー、2着メジロマックイーンでワンツーフィニッシュ。しか…

  • 競馬あれこれ 第102号

    「あの馬」への挑戦権を獲得するのは? フローラSを分析 JRA-VAN2023年4月20日 16:00 チーム・協会 【2022/7/23 福島 2R 2歳未勝利 1着 4番 ゴールデンハインド (Photo by JRA)】 今回はオークスのトライアル競走にあたるG2・フローラSを取り上げる。過去10年のフローラS組はオークスで計7頭が1~3着に入り、そのうち21年にはユーバーレーベンが樫の女王に輝いている。圧巻の末脚を武器に二冠を目指す桜花賞馬リバティアイランドへの挑戦権を獲得するのはどの馬か。過去10年のデータから占ってみたい。データの分析には、JRA-VAN DataLab.とTARG…

  • 競馬あれこれ 第101号

    トライアルの重要度が低下している皐月賞の傾向とは? JRA-VAN2023年4月13日 16:00 チーム・協会 【2023/2/12 東京 11R 共同通信杯(G3) 1着 8番 ファントムシーフ (Photo by JRA)】 今週日曜日に中山競馬場で皐月賞が行われる。今年のメンバーは実力が拮抗していて、人気的にも混戦になりそうな雰囲気がある。そんななか勝利を飾るのは果たしてどの馬か。いつものように過去10年のデータを分析し、レースの傾向を探ることにする。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JV を利用した。近年は桜花賞同様、皐月賞においてもト…

  • 競馬あれこれ 第100号

    【皐月賞】近年好成績の共同通信杯組 今年はファントムシーフなど4頭が参戦 近年の皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)では共同通信杯から直行で出走した馬の好走が目立つ。 12年にゴールドシップが史上初めて、共同通信杯からの直行で皐月賞を制覇。すると、そこから14年イスラボニータ、15年ドゥラメンテ、16年ディーマジェスティと出走機会4連勝。さらに21年エフフォーリア、22年ジオグリフと目下2連勝中でもある。 今年の共同通信杯の勝ち時計(1分47秒0)は昨年(1分47秒9)、一昨年(1分47秒6)を上回り、近10年で19年(1分46秒8)に次ぐ2番目の速さだった。勝ったファントムシーフ(牡3、栗…

  • 競馬あれこれ 第99号

    【皐月賞展望】2歳GⅠ覇者が不在の異常事態 ファントムシーフ、ソールオリエンス、ベラジオオペラ…どこからでも入れる〝大混戦〟 [GⅠ皐月賞=2023年4月16日(日曜)3歳、中山競馬場、芝内2000メートル] 本番への直行ローテ定着による直接対決の減少もあって、力量比較が難しくなってきた近年のクラシック戦線。しかも今年は朝日杯FS勝ち馬ドルチェモア、ホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデの両GⅠ馬不在で、年明けの3歳重賞(牡牝混合)でも8レースのうち1番人気馬は1勝のみ。重賞2勝馬も不在で〝混戦〟のまま本番を迎えることとなった。 どの馬を中心にするか十人十色となりそうなメンバー構成だが、まず注目すべ…

  • 競馬あれこれ 第98号

    【桜花賞】衝撃の末脚!リバティアイランドが大外一気で一冠奪取!桜の女王に輝く 5大クラシック競走の第一弾 第83回桜花賞<GI 3歳オープン(国際)牝(指定)定量コース:1,600メートル(芝・右 外)>が4月9日に阪神競馬場で行われ、川田将雅騎手騎乗 単勝1.6倍の断然1番人気・リバティアイランド(牝3 鹿毛 栗東 中内田充正厩舎 父ドゥラメンテ)が優勝。勝ち時計は1分32秒1。 リバティアイランドはスタートで後手を踏むも、馬のリズムに合わせて道中まで後方3、4番手を追走。4コーナーで大外に進出し、直線では上がり32.9の豪脚でごぼう抜き。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズに続いてGI連勝、牝…

  • 競馬あれこれ 第97号

    ドゥラメンテ産駒3頭に注目! 桜花賞を分析する JRA-VAN2023年4月6日 16:00 チーム・協会 【2022/12/11 阪神 11R 阪神ジュベナイルF(G1) 1着 9番 リバティアイランド (Photo by Toru Arita)】 今週日曜は阪神競馬場芝1600mを舞台に牝馬三冠の一冠目となる桜花賞が行われる。昨年は混戦を制してスターズオンアースが優勝。続くオークスも勝利し、牝馬二冠に輝いている。今年は阪神JFを快勝したリバティアイランドの一強ムードが漂っているが、結果はどうなるか。2013年以降・過去10年のデータを中心に今年の桜花賞で狙える馬を探っていきたい。なお、デー…

  • 競馬あれこれ 第96号

    【桜花賞】断然1強ムードのリバティアイランドに死角あるのか 福永助手は“ノープロブレム” 2着シンリョクカに2馬身半の差をつける圧勝で昨年末の阪神ジュべナイルフィリーズを制し、記者投票では満票の支持を集めてJRA賞・最優秀2歳牝馬に選出されたリバティアイランド。当然のごとく今年の桜花賞(9日=阪神芝外1600メートル)は断然の1強ムードで迎えることになる。 とはいえ、「番記者」の立場としては無条件に賛辞を贈ってばかりはいられない。果たしてリバティアイランドに死角はないのか? 改めて再検証せねばなるまい。 実際のところ、新馬勝ちから3か月の休み明けだったアルテミスSでは2着に敗れている。当時は新…

  • 競馬あれこれ 第95号

    凄いのは武豊騎手だけじゃない 大阪杯のC.ルメール騎手が魅せた“動かない技術” とは 先週の大阪杯では、ジャックドールを勝利に導いた武豊騎手の手腕を絶賛する声が多く聞かれた。確かに名手の凄みを見せつけるペース配分だった。他の騎手の「ジャックドールが逃げるに違いない」という先入観も利用したのか、パートナーを急かすことなく、左右の動きを確認しながらジワッとハナへ。前半3Fの35秒5は、昨年(5着)の34秒6より0秒9も遅かった。 一転、中盤からはペースアップ。残り6Fから5F連続して11秒台のラップ(11秒4-11秒7-11秒5-11秒4-11秒4)を刻み、後続の捲りを封じてみせた。序盤の省エネと…

  • 競馬あれこれ 第94号

    【大阪杯】さすが武豊!藤岡調教師をうならせた名手の技 自身初の「2000以外」宝塚記念挑戦はあるのか? [GⅠ大阪杯=2023年4月2日(日曜)4歳上、阪神競馬場・芝内2000メートル] 満開の桜の阪神競馬場で行われたGⅠ大阪杯(2日=芝内2000メートル)は、好発からハナに立った武豊騎乗の2番人気ジャックドール(牡5・藤岡)が、ゴール前の後続の猛追をハナ差抑えて初のGⅠタイトルを獲得した。2着に1番人気のスターズオンアース、3着にはダノンザキッドが入った。勝ち時計1分57秒4(良)はレースレコード。果たして最大の勝因は何だったのか、検証する。 GⅠ通算80勝目となる節目の仕事をキッチリと果た…

  • 競馬あれこれ 第93号

    【大阪杯】ヒシイグアスとジャックドールは消し! ハイブリッド式消去法で浮上したのは人気落ち必至の実績馬 今週予想するのは、4月2日に阪神競馬場で開催される『大阪杯』。GⅡだった2016年以前も含めた過去10年のデータを用いて、複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、条件に当てはまった馬を順番に消去していく。今週はすでに回避が決まっているプログノーシスを除く17頭を対象とする。 『前走で人気より上の着順』×『非サンデーサイレンス系』★0.0%★まずは前走時の人気と着順から入りたい。前走で人気を上回る着順に好走していた馬は過去10年で49頭いて【2-2-3-42】(複勝率14.3%)…

  • 競馬あれこれ 第92号

    【ドバイワールドC結果】ウシュバテソーロが直線一気で世界を制す! 11年ヴィクトワールピサ以来の戴冠 現地時間25日、アラブ首長国連邦ドバイのメイダン競馬場で行われたドバイワールドC(4歳上・G1・ダ2000m)は、道中最後方からとなった川田将雅騎手騎乗の4番人気ウシュバテソーロ(牡6、美浦・高木登厩舎)が、直線で一気に前の各馬を差し切り、早めに先頭に立って粘った3番人気アルジールス(セ6、英・S&E.クリスフォード厩舎)に2.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分03秒25(良)。 3着には11番人気エンブレムロード(牡5、沙・A.アブドゥルワーヒド厩舎)が入った。なお、1番人気カント…

  • 競馬あれこれ 第91号

    福永祐一、涙の騎手引退式 父・洋一さん、母・裕美子さん来場 「長きに渡った親不孝を終えることができた」 2月で騎手を引退した福永祐一師が4日、阪神競馬場で騎手としての引退式に臨んだ。 20年に無敗3冠を達成したコントレイルの勝負服でパドックに登場。公私ともに長年交流が深かった北橋修二元調教師から花束と「ごくろうさまでした」という言葉をかけられると、涙がこぼれた。 後輩騎手の川田将雅、同期の和田竜二、先輩の武豊から花束と言葉をかけられると、また涙腺がゆるむ。引退式には落馬事故で騎手生命を断たれた父で伝説の名ジョッキー、洋一氏と母の裕美子さんも登場した。 引退式の最後のあいさつで、福永は「母親に対…

  • 競馬あれこれ 第90号

    じゃい 競馬で当てた金額にスタジオ騒然 20年には「6400万ぐらい」 昨年は… 生涯収支は驚きの スポニチ本紙でG1予想をしているお笑いトリオ「インスタントジョンソン」じゃい(50)が2日放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ~スター近況(秘)報告~」(木曜深夜0・00)に出演。競馬で当てた金額を明かし、スタジオを驚かせる場面があった。 じゃいは「ギャンブルで勝ちまくる芸人SP」に登場。MCの「次長課長」河本準一が「じゃいは芸能界でもかなり(ギャンブル好きで)有名ですけど、勝ってますから。どのぐらいいってますか」と質問すると、「3年前の年末に6400万ぐらい勝って、で、去年に9370万円」と…

  • 競馬あれこれ 第89号

    350万円の馬が30億円稼いで北島三郎ウハウハ…キタサンブラックの種付料が1000万円に倍増 2月7日、社台スタリオンステーション(北海道安平町)で、2023年シーズンの種牡馬展示会がおこなわれた。日本最高峰の種牡馬が集まるなか、30頭の「大トリ」で登場したのがキタサンブラックだった。 現役時代は北島三郎氏の所有馬として、有馬記念や春秋の天皇賞などGIを7勝。獲得賞金総額は18億7684万円で、当時のJRA歴代1位となった。 「北島さんが牧場から購入した金額は350万円ですから、購入代金の530倍以上を稼いだわけです。それだけではありません。引退後は総額13億5000万円の種牡馬シンジケートが…

  • 競馬あれこれ 第88号

    レモンポップ、前走チャンピオンズC組が不在の有利な状況でG1初制覇か!? JRA-VAN チーム・協会 【2023/1/29 東京11R 根岸ステークス(G3)1着 13番 レモンポップ (Photo by JRA)】 今週は日曜日に東京競馬場でフェブラリーSが行われる。本来であればレモンポップと人気を分け合う可能性があったギルデッドミラーが故障・引退により回避となったため、レモンポップが断然の人気を集めそうだ。過去10年のフェブラリーSを分析し、レモンポップの勝算がどれぐらいあるかを中心に考え、レースを展望する。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier…

  • 競馬あれこれ 第87号

    【フェブラリーS】テイエムサウスダン逆襲!前走大敗で人気落ち狙い目 過去の傾向から勝ち馬に迫る「G1データ王」。今年最初のG1、フェブラリーSは21、22年と連覇を果たしたカフェファラオ、昨年のチャンピオンズCの覇者ジュンライトボルトが不在で大混戦。穴馬の出番はあるのか。データ班があらゆる項目から分析して可能性を探った。 【前哨戦】 最多6頭の連対馬を出しているチャンピオンズC組の出走が今年はない。ならば、5連対の根岸S組が最有力。4連対の東海S組だが、本番で馬券に絡むのは3着以内馬。オーヴェルニュは脱落する。交流G1東京大賞典組からは勝ち馬が出ておらず、メイショウハリオ、ショウナンナデシコは…

  • 競馬あれこれ 第86号

    2強ムード漂う京都記念を分析する チーム・協会 【2022/11/13 福島11R 福島記念(G3) 1着 2番 ユニコーンライオン(Photo by JRA)】 今週は土曜に東京でクイーンC、日曜は東京で共同通信杯、阪神で京都記念と3鞍の重賞が組まれている。京都記念は近2年と同じく2月の阪神開幕週に開催。今年は古馬初レースとなるダービー馬ドウデュース、有馬記念で5着と復調を見せたエフフォーリアの2頭が参戦し、2強ムードも漂う。今回は京都記念近2年のレース傾向ならびに2018年以降の阪神芝2200m戦におけるコース傾向から馬券的に狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN D…

  • 競馬あれこれ 第85号

    好調ウイン軍団の勢いに乗れ! 京都記念にマイティー・ 共同通信杯にオーディンが参戦 ウイン軍団に勢いあり! 東京新聞杯をウインカーネリアンで制した(株)ウインの所有馬が、2週連続の重賞制覇を目指し、京都記念(4歳上、GII、阪神芝2200m)にウインマイティー(牝6、栗東・五十嵐忠男厩舎)、共同通信杯(3歳、GIII、東京芝1800m)にウインオーディン(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)を送り込む。 とりわけ好調なのは6歳馬だ。昨年末の香港G1香港ヴァーズでウインマリリンが大金星を挙げれば、ウイングレイテストがニューイヤーSでオープン初勝利。先週の東京新聞杯ではウインカーネリアンが鮮やかに逃げ切り、…

  • 競馬あれこれ 第84号

    【共同通信杯展望】素質馬揃いの好カード 賞金加算狙うレイベリング 連覇を狙う堀厩舎からは素質馬がスタンバイ [GⅢ共同通信杯=2023年2月12日(日曜)東京競馬場、芝1800メートル] 総合力を問われる東京芝1800メートルを舞台に、牡馬クラシック1冠目の皐月賞まで約2か月という適度な間隔で、ダービーまで見据える関西馬にとっては東京コースの予行練習もできる。近年のクラシック戦線で重要度が増しているのがこの共同通信杯だ。昨年も1着ダノンベルーガが皐月賞→ダービーともに4着し、2着ジオグリフが皐月賞馬に輝いている。クラシックとの関連性は本家トライアル重賞(弥生賞、スプリングS)を超えたと言っても…

  • 競馬あれこれ 第83号

    【東京新聞杯】データからナミュール文句なし 相手候補は実績馬より前走3勝クラス勝ちのインダストリア 過去10年1番人気は1勝止まり古馬マイルは各カテゴリーのなかで春の最大目標がもっとも遠くに設定されている。古馬牝馬路線や3歳マイル戦線が集約された形で迎える安田記念は6月のはじめ。2月東京新聞杯からは3カ月以上先になる。使いだしには早過ぎるきらいがある東京新聞杯は今春、実績馬に挑む上がり馬と、最上位クラスにはね返された組が激突するレースだ。 過去2年はカラテ、イルーシヴパンサーが重賞初制覇を飾り、さらに上のクラスへの挑戦権を得た。今年もそういった彗星が登場するのか。はたまた実績を積んだ組が再出発…

  • 競馬あれこれ 第82号

    【シルクロードS】1着候補は2頭に絞られた!?「勝率100%」の鉄板データに当てはまる馬とは ~過去10年のシルクロードSの傾向分析~中京開催の近2年、3着以内に好走した6頭中5頭には左回りでの勝ち鞍があった。これはポイントの一つとして押えておきたい。 ◇年齢別成績・4歳 〔3.3.2.23〕・5歳 〔2.3.2.27〕・6歳 〔4.4.4.40〕・7歳以上〔1.0.2.48〕 今年は前年の短距離戦線を沸かせた現4歳世代が人気の中心となりそうだが、4歳馬は勝率・連対率・複勝率の全てでトップとなっている。特に前走が【重賞、7番人気以内、4着以内】だった馬は〔3.0.0.0〕とパーフェクト。これに…

  • 競馬あれこれ 第81号

    【根岸S展望】ギルデッドミラー&レモンポップら武蔵野S組が中心 名伯楽が送り出す不気味な〝初ダート馬〟に要注意 [GⅢ根岸ステークス=2023年1月29日(日曜)東京競馬場、ダート1400メートル] フェブラリーSとは200メートル距離が違うだけ。過去10年の優勝馬から3頭の勝ち馬を出し、2着も2回、3着3回がある。本番との関連性は非常に高く、前哨戦としてしっかりと定着しているのが根岸Sだ。1か月後のGⅠに向けて目が離せない一戦となる。 中心はGⅢ武蔵野S勝ち馬ギルデッドミラー(牝6・松永幹)。昨夏にダート転向して3戦目で重賞Vを決めた。ダートでは1200メートルでも勝ち鞍があるように1ハロン…

  • 競馬あれこれ 第80号

    【アメリカJCC】勝つための「必須条件」に当てはまるのは、たったの4頭!? ~過去10年のアメリカJCCの傾向分析~ 過去10年の勝ち馬10頭のうち5頭が既にGII勝ちの実績があり、残る5頭もGI3着以内またはGII連対歴があった。1着候補は「実績重視」とみていい一戦だろう。ここから今年の勝ち馬候補は、アリストテレス・ガイアフォース・バビット・ユーバーレーベンの4頭に絞られる。更に深堀りして、中心となる馬を探っていく。 ◇前走距離別成績・1800m以下〔0.0.1.17〕・2000m 〔4.7.6.39〕・2200m 〔0.0.1.10〕・2400m 〔1.0.1.5〕・2500m 〔2.0.…

  • 競馬あれこれ 第79号

    AJCCの注目点は4歳馬と母父ディープインパクト 今週は日曜日に中山競馬場でアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)が行われる。いつものように過去10年のデータを分析してもいいのだが、今回は切り口を変えてみたい。2023年になって行われた重賞の結果を受け、レースの傾向・予想の参考になるようなポイントがあるかを考えてみた。データの分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 2023年に中京で行われた平地重賞の上位馬(1/15まで) ■表1 【2023年に中京で行われた平地重賞の上位馬(1/15まで)】 中山競馬場の話をする前に中京競馬場の平地重賞…

  • 競馬あれこれ 第78号

    冬の中山で復活! ホワイトストーンの逃走劇から30年 「あなたのベストレースは?」というアンケートを取ると、必ず上位にランクインされるのが90年の有馬記念だ。そう、オグリキャップが奇跡の復活を遂げたラストランである。しかしながら、オールドファンでも当時の1番人気を即答できる人は少ないのではないか。オグリキャップは5.5倍の4番人気。2着のメジロライアンは4.7倍の3番人気だった。答えは今回の主役、ホワイトストーンだ。 春のクラシックを終えた時点でのホワイトストーンは、善戦キャラに過ぎなかった。弥生賞3着、皐月賞8着、NHK杯3着、ダービー3着。トライアル→本番→トライアル→本番と“フル参戦”し…

  • 競馬あれこれ 第77号

    冬馬の季節到来…1年前に好成績の伏兵を探せ! AJCCは1頭が該当 馬の適性には数多くのバリエーションがある。予想ファクターとして多く使われているのはコース適性、距離適性、馬場適性あたりだろうか。そんな中、少しマニアックながら“使える”のが季節適性だ。「夏は苦手」「冬はどうも調子が…」という人がいるように、馬にも「夏巧者」や「冬巧者」がいるのだ。 先週日曜の中山では、冬が得意な馬の好走が目立った。例を挙げよう。8R・4歳上2勝クラスでは4番人気のロスコフが1着。これで1月は全3勝を含めて[3-0-1-0]となった。一方、6月と7月は[0-1-0-5]だから、気温が結果に直結するタイプといえる。…

  • 競馬あれこれ 第76号

    【AJCC】軸はガイアフォースで決まり? 難解な相手選びで気を付けたいデータとは【動画あり】 2023年AJCCに出走するガイアフォース 鞍上強化で逆らえず? 2023年1月22日に中山競馬場で行われるアメリカジョッキークラブカップ。このレースの過去10年データを紹介しながら、SPAIA編集部が予想していく。 セントライト記念を勝ち、菊花賞では1番人気にも推されたガイアフォースがルメール騎手を鞍上に迎えて2つ目の重賞タイトルを狙う。逆らうのは難しそうだが、2番手以下は難解な様相。データからの穴候補は外枠、先行、そして前走ハンデ戦といったところ。魅力的な馬はどれか。 【アメリカジョッキークラブカ…

  • 競馬あれこれ 第75号

    【AJCC】復活期すユーバーレーベン メジロモントレー以来32年ぶりの牝馬Vなるか 飛躍を期す4歳の2頭、ガイアフォースとエピファニーが注目を集めるAJCC(4歳上・GII・中山芝2200m)だが、唯一のGI馬を忘れてはいけない。一昨年のオークスを制したユーバーレーベン(牝5、美浦・手塚貴久厩舎)が、復活をかけて参戦する。 確かに近走着順はさえない。オークスを制した後は7連敗中。3着以内すら一度もない。しかしながら、衰えたと判断するのは早計だ。昨秋のGI2戦を振り返っても、天皇賞・秋が0秒8差の8着、ジャパンCが1秒差の10着だから、大きく負けているわけではない。とりわけジャパンCでは終始大外…

  • 競馬あれこれ 第74号

    【AJCC】伝統のGⅡは今年も難解! ここで復活か、アリストテレス 主力は5、6歳前半はハイペースで日程を消化した冬の中山も気づけば最終週を迎える。そのメイン・アメリカジョッキークラブCは今年64回目を迎える。昨秋のGⅠで好勝負を見せた古馬や、そんな一線級と戦う春に備える4歳馬などタレントが揃う伝統のGⅡだ。ただし、最近は厳冬期に行われることや極力レース出走数を控える傾向などから以前より混戦模様になる年が増えた。その分、馬券のハードルは上昇しており、名前で買えるレースではなくなりつつある。全馬しっかり検討して挑もう。データは過去10年間のものを使用する。 1番人気は【2-3-0-5】勝率20.…

  • 競馬あれこれ 第73号

    【愛知杯】「買いデータ満載!」の鉄板級の1頭から「穴候補」までピックアップ ~過去6回の愛知杯の傾向分析~ ※1月の中京開催で行われた16~19、21、22年のデータを参考。 ◇所属別成績・美浦 〔3.2.2.26〕・栗東 〔3.4.4.55〕数こそ見劣るが、勝率・連対率・複勝率・単勝、複勝回収率の全てにおいて関東馬(美浦所属馬)が優勢。 ◇年齢別成績・4歳 〔1.2.2.18〕・5歳 〔4.3.2.26〕・6歳 〔1.1.2.28〕・7歳以上〔0.0.0.9〕中心となるのは明け4~5歳馬。直近2年連続でも4、5歳馬が連対中。 ◇前走クラス別成績・G1 〔2.1.2.19〕・G2 〔0.0.0…

  • 競馬あれこれ 第72号

    【万馬券】100万円以上の高額当選をした芸能人 2位は120万円のバナナマン設楽! 1位は? 【万馬券】100万円以上の高額当選をした芸能人 2位は120万円のバナナマン設楽! 1位は? 競馬では、購入金額100円あたりの払戻金が1万円(100倍)以上になる高額当選の馬券を「万馬券」と呼びます。競馬を楽しむ人であれば、一度はこの万馬券を当ててみたいと考えている人は多いのではないでしょうか。そこで今回は、競馬で100万円以上の高額当選をしていて驚いた芸能人は誰なのかについてアンケートを行い、ランキングにしてみました。 3位 ノブ2位 設楽統1位 ???⇒全てのランキング結果を見たい方はこちら! …

  • 競馬あれこれ 第71号

    前走4着でどうして13番人気!? トキメキの複勝14倍は買える馬券だった! 先週の月曜中京11R・淀短距離Sは大波乱となった。1着が9番人気のホープフルサイン、2着が8番人気のカルネアサーダ、3着が13番人気のトキメキ。3連単は356万4220円、3連複でも59万3430万円の大万馬券となった。 ここで取り上げたいのは、上位3頭の中で最も人気薄だったトキメキだ。オープン昇級後は11着、16着、8着と大敗が続き、前走が4着。しかし、この一戦がフロック視されたのか、今回も多くのファンからは“消し”と判断されたようだ。 しかしながら、一戦一戦を振り返ると、決して買えない馬ではなかった。昇級戦のアイビ…

  • 競馬あれこれ 第70号

    【愛知杯】荒れる牝馬重賞 小倉記念圧勝マリアエレーナ中心、穴候補はエリカヴィータ 1月の牝馬限定GⅢ 2023年1月14日に中京競馬場で行われる愛知杯。かつては「父内国産馬限定重賞」のひとつとして行われていたが、04年からは牝馬限定重賞に条件が変更された。14年までは12月開催で、現在と同じ1月に移行したのは16年から。ここではその16年以降の7回を参考にデータを分析していく。なお、20年は小倉で代替開催となっている。 イメージ通り波乱が頻発荒れる重賞というイメージが根強い愛知杯だが、人気別成績を見てもかなり強烈。1番人気【1-1-1-4】はまだいい方で、1~4番人気まで合算すると【2-2-3…

  • 競馬あれこれ 第69号

    【サイン馬券・シンザン記念】40年ぶりの異常事態発生!当時の覇者メジロモンスニーがカギを握る シンザン記念2023 [GⅢシンザン記念=2023年1月8日(日曜)中京競馬場、芝1600メートル] GⅢシンザン記念の冠になっているのは1964年に史上2頭目のクラシック3冠を達成したシンザンだ。通算成績は19戦15勝で2着が4回。生涯連対を外さなかった準パーフェクトホースで、67年に冠名がついた当レースが設立された。 現在JRAで所属した競走馬の名前を冠した重賞は4つしかない(セントライト記念、弥生賞ディープインパクト記念、共同通信杯の副称=トキノミノル記念)。非常に誉れ高い一戦なのだが…今年はな…

  • 競馬あれこれ 第68号

    【フェアリーS】馬券になるのは「昇級組!」なかでも注目すべき2頭は意外にも人気薄!? ~過去10年のフェアリーSの傾向分析~ ◇前走クラス別成績・G1 〔0.0.1.13〕・G2 〔0.0.0.2〕・G3 〔2.0.0.10〕・OP 〔0.0.0.7〕・1勝 〔3.7.1.49〕・未勝利〔3.2.3.29〕・新馬 〔2.1.5.20〕 過去10年の前走クラス別成績を見ると、重賞・OP特別からの臨戦馬が合わせて〔2.0.1.32〕連対率6%と、例年人気を集める割には一息。これに対して、今回昇級となる組が〔8.10.9.98〕と馬券の9割を占める活躍を見せている。ここで狙うべきは後者。そこで昇級組…

  • 競馬あれこれ 第67号

    【シンザン記念】「3着内率100%」の鉄板データに該当する“厳選1頭”とは!? ~過去10年のシンザン記念の傾向分析~強敵に揉まれてきた経験値が重賞で生きる!トーホウガレオン 2021、2022年と同様に中京芝1600mを舞台に行われる。直近4年連続で1番人気馬が馬券圏外に敗れているのは、押えておきたいポイントのひとつ。 ◇前走人気別成績・1番人気 〔5.4.2.20〕・2番人気 〔2.1.2.13〕・3番人気 〔0.0.0.14〕・4~5人気〔0.2.1.21〕・6~9人気〔2.1.3.21〕・10人気以下〔1.2.2.18〕前走1番人気に推された馬が、勝率・連対率・複勝率トップと好成績を収…

  • 競馬あれこれ 第66号

    【中山金杯】 新春恒例の激走条件を満たす「厳選3頭」でお年玉GETだ! ~過去10年の中山金杯の傾向分析~ 毎年恒例となる年初めのハンデ重賞だが、まず牝馬は〔0.0.0.9〕と馬券に絡んでいない点は押えておきたい。 ◇過去10年の連対馬20頭の共通点・芝1800~2200mで勝ち鞍あり(20頭中20頭)・芝1800~2200mの重賞で5着以内(20頭中20頭)・前走3着以内 or 負けても0.5秒差以内(20頭中18頭)・前走芝1800m以上(20頭中17頭)・前走から中6週以内(20頭中16頭) 今年のメンバーで上記5項目全てに該当するのが、アラタ(美浦:和田勇厩舎)・マテンロウレオ(栗東:…

  • 競馬あれこれ 第65号

    謹賀新年 【京都金杯】“金杯男”岩田康誠騎手 伏兵ダイワキャグニーで一発狙う! ベテラン・岩田康誠騎手が十八番の重賞・京都金杯(4歳上・GIII・中京芝1600m)で“快幕”を狙う。 JRA重賞108勝を挙げる名手だが、近年は苦戦が続いていた。重賞は18年以降、4年連続で3勝以下。しかし、昨年は松山弘平騎手の9勝に続き、川田将雅騎手と並んで2位タイの8勝。有馬記念でも13番人気のイズジョーノキセキで見せ場たっぷりの4着に食い込むなど、大舞台での強さを示した。年が変わっても、その手腕からは目が離せない。 京都金杯は15回騎乗して[3‐1‐4‐7]の好成績。一昨年に12番人気のケイデンスコールで大…

  • 競馬あれこれ 第64号

    【2022年レース回顧】日本馬4頭惨敗の凱旋門賞 武豊騎手の「また来年頑張ります」に勇気をもらった ◆凱旋門賞・仏G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル、20頭立て=重) 今年は、史上最多の日本馬4頭が参戦。簡単ではないと頭では理解しつつも、「今年こそは」という希望を抱いて現地取材へと臨んだ。 やはり、甘くなかった。果敢に逃げたタイトルホルダーは4コーナーまで先頭。しかしいつの間にか欧州勢にのみ込まれ、11着まで沈んだ。これが日本馬の最先着。勝ったアルピニスタをたたえる観客の拍手には胸が熱くなったが、日本陣営の取材が始まると惨敗の実感が沸き、複雑な感情が渦巻いた。 囲み取材…

  • 競馬あれこれ 第63号

    【2022年レース回顧】天皇賞・秋は関係者も「しびれた」今年のベストレース ◆天皇賞・秋・G1(10月30日、東京・芝2000メートル、15頭立て=良) 最初から最後まで、息つくヒマもない展開だった。G1ファンファーレで観客席から起こった大歓声は、勢いよくゲートを飛び出したパンサラッサの大逃げで、どよめきに変わる。ターフビジョンに1000メートル通過「57秒4」が表示されると、再び大歓声。パンサラッサが後続を大きく離して直線を迎えてから、イクイノックスが強烈な末脚で差し切るまで、東京競馬場はまるで地面が揺れている錯覚に陥るほどの熱狂に包まれた。 イクイノックス(牡3歳、美浦・木村哲也厩舎、父キ…

  • 競馬あれこれ 第62号

    【2022年レース回顧】岩田康誠騎手とダイアトニック…執念としか言いようがない劇的な有終V ◆阪神C・G2(12月24日、阪神・芝1400メートル、18頭立て=良) 熱く、温かな空気に包み込まれていた。レース後の検量室前。ダイアトニック(牡7歳、栗東・安田隆行厩舎、父ロードカナロア)の帰りを待ち構える安田隆調教師は「すごい…。本当にスペシャリストですよ」と言葉を絞り出した。これがラストラン。両腕を突き上げて引き揚げてきた岩田康が「差し返しじゃい!」と笑みを浮かべると、多くの人が次々と祝福へ駆けつけた。レース直前まで震えていた寒さもすっかり忘れるほど、あまりに劇的な有終Vだった。 執念としか言い…

  • 競馬あれこれ 第61号

    【ホープフルS】1着馬は絞れる!?「過去5年全ての勝ち馬に当てハマる」共通点とは ~過去5年のホープフルSの傾向分析~ ※G1昇格後の2017~2021年のデータを参考 ◇前走人気別成績・1番人気 〔5.3.2.9〕・2番人気 〔0.1.0.9〕・3番人気 〔0.0.1.11〕・4~5人気〔0.1.1.18〕・6人気以下〔0.0.1.11〕G1昇格後は全て前走1番人気に推された馬が勝利している。そして前走条件を「芝1800~2000mの特別競走で1~2着」に限れば〔5.3.2.2〕と好走率は格段とアップする。※馬券圏外の2頭はいずれも前走芙蓉S組、こちらは割り引きたい。上記を踏まえて、今年デー…

  • 競馬あれこれ 第60号

    【有馬記念】イクイノックスが圧勝!クリスマスの中山に現れた、新時代のHERO 第67回有馬記念回顧 今思うと、2022年の日本競馬界はHEROを探し続けた1年だったのかもしれない。 GI勝利数の新記録を打ち立てた女王アーモンドアイが2年前にターフを去り、ディープインパクトとの父子による無敗の三冠制覇を果たしたコントレイルも昨年限りで現役を引退。そんな中で迎えた2022年は新しいHEROを探す年だったように思う。 だからだろうか、今年のGI戦線で1番人気馬が勝ちあぐねたのは。アーモンドアイやコントレイルのような競馬界を担う、揺るぎない絶対的な王者が求めていたからこそ、それに見合う馬の誕生を待って…

  • 競馬あれこれ 第59号

    【有馬記念】5着エフフォーリアに復活の〝光〟は見えたのか? イクイノックスとの差は歴然も… [GⅠ有馬記念=2022年12月25日(日曜)3歳上、中山競馬場、芝内2500メートル] 昨年覇者エフフォーリアは勝ち馬から0秒8遅れた5着に終わった。 道中は好位の外でスムーズな追走。残り3ハロンから鞍上が仕掛けていったが、外から並びかけてきたイクイノックスとの手応えの差は歴然だった。直線も必死に食い下がろうとしたが、後続にも差されて掲示板確保が精一杯だった。 それでも陣営に悲観の色はなかった。「今年の中で一番状態はよかった。自分のやりたい競馬はできたし、負けはしたけど得るものもあった」と横山武は現状…

  • 競馬あれこれ 第58号

    【AI予想・有馬記念】能力を引き出す巧みな騎乗! コース替わりも豪脚一閃の末脚に期待 今週は暮れの大一番・有馬記念(GI)が行われます。 昨年は、当時3歳だったエフフォーリアが1番人気に応えて優勝。毎年のように豪華メンバーが揃うレースですが、今年は昨年以上の面子が集まりそうです。 中でも注目は、3歳馬のイクイノックス。今年の3歳馬はレベルが高いと言われていますが、それを証明するかのように天皇賞(秋)(GI)を勝利しています。 古馬の代表格としては、タイトルホルダーもいます。こちらは前走の凱旋門賞で11着と惨敗を喫していますが、日本の馬場であれば能力上位は確実といえます。 その他にもジャパンC(…

  • 競馬あれこれ 第57号

    【阪神カップ】連覇狙うグレナディアガーズ「C.デムーロとのコンビなら鉄板級のワケ」 ~過去10年の阪神カップの傾向分析~ ◇騎手別成績・C.ルメール 〔2.1.0.5〕・C.デムーロ 〔1.1.1.1〕・M.デムーロ 〔1.0.1.2〕・川田将雅 〔1.0.1.5〕・藤岡佑介 〔1.0.1.3〕・R.ムーア 〔1.0.1.1〕好成績を収めている騎手の中でも、注目はC.デムーロ騎手。過去10年の騎乗成績は3着,4着,2着,1着と安定感◎。今年もグレナディアガーズ(栗東:中内田厩舎)とのコンビで連覇へ向け虎視眈々。同馬は1400mで4戦4連対と安定しており、人気でも外せない一頭だろう。その他の顔ぶ…

  • 競馬あれこれ 第56号

    【有馬記念】カギは“4番人気” 名ドラマを生んだ魔法の数字に注目 12月25日に中山競馬場で行われる第67回有馬記念。GI・3勝馬タイトルホルダー、天皇賞(秋)覇者イクイノックス、昨年このレースを制して年度代表馬に輝いたエフフォーリアを始め、16頭が出走を予定している。 数々の名ドラマを生んだ有馬記念だが「4番人気」に着目すると、とりわけ印象的なレースが多い。 「4番人気伝説」の始まりはオグリキャップ。それまでGI・3勝を含むJRA重賞11勝を挙げる大活躍ながら、1990年秋は脚部故障もあり、2戦連続惨敗。引退レースとして迎えた有馬記念では単勝5.5倍の4番人気に支持された。稀代のアイドルホー…

  • 競馬あれこれ 第55号

    有馬記念で0勝の血統的ジンクスを「現役最強馬」が打ち破るか、レースと相性がいい5歳牝馬が上回るか 12月25日、中山競馬場で3歳以上馬によるGⅠ有馬記念(芝2500m)が行なわれる。 1年の総決算として行なわれるこのレース。今年は、昨年の勝ち馬エフフォーリア、今年の天皇賞・春と宝塚記念を勝ったタイトルホルダー、天皇賞・秋を勝ったイクイノックス、ジャパンCを勝ったヴェラアズール、大阪杯を勝ったポタジェ、エリザベス女王杯を勝ったジェラルディーナ、昨年のエリザベス女王杯のアカイイトと、7頭のGⅠ馬が出走する豪華メンバーが揃った。そんなレースを血統的視点から分析していきたい。 今年で67回目を迎える有…

  • 競馬あれこれ 第54号

    【有馬記念予想】過去4年とは馬場傾向が異なる有馬記念で注目の穴馬 昨年はエフフォーリアが優勝 今年の中山芝の路盤は、春に大きなダメージを受けた。そのダメージを回復できず、秋の開幕当初から路盤の状態は良くない。 先週日曜の中山芝は前日夜から当日未明にかけての雨で湿り、重めの馬場コンディション。 Aコース使用は今週末で4週目。週中水曜から木曜にかけてはある程度の雨量も見込まれるため、今週の中山芝も先週日曜程度の重めの馬場コンディションが想定される。 今開催、中山芝2500mは2レース行われた。 12月4日の中山12Rは5番人気のサザンナイツが逃げ切り勝ち。2着のミステリーウェイも最初のコーナーを2…

  • 競馬あれこれ 第53号

    1番人気が大苦戦する今年のGI 本命強き暮れの大一番では果たして 12月25日(日)に行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)まであと4日。同レース連覇がかかる昨年の年度代表馬エフフォーリアや、前走のジャパンCでGI初制覇を飾ったヴェラアズール、ファン投票で歴代最多となる36万8304票を獲得したGI・3勝馬タイトルホルダーなど、力のあるメンバーがそろった。 今年は新型コロナウイルスに関する規制が緩和。日本ダービーや天皇賞(秋)には6万人を超える観衆が駆けつけ、熱戦を見守った。数々の名勝負が繰り広げられた一方で、レース結果には異変が起きていた。それはJRAのGIにおいて1番人気の勝利数が…

  • 競馬あれこれ 第52号

    【有馬記念】データもイクイノックス 5歳以下断然!!重量で3歳有利 過去10年の傾向から勝ち馬を導き出す「G1データ王」。今回はスペシャル版「有馬データ王」として、暮れの大一番を精細に分析した。連覇か雪辱か、それとも新星の台頭か。データ班の結論は、父子制覇を狙うあの馬だ。 【年齢】 過去10年の連対馬は全て3~5歳。6歳以上で馬券に絡んだのは18年3着シュヴァルグランのみ。狙いは5歳以下に絞れる。内訳は3歳【4・2・2・16】、4歳【2・5・1・36】、5歳【4・3・6・45】。3歳が勝率(16・7%)、連対率(25%)でリードする。残り1週間ほどで4歳=古馬扱いとなる状況で、年長馬より2キロ…

  • 競馬あれこれ 第51号

    【有馬記念展望】ジャパンカップVのヴェラアズールと天皇賞・秋Vのイクイノックスが激突 第67回有馬記念・G1が12月25日、中山競馬場の芝2500メートルで行われる。 今年6月にはまだ3勝クラスにいた、究極の上がり馬ヴェラアズール(牡5歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)が中心。秋に京都大賞典、ジャパンCを連勝し、一気にG1ホースへと上り詰めた。間隔は詰まっているが、18日は坂路で59秒4―13秒1。ほどよいテンションで、好調をキープしている。 デビューからダート路線を歩み、体質強化を機に芝に打って出て、潜在能力が覚醒した。中山2500メートルは4月のサンシャインS(3勝クラス、3着)で経験済み。陣営が「…

  • 競馬あれこれ 第50号

    【阪神カップ展望】〝連覇〟か〝記録更新〟か グレナディアガーズVSダイアトニック 伏兵のロードカナロア産駒2頭にも要注意 [GⅡ阪神カップ=2022年12月24日(土曜)3歳上、阪神競馬場、芝内1400メートル] 2024年度からJRA賞の〝最優秀短距離馬〟の部門が最優秀スプリンター(1400メートル未満)と最優秀マイラー(1400メートル以上~1600メートル以下)に分割される。06年に創設された当レースの距離は1400メートルゆえ後者。09~10年連覇のキンシャサノキセキは高松宮記念を連覇(10~11年)した名スプリンター。一方で19年の覇者グランアレグリアは両方のジャンルでGⅠ制覇と〝非…

  • 競馬あれこれ 第49号

    【朝日杯FS】ドルチェモアが3連勝で頂点 G1・2勝目の坂井瑠星騎手は自身初の年間100勝へ王手「イメージ通りのレース」 ◆第74回朝日杯フューチュリティS・G1(12月18日、阪神競馬場・芝1600メートル、良馬場) 阪神のマイル戦で行われる2歳馬によるG1は、牡馬17頭によって争われた。 坂井瑠星騎手が手綱を執った1番人気のドルチェモア(牡2歳、栗東・須貝尚介厩舎、父ルーラーシップ)が好位から抜け出して、新馬、サウジアラビアロイヤルCに続く無傷の3連勝でG1初制覇を果たした。勝ち時計は1分33秒9。坂井騎手は今年の秋華賞(スタニングローズ)に続くG1・2勝目となった。 首差の2着は直線で外…

  • 競馬あれこれ 第48号

    【朝日杯FS】“複勝率100%”の鉄板データに当てハマる厳選1頭とは!? ~過去8年の朝日杯FSの傾向分析~ ※阪神芝外回り1600mを舞台に行われた2014~2021年を参考。まず当レースのポイントとして挙げたいのが、前走からのレース間隔。中10週以上レース間隔があく馬は〔0.0.0.11〕、キャリア5戦以上の馬も〔0.0.0.21〕と馬券に絡んでいない点は押えておきたい。 ◇キャリア別成績・1戦 〔1.0.0.2〕・2戦 〔3.3.3.28〕・3戦 〔3.4.1.29〕・4戦 〔1.1.4.26〕・5戦以上〔0.0.0.21〕 ◇前走距離別成績・1200m 〔0.0.0.4〕・1400m …

  • 競馬あれこれ 第47号

    【朝日杯FS】枠順の明暗 ❶枠①番キョウエイブリッサ 「いい枠だと思います。内だったら自分の形で出して、いいポジションを取りやすい」(武市師) ❶枠②番ドルチェモア サウジアラビアロイヤルCを制したルーラーシップ産駒は❶枠②番。阪神で行われるようになった2014年以降は最多タイの2勝を挙げる。須貝調教師は「いい枠ですね。どんな競馬にも対応できるタイプで、マイル戦では内枠というのはいい」とうなずいた。 ❷枠③番オールパルフェ デイリー杯2歳Sの覇者は❷枠③番を引き当てた。和田雄調教師は「あっ、いいところに入りましたね」と第一声。金曜は美浦坂路で調整し、「状態は変わらずいいですね。コントロールが利…

  • 競馬あれこれ 第46号

    実績か、未知の魅力か? 朝日杯FSを分析する 先週の阪神JFに続き、今週も阪神芝1600mを舞台に2歳G1の朝日杯FSが行われる。昨年の優勝馬ドウデュースは日本ダービー馬となり、2着にマイルCSを制することになるセリフォス、3着にNHKマイルCを勝利するダノンスコーピオンとハイレベルなレースだった。今年はどんな素質馬があらわれるか、注目の一戦だ。今回は2014年以降近8年のレース傾向ならびに今秋の阪神芝1600mにおける2歳戦での種牡馬別成績から狙える馬を探っていきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。 朝日杯FS近8年の人…

  • 競馬あれこれ 第45号

    【朝日杯FS】隠し切れない「素質」と「将来性」 福永&川田が認めたダノンタッチダウンに不可欠な〝上積み〟 [GⅠ朝日杯フューチュリティステークス=2022年12月18日(日曜)2歳、阪神競馬場、芝外1600メートル] 先週の2歳女王決定戦に続き、今週日曜(18日)には2歳王者決定戦“第1ラウンド”GⅠ第74回朝日杯フューチュリティS(阪神芝外1600メートル)が行われる。重賞勝ち馬が3頭存在し激戦が予想されるが、注目すべきはダノンタッチダウン(牡・安田隆)だ。名手2人が認める「素質」と「将来性」を武器に、来春のクラシックに向けた栄光のタッチダウンを決める。 女王決定戦・阪神JFに並ぶ2歳GⅠ競…

  • 競馬あれこれ 第44号

    【朝日杯FS】参考レース分析 仕掛けどころが難しくも きっちり差し切ったドルチェモア ≪サウジアラビアRC≫ 東京の開幕週に組まれているだけあって、サウジアラビアロイヤルCは走破タイムが重要なレース。前身のいちょうS(重賞の2014年のみ)から含め、1分32~33秒台で勝った馬はクラリティスカイ(NHKマイルC)、ダノンプレミアム(朝日杯FS)、サリオス(朝日杯FS)と全て早いうちにGⅠ馬になっている。それだけ素質と完成度が高かったということだろう。 そして、4頭目が今年の勝ち馬ドルチェモア。ハイペースで飛ばす逃げ馬がいて、離れた2番手と仕掛けどころが難しい立場だったが、メンバー最速の上がり3…

  • 競馬あれこれ 第43号

    JRAレース動画ライブ配信、 来年3月25日スタート ファンサービス充実を掲げるJRAが新たな手を打った。12日、大阪市のアクア堂島NBFタワーで関西定例会見を開き、来年3月25日(土)からホームページで全てのレース動画をライブ配信すると発表した。利用料は無料で会員登録など手続きも一切、必要ない。レース以外の動画や情報は配信されないがスマホやタブレッド、パソコンなどで視聴できる。 当然このサービスを望むファンの声は何年も前からあった。ここまで時間がかかったのは報道関連との調整に加え、一番の障壁となったのが技術上の問題だ。ただでさえ注目度が高いJRAの、しかもG1当日になればアクセスが集中し、サ…

  • 競馬あれこれ 第42号

    【阪神ジュベナイルF】ラヴェル、リバティは鉄板級!?残る1枠に買うべき1頭とは ~過去10年の阪神JFの傾向分析~ ◇ステップ別成績・アルテミスS 〔4.3.3.16〕※G3昇格後の8年・ファンタジーS〔3.0.2.32〕・札幌2歳S 〔1.0.0.1〕 目下2連勝中の前走・アルテミスS組。G3昇格後の近8年、そこで連対していた馬で、これまでに4着以下がない馬に限れば〔4.2.2.2〕で複勝率は80%をマークする。たとえ人気でもラヴェル(栗東:矢作厩舎)・リバティアイランド(栗東:中内田厩舎)は外せない。そうなれば残り一枠を巡る争い。今回は連対馬20頭の共通点を探ってみたい。 ◇過去10年の連…

  • 競馬あれこれ 第41号

    【AI予想・阪神JF】ダークホースは抽選組に!? 妙味を生むハイレベルレースの僅差敗戦 今週も引き続き「中山・阪神・中京」の3場開催。重賞は土曜日に中日新聞杯(GIII・中京・芝2000m)、日曜日にカペラS(GIII・中山・ダート1200m)と阪神JF(GI・阪神・芝1600m)が行われます。 やはり注目となるのは、GI・阪神JF。堅く収まることもあれば、昨年のように荒れることもあるという少々掴みどころの難しいレースです。 来年の牝馬クラシックの主役を探すという意味でも、見逃せない一戦となることでしょう。 毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。今週も膨大なデータを駆使したnetkeib…

  • 競馬あれこれ 第40号

    横山典弘騎手が史上3人目のJRA通算2900勝を達成 「まだまだジョッキーを長く続けたい」 12月4日に中京競馬場で行われた3歳上1勝クラス(ダ1900m)で、単勝4番人気のレッドファーロが後方から他馬を差し切り通算2勝目を挙げた。この勝利により、鞍上の横山典弘騎手は、史上3人目となるJRA通算2900勝を達成した。 横山典弘騎手は1968年2月23日生まれ、東京都府中市出身の54歳。父は横山富雄元騎手、兄は横山賀一元騎手。現役のJRA騎手である横山和生騎手、横山武史騎手の父でもある。 1986年に騎手デビューを果たして以来、メジロライアン、トロットサンダー、サクラローレル、セイウンスカイ、ロ…

  • 競馬あれこれ 第39号

    【チャンピオンズC】6番人気のハピが3着健闘 横山典弘騎手「肝が据わっていてブエナビスタみたい」と将来に期待 ◆第23回チャンピオンズC・G1(12月4日、中京・ダート1800メートル、良) 秋のダート王決定戦は16頭立てで争われ、3番人気のジュンライトボルト(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父キングカメハメハ)が最後の直線で差し切って石川裕紀人騎手とともにG1初制覇を達成した。勝ち時計は1分51秒9。 首差の2着は3歳馬のクラウンプライド(福永祐一騎手)が続き、3着は6番人気のハピ(横山典弘騎手)だった。 昨年の覇者で圧倒的1番人気のテーオーケインズ(松山弘平騎手)は4着に敗れ、2010、11年…

  • 競馬あれこれ 第38号

    【ジャパンC】22年G1の1番人気勝率・053に…シャフリヤール頂点届かず ◇G1・ジャパンカップ(2022年11月27日 東京芝2400メートル) 1番人気に支持されたシャフリヤール(牡4=藤原)は、2着と惜しくもタイトルに届かなかった。 今年のJRAの平地G1は1番人気馬が苦しい戦いを強いられている。大阪杯で昨年の年度代表馬エフフォーリアが9着、日本ダービーのダノンベルーガが4着、3冠牝馬を目指したスターズオンアースが秋華賞で3着になるなど大不振。天皇賞・秋でようやくイクイノックスが勝利したが、エリザベス女王杯のデアリングタクト、マイルCSのシュネルマイスター、ジャパンCのシャフリヤールと…

  • 競馬あれこれ 第37号

    【ジャパンC】ヴェルトライゼンデは過去最高の状態 レーンの手綱で初のGI戴冠へ!/トレセン発秘話 令和初にしてNPB史上、最年少の「三冠王」に輝いたヤクルトスワローズの村上宗隆。プロ入り5年目にして国内最強打者に上り詰めたと言ってもいい彼だが、いわゆるドラフト「外れ1位」からのプロ入りだったことはよく知られている。 彼の世代には小学生のころからその名をとどろかせていた清宮幸太郎が「最強スラッガー」として君臨し、村上は知る人ぞ知る、どちらかといえば陰に隠れた存在。ゆえにドラフトでも7球団から1位指名を受けた清宮の後塵を拝したわけだが、プロ入り後の力関係はご存じの通り。見事に大逆転を果たした。 前…

  • 競馬あれこれ 第36号

    【ジャパンC】4歳牝馬×秋天組 ユーバーレーベン復活Vある 過去10年の結果から好走馬を探し出す「G1データ王」。今週は世界中から実力馬たちが集った「第42回ジャパンC」を徹底分析する。4つの項目から導き出した本命馬はあの馬。復活Vで高配当を届けてくれる。 (1)年齢 今年は3~9歳と幅広い世代が集まったが、年齢別での好走率ははっきりと分かれている。基本は若い馬が優勢。3歳馬は【2・4・2・13】で2勝ながら連対率28・6%と高い好走率を誇る。昨年、ワンツー(コントレイル、オーソリティ)を決めた4歳馬も【5・3・3・36】と高いレベルで安定している。5歳馬は3勝ながら勝率は6%とやや割引。6歳…

  • 競馬あれこれ 第35号

    【マイルCSレース後コメント】セリフォス D.レーン騎手ら 阪神11Rの第39回マイルチャンピオンシップ(3歳以上GI・芝1600m)は6番人気セリフォス(D.レーン騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒5(良)。1馬身1/4差の2着に8番人気ダノンザキッド、さらに半馬身差の3着に2番人気ソダシが入った。 セリフォスは栗東・中内田充正厩舎の3歳牡馬で、父ダイワメジャー、母シーフロント(母の父Le Havre)。通算成績は8戦5勝。 レース後のコメント1着 セリフォス(D.レーン騎手)「馬は最高の脚を見せてくれました。非常に嬉しいですし、素晴らしかったです。VTRも観ていて、2歳から3歳の時か…

  • 競馬あれこれ 第34号

    マイルCSは人気の盲点となる実力馬に注意。今の阪神の馬場にハマる大外一気で一発を狙う 先週日曜日の阪神競馬場では、午前中から雨が降るなかで競馬が行なわれたため、だいぶ馬場の内目の傷みが進行していました。GIエリザベス女王杯で外からの差し馬が台頭し、ふた桁馬番の馬が掲示板を独占したのも、そうした馬場の影響があったと思います。 その阪神の芝は今週までAコースで行なわれるため、内目の馬場の傷みは残ったまま。そういった馬場コンディションを考慮すれば、やはり外から差してくる馬のほうが有利と見ます。もし再び雨が降れば、なおさらその傾向が強くなるでしょう。 そうした状況を鑑みて、今週行なわれるGIマイルCS…

  • 競馬あれこれ 第33号

    【マイルCS】セリフォス、サリオスは本番で苦戦を強いられる!?傾向から狙うべき馬とは ~過去10年のマイルCSの傾向分析~ 今年のマイルチャンピオンシップは実力馬が豊富に揃い、目移りしてしまうほどの豪華なメンバー構成。予想をする上で、まず押えておくべきポイントは、富士S・スワンSといった前哨戦の勝ち馬が過去10年で〔0.2.2.10〕と勝利していない点。前哨戦から連勝するというのは、至難の業といえよう。ちなみに、毎日王冠の勝ち馬も過去10年で4頭全て人気に推されているが、12着・5着・5着・2着と苦戦傾向。 ◇前走人気別成績・1番人気 〔3.3.2.21〕・2番人気 〔4.2.4.15〕・3番…

  • 競馬あれこれ 第32号

    【東スポ杯2歳S】出世レースで「勝率100%の鉄板データ」に該当する馬とは ~過去10年の東スポ杯2歳Sの傾向分析~ 目下3年連続で勝ち馬が後にG1を制している注目の一戦。その勝った3頭は、全て新馬戦からの臨戦馬で、G2に昇格した昨年もこの傾向は変わらなかった。今年も前走・新馬組の中から将来のG1馬候補=勝ち馬を探してみたい。 ◇前走クラス別成績・重賞 〔3.1.0.9〕・OP特別〔3.2.5.21〕・未勝利 〔0.2.3.21〕・新馬 〔4.3.2.20〕新馬戦からの臨戦馬は〔4.3.2.20〕となるが、その中でも芝1800mを2番人気以内で勝ち上がってきた馬は〔4.2.1.5〕となる。加え…

  • 競馬あれこれ 第31号

    【追憶のマイルCS】「荒れない」神話崩壊の95年 トロットサンダー稲妻差し、馬連10万超の大波乱に 当時、マイルCSは「荒れないG1」の代名詞。84年に創設されて、ニホンピロウイナーが翌85年も合わせて連覇。いずれも1番人気だった。10番人気パッシングショットが勝った年(90年)もあったが、その年も1番人気バンブーメモリーは2着。84~94年の11回で1番人気は7勝、2着4回の連対率100%。そうした代名詞が付くのも自然だった。 95年のマイルCSはG1馬が2頭…といっても、レガシーワールドはスランプ、マーベラスクラウンは故障明け2戦目でやはり本調子にない。現代の目から見れば混戦の一語に尽きる…

  • 競馬あれこれ 第30号

    【エリザベス女王杯】ジェラルディーナ超良血開花の裏に「福永の教え」 激しい気性と乗りやすさを〝両立〟 [GⅠエリザベス女王杯=2022年11月13日(日曜)3歳上(牝)、阪神競馬場、芝内2200メートル] 13日、阪神競馬場で行われたのは牝馬最強決定戦のGⅠエリザベス女王杯(芝内2200メートル)。朝から降り続いた雨により、9年ぶりの重馬場と混戦ムードが漂っていたが、制したのは国内外でGⅠ7勝の名牝ジェンティルドンナを母に持つジェラルディーナ(4歳・斉藤崇)。父モーリスと合わせ13冠という超良血ゆえに背負ってきた十字架、まさかのアクシデント…。ここまでの道のりには多くのドラマがあった。 母ジェ…

  • 競馬あれこれ 第29号

    “復活”そして“連覇”エリザベス女王杯で輝きを取り戻した2歳女王/GIプレイバック 11月13日に阪神競馬場で行われるエリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)。三冠牝馬デアリングタクト、外国から愛オークス馬マジカルラグーン、JRAの強力3歳勢が4頭出走など注目度の高い一戦となりそうだ。過去46回の開催において数々の女傑が名勝負を繰り広げてきたが、このレースの名前を聞くと思いだす一頭がいる。2019年と2020年に連覇を達成したラッキーライラックだ。 ラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレース、母の父Flower Alleyという血統。父はご存じの通り数々の伝説を残…

  • 競馬あれこれ 第28号

    【エリザベス女王杯】昨年2・3着馬なども該当 同一馬主の多頭出しに要注目! 牝馬特有の事情で…… 現在JRAに古馬の牝馬限定GⅠは2つある。ご存知の通りヴィクトリアマイルとエリザベス女王杯なのだが、ヴィクトリアマイルが繁殖時期を過ぎようとするあたりの時期なのに対し、エリザベス女王杯は繁殖時期の半年近く前で出走馬も揃いやすい。また、3歳馬が牝馬三冠から転戦することもあって、筆者としては「女王決定戦」といえばエリザベス女王杯のほうがしっくりくる。 ただ、今年も京都ではなく3年連続で阪神開催。コースに影響されやすいデータから過去傾向を分析するのはあまり得策ではないので、今年は別の切り口から考えたい。…

  • 競馬あれこれ 第27号

    【エリザベス女王杯】デアリングタクトら5歳馬は全消し! 本命候補は4歳馬の2頭 今週はもちろん日曜の阪神メイン『エリザベス女王杯』を予想する。京都開催時も含めた過去10年のデータを対象に複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、条件に当てはまった馬を消していく。今週は除外対象の5頭を除いた18頭を対象に進めていきたい。 『非サンデーサイレンス系』×『前走上がり4位以下』★0.0%★最初は血統データから。父がサンデーサイレンス(SS)系以外、つまり非SS系の馬は過去10年で【2-0-4-55】(複勝率9.8%)と、このレースとは相性が良くない。中でも前走時に上がり3ハロン4位以下だっ…

  • 競馬あれこれ 第26号

    【天皇賞(秋)】ジャックドールは消し、3歳馬たちの取捨は枠次第! ハイブリッド式消去法が導き出した本命候補3頭は 今週は日曜の東京メイン『天皇賞(秋)』を予想する。いつも通り、過去10年のデータを対象に複勝率10%未満の「凡走データ」を5つピックアップし、条件に当てはまった馬を消していく。 『前走ローカル』×『前走3番人気以下』★0.0%★1つ目の消去データは前走場所を取り上げたい。今回は過去10年で【1-1-1-30】(複勝率9.1%)の前走ローカル組だ。これだけでも複勝率は10%未満だが、ハイブリッド式消去法ではもう一つのデータを掛け合わせる。ここでは前走人気順に注目。前走1~2番人気だっ…

  • 競馬あれこれ 第25号

    【追憶の天皇賞・秋】93年、死闘の末にヤマニンゼファー戴冠 マイル王は距離の壁を打ち破った 1993年の天皇賞・秋の出走馬でG1馬は2頭だけ。豪華とは言いづらいメンバーだったが、各ジャンルからこれほど個性派を集められたG1もそうない。ステイヤーのライスシャワー、マイラーのヤマニンゼファー、逃げのツインターボ、G1で5戦連続掲示板確保のナイスネイチャ、古豪ホワイトストーン…。そして実際のレースも、30年近く経ってなお、ベストバウトの一つに数えられる。手に汗を握る一騎打ちを演じたのはヤマニンゼファーとセキテイリュウオーだった。 逃げたツインターボが4コーナーで早々と、先行したヤマニンゼファーにつか…

  • 競馬あれこれ 第24号

    【天皇賞(秋)】GⅠ馬5頭の豪華競演! シャフリヤールと3歳勢中心も、毎日王冠組ポタジェに変身の予感 1番人気堅調も5歳に注意エフフォーリア、コントレイル、グランアレグリア、三強の激突から早いもので1年が経った。秋の盾、その舞台は東京芝2000m。スピードとスタミナ、持続力がないと勝てない舞台であり、現代競馬で欠かすことのできない適性を問われる。昨年と同じく3歳なのか、それともダービー馬のプライドか、はたまた上がり馬のGⅠ初制覇か。今年も興味がつきない。データは過去10年間のものを使用する。 1番人気は【5-3-1-1】勝率50.0%、複勝率90.0%でまず崩れない。この10年はすっかり手堅い…

  • 競馬あれこれ 第23号

    インスタントジョンソンじゃい 9370万円的中で「金くれ」DM殺到→金言授ける 競馬で超高額馬券を的中したお笑いトリオ「インスタントジョンソン」じゃいが、〝崖っぷち〟の人たちにエールを送った。 じゃいは13日、中央競馬のWIN5で9370万6710円の馬券を的中させたことを公表。購入金額は12万6000円だった。 じゃいはその後ユーチューブでも「衝撃的なことが起こりました。2022年8月21日、日曜日、WIN5が当たりました。その額が9370万6710円でございます」と報告した。 これがネットニュースになると、じゃいの元には資金援助を求めるダイレクトメール(DM)が殺到。じゃいはツイッターで「…

  • 競馬あれこれ 第22号

    じゃいが考える「複勝ころがし」のコツとは? 複勝は馬券の中でも1番的中率が高いので、手軽に楽しむには最適だと思います。単勝同様に控除率が80%なのもいいですね。 どれくらい確率が高いかというと、仮に16頭立ての場合、3連単を一点で的中する確率は単純計算で約0.03%しかありません。それに比べ複勝を一点で当てる確率は約19%。ということは、一点買いの場合だと、複勝を当てる確率は3連単の625倍もあるのです。馬券の難易度は雲泥の差があります。もちろん配当も圧倒的に違いますが。 例えば、「見(けん)」が出来ない、どうしても毎レース買ってしまうなんて方には、少額で複勝を買うことをおすすめします。リター…

  • 競馬あれこれ 第21号

    じゃいが「ワイド」を買わない理由とは?【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】 ワイドは僕が競馬を始めた頃にはなかった馬券ですね。よく馬連を買って「わー、1着と3着だー! 今度は2着と3着だ! 惜しい!!」なんて思いをしたことがある人はたくさんいると思います。競馬あるあるの1つですね。 しかしワイドならこれが当たっているのです。当然のことながら馬連よりも当たる確率が高いです。そして馬連よりもオッズは低いです。「馬連は外したけどワイドは当たった!」なんてことはよくありますが、「馬連が当たったけどワイドは外した!」なんてことは絶対にありません。 例えば3連単を2頭軸マルチで何頭かに流して、「軸2頭は当…

  • 競馬あれこれ 第20号

    【札幌記念】24年ぶりエアグルーヴ以来の連覇なるか 純白の女王ソダシ 8月21日に札幌競馬場で行われる札幌記念(3歳上・GII・芝2000m)。GI馬5頭、重賞馬12頭が揃い、激戦が予想されるこのレースで、白毛馬史上初のクラシックウィナー・ソダシ(牝4、栗東・須貝尚介厩舎)が吉田隼人騎手とのコンビで連覇を狙う。 ソダシは父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。突然変異の白毛馬シラユキヒメを二代母に持ち、伯母に2008年の関東オークス(JpnII)覇者ユキチャンがいるほか、同牝系にメイケイエール、ハヤヤッコなどがいる。 2020年7月に函館競馬場で迎えたデビュー戦を快勝し、そこか…

  • 競馬あれこれ 第19号

    この夏「マイネル軍団」が絶好調! 芝、2・3歳馬、中距離以上で回収率もバツグン 今夏、中央競馬にちょっとした“旋風”が吹いている。「マイネル」の冠で知られる、サラブレッドクラブ・ラフィアンがとにかく好調なのだ。7月には月間14勝を挙げるなど、連対率32.4%。この数値は過去10年での月間最高連対率を更新するものであった。また、先週末は日曜の札幌8レースでマイネルアルザスが単勝136.8倍の大穴を開けている。 今回はこの快進撃にスポットライトを当て、馬券に生かせそうな情報があるのかも含めて分析、紹介してみたい。 芝、2・3歳馬、中距離以上で大暴れ宝塚記念が終了し、福島・小倉開催がスタートした7月…

  • 競馬あれこれ 第18号

    “クセ強”だった名馬たちの「気性」にまつわる逸話 臆病で大逃げ、伝説のやらかしも 競走馬の資質として重要な要素のひとつが「気性」。G1を勝つような名馬たちにも手が付けられないクセ馬や逆に憶病すぎる馬など、気性にまつわる様々なエピソードが残されている。 有名なのは、1997年のフェブラリーステークスを制すなどダートで活躍したシンコウウインディ。4歳(旧馬齢表記)だった96年8月の館山特別でレース中に並んでいた他馬に噛みつきにいって失速して2着に敗れると、同年11月のスーパーダートダービーでも逃げていたサンライフテイオーに噛みつきに行ったロスが響いて同馬の逃げ切りを許した。 その後は悪癖を見せるこ…

  • 競馬あれこれ 第17号

    じゃい、追徴金問題の批判・疑問に答える「払戻金は無税にすべき」 競馬のおはなしが、じゃいさんを直撃したインタビューの続編。今回は、不服申し立てをした後、じゃいさんに届いた質問や批判について、じゃいさんの真意を聞いた。 批判・疑問①騒ぎが大きくなると、JRAが「テラ銭」を増やすかもしれない。それは困るので黙っていてくれ!「この批判は結構多いんですよ。真意が伝わっていないので、説明しないといけないと思っています」 まずは競馬のテラ銭(主催者の取り分)の仕組みを解説しておく。 競馬のテラ銭は、馬券の種類などによって異なるが、約25%。100円の馬券なら、25円がJRAなどの主催者が取り、残りの75円…

  • 競馬あれこれ 第16号

    【アイビスSD】マリアズハートら今年も韋駄天S組中心! 外枠有利、サンデーサイレンス系は不振 傾向くっきり、人気、枠順、血統 夏競馬も後半戦。関東圏は新潟が開幕する。オープニングを飾るのは名物直線1000mのアイビスSD。01年第1回から数えて22回目。データも積み重なり、独特のクセはつかみつつある。具体的には血統や枠順、前走距離の偏り。これを把握し、着実に仕留めたい。データは過去10年間のものを使用する。 夏の短距離重賞というと波乱を期待したくなるが、アイビスSDは1番人気【7-2-0-1】勝率70.0%、複勝率90.0%と超堅実。1番人気が10年で7勝もする重賞は記憶にない。以下、勝ち馬は…

  • 競馬あれこれ 第15号

    【函館記念】ハヤヤッコ 芝&砂二刀流重賞制覇!次は札幌記念でソダシと“白毛馬対決”だ 「函館記念・G3」(17日、函館) 飛び散る泥も何のその、白い馬体を躍動させ、7番人気のハヤヤッコが19年レパードS以来となる重賞Vを決めた。ダートに続き芝でも初タイトルを射止めた白毛馬は、次なる目標に札幌記念(8月21日・札幌)をロックオン。同じ毛色のソダシとの競演は、大きな盛り上がりを見せそうだ。 ファンの熱い声援をその背に受け、函館開催フィナーレを締めくくったのは7番人気のハヤヤッコ。白毛初のJRA重賞勝ち馬が、3度目の芝重賞挑戦で最高の実りを手にした。 力のいる馬場が味方となった。後方から進むことが多…

  • 競馬あれこれ 第14号

    【函館記念結果】白毛馬ハヤヤッコが〝泥んこ〟決戦制し芝重賞初V 浜中「先頭に立ってからもしぶとく頑張ってくれました」 [GⅢ函館記念=2022年7月17日(日曜)3歳上、函館・芝2000メートル] 夏の函館競馬最終日を飾るサマー2000シリーズ第2戦のGⅢ函館記念(17日=3歳上、芝2000メートル)。今年は降り続いた雨で、〝泥んこ〟決戦になり、浜中俊騎乗のハヤヤッコ(牡6・国枝)が19年GⅢレパードS以来となる重賞2勝目、芝重賞は初制覇を決めた。 スタートしてからおっつけて行き脚をつけると、道中は好位のインを追走。出走全馬が泥だらけになるような重馬場だったが、ダートで4勝を挙げたパワーホース…

  • 競馬あれこれ 第13号

    波乱が多い函館記念で狙い目の2頭。近走はイマイチも血統的に激走が期待できる 7月17日、函館競馬場で3歳以上馬によるGⅢ函館記念(芝2000m)が行なわれる。 このレースはハンデ戦ということもあり、波乱の結果に終わることが多い。特に2020年は15番人気→13番人気→3番人気の決着で3連単は343万2870円の大波乱。2017年にも3連単91万5320円と、3連単は過去5年で4回、20万円を超える配当となっている。そんなレースを血統的視点で分析していきたい。 近年、このレースで穴を開けた馬の血統を見ると、昨年の14番人気2着のアイスバブル(父ディープインパクト)、同12番人気3着のバイオスパー…

  • 競馬あれこれ 第12号

    【競馬】「牝馬二冠」を獲得した競走馬であなたが一番好きなのはなに? 3頭を紹介! 日本中央競馬会(JRA)が主催する「桜花賞」「優駿牝馬(オークス)」「秋華賞」からなる牝馬限定の三冠レース。秋華賞の創設以前は「エリザベス女王杯(旧ビクトリアカップ)」が位置づけられていました。 いずれもクラシック世代にとっての目標となるレースであり、いずれか2つを制した競走馬は「牝馬二冠馬」と称されます。三冠すべてを制した馬はもちろん偉大ながら、二冠を獲得した馬も、長い歴史の中でわずか20頭ほどしか生まれていないという大きな記録です。 そこで今回は、歴代の牝馬二冠馬の中から3頭をピックアップして紹介しましょう!…

  • 競馬あれこれ 第11号

    ウオッカの軌跡 ダービーの栄光の後に待ち受けていた「厳しい現実」 64年ぶりに牝馬として日本ダービーを制するなど、競馬界に大きなインパクトを残した名牝ウオッカ。前記の07年ダービーをはじめ、競馬史に残る死闘と言われた08年天皇賞・秋、主戦・武豊の突然の乗り替わりがあった09年ジャパンカップなど、歴史的牝馬の衝撃的な生涯を追う。 「確信」に変わったチューリップ賞 谷水雄三にとって、自家生産馬であるタニノギムレットを父に持つウオッカがダービーを制したことは、オーナーブリーダー冥利に尽きた。 「もちろん、ダービーは特別な喜びがあったけど、ウオッカに限っては、オーナーがそれ以上に興奮したレースも実はあ…

  • 競馬あれこれ 第10号

    【競馬】「ノーザンテースト」血統の競走馬であなたが一番好きな馬はなに? 3頭を紹介! 日本競馬の長い歴史の中では、血統の勢力図を大きく変えてしまう偉大な「種牡馬」が度々誕生します。「ノーザンテースト」は、そんな近代の日本競馬史において多大なる功績を残した種牡馬の一頭。1975年に種牡馬入りしたノーザンテーストの子孫たちには、G1をはじめとするさまざまな重賞レースで活躍した名馬が数多くいます。 そこで今回は、数多くいるノーザンテーストの血統馬から3頭をピックアップして紹介しましょう! ●ダイナガリバー ノーザンテースト代表産駒の一頭で、1986年の「日本ダービー」を制した「ダイナガリバー」。皐月…

  • 競馬あれこれ 第9号

    150万円で買った馬が10億円超の稼ぎ 非エリートの評価を覆した「格安G1馬たち」 競馬の面白くも難しい点のひとつに、高額で取引された良血馬が必ず活躍するわけではなく、安価な非エリート馬が大成するケースが珍しくないことがある。今回は安く競り落とされたところから這い上がって名を成した馬たちを取り上げてみようと思う。 なお本稿ではセールを通さず庭先取引で売買されたため明確な売買価格が不明な馬(有名な格安馬ではキタサンブラックなど)や、競りで主取り(取引が成立せず売り主が引き取ること)となった馬は対象外とし、物価変動なども踏まえてなるべく最近の馬に絞ることとした。 セール出身の格安G1馬というお題で…

  • 競馬あれこれ 第8号

    【競馬】「シルバーコレクター」であなたが一番好きな競走馬は? 4頭を解説! 「シルバーコレクター」とは、タイトルを狙える実力を持っているものの、あと一歩のところでタイトルを獲得できない存在を指す言葉です。競馬界にも、GIタイトルにあと一歩まで迫りながらも2着続きなことから「シルバーコレクター」と呼ばれている名馬たちがいます。 ●シーキングザダイヤ 「シーキングザダイヤ」は、父に大種牡馬のStorm Catを持ち、母に日本の調教馬として初の海外GI制覇を果たした「シーキングザパール」を持つ良血馬です。大きな期待を寄せられたシーキングザダイヤは、GIレースに計20回出場。当時の史上最多となる、9回…

  • 競馬あれこれ 第7号

    【七夕賞予想オッズ】ヒートオンビートが予想1番人気 10日に福島競馬場で行われる、第58回七夕賞(3歳上・GIII・芝2000m)に17頭が登録。競馬ファンによる予想から算出した予想オッズは5日時点で以下のようになっている。 前走は天皇賞・春で4着だったヒートオンビート(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が単勝1.9倍で1番人気に推されており、アンティシペイト(牡5、美浦・国枝栄厩舎)、ヒュミドール(セ6、美浦・小手川準厩舎)と続いている。 左から人気、馬名、予想オッズ 01 ヒートオンビート 1.902 アンティシペイト 4.803 ヒュミドール 5.704 モズナガレボシ 12.205 レッドジェ…

  • 競馬あれこれ 第6号

    【AI予想・CBC賞】開花目前!? 昨年の雪辱果たす「豪脚一閃」のスプリンター 宝塚記念(GI・阪神・芝2200m)が終了し、いよいよ競馬界も夏本番。東京、阪神開催が終わり、今週から福島、小倉、函館の3場開催となります。 今週は、日曜日に重賞が2レース。福島競馬場でラジオNIKKEI賞、小倉競馬場でCBC賞が行われます。 どちらも楽しみな一戦ですが、ラジオNIKKEI賞は13頭立てと少頭数。今回は、17頭立てと頭数も多いCBC賞を予想していきましょう。 昨年も小倉競馬場で行われたCBC賞ですが、今年も出走を予定するファストフォースが優勝。1:06.0というレコード決着を、8番人気ながら逃げ切り…

  • 競馬あれこれ 第5号

    【宝塚記念】馬場状態から浮上するのはこの馬だ 「宝塚記念・G1」(26日、阪神) 宝塚記念が行われる26日、阪神競馬場がある兵庫県宝塚市の天気は曇り時々晴れで、降水確率は20%。土曜の昼過ぎから夕方にかけて若干の降雨はあったが、馬場に与える影響は極めて軽微。良馬場開催が見込めそうだ。 先週に引き続き芝はBコースを使用。馬場状態は良好で、先週同様に時計は速くなりそうだ。土曜10Rの水無月S(芝1400メートル=3勝クラス)は1分20秒0の好時計。V時計は2分10秒台の決着になるとみる。 狙いはウインマリリンだ。同舞台で行われた20年エリザベス女王杯4着馬。当時の馬場状態も時計が出やすいもので、決…

  • 競馬あれこれ 第4号

    【宝塚記念】天皇賞で凡走した馬こそチャンス 逆説的に狙えるポタジェとヒシイグアス GⅠ「凡走実績」に着目 春競馬の総決算となる宝塚記念。天皇賞(春)にマイル路線、はたまたドバイや香港からの転戦組まで、さまざまな路線の馬たちが集まるGⅠであるため、王道ローテなどあったものではない。しかし、それでも何か手がかりとなるものを見つけなければ先には進めない。 それならば、逆に考えよう。思いついたのが「常識から外れている傾向」で狙う方法だ。春のグランプリで好走する馬を探すわけだから、普通は何かしら光る実績に目が行きがちだが、その常識的な考えから外れた部分をチェックしてみよう、というわけだ。 まず「宝塚記念…

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