誰もが際限のない迷路のただなかにいる -【夜市】恒川 光太郎
大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。裕司に連れられて出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る、この世ならぬ不思議な市場が開かれていた――。
動物レプリカ工場に勤める往本がシロクマを目撃したのは、夜中の十二時すぎだった。絶滅したはずの本物か、産業スパイか。「シロクマを殺せ」と工場長に命じられた往本は、混沌と不条理の世界に迷い込む。卓越したユ
主人公たち5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて…。直木賞受賞作。
未熟なふたりが過ごしたかけがえのない時間 -【劇場】又吉 直樹
高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信
優しすぎて弱すぎて、人間を演れなかった ー【人間失格】太宰 治
『人間失格』という言葉から受ける印象どおり、 読んで元気が出る小説ではないかもしれない。 しかし、『人間』をテーマにした小説はとても多く、 そのほとんどすべてが、影響を受けているのだと思う。 『人間』
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