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2022/02/27

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  • 遠くへ行きたい

    【遠くへ行きたい】(永六輔作詞・中村八大作曲)は、1962年(昭和37年)5月、NHKの「夢であいましょう」の中でジェリー藤尾さんが歌い、6月にレコードがリリースされた。この頃のNHKは今と違って、この国のテレビ文化をリードし、良心的な番組が多かった。折しも当時成人前のやつがれ、懸想していた女性とのデートが叶い、ひときわ感傷的になっていた。恋は人をナイーブにする。花火を観ても潮騒を聴いても心が揺らぐ・・・恋情をもて余していたに違いない。タイムリーに出たこの曲がいたく気に入り、愛唱すること尋常ではなかった。2年後の破局を予感していたのかも知れない・・・自己愛の強いロマンチストというものは、情熱で我が身を灼くばかりか相手までもその熱で傷つけてしまうことがある。恋というものは、洵に剣呑で不条理なものである。遠くへ行きたい

  • 蜂屋柿2

    今年も娘が干し柿好きの老生に、鉢屋柿を一箱買ってきてくれた。当地遠州は糖度抜群の次郎柿の発祥産地なので、干し柿用の柿はほとんど流通していない。老生は、手づくりしたがり屋なので、昨年もこの大きな蜂屋柿で干し柿をつくった。下処理は妻任せ、架台を作ったり、干すのを手伝ったりしただけだが、正月には、手づくりの干し柿を堪能した。干し柿乾燥中は、急な雨が怖く、家を空けられない。去年は雨や夜の架台取り込みが大変だったので、今年は架台を使わず、金網を使うことにした。2週間ほど干せば完成する。蜂屋柿2

  • 恋は自己愛の満足

    老人が恋について記事を書くと、「この爺い、未だ枯れていないのか?!隅におけない爺いだ」などと思われそうだが、孫たち若者の幸福な恋のために、恥を忍んで書いている。「恋」と「愛」とは本質的に異質の概念なので、当ブログでは「恋愛」という「恋」を誤解させる妙な造語は、なるべく使わない。恋というものは、始まりと終わりがある男女の関係である。極端に言うと花火に似て一過性のもので、美しく咲いても長もちしない。消滅を避けられない性質をもっている。永遠の「愛」は有っても永遠の「恋」は無い。恋は人が先ず誰かを好きになることから始まる。人は自分のことを好いてくれる人を、好きになるもの。少なくとも憎みはしない。好意を寄せられれば人は誰でも嬉しいから、好い反応をするのである。勿論、端から好みに合わない人の好意は受け入れられないだろ...恋は自己愛の満足

  • トランプ大統領

    アメリカでは、共和党のトランプ氏が第47代大統領になった。アメリカ国民の選択が、日本に好ましくない変動をもたらすであろうことは覚悟しなければならない。アメリカ人は心の奥底で、初代大統領ジョージ・ワシントンに大統領の原像を見ているのではないか?少なくとも、トランプ氏本人は、その気でいるように見える。軍人であり農園経営者であり、政治家でもあったその人を、トランプ氏は理想化し模範としているのではないかと疑う。ジョージ・ワシントンは、インディアンや黒人奴隷を、同じ人間とは見ていなかった差別主義者であった。インディアンのある部族の絶滅命令を発したこともある。慥かに移民に否定的な新大統領と似ている面はあるが、政治的能力という点でも人望でも、初代大統領とは比較にならない。自分が見えてない人間というものは実に度し難いもの...トランプ大統領

  • 続「流鏑馬の謎」

    こんなに違う!日本とモンゴルの流鏑馬両国の競演は「最初で最後でしょう」福岡市の神社で披露(ニュース RKBオンライン)今年は、鎌倉時代の元寇、文永の役から750年です。【写真で見る】日本とモンゴルの流鏑馬4日、福岡市の飯盛神社でモンゴル流の流鏑馬が披露されました。馬を乗りこなすの...福岡市の飯盛神社で、神社恒例の「流鏑馬」に、モンゴルの騎士4騎が参加、最初で最後の日・蒙騎射実演が行われた。(RKB毎日)日本の流鏑馬は通説の平安時代起源でなく、750年前の鎌倉時代「元寇」に起源があると私は考えている。それは当ブログの記事「流鏑馬の謎」でhttps://blog.goo.ne.jp/tekedon638/e/2bd0aac3b6a9a5a2a747340903f7231cで詳述させていただいた。彼我の騎射の...続「流鏑馬の謎」

  • グルメ難民

    インターネットの活用によって、私たちは、無限の情報が駆け巡る中で暮らす存在になった。今や私たち個人は、情報の大海を航海する小舟であって、進路は自分で選べるものの、昼夜を分たず無数に発信される、真偽も定かでない情報に常時接する人生を送らねばならない。私たちは昔と違って、情報の正否に、特段の注意を払わなくてはならなくなっている。地球の温暖化と砂漠化そして海洋汚染は、それらのどれもが、人間の営為による自然環境の恒常性への干渉の結果だが、この干渉による変動は今日、地球規模で海の生態系に不可逆的な変化をもたらしているようだ。魚食民族の私たちの食生活に、看過できない多大な負の影響を顕し始めている。この国で、連綿と受け継がれてきた先祖伝来の食生活を維持することが、最早困難になっていることを日々思い知らされている。昭和の...グルメ難民

  • 愛犬のこと

    私には様々な動物飼育歴がある。子供の頃に「伏見稲荷を神棚に祀ってあるから」(狐と犬は不仲)という訳のわからない理不尽な理由で、犬や小動物を飼わせてもらえなかったので、家庭を持ってから、小鳥・鶏・鶉・兎・犬・猫・川魚と、矢継ぎ早に飼育した。3人の子どもの末っ子が幼児期をすぎる頃に、雄のシェルティが家族に加わった。何十年か前に逝ったこの犬を、折に触れ想い出す。夫婦だけで山歩きをするときに、屢々この犬を伴った。面白いことに、この犬種は洵に使命感の強いところがあって、山道ではいつでも我々を道案内するのだった。未体験の知らない山道でも先導しようとする。特に、急登で飼主の歩行が捗々しくないときには、先になり後になり、時には吠え追い立て、我々に行動を促し進路を与える。羊の群れを統御するよう作出された使役犬ならではの使命...愛犬のこと

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