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  • 脳腫瘍の闘病記9:検査入院の結果編

    検査入院から2週間ほど経ち、検査結果を脳外科の医師から伝えられました。 ディスプレイに撮影された頭部の3D画像を表示しながら医師が結果を説明してくれました。 「○○さんの腫瘍は特殊な形をしていることが分かりました。 ダンベルのような形をしていて、3.5㎝の腫瘍が神経の束にできており、2㎝の腫瘍が耳の蝸牛という渦巻状の器官にできています。2つの腫瘍はつながっています。 極めてめずらしい症例です。 3.5㎝の腫瘍は開頭手術で摘出する方針でしたがこれはその方針のままでよろしいですか?」 「はい」 「問題は蝸牛にできている腫瘍です。これを手術で摘出する場合には蝸牛と一緒に摘出することになりますので右の聴力を完全に失います。聴力を犠牲にして2㎝の腫瘍を摘出するか、あるいは2㎝の腫瘍は摘出せず放射線で小さくして聴力をなるべく残すことを試みるか、の選択になります。どちらを希望されますか?」 自分は少し考えましたが、やはり右聴力を完全に失うのは避けたいと思い、 「2㎝の方の腫瘍は放射線で治療してほしいです」 と回答しました。 「分かりました。ではその方針で進めましょう。オペはいつを希望されますか?」

  • 脳腫瘍の闘病記8:検査入院3日目編

    自分はいびきをかく体質で、初日の夜は「同室の患者さんに迷惑がかかるかも」と気を使い、あまり寝れなかったのですが、2日目は他の患者さんもいびきをかくことがわかってましたので、あまり気を使わずよく寝れました。昼の検査で鎮痛剤を使ったのでその影響もあったのかもしれません。 朝になるとすぐに看護師さんが点滴の針を抜いてくれました。 この針を腕から抜いたときの解放感と安心感はやったことのある方ならご理解いただけると思います。 食事をとり、血圧と体重を自分で図ると、血圧も体重も低下していました。たったの2泊なのに食事でこんなに数値が改善するのかと驚きました。体重は1、2キロは減少していたと思います。 全ての検査が午前中に終わったので、今回の検査結果に基づく脳外科の診療を2週間後に予約してもらいました。 また、残りの検査(心電図や、自分の血液の採集など)の予約を入れ、退院しました。 たったの2泊3日ですが、外に出て歩くことができたときはうれしかったです。 (つづく)

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