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5つ星の本棚 https://issa5hoshi.hatenablog.jp/

私が「★5!」と感じた書籍(小説・漫画などなど)を紹介していくブログです。 作品愛を伝えられるよう、楽しく頑張って書いてます! 誰かが素敵な本に出会うきっかけになれば幸いです。

いっさ
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2021/11/02

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  • 42.『罪の余白』芦沢央

    1.『罪の余白』を3行くらいで紹介! いじめが原因で娘を失った父親の復讐劇。 復讐をきっちりやり遂げる点や、復讐内容への強い納得感、胸を打つラストシーンが特徴的なサスペンス・ミステリー。 芦沢央の鮮烈なデビュー作である。 2.『罪の余白』のあらすじ 安藤の一人娘・加奈が、学校で転落死した。 安藤は激しい後悔の中で、「娘が死んだ本当の理由を知りたい」という思いに突き動かされ始める。 一方、加奈を死に追いやった少女・咲は、加奈が日記をつけていたのでは、という疑念に囚われる。 もし加奈の日記に、加奈に自分たちがしたことが書いてあったら…。 咲は日記の有無を確かめるべく、他のクラスメイトの名を騙り、安…

  • 41.『かんたん!楽しい!カード・はがき絵 水彩色鉛筆』秋草愛・小泉さよ

    やさしい水彩色鉛筆の世界。 『かんたん!楽しい!カード・はがき絵 水彩色鉛筆』は、水彩色鉛筆の使い方などのノウハウをまとめた本です。 小さくてハードルが低い絵が多いので、お絵描き初心者にもオススメですよ! ▼こちらは、私が昔『かんたん!楽しい!カード・はがき絵 水彩色鉛筆』を見ながら行った混色練習の一部です。 単語帳にメモして、配色&混色の参考に利用しています。 こんな感じで、簡単なモチーフを使って技法などを解説してくれるので、技法を気軽に試せるのが嬉しいんですよね。 しかしすべてが簡単なモチーフというわけではなく、カードのテンプレートや季節絵などの解説には、もう少し複雑なモチーフが使われてい…

  • 40.『いつかの人質』芦沢央

    幼少期に誘拐された全盲の少女が、再び誘拐された。 ▼『いつかの人質』はこんな作品! ・芦沢央のサスペンス・ミステリー ・誘拐事件の被害者が再び誘拐される話 ・ミステリー初心者にもオススメ! 『いつかの人質』のあらすじ 宮下愛子は幼い頃、偶発的に誘拐され、そこで起こった事故により失明してしまう。 12年後、中学生になった愛子は、何者かによって再び誘拐されてしまった。 一方、人気漫画家・江間礼遠(えま・れおん)は失踪した妻・優奈を探していた。 優奈は愛子が幼少期に巻き込まれた誘拐事件の、犯人の娘だった。 12年前に誘拐された少女が再度誘拐されたのは何故か。 そして、加害者の娘が失踪している件との関…

  • 39.『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』崎田ミナ

    4コマ漫画調の 超!分かりやすいストレッチ本! ▼『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』はこんは本! ・様々なストレッチを4コマ漫画で解説するコミック&イラストエッセイ ・運動嫌いな方でも簡単に取り組めるストレッチばかり! ・シンプルなイラストと分かりやすい解説が魅力! 『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』(以下「すごいストレッチ」)は、崎田ミナのコミック&イラストエッセイです。 タイトル通り、誰でもどこでも簡単にできるすごいストレッチが多数収録されています。 ▼具体的にはこんな感じ! 「イスで技あり!ツイスト《肩》ストレッチ」は、…

  • 38.『自律神経どこでもリセット!も~っとずぼらヨガ』崎田ミナ

    三日坊主でも、また始めればいいのです!(本編より引用) 『自律神経どこでもリセット!も~っとずぼらヨガ』はこんな本! ・「いつでもどこでもできるヨガ」をまとめたコミック&イラストエッセイ ・不定愁訴にお悩みの方に効果的な本 ・運動嫌いや三日坊主にもオススメ! 『自律神経どこでもリセット!も~っとずぼらヨガ』(以下「も~っとずぼらヨガ」)は、崎田ミナのコミック&イラストエッセイです。 自律神経を整えるのに効果的なヨガのポーズがたっぷり収録されています。 具体的には、 ・肩こり、首こり、背中こり ・頭痛 ・胃腸などの内臓の不調 ・腰痛 ・冷え、むくみ ・だるさ などなど。 自律神経の乱れや柔軟不足…

  • 37.『悪いものが、来ませんように』芦沢央

    違和感の正体を探せ。圧巻の"叙述トリック"ミステリー! ▼『悪いものが、来ませんように』はこんな作品! ・芦沢央(あしざわ よう)の2作目の小説 ・共依存的な関係が事件を呼ぶ心理サスペンス ・巧みな叙述トリックが魅力のミステリー小説 『悪いものが、来ませんように』のあらすじ 「今すぐ私に子供ができれば、みんなに祝福されながら仕事を辞められるのに」 助産院に勤める紗英(さえ)は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。 そんな紗英が頼るのは、幼い頃から最も近しい存在だった奈津子。 しかし、紗英を優しくサポートする奈津子もまた、社会に馴染めず、夫や母親ともうまくいかずに、紗英の存在を心の支えにしていた。 そん…

  • 36.『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

    胸の内側をカリカリ引っかかれるような読み心地。 ▼『わたしを離さないで』はこんな作品! ・ノーベル文学賞受賞作家 カズオ・イシグロの小説 ・臓器提供用に作られたクローン人間がいる世界観 ・2016年には綾瀬はるか主演でドラマ化 この表紙がたまらないんですよね…。 『わたしを離さないで』のあらすじ 舞台は1990年代末のイギリス。 「介護人」である主人公・キャシーは「提供者」の世話をしながら、自身の奇妙な少女時代の記憶を辿りつつ、自分たちの秘密を紐解いていく。 「提供者」とは、臓器提供するために生み出されたクローン人間である。 「提供者」は臓器提供が時が来ると、手術で臓器を摘出される。それは何度…

  • 35.『シンプル・プラン』スコット・スミス

    「悪事」へのハードルが下がっていく…。善良な一般市民の転落を描いた秀作。 ▼『シンプル・プラン』はこんな作品! ・アメリカの小説家スコット・スミスの処女作 ・スティーヴン・キングに「本年のベスト・サスペンス作品」と称賛された名作 ・超現実的ホラーとでも言うべき読み心地。まさにサスペンス… 『シンプル・プラン』のあらすじ 主人公ハンク・ミッチェルは、ある雪の日の夕方、兄とその友人と共に両親の墓参りに向かった。 両親の死因は自殺。借金を苦にしてのことだった。 兄は未婚で無職。 その友人もまた、家庭こそあるものの無職。 しかしハンク自身は会計士として真面目に働いており、家には出産を控えた妻が待ってい…

  • 【寄り道】「はてなブロガーに10の質問」に答える

    はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」 今回は思いっきり寄り道して、はてなブログさんのお題「はてなブロガーに10の質問」に答えていこうと思います。 前回の寄り道とは違い、「読書」そのものにはほとんど関係ない記事になりますので、興味がある方だけお読みいただければ幸いです! ▼前回の寄り道 issa5hoshi.hatenablog.jp それではいってみましょう! 「はてなブロガーに10の質問」 ブログ名もしくはハンドルネームの由来は? ★ブログ名の由来 個人的に「★5!」と感じた書籍をレビュー&オススメするブログ、という意味で付けました。 コンセプトがハッキリ決まっていたお…

  • 34.『火のないところに煙は』芦沢央

    読書初心者でも読みやすい、上質なホラー×ミステリー ▼『火のないところに煙は』はこんな作品! ・5つ+1の怪談話をまとめたミステリー小説 ・ホラー×ミステリー×メタフィクション ・初回限定版はカバー裏にホラー掌編収録! 『火のないところに煙は』のあらすじ 「私」こと作者・芦沢央は、「神楽坂を舞台に怪談話を書かないか」という突然の依頼に驚く。 神楽坂はかつて「私」が恐ろしい体験をした、苦い思い出のある地だった。 その出来事のせいで、「私」は親友を介して「私」に救いを求めてきた女性、そして親友自身をも失っている。 迷った末、「私」は依頼を承諾し、かつての出来事の真実を求めて執筆する。 すると「私」…

  • 33.『花もて語れ』片山ユキヲ

    声には「力」がある。 ▼『花もて語れ』はこんな作品! ・「朗読」がテーマ ・実在の名作文学&童話がいっぱい! ・読書がもっと好きになる漫画 『花もて語れ』のあらすじ 主人公・佐倉ハナは口下手で引っ込み思案。 就職を期に上京し、社会でひとり奮闘するも、失敗ばかりで落ち込む日々…。 そんな中、偶然聞こえてきたのは、美しい朗読の声。 子供の頃「朗読」によって大きな壁を乗り越えた経験があるハナは、導かれるように「朗読」の世界に飛び込む。 宮沢賢治の「やまなし」、芥川龍之介の「トロッコ」、新美南吉の「ごん狐」…など、実在の名作文学&童話の奥深くに触れながら、ハナの成長を見守る、強く前向きな物語。 『花も…

  • 32.『堕天作戦』山本章一

    残酷でどこか美しいダークファンタジー。 ▼『堕天作戦』はこんな作品! ・人類と魔人が争う世界を、主人公の不死者が渡り歩く話 ・世界観の説得力が凄まじいダークファンタジー ・WEB漫画総選挙2019で第3位に輝いた漫画 表紙で「好みじゃないかも」と思った方も、ぜひ以下を読んでみて欲しいです…! 『堕天作戦』のあらすじ 人類と魔人が争いを繰り広げる世界。 主人公である不死者・アンダーは人間側に属していたが、「再利用が効く武器」のような酷い扱いに精神がすり減り、廃人同然になったところを魔人に捕らえられた。 しかし魔神陣営でもまた、「実験」と称した処刑行為の繰り返し。 もはや人としてのほとんどの感覚が…

  • 31.『容疑者xの献身』東野圭吾

    ガリレオシリーズの最高傑作。 ▼『容疑者xの献身』はこんな作品! ・東野圭吾のミステリー「ガリレオシリーズ」第3弾 ・第6回本格ミステリ大賞などを受賞 ・2008年に福山雅治主演で映画化 ・タイトル通りとは恐れ入った… 『容疑者xの献身』のあらすじ 天才物理学者・湯川は、研究室を訪れた友人の刑事・草薙から懐かしい名前を聞く。 石神。彼は湯川の大学の同期であり、湯川が「天才」と認める数少ない人物だった。 湯川は、そんな石神が研究者ではなく、高校の数学教師という立場に収まっていることを知り驚く。 これも何かの縁と、石神の自宅を訪れる湯川。 彼らはお互いの存在・思考に刺激を感じ、充実した時を過ごした…

  • 30.『こころ』夏目漱石

    思ったよりも辛い物語だった…。 ▼『こころ』はこんな作品! ・夏目漱石の代表作のひとつ ・日本で一番売れている本 ・「私」と先生、そして先生とKの物語 『こころ』のあらすじ 時は明治時代末期。 海水浴をしていた学生の「私」は、浜辺で出会った「先生」と交流をはじめ、やがて先生の家ににたびたび訪れるようになる。 「私」は先生を尊敬し、よく懐いていたが、先生は人間を遠ざける性質で、「私」にも心の内を容易には見せなかった。 やがて「私」の父が倒れたという知らせが入り、「私」は先生の元を離れて帰省する。 そして父の容体がいよいよ悪くなった頃、先生から分厚い封筒が届いた。 それが先生の遺書だと気付いた私は…

  • 29.『隣の家の少女』ジャック・ケッチャム

    イヤな気持ちになりたくないなら、読まない方がいい。 ▼『隣の家の少女』はこんな作品! ・隣の家の少女が虐待されているのを知っている少年の話 ・ヘタなイヤミスよりよっぽどイヤな気持ちになる小説 ・スティーヴン・キングが称賛した伝説の名作 『隣の家の少女』のあらすじ アメリカのとある田舎町に住む少年・デヴィッドは、隣の家の女主人・ルースに引き取られてきた少女・メグに心奪われる。 ほぼ同時期にデヴィットは、メグとその妹がルースに折檻を受けているのを目撃した。 やがてルースの矛先はメグへと集中し、虐待の内容は悪化の一途をたどる。 ついにはメグは地下室に監禁され、近所の少年たちも巻き込んでの凄惨な虐待の…

  • 【寄り道】お風呂で読書をする方法

    今週のお題「お風呂での過ごし方」 はてなブログさんの今週のお題が「お風呂での過ごし方」とのことで。 今回は書籍レビューはひと休みして、お風呂で読書する方法についてご紹介します。 私は数年前まで「タイムアタックでもしてるんか?」というくらいお風呂タイムが短い人でした。 でも病気したときに、お医者さんに「ぬるめのお風呂にゆっくり浸かるといいよ~」と教わってから、「何かいいお風呂のお供はないかなぁ」と探していました。 そんなときに思いついたのが「お風呂で読書」です。 でも私、読書は根っからの紙媒体派。 紙の本をお風呂に持ち込む方法なんてあるのかしら…と調べてみたところ…意外にも、すぐに見つかりました…

  • 28.『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー

    叙述トリックの金字塔。「映像化不可能」の面白さ。 ▼『アクロイド殺し』はこんな作品! ・アガサ・クリスティー「ポアロシリーズ」の中の1作 ※3作目にあたるが、『アクロイド殺し』だけ読んでも問題ナシ! ・「フェア・アンフェア論争」を巻き起こした、色んな意味で歴史に残る名作 ・叙述トリックを駆使したどんでん返しが特徴的 『アクロイド殺し』のあらすじ 村の名士・アクロイド氏が刺殺体で発見された。 前の晩アクロイド氏と会っていた「わたし」ことシェパード医師は、検死を行う中で、アクロイド氏が持っていた手紙が消えていることに気付く。 容疑者の最有力候補であるアクロイド氏の養子は行方をくらませ、捜査は低迷。…

  • 27.『毒入りチョコレート事件』アントニイ・バークリー

    ひとつの事件に8つの推理。 ミステリー好きなら一度は読むべし!な古典的名作。 ▼『毒入りチョコレート事件』はこんな作品! ・1929年に発表されたイギリスの名作ミステリー小説 ・複数探偵による、推理合戦ミステリにして多重解決モノ ・「推理小説」そのものに切り込むメタフィクション的な側面もあり… 『毒入りチョコレート事件』のあらすじ ロジャー・シェリンガムが創設した「犯罪研究会」に、スコットランド・ヤードの刑事からとある事件が持ち込まれた。 毒入りチョコレート事件。毒入りチョコレートを試食した夫妻が被害に遭った未解決事件だ。 被害者の夫は一命を取り留めたが、夫人は死亡。 たが彼らが食したチョコレ…

  • 26.『殺戮にいたる病』我孫子武丸

    平凡な家庭が孕む狂気。 ▼『殺戮にいたる病』はこんな作品! ・「かまいたちの夜」シナリオで有名な我孫子武丸の代表作 ・叙述トリック&どんでん返しあり ・猟奇殺人がテーマ。グロいのが苦手な方は要注意! 『殺戮にいたる病』のあらすじ 東京の繁華街で、猟奇的殺人を繰り返すシリアルキラーが出現した。 ターゲットは女性。 犯行が重なるにつれ、手口の凄惨さは増していく。 そんな猟奇殺人を中心に、3人の視点を移り変わりながら物語は進んでいく。 事件を追う元・警部。 「息子は犯罪者なのではないか」と疑う母親。 そして「犯人」。 彼らの手が真相を掴むとき、世界はひっくり返る。 『殺戮にいたる病』の感想・レビュー…

  • 25.『鼻』曽根圭介

    ホラーであり、ミステリーでもあり…。 ▼『鼻』はこんな作品! ・日本ホラー小説大賞短編賞受賞作 ・人間が「鼻」の有無で差別される世界が舞台 ・ミステリーのようなどんでん返しアリ 『鼻』のあらすじ この世界では、人間は2種類に分けられていた。 鼻を持つ「テング」と、鼻のない「ブタ」だ。 テングはブタに迫害され、最終的には"特別区"に送られる。 外科医の「私」はそんなテングを救うべく、違法な「テングからブタへの転換手術」を決意するが…。 一方、刑事の「俺」は、少女の連続行方不明事件を追っている。 自己臭症の「俺」は、自分の臭いを馬鹿にされているという思い込みから、一般人への暴行を繰り返す異常性を持…

  • 24.『アリス殺し』小林泰三

    「スナークはブージャムだった。」 世界がグルンとひっくり返される、衝撃と快感。 ▼『アリス殺し』はこんな作品! ・小林泰三の「メルヘン殺し」シリーズ1作目 ・ミステリー×ファンタジーの斬新な推理小説! ・どんでん返しが圧巻! 『アリス殺し』のあらすじ 大学生・亜理(あり)の身には、最近奇妙なことが起きている。 毎日決まって「不思議の国のアリス」の夢を見るのだ。 ある日亜理の夢の中で、ハンプティ・ダンプティが墜落死する。 するとその翌日、大学で「玉子」と呼ばれていた研究員が屋上から墜落死していた…。 その後も、亜理の夢の中で事件が起こると、決まって現実世界でも同じような事件が起こった。 夢と現実…

  • 23.『密室殺人ゲーム王手飛車取り』歌野晶午

    不謹慎で面白い、リアル推理合戦ミステリー。 ▼『密室殺人ゲーム王手飛車取り』はこんな作品! ・歌野晶午の「密室殺人ゲーム」シリーズの1作目 ・殺人トリックを考え、実行したうえで出題する推理ゲームの物語 ・いろんなジャンルのミステリーを楽しみたい方に! 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』のあらすじ 主人公・頭狂人(トウキョウジン)はダースベイダーのマスクをかぶり、パソコンのウェブカムの前に座っている。 「頭狂人」とはもちろん本名ではない。「ゲーム」で使っているハンドルネームだ。 AVチャットに集う他のメンバーも、変装などで容姿をぼかし、個性的な名前を使って素性を隠している。 彼らが興じるのは「殺人推…

  • 22.『星降り山荘の殺人』倉地淳

    「どんでん返しミステリー」をお探しの方に、真っ先にオススメしたい小説。 ▼『星降り山荘の殺人』はこんな作品! ・読者への真っ向勝負が魅力の本格ミステリー小説 ・クローズド・サークル(陸の孤島)もの ・叙述トリックを用いた圧巻のどんでん返しは必見! 『星降り山荘の殺人』のあらすじ 主人公・杉下和夫は広告代理店で働くサラリーマン。 杉下はある日、正義感から職場で問題を起こしてしまい、部署を異動になってしまう。 「カルチャークリエイティブ部」というよく分からない部署に配属になった杉下は、「スターウォッチャー」というよく分からない肩書を持つ二枚目・星園詩郎のもとでマネージャー見習いとして働くことになっ…

  • 21.『みんな邪魔』真梨幸子

    私の中で、イヤミスといえば『みんな邪魔』。 ▼『みんな邪魔』はこんな作品! ・イヤミス三大女王のひとり・真梨幸子のミステリー小説 ・とある少女漫画を愛する中年女性たちの物語 ・中二心をくすぐられるネーミングセンスも魅力 『みんな邪魔』のあらすじ 少女漫画「青い瞳のジャンヌ」の愛読者で構成された「青い六人会」。 エミリー、シルビア、ミレーユ、マルグリット、ガブリエル、ジゼル。それが青い六人会を構成するメンバーの名前だ。 もちろん本名ではない。いわゆるハンドルネームだった。 若く美しいガブリエルを除き、メンバーは40代以上の中年女性。 彼女たちは定期的に、華やかな衣装を身にまとい、人目を気にせずに…

  • 20.『銃』中村文則

    拾った銃を愛でる青年。彼と銃の行き着く先は…。 『銃』はこんな作品! ・「教団X」で有名な中村文則のデビュー作 ・純文学 ・どんでん返し的な要素あり 『銃』のあらすじ 大学生の主人公・西川はある夜、河原で男の死体と、そのそばに落ちていた一丁の銃を発見する。 その銃の美しさに魅せられた西川は、銃を自宅に持ち帰ってしまった。 銃を愛でる日々の中で、西川は「自分はいつか銃を撃つ」という確信を持つようになるが…。 最後まで読んでほしい衝撃の純文学。 『銃』の感想・レビュー 中村文則の『銃』は、私が読書にハマったきかっけの作品です。 当時、私は読書歴もそこそこの、そこそこフレッシュな高校生。 対して『銃…

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