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2021/09/13

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  • 岐阜県黒川産麦飯石

    岐阜県加茂郡白川町黒川産「麦飯石」。「むぎめしいし」ではなく「ばくはんせき」と読む。姿は確かに粒々が入っていて麦飯っぽいですな。麦とろはもちろんのこと、麦飯というのはなかなかおいしいと思うのだけれど、昔、あちきの母親は「麦飯なんて冗談じゃない」と顔をしかめていた。山村の貧困の象徴のようなものだったのでしょう。ちなみに昔の麦飯は米3:麦7、今は米7:麦3とのこと。おまけに食べやすくした「押し麦」も昔はなかった。押してない麦7割の麦飯はけっこうハードだったかもしれませんな。でも大麦というのは健康にはよろしいようで(もうやめなさい)日本ではこの産地でしか出ない「多孔質石英斑岩」。多孔質だから軽い。ちょっとお菓子みたいな感じがある。説明や来歴はややこしい。要点のみを並べると、・昭和20年代に地元住民が特異な石を発...岐阜県黒川産麦飯石

  • アークナイト

    まあ何というか、半分冗談のような名前。四国の剣山近辺で出る「地方銘石」。案外人気があるようで、赤とか紫の美しいものはけっこう高い。これはミニサイズのお安いもの。なかなかきれいではないですか。玉髄、アゲートでしょうか。手前の色のない方は、表面に小さな光がキラキラと輝く。コランダムか何かか?で、なんで「アークナイト」か。《剣山にダビデ王が預言者モーゼから授けられた聖櫃(アーク)が眠っているという逸話から命名された石です。》いわゆる「日ユ同祖論」系の世界観ですね。ユダヤの「失われた十支族」の一部が日本に渡ってきたというお話。オカルトとされますけど、ユダヤ人の団体が真面目に調査をして、インドシナや日本に手掛かりを見つけたといった話もあります。古代日本に様々な技術をもたらした秦氏がユダヤ人だったとか、古い神道で祭礼...アークナイト

  • ヒデナイトとクンツァイト

    スポデューーーメン。(変に伸ばすな)じゃあスポヂュメン。(こら)変な名前。和名でもリシア輝石だったりリチア輝石だったり定まらなくて気持ち悪い。通称のほうがいいですな。薄緑のものをヒデナイトと呼ぶ。けど、あんまり色がはっきりした標本は少ない。先日、けっこうちゃんと色が出ているミニ原石があったのでゲット。ブラジル産。この淡ーい緑、いいんですねえ。じわじわ来る。この手のものは他にあるかな。ペリドットやガーネットの緑とも違う。クロムによる発色だそうですけど。クンツァイトはピンク。大きくて素晴らしいものを前に上げたけど、ヒデナイトと同じヤフオク出品者さんで濃ゆい色のものが出ていたので一緒にゲット。これもブラジル産。透明度は少し落ちるけど、かすかに紫が入るこの色もいいですねえ。スポデューメンはLiAlSi2O6。...ヒデナイトとクンツァイト

  • 色トパーズ

    トパーズの魅力というのは奥が深いようで、少しわかったようなわからないようなという状態ですけど、このところ色つきトパーズの魅力に惹かれています。まずはメキシコ産の黄色味を帯びたもの。クリワさんでのプチプラものだけど、とても豪奢。ゴールデン・トパーズと言ってもいいかも。小さなブラジル産インペリアル・トパーズ。黄色にほんのりピンク・オレンジが入る。黄色が強いもの、オレンジが強いもの、とあるけどこれは中間でその微妙さがとてもいい。そして未処理のブルー・トパーズ。ブラジル産。放射線処理の鮮やかな「ロンドンブルー」「スイスブルー」とは違って、ごく薄い青。透過光だとより色がはっきりする。どれも「あるかなきかの色」ですけど、わさわさっとした密な質感と、表面の輝きが相まって、とても魅力的。水晶の色つきとはまた全然違う味わい...色トパーズ

  • トルマリン

    フローライトほどではないにしても、沼が深く、熱烈なファンも多い石ですね。あちきはあんまり近寄らないようにしていて、たまーにちょっと触っては逃げるという繰り返し。(なんか煮え切らん態度w)有名どころでは、ウォーターメロン、バイカラー、パライバなんてのがありますね。どれもだいたい高いけど最近はさらに高騰しているとか。もっとも円安で海外物はどれもでしょうけど。石屋さんも大変だ。出品を中止しているところぽちぽち。あちきなんぞの出る幕ではないのだけど、ちょっと変わりものを。まずはイエロー・トルマリン。あんまり多くないみたい。エヌズさんやVecさんにもない。特別な宝石名がないというのもあまり流通しないからかも。茶色っぽく濁ったビーズなんかは安価であるけど、純粋な黄色のルースなんかはけっこう高価。これはヤフオクで出てい...トルマリン

  • アベンチュレッセンス:サンストーンとアベンチュリン

    風邪引いて体調不良でごわす。(おやおや)どうもごちゃごちゃ、もやもや。(またややこしい話かね?w)サンストーンのキラキラを「アベンチュレッセンス」と呼ぶ。元は「偶然」を意味するイタリア語「aventura」からで、18世紀イタリアのガラス職人が誤って銅の粉をガラスに落としてしまったら、キラキラと光を反射するガラスができた。で、それを「偶然ガラス」と呼んだ。それが鉱物の方に援用され、サンストーンのキラキラをアベンチュレッセンスと呼ぶようになった。らしい。mindatはそう書いているけどはっきりした出典文献は出されていない。サンストーンは長石(オリゴクレース、マイクロクリン、稀にラブラドライト)がヘマタイト(あるいはイルメナイト=チタン鉄鉱)の微小片を含み、キラキラとした反射を見せるもの。まあこういうものです...アベンチュレッセンス:サンストーンとアベンチュリン

  • 「石油の琥珀」シュンガイト

    最近よく出ていますね。まずは基礎情報。主に英語版ウィキペディアから。Shungite。発音はmindatでは「シュンガイト」とある。パイロビチューメンPyrobitumenの一種、またそれを含む岩石を言う場合もある。パイロビチューメンは焦性瀝青。石油が重合して固化したもの。アスファルトもこれに入る。シュンガイトも石油由来とされるが生成プロセスはまだ解明されていない。98%以上が炭素で微量のウランや鉛などを含むことがある。一応鉱物とされるが非晶質。色は黒で、光沢によって様々な形容名が付けられている。多数の炭素原子がサッカーボールのように結合した「フラーレンfullerene」を含むことで諸方面から注目されているが、その濃度は1~10ppmに過ぎない。シュンガイトの名前は発見地であるロシア・カレリア共和国シュ...「石油の琥珀」シュンガイト

  • ブラック・サンストーン

    黒いサンストーンだと?なんかキラキラして美しそう。ミネラルクエストさんでお安かったのでゲット。シラーが美しい。幾何学的な模様の平面になっていて、虹色の輝きを見せる。さらに「キャッツアイ」効果もある。模様面で反射した光が表面に別の色合いで揺れる。動画じゃないとよくわからないけど動画撮るのが億劫なのでやめ。(怠慢w)キャッツアイは光の揺れ方が奇妙で面白いですね。しかしこれどうなってるんだ?透過光だとこんなふうに見える。上の部分にインクルが並んでいる。下の面はキラキラびっしり。なんだかよくわかりません。何が光ってるんだ?しかも幾何学的模様で。しかしこれ、本来のサンストーンのイメージとは全然違いますね。サンストーンと言っていいのかしらと思うくらい。サンストーンは基本的に長石。オリゴクレース。ブラック・サンストーン...ブラック・サンストーン

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