ウーバーイーツの団体交渉権に関する問題。 会社が中央労働委員会へ異議申し立てを行ったことにより、結論が出るまでにはさらなる時間がかかるようです。 Twitterやヤフコメを見ていると、配達員さんの中でも考え方が分かれているのが興味深いです。 1つ目は、今のままでいいし、組合活動もいらないパターン。仕事をする上で、不満はないとは言えないけれども、仕事を続ける上では問題ないと考えれば、ここに入りますね。 2つ目は、個人事業主としての自由は欲しいけど、会社との交渉を個人でやるのは厳しいから、団体交渉権のある、労働組合法上の労働者と認めて欲しいパターン。ユニオンの立ち位置はここですね。 3つ目は、色々…
前回のお話は、ウーバーイーツユニオンに団体交渉権が認められた件について、何か勘違いしている人が多いみたい、ということでした。 なぜか。 「労働者」という言葉に対するイメージと、法律上の定義がずれているからだと思われます。「労働者」というと、会社に雇用されてて、会社の指示には従わないといけないけど、社会保険などで守られるというメリットがあるというイメージが強いようです。 このイメージに相当するのが「労働基準法上の労働者」。 それに対し、今回のウーバーイーツの話は、「労働組合法上の労働者」にあたるかどうかについて。 だから、この問題では、必ず「労働組合法上の」という枕詞が必要なんです。 「労働組合…
先週、ウーバーイーツの運営会社にユニオンとの団体交渉に応じるよう命令が出たというニュースがありました。 その後、「配達員の労働者認定に不服 ウーバー側が審査申し立て」というニュースが流れました。 これまで頑なに団体交渉を拒否した会社が、東京都労働委員会から命令が出たからといって、それにすんなり従うとは考えられないですから、まぁ、そうなるだろうな、という感じではありますね。 これに対する会社の言い分が「フレキシブルで独立した働き方などを十分に考慮しないものと考えている」というもの。 このコメントも、労働基準法上の労働者の定義を念頭に置いているような感じがします。 ニュースを見る限りでは、ユニオン…
最近、話題になったニュースの一つに、「ウーバー配達員は労組法の「労働者」、ユニオンとの団交に応じるよう命令 都労委」があります。 色々な新聞社やニュースサイトでも報じられ、反響が大きかったのではないかと思われます。 その中で気になったのが、ニュースの見出し。 「ウーバーイーツの配達員を労働者と認める」という感じの書き方をされているものが多かったのです。 こういった見出しのせいで、twitterやYahooニュースのコメント欄で、「色々会社による拘束がかかるけど、それでもいいの?」とか、「個人事業主なのに労働者並みに保護だけしてもらおうなんてけしからん」とか、勘違いしていまっている人が非常に多い…
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