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  • 『最後の詩集(長田弘)』アラームはいらない

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。雪から伸びたつららが、尾羽のようで……鳥のよう!詩人・長田弘氏の『最後の詩集』で新たな事実を知りました。リンク「詩って何だと思う?」です。アラーム alarm という英語は、イタリア語の all’arme (武器をとれ)からきたと辞書にあるけれども、夜明けに目を覚ますのに、毎日、必要なものは、アラーム(武器をとれ)ではない。アラームの語源が、「武器をとれ」だとありま...

  • 『幽霊塔』宮崎駿の言葉がすばらしい!

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。大正ロマンにひたれる昭和の小説、『幽霊塔(江戸川乱歩:著)』を紹介します。リンク実を言えば、この本がすばらしいのです。『幽霊塔』は青空文庫で無料でも読めます。しかし本書は、宮崎駿氏によるカラー口絵(マンガ、絵コンテ)が入ってます。それが面白くて、ここだけ読んでもこの本の価値はあるという(失礼な言い草)。宮崎駿氏の想像による幽霊塔の見取り図。細かい!口...

  • 『夜廻り猫』補足と、雑巾野郎

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。2月初め頃に撮った公園です。赤い枠はブランコ。そして22日・23日の大雪の後が下の写真。雪の白と空の青がステキ!!って、そんな悠長なこと言ってられませんでした〜。なんもかんもが雪に覆われました。まだ除雪作業は続いてます。疲弊しながら、大勢の人が作業を続けています。一軒家とマンション住まい、どちらが除雪大変?と質問いただいてました。大変の種類が違いますね。...

  • 『夜廻り猫』励ましかたはいっぱいある!

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。ブサカワ。2月22日は「猫の日」です。猫にちなんだ本を紹介します。『夜廻り猫(深谷かほる:作)』です。リンクマンガです。ほとんどは8コママンガ。時々長めのお話もあります。泣く子はいねが〜1人泣く子はいねが〜むっ 涙の匂い・・・!もし そこなおまいさん泣いておるな 心でこんな始まり方なんです。猫が、1人泣いている人のそばへ行き、励ますこともあれば、そっとそば...

  • 『ルリユールおじさん』唯一無二のわたしを大切に大切にする

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。もっともっと、大切にするべきものがあるなあと思わされます。今回は絵本『ルリユールおじさん(いせひでこ:作)』を紹介します。リンクルリユールって、何?と思いますよね。本の製本、装幀をする手仕事のことです。この絵本では、一人の少女が、壊れてしまった植物図鑑をルリユールおじさんに直してもらうストーリーになっています。ルリユールおじさんのお父さんも、ルリユー...

  • 『金の角持つ子どもたち』大人こそ、もう一度ヨーイドン!

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。見えるでしょうか、つららに霜がくっついています。爽やかな小説に涙が出てきてしまいました。『金の角持つ子どもたち(藤岡陽子:著)』です。リンク小学6年生の俊介が、サッカーをやめて中学受験をしたいと言い出します。受験希望校は、日本最難関の学校です。勉強に打ち込む俊介と、それを応援する人たちの物語。これ、ただのお受験小説だったら、途中で読むのをやめようと思...

  • 『7,5グラムの奇跡』丁寧に生きるとはこういうこと

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。神社の敷地内にある、神様の水。凍りません。「○○が治る!」みたいな効能は、ありません。ブロ友さんが「良かった!」と紹介していた小説を読みました。『7,5グラムの奇跡(砥上裕將:著)』です。リンク「視能訓練士」という、視ることの検査や訓練を行う専門技師が主人公です。眼科で働き出して1年目の彼の、患者さんとの交流を通して成長する1年を描いています。「7,5グラム」...

  • 『ワクチンX』どんな自分になりたいか、思ったときがベストタイミング

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。リス!ズーム使わず、リスとの距離1メートルのところで撮影(iPadで)。ソーシャルディスタンス忘れてました。2月14日といえばバレンタインなんですが、他にも記念日となっていたりするんですよね。その一つが、「予防接種の日」。今日は予防接種の日ということで、『ワクチンX(桂望実:著)』を紹介します。リンク20××年の日本が舞台。その頃、性格を変えられるワクチンが大人...

  • 『うたうとは小さないのちひろいあげ』

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。今回紹介する本は、言葉によって再び日常に戻れるようになる女子高生たちの物語です。『うたうとは小さないのちひろいあげ(村上しいこ:著)』リンク高校1年生の桃子には親友の綾美がいます。2人が中学3年生のとき、綾美がいじめにあい、学校に行けなくなりました。桃子はそれを助けられなかったことで、罪の意識に縛られています。桃子が短歌部に入ったことで、綾美との関係が...

  • 『寺山修司少女詩集』より、しあわせってなんだっけ?

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。日本列島のように見えた雲。♪しあわせって なんだっけなんだっけキッコーマンのCMでさんまさんが歌ってましたね。(忘れられないということは、名曲なんやわ)寺山修司氏の詩で、幸福についていくつか書かれたものがあります。『寺山修司少女詩集(角川文庫)』より「HAPPY DAYS」リンク七人のスリが、幸福をスルために相談していた幸福がもう少し小さいとうまくすれるんだがな...

  • 『悩める女子の教室で偉人が人生を語りだした』一度きりの人生を信じろ!

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。大阪・四天王寺の飛び出し注意看板は聖徳太子。ブロ友さんが紹介していて、面白かった本です。『悩める女子の教室で偉人が人生を語りだした(木平木綿:編)』です。リンク「女子校に、女性偉人たちが現れ、授業を行う」スタイルで構成されています。ヘレン・ケラーマザー・テレサナイチンゲール紫式部樋口一葉……有名な偉人たちはもちろん、巴御前グレース・ホッパーリーゼ・マイ...

  • 雪景色

    吉報配達屋へようこそ。 ※今回は日記のようなものになります。昨日は降りました、雪。朝焼け。けっこう積もりました。雪かき疲れました。こんなに積もるのも珍しいです。これでも札幌の半分も積もってないんですよ。積雪量の多い地域にお住まいの方々、雪かき本当に大変です。どうぞお体に気をつけて(しないわけにもいきませんもんね)。いくつか近所の雪景色の写真を残しておこうと思います。楽しんでいただけるとうれしいです...

  • 『そらのことばが降ってくる』あなたには素敵な言葉がふさわしい。

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。近くの川に、白鳥が。今年も来た来た♪雪がふるそらのことばを受け止めるこの俳句、いいなあと感じたんですよねえ。今回は、俳句入門にもなりそうな小説を紹介します。『そらのことばが降ってくる(高柳克弘:著)』です。リンク冒頭の俳句は、この小説で作られたものです。中学2年生のソラ、ハセオ、ユミ。彼ら3人には、言葉で傷ついた経験があります。言葉で傷ついた彼らが、自...

  • 『立春開門』春はまだなのよ〜

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。庭で雪に埋まる子どもたち。小説やエッセイの1行目だけで、もうこれ最高!ってなるの、ありますよね。そんな随筆です。『立春開門(河井寛次郎:著)』です。1行目で笑ったんですよー。子供達は二月は冷凍された。北海道に住んでいると、ほんっとに実感できるんですよ。そりゃあ、ほんとに冷凍された子どもは見たことありませんけどね。でもね、その寒さの質がうまく表現されてる...

  • 『この場所であなたの名前を呼んだ』みんな悲しみと共に生きている

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。神戸どうぶつ王国のコアリクイ親子。何がなんでもしがみついて離れない、離さない赤ちゃん。「悲しみのない人なんてどこにもいないんだな」だから、自分も生きていかなきゃなって思える小説でした。『この場所であなたの名前を呼んだ(加藤千恵:著)』です。リンクNICU=新生児集中治療室が舞台の連作短編集です。舞台は病院ですが、医療小説ではありません。描かれているのは、...

  • 『めぐりんと私。』まだ何ができるか、楽しみにしよう

    吉報配達屋へようこそ。吉報を届けられますように。雪の中の図書館移動図書館が舞台の小説『本バスめぐりん』の続編、『めぐりんと私。(大崎梢:著)』を紹介します。リンク移動図書館・通称「めぐりん」、司書のウメちゃん、運転手さんのテルさんが、今日も街のみんなへ本を届けに行きます。行く先々で、ちょっとした困りごと・悩みごとを解決する、ほんわかミステリーにもなっている5編の連作短編集。最終話では、めぐりんでは...

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