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論文博士研究者のブログ https://muscle-phd.hatenablog.com/

論文博士研究者ことmuscle_PhDです 筋トレ+理系ネタに関することについて主に書いていきたいと 思いますのでよろしくおねがいします! 早稲田大学大学院修士卒 東京大学大学院にて博士(薬科学)取得 専門は有機化学、某製薬会社研究員

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2021/09/03

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  • 研究者の婚活事情──「理論」ではなく「ご縁」です

    研究室にこもる日々。気づけば週末も実験、学会前は泊まり込み。社会との接点はほとんど論文査読者──そんな生活を続けていると、ふと気づく。 「そろそろ結婚とか考えたいんだけど、出会いが、ない…」 研究者にとって「婚活」は、意外と大きなテーマだ。研究に打ち込みすぎて恋愛を後回しにしてきた人も少なくない。この記事では、そんな研究者の婚活事情と、幸せなパートナーシップに向けたヒントを探ってみたい。 ① 研究者はなぜ婚活に苦戦しやすいのか? まず、研究者が婚活でつまずきやすい理由は大きく3つある。 ■ 出会いが少ない そもそも、研究室という環境が非常に閉じている。学生・院生・教員…関係性が固定されており、…

  • 研究者に向いている人とは?──向き・不向きを超えて

    「自分は研究者に向いているんだろうか?」 大学や大学院で研究に関わり始めた多くの人が、一度は抱く疑問だ。論文が読めない。実験がうまくいかない。周りと比べて理解が遅い気がする──そうした焦りの中で、「自分には向いていないのかもしれない」と不安になる。 けれど実際、研究者に向いている人とは、どんな人なのだろう?この記事では、“才能”や“頭の良さ”とは違った観点から、研究に向いている資質や態度について考えてみたい。 ①「なんで?」を止められない人 研究の原動力は、突き詰めれば好奇心に尽きる。 「なぜこうなるんだろう?」「他の人は気にしてないけど、ここが気になる…」 こうした“ささいな疑問”に気づける…

  • 研究者に必要な“感性”をどう磨くか?

    研究者というと、論理やデータを重視する“理詰めの人”という印象が強い。確かに、仮説を立て、実験し、検証するそのプロセスには論理的思考が欠かせない。 しかし、本当に優れた研究者は、感性が豊かだ。 その感性とは、芸術家のような感受性や直感、あるいは他者の視点に立つ柔軟性など、決して「数字では測れない力」のことだ。この記事では、研究者にとっての「感性」とは何か、そしてそれをどう磨いていけばいいのかを考えてみたい。 感性とは“気づく力”である まず、研究者にとっての感性とは、**「違和感を察知する力」や「そこに問いを見出す力」**だ。 例えば、「なぜこの反応だけ異常な収率を示すのか」「なぜここで細胞が…

  • 研究者にはなぜ“変な人”が多いのか?

    「研究者って、変わってるよね。」 理系の研究室に所属していると、これを一度は誰かに言われる。いや、何度も言われる。自分でもなんとなく気づいている。周囲を見渡すと、確かに“普通”という言葉では片付けられない人物が多い。 深夜まで誰とも話さずに実験を続ける人、同じ服を毎日着ている人、唐突に数式を書き出して止まらなくなる人…。たまに「この人、本当に人間か?」と疑いたくなるようなエピソードにも出くわす。 でも、なぜ研究者には“変な人”が多いのだろう? 世界に対して独自のチューニング 研究者という職業は、好奇心を持って世界を深く探究する仕事だ。だからこそ、世の中の“当たり前”や“常識”に対して無意識のう…

  • 【徹夜実験日記】研究室に泊まった夜、僕は試薬と会話した

    こんにちは、元有機合成系大学院生のものです。 今回は、僕が初めて研究室に泊まりこんだときの話をしようと思います。 理系の大学院生なら、一度はやったことがあるであろう「研究室お泊まり」。徹夜で実験して、研究室のソファで仮眠して、朝を迎えるあの独特の時間――。それは苦行であり、時に儀式であり、そしてちょっとだけ青春です。 ■なぜ泊まったのか?きっかけは「収率10%」 ある日、僕は数週間かけて合成していた中間体の収率が**まさかの10%**だったことに、膝から崩れ落ちました。 「あれ?反応条件ミスった?」「ていうか TLCでスポット出てたのに…?」 何度も再確認してみると、加熱時間が足りてなかったこ…

  • 【実験室の悲劇】アセトンがささくれに染みた話|理系学生あるある

    こんにちは。某大学院で有機合成の研究に没頭していたものです。 今日は、有機合成系の人なら一度は経験しているであろう、**「アセトンがささくれに染みた事件」**について語らせてください。 ほんと、些細な出来事なんです。が、それは突然やってくる。まるで、油断してたところに突然やってきた中間発表のように。 ■その日、僕は普通に実験していただけだった いつも通り朝9時。眠気まなこで研究室に入り、白衣を羽織ってグローブをはめる。NMRサンプルを溶かすため、重クロをシュッとピペットで吸い取っていたんです。 そのとき。 左手の人差し指に、ピリッとした痛み。 あれ?と思ってグローブを外してみると、指先に立派な…

  • 【理系院生向け】研究室生活で彼女をつくるには?孤独な実験室から恋愛を始める方法

    こんにちは、某大学院の有機合成研究室に所属していたものです。 突然ですが、研究室生活ってめちゃくちゃ出会いが少しくないですか? 毎日朝から晩までフラスコ振って、NMR取って、論文読んで、気づいたら夜の10時。恋愛どころか、人と会話した記憶すらあいまい…。そんな僕が、**「研究室生活でも彼女を作るにはどうしたらいいか?」**を本気で考えてみたので、同じ境遇の人に届いてほしいです。 ■理系研究室は恋愛砂漠?実態をまず分析 まず現実を直視しましょう。理系研究室には恋愛を阻む要素が山ほどあります。 男女比が偏りすぎ:僕の研究室は男9:女1。実質ゼロ。 時間がない:平日はもちろん、土日も実験が入ることが…

  • 【研究室あるある】臭い試薬の匂いをまとって電車に乗った夜

    大学院で有機合成の研究をしていると、日常が少しだけ世間とはズレていく。夕焼けの美しさよりもTLCのバンドの方が気になったり、寝る前にふと「今日の収率、あれで良かったのか…」と自問自答したりする。そして時には、知らず知らずのうちに“科学の痕跡”をまとって帰宅してしまうこともある。 今日は、そんな「研究室あるある」の中でも、誰もが一度は経験する(?)“臭い試薬”の話をしたい。 あの日、試薬は僕にまとわりついた その日は夜遅くまで実験をしていた。目的は、ある複雑な芳香族化合物の合成。反応に使うのは「チオール系化合物」。化学をかじったことのある人ならピンとくるだろう。そう、あの地獄のような臭いで有名な…

  • 【目は2つしかない】有機合成研究者が語る、保護メガネの話

    こんにちは。有機合成を研究しているものです。 「白衣は着るけど、保護メガネはまあ…いいかな」「メガネしてるし、それでOKでしょ?」 ちょっと待った。それ、本当に大丈夫ですか? 目は、失ったら戻らない臓器です。化学実験において、保護メガネは“面倒くさいけど絶対に必要”な装備。今日はそんな保護メガネについて、真面目に・でも現実的に語っていきます。 ■ なぜ保護メガネが必要なのか? 有機合成は「目に飛ぶリスク」がいっぱい 濃硫酸や塩酸などの強酸 ナトリウムや有機金属の激しい反応 加圧反応中に噴き出す溶媒やガス ロータリーエバポレーターでの突沸 こうした危険が目にダイレクトに向かってくる可能性がありま…

  • 【そのインナー、燃えませんか?】実験するときに白衣の下に何を着るか問題を真剣に考える

    こんにちは、有機合成をやっているものです。 今日のテーマは**「白衣の下に何を着るか?」**地味ですが、これは地味に命に関わる大問題です。 「え、そんなのTシャツでしょ?」「私服のまま白衣着てるけど」……ちょっと待ってください。それ、本当に安全ですか?快適ですか?実験室という特殊な空間では、服選びにも気を遣うべきなんです。 というわけで今回は、安全性・機能性・快適性・洗濯性の観点から、「白衣の下に着るべき服」について2000字ぐらいマジで語ります。 ■ なぜ“白衣の下”が重要なのか? 白衣を着てるから大丈夫、と思っていませんか?実際、白衣だけではすべての危険から身を守れません。 強酸や有機溶媒…

  • 有機合成やってると、手がカサカサになるって話

    有機合成の実験をしていると、よくこう思いませんか? 「あれ?この手、もはや理科室の備品じゃない?」「冬じゃないのに手が粉ふいてるんだけど…」 そう、有機合成研究室に所属してからというもの、手荒れが止まらない!今回はそんな“地味にキツい”けど誰も教えてくれなかった、有機合成と手のカサカサ問題について語ります。 手が荒れる主な原因は「有機溶媒」 有機合成では、日常的に有機溶媒を扱います。ジクロロメタン、エーテル、ヘキサン、アセトン、THF…。どれも反応や抽出、洗浄に使われる基本的な溶媒ですが、皮脂を容赦なく奪っていくんです。 特にアセトン。ガラス器具の洗浄に多用されるので、触れてないつもりでも、グ…

  • 有機合成研究室の大学院生、お金がない日々のリアル

    「学生なんだからお金がないのは当たり前でしょ」 確かにそうかもしれません。でも、有機合成研究室の大学院生には、その“当たり前”を超える過酷さがある気がするんです。今回は、そんな「お金がない大学院生のリアル」について、思い出しながら、少し赤裸々に書いてみようと思います。 収入はTAとちょっとしたバイトのみ 私の月の収入源は、主にTA(ティーチングアシスタント)としての謝礼と、たまにある学部生実験の手当て。合わせて月に1~3万円程度。それ以外は基本ゼロ。 外でバイトをする時間なんてありません。朝から晩まで実験、夜にはデータ整理、週末も装置のチェックで大学へ。下手に外でバイトを入れようものなら、実験…

  • たくさんの論文を読むテクニック

    研究を進める上で「論文を読むこと」は避けて通れません。とはいえ、世の中には無数の論文が存在し、全てに目を通すのは到底不可能です。特に博士課程や修士課程に入ったばかりの頃は、「何から読めばいいのか」「どう読めば効率がいいのか」と途方に暮れることもあるでしょう。今回は、私が実践してきた“論文をたくさん読むためのテクニック”について、紹介していきます。 1. 読む論文を「選ぶ」力を身につける まず大切なのは「全部読まなくていい」という前提を持つこと。論文の海に飛び込む前に、自分にとって本当に必要な論文は何かを見極める力が求められます。 たとえば以下のような基準で絞り込むとよいでしょう: 直近5年以内…

  • 博士号を取ってからの気持ちの変化

    博士号取得というのは、長く厳しい道のりの一区切りであり、多くの人にとって人生の大きな目標のひとつだと思います。私も例外ではなく、「博士号を取る」ことを目指して学部時代から研究に打ち込み、幾度も失敗と挫折を経験しながら、ようやくその肩書きを手にしました。けれど、いざ「博士(Ph.D.)」になったとき、心の中で感じたのは達成感というより、奇妙な空虚さと、これから何を軸に生きていけばいいのかという戸惑いでした。 「肩書き」から「自分」へ 博士号を取るまでの自分は、「博士になること」が自己定義の一部でした。「研究者になるため」「論文を出すため」「認められるため」という目標に沿って日々を過ごし、その目標…

  • 「みんな結婚していく…」大学院生の私に忍び寄る焦りとモヤモヤの正体

    ◆ 研究に追われる日々。でもSNSは結婚報告ラッシュ 大学院に進学して2年目。毎日研究室に通い、実験と論文に追われる日々を送っています。それなりに充実しているし、自分で選んだ道だから後悔はしていない——はず。 でも、ふとSNSを開くと…結婚式の写真、婚約指輪、家族が増えましたの報告。 「また誰かが結婚したんだ…」スクロールする手が止まり、心のどこかがざわつく。 ◆ 私の人生、遅れてるの? 学部卒で就職した友人たちは、もう立派な社会人。そのうちの何人かはパートナーと一緒に暮らし始め、家庭を築いています。 一方の私は、まだ学生。収入も不安定、将来も見えにくい。恋愛の余裕すらない。正直、比べたくなく…

  • 大学院の研究室生活で元気に過ごす7つのコツ

    ~燃え尽きないために、ちょっとした工夫を~ こんにちは。今回は、大学院で研究に追われる日々を少しでも楽に、そして元気に乗り越えるためのコツを紹介します。 実験や論文、学会発表に追われていると、心も体も疲弊しがち。でも、ちょっとした意識や習慣の変化で、毎日の研究室生活はぐっと快適になります! 1. 毎日の「締め切り」をゆるく設定する 完璧を求めすぎず、「今日はここまでやればOK」と自分の中でのゴールを決めておくと、達成感が得られて精神的に楽になります。特に有機合成は思い通りにいかないもの。計画通りじゃなくても自分を責めないで! 2. 研究以外の「スモール成功体験」を持つ 料理、運動、読書、ブログ…

  • 博士課程に進まず、修士で就職した理由 〜研究室生活がしんどすぎた話〜

    「博士行かないの?」「もったいないよ!」修士課程の終盤、周囲から何度となくこう言われました。確かに、研究は嫌いではありませんでした。うまくいったときの達成感や、未知に一歩近づいた瞬間のワクワク感、それは確かにありました。 でも、私は博士には進まないと決めました。理由はシンプルです。研究室生活が、しんどすぎたから。 朝から晩まで研究漬けの日々 修士に入ってからの生活は、想像以上でした。朝から晩まで研究。装置のトラブル対応、実験データの山、進まない論文、うまくいかない反応、そして週一の進捗報告に怯える毎日。うまくいけば「次は?」、うまくいかなければ「なぜできない?」。 心が休まる時間がほとんどあり…

  • 試薬は語る──市販試薬との上手な付き合い方

    こんにちは。有機合成を専門とする製薬会社の研究員です。今日は少しマニアックなテーマかもしれませんが、「市販試薬との付き合い方」についてお話ししたいと思います。 化学実験のほとんどは、市販試薬から始まります。便利で、簡便で、手間いらず。特に学生時代は、ボトルを棚から取り出してそのまま使うのが当たり前だったかもしれません。 しかし、プロとして有機合成を扱うようになると、「市販試薬にも個性がある」ことを痛感します。ロットによる違い、保管状態の影響、不純物の存在──それらを無視していては、再現性の高い反応は組み立てられません。 今日は私が普段試薬とどう付き合っているのか、そしてどんな点に気を付けている…

  • 感性を磨く化学者であるために

    こんにちは。私は製薬会社で有機合成の研究に携わっている研究員です。日々の業務では、新薬の候補となる化合物を設計し、実際にそれを合成する仕事をしています。合成の現場では、科学的な論理や知識だけでなく、「化学者としての感性」が問われる場面が意外と多いものです。 今回は、私が日頃の研究活動の中で「化学者としての感性」をどのように意識して磨いているか、少しお話ししてみたいと思います。 感性とは何か?理屈では測れない「違和感」を拾う力 「感性」という言葉は抽象的ですが、私にとってそれは「小さな違和感をキャッチする力」です。たとえば、ある反応で生成物の収率がなぜか低いとします。そのとき、「まあこんなものか…

  • 全合成漬けの日々、その中で迎える“奇跡の1日”──日曜日の過ごし方

    こんにちは。元・有機合成研究室所属、現・ベンチャー研究職の会社員です。今回は、学生時代──特に全合成という重たいテーマを抱えていた研究室生活の中で、唯一の「休日」だった日曜日について振り返ってみたいと思います。 平日は実験、実験、実験……「合成系って休みあるんですか?」と聞かれることもありますが、正直に言うと、「ほぼない」です(笑) でも、そんな中でも、日曜日だけは何があっても休むと決めていました。その理由と、どんな風にその1日を過ごしていたか。疲れている今のあなたにとって、何かの参考になれば嬉しいです。 「何もしない」のが一番むずかしい日 まず前提として──休みとはいえ、日曜日の朝、目覚めた…

  • 実験がうまくいかない。それでも手を動かし続ける理由

    こんにちは。ベンチャーで研究職をしている会社員です。今回は、学生時代に私が全合成研究で「実験に完全に詰まったとき」の話をしようと思います。 全合成はとにかく長くて地味で大変な研究です。きれいな合成ルートが思い通りに進むことなんて、ほとんどありません。失敗の連続。再現性なし。何が悪いかもわからない。 でも、そんなときにどうやって立ち直ったか、どんな風に考えて乗り越えたか。今、つらい思いをしている学生さんに、少しでも届けば嬉しいです。 3か月、まったく進まなかった 研究室に入ってしばらく経った頃。私は、天然物の中間体の合成で「環化反応」を試みていました。文献どおりの条件でやっても、うまく反応が進ま…

  • 「なんで全合成なんかやるの?」って聞かれたから、本気で答えてみる

    こんにちは。現在はベンチャーで研究職として働いている社会人です。でも、今日は学生のみなさんに向けて、少し昔話をしながら「なんで自分が“全合成”という研究分野に惹かれたのか」について語りたいと思います。 有機合成の中でも、全合成ってめちゃくちゃ地味で、めちゃくちゃ泥臭くて、でも最高にかっこいい分野なんです。この記事が、少しでも皆さんの研究選びや将来へのヒントになれば嬉しいです。 最初は「化学って暗記でしょ?」って思ってた 正直なところ、大学に入るまでは有機化学が大の苦手でした。構造式の名前をひたすら覚える、反応パターンを丸暗記、試験前に「求核剤?え、なんだっけそれ」って焦る……そんな感じ。 でも…

  • 「なぜ全合成を志したのか」——構造式の向こう側に見えた世界

    こんにちは。普段はベンチャーで研究開発に携わっている会社員です。日々、医薬品の候補化合物の評価やスケールアップ、最適化に向けたプロセス開発を行っています。 そんな中で、今でもふとしたときに思い出すのが「全合成研究に夢中だった日々」です。本日は、なぜ私が有機合成化学の中でも“全合成”という分野に惹かれ、志すに至ったのか。社会人になった今、その情熱がどう変化したのかについて、少し綴ってみたいと思います。 有機化学は「暗記科目」だった 正直に言えば、大学に入る前、有機化学は私にとって“苦手科目”の一つでした。高校化学の範囲でさえ、構造式と名前の暗記に終始し、そこに面白さや意義を見出すことができません…

  • 【人間関係で詰まないために】研究室で生き延びる“対人スキル”5選"

    こんにちは、東大論文博士@創薬化学研究者です。反応が詰まるより、人間関係が詰まる方がしんどい時、ありませんか? 研究室って、なんだかんだで小さな社会。10人前後の閉鎖空間に、学生・助教・准教授・教授というヒエラルキー。うまく立ち回らないと、実験以前に心が摩耗します。 今日は、そんな環境で“無理なく・嫌われず・沈まず”生き延びるための対人スキル5選をまとめました。※媚びるんじゃなくて、安全にやり過ごす術です。 ① 「ありがとうございます」「すみません」のゴールデンセットを習得せよ これだけは最初に覚えてください。マナーではなく、防御魔法です。 試薬を借りたとき:「ありがとうございます!」 洗い物…

  • 【ガチで詰んだらこれやれ】研究で詰んだときに“物理的に回復する”10の方法

    こんにちは、薬科学博士のものです。 「試薬は高いし、反応はいかないし、教授はデータまだ?って言うし」そんなとき、心も体もズタボロになりますよね。 今日は、そんな「詰みフェーズ」に突入したときに、**まず頭より体を立て直す物理的回復術を10個紹介します。思考が止まったら、まず体から回復しましょう。脳みそに酸素を届けろ。 ① シャワーじゃなくて“湯船”に10分浸かれ もうこれは鉄板。ぬるめの湯で10分、黙って浮かぶ。交感神経ブレーキ→副交感神経スイッチオン。血流が戻ってきて、なぜか次にやるべきことが1個だけ浮かんでくる不思議。 ② 床に寝て天井を見る【30秒でOK】 椅子で固まってると、脳が“危機…

  • 【研究に疲れた君へ】心がすり減ったときに読み返したい、たった3つの言葉

    こんにちは、有機合成を専攻していた博士です。実験に追われて、結果が出なくて、なんのためにやってるのかわからなくなる。そんな日、ありませんか? 私はあります。つい昨日も、フラスコが割れました。進捗ゼロのまま、夜になり、ふと窓の外を見たときに思いました。 「こんな日、研究やめたくなるな」って。 そんなとき、自分の心をそっと支えてくれる言葉たちがあります。今日は、疲れたときに読み返してほしい“3つの言葉”を紹介します。 ① 「うまくいかないことは、うまくいっていないというデータである。」 ある日、失敗ばかりの実験ノートを眺めながら、恩師に言われた一言です。「これは失敗じゃない、“うまくいっていないと…

  • 【落ちたら終わり?いや、全然】学振に落ちても死なないメンタルの保ち方

    こんにちは。有機合成の研究室で大学院生活を送っていたものです。 この時期、学振(特別研究員DC1/DC2)の採否通知が届いて心が揺れた人、多いんじゃないでしょうか?合格した人、おめでとうございます。本当にすごい。でも、この記事は「落ちた人」に向けて書いています。 僕も、一度目は普通に落ちました。でも、生きてるし、研究続けてるし、ちゃんと論文も出したし、たまには焼き鳥も食べられてます。 そんな経験から、「学振に落ちても死なない」どころか、「むしろそれが転機だった」と思えるようになるまでの考え方とメンタルの整え方を共有します。 ① まず言いたい:学振は「人生の全て」ではない これはよく言われるけど…

  • 【有機合成大学院生のリアル】金欠でもなんとかなる、研究生活やりくりテクニック!

    こんにちは、有機合成を専門にしているものです。研究に追われる日々、ふと気づけば財布がスカスカ、口座の残高も「…これは錯視?」という状態、よくありますよね。 そんな金欠の日常を、それでも楽しく、健康的に(そこそこ)やりくりするテクニックを今回は紹介します! ① 食費は“研究室の恩恵”を最大限活用 ● 学会・研究会後の残り物は宝の山 研究室の冷蔵庫にたまに出現する「ケータリングの余り」や「差し入れのお菓子」たち。タイミングを逃さず狙えば、夕飯一食分浮きます。後輩が知らないときはさりげなく教えてあげましょう(徳も積める)。 ● ストック飯のすすめ:1日1回は「研究飯」 ごはん(炊飯器常備のラボなら勝…

  • 【夜のラボにて】深夜実験に宿るロマンと静寂の美学

    こんにちは、有機合成を専門にしているとある博士です。今日は、ちょっと変化球なテーマ。「深夜に実験をするロマン」について書いてみたいと思います。 ◆ 静寂のラボにひとり 夜、時計の針が日付をまたぐころ。明かりの消えた研究棟の廊下を抜け、ラボのドアを開ける。そこに広がるのは、誰もいない、静かな世界。 換気扇の低い音と、オイルバスの揺れるリズム。エバポレーターのかすかな回転音。昼間は人や声で満たされていた空間が、まるで別物に感じられる。 この「静けさ」に包まれて行う実験には、独特の集中感と高揚感があるんです。 ◆ 深夜にしか得られない“時間” 昼間は電話、打ち合わせ、後輩の質問、装置の取り合い…。ど…

  • 【有機合成Tips】固体試薬を天秤で量るときの注意点まとめ

    こんにちは、有機合成を専門にしているとある博士です。今回は、日々の実験で避けては通れない「固体試薬の秤量」について、基本だけど意外と見落としがちな注意点をまとめました。これから研究を始める学部生や修士1年の方にも役立つ内容だと思います! 1. 秤量前の準備:クリーンな環境を整える 秤量精度を保つため、ドラフトの外で作業するのが基本です(吸湿性・毒性のある試薬を除く)。天秤周辺に粉が舞うと静電気や風によって数値がブレるので、作業台は常に清潔に。また、秤量皿やスパチュラは乾いていて清潔な状態かも必ず確認しましょう。 2. 容器の選び方と取り扱い 薬包紙ではなく、容器で試薬を量るときの話です。試薬の…

  • 試薬と終電と、私の大学院生活 ー 有機合成研究室のリアル

    「終電って、何時だっけ?」大学院時代、有機合成の研究室に所属していた私にとって、それは冗談ではなく、文字通りの疑問だった。 夜10時、フラスコの中に夢を見る 私の研究テーマは、有機触媒を用いた不斉合成反応の開発だった。論文で見ると数行で済む反応条件の最適化が、どれほどの手間と試行錯誤の積み重ねによって成り立っているかなんて、研究者にしかわからない。 「前回は収率48%。じゃあ、今回は溶媒を変えて……温度も少し下げてみるか。」 反応を仕掛けてから数時間待って、ワークアップして、TLCでチェックして、分液して、濃縮して、精製して、NMRで確認。時計を見ると、すでに午後10時を回っていた。隣では、後…

  • 社会人として論文博士を取得して得た“本物の自信”

    「働きながら博士号なんて、現実的じゃないよ」数年前、ある人にそう言われたことを、今でも覚えている。 確かに、論文博士は、孤独で険しい道だった。だが、私はその道を選び、博士号を取得したことで、何よりも大きな“確信”と“自信”を得ることができた。 社会人の研究は「孤独」から始まる 課程博士と違い、論文博士は基本的に研究機関に所属せず、個人で成果をまとめる。研究指導の枠組みも薄く、自分のペースで進めなければならない。 私はフルタイムで働きながら、平日の夜や休日を使って研究を進めた。指導教授はいたが、月に1回程度のフィードバック。実験計画も論文執筆も、ほぼすべて自分の責任だった。 正直、何度も心が折れ…

  • 論文博士の取得はなぜこんなに大変なのか? 実体験をもとに語ります

    こんにちは。今日は、私自身が経験した「論文博士(いわゆる課程博士ではなく、論文のみで学位を取得する方式)」の取得の大変さについて、率直に書いてみたいと思います。これから論文博士を目指す方、または学位取得の実態に興味がある方の参考になれば幸いです。 論文博士とは何か? まず簡単に説明しておくと、「論文博士」とは、大学の博士課程に所属せずに、自力で研究を行い、論文を提出して博士号を取得する制度です。日本では「ペーパードクター」とも呼ばれます。 一見、自由なようで魅力的に思えるこの制度。しかし、その裏には想像以上の困難があります。 ランキング参加中博士号取得を目指す学生のためのグループ 大変な理由1…

  • ITパスポート取得が仕事に与えた意外なメリット

    私は数年前に、ITパスポート試験に合格しました。情報処理系の国家資格としては初級の部類に入りますが、実際に取得してみて、その知識が想像以上に仕事に役立つことを実感しています。今回は、その具体的な効果についてお話ししたいと思います。 私の職種は研究職、ケミストで、ITとはあまり関係がないように見えるかもしれません。しかし、近年ではどの業界でもデジタル化が進み、ITの基礎知識はもはや「専門職だけのもの」ではなくなっています。ITパスポートを通して、ITの全体像を俯瞰できるようになったことで、社内外とのコミュニケーションが格段にスムーズになりました。 例えば、社内のIT部門との打ち合わせでは、以前は…

  • 【論文博士】取ろうと思ったらコレを参考にすべき!

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2021年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【論文博士】論文博士取り方完全マニュアル!

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2021年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 論文博士と課程博士の比較をChatGPTに聞いてみた!

    論文博士と課程博士の費用については以前比較しました。 今回はそれ以外の点について考えたいと思います。 また今回はChatGPTの力を借りて記事を構成しております。 変な文章があるので、そこは自分でファクトチェックしてください(笑) 学問的な焦点と目的 論文博士 研究に基づく学位で、新しい知識を生み出すことが主な目的です。学術的な研究とその成果を通じて、専門分野における理論や実践の深い理解を追求します。 課程博士 専門職業に焦点を当てた学位で、実務や実地経験に基づく問題解決能力の強化を目的とします。産業界や実務での適用可能なスキルや知識の獲得が重視されます。 研究手法とアプローチ 論文博士 独自…

  • 【論文博士】論文博士取り方完全マニュアル!

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2021年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【書籍】有機反応機構の書き方 第2版: 基礎から有機金属反応まで

    反応機構描けるようになる本 大学の有機化学で躓きやすいのが、反応機構のところ。 高校化学では扱わない内容で、なんでこうなるのっていうところがたくさんある。 だから、たくさんの反応の型みたいなのを身に着けて、ある程度は暗記しなければならない。 それを手助けしてくれるのがこの本。 これは、The Art of Writing Reasonable Organic Reaction Mechanisms,3nd ed.の翻訳書であり、奥山先生が翻訳しています。 どのような有機反応に出合っても合理的な反応機構が書けるようになるための書であり、読者対象は初学者ではない有機化学を学ぶ人。 “反応機構は出発…

  • 【書籍】いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集

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  • 【論文博士】論文博士取り方完全マニュアル!

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2021年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【書籍】ドラマチック有機合成化学:感動の瞬間100

    ついに出た! ドラマチック有機合成化学!! みなさん、参考書を購入する時って教科書的なものばかりになっていませんか? 確かに知識をためこむのも良いのですが、モチベーション向上につながる本って定期的に読んでいますでしょうか? (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.g…

  • 【論文博士】取得までの過程 取り方完全マニュアル!

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2021年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【論文博士】論文博士号取得支援事業、こんな制度あるのか!

    支援事業とは? 皆さん、実は論文博士取得に支援事業があることを知っていますか? 最近になってこの制度を知ったのですが、あまり周知されていないと思いますので解説します! 独立行政法人日本学術振興会がこの支援を行っているのですが、そのHPによると以下のように記載されております。 ”論博事業は、アジア・アフリカ諸国の優れた研究者が、日本の大学において大学院の課程によらず論文提出によって博士の学位を取得できるように支援するプログラムです。” 論文博士号取得希望者に対する支援事業|日本学術振興会 (jsps.go.jp) .....んっ? 日本ってアジアに含まれるから日本人は対象だよね? と思いましたが…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2020年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【書籍】TOEIC900点を突破した時の参考書3つ

    TOEIC900点を超えた! 英語の試験で一番有名なのはTOEICですね。 就活でも受けておけば履歴書に書けて有利です。 私も就活の時に必死に勉強して、履歴書に書ける点数をとることができました↓ 今までに5回くらい受けましたが、5回目にやっと900点を超えることができました! 元々、英語は得意ではない私がここまでスコアを上げられたのは、良い参考書に出会えたからだと思います。 その時に私が使用した参考書を紹介します! TOEIC攻略に必要な参考書はコレだ! ①TOEIC公式問題集 これは定番中の定番ですね。TOEICの公式問題集で、模擬試験となっております。正解数から予測スコアを出せるので、自分…

  • 【書籍】論文図表を読む作法

    今までこんな本なかった! この本は「はじめて出会う実験&解析法も正しく解釈!生命科学・医学論文をスラスラ読むためのFigure事典」とサブタイトルが付いていますが、一言で表すとタイトル通り 論文図表を読む作法 の本になります。 私は「作法」というものは茶道のようなおしゃれな習い事にのみあるものだと思っていましたが、論文の読み方にも「作法」ができる時代になりました(笑) (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript…

  • 【英語】TOEICのスコアを伸ばそう

    TOEICって必要? 皆さんTOEICを受験したことがありますでしょうか? 就活の時にアピールポイントになりますし、会社に入ってからでも英語学習の成果を数値化することができます。 TOEICを受けたことがある人はたくさんいると思いますが、 「皆さん、どのように勉強していますでしょうか?」 私は自分で参考書を買って、独学するスタイルを続けていたのですが、この学習法はモチベーションの維持が難しかったり、分からない部分が出てきたときに、解決することができないことが多いです。 そこでオススメなのが、桐原書店のオンライン学習サービス 「KIRIHARA Online Academy」です。 皆さんなら桐…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2020年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2020年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【書籍】TOEIC 公式問題集8

    就活のためにもTOEICを受けよう 英語の試験で一番有名なのはTOEICですね。 就活でも受けておけば履歴書に書けて有利です。 私も就活の時に必死に勉強して、履歴書に書ける点数をとることができました。 TOEICは問題に慣れることだけで点数がかなり上がります。そこでオススメの本がコレ↓ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2020年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。

  • 【書籍】有機化学1000本ノック 立体化学編

    化合物の立体化学 みなさん、立体化学の勉強はしていますでしょうか? この炭素はRかSなのか? ぱっとわかりますでしょうか? 前回有機化学1000本ノック 反応機構編を紹介したと思いますが、 【書籍】有機化学1000本ノック 反応機構編 - 東大論文博士@創薬化学研究者(メドケム)のブログ (hatenablog.com) 今回は、「有機化学1000本ノック 立体化学編」について紹介します。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.cu…

  • 【書籍】有機化学1000本ノック 命名法編

    化合物の名前 みなさん、命名法の勉強はしていますでしょうか? テストの時だけは猛勉強して覚えていたとしても、いざ研究室に配属されたときに... 「あれっ、この試薬瓶に書いてある名前から構造が思い浮かばない!」 ってみたいなことになっていませんか? 前回有機化学1000本ノック 反応機構編を紹介したと思いますが、 【書籍】有機化学1000本ノック 反応機構編 - 東大論文博士@創薬化学研究者(メドケム)のブログ (hatenablog.com) 今回は、「有機化学1000本ノック 命名法編」について紹介します。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliat…

  • 【論文博士】どの大学で取得しても同じなのか?

    どの大学で取っても同じなの? とある日、会社にて... 先輩「論文博士ってどこの大学で取っても同じでしょ」 俺「そうですね、学歴になりませんしね」 俺の本心「....でもほんとうにそうか?」 確かに、学歴にはならないからどこでとっても同じっぽいけど、大学によって試験や口頭諮問って異なるからひとまとめに同じにしてほしくない。 取得までの試験 東大の場合 論文博士を東大で取得する場合以下の試験がありました。 ① 学力試験(創薬化学+有機化学) ② 口頭試問(副査4人、zoomで1時間、1対1) これらの試験は大学によって内容が違うのではと考えています。 学力試験 私の場合、創薬化学と有機化学の試験…

  • 【書籍】Organic Synthesis Strategy and Control

    ウォーレンの実践版! 皆さん、有機化学を学んでいる方ならウォーレン有機化学はもちろん読んでいますよね? ウォーレン有機化学については以前紹介させていただきました↓ muscle-phd.hatenablog.com 今回紹介するのは、そのウォーレン実践編の 「Organic Synthesis Strategy and Control」 です! この本そもそも知っていますか? 洋書なので本屋で出くわすことはないと思います (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.cu…

  • 【論文博士】保存版! 論文博士大学別まとめ

    禁断のまとめ 大学別の論文博士の紹介ページをまとめました! こんなまとめ他にはないと思います。 各大学につき、一つの学部についてリンクを載せています。 ご希望の学部ではないかもしれませんが、どのような手順で進めるのか参考程度に覗いてみてもらえればと思います。 学部は大学によって異なっていますので、ご自身の希望される学部をお探しください。 調査していて気づきましたが、大学のHPに載っていない学部もあります。詳細を知りたい方は各大学にお問い合わせください。 この論文博士の情報ってあまりオープンにしてはいけないのですかね? 調べてもあまり出てこない.... だからまとめたんですけどね(笑) 大学別!…

  • 【論文博士】将来この制度はなくなるのか?

    文部科学省の見解 論文博士ですが、 「いずれこの制度はなくなってしまうんじゃないの?」 と思っている方もいらっしゃると思うので、文部科学省の見解について解説していきたいと思います。 円滑な博士の学位授与の促進 文部科学省のHPに「円滑な博士の学位授与の促進」というものがあります。 その内容によると、 課程制大学院制度の趣旨の徹底を図るとともに,博士の学位の質を確保しつつ,標準修業年限内の学位授与を促進する。 【具体的取組】 各大学院における円滑な学位授与を促進するための改善策等の実施(学位授与に関する教員の意識改革の促進,学生を学位授与へと導く教育のプロセスを明確化する仕組みの整備とそれを踏ま…

  • 【英語】NOVA vs レアジョブ

    英会話って必要? 皆さん英語の勉強はしていますでしょうか? 理系で大学院まで通っている方なら英語で書かれた論文を嫌でも読んでいると思います。 読み書きは苦手ではない人が多いと思いますが問題は 「英会話」 ではないでしょうか? 英会話って必要ないと思っている人がいると思いますが、そんなことないです。 急に海外との共同研究が始まり、必要になることがあります。私自身そうでした。 必要になってから準備していては到底間に合わないので、日頃からの準備が必要です。 教室とオンラインの比較 私は英会話のオンラインスクールのレアジョブを6年、英会話教室のNOVAを2年経験しました。 その経験をもとにこの2つを比…

  • 【研究】保存版!有機合成に役立つリンクのまとめ

    有機合成で役に立つリンクをまとめました。 私自身、一つ一つのサイトをブックマークしてアクセスしていたのですが、とても非効率です。 このページをブックマークして、ここから各サイトにアクセスすると便利です! 合成反応データベース ODOOS:有機合成反応データベース ORGANIC SYNTHESES WEBSITE AND DATA BASE SciFinder Reaxys 論文検索エンジン PubMed Chemistry reference resolver Article Locator pKa Hans J. Reich’s Homepage: Bordwell pKa Table E…

  • 【論文博士】取得までの過程をまとめてみた

    論文博士取得までの道のりは、日記の様に纏めていますが、その全体像をコンパクトに纏めてみました。 詳細、当時の私の思いを知りたい方は各リンクを辿ってください。 ステップ1 教授へ論文博士のお願い 2017年 上司から論文博士を取らないか打診を受ける。 東大薬学部の教授に論文博士のお願いをする。 【論文博士】論文博士取得のきっかけ - 論文博士@創薬研究者のブログ ステップ2 論文投稿 2017~2019年 論文の書き方を勉強、試行錯誤して書いてみる。 2019年 1報目の論文執筆、投稿、アクセプト 2020年 2報目の論文執筆、投稿、アクセプト 【論文博士】論文書いたことない... - 論文博士…

  • 【書籍】革新的医薬品の科学

    洋書を只野先生が和訳 この本はInnovative Drug Synthesisを只野金一先生が訳した本になります。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id…

  • 【書籍】有機化学1000本ノック 反応機構編

    反応機構の勉強 みなさん、反応機構の勉強はしていますでしょうか? 昔は猛勉強して覚えていたとしても、だんだん忘れてきて 「あれっ、こんな簡単な反応の反応機構描けない、やばっ!」 ってみたいなことになっていませんか? 反応機構の問題集としては福山本が有名なことは以前このブログで紹介したと思います。 【書籍】人名反応に学ぶ有機合成戦略 - 論文博士@創薬研究者のブログ (hatenablog.com) 今回は、「有機化学1000本ノック 反応機構編」について紹介します。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] …

  • 【雑記】よいお年を!

    私の目標を達成! 皆さん一年間お疲れ様でした! 学生さんも、会社員の方もそれぞれ年初に設定した目標は達成出来ましたでしょうか? 学部生の方は院試に合格する 修士の方は就活で内定をもらう、博士に進学する 博士の方はアカデミックに内定をもらう 社会人は論文博士を取る、社会人博士を取る などなど、それぞれ目標があったと思いますがいかがだったでしょうか? 私は今年に絶対、働きながら博士号を取るという目標を立て達成する事ができました! また、その過程で得た論文博士の情報をブログにまとめるという目標も期中に設定し、なんとか形にする事ができました。 今は論文博士以外の内容が多いですが(笑) ブログなんて自分…

  • 【勉強】電車内勉強法

    電車は最高の勉強時間 以前始発で出社していることは記事にさせて頂きました。 【研究】始発出社のメリット - 論文博士@創薬研究者のブログ (hatenablog.com) その際、電車の中で論文を読んだり、読書したりしていますが、電車は最高の勉強時間と捉えています。 通勤時間、通学時間が長い人は損しているのではなく、意識次第ではめちゃくちゃ勉強できる時間を持っていると思います。 そこで大事になってくるのが 電車内でのポジショニングです。 皆さん自然と出来ていたり、当たり前の事になるかも知れませんが解説していきたいと重います。 電車での心得 ①どちらのドアが開くか覚えておく 路線によっては常に片…

  • 【研究】研究の効率を上げる最強マシン

    運動していますか? 皆さん研究だけではなく運動していますか? 研究は体力勝負のところが有りますので、日々の運動は重要だと考えています。 また単純に体が重かったら、実験スピードにも影響しますよね? でも運動する時間がない! って方のためにオススメの最強マシンを紹介します。 それはエアロバイクです。 エアロバイクの良いところ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.l…

  • 【研究】分子模型

    分子模型の思い出 みなさん、分子模型を使っていますか? 私は学生の時は良く使っていました。 当時は研究室で共用でしたので、D3の先輩が占領していて、残ったパーツでは天然物の部分構造しかできませんでした(笑) 苦い思い出です。 会社に入ってからはパソコンで分子モデリングソフトを使って描画していますね。 タンパクの構造も表示されますので、薬のデザインの場合はパソコンを使った方がいいですね。 タンパク質を分子模型では作れませんもんね。もし作るとしたら分子模型セットいくつ必要なんだろう? 数十万かかりそう.... 私が使用している分子模型 ①モルタロウ (function(b,c,f,g,a,d,e)…

  • 【論文博士】博士になって変わった事

    博士号取ったけれども 修士卒で社会人になり、そこから博士号を取った方にお聞きしたいですが 博士号を取って変わった事はなんですか? 私はこの問いに対して、ズバリ○○○と言うことができません(笑) 博士号を取っても仕事面で何も変わっていないし、活かすことがまだ出来ていません.... 現時点で変わったことといえば、自分に自信が付いた事くらいでしょうか? でもいずれ役に立つ日が来ることを私は確信しています。 博士号をどう活かすか ....それは留学、海外勤務です。 今まで修士の時は海外という選択がなかったけど、博士号を取得した今ではそれができる! 東大の論文博士でお世話になった教授にも言われたけど、 …

  • 【筋トレ】筋トレをブログの記事にする事への思い

    自分の筋トレに対する思い 唐突ですが実を言うと、当初このブログは筋トレネタをメインに書くつもりでした。 「筋トレ x 研究」をテーマに始めたところ、筋トレネタは誰も読んでくれなくて、みんな関心が無いことがわかりました(笑) そこで少し凹んで、自分の好きな筋トレネタを封印し、研究の記事を増やしていきました。 でも、やっぱり.... 筋トレネタを書きたい! 何故かというと筋トレには、メリットがたくさんあるから。 筋トレのメリット 私は↓の本を何回も読んでいます。 特にふさぎ込んでしまったとき、落ち込んでいるときに読むと、 「俺はなんて小さなことに悩んでるんだろう、悩む暇あったら筋トレしよう!」 っ…

  • 【書籍】創薬研究のための相互作用解析パーフェクト

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【研究】メドケムの1日

    製薬会社の研究員がどんな1日を過ごしているか気になる学生さん、同業者?がいると思うので紹介したいと思います! ただ、私は始発出社なので一般の研究者と時間がかなりずれている点はご了承下さい。 メドケムの一日(私の場合) 4:00 起床 朝ご飯はプロテイン。時短アイテムTop3の一つ。 朝は時間がないので、食事は一瞬で済ませたいけど、たんぱく質も取りたい! 手軽な菓子パン食べるよりも、体にいいと思います。 【筋トレ】プロテイン - 論文博士@創薬研究者のブログ (hatenablog.com) 4:50 家を出る 冬はこの時間めちゃくちゃ寒い。あと、この時間に外で誰かに会うことほとんどないから、人…

  • 【研究】始発出社のメリット

    皆さん、このブログでお伝えしている通り、私は製薬会社でメディシナルケミストとして働いています。 もう十数年働いてきて、自分の働き方のスタイルが固まっています。 色々試した結果、私がおすすめしたいのは... 始発出社です! 私は子供が生まれてから、始発で出社しています。 いつも朝はこんな感じです↓ 4:00 起床 4:50 家を出発 ちなみに朝ごはんは一瞬で済ませるためにプロテイン(笑) 【筋トレ】プロテイン - 論文博士創薬研究者のブログ (hatenablog.com) では、なぜ始発で出社するのかというと、メリットが大きいからです。 始発で出社するメリット 電車が空いている 早朝は実験装置…

  • 【論文博士】ダブルドクター

    「博士号を2つ持っている人」 ってたまに見かけますよね。 身近なところではクイズ王に博士号を複数持っている方がいたかと思います。 複数取ることは素晴らしいと思いますが、一つ一つの博士号の価値が落ちる気がしてなんかもったいないです。 博士号って「私の専門は○○です」ということを示す資格だと思います。 博士号を複数持っていると、専門がぶれてしまい、「いったいこの方は何の領域に強いんだろう」って思ってしまいます。 なので私は薬科学博士以外の博士号は取りませんw こんなこと宣言しなくてもいいか.... 博士号を2個取るなら、私は他の資格が欲しいです。 例えば... 薬剤師 弁理士 弁護士 行政書士 と…

  • 【効率化】ミラキャスト

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【論文博士】取得を考えている方へ

    私のブログでは主に論文博士について書かせて頂いておりますが、少しでも参考になれば幸いです。 このブログを見て論文博士を取ろうと思ってくれる方が出てくればめちゃくちゃうれしいです。 今回は論文博士の取得を考えている方に3つだけアドバイスさせてください。 ① そもそも論文書けるネタ持ってる? 今の会社の研究内容で論文が書けるかどうか考えてみて下さい。人によっては論文にできない研究内容を扱っている人もいるはず。いずれ、書ける研究内容に携われるはず....と思っていても、そんなに甘くはありません。書けないなら、社会人博士過程を考えて下さい。そっちのほうが確実です。 ② そんな甘くないけど覚悟はできてる…

  • 【雑記】30km歩いた...

    今回は論文博士でもなく、仕事についてでもなく、趣味の登山について書きます。 私の趣味は野球、筋トレに加えて登山があります。 コロナが落ち着いてきたということで、久しぶりに登山というかトレッキングに奈良まで会社の先輩たちと行ってきました。 最古の道という所で、所々に神社がありました。悩み事がたくさんある私はそのたびに、お賽銭をいれてお願いしました笑 全長30kmあるのですが、さすがに全部は歩かないだろうと思っていたら、制覇する感じになって、結局歩きました... 足はパンパンで、流石に翌日の仕事に影響が出ました。 あと、私以外の人がドラクエウォークをやっているのですが、 「あそこの金色の卵があるか…

  • 【論文博士】足の裏の米粒

    これ、博士号取ってみてよくわかりました... 足の裏の米粒って、すごく気になるけど取っても何も役に立たないですよね。 ゴミ箱にポイするだけw 同じように博士号もゴミ箱にポイッ♪とはしないけど、まだ役にたったことがないです。 博士号は足の裏の米粒を取るよりかは、とても大変で費用もかかります。 なので、日本においてもっと博士が優遇されて欲しいですね。 留学の時に威力を発揮するんですかね?

  • 【研究】考えないで考える

    「考えないで考える」 このタイトルの意味がわからない方多いと思います。 でも、こんな経験ありませんか? 例えば、合成経路を考える際にSciFinderを使ったり、本を見ながら考えてもなかなか良い案が思い浮かばないけど、「全然関係ない時にふと良いアイデアが思い浮かぶ」事ありませんか? 私は良くあります。 例えば、電車に乗っている時やお風呂に入っている時に 「これだっ!」 って良いアイデア思い浮かぶ事が多いです。 この現象って何なんでしょうね? でも一つ言えるのは、ただボーッとしていても思い浮かぶことはないし、良いアイデアを思い浮かばせるためには、それまでの「貯め」が必要だと思う。 つまり、合成で…

  • 【書籍】有機合成のための新触媒反応101

    有機合成のための新触媒反応101 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.a…

  • 【研究】自分が研究に向いているかどうか

    「果たして自分は研究に向いているのだろうか?」 これって、下記のときに考える機会が多いのではないでしょうか? ①理系に進んで研究室に配属されたとき ②就職活動をしているとき ③就職して研究職として働いているとき 私もこれに関してはよく悩みました... 特に研究室で実験し始めた頃は、失敗の連続で有機化学が全く楽しくなかったです。 しかも長時間実験していたので、体力、精神共にボロボロ。 こんなものを極めて、自分の職として良いのだろうかと考えたほどです。 しかし、今ではその見方が違います。 今思い返すと、学生の時は「完璧主義」だったと思います。 そもそも研究なんて絶対成功するなんてあり得ないことであ…

  • 【研究】試薬が飛んでいく...

    試薬が飛んでいく... このタイトルだけで内容が分かった方、同じ悩みを抱えていますね。 この時期は乾燥していて、天秤で粉の試薬の重さをはかろうとして、試薬瓶に薬さじをいれて、いざ瓶からだそうとすると... 「あれっ、薬さじの上に試薬がない」 学生の頃は、この現象がよく分かっておらず、自分がへたくそで、試薬瓶の中で粉が 薬さじの上から落ちてしまったのだと考えていました。 でもあれって、よく観察してみると、試薬瓶から薬さじを出そうとするときに... そう、「静電気」で一気に飛んでいってますよね! あれはめちゃくちゃイライラします。 ただでさえ、重さをはかるの面倒くさいのに、無駄な仕事増やしてほしく…

  • 【書籍】研究室で役立つ有機実験のナビゲータ

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【書籍】有機化学実験の事故・危険 事例に学ぶ身の守り方

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【書籍】使える!有機合成反応241実践ガイド

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【書籍】トップドラッグから学ぶ創薬化学

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【書籍】Drug-Like Properties: Concepts, Structure Design and Methods from ADME to Toxicity Optimization

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【研究】修士で就職するか、博士に進学するか

    理系で大学院の修士課程に進んでいる方なら、みんな考えると思いますが... 「修士卒で卒業するのか、博士に進学するのか」 というものは大きな問題かと思います。 就職だけを考えると、修士卒であれば研究職に就けます。 しかし、アカデミックに残る事を考えている人にとっては博士過程進学はほぼ必須です。 だからアカデミア志望の人は決断に困らないと思います。 問題は企業に就職しようと考えている人。 この方は、先ほど述べたように就職だけを考えれば博士号は必要ありません。 しかし....... とっておけば良かった...って思う事が度々訪れる思います。 例えば... ①留学に行かせてもらえない ②海外とのやり取…

  • 【論文博士】費用の総額はどのくらいか?

    論文博士を取得するための費用気になりますよね? 私が東大で論文博士を取得したときにかかった費用をまとめてみました。 審査料:150000円 (大学によって異なる) 博士論文製本代:30000円 交通費:60000円 合計:240000円 費用としては安いですが、論文博士取得ために使った時間がかなり多く、単純に費用だけの問題ではない気がする.... 比較として、東大、早稲田の博士課程の授業料を載せておきます。 東大 入学金:282000円 授業料:520800円×3年 合計:1844000円 早稲田(先進理工) 入学金:200000円 授業料:707000円×3年 演習料:約100000円 合計…

  • 【書籍】知っておきたい有機反応100

    知っておきたい有機反応100 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a;b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)};c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g,d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendC…

  • 【書籍】大学院をめざす人のための有機化学演習

    大学院をめざす人のための有機化学演習 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e…

  • 【論文博士】論文博士取得の過程で得られたもの

    論文博士取得の過程で得られたものはなんだろうと考えてみた。 博士号が取れたということは間違いないが、それ以外に得られた物を列挙する。 ① 論文を書く能力 ② プレゼンテーション力 ③ 専門分野に対する知識 ④ 深く考察する力 ここまではありきたりだが.... ⑤ 子育てしながら、論文博士取得を並行して行うタイムマネジメント力、気合い そして一番大きいのは.... ⑥ 自分に対する自信! ⑤、⑥が自分の中では大きいです。 これがあれば、どんな仕事でもうまくやっていけそうだと思う。

  • 【研究】就職活動を思いだす

    会社で就職活動が話題にあがったので、自分の就職活動についても振り返ってみたい。 化学が好き、物作りが好きということで、有機化学の全合成の研究室に入ったが、B4の時から製薬を目指していたと思う。 私の時は就職氷河期だったので、製薬、化学系メーカーに片っ端からエントリーシートを出していった。 そして、信じてもらえないかもしれないが合計100社にエントリーした。 100社にエントリーシートを出すとなれば、実験している余裕なんてなく、就職活動中は大学に行かない日もあったと思う。 教授には大分迷惑をかけた.... 最終的には運よく製薬5社から内定を頂いた。メドケムとプロセスの内定を頂いたが、興味のあった…

  • 【書籍】研究室ですぐに使える有機合成の定番レシピ

    研究室ですぐに使える有機合成の定番レシピ (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0]…

  • 【書籍】有機合成のためのフリーラジカル反応

    (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a] function(){arguments.currentScript=c.currentScript c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q []).push(arguments)}; c.getElementById(a) (d=c.createElement(f),d.src=g, d.id=a,e=c.getElementsByTagName("body")[0],e.appendChild(d))}) …

  • 【論文博士】論文博士の申込み方法

    論文博士を考えているけど、どうやって申し込めば良いのか分からない方は多いのではないでしょうか? 私も、そもそも論文博士というものは会社に入るまで知りませんでした。 会社に入ってみると、結構な人数の方々が論文博士を取っており、その存在を知りました。 申し込み方法ですが主に2つあると思います。 ① 公に論文博士を募集している大学に申し込む ② 関わりがある教授に論文博士のお願いをする ①の方は、例えば総合研究大学院大学があると思います。 https://www.soken.ac.jp/education/degree/ronpaku/ HPで募集を行っています。 ②の方は、出身研究室にお願いする場…

  • 【論文博士】論文博士の人数ってどのくらい?

    このブログで論文博士についていろいろ語ってきたけど、そもそも論文博士ってどの位いるのか気になったので調べてみた。 下に東大での令和2年度の論文博士取得者数を示したが、薬科学は12人。 他の分野と比べると多いですね。 引用元: 論文博士の取得者数 東京大学 (u-tokyo.ac.jp) 文系はゼロの分野もあります。文系の博士号取得って難しいっていいますもんね。 全体では79人。多いのか少ないのかわからん。 そこで日本の博士号取得者数について調べてみました。 H26の学校基本統計によると、毎年博士号取得者数の中で論文博士取得者が占める割合は 15-30% 程度でしょうか? 引用元: 平成26…

  • 【書籍】独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法

    独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない 人のための55の技法 今回は化学系の本ではないものを紹介させてください。 研究者にとって、論文を読んだり、教科書を読んで知識を付けることは大事だということはいうまでもないと思います。 しかし... 「どのように勉強するか」勉強したことありますか? どのように勉強するかはおそらく、小学校、中学校、高校で、学んでいく過程で自然と個人が身に着けていくものだと思います。 だからこそ、人によって方法がバラバラ。 ゆえに、大学に入ってから自分で学ぶスタイルに変わってからは、人によって、非効率な勉強法をしている場合には、知識量に大きな差が生まれてくるとおもい…

  • 【書籍】創薬科学入門 ―薬はどのようにつくられる?

    創薬科学入門 ―薬はどのようにつくられる? 本書は佐藤健太郎さんが書いた本です。あの「有機化学美術館」を立ち上げた方です。 基礎編では、創薬の基礎知識をわかりやすくかみ砕き、読み物風に解説しています。 がっつりした教科書はちょっとまだ難しいという方にお勧めです。 応用編では、現代の重要疾患に対する創薬がどのように行われているのかを疾患ごとに説明しています。 社会にインパクトを与えた新しい医薬「, C型肝炎治療薬ソホスブビル(ソバルディ)」や「抗がん剤ニボルマブ(オプジーボ)」なども登場,さらにAI(人工知能)を使ったこれからの創薬についても解説しています。 薄い本で、コンパクトにまとめられてい…

  • 【論文博士】課程博士 vs 論文博士

    私は論文博士で博士号を取得しましたが、会社に入るまでその存在自体を知りませんでした。 おそらく課程博士で博士号を取るの方が多いと思いますし、論文博士自体が廃止の方向に進みつつある(らしい)ので、あまり表に出てこない印象です。 以前、この二つの博士について比較しましたが、もう一度記載したいと思います。 課程博士 ・3年通えば博士が取れる(はず) ・投稿論文は先生が書いてくれるところもある ・仕事がないので、3年間丸々研究、執筆に使える ・独身のはず、時間の使い方は自由 ・学費がかかる 論文博士 ・大学に通わなくてよい ・学費不要、審査料のみ ・投稿論文は自分で書かなければいけない ・会社の研究で…

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