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2021/06/03

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  • 雑記:「つらさをわかって」がなんか苦手な理由

    SNSを開けば、「私の辛さをわかって!」を見ない日はない。 冷たいようだけれど、私はあれが苦手だ。 誤解しないでね、辛い立場の人が苦手なのではなく それを「不特定多数」に言い募る行為が苦手だということ。 なぜって、声高に自分の辛さを滔々と語り「共感」「思いやり」を欲する人が 「他人の辛さ」に共感したり手助けしたりしているのを見たことがほぼないから。 そして、彼らが「自分より恵まれている」と勝手に判断した相手には 辛さなどあるはずがないと決めつけ、場合によってはサンドバッグにしているから。 人は、〇〇ができるようになったら「あがり」にはなっていない。 能力が上がればノルマも上がる。 一時期、ある…

  • お前が言うな

    一年近く空いてしまいました。 その間も、見に来てくださったりコメントをくださったりした皆様、ありがとうございます&すみません。 やっとほぼすべての教え子たちも第一志望に合格し、今年の受験も一段落したので、またちょいちょい書いていこうと思います。 そんな超久々のエントリーのタイトルがまた過激になってしまいましたが。。。 実は、これを書こうと思いつつ、どう書いたら伝わるかなあなどと考えているうちに気が付いたら一年経っていたという状況です。 お前が言うな。 誰が、何を? その前に、以下の引用をお読みいただきたく。 子供というものは変なところに関心をもっているはずなんですが、いまは学校が、その関心をみ…

  • 雑記:少子化が問題に思えないんだが

    異次元の少子化対策で大増税になるかも、らしいですがそもそも昔から私は少子化の何が問題なのかさっぱり理解できないでいる。 先進国はどこも多かれ少なかれ少子化。 経済はバランスが取れていればそれでよいと思える。 人間の寿命自体が伸びているので「20代の若者がいないと!」とイメージで語るより、「生涯現役」ができる人が世の中を支えていくスタイルにソフトランディングすれば大丈夫に思える(もちろん私も体がもつ限り働き納税するつもりでいる) やれ労働人口が、一人で〇人の老人を支えるとかの理論は辟易している。なぜなら、子供もまた23~24歳までは「無産」であり我ら納税世代が「支える相手」なことには変わりない。…

  • 偏差値40の真実(1)~「偏差値40でも小学生全体で見たら優秀」のウソ

    過激なタイトルですみません。 でも、いつか書かなければいけないと思っていたことを少しずつ書いていこうと思う。 「偏差値40と言っても『中学受験する優秀な集団』の中での偏差値だから小学生全体で見たら上位!」 ウソだらけの「二月の勝者」でも黒木がしたり顔で語っていた理論ですが、うん、これ真っ赤なウソ。 小4、下手をしたら小2から塾漬けにして 「解法」をバンバン教え込み 数年間ガッツリ受験勉強させてそれでも6年になって 割合でどっちで割るのかしょっちゅう間違えていたり 速さの概念があやふやだったり 読解が偏差値40割っていたり 理科でありえない答えを連発している場合 少なくとも現時点では「優秀」とは…

  • 「勉強ができる」だけでは「受験勉強のコーチ」は無理な件について

    何かのスキルを持っている場合、「人に教える」のはとても楽しいことだと思う。 車の運転。 スキーの滑り方。 ピアノの弾き方。 エトセトラ、エトセトラ。 以前も書いたが、東大生はたいてい「教えたがり」である・笑。 いや、東大生に限らない。 「学問のスキル」がある人は教えるのが好きだ。 ここに大きな落とし穴、そして塾講師や家庭教師が虚無感をおぼえるポイントがある。 たとえば、ピアノ教室。 たとえば、リトルリーグ。 たとえば、バレエ教室。 これらに通う子で「本人にまったくやる気がない」ケースは少ないんじゃないかな。 ない、とは言わない。 親だけが夢を見てしまって本人が嫌がっているのにレッスンに連れて行…

  • 私が書いたのか!?と思う本を見つけた(笑

    すごい本を見つけました。kindleよ、勧めてくれてありがとう。 中学受験の失敗学~志望校全滅には理由(わけ)がある~ (光文社新書) 作者:瀬川 松子 光文社 Amazon 亡国の中学受験~公立不信ビジネスの実態~ (光文社新書) 作者:瀬川 松子 光文社 Amazon 私の持論とピッタリ一致しすぎて、もしや寝てる間に自動書記したかと思ったぞ(笑)。という冗談はさておき、さらに客観的なところが素晴らしい。 過熱しすぎた中受に真っ向から切り込んでいるがゆえに「私立万歳」な方からは苦言も呈されているようだが、それは著者があえてやっていること。つまり、今やギョーカイは中受礼賛しかしないので、偏りす…

  • 「待てない」親

    今年は受験生が少なかった割には疲弊の度合いがひどかった。 ほかにもいろいろ思うところあって、なかなかブログが書けなかった。 コメントを機に、再開してみる(コメントありがとうございました)。 久々だというのに、今日はかなりぼやき漫才ですすみません・苦笑。 年々中受はひどくなるなあ。 早く生徒を中高生だけに絞りたい。 いまや中受は「教える側」も中受経験者が多いから、彼らは中受命!でなんの疑問も持たずに「どう試験を突破するか」というゲーム感覚で良心の呵責を覚えることもなく仕事ができるんだろう。ある意味、心底羨ましい。 私もそうなろうと努力した時期もあったけど、自分の教育に対する信念と現実との乖離が年…

  • 「二月の勝者」の迷走とおおたとしまさ氏(4)

    今回で、このエントリーは一区切りにしたいと思います。 なぜかと言えば、 ・自分たちの著書を売るためのポジショントーク ・肝心の子供不在の中受礼賛 に対して真剣に考えるのがナンセンスに思えてきたからです。 というわけで、最後のツッコミを。 多少これまでの記事と重複するかと思いますがご容赦のほど。 一応一連の記事とツッコんでいるインタビュー記事置いておきます。 mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com toyokeizai.net 8)彼らの「中受はいいよ!」はマッチポンプかつポジショ…

  • 「二月の勝者」の迷走とおおたとしまさ氏(3)

    前2回の記事はこちら。 mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com 「二月の勝者」とはややズレるのですが、くだんのインタビューに関連しておおた氏の著作に対し冷静に分析されているブログを見つけました。 www.yuuki-sennsei.com ご自身が過去お勤めになられた塾を名指しで批判されてもここまで冷静に分析されている姿勢に脱帽です。そう、ユウキ先生が非常にマイルドに言葉を選んで指摘されているように「子供や保護者が本当のことを言っているとは限らない」ことを忘れてこの本を読むのは危険だと思います。この話は非常に長くなるのでまた別記事…

  • 「二月の勝者」の迷走とおおたとしまさ氏(2)

    前回の続きです。 mikoto2020.hatenablog.com 前回も書きましたが「塾の特待生は【搾取】をしている」という言葉がショッキング過ぎてまだモヤモヤしています苦笑 そもそも、自分が払ったお金を相手がどう使うかに文句をつけるのってとても浅ましいと思うんですけどね。ある塾が優秀な子を無料にするのは、無料にすることでその子たちに来て欲しいからでしょう?目的は合格実績だけではなくて集団としての底上げや他生徒への刺激などいろいろあるでしょう。それってその塾の勝手ですよね。特待生制度があるかないかは、特待生じゃない子からの月謝の高低となんら関係ないと思います。税金なら使途に何か言いたくなる…

  • 「二月の勝者」の迷走と、おおたとしまさ氏(1)

    久しぶりにビッグコミックスピリッツを読んだら、なんだか「二月の勝者」が「あれれ?」な方向に進んでいた。 その理由が、作者を含む三者のインタビューでわかった気がする。 toyokeizai.net 正直、怒りと呆れを禁じ得ない。 以前も書いたが、私は特定の記事やブログに対する反論記事を書くのはやめようと自分を戒めている。なぜなら、「この人こんなこと言ってますけど間違ってますよね」というエントリーを書くのはとても簡単だけれども、それは欠席裁判のようでちょっと恥ずかしい行為かなと(個人的に)感じているからだ。 でも、今回の関係者三者のインタビューは東洋経済オンラインの記事なので、公共性も高いうえに、…

  • 雑記:「幸せを感じられる」のも能力のひとつだと思う。

    ちょっと前ですが「世界幸福度ランキング」なるものが発表されていましたね。 まあ、なんていうか「国連って暇なのね…」と。 どんどん肥大化して下部組織ができて、予算使うためなのかな?とか穿ってしまう。 (そのくせロシアの件では何もできないのが露見したわけで。) GDPや寿命は数字が高ければ幸せというわけでもないうえに、そういう客観的なデータと主観的なデータを混在させて「ランキング」とやらを作ることに何の意味があるんだろう? むしろ弊害すらあるでしょう、こういうのは(純真な人が真に受けてネガティブになってしまう、とかね)。 「幸せと感じるかどうか」について各国で1000件ずつほどのアンケートを取って…

  • 「二月の勝者」に覚える違和感。~子供を泣かせて「本気になった」と喜ぶ大人たち~

    一か月以上空いてしまった…。 実生活でいろいろあったわけですが、毎日何かしら思うところはあるわけで、そういうのを気軽に書けるようになりたいとも思う。 自分の場合、まだブログ慣れしていないのか(笑)、ある程度考えがまとまってから書くべきなんではないかとか思い込んでいて、モヤモヤの段階では書けないクセがあるわけです、はい。 そんなことは置いておいて。 久しぶりに書くブログのネタがこれでいいのかと言う気もするけど逆にこれでなければならないというか、この一か月モヤモヤとずっと感じていたことなわけで、なので書きます。 漫画「二月の勝者」のネタバレ入りますので、ネタバレ嫌な方はブラウザバックお願いします。…

  • なぜ、わが子に満足できないんだろう

    近年、発達障害のお子さんの依頼が増えています。 mikoto2020.hatenablog.com 低学年の場合は「その前にやることがあるだろう」とお断りしておりますが、切羽詰まった高学年や中高生の場合は受ける場合もあります。それは、ひとえに「こども本人のため」です。発達障害なのに親が「とにかくヘンサチ!」の場合は子供が潰れかけているorすでに潰れているので、見ていられず手を差し伸べるわけです。 結果、ほとんどは好転します。 ・パニックがなくなる ・学力も好転する ・穏やかになる などなど。 これはなにも私が神講師だからではなく、親御さんが子供に絶え間なく与えていたプレッシャーを取り除いたこと…

  • ワンオペ受験のほうが「成功」するかも

    世間の逆ですが、別にいわゆる「逆張り」を狙っているわけではありません(笑)。 自分自身の経験、並びに同業の友人知人から聞いた話などから 「実は『ワンオペ受験』のほうがより成功するケースも多い」と感じたので、「うちはワンオペ受験だからきっとうまくいかない」と悲観的な親御さんがご安心していただければと思い、この記事を書きます。 また、両親が受験に絡んでくるのは中受がほとんどとはいえ、中には高校生に対しても中受時のような対応をしているご家庭が少なくありません。今回の記事は、メインは中受向けの話ですが受験全般の話でもあります。 1)言葉の定義 2)ケーススタディと成功の可能性および講師の困り度 父母と…

  • 中受算数の用語にモヤモヤする瞬間。

    中受の算数入試問題は、 1)言葉の定義があやふや ・「2で何回割り切れますか」問題 ・「赤い球と白い球の取り出し方は何通りありますか」問題 2)三角形の合同を証明しないでも使える 3)「何度出会いますか」問題 4)ほかにもいろいろあるけど ところに毎度モヤモヤしてしまう。 (あらかじめお断りしておきますが、あくまで個人の感想です) 1)言葉の定義があやふや ・「2で何回割り切れますか」問題 1から100まで掛け合わせたとき、2で何回割り切れますかと言った問題。 「商が整数で、かつ余りを出さずに」とか「自然数の範囲で」と、なんで書かないんだろう。商が有限小数になってよければ2の累乗や5の累乗では…

  • 手に職>>総合職

    手に職をつける、これ最強。 歳をとるごとに実感します。 「なんでもできる」は「なんにもできない」。 「少しでもヘンサチの高い大学/高校/中学に」と思う気持ちはわかる。 わかるんだけど。 いわゆる「総合職」として「就職」するには偏差値だけでは不十分。 なぜなら、総合職には「組織の中でうまく働く能力」が不可欠だから。 偏差値さえ高ければ良いところに就職できるなんていうのは受験ギョーカイが振りまいた嘘です。詐欺です。同期の東大生でも、文字通り勉強しかできなくて就職できなかった人はたくさんいました。 「総合職」って、要は「替えが効く」んですよね。 学力もそこそこ高く、人当たりもよく、どんな仕事でも一応…

  • 雑談:強引な人

    このブログをご覧のみなさまも、周囲に「強引な人」いるんじゃないでしょうか。 組織を辞めた今は強引な人に出くわす可能性は限りなく低くなってはいるのですが、たまに出会いますね。 強引にも「よい強引」と「わるい強引」があるなあと最近思います。 1)良い強引さ 2)悪い強引さ 1)良い強引さ 相手が「どう見ても悪い境遇」にいるのだが、その境遇に慣れ切ってしまったor変化が怖くて自分では何もできない。そういうときに、周りの人間が強引にでもそこから引き出すのは悪いことだとは思いません。 DV被害から逃げる気力を失っている人。 汚部屋がとんでもないことになっている人。 病気なのに病院に行きたがらない人。 エ…

  • 子供はなぜ親の言うことを聞かないのか

    「ミコト先生の言うことなら聞くんです。私も同じことを言っているのに…」 この仕事をしていて、毎回言われる言葉です。 親御さんの身になってみれば、同じことを言っても家庭教師のいうことは素直に聞くのに自分の言うことはバカにするとなるとモヤモヤされるのはわかります。 子供が親の言うことを信じないのはなぜなんでしょうか。 ぶっちゃけます。 親は「今現在」勉強が得意じゃないから、です。 若者というのは「今すごい人」しか尊敬しません。 親御さんが「今すごい人」じゃないケースはいくつかにわけられますので分析し、対処法を考えてみようと思います。 1)親が「今も昔も教科学習が苦手だった」ケース 「今の状況」を親…

  • 【これから講師になろうと思っている方へ】講師業は「無理ゲー」ではない

    なんか面白いブログさんを見つけました。 jhs-examination.jp 人様のブログを見て「違うなあ」と思っても自分のブログでそれを書くのはなんだか陰口をたたいているようで卑怯な気がしますので、自分の矜持としてそれはやりません。 ですが、同業者と言いますか、「これから講師or家庭教師を稼業にしていこう」と考えている方向けにプロ家庭教師は決して「無理ゲー」ではないということを伝えたいのと、そのために必要だと思われることを書いてみたいのでこの記事を書きます。 1)(力量がありさえすれば)「豊かな生活」は可能 2)個人契約よりセンター任せのほうが良いケースも多い 3)そもそも家庭教師は「紹介」…

  • 「勉強法ジプシー」になってはいけない

    1)「勉強法ジプシー」とは 2)なぜ「勉強法ジプシー」になってはいけないか 3)それでも「バクノビ」したいなら 1)「勉強法ジプシー」とは 私がさっき思いついた造語です(笑)。 簡単に言うと 「どこかにまだ見ぬ素敵な『勉強法』があって、自分は(わが子は)それを見つけていないから伸びないのだ!」と考え、ひたすら「勉強法の研究」に夢中になる状態 のことです。 2)なぜ「勉強法ジプシー」になってはいけないか 「勉強法」をあれこれ考えている間って楽しいんですよね。 だって ・その間は勉強しなくていい ・正しい勉強法さえ見つければ成績が上がるはず!という夢が見られる ・自分の(わが子の)成績が悪いのは勉…

  • 算数と数学はプロに「丸投げ」すべき

    数学の不得意な親御さんはもちろん、得意な親御さんも「プロ講師の境地になれない限り」、こと算数/数学については「親塾」はやめて欲しい。 1)算数/数学が不得意な親が「親塾」をすると 2)算数/数学が得意な親が「親塾」をすると 3)じゃあ、親は何をすればいいのか ・計算練習のマネージメント ・文章題では「検算」をさせる ・どうやって解いたか説明させる 4)それでも「親塾」がしたいなら 1)算数/数学が不得意な親が「親塾」をすると マルかバツかしか見ない親は多いですが、こと算数/数学にいたってはこれが顕著。 考え方は合っていたのに最後の最後で計算ミスをした。 これを正しく「評価」できるか。 基本的に…

  • 子供のスケジュールを「パンパン」にしていませんか?

    わが子のスケジュールに30分「すきま」があると気になる。 そんな親御さんは要注意です。 というか、危険水域に来ていると思います。 このブログは「本音ブログ」ですが、矜持として現在~数年前に担当している生徒やご家庭のことは書かないと決めています。ですからこれから書くことも相当昔の話ですが、似たような風潮は年々強くなっているのを感じます。 1)家庭教師のある日に、直前までイベントを入れる親 どうも、いつもと生徒の様子がおかしい。 普段は集中している子が、ボーっとしている。 普段から心ここにあらずタイプなら、授業をできる状況ではなくなっている。 こういうとき、ほぼ例外なく「実はプール(その他イベント…

  • 雑記:「早けりゃいいでしょ」と考える迷惑な人たち

    このところ、立て続けに「約束より結構早く訪問され」て困った。 そして、はっきり言えば不快になった。 生命保険の担当。 生徒さんor生徒の親御さん。 その他エトセトラ。 なんで困るかと言うと、準備の関係である。 ぶっちゃけ、今の私は相当忙しい。 授業と授業の間は30分も空いていないことが多い。 (準備のために1時間は空けるようにしているが、結局授業延長や面談でその時間はガンガン削られるのだ) 職種によってはタスクとタスクの間に5分しか間がない仕事もあるだろうから、そういう職種の方から見ると甘えと言われてしまいそうだが、私の仕事の場合、理想を言えば1時間は間が欲しい。 次の生徒さんの準備をきちんと…

  • なぜ人目が気になってしまうのか

    小中高生を教えていると、 自意識過剰なため学力が伸びにくいケース に、よく出会います。 1)なぜ自意識過剰がなぜ学力の伸びの障害になるのか 2)実は他人は「私/俺」のことなど目に入っていない、のだが 3)「他人が自分のことを目にも入れていない」ことが耐えられないから 4)「他人は3秒後には別のことを考えている」のに 5)「私」を注視する他人はたったの3種類 6)まとめ:受験においては 1)なぜ自意識過剰がなぜ学力の伸びの障害になるのか それは ・「間違え」を過度に恐れる ・チャレンジングな志望を避ける ・「落ちて恥をかく」ことを恐れ自分を追い詰める ・人目が気になりすぎて勉強に集中できない こ…

  • なぜ人目が気になってしまうのか

    小中高生を教えていると、 自意識過剰なため学力が伸びにくいケース に、よく出会います。 1)なぜ自意識過剰がなぜ学力の伸びの障害になるのか 2)実は他人は「私/俺」のことなど目に入っていない、のだが 3)「他人が自分のことを目にも入れていない」ことが耐えられないから 4)「他人は3秒後には別のことを考えている」のに 5)「私」を注視する他人はたったの3種類 6)まとめ:受験においては 1)なぜ自意識過剰がなぜ学力の伸びの障害になるのか それは ・「間違え」を過度に恐れる ・チャレンジングな志望を避ける ・「落ちて恥をかく」ことを恐れ自分を追い詰める ・人目が気になりすぎて勉強に集中できない こ…

  • 「自己肯定感」という言葉は間違って使われている

    「自己肯定感」の言葉を目にしない日はないと言っても過言ではない気がします。 でもこの言葉、中受界隈では明らかに間違って捉えられている気がしてなりません。 新規のご家庭からよく言われるのが 「ウチの子、自己肯定感が下がっているので褒めて伸ばしてほしい」 という言葉です。 うーん。 子供の自己肯定感を下げたのは誰なんですかね。 塾に入れてテスト結果に一喜一憂している親御さんだと思いますよ。 本気で子供の自己肯定感を下げたくないなら、いますぐ中受やめるのが一番。 なぜなら自己肯定感とは「他人と比べない」ことが不可欠ですから。 そもそも自己肯定感という言葉も若干うさんくさいと私は思っているのですが。 …

  • 東大生は「別解」が好き~いわゆる「壁」の正体とは

    「今の受験教育、これでいいのか?」 中学受験に携わるようになってからずっと燻っていた疑念です。 (だからこそ、中受から距離を置くことに決めたわけですが) 私が今の多くの集団塾の教え方に疑問を抱いているのは、この辺境ブログを読んでくださっている方ならご存じのことと思います。 トップ層は、いまのままどうぞ羽ばたいていってください(笑 四谷だろうがサピだろうが在りし日のTAPだろうが、突き抜けた子たちはどういう教え方をされようと能力を開花させていきますので。 私が心配しているのは、Y偏差値50~60、学校の成績でいえば「5は取れないけど安定してオール4」の子たちがあまりに早期に「塾のやり方に染まる」…

  • 国語(または英語)が苦手な生徒は「問題集」を解いては絶対にダメ!

    国語が苦手な子、あるいは英語が苦手な子。 理数系以上に困り感を抱えていると思います。 塾でも個別でも「国語は時間がかかりますからねえ」と言われ、いろいろなテキストや問題集を指示され、やってみるけど効果が上がっているように思えない。 あるあるですね(^^; 「時間がかかる科目」だと言われたから仕方ないのかな、と思っているそこのあなた! やり方(取り組ませ方)が間違っているだけです。 1)国語/英語が苦手なそもそもの理由 2)なぜ「問題集」をやってはいけないか 3)「問題集」をやるかわりに何をすればいいのか 1)国語/英語が苦手なそもそもの理由 そもそも、なぜ国語/英語が苦手なんでしょうか? 国語…

  • 「作業」に逃げていませんか? 時間をかけている割に成績が伸びない原因です

    「毎日ちゃんと勉強しているのに模試の偏差値が伸びないです」 「うちの子、毎日3時間は勉強しているんですが成績が伸びないんですが…」 「子供のやるべきことを『見える化』してるんですが、どうも効果なくて…」 しょっちゅう受けるご質問です。 ご相談者の悩みは深刻だと思われます。 ノー勉なら成績上がらない理由は一目瞭然ですが、「やってるのに上がらない」となると「才能がないのだろうか」と不安になってしまいますよね。 ご安心ください。 その原因はほぼ一つに集約され、真剣に向き合えば改善できます。 でも、そのためには「痛み」と向き合う必要が出てきます。 自分のダメなところをスルーしては、改善できないからです…

  • 「アオアシ」の名言(1)~「自分で見つけた答えなら忘れないだろ?」

    ビッグコミックスピリッツ連載中の「アオアシ」、初回から大好きです。 コーチとしても、非常に学ぶところが大きい作品でもあります。 いままで、ありそうでなかったスポーツ漫画だと思います。 それは「もって生まれた『センス』を明言化できなければ、一定以上はうまくならない=プロにはなれない」という部分が、非常に新しいと感じるからです。 これ、そのまま勉強にあてはまります。 だいたい小4くらいまではもって生まれた「センス」でなんとかなります。 場合によっては、中学くらいまでは「センスという貯金」で人より先んじることができます。でも、これまたさんざん書いてきたことですが、大学受験はたまた社会に出てからは、「…

  • わが子を「ネタ」にする親たち

    いまこの記事を書くとまるで某漫画家の炎上に便乗しているように見えるであろうことは嫌なのですが、おかげでずっと思っていたことがやっと「書ける」のかなと思うと複雑な気がします。(これまで過去記事でtwitterをしない理由や精神的DV、親の承認欲求の怖さについてはさんざん書いてきたので、ずっと読んでくださっている方にはわかっていただけるとは思っています(汗)) 一応関連過去記事。 mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com twitterでもインスタでもブログでも、「わが子ネタ」は枚挙に…

  • 「東大リベンジャーズ」と「浪人回避大全」~学歴は金メダルなのか(2)

    前回の記事で触れた「浪人回避大全」と「東大リベンジャーズ」の2巻を読み終えたので、その感想的なもの。 浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと 作者:濱井 正吾(9浪はまい) 日本能率協会マネジメントセンター Amazon この著者の濱井正吾さん、どうとらえるか迷う(^^; このブログでも再々言っているように、多少年齢が違っても「あることができるようになることの価値」に年齢は関係ない、と個人的には思っている。 それが顕著なのが中受で、御三家や渋谷幕張あるいは準御三家などの「レベチ」な入試問題は別として、ほとんどの中学受験の入試問題は、いざ中学生になってしまえば「…

  • 「東大リベンジャーズ」と「東大多浪」と「浪人回避大全」~学歴は「金メダル」なのか(1)

    今日は久しぶりにリーマン時代の親友とランチしたあと、私にとってはある意味禁忌の(行ったが最後、諭吉が数枚飛んでいくのがわかっているので)「書店」に寄った。 自学のための本、生徒との授業のための本、エンタメ本、もう本当に何度「本屋ごと買い上げたい!」と思ったことか(笑)。 とりあえず今日は、はやる心をおさえて授業のための本を5冊ほど、そして目についた「浪人回避大全」を買った。 浪人回避大全 「志望校に落ちない受験生」になるためにやってはいけないこと 作者:濱井 正吾(9浪はまい) 日本能率協会マネジメントセンター Amazon これはまだ半分までしか読めていないので、詳細な感想は後日。 いまのと…

  • 間違いから学ぶ生徒・学ばない生徒~「バツの分析」こそが実力を伸ばす

    問題を解けなかったとき。 あるいは、解いたけど間違えたとき。 「それにどう向き合うか=的確にバツを分析できているかどうか」 でその後の伸びが決まると言っても過言ではありません。 伸びる子はこれができていますし、あるいは指導によってバツの分析ができるようになると飛躍的に伸びていきます。 ぶっちゃけた話、これが自分でできるようになったら個人講師は不要(笑)。 私は常々担当生徒に「早く『もうミコト要らんわ』と卒業してね(笑)」と言いつつバツの分析の仕方を教えています。 段階的に言うと次のような感じでしょうか。 1)丸付け 2)直し 3)分析&対策の考案 1)丸付け ザ・基本。 基本中の基本ですが、意…

  • 「しゃべらない子」が一番教えにくい。原因は親のことが多い

    コーチングについてちょっと原稿を頼まれて書いている間に、またもや時間が空いてしまいました。でも、「話してみる」「書いてみる」ってやっぱりいいですね!担当編集的な立場の方とディスカッションしている間に、フワフワとしていた考えがどんどん言語化されロジックが立ち上がっていくのは毎度驚きますし、楽しいです。 そう、私が「ディスカッション型授業」「大学のゼミ型授業」をする理由も、ここにあります。 コーチ側が一方的に「教える」のではなく、生徒に喋らせる。 そうすると、生徒の中で自然と自分の疑問点が明確になっていきます。 私のように意識してディスカッション型授業をするコーチの方でなくとも、やはり「生徒からの…

  • 【和文和訳】という勉強法はいかが?~国語・現代文を「テキトー」に済ませている諸君へ~

    今日はちょっと嬉しいことがありました。 「ミコトの授業を受け始めてから、学校の授業を面白く感じるようになった!だから学校の授業も馬鹿にせず真剣に受けるようにしたら、たくさん『発見』があった!」 と言われました。 コーチ冥利に尽きるとはこのことですね。 私は常々「コスパ重視の受験ノウハウ」が大嫌いです。 そもそも学問においてコスパって何ですかね。 わかりやすい先生が良い先生とは限らないんですよ。 かの鷲田清一先生も仰っている通り「わかりやすいはわかりにくい」かもしれません。 わかりやすい授業は、生徒を「わかった気にさせるだけ」かもしれませんよ。 この話は長くなりますので、また別の機会に。 さて、…

  • 「正しい予習」の仕方

    以前書いた記事にご質問をいただき、あらためて読み直してみました。 mikoto2020.hatenablog.com いささか舌足らずだったような気がしますので、自分の考えを整理するために再度掘り下げてみたいと思います。 1)小学生の場合「解法予習(先取り)」は逆効果。するなら「概念予習」を。 2)「概念の予習」は生活の中で! 3)サピで「概念の予習」が必要な理由 4)家庭での「概念予習」の参考になるのは「教科書」! 5)中高生はバンバン予習しよう 1)小学生の場合「解法予習(先取り)」は逆効果。するなら「概念予習」を。 私が小学生に「解法予習」「机の上での予習」は不要、と考える理由。 それは…

  • 「当たり前」を増やそう~塾の勉強に全振りする前にするべきこと

    先日、ひどく体調を崩し病院に行く羽目になりました。 検査で半日入院することになりましたが、運悪く隣の病室の子供が大変に騒がしく(汗 病室でバネ仕掛けのミニカーをがしゃがしゃと走らせ大声をあげながら走り回るのを聞くのが辛いと感じたのは私の心が狭いせいではないと思いたい(笑)。 つい苛々してしまったのは、親御さんが、子供がさらにはしゃぐような対応(構ってしまう)をしていたこと、周囲に悪いとは思っていないらしいこと、でした。 いわゆる発達障害的なものでじっとしていられない、という感じではなく 親に構ってほしくてわざと悪いことをするパターンでした。 なぜなら、その子は一人で待合室にいるときは静かだった…

  • 下の子の方が「できる」のは当たり前。

    1か月以上も空いてしまいました(汗)。 日々考えることは多く、毎日心の中でブログ記事を書いていたようなものですが、なぜかアップできず。 またマイペースで書いていこうと思います。 さて、前回記事に嬉しいコメントをいただきました。 mikoto2020.hatenablog.com この記事に書いたように、日能研の先生はきめ細かく、そして現在も引き続き公式は意味がわからなければいけないと真の学びをされているというコメントでした。承認させていただきレスを書きたかったのですが、それをお気遣いになられ承認しないでOKですということでしたので、私の勝手で承認するのもいけないかな、と本文でのご返事とさせてい…

  • 日能研のテストとテキストはかなり良いと思う理由。

    中学受験の塾選び。 Youtubeやブログなどで比較されていますが、なんというか…比較するポイントがどれも「大人基準」だなあと残念に感じることが多いです。 親御さんが気にされるのは、まずは合格実績、ついで年間費用かな。 次が、親の手間がどれだけかかるか。 その次が塾の雰囲気(体育会系とかドライとか)。 もちろん、それらも大事なポイントだと思います。 でも、私は一番大事なのは「テストの内容」と「テキスト」だと思っています。 私の知る範囲で、それらの違いを書いてみたいと思います。 1)サピックス 2)四谷大塚 3)日能研 1)サピックス 言わずと知れた「分冊」形式。 毎回新しいことをやるのが小学生…

  • 「勉強すれば可能性が広がる」のウソ

    中受をやっていると、よく親御さんから言われます。 「中学受験をして(少しでも良い学校に行ければ)可能性が広がるので」と。 ま、ほとんどは本音を隠してるだけだと感じていますが。 本音は「少しでも偏差値の良い学校に行ってほしい」。 でも、それを子供に言うのはなんだか嫌だ。 「可能性が広がる」というと聞こえがいい。 だから子供にもそう言って中学受験をさせる。 経験上、そういう親御さんがほとんどでした。 でも、歳をとったからこそわかることがあります。 中学受験して私立に行ったからって、可能性は「広がり」はしません。「シフトする」だけ。 1)勉強=可能性に繋がる条件 2)ハードルが上がることで「可能性」…

  • 鶏口か牛後か2~牛後に何を求めるのか?

    ようやく2022の中受も一段落ですね。 1日前後のバタバタの間も書きたいことはどんどん増えていったのですが、想いがつのるとかえって書けないパターンで、ようやく落ち着いてブログに戻ってきた次第です。 以前、鶏口と牛後について記事を書きました。 mikoto2020.hatenablog.com 要は、「牛後」に居続けるのは子供の心を病ませるよ、ブランド志向もほどほどに、という記事でした。 今回は、視点を変えて書きます。 これは、前回書いたような「子供の気持ちを無視してちょっとでも偏差値の高い学校を良しとし、ドベでもいいからそこに入ることを望む親」だけの話ではありません。「牛後」を望む生徒本人にも…

  • 「机を蹴るサ〇講師」はなぜ炎上しないのか

    一応伏字にしました(笑)。 いや~、中受の過熱凄いですね! 校舎によっては小1でもキャンセル待ちらしいですね! ここで一句「そんなにいそいでどこへいく」。 だからなのか、ちょっと最近の塾講師って勘違いしてるな~と思う事例をしばしば耳にします。 筆頭が「生徒が問題を解けないと机を蹴るサピ講師」。 複数の生徒からここ数年よく聞きます。 もちろん一部の講師なんでしょうけど、言語道断ですね。 「努力をしない」「約束(宿題)を破る」ことは叱っても、「能力」は叱っちゃダメじゃないですか。私はそれだけは絶対にしないと肝に銘じていますが。というか、教育者たるもの、それって一番大事な金科玉条ですよね? 他にもい…

  • こりゃダメだ

    私は生徒は見切りません、絶対に。 でも、失礼ながら親御さんを見切るときがあります。 今日はそんなお話。 私は中学受験から大学受験、さらに社会人の方まで教えていますが 中学受験のサポートのギャラは倍もらいたくなってきましたね(笑 中受は親対応のカロリーが高すぎるから。 (念願かなって来期はほとんど中高生になったからホッとしています) 親御さんとの面談がすべて嫌なわけではありません。 ・どうやっても、子供を潰す方向に行くのが嫌 ・「不毛な話」で何十分も取られることが嫌 なんですわ。 ここではしばしば書いてますが、(集団塾との併用の場合)個人コーチって医者の立場だと思うんですよね。 集団塾についてい…

  • 「こんなはずでは…」にならないために

    前回は、ちょっと辛辣すぎたかもしれません。 まあ、事実ではあるのですが。 mikoto2020.hatenablog.com なぜ↑のような辛辣な記事を書いたかと言うと 現5年生や、はたまた現3・4年生の子供の教育虐待や親御さんのストレスを少しでも減らせればという想いからでした。 この界隈は、一部に教えたがりの方がいるものの、基本的にはみな「お口チャック」です。良い情報は独占したがるのが当たり前です。現に、私も生徒さんの親から「個人コーチを付けていることは誰にも言わない。ミコトを紹介しろと言われるのが目に見えているから」と面と向かって言われ、面食らうことがしばしばです(笑)。いや、そこは紹介し…

  • 「こんなはずじゃなかった」となる理由は○○です

    新年あけましておめでとうございます、という言葉を書くのもお恥ずかしいくらい間が空いてしまいました(^^; 本番が近づき多忙だったこともあるんですが、本番が近づくにつれ「中学受験、ここがおかしい」という想いがふつふつと沸き、かえってブログが書けないでいました。 今日は、「こんな受験になるはずじゃなかった」について書きます。 毎年、秋も深まるあたりから「こんなはずじゃなかった」という親御さんの愚痴を聞くことがおおいです。 「○○校目指してたのに、まさかそこから偏差値20下の学校になるなんて」 「4年のときはαだったのに」 「わが子が最後まで本気出さないとは思っていなかった」 エトセトラエトセトラ。…

  • 「『かわいそう』と言うな」と言うな

    ドラマ「二月の勝者」が終わり、ちょっとホッとしています。 このドラマは原作と同じく「『中学受験は素晴らしい』一色」だったからです。 たかがドラマに…と思われると思います。 たとえば野球漫画や野球ドラマで「球界の闇」は描かないでしょう。 エンターテインメントとはそういうものだと理解はしています。 でも、子供が題材の場合は別です。 中学受験の実態は、断じてあんな爽やかスポーツ漫画みたいなものではない。 凄まじい親子バトルがあり、子供を教育虐待する親も多く、競争に負けた子供が小学校で「さらに下」をイビって憂さ晴らしすることも多々ある。 などとモヤモヤしていましたが、端的にズバリ書いてくださっているブ…

  • 「発達障害は偏差値で埋めればいい!」は危険

    おかげさまで、11月に新年度予約が次々と入り早くも2022年は満了になりました。 来年は無茶振りな中受案件がなく、望み通り中高校生指導に戻ったのでホッとしているところです。 今日は、以前からずっと引っ掛かっていたことを書きます。 近年、とみに増えている依頼があります。 それは「どうも発達障害っぽいけど、その分小学校低学年からサピに入れるのでサポートをお願いしたい」という案件です。 すべてお断りしています。 発達障害のお子さんの指導が嫌だからではございません。 発達障害を「偏差値で埋める」という考え方に賛同できないからです。 実際、診断の出ている子、グレーな子、これまで多々指導してきました。 結…

  • 「『二月の勝者』はゴールがたくさんあるからいい」という誤解~結局ゴールはひとつ

    以前、こんな記事を見ました。 「東大一辺倒の『ドラゴン桜』に比べて、『二月の勝者』は子供の数だけゴールがあるからいい」というものでした。 私は、残念ながらそれは違うと思います。 「二月の勝者」は結局、御三家、いえ開成&桜蔭をベストゴールとする序列の物語になってしまったと思います。 今日放映された回では、島津順くんメインの回だったので見過ごされた方も多いと思いますが、野球少年の伊達くんの父兄面接で、黒木は塾講師が越えてはいけない一線を越えたと感じました。 それは、伊達くんが熱望している野球強豪校から志望を変えさせたときの説得法です。 「強豪校に行っても万年補欠。それならこちらで楽しく野球をやれば…

  • 東京は子育てに向いていないんじゃないだろうか

    過熱する一方の中学受験の指導をしていて、日々思うことがある。 それは、東京という特殊な街は、子育てには向いていないんじゃないかということだ。 理由はいろいろあるんだけど、一言で言うと 「〇〇をしていい場所」が非常に細かく決められているということだ。 乳幼児~小学校くらいは、生き物としてとにかく体を動かしたい時期だし、また動かすべきだと思う。 また、自然からさまざまなことを学べる時期でもあると思う。 その時期に、東京では、都心に二百坪を超えるような土地を持っている「先祖代々勝ち組」以外は決められた時間に決められた範囲でしか身体を動かせない。 (マンションで子供を「放牧」するのはお勧めしない。下の…

  • 動画中毒の子供たち~「ウチは大丈夫!」は危険

    ここ数年「子供が動画中毒で困る」という相談が急増しています。 (「ウチは大丈夫!」は残念ながら通用しません。これは最後に書きます) さて、急増している相談とは。 たとえば もう6年なのに、隙あらばタブレットでYouTubeを見ている、取り上げると暴れる。 中高生は自分のスマホを食事中でも手放さない、取り上げると暴れる。 取り上げると暴れる、までいくと完全な中毒ですね。 ドラッグと一緒ですね。 なぜ、そうなる前に止められなかったのか。 手厳しいことを言いますが、これは完全に親の責任です。 中毒になってからでは遅いのです。 ご相談に来られるご家庭には共通点があります。 *幼少期に「タブレット育児」…

  • 猫に受験させますか?

    いささか挑発的なタイトルになっておりますが、誤解なきよう。 もちろん「お子さん=猫レベル」と言う話ではございません(笑)。 犬や猫、小鳥、ハムスター、はたまたハリネズミなどなど。 同居動物(造語です。ペットや愛玩動物と言う言葉が好きではないので)は、「もう、そこにいるだけでいい」という方が多いのではないでしょうか? そういったワンコやニャンコに「受験」させる方はいないと思います(笑)。 それ以前に、まず「よその子と比べる気にならない」んじゃないでしょうか。 もっと美しかったらいいのに。 もっと賢かったらいいのに。 そういう想いを同居動物に抱く人はほとんどいないんじゃないでしょうか。 「となりの…

  • 「親」は「親」をかばうんだなという感想~「翼の翼」

    昨日の続きです。 「翼の翼」、親が狂気に取り込まれていく過程や、親同士のマウントの取り合い、私立に行かない子を過剰に見下げる描写など、非常にリアルだっただけに、ラストに納得いかない思いがくすぶっています。 読後、思い出されたのが「次男を投げ落として殺害した母への減刑嘆願署名」でした。 以下、ゆるバレ含みますので改行します。 昨日も書きましたが、我が子と言えど「他人」。 他人を「追い込んだ」人間は、なんらかの報いを得ないと読者は納得しない。 あれだけ追い詰められて潰された翼が父親の母校を選んでしまうというのは、まだ呪縛から自由になっていないという証。 翼くんは救われてほしかったが、父母は報いを受…

  • 「翼の翼」~子供を潰しておいてカタルシスに浸る大人たち~

    読みました、話題の「翼の翼」。 非常にリアルでしたね。 でも、私はこれに「感動」したくはない。 翼の翼 作者:朝比奈 あすか 光文社 Amazon ネタバレしない程度にご紹介しますと、「わが子が頭がいいと思い込んだ親が子供を潰しかける話」ですね。 いや、潰してますね。 人間として一度潰してますけど、死なせるまでには至らなかった、という程度ですね。 毎年こういう親には会いますし、そのたびに忸怩たる思いになります。 中受が「自分のゲーム」になってしまい、泥沼にはまる父母。 自分は御三家の問題ひとつ解けないのにね。 この本は、話題の「二月の勝者」より、よほど狂気がリアルでヤバいくらいで、そこはすごい…

  • 来期から中受指導を辞めようと思う(3)

    辞めようと思う、というか、もう辞めることを決めたんですが(笑)、一応過去記事っぽいのがあるのでタイトルをそろえてみました。 年々、「勉強に向いてない子」が中受させられるケースが増えているように感じます。 よく、やる気がどうのこうの言うじゃないですか。 その「やる気」を与えるのが教師の仕事、みたいなのに疲れ始めているわけです。 たしかに、他人の働きかけで「やる気」が出る場合はあります。 それは、 ・スランプで自信をなくしている ・これまで勉強の面白さに気づけなかった 場合です。 こういうケースは、私は得意です。 初回の授業で「やる気」を取り戻させることができます。 でも、子供の中には「勉強が苦痛…

  • 「ドラゴン桜」と「二月の勝者」の違い

    この両者は、題材がともに受験ということもあって、よく比較されているように思う。 最近、この2作品には根本的な違いがあると感じた。 それは「子供本人の物語かどうか」という点である。 「ドラゴン桜」は、終始、桜木先生が「人生を変えろ」「お前の人生このままでいいのか」と問いかけている。桜木が「あくまで東大」にこだわるのは、学歴偏重からではない。なにしろ、桜木自身が東大を出ていない。桜木が矢島や水野に「東大を目指せ」と連呼するのは、矢島や水野がこれまで人生と向き合わず、自分の努力で人生を変えようと思わず、環境に流されていたからだ。矢島は資産家の親に、水野は水商売の母に、という両極端な違いはあれど、二人…

  • 「二月の勝者」のウソ(4)~「有名中に行くのはサッカーでプロになるより簡単」という欺瞞

    始まりましたねえ、ドラマ。 念のため書いておきますが、あの作品を貶したいわけではございません。 楽しく、時に涙しながら読んでおります。 ただ、やはりいろいろウソがございまして、まあ漫画ですからそこに目くじら立てる気はないのですが「あれを本気にする親」がどうも増えているなあ、それは危険だなあという感覚がございまして。 とりあえず、過去記事はこちら。 mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com 漫画やドラマの影響はとても大きいですよね。 W杯フランスチームの選手が「僕はキャプテン翼を読ん…

  • 「サピは復習主義」?騙されています(^^;

    サピックスは復習主義。だからテキストを事前配布しない。 うん、それは、サピがTAPから上位層を全部引き抜き、「御三家用授業」だけをやってこれた時代なら通用しただけの話。 何度も書いてますが、「『初めて出会う概念』をその場で理解できる子」ってどれくらいいるんですかね。アルファの子たちは、おそらく大丈夫でしょう。でも、そのほかの子は? 突然「比」や「速さ」を教えられ、自分の中で落とし込む時間も与えられず、いきなり問題を解けと言われる。 サピに限らず、私は中受塾のこうした教え方は、一部の「一を聞いて十を知る」タイプの子たち以外にとっては弊害以外の何物でもない、やめてもらいたいと思っています。 中受勢…

  • 来期から中受指導を辞めようと思う(2)

    前回の続きです。 今すぐは難しいけど、辞めると決めたら物凄く気が楽になった。 昔やっていたように、中学生高校生の指導に戻りたいが、都心だと難しそうだなあ。 都心はもはや中受一色と言っても過言ではないので。 家買い換えたばかりだけど、郊外に引っ越そうかな。 前回も、いやこれまでも散々書いた通り、もう、中受の親御さんの相手が私には限界なんだなと思う。 もちろん、良い方も大勢いらっしゃる。 我が子の実力を見極め、助言に耳を傾けてくださる方。 でも、本当に年々減っている、そういう方は。 6+4÷2=5、と答える小6生。 授業中1分とじっとしていられない小6生。 そういう子を御三家準御三家に、という親御…

  • 来期から中受指導を辞めようと思う

    中受はスッパリと今期限りにしようかと考え始めました。 まあ、正確には、数年先まで予約が入っているので、それが終わったら、ですが。 理由は、ストレスが半端なくなってきたからです。 以前の記事にも書きましたが、年々「受験どうこう以前の生徒」は増える一方。 専門家ではありませんから診断は下せませんが、発達障害だろうなと感じる生徒が、集団塾では無理で個人コーチに流れてきていますね。 そういう子を受け持った場合、まず授業を成立させるために多大なエネルギーを要します。それだけならまだしも、疲弊するのは親御さん対応。 思うに、中受時点では、「親がまだ諦めきれない」状態なんですね。 高校受験や大学受験において…

  • 中学受験は〇〇が9割~「親ガチャ」の真実

    流行りましたねえ、あの本(遠い目)。 個人的には苦手ですね。 知り合いの東大生はみな懐疑的ですね(かなりマイルドな表現に変えております)。 中受時点では「遺伝」と「それまでの躾」が9割 12歳に親から受け継いだDNAを凌駕するほど努力しろというのは酷 躾が出来てない子はそもそも中受する資格がない 「三つ子の魂百まで」は早期教育ではない 中受時点では「遺伝」と「それまでの躾」が9割 佐藤ママは「親のサポートが9割」と言いたいみたいですが、違うんじゃないかな。 まあ、「親が9割」はある意味間違っちゃいないんだけど、それは間違っても親の「サポート」ではないですね。 あくまで経験からの個人的な結論です…

  • 「モラハラ子供」の奴隷になる親たち

    DV気質の子供がいる、と言ったら驚かれるでしょうか? 私は、このブログでは再々「教育虐待」について書いています。 前回の記事では「親ガチャは事実」とまで書いています。 mikoto2020.hatenablog.com ですから、もしかしたら「いついかなるときも子供が正しい、と考えている」と思われているかもしれませんね。 でも、実は違います。 たしかに、教育虐待と言わざるを得ないケースを毎年多々経験していますし、そのたびに言いようのない憤りを感じています。 でも、一方で「子供が『受験を盾にして』親を支配している」ケースもあるのです。 今回は、それについて書きます。 DVの加害者って、「常に」攻…

  • 「親ガチャ」は事実なのに大人はなぜ憤るのか?

    最近流行の「親ガチャ」と言う言葉ですが、この業界の人はみんな感じてたことなんじゃないかな。 でも、大人たち、とくに親御さんはこの流行り言葉が大嫌いみたいですね。 子供が「親ガチャ」という言葉を使う動機も場面も様々だろうに、脊髄反射でキレている大人にはちょっと待ったと言いたい。図星をさされてムッとするお気持ちはわかりますが。 子供はそこまで深い意味で「親ガチャ」と言う言葉を使っていない DNAの親ガチャは事実 唯一、怒っていいケース 「親ガチャ」のせいにする人は「努力の楽しさ」を知らなくてかわいそう 子供はそこまで深い意味で「親ガチャ」と言う言葉を使っていない おそらく子供がその言葉を口にするの…

  • コロナ禍で買って良かったもの(1)生活編

    コロナ禍で授業はすべてオンライン化し、ほぼヒキコモリの生活になりました。 その中で、買って良かったものを備忘録として書いておきたくなりました。生活編と勉強編に分けて書いてみようと思います。 まず、生活の大きな変化と、それぞれについて買って良かったものはこんな感じ。 1)ほぼ一日中在宅するようになった 家(笑) 大容量コーヒーメーカー 筋膜ほぐし 2)電車に乗らなくなった シェアサイクル 縄跳び 3)ほぼ毎日自炊になった 炊飯土鍋 冷凍庫 冷凍弁当容器 5)感染への「不安」 パルスオキシメーター 酸素発生器 1)ほぼ一日中在宅するようになった 家(笑) コロナのために買い替えたわけではなく、買い…

  • 子供の特性を受け入れられない親(1)~よくしゃべるのに国語ができない子

    この仕事、好きでやってますし、自分には一番合っている仕事だと思っています。 ですから、その仕事だけで食っていけるどころかキャンセル待ちが多いくらいの状態を日々ありがたく思っています。 それでも、心が折れそうになるときがあります。 それは、生徒がサボるといった生徒の要因ではありません。 ほとんどが、親御さんが「わが子の特性を認めようとしない」ケースです。 私は仕事の継続よりも本人の成長を最優先に考えていますので、こういうとき、本当に心が折れます。 ざっくり言うと、その生徒が「できない原因」は「性格」や「特性」にあり、まずそこを直さないと伸びないとわかっているのに、どんなに言葉を尽くして伝えても、…

  • 「前にも教えたよね?」は禁句ではない

    以前、「看護師の指導法十か条」のようなものを目にして驚きました。 どれもこれもが「今はここまで新人に優しくしないと訴えられるのか」とゾッとしましたが、とりわけ「『何度教えたと思ってるの?』はNG」という教えに驚愕です。 時代に逆行するようですが、一定の条件下において「前にも教えましたが」ということは言わなければいけないと考えています。 『何度教えたと思ってるの?』 『何度も教えたよね?』 たしかに、親や先生や先輩が、自分の鬱憤を晴らすためだけにこの言葉を使うのはいけません。効果ゼロなうえに、それは嫌がらせだからです。 でも、これは本人のために絶対に指摘しなければいけない点なのです。 何度教えて…

  • 中学受験に必要な「厳しさ」とは~中学受験は修羅の道

    前々回の記事の補足のような記事です。 ちなみに前々回は、子供の「甘え」について書きました。 mikoto2020.hatenablog.com はっきり申し上げて、中学受験は、精神的にまだ幼さの残る子には向いていません。 5~6年前まではそうでもなかったんですけどね(^^; 中学受験をするにあたっては、まず何よりも越えなければいけない壁があります。 それは「子供時代との決別」です。 これを意識しないまま「中受道」に踏み込むと親子の壮絶なバトルが待っています。 いわゆる「子供らしい」時代。 重松清先生の描かれるような小学生像。 これは、大人の目から見ると「ザ・小学生」でけなげで愛おしい。 でも、…

  • ダブルスタンダードな親に聞きたい

    これまでにも、親御さんの「ダブスタ」には書いてきました。 今日は「どこまで厳しくするかは目標とトレードオフです」という話を書きます。 ダブスタの親御さんは、講師に「両立しえないこと」を望まれます(苦笑 これが非常に困る。 例えていえば「一切食事制限したくないけど痩せたい」です。 個人コーチをつける場合、 ・成績優秀者がさらなるレベルアップを望む ・塾についていけていないので、そのサポート のどちらかです。 後者の場合、原因は ・能力不足(努力はしている) ・努力不足(能力はある) のどちらかです(両方というケースもありますが)。 過去記事でも書きましたが、すごくザックリいうと ・中受は才能 ・…

  • 小学生女子の扱いの難しさ~「テヘペロ」

    初めにお断りしておきますが、男女の学力差が云々という話ではありません(汗 長年、小学校低学年から社会人まで教えてきて、「小学生女子」に特有の扱いの難しさがあることを感じるようになりました。(小学生男子は男子で特有の問題点があるのですが、それはまた別記事で) そして、その原因は「小学生女子は、多くの場合『かわいい』と言われて育つ」ことと無関係ではないんじゃないかなと感じております。 もちろん、すべての小学生女子がというつもりはありません(汗)。親御さんが、塾のほかに個人コーチを頼む必要を感じるケースの中で、男女それぞれに問題の原因に違いがあるなという、いちコーチの体験談です。 あくまでもマンツー…

  • 東大2姉妹の母親は何をしていたか~私の場合

    20年以上前の話なのであまり参考にならないかもしれませんが、恥ずかしながら私の親がどういう接し方をしてくれたか、そして私がどんな子供時代を過ごしたか、ご参考までに書いてみます。 ちなみに、私は姉妹揃って東大です。 そして、母は高卒です。女性が高卒なのは当たり前の時代で、それでも祖父は女子大に入れようと画策していたようですが(笑)、母は社会に出たいとさっさと就職決めてしまったそうです。 1)幼稚園時代 2)小学生時代 3)中学生時代 4)高校時代 5)東大時代 6)まとめ、のようなもの。 1)幼稚園時代 やりたいことは、全部やらせてくれました(可能な限り)。幼稚園時代の記憶ってあまりないんですけ…

  • 講師は親のここを見ている(4)~タテマエは百害あって一利なし

    中高生になると、本人が自分で、自分の言葉でコーチと話し合うことができます。 中学生だと多少は親御さんの出番もありますが、高校生ともなるとほぼゼロ。 対照的に、小学生すなわち中学受験では、本人はほとんど何もしゃべらず親が志望校はじめ、ほぼすべてを取り仕切るケースも多いです。そこでは、親とコーチの意思疎通が非常に重要になってきます。 そこでぜひともお願いしたいこと。 タテマエはやめてほしい、子供のために。 我々は、お医者さんみたいなもんです。 ホンネを隠されると、指導方針が「その子のため」になりません。 今回は、志望校についてのホンネとタテマエ、また「指導の厳しさ」についてのホンネとタテマエのギャ…

  • 自粛生活の、あえて「良かった探し」

    1年半ほど前を境に、世界は変わってしまいました。 全世界の人が、それぞれに辛い状況だと思います。 私は早々にヒキコモリ生活に移行しましたが、それはフリーランスだからできたこと。だからといって「自分は(比較的)安全だから世の中はどうでもいい」とは、もちろん思っておりません(汗)。 エッセンシャルワーカーのみなさまのことはもちろん、いろいろなニュースを見ると、そのたびに、大げさでなく毎日胸が痛んでいます。 もはや、「コロナ禍以前」を感覚としては思い出せないのですが(人って慣れるの早いですね)、でも「日常」が戻ってくる日を願います。 そんな状況だからこそ、あえて自粛生活の「良かった探し」をしてみたい…

  • 講師は親のここを見ている(3)~面談&メールの長さ~

    以前書いたこととかぶってる気もしますが、まあブログというのは「その人のブログを過去記事まで全部さかのぼって読む」というものでもないと思いますので、気にしないことにします(笑)。 考えたら、出版されている本ですら焼き直しが多いわけですからね(これは、悪いことだとは思っていません。短期間での焼き直しはよろしくないですが、本というのは予想以上に早く絶版になってしまいますしね) 前置きが長くなりました。 講師側から見て「これは困る…」という筆頭が「面談やメールが長い」ことです。 いや、別にいいんですよ? 前も書きましたけど、私も今必要だなと感じたら小一時間面談してます。 面談やメールが長くて困るのは以…

  • 講師は親のここを見ている(2)~「書類」の出し方

    授業がオンラインに切り替わると、テストや宿題などで書類をやり取りすることが多くなります。今回は、このデータの作り方に、親御さんの「思いやり」「仕事ができるかできないか」「子供への声掛けが適切か不適切か」までが透け透けで見えてしまいますよ、というお話です。 今回は、「受け取って困る度順」で書いていきたいと思います。 1)大量の写メ:困る度数★★★★★ 2)ファイル名に一貫性のないPDF:困る度数★★★★ 3)メールの大量な「補足」を読まないとわからない:困る度数★★★ 4)大量すぎるPDF:困る度数★★ 5)授業直前の資料送付:困る度数★ 6)一貫したネーミングのPDF&優先順位の補足:助かる度…

  • 講師は親のここを見ている(1)~コロナでわかる人間性~

    多くの親御さんは、無意識に家庭教師や個人コーチを「下」に見ていると思います。 「金を払っている」という意識がそうさせるのでしょう。 でも、そう思い込んでいると怖い落とし穴がありますよ、というお話です。 私は、コーチ業とお医者さんは似ているな、と思っています。 身体の不調や、学習の不調を個別に診断し、個々にベストの処方箋を出し快方に導く仕事だからです。 お医者さんに対して「あ~、ヤブだな」と判断するケースはあるでしょうけれども、医師の力量が確かなものだとわかる場合、「お願いします、治してください」となるのが普通ですよね。 家庭教師も同じだと思うんですよね。 ヤブ=へぼコーチなら、見切りをつけて当…

  • 五輪に学ぶ(3)~「子供の実力を見極めること」の大事さ

    今日の女子10000メートルは、見ていて胸が痛くなりました。 なぜなら、「まさに受験レース」を具現していたからです。 競技参加者が全員精一杯やってきた場合、「下剋上」はありえません。 トップが敗退するという番狂わせ、はありますが、それを期待して闘うことは無謀ですよね? 勝ちに不思議の勝ちなし、というヤツです。 レースをメイクしようと先んじて飛び出した廣中選手は立派でした。 でも、結果は実力通りになりました。 受験で言うと、序盤飛び出しは、低学年で塾に入れる先取りコースですね。 最初はいいんですが、結局は王者に抜かれます。 (蛇足ながら、最後の最後までギデイにトップを走らせ利用し最後200メート…

  • アスリートに学ぶ(2)~指導者はどうあるべきか

    柔道ロスのミコトです。 柔道、本当に素晴らしかった!!!!! みなさんそれぞれ「推し」はいらっしゃると思うんですが、私は 新井千鶴さん 濱田尚里さん(本来の文字が環境依存のため、別変換となることご容赦ください) 素根輝さん にベタ惚れですね/// 柔道ロスが激しくて、youtubeで御三方の動画を漁って見続けています/// それはさておき。 今回、日本柔道の大躍進の原動力は、やはり井上康生監督の影響が非常に大きい。 名選手、名監督にあらず、とはよく言われたものですが、やはり「天才」は「なぜできないの?」となりがちですし、「できない子ができるようになるような言語化=声掛け」が苦手なんですよね。 …

  • サピックスの記述問題の「問題」

    まあ、サピックスに限った話ではないのですが。 何度か書いてますが「記述力は集団塾では伸ばせません」という話です。 mikoto2020.hatenablog.com 文章力を伸ばすには、一にも二にも、「丹念な推敲」が必須です。 記述が苦手、と言っても色々あります。 ・そもそもの読解ができていないケース ・主語述語がねじれるなど文法の問題 ・言いたいことが表現しきれていない など、原因は千差万別ですからマンツーマンでしつこくやるしかありません。 集団塾ではそんな時間はありませんから「キーワードがあればOK」という雑な指導にならざるを得ないのです。 そのため、小学生たちは 「正しい文章を書こう」 …

  • アスリートに学ぶ(1)

    23日の開会式を号泣しながら見てそのまま五輪漬けです(^^; もちろんオンオフはメリハリつけて、仕事優先でやってますが! コロナ禍のもと、またメディアスクラムが与党批判のために五輪を否定にかかるという大逆風の中、土壇場でひっくり返る可能性もあるのに水面下で準備を進めたすべてのスタッフとアスリートの皆様に頭が下がります。 ある意味、無観客での開催と言うのは後から考えるとベストの選択だったという評価になる気がしてなりません。アスリートの方々にとっては(もちろん観客の声援がパワーになることはあるのでしょうが)結局、本番では「自分との闘い」になるのだなと痛感させられました。観客がいようといまいと素晴ら…

  • 「特攻」する親

    中受にしろ大受にしろ「特攻」と言われる受験が悪いわけではありません。 本人がそれを望むならば。 特に、大学受験はもう本人が自分で決めるべきですしね。 でも、世の中には「子供に特攻させる親」が少なからず存在します。 今回は、その特徴や弊害について書いてみます。 1)「特攻受験」させる親の特徴と志望校選び 模試の志望校入力欄を無駄にする 実力相応校を一切調べていない 特攻校以外調べない心理とは バクノビに期待しすぎ 2)特攻親の弊害 後ろ向きの受験になる 中受の場合、子供がずっと引きずることになる 相応校や安全校の対策がおそろかになる結果「全落ち」 3)それでもバクノビを期待するなら おまけ:小4…

  • 「わからない」と言われてもすぐに教えてはいけない

    以前も書きましたが すぐ教えるコーチはダメコーチ です。 mikoto2020.hatenablog.com 集団塾は「考える時間」を与えてくれませんから、ただでさえ勉強苦手な子は「考え抜く習慣」がありません。すぐ「わからない」と言います。「わからない」と言えば大人が教えてくれるからです。 子供が「わからない」と言ってきたとき、すぐに教えていませんか? 教える前に「考え抜いた形跡があるかどうか」チェックしてください。 本人が考え抜いた跡があり それでも「ここから先がわからない」と言えるなら、もちろん教えてOK。 でも、 ・本人の能力から考えて、「考えればわかるだろう問題」を、わからないと言って…

  • コスパの良い人生とは

    何度も書いてますが、私は人生に「コスパ」という概念は一番そぐわない、と思っています。(これまた何度も書いてますが、かの養老孟司先生も「究極のコスパは今すぐ死ぬこと」と仰ってます。) でも、あえてその流行に乗るとしたら。 「コスパの良い大学」とは、昔のMARCH、今なら日東駒専な気がします。 ここで言うコスパは、稼ぎとかそういうことではなくて「日々、幸せを感じられる確率が高い」というイメージです。 偏差値は高けりゃいいってもんじゃないといいますか。 持って生まれた地頭が突き抜けていて東大いかないともったいないとか、本人が勉強オタクだとかならいいんですけどね、東大目指しても。 「上」に行けば行くほ…

  • 「親の欲目」の逆パターン

    個人コーチやってると、よくいて困るのは「ウチの子はもっとできるはず!」と、子供が発達障害でも認めようとしなかったり、子供の潜在能力の限界を無視する親御さんなんですが、ときどき逆パターンもあります。 「親の欲目」の逆パターンとでも言えばいいんでしょうか。 生徒の良いところを伝えても「でも〇〇ができないので」という方と、それが極端になると「ウチの子は発達障害だと思うんです」という方がいますね。 パターン別に分析してみたいと思います。 1)子供の良いところを認めようとしない親 2)ウチの子は発達障害だ!と言う親(第三者から見てそうだとは思えないケース) ・男子っぽい女児に対する母親の嫉妬のケース ・…

  • エクセルでスケジュールを作るな

    この稼業やってると、しばしば出会うのが「エクセル親父&ママ」。 もし、あなたが今。 エクセルで子供のスケジュール作っていたら。 今すぐやめましょう。 意味、ないです。ましてや、講師にそれを見せて「その通りにやってくれ」とかナンセンスです。 それ、仕事した気になってるだけです。 正直、ご家庭からエクセルのスケジュールとか見せられると「ああ…この親御さんは『仕事のできない人』なんだな」って思っちゃいます、ごめんなさい。 相手は子供。理解の進み具合によって、かかる時間は全然違います。時間管理なんて意味ないです。 表が無駄だって言ってるわけじゃないです。大人だって、可視化するのは大事。だから、作るんだ…

  • 高校受験のススメ~「内申」ってそんなに怖い?

    都内に限った話ですが、中学受験は過熱の一方です。 小学校低学年からの通塾は、リスクのほうが大きいと思っています。 詳しくは過去記事をどうぞ。 mikoto2020.hatenablog.com mikoto2020.hatenablog.com で、そもそもなんでこんなに都内中受が過熱しているのか。 原因は、大きく3つのようですね。 1)公立小中の授業が退屈すぎるからもっと速く進めたい 2)「できる子」が抜けたカスカスの公立中なんて行かせたくない 3)公立中の内申システムがクソ! おまけ)公立中→高校受験の大いなるメリット 1)と2)については、多少わかる部分もあるのですが、3)については大い…

  • 「とりあえずサピ」は正しいのか~「降りられない悲劇」~

    何度も書いていますが、私は「自分に合う塾がベストな塾」と考えています。 鶏口か牛後か、でも書きましたけど、「属する集団で自分が常に平均以下」ってかなりつらいですし、その「集団」って「中下位」は見てくれませんからね。 「集団の中下位をこそ伸ばそう」としてくれるのは、公立小中くらいのもんですよ。 最初の塾選びは、慎重にしたいところです。 よくあるケースが「とりあえずサピ、ついていけなくなったら転塾すればいい」という安易な選択で、これは非常に危険です。 なぜなら「入ってしまった以上、なかなか抜けられない」からです。 「合わなかったら抜ければいい」と言ってる親御さんほど、サピに傾倒していきます。 サピ…

  • 「塾ナシ」で伸びる子、向いている子とは

    何度も書いてますが、私の生徒は6~7割が塾ナシです。 それで東大はじめ、第一志望の難関校受かってるんだから立派なものです。 彼らはまた、「私と勉強始める前より学力が超大幅アップ」しているのも特徴です。 自分を持ち上げたいわけではありません(まあ正直ちょっとそれもあるけど(笑))。でも実際、私のところに来るまでは「とうてい無理」と言われた、偏差値にして10~20超の学校に受かっていってるからほんと尊敬します、彼らの力を。 彼らのことをつらつらと思い出してみると、共通点がありました。 第一志望に惚れ込んでいる 自分のことをわかっている 教科ごとの凸凹が大きい スタートが遅かった 親が口を出さない …

  • 仏の顔も三度まで:「キレる子」は受験の前にやるべきことがあるだろ

    年々増えてます、すぐキレる子。 私は基本的にどんな生徒でも、それぞれの原因に合った対処はできます。 できますが。 それでも内心「勘弁してほしい」と思うのがこの「キレる生徒」です。 キレやすい子は会った瞬間にわかります。 その子達のうち、たいていの子は授業を1~2度やると「この先生は違う」「面白い!」となって、まるで人が違ったように勉強し始めます。このタイプは、それまで親から点数だけで評価されて鬱憤が溜まっていただけで、正当に評価してあげればやる気を取り戻します。 一方、いつまで経ってもキレる生徒は存在します。 そうなると、こちらもとりあえず「地雷を踏まないように」が最優先になります。それって、…

  • 中学受験はもはや「競技」と化した

    昔は良かった、などとノスタルジーに浸るつもりではないです。 実際、中高大どこも昔とは難易度が段違いだし。 ただ、今の受験は、なんていうんだろう… 「情報戦」の側面が高くなりすぎてないか? 「効率最優先」になりすぎてないか? という懸念を強く持ってはいます。 昭和~平成初期の受験って「学力を上げれば受かる」という正攻法が通じていた記憶があるんですよね。併願戦略とかもほとんどなかったし。自分も、東大一択で赤本はそれしかやらなかったし、私大滑り止めはノー勉。周りもみんなそんな感じでした。今は10校くらい受けるのが当たり前と聞いて時代は変わったなあと感じています。 林修先生の「今の東大は下がすっからか…

  • そもそも「合格」という言い方がおかしい~「入試」から「選抜」へ

    大学入試および公立高校入試の名称が変わって本当に良かった。 私立中学も後に続いてほしいですね。 これはずっと言い続けてきたことなんですけど、「上から順に採るだけの試験」で「合格不合格」という言葉を使うこと自体が不遜だと思っています。 たかが言葉をいじっただけじゃないか、と言われるかもしれません。 でも、人がある単語に対して抱くイメージというのは強力です。 たとえば、これは多くの方が言われていることですが「いじめ」「虐待」という言葉が事件を軽く見えさせてしまう問題がありますね。 「いじめ」は集団による「恐喝」「暴行」「障害」ですし、 「虐待」は家庭における「暴行」「過失致死」ですよね? 「入試」…

  • その志望校、「本人の」志望校ですか?

    本気のチカラってものすごいです。 一番わかりやすい例は恋愛ですね。 誰かを本気で好きになったら、普段の自分では考えられないほどの努力や行動力が生まれてくるのは、誰しも経験があると思います。 私は、年度によって上下動はありますが、6~7割は塾や予備校なしの生徒です。 塾や予備校ナシの受験は、一般に思われているより成功率が高いです。 これまで、塾予備校なし&受験勉強期間1年でバクノビして難関校に受かった生徒たちの共通点は、みんな「志望校熱望」だったことです。 ここで、勘違いなきように。 中学受験のみならず、高校受験や大学受験でも、個人コーチ開始の顔合わせ時に志望校を尋ねると、たいていお母さんが先に…

  • サピックス:プリント整理が親の仕事???

    サピックスのテキストの管理、親御さんが全部やっているお家が多いですね。 でもそれ、おかしくないですか? 小学校高学年ですよ? それくらい自分でやれなくてどうするんだろう。 今回は「テキストは子供に整理させたほうが学力にプラス」というお話です。 1)テキスト管理を親がするサピックスの違和感 2)プリント整理もできない生徒は、内容を覚えていられない 3)「段取り」をする力が身につかない 4)俯瞰できない 5)子供が「勉強してやってる」につながりがち 6)親の不安が煽られがち 7)テキスト整理は本人にさせるべし 1)テキスト管理を親がするサピックスの違和感 サピで中下位の子を教えていると、共通の違和…

  • 伸びない子の「家」は床が見えない

    もちろんすべてに当てはまるわけではありませんが、伸びない子のお宅は「床が見えない」ことが多かったですね。 家の広い狭い、とは別の問題です。 まあ確かに家は広いに越したことはありません。自分の場合は、居住空間が狭いと頭の中までごちゃごちゃしてくるので100平米超の家を選び、すっからかんに暮らしています(除く書庫&書斎)が、非常に快適です。 それはさておき、「床が見えない」とは。 ・汚部屋 ・本が階段や床に積んである ・モノが多すぎる ・伺うたびにIKEAとかニトリとかの「便利グッズ」「便利家具」が増えていく こんな感じですかね。 汚部屋は論外として、あとの3つは「あれもこれも欲張ってゲットしてし…

  • 「サピックスでは伸びない子」とは

    「信者」がもっとも多いサピックスに関してこの記事を書くのは少々覚悟がいりますが、だからこそ書かなければとも思います。 以前も書きましたが、私は「塾ナシ」の生徒さんと「塾と併用」の生徒さんをお預かりしていますが、「塾と併用」の生徒さんの塾の多くがサピックスです。 それこそアルファから最下位のAクラスまで幅広く伴走してきました。 その中で確信したこと。 それは「サピックスだけでは中下位は伸びない」ということ。 第三者的に見て明らかにオーバーワーク、転塾が望ましいなと思っても、中下位の親御さんは「でもサピについていけばそれなりにいいとこに入れますから」と言います。 宗教に近いものを感じます。 サピッ…

  • 効果があった参考書&問題集(1)国語編・

    うちには6畳の「書庫」があります。大工さんに作ってもらいました。 学校や集団塾の先生なら「自分のやり方」を通すことが許されているんでしょうが、我々はオーダーメイド。偏差値30~70と幅広いご依頼に応えるには、教材研究が欠かせません。まあ、勉強オタク&教材オタクだからという趣味の側面も否定しませんが。 「買って良かった!」「神本!」と感じる教材の中で、あまり人に知られていない本をご紹介したい。半ば「信者の布教」ですね(笑)。一方で、自分のための備忘録でもあります。 とりわけ、国語&現代文は「どうやって自学したらいいかわからないNO.1の科目」ではないでしょうか。目についた参考書はかたっぱしから買…

  • 子供の前で言ってはいけない言葉

    子は親の鏡、とはよく言ったものです。 長年私塾経営や個人コーチをしていて、つくづく「子の親にしてこの子あり」は真実だなと感じています。良い意味でも悪い意味でもね。 今回は「子供に間違った価値観を植え付ける」という観点から「言ってはいけない言葉」を上げてみたいと思います。 1)「公立なんて」 2)「〇〇校は出口がね…」 3)下位クラスを馬鹿にする発言 1)「公立なんて」 筆頭はこれ(苦笑)。 私立中受験を選んだ親御さんの公立中憎悪は怖くなる時があります(苦笑)。 人って「自己肯定バイアス」がかかるんですよね。 自分の選んだ道は正しい!と思いたい。 だから、選ばなかった道(=公立中)を過剰に否定す…

  • 辞書を好きになるゲームのアイデア2つ

    今日は、先日思いついた「辞書を好きになるゲーム」をご紹介します。 タイトルは「子供が」となっていますが、中高生も大いに活用できるゲームです! 前置き)なぜゲーム形式が良いか 1)辞書ゲーム 2)和同開珎・漢字クイズ 3)このゲームをやるときの秘訣 4)中高生向け 前置き)なぜゲーム形式が良いか 子供が勉強嫌いになる理由の一つは「勉強=問題を解くこと」になってしまうからです。たしかに、幼いころから知的好奇心にあふれ、どんどんドリルをやるのが好きな子もいます。本来、勉強というのはそういうものです。面白いからやる、それだけ。 テストが好きな子って「できるから好き」なんです。 自分にはまだできないこと…

  • ドラマにおいて「毒親」が許されてしまう不気味さ

    ドラマにはよく「毒親」が出てきますね。でも、その毒親がきちんと断罪される展開って少なくないですか? コロナ禍で、以前はほとんど観なかったテレビドラマを見るようになりました。私らの仕事っていわゆるゴールデンタイムが就業時間なので(笑)、テレビドラマをリアルタイムで見ることってないんですよね。録画するほどでもないし。というか、地上波自体ほとんど観ないし。でも、コロナ禍でhuluやアマプラはじめ、ザッピングして見たら結構面白そうなので見るようになりました。やはり仕事柄、教育関係の物が多いです。 するとね、まあ出るわ出るわ、毒親のオンパレード(苦笑)。 とりわけ「教育虐待」モノが多い。 でね、もうほん…

  • コーチを頼む前に最低限しつけをしてくれ

    塾に入れたりさらに課金して個別や家庭教師を頼む前に、なんで最低限の「しつけ」をして「教わる姿勢」を整えてから来ないのかな…という家庭にたまに遭遇するとげんなりします。 無理だから愚痴ってるわけじゃないです。実社会でしかも生き馬の目を抜く業界で揉まれてきてますから問題児が扱えないわけではないし、たいてい生徒は生まれ変わったように勉強好きになっちゃったりして大感謝されることが多いんですけどね。 それでも、本当に、やる気のない子というのはこちらのHPの削られ方が半端じゃありません。これで「自学できる子」と同じギャラというのは間違っている。 個人契約の場合は、生徒によって私の判断で料金決めさせてもらっ…

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