労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…
作業環境測定士としての経験してきたことを回顧録として書いています。資格を取得したい人のために書いていますが、日常の仕事、生活の中で感じたことを日記として記録しています。
資格試験で大事なことは、ここがゴールではなくてスタートラインだということです。たいていの資格は、仕事のために必要だから取っていると思います。だからこれがないと仕事が始まらないはずなのです。ところが、試験の準備をしているうちに、なにかここがゴールのように感じて燃え尽き症候群というか脱力してしまって、せっかく勉強したことも忘れてしまっているといったところではないでしょうか。もちろん合格点を取ること…
試験をうまくこなすには集中力ではなく、リラックスです。もちろん集中力を欠いた状態ではうまくいきません。リラックスと注意力散漫とは違います。 立て続けに4科目を受けますから、前の科目のことは綺麗に忘れて、次に望むこと。そして判らない問題で頭を使い過ぎないことです。 考えて判る問題と、考えても判らない問題を見分けることです。考えて判る問題は、一度どのくらいの時間がかかるかを測って見ましょう。知…
測定士試験は2月15日である。勉強会に参加していた後輩は海外出張に出られなくなって、試験は受けられるようになった。せっかく積み上げてきたのだから、無駄にならなくてよかった。2種の4科目は取りだめ式なので、1科目でも合格すれば次回免除される。2年間は有効なので、半年に1回のチャンスであるから、1科目ずつ合格すれば、2年以内に要件は満たす。まあそんな人は少ないだろうから。4科目一挙に合格してもらい…
測定士に出来ることは実は測定以外にたくさんあるのだということを若いころは意識させられていた感じがあります。 改善のためのアドバイスはありますかとか、レポートには思ったことを自由に書いておいてとか。いった先々でいろんな人たちに相手をしてもらって、応対してもらって、育ててもらったという感じです。その意味では運が良かったというか、不思議なめぐり合わせがあったのだと思います。 いつしかその日そ…
分析概論の20回目は放射能の単位に関することです。 ベクレル(Bq)とは、食品や土壌に含まれるセシウムなどの「放射能の総量」を表し、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量であると定義されます。 ここで注目して欲しいのは1秒間あたりということです。ですから単位(Bq)の次元は(s-1)を持っているのと同じです。 放射線の数とはcpmで表され、測定器で測定された1分間当たりの放射線の数そ…
デザイン・サンプリングの20回目は作業環境評価に関することです。 1日測定の幾何標準偏差は0.084の重みづけが加算されるので標準偏差の最小値は1.95になります。これは日間変動があるものとして推定値として評価するもので、評価値を計算するとき安全側(データが高くなる方向)のなるように加算されています。これは経験的に得られたものです。 A測定の第1評価値は推定された上位5%の推定値、第2評価値は推定さ…
関係法令の20回目は労働安全衛生関係法令の試験範囲の残りの部分に関することです。 常時特定粉じん作業を行う労働者に対しては3年以内ごとに1回、じん肺健康診断を行わなければならない。そのうちでじん肺の管理区分が2または3である者は1年以内に1回ごとにじん肺の健康診断を行わなければならない。頻度が区分されていることに注意して下さい。また記録の保存は測定記録の保管期間と同じく7年であることも注意…
労働衛生一般の20回目は作業環境評価基準に関することです。 管理濃度は気中濃度測定で得られたデータを統計的に処理して評価値を算出し、これと比較して作業環境の良否を判定するための数値です。 天井値とは、その値を超えることが望ましくないレベルの数値であり、通常、管理濃度より高い値となっています。これをもって管理濃度を決定したものはありません。 許容濃度は労働環境の場で1日8時間、週40時間…
分析概論の19回目はX線回折分析に関することです。 分析では、通常CuのKα線が用いられています。原子番号が大きくなると外殻の電子と原子核の引力が強くなるため、大きなエネルギーが発生します。また、フィラメントに流れる電流が大きくなると、熱電子の量が増えるため、発生するX線の強度は強くなります。X線は加熱したフィラメントに電流を流し、金属製の陽極との間に電圧をかけて、フィラメントから出る熱電…
デザイン・サンプリングの19回目は有害物質の捕集に関することです。 多段平行板中を流れる粒子は自然沈降して捕集されます。したがって、流れが多くなると通過時間が短くなり、その分より大きな粒子がろ紙に届くことになります。つまり、平均粒子径は大きい方にシフトし、測定値は高くなります。 慣性衝突式分流装置で吸引流量が少なくなると、大きな粒子が衝突板に捉えにくくなり透過する粒子のうち大きな粒子が増…
関係法令の19回目は鉛中毒予防規則に関することです。 鉛業務を行う作業場所においては毎日1回以上、真空掃除機又は推薦によって清掃をすることとなって今 鉛中毒予防規則で鉛合金とは、鉛と鉛以外の金属との合金で鉛が重量の10%以上含まれているものをいうとされています。 鉛業務を行う作業場所においては毎日1回以上、真空掃除機又は推薦によって清掃をすることとなって今プッシュプル型換気装置及び除じん装…
平日は夜間の作成しかしませんので試験解説の方も日付が変わるころになっています。昨日は休日だったのですが櫃間忙しくて深夜、日付が変わってから入れましたので、本日はお休みにしておこうと思います。気が向いたら書くかもしれません。あと7回分だったと思います。 試験で大切なことは、十分な準備をして臨むことです。どんなに簡単に思えても、あらかじめ準備しておかないといけません。出来がどうだったか当日は…
労働衛生一般の19回目は健康障害に関することです。 低体温症は全身が冷やされることよって体内の温度が35℃以下に低下した状態で、意識消失、筋の硬直などの症状がおこることです。直腸の温度が35℃以下になると低体温症と診断されます。 人力のみで重量物を扱う際の限度は18歳以上の男子では体重の概ね40%ですが、女子はさらにその60%を限度とします。 体重60kgなら男子は24kg、女子は14…
分析概論の18回目はガスクロマトグラフの分離性能に関することです。 理論段数は簡単にいうとカラムの分離性能の高低を表す数値です。ガスクロクロマトグラフの場合、吸着と脱着を繰り返す回数と、カラムのどの位置で繰り返し起こるかが問題になります。したがってカラム長さが2倍になると保持時間は2倍になり、理論段数は2倍になります。検出される量が変わるわけではないので、ピーク面背には影響が在りません。…
デザイン・サンプリングの18回目は統計に関することです。 環境気中濃度は低濃度位置にデータが集まるいびつな形になっており正規分布していません。これを解消するため濃度軸を対数変換して幾何平均値を中心にした左右対称な分布に近似させます。分布が対数正規分布に従うというとは、対数をとることによって横軸の変動が幾何平均値を中心とした正規分布に近似できるということです。これは幾何平均値を中心として左右…
関係法令の18回目は酸素欠乏症等防止規則に関することです。 酸素欠乏等とは、空気中酸素濃度が18%未満である状態と硫化水素濃度が10ppmを超える状態の両方を指します。酸素欠乏とだけ書けば当然酸素濃度18%未満の状態のみを指します。酸素欠乏症等とは酸素欠乏症又は硫化水素中毒をいい、酸素欠乏症は酸素欠乏の空気を吸入することにより生ずる症状が認められる状態をいいます。 第2種酸素欠乏危険作業は労働安…
労働衛生一般の18回目は防毒マスクに関することです。 隔離式マスクは吸収缶が顔にフィットさせる直結式とは異なり、吸収缶を大きくできるので対象ガスの種類、濃度範囲とも大きくできます。ただし、際限なく吸着するものではなく、高濃度に場合は送気マスク等を使用しなくてはなりません。 有機ガス用マスクの吸収缶には活性炭が用いられています。温度が高いと、活性炭内で脱着吸着が活発になり、一度吸着した物質…
分析概論の17回目はガスクロマトグラフの検出器に関することです。 ECDは電子を捕獲することのできる分子であれば高感度で検出でき、また電子を捕獲する特徴から、選択性が高いといえます。トリクロロエチレンのような塩素を含む物質では検出感度が高くなります。飽和炭化水素では電子に対する親和性が低いので感度は得られません。 FIDは水素炎中で物質が燃焼するときイオン化され電流が発生することを利用し…
2月25日に2種の試験がありますが、私の教え子が受験出来ないかも知れません。6か月かけて準備してきたのですが。ただ、海外出張なので昨今のオミクロン株拡大で延期になるかもしれません。私として延期になって無事受験できればなと思っています。 測定士は試験が終わって指定講習が必要ですから、早く仕事を始めようと思えばさっさと合格して前に進まなくてはなりません。測定機関にお勤めの方は是非個人サンプラー…
デザイン・サンプリングの17回目は放射性物質のサンプリングについてです。 ベクレル(Bq)とは、食品や土壌に含まれるセシウムなどの「放射能の総量」を表し、1秒間に1つの原子核が崩壊して放射線を放つ放射能の量であると定義されます。 ここで注目して欲しいのは1秒間あたりということです。ですから単位(Bq)の次元は(s-1)を持っているのと同じです。 空気中の放射性物質量と放射線の総量(放射能)は1秒…
関係法令の17回目は事務所衛生基準規則に関することです。 事業者は、機械による換気のための設備について、はじめて使用するとき、分解して改造又は修理を行なつたとき、及び二月以内ごとに一回、定期に、異常の有無を点検し、その結果を記録して、3年間保管しなければなりません。(第9条) 事務所衛生基準規則による室内の空気の基準はCOで50ppm以下、CO2で5000ppm以下となるように換気しなければならない…
労働衛生一般の17回目は保護具に関することです。 有害性の高い物質を扱う作業ではろ過性能の高いマスクを使用することが必要です。使い捨て式のマスクではろ過性能が低いので、取り換え式を用いるべきです。 マスクは密着性を要求します。面体の接顔部にメリヤスを使用すると密着性が低下するので好ましくありません。 粉じんとオイルミストが混在する場合、液体、固体の両方に対応でできることが必要です。また…
分析概論の16回目は蛍光光度分析法に関することです。 蛍光現象は分子が光のエネルギーを一旦吸収し、放出するときに発するものです。基本的に吸収したエネルギーよりも低いレベルのエネルギーしか放出しません。つまり入射光よりも長波長側に蛍光がでます。したがって、照射する光はエネルギーレベルの高い紫外部から可視光線でも波長の短いものが利用されます。また、溶媒は紫外線や入射光を吸収しないものでなくては…
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労働衛生一般の7回目は問11が騒音に関すること、問12が酸素欠乏に関することです。 騒音の暴露を受けると体がそれに対応してさまざまな変化を見せます。自律神経系や内分泌系にも影響を与え、交感神経の活動の亢進や副腎皮質ホルモンの分泌増加がみられます。そのため、人によってはめまいや動悸を引き起こすことがあります。耳鳴りを伴うようになるのもその変化のひとつです。 人が聴くことが出来る最小の音圧を20μ…
分析概論の6回目は問9が試薬の使用例、問10が検知管に関する出題です。 塩酸とアミン、水酸化ナトリウムと無機酸の液体捕集は中和反応を利用したもので、最も一般的な方法です。 活性炭素に吸着した成分を脱着する溶媒として二硫化炭素を用います。二硫化炭素は極性が小さく、活性炭と結びつきが強いため活性炭に吸着した成分をはがす役割をします。 メタノールは極性が強く金属キレートを生成した成分をはがすに…
デザイン・サンプリングの6回目は問9が有害物質の性質や物性、問10が固体捕集方法に関する問題です。 作業環境測定で遊離ケイ酸として扱うのは石英、トリジマイト、クリストバライトの3種類です。 コールタールは常温常圧で液体であり、空気中には液状の微粒子として拡散します。いわゆるミスト状での拡散です。 ヒュームは金属が気体から一気に固体になった時に生成する非常に微細な粒子です。ミストは液滴であ…
今日は試験解説を休んで、測定士の資格についてです。 最近1名仲間が減りました。家庭の事情なので、詳しくは申しませんが、1年ほど前に仲間に加わったばかりの若い測定士です。 前の会社でも活躍していたのは、現場の野帳を見れば判ります。実に几帳面に必要な情報が記録されています。 落ち着いたら、次の就職先でも測定士として活躍してほしい人材です。 測定士は初回の登録時に都道府県番号と個人番号が付与され、…
関係法令の6回目は問9が作業環境測定基準に関する問題、問10が作業環境評価基準に関する問題です。 騒音の測定においても測定基準通り測定点を配置しますが、測定点の高さは人が立って作業するときの耳の位置を想定しており、床上120cm以上150cm以下です。粉じんの測定では高さを50cm以上150cm以下とすることになっています。この違いに注意して下さい。 騒音の測定では10分間の等価騒音レベルを測定しま…
労働衛生一般6回目は問9が温熱環境に関する問題、問10が局所振動に関する問題です。 WBGTは屋内の場合、乾球温度は評価に加えず、湿球温度、黒球温度から算出すし、乾球温度は用いません。屋外の場合は自然通風下での湿球示度、黒球示度、自然通風下での乾球温度から算出します。 算出値が大きいほど影響が大きいことを表します。熱に順化した人は順化していない人よりも高い値に耐えられることになります。 W…
分析概論の5回目は、問7、問8とも測定に使用する機器の問題です。 2種類の金属の接合部に生じる起電力の差をゼーベック効果といいます。白金抵抗温度計は純度の高い白金の抵抗値が温度とともに変化することを利用しておりゼーベック効果とは関係ありません。 マイクロシリンジはガラス部分に均等に目盛が打たれており、針の部分は計量には含まれていないのが一般的です。 ガス高圧容器の色は法令で黒、赤、緑、灰色など…
今日、作業環境測定士の受験申請書を取りに行ってもらった。 各地とも労働基準協会などで配布するので、受験予定の方は忘れずに取りに行くか、安全衛生技術試験協会から送ってもらうと良い。初めて受験する方は、受験資格のあることを証明する書類が必要になるので、取り寄せる時間も頭にいれておくこと。 試験協会のホームページはこちら。 https://www.exam.or.jp/ 厚生労働省管轄は人の要件を要求するものが多い…
デザイン・サンプリングの5回目は問7が物質の極性、問8が試料採取方法についてです。 分子の極性を考えるとき注目するのは分子の形と電荷の分布です。電荷の分布に影響するのは電子を引き付ける力(電気陰性度)の大小です。 二硫化炭素は分子が直線状で左右対称のため無極性です。ベンゼンはベンゼン環の電子が共役二重結合で電子の分布が均等。四塩化炭素は分子が4面体で電荷の分布が釣り合っています。そのため極性が…
関係法令の5回目は問7が機械、器具に関するもの、問8が作業環境測定士に関するものです。 危険、有害な作業が必要である、危険な場所で使用する、健康障害を防止するために使用するものは厚生労働大臣の定める規格を具備しなければ譲渡し、貸与し又は設置してはならないというのが労働安全衛生法第42条の趣旨です。 電動ファンつき呼吸用保護具、ろ過材及び面体を有する防じんマスクは厚生労働大臣の定める規格が規…
労働衛生一般の5回目は問7が金属による障害、問8が有機溶剤による人体影響の問題です。 金属による健康障害はまず接触による皮膚への障害、ついで粉じん等を吸入することによる気管枝、肺への障害、そして神経系統への障害とありますが、金属それぞれ影響の現れ方に特徴があります。 ヒ素では皮膚に現れる角化症、黒皮症。コバルトも皮膚への障害。クロムは鼻中隔穿孔。インジウムは呼吸器に現れる間質性肺炎。また…
作業環境測定士試験の解説を続けてきましたが、ここで一息。 資格取得を目指しておられる方へのアドバイスになるかどうかは判りませんが私の経験から一つ。 作業環境測定士は取得まで非常に費用も時間もかかります。 試験合格後、2種の講習、1種は科目ごと。最近の受講料を調べたわけではありませんが、全部取ろうと思ったら大方50万円くらいにはなると思います。また、全科目の受講には足掛け2年くらいは必要になるで…
分析概論の4回目は問5はpHの計算、問6は濃度の計算といった問題です。 pHの計算は化学の最初に勉強する基本的な内容ですが、対数の取り扱いに戸惑う人が多いようです。希薄溶液でのpHの定義は-log10[H+]です。 ここで[H+]というのは水素イオンの体積モル濃度を表します。つまり、0.1モルの塩酸水溶液があって100%電離していると水素イオンは0.1mol/Lだから、pHは1.0ということです。この溶液を水で2倍に薄めると…
デザイン・サンプリングの4回目は問5が騒音測定に関すること、問6が有害物質の蒸気圧に関することです。 騒音の測定は指定作業場での測定ではなく、測定士でなくても担当できる分野です。測定点の置き方は測定基準によって決められていて、粉じんに準じて行うことになります。試験で良く出題される論点は測定点の高さです。 騒音の場合は作業者が立っているときの耳の位置を想定しています。粉じんの場合は作業者が座って…
関係法令の4回目は問5が作業環境測定に関すること、問6が製造許可物質に関することです。 作業環境測定に関するといっても、測定士以外でも担当できる指定作業場以外のことです。指定作業場以外にも労働者が就業するにあたって、換気、酸素欠乏、騒音、温熱、焼却炉など健康にかかわることは測定して、環境状態を把握しておくことが大切だ。 作業環境測定は労働安全衛生法の第65条に規定があるが、労働者の就業環境につい…
労働衛生一般の4回目は問5発がん物質、問6は粉じんの影響です。 発がん物質と発がん部位の問題は必ず出題されます。 ここにあげられが物質は良く知られたものばかり。石綿による中皮腫などは、因果関係がはっきりしていて、労災認定が確実なものもあります。 試験では膀胱がん関係が良く問われてきましたが、回次によって変わるので過去問題にあったものを中心に頭に入れましょう。 ベリリウムによる障害はベリリウム肺…
分析概論3回目は問3,4で分圧の問題、有機化合物の問題です。 これもお決まりの出題です。AとBの気体を混合したときそれぞれの分圧は体積で決まります。気体の体積はモル数と一致しますから、質量で与えられたら何モルかを計算します。質量を分子量で割ってモル数を出しますが、このあたりがもしあやふやなら、高校レベルの化学、復習してください。Aは2モル、Bが3モルなら全体は5モル、Aの分圧は2/5、Bの分圧は3/5…
デザイン・サンプリングの3回目は問3,4です。 問3はA測定に関する問題。A測定というのは有害物質の空間濃度の把握ですが、空間の濃度は時間的にも、空間的にも変化しているので平均的は濃度がどのレベルにあるのかが判らない。採取できる数にも限度があるので、代表的な位置でサンプルを取り、統計的な処理を行う。 そのためランダムに採取するが適当に位置を決めると、どうしても発生源(濃度の高い場所)に眼がいって…
関係法令3回目は問3,4です。これも定型的に同じ順番で出題されています。 安全衛生教育、特別教育に関するものですが、作業環境測定士は衛生の担当ですから、危険有害業務に関するものに注目してください。 安全では、職長教育が必須になる業種が6種類言えますか。建設業、製造業(一部除く)、電気業、ガス業、自動車整備業、機械修理業ですね。 特別教育が必要な業務に何がありますか。また、いつ実施するとされて…
労働衛生一般の3回目は問3,4からピックアップします。 化学物質の代謝について試験で問われているのはトルエン、キシレンの代謝物。トルエンはベンゼン環にメチル基が付いた形、キシレンはメチル基が2つついた形。トルエンは馬尿酸になり、キシレンはメチル馬尿酸になる。つまりメチル基が一つ多いから。 有機化合物はばく露を受けるとすぐに代謝を始めるので半減期が短い。そのため作業者には仕事を始めてから2,3時…
テーマは同じ趣味や興味を持つブロガーが共通のテーマに集まることで繋がりができるメンバー参加型のコミュニティーです。
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